JPH07132459A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JPH07132459A
JPH07132459A JP27537993A JP27537993A JPH07132459A JP H07132459 A JPH07132459 A JP H07132459A JP 27537993 A JP27537993 A JP 27537993A JP 27537993 A JP27537993 A JP 27537993A JP H07132459 A JPH07132459 A JP H07132459A
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JP
Japan
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grindstone
grinding
grinding wheel
ground
truing
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Withdrawn
Application number
JP27537993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuusuke Ichinose
祐亮 一ノ瀬
Atsushi Kawai
淳 河合
Seiji Yamaguchi
清治 山口
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP27537993A priority Critical patent/JPH07132459A/ja
Publication of JPH07132459A publication Critical patent/JPH07132459A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石により、被研削物の研削を行いながら、
砥石を電解ドレッシングする場合に、ツルーイング装置
により同時的に砥石角部の形状修正も行えるようにした
研削装置を提供するものである。 【構成】 超砥粒を導電性ボンドで固定した砥石を回転
して、被研削材を研削しながら、砥石とこれに近接して
設けた電極間に電解液を介して通電して砥石を電解ドレ
ッシングする研削方法において、砥石両端角部に対向し
てそれぞれツルーイング砥石を回転自在でかつ揺動自在
に配設し、被研削物の研削と砥石の電解ドレッシングと
砥石の形状修正を同時的に行えるようにしたことを特徴
とする研削装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超硬砥粒で形成された
砥石を用いて研削加工する場合に、研削加工しながら砥
石の電解ドレッシングを行う研削装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ロ−ルの研削加工には、超硬砥
粒により形成された砥石が用いられているが、この砥石
は、連続使用すると研削屑が砥粒間に混入したり、被研
削材が砥石に溶着して目詰まり状態となり、研削能率が
著しく低下する。そのため、随時研削を中断して砥石の
研削面を適当な工具で除去して鋭い刃を出現させる必要
がある。この作業を一般にドレッシングと呼んでいる。
【0003】このドレッシング方法として、被研削物の
研削加工を中断しないでドレッシングを行うインプロセ
スドレッシング方法が提案されている。このインプロセ
スドレッシング方法には、ダイヤモンドやCBN粒子を
導電性のボンドで固めた砥石を被研削物に回転・接触さ
せ被研削物を研削加工しながら、砥石に通電状態を発生
させ、砥石を電解によりのドレッシングする電解ドレッ
シング方法がある。
【0004】この電解ドレッシング方法は、より詳しく
は、図5に示すように、被研削物aに接触・回転する導
電性砥石bを、電源dの正極側に接続するとともに、こ
の砥石bの周面に近接して配設した電極cを電源dの負
極側に接続し、この2つの極間に電解液eを供給して通
電し、砥石の砥粒間の研削屑を電解により除去すること
を特徴とするものであり、被研削物aを砥石bで研削し
ている時に同時的に行っている。図中fは研削中、被研
削物aと砥石b間に供給される研削液である。
【0005】従来、この電解ドレッシング方法において
は、砥石周面の幅方向に対して均一な電解電流を通電す
るようにしており、この砥石の周面は幅方向にフラット
(被研削面に平行)にドレッシングされるようになって
おり、砥石の摩耗の進行とともに、この砥石に鋭い角部
が生ずる。
【0006】一般には、砥石の幅は、被研削面の幅より
小さく、砥石は、幅方向に平行移動して研削幅を確保す
るようになっており、この場合、砥石の角が鋭いと、こ
の角部が被研削面に擦り疵(送りマーク)を発生させ、
研削面の表面性状を低下させる懸念が大きい。このた
め、砥石が摩耗して鋭い角部を生じた場合、研削を中断
し、例えばダイヤモンドツールでこの角部の形状修正
(角とり)を行っている。
【0007】しかし、この場合、研削を中断する必要が
あるため、研削の生産性が低下することは避けられな
い。また、別途形状修正のための装置と作業が必要であ
り、設備コスト増、作業コスト増になることは避けられ
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、砥石によ
り、被研削物の研削を行いながら、砥石を電解ドレッシ
ングする場合に、ツルーイング装置により同時的に砥石
角部の形状修正も行えるようにした研削装置を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、超砥粒を導電
性ボンドで固定した砥石を回転して、被研削材を研削し
ながら、砥石とこれに近接して設けた電極間に電解液を
介して通電して砥石を電解ドレッシングする研削方法に
おいて、砥石両端角部に対向してそれぞれツルーイング
砥石を回転自在でかつ揺動自在に配設し、被研削物の研
削と砥石の電解ドレッシングと砥石の形状修正を同時的
に行えるようにしたことを特徴とする研削装置である。
【0010】
【作用】本発明においては、電解ドレッシングにより砥
粒間の目詰まり物(研削屑)、ボンド剤を排出すると同
時に、ツルーイング装置により砥石の形状修正(角と
り)も行うので、研削の生産性を大幅に向上することが
できる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を、図1〜図4に基づ
き説明する。この実施例は、フラットな圧延ロ−ルの研
削加工において本発明を適用したものである。
【0012】図1において、1は被研削材である圧延ロ
−ルで、研削台に回転自在に支持されている。2は円盤
状の砥石で、ダイヤモンドやCBNなどの超硬材からな
る超微細な砥粒を導電性のボンド剤で固定して形成した
ものであり、駆動装置により回転し、研削台に対して進
退自在であり、この研削台に支持された圧延ロ−ル1の
軸方向に移動自在である。即ち、研削量の調整、研削位
置の移動が自在になっている。
【0013】3は電極で、砥石2上部においてその外周
面に近接して配設されており、この電極に近接して、電
解液4をこの電極と砥石周面間に密に噴出する噴出ノズ
ル5が設けられ、この電解液噴出ノズルには、電解液供
給管6が接続されている。この電解液供給管は、ポンプ
7を介して電解液タンク8に接続されている。この電解
液4は、電解電流としての通電媒体として機能するとと
もに、電解生成物を除去する機能も有している。
【0014】9は電源で、この電源の負極は電極3に、
また正極は砥石2に接続されており、電解電流は、電極
3とこれに近接する砥石2周面間に、ここに噴射される
電解液4を介して流れ、電解ドレッシングが行われ、砥
粒間に付着し研削屑が除去される。
【0015】また、砥石2の周面とこれに押し付けられ
る圧延ロール1周面間には、研削液10を噴射する研削
液噴射ノズル11が配設され、このノズル11には研削
液供給管12が接続されている。この研削液供給管12
はポンプ13を介して研削液タンク8(ここでは電解液
と研削液は同じものを用いている。)に接続されてい
る。
【0016】14a,14bは、図3に示すように砥石
2の両側の角部を研削し、図4に示すように角部に丸み
を付けるためのツルーイング装置で、図2に示すよう
に、それぞれ被研削物とは反対側の位置で砥石両側の角
部に対向して一対(14a,14b)配設され、進退自
在でかつ回転自在なツルーイング砥石15を備えてい
る。
【0017】このツルーイング砥石15は、揺動台16
に回転自在に支持されており、駆動モーター17により
ベルト18を介して回転自在である。また、揺動台16
は、その一方側(ツルーイング側)下部を、砥石2に対
して進退自在な砥石台19に、回転軸20を介して回動
自在に支持され、他方側下部を該砥石台19に設けた揺
動モーター21によって回転する円板22に偏心して設
けられた回転ピン23を介して支持され、揺動モーター
21の回転によって円板22の中心から回転ピン23の
中心までの距離rを回転半径として回転し、その結果、
回転軸20を中心として2rの幅で揺動することにな
り、砥石2の角部に対するツルーイング砥石15の向き
を連続的に変化させることができる。揺動の幅は、円板
23の中心と回転ピン23の中心との距離rを変化させ
ることによって調整することができる。
【0018】このように構成された一対のツルーイング
装置14a,14bは、同期的に作動させても良いし、
砥石2の角部の状況に応じて、独立して作動させるよう
にしても良い。
【0019】このようにして、被研削物である圧延ロー
ル1を砥石2で研削しながら、砥石2を電解ドレッシン
グして砥粒間の研削屑、ボンド剤を除去し、同時的に一
対のツルーイング装置14a,14bで、砥石2の角部
の形状を修正して砥石2を図4に示すような好ましい形
状に維持し、被研削物の研削性を良好にして研削の生産
性を高めるとともに、研削面に送りマークの発生もな
く、その表面性状を向上することができる。
【0020】なおここでは、圧延ロール1を研削中連続
して、ツルーイング装置14a,14bを作動し,砥石
の角部の形状修正を行うようにしたが、この砥石のツル
ーイングは、断続的に作動しても良く、あるいは必要に
応じて適時行うようにしても良い。またツルーイング砥
石を揺動するための構造、機構については、実施例に限
るものではなく、必要に応じて適宜変更するものであ
る。
【0021】図1に概略的に示した装置を用い、直径5
00mm圧延ロール1を研削した場合の実験例について説
明する。この実験例で用いた砥石2は、外径が500m
m、幅100mmのもので砥粒としてCBN微細粒子(5
0〜500μm)を用い、これをボンド剤(金属ボン
ド)で固定してなるもので、周速2000m/min にし
た。
【0022】一対のツルーイング砥石15は、それぞれ
外径が100mmで、砥粒としてダイヤモンドの微細粒子
をボンド剤(金属ボンド)で固定してなるものである。
砥石2角部に対する一対のツルーイング砥石15の揺動
は、揺動モーター21の回転数を10rpm にして、同時
にかつ同じ方向にそれぞれその軌跡が弧状になるように
約20度の範囲で行われるように設定した。
【0023】ここでは、このツルーイング装置14a,
14bは砥石2の回転と同期して作動し、ツルーイング
のためのツルーイング砥石15の砥石台19の移動によ
る送り込み量(研削量)は1μm/minに設定した。電源
は直流電源を用い電解電流は1〜5000Aに設定し
た。電解液と研削液は同じ電解用研削液を用いた。
【0024】このような設定条件下において、圧延ロー
ルの研削と砥石の電解ドレッシングおよびツルーイング
砥石15による砥石角部の形状修正を同時的に行った。
この実験例では、砥石角部の形状修正を同時的に行うこ
とができ、長時間に亘って、研削性を高位に維持でき、
かつ図4に示すように砥石両側角部を丸みがとれた状態
に維持することができ、圧延ロール1を連続研削するこ
とができ、研削の生産性を大幅に向上することができ
た。また、研削後の圧延ロール表面は、長時間に亘って
送りマークの発生もなく、非常に美麗で、砥石の損耗も
軽微でその寿命は、従来に比し全く遜色はなかった。
【0025】以上のように、本発明の研削方法により、
電解ドレッシング効果を損なうことなく砥石角部の形状
修正を容易にし、砥石の損耗を軽微にしながら砥石の研
削性を高め研削の生産性を向上することができた。ま
た、研削後の圧延ロールの表面は非常に美麗で、研削精
度も良好であった。
【0026】
【発明の効果】本発明においては、砥石を電解ドレッシ
ングして砥粒間の研削屑、ボンド剤を排出して砥石の研
削性を高位に維持し研削の生産性を向上すると同時に、
ツールイング装置で砥石の角部の形状を修正して、研削
面の送りマーク等表面欠陥の発生を防止し、研削面の表
面性状を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施例を示す側面説明図。
【図2】本発明の実施例におけるツルーイング装置配置
例を示す平面説明図。
【図3】図2のツルーイング装置の詳細を示す側面説明
図。
【図4】本発明において形状修正された砥石角部形状を
示す平面説明図。
【図5】従来の装置例を示す側面説明図。
【符号の説明】
1 圧延ロール 2 砥石 3 電極 4 電解液 5 電解液噴射ノズル 6 電解液供給管 7 ポンプ 8 電解液タンク(研削液タンク) 9 電源 10 研削液 11 研削液噴射ノズル 12 研削液供給管 13 ポンプ 14a,14b ツルーイング装置 15 ツルーイング砥石 16 揺動台 17 駆動モーター 18 ベルト 19 砥石台 20 回転軸 21 揺動モーター 22 円板 23 回転ピン a 被研削物 b 砥石 c 電極 d 電源 e 電解液 f 研削液
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B24B 53/053 9422−3C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超硬砥粒を導電性ボンドで固定した砥石を
    回転して、被研削材を研削しながら、砥石とこれに近接
    して設けた電極間に電解液を介して通電して砥石を電解
    ドレッシングする研削装置において、砥石両端角部に対
    向してそれぞれツルーイング砥石を回転自在でかつ揺動
    自在に配設し、被研削物の研削と砥石の電解ドレッシン
    グと砥石の形状修正を同時的に行えるようにしたことを
    特徴とする研削装置。
JP27537993A 1993-11-04 1993-11-04 研削装置 Withdrawn JPH07132459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27537993A JPH07132459A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 研削装置

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JP27537993A JPH07132459A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 研削装置

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JPH07132459A true JPH07132459A (ja) 1995-05-23

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ID=17554671

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27537993A Withdrawn JPH07132459A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 研削装置

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JP (1) JPH07132459A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807571B1 (ko) * 2001-11-28 2008-02-28 주식회사 포스코 핀치롤 표면 가공 장치
RU172551U1 (ru) * 2016-04-25 2017-07-12 Общество с ограниченной ответственностью "Д-ЛОГОС" Устройство для электроабразивной обработки токопроводящим кругом

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807571B1 (ko) * 2001-11-28 2008-02-28 주식회사 포스코 핀치롤 표면 가공 장치
RU172551U1 (ru) * 2016-04-25 2017-07-12 Общество с ограниченной ответственностью "Д-ЛОГОС" Устройство для электроабразивной обработки токопроводящим кругом

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130