JP2000301462A - 組み合わせ砥石 - Google Patents

組み合わせ砥石

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JP2000301462A
JP2000301462A JP11115734A JP11573499A JP2000301462A JP 2000301462 A JP2000301462 A JP 2000301462A JP 11115734 A JP11115734 A JP 11115734A JP 11573499 A JP11573499 A JP 11573499A JP 2000301462 A JP2000301462 A JP 2000301462A
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JP
Japan
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grinding
shaped
ring
half member
grinding wheel
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Application number
JP11115734A
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English (en)
Inventor
Akinori Yui
明紀 由井
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Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭頂部が鋭角な山型を有するワ−クを1工定
で研削することができる砥石の提供。 【解決手段】 研削面を構成する外周面がV型の谷を形
成する環状砥石であって、該砥石は(a)中央に環状の
嵌合用空所を有し、リング状の本体の断面が略台形状を
示す金属台座半部材と、(b)中央に回転軸が嵌る環状
の嵌合用空所を形成し、前記金属台座半部材の環状の嵌
合用空所に嵌合するリング状の嵌合突起部と該突起部に
一体に形成されたリング状の本体の断面が略台形状を示
す金属台座半部材とを係止具で組み合わせてなり、これ
ら金属台座半部材の外周端面が組み合わさってV型の谷
を形成し、かつ、このV型の谷を形成する各々の金属台
座半部材の外周端面にはダイヤモンド砥粒層またはCB
N砥粒層が設けられてV型の研削面を構成することを特
徴とする組み合わせ砥石。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車窓ガラス清
掃用ワイパ−、複写器のコンベヤベルトなどの頭頂部が
山型(三角形)を呈するワ−クを研削する超砥粒砥石に
関する。
【0002】
【従来の技術】左右方向に往復移動可能なテ−ブル上に
載せられたワ−クにノズルより研削液を供給しつつ回転
する砥石によりワ−クを研削する研削盤は知られている
(特開昭55−83567号、同59−59349号、
同61−173851号、特開平4−13552号)。
図7と図8に平面研削盤の1例を示す。図において、1
は平面研削装置、2はワ−ク、3は砥石、4は水平方向
(X軸方向)に往復移動可能なテ−ブル、5は作業台
部、6は電磁チャック、7は前後方向(Z軸方向)に往
復移動可能なサドル、8は操作盤、8bは砥石上下切り
込み手動パルス発生器ボタン、9はコラム、10は砥石
頭、11は砥石軸、12は砥石3を垂直方向(Y軸方
向)に移動する昇降機構、13はモ−タ−、14は螺合
体、15はネジ軸、16は軸受、17は安全保護カバ
−、18は研削液供給ノズル、19はフレ−ム、20は
タンク、21はフィルタ−、22はポンプ、23は砥石
軸モ−タ−、24は制御ウニット部である。装置によっ
ては手動パルス発生器ボタン8bが手動パルス発生ハン
ドルと設計変更されることもある。
【0003】研削中、最適な加工条件を引き出すため砥
石3はツル−イング、ドレッシングされる。ツル−イン
グとは砥石外周面が研削面となる円筒研削においては砥
石の真円出し、振れ取りを意味し、総型研削作業の成形
を意味するときは形を仕上げる作業(型直し)を意味す
る。ドレッシングとは、目詰まりや目つぶれを生じた研
削砥石の使用面(研削面)に適当なドレッサを当てて鈍
化した砥粒を破砕あるいは脱落させて新しい切れ刃を作
り出す作業をいう。ツル−イングおよびドレッシングに
使用する工具をドレッサという。図9に砥石3の形状に
応じた各種ドレッサ25(1.ダイヤフォ−ム型、2.
3頭型、3.首振型、4.総形)を示す(雑誌「機械技
術」 第45巻第12月号、62−65頁:1997年
12月刊)。
【0004】図3に示す自動車窓ガラス清掃用ワイパ
−、複写器のコンベヤベルトなどの頭頂部2aが山型
(三角形)を呈するワ−ク2を研削する場合、従来は図
4に示すようにワ−ク2に研削面3aがV型の谷間を有
する総形砥石3を用いて研削を行なっていた。しかしな
がら、この総形砥石の最も深い谷間は鋭角とならず、
0.05mmから0.75mmの円弧(R)のため、研
削されたワ−クの頭頂部2aも鋭角とならず、0.05
mmから0.75mmの円弧状を呈し、窓ガラスや被搬
送物との接触面積が広いため清掃作業に余分な力が必要
となったり、モ−タ−にかかる搬送の負荷が余分にかか
る欠点がある。この総形砥石の谷間がRの円弧を描く理
由は、図5に示すように砥石をドレッシングするフォ−
ミングダイヤモンドドレッサ25の先端のワ−クと接触
するダイヤモンド砥粒25aが0.05mmから0.7
5mmの円弧を呈し、Vの角度が40〜90度を呈する
からである。
【0005】ワ−ク2に鋭角の頭頂部2aを形成させる
には、現在図6に示す山型の砥石3を用い、先に砥石の
研削面の右側斜面3bでワ−クの頭頂部左側斜面2cを
研削し、ついで砥石を上昇、右方向に移動、下降させて
砥石の研削面の左側斜面3cでワ−クの頭頂部右側斜面
2bを研削する2工程を採っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1工程でワ
−ク2に鋭角の山型の頭頂部2aを形成させることがで
きる砥石の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、研削面を構成
する外周面がV型の谷を形成する環状砥石であって、該
砥石は(a)中央に環状の嵌合用空所を有し、リング状
の本体の断面が略台形状を示す金属台座半部材と、
(b)中央に回転軸が嵌る環状の嵌合用空所を形成し、
前記金属台座半部材の環状の嵌合用空所に嵌合するリン
グ状の嵌合突起部と該突起部に一体に形成されたリング
状の本体の断面が略台形状を示す金属台座半部材とを係
止具で組み合わせてなり、これら金属台座半部材の外周
端面が組み合わさってV型の谷を形成し、かつ、このV
型の谷を形成する各々の金属台座半部材の外周端面には
ダイヤモンド砥粒層またはCBN砥粒層が設けられてV
型の研削面を構成することを特徴とする組み合わせ砥石
を提供するものである。
【0008】2つの半部材の組み合わせにより砥石の研
削面を鋭角のV型に形成することができ、従って1工程
で研削できる。また、ダイヤモンド砥粒またはCBN
(立方窒化硼素結晶)砥粒を利用した超砥粒砥石である
ため、ツル−イング・ドレッシングを採るインタ−バル
が長く、次回のツル−イング・ドレッシングを採るまで
の間に多量のワ−クを研削できる。さらに、砥石にツル
−イング・ドレッシングを行なう際は、2つの半部材に
分け、各半部材の研削面毎に従来のドレッサを用いてツ
ル−イング・ドレッシングを行なうことができる。
【0009】本発明はまた、前記組み合わせ砥石におい
て、ダイヤモンド砥粒層またはCBN砥粒層の厚みを1
〜3mmとする。高価な砥粒の使用量を最小限として砥
石の製造価格を安くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を更に
詳細に説明する。図1は、本発明の組み合わせ砥石の一
部を切り欠いた斜視図、図2はその断面である。
【0011】図1および図2において、30は組み合わ
せ砥石、31aは右半部材、31bは左半部材、32は
研削面の超砥粒層で、組み合わせにより谷部が鋭角のV
字を形成する。33aと33bはアルミニウム、ステン
レス等の金属台座半部材、33aaは金属台座半部材3
1bの環状の嵌合用空所31cに嵌合するリング状の嵌
合突起部、34,34,34…は六角ボルトなどの係止
具、35は回転軸が嵌る環状の嵌合用空所、36,3
6,36…は部材噛み合わせ調整用空所であり、wはワ
−クである。
【0012】この組み合わせ砥石30は、例えば図7、
図8に示す研削盤の回転軸10にフランジを用いて具備
される。テ−ブル4上の電磁チャック6に固定されたワ
−クwの表面に研削液を吹き付けながら回転する組み合
わせ砥石30を下降させ、ワ−クwを研削する。
【0013】研削面の超砥粒層32はダイヤモンド、C
BNの砥粒を電着、あるいはこれら砥粒をレジンボン
ド、メタルボンド、ビトリファイドで固めた超砥粒砥石
層であり、これら層は経済的理由により1.5〜3mm
の厚みに形成される。
【0014】組み合わせ砥石30をドレッシングする際
のドレッサ25の角度角度(α)は図9の(1)に示す
ように砥石の回転方向に対し、角度が10〜15度とな
るようにドレッサを取り付ける。
【0015】ワ−クの形状は自動車のゴム製ワイパ−の
ように単一の山が1個のみのものに限られず、複写器の
ベルトのように複数の山を有するものであってもよい。
また、V型の谷間の角度は5〜175度、好ましくは3
0〜90度で、半部材31a,31bの研削面32の傾
斜もワ−クの形状によって左右対称で同一の角度であっ
ても、左右非対称で異なった角度であってもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の組み合わせ研削砥石は、頭頂部
が鋭角(角度 5〜175度、Rは0.05mm未満)
な山部を有するワ−クを1工程で研削でき、また、超砥
粒砥石であるので次回のツル−イング・ドレッシングま
でのインタ−バルが長い利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の組み合わせ砥石の一部を切り欠い
た斜視図である。
【図2】 本発明の組み合わせ砥石の断面図である。
【図3】 ワ−クの形状を示す斜視図である。
【図4】 従来の総形砥石を用いてワ−クを研削して
いる状態を示す部分平面である。
【図5】 フォ−ミングダイヤモンドドレッサの平面
図である。
【図6】 公知の山型の頭頂部を有するワ−クの研削
工程を説明する部分平面図である。
【図7】 平面研削盤の斜視図である。
【図8】 平面研削盤の平面図である。
【図9】 各種ドレッサとワ−クの作動状態を示す部
分平面図である。
【符号の説明】
1 平面研削装置 2,w ワ−ク 3 砥石 30 組み合わせ砥石 31a,31b 半部材 32 研削面(超砥粒層)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削面を構成する外周面がV型の谷を形
    成する環状砥石であって、該砥石は(a)中央に環状の
    嵌合用空所を有し、リング状の本体の断面が略台形状を
    示す金属台座半部材と、(b)中央に回転軸が嵌る環状
    の嵌合用空所を形成し、前記金属台座半部材の環状の嵌
    合用空所に嵌合するリング状の嵌合突起部と該突起部に
    一体に形成されたリング状の本体の断面が略台形状を示
    す金属台座半部材とを係止具で組み合わせてなり、これ
    ら金属台座半部材の外周端面が組み合わさってV型の谷
    を形成し、かつ、このV型の谷を形成する各々の金属台
    座半部材の外周端面にはダイヤモンド砥粒層またはCB
    N砥粒層が設けられてV型の研削面を構成することを特
    徴とする組み合わせ砥石。
  2. 【請求項2】 ダイヤモンド砥粒層またはCBN砥粒層
    の厚みは、1〜3mmである、請求項1に記載の組み合
    わせ砥石。
JP11115734A 1999-04-23 1999-04-23 組み合わせ砥石 Pending JP2000301462A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047483A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 光回路及びその製造方法並びにレーザ集光装置
JP2007136909A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Mitsubishi Materials Polycrystalline Silicon Corp 棒状芯材の加工方法と装置、およびシリコンシード
JP2012056841A (ja) * 2011-10-18 2012-03-22 Mitsubishi Materials Corp シリコンシードとその加工方法および加工装置

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