JPH0688135A - 連続処理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合防止方法および装置 - Google Patents

連続処理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合防止方法および装置

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JPH0688135A
JPH0688135A JP26531892A JP26531892A JPH0688135A JP H0688135 A JPH0688135 A JP H0688135A JP 26531892 A JP26531892 A JP 26531892A JP 26531892 A JP26531892 A JP 26531892A JP H0688135 A JPH0688135 A JP H0688135A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続処理炉のゾーン間での炉内雰囲気ガスの
混合を効果的に防止すること 【構成】 隣接するゾーン間のスロート部に、ギャップ
調整が可能なシール装置を設け、このシール装置のギャ
ップ調整と両ゾーンの圧力調整とにより、両ゾーンの圧
力に差圧を生じさせ、常に一方のゾーンから他方のゾー
ンに炉内雰囲気ガスが流入するようにした。また、スロ
ート部の入側および出側に、ギャップ調整が可能なシー
ル装置を設け、この両シール装置間でスロート部内の排
気またはスロート部内へのガスの供給を行い、この排気
または給気によるスロート部内の圧力調整と前記各シー
ル装置のギャップ調整と両ゾーンの圧力調整とにより、
両ゾーンの圧力とスロート部内の圧力に差圧を生じさ
せ、常に両ゾーンからスロート部内に炉内雰囲気ガスが
流入するか若しくはスロート部から両ゾーン内にガスが
流入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この本発明は、金属ストリップ等
の連続処理炉において、処理炉を構成する複数のゾーン
で異種の炉内雰囲気を使用する場合に、各ゾーン間での
雰囲気ガスの混合を防止するための方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップを雰囲気の異なる複数ゾ
ーンで連続的に処理する連続処理炉では、各ゾーン間で
の雰囲気ガスの混合を防止する必要がある。例えば、鋼
帯の脱炭処理を行う場合、連続処理炉の各ゾーンでは異
種の雰囲気を使用するため、各ゾーン間での雰囲気ガス
の混合を防止しないと鋼帯の酸化等を生じる危険があ
る。また、化学気相蒸着法により金属材の連続処理を行
う場合にも、化学気相蒸着を行うゾーンの雰囲気が成分
的にも露点上でも十分に管理されていないと、反応が正
しく行われなかったり、被処理材の酸化等を生ずる危険
性がある。
【0003】従来、連続処理炉において被処理材が通過
するゾーン間での雰囲気ガスの混合を防止する装置とし
て、特公昭56−3888号公報に示される装置が知ら
れている。この装置は、処理ゾーン間にスロート部を設
け、このスロート部にその全巾にわたる気体噴出口を設
けるとともに、その近傍に気体吸引口を設け、さらに、
気体噴出口と吸引口とをファンを介して連通させた循環
噴出手段を設け、一方のゾーンの炉内雰囲気ガスを気体
噴出口から循環噴出させることによって、隣接ゾーンの
炉内雰囲気ガスの混合を防止するようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置では
被処理材の表裏に対して気体を噴出させるため、被処理
材のクリープを最少に抑える必要がある高温の熱処理を
行う場合、被処理材が極めて低い炉内張力に制御されて
いるために被処理材のバタツキを生じ、このため炉内張
力が安定しないという問題がある。また、噴出ガスの動
圧による影響で炉内圧力変動を生じ易いという問題もあ
る。また、このように被処理材に対してガスを噴出する
方式では、噴出ガス流速が熱伝達率に大きな影響を与え
るため、噴出ガス温度だけでなく噴出ガス流速について
も被処理材の通過速度の変化に対応して厳密に管理する
必要があり、噴出ガス温度と被処理材との間に温度差が
ある場合や噴出ガス流速の管理が不十分な場合には、被
処理材に変形を生じたり不完全な熱処理となる危険があ
る。
【0005】さらに、高温熱処理(例えば、1000〜
1200℃の高温処理)を行う場合、被処理材の変形を
防止する観点から被処理材と噴出気体の温度差を極力小
さくする必要があるため、必然的に噴出気体の温度も高
温にせざるを得ず、このため循環ファンの耐熱性等に問
題を生じ、結果的に設備コストが高くなるという問題も
ある。また、ファンおよびダクトを用いるという構造上
の理由からスロート部の圧力に脈動を生じ易く、この結
果、隣接する一方のゾーンの雰囲気ガスが他方のゾーン
に流れるという危険性がある。また、連続処理炉のガス
シール装置として実開平2−46850号公報、実開平
2−46849号公報に示されるように、被処理材の上
下面に弾性的に圧接されるシール材によってシールを行
う方式も知られているが、この方式は被処理材に圧接さ
れるシール材によって被処理材表面に疵を生じ易く、ま
た、被処理材の接合部の通過時にシール材自体に疵がつ
き、以後のシール性が不完全になり易いという問題があ
る。
【0006】また、連続熱処理炉では炉内ロール、炉内
装置類或いは炉内耐火物の点検修理のために炉の運転を
休止する場合があるが、この場合、点検修理を効率的に
行うためには、点検修理すべき処理ゾーンを隣接する他
の処理ゾーンから完全に遮断し、当該ゾーンだけを開放
状態にして点検修理することが好ましい。しかし、上記
特公昭56−3888号公報に示される装置では、この
ようなゾーン間の遮断は全く不可能であり、また、上記
実開平2−46850号等で提案されている装置でも、
シール部材が弾性材であるためシール性が十分ではな
く、隣接するゾーンからのガス洩れが避け難いという問
題がある。このため特定のゾーンだけの点検修理が必要
な場合でも、炉全体を開放状態にして作業を行わざる得
ず、その結果雰囲気ガスの原単位が高くなり、また、点
検修理後の炉立上りに非常に長い時間を要し、生産機会
の損失が大きくなるという問題がある。
【0007】本発明はこのような従来の問題に鑑みなさ
れたもので、その第1の目的は、被処理材のバタツキに
よる張力変動、炉内圧力変動、被処理材の変形等の問題
を生じることがなく、しかも簡易且つ安価な構造でゾー
ン間での炉内雰囲気ガスの混合を効果的に防止すること
ができる方法を提供することにある。また、本発明の第
2の目的は、このような方法の実施に好適な装置を提供
することにある。さらに、本発明の第3の目的は、ゾー
ン間スロート部のシール部におけるギャップ調整を自在
且つ高精度に行うことができ、しかも、連続処理炉の点
検修理等において隣接するゾーン間を完全に遮断するこ
とができる装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の異種炉内雰囲気ガスの混合防止方法は
以下の構成を有する。 (1) 隣接するゾーン間に設けられたスロート部に、
ストリップが通過すべきギャップの調整が可能なシール
装置を設け、このシール装置のギャップ調整と隣接する
各ゾーンの圧力調整とにより、隣接するゾーンの炉内圧
力に差圧を生じさせることで、常に一方のゾーンから他
方のゾーンに炉内雰囲気ガスが流入するようにした連続
処理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合防止方法。
【0009】(2) 隣接するゾーン間に設けられたス
ロート部の入側および出側に、ストリップが通過すべき
ギャップの調整が可能なシール装置を設け、この両シー
ル装置間でスロート部内の排気を行い、この排気による
スロート部内の圧力調整と前記各シール装置のギャップ
調整と隣接する各ゾーンの圧力調整とにより、隣接する
ゾーンの炉内圧力Pi、Pdとスロート部内の圧力Ps
との間にPi>Ps<Pdの関係の差圧を生じさせるこ
とで、常に隣接する両ゾーンからスロート部内に炉内雰
囲気ガスが流入するようにした連続処理炉における異種
炉内雰囲気ガスの混合防止方法。
【0010】(3) 隣接するゾーン間に設けられたス
ロート部の入側および出側に、ストリップが通過すべき
ギャップの調整が可能なシール装置を設け、この両シー
ル装置間でスロート部内にガスを供給し、このガスの供
給によるスロート部内の圧力調整と前記各シール装置の
ギャップ調整と隣接する各ゾーンの圧力調整とにより、
隣接するゾーンの炉内圧力Pi、Pdとスロート部内の
圧力Psとの間にPi<Ps>Pdの関係の差圧を生じ
させることで、常にスロート部から隣接する両ゾーン内
にガスが流入するようにした連続処理炉における異種炉
内雰囲気ガスの混合防止方法。
【0011】また、このような方法を実施するための本
発明装置は、以下のような構成を有する。 隣接するゾーン間に設けられるスロート部と、この
スロート部に設けられるシール装置と、隣接する各ゾー
ンの炉内圧力を調整できる圧力調整手段とからなり、前
記シール装置が被処理材が通過すべきギャップの調整可
能なシール部材を有している連続処理炉における異種炉
内雰囲気ガスの混合防止装置。 隣接するゾーン間に設けられるスロート部と、この
スロート部の入側および出側に各設けられるシール装置
と、スロート部の両シール装置間に設けられる排気部
と、該排気部からの排気量を制御してスロート部内の圧
力調整を行う圧力調整手段と、隣接する各ゾーンの炉内
圧力を調整できる圧力調整手段とからなり、前記シール
装置が被処理材が通過すべきギャップの調整可能なシー
ル部材を有している連続処理炉における異種炉内雰囲気
ガスの混合防止装置。
【0012】 隣接するゾーン間に設けられるスロー
ト部と、このスロート部の入側および出側に各設けられ
るシール装置と、スロート部の両シール装置間に設けら
れるガス供給部と、該ガス供給部からのガス供給量を制
御してスロート部内の圧力調整を行う圧力調整手段と、
隣接する各ゾーンの炉内圧力を調整できる圧力調整手段
とからなり、前記シール装置が被処理材が通過すべきギ
ャップの調整可能なシール部材を有している連続処理炉
における異種炉内雰囲気ガスの混合防止装置。
【0013】上記〜の装置を構成するシール装置
は、被処理材パスライン保持用のサポートロールと、こ
のサポートロールと対向した位置に設けられるサポート
ロールとのギャップ調整可能なシール部材とから構成す
ることができる。また、シール装置は、被処理材パスラ
インを挾んで配されるギャップ調整可能な1対のシール
部材から構成することもできる。
【0014】これらシール装置を構成するシール部材の
好ましい構造は、被処理材の幅方向に沿って配され、筒
芯と平行な回動中心をもつ回動可能な筒体であって、回
動中心に関して真円である真円部と、該真円部よりも回
動中心からの半径が小さく、且つ該半径が周方向で変化
した非真円部とからなるギャップ調整用筒体と、筒体の
必要回動範囲においてその真円部が常に接触するように
して該筒体の外側に配されるシール受け面とからなり、
ギャップ調整用筒体の所定の回動状態において真円部の
一部が被処理材に接触するよう構成することである。ま
た、この場合の最も好ましい構造は、非真円部の回動中
心からの半径を、真円部の一方の端部から他方の端部に
かけて無段階または段階的に小さくすることである。ま
た、ギャップ調整用筒体の内部は、筒芯に炉内の高温の
熱を伝達させないようにするために断熱構造とし、或い
は、冷却水等の冷媒または予熱用熱媒等を流すための流
体流路を設けることができる。
【0015】
【作用】本発明の上記(1)の方法は、例えば隣接する
ゾーンX、ゾーンYがある場合、ゾーンXからゾーンY
への雰囲気ガスの流入は許容されるが、その逆は許容さ
れない場合に適用できる方法であり、シール装置のギャ
ップ調整と隣接する各ゾーンの圧力調整とにより隣接す
るゾーンX、Yの炉内圧力に差圧を生じさせることで、
常に一方のゾーンXから他方のゾーンYに炉内雰囲気が
流入し、ゾーンYからゾーンXに炉内雰囲気ガスが流入
することはない。
【0016】一方、本発明の上記(2)、(3)の方法
は、隣接するゾーン間相互の雰囲気ガスの流入が防止で
きる方法である。すなわち、本発明の上記(2)の方法
によれば、スロート部内の排気を行い、この排気による
スロート部内の圧力調整とシール装置のギャップ調整と
隣接する各ゾーンの圧力調整とにより、隣接するゾーン
の炉内圧力Pi、Pdとスロート部内の圧力Psとの間
にPi>Ps<Pdの関係の差圧を生じさせることで、
常に隣接する両ゾーンからスロート部内に炉内雰囲気が
流入するため、隣接するゾーン間で炉内雰囲気ガスの混
合が生じることはない。
【0017】また、本発明の上記(3)の方法によれ
ば、スロート部内にガスを供給し、このガスの供給によ
るスロート部内の圧力調整と前記各シール装置のギャッ
プ調整と隣接する各ゾーンの圧力調整とにより、隣接す
るゾーンの炉内圧力Pi、Pdとスロート部内の圧力P
sとの間にPi<Ps>Pdの関係の差圧を生じさせる
ことで、常にスロート部から隣接する両ゾーン内にガス
が流入するため、隣接するゾーン間で炉内雰囲気ガスの
混合を生じることはない。なお、この場合にスロート部
に供給されるガスとしては、成分上両ゾーンに流入して
も支障のないガス種が用いられることは言うまでもな
い。以上のような本発明の方法は、特公昭56−388
8号公報のようにスロート部で被処理材にガスを噴出す
るものではなく、いずれも静圧制御により隣接するゾー
ン間での雰囲気ガスの混合を防止するものであるため、
被処理材のバタツキやこれによる張力変動、炉内圧力変
動、被処理材の変形等の問題を生じない。
【0018】上記の本発明装置によれば、圧力調整手
段により隣接する各ゾーンの炉内圧力が調整されるとと
もに、シール装置において被処理材が通過すべきギャッ
プが調整されることにより、上記(1)の方法を実施す
ることができる。上記の本発明装置によれば、必要と
されるスロート部内の圧力に応じて圧力調整手段により
排気部からの排気量が調整されるとともに、各ゾーンの
圧力調整手段により隣接する各ゾーンの炉内圧力が調整
され、さらに、シール装置において被処理材が通過すべ
きギャップが調整されることにより、上記(2)の方法
を実施することができる。
【0019】上記の本発明装置によれば、必要とされ
るスロート部内の圧力に応じて圧力調整手段によりガス
供給部に対するガス供給量が調整されとともに、各ゾー
ンの圧力調整手段により隣接する各ゾーンの炉内圧力が
調整され、さらに、シール装置において被処理材が通過
すべきギャップが調整されることにより、上記(3)の
方法を実施することができる。
【0020】また、シール装置を構成するシール部材
が、回動中心に関して真円である真円部と、該真円部よ
りも回動中心からの半径が小さく、且つ該半径が周方向
で変化した非真円部とからなるギャップ調整用筒体を有
する場合、シール受け面は炉体側に固定的に設けられ
る。ギャップ調整用筒体は、必要される回動範囲におい
てその真円部が常にシール受け面に接触し、この接触面
がギャップ調整用筒体と炉体側と間のシール部を構成す
る。ギャップ調整用筒体の非真円部の半径は周方向で変
化しているため、ギャップ調整用筒体を回動させること
により被処理材に対向するギャップ調整用筒体外面と被
処理材との距離が変化する。したがって、ギャップ調整
用筒体を回動させることで被処理材とのギャップが調整
される。また、非真円部の回動中心からの半径が、真円
部の一方の端部から他方の端部にかけて無段階または段
階的に小さくなるよう構成すれば、ギャップ調整用筒体
の回動により、被処理材とのギャップを無段階または段
階的に小さくすることができる。
【0021】ゾーン間の遮断を行う場合には、被処理材
の走行を停止させた状態で、ギャップ調整用筒体をその
真円部が被処理材に接触するまで回動させる。このギャ
ップ調整用筒体は、被処理材パスラインの少なくとも一
方の側に設けられ、被処理材パスラインの他方の側には
同様のギャップ調整用筒体または被処理材が接触するサ
ポートロールが配されており、したがって、ギャップ調
整用筒体が被処理材に接触した時点でギャップ調整用筒
体どうしまたはギャップ調整用筒体とサポートロールと
が接触してギャップ0となり、被処理材がギャップ調整
用筒体間或いはギャップ調整用筒体とサポートロールと
の間でクランプされた状態で、ゾーン間が遮断される。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の第1の方法およびその実施
に供される装置をストリップの水平式連続処理炉に適用
した場合の一実施例を示すもので、1、2は隣接したゾ
ーン、3はこれらゾーン間に設けられるスロート部、
8、9は各ゾーンに雰囲気ガスを供給するガス供給管、
Sはストリップである。前記スロート部3には、ストリ
ップパスライン保持用のサポートロール4と、このサポ
ートロールと対向した位置に設けられるサポートロール
とのギャップ調整可能なシール部材5とからなるシール
装置Aが設けられている。
【0023】また各ゾーン1、2には、その各炉内圧力
を調整するために、炉圧検出計と、この炉圧検出計の測
定値に基づきガス供給管8、9の制御弁を制御する制御
手段とからなる圧力調整手段6、7が設けられている。
このような装置では、シール装置Aのギャップaを調整
するとともに、隣接する各ゾーン1、2の炉内圧力P
i、Pdを圧力調整手段6、7により調整することによ
り、隣接するゾーン1、2の炉内圧力に差圧を生じさせ
る。図1の下図はこの差圧が生じた炉内圧力分布を示す
もので、ゾーン1、2の炉内圧力がPi>Pdとなるた
め、常にゾーン1からゾーン2内に炉内雰囲気ガスが流
入することになる。したがって、ゾーン2の炉内雰囲気
ガスがゾーン1に流入することはない。
【0024】図2は、本発明の第2の方法およびその実
施に供される装置の一実施例を示すもので、スロート部
3の入側および出側の各位置に、図1と同様のシール装
置A1、A2が設けられている。また、各ゾーン1、2に
は図1と同様の圧力調整手段6、7が設けられていると
ともに、スロート部3の両シール装置A1、A2間には排
気部10が設けられ、また、この排気部10からの排気
量を制御してスロート部内の圧力調整を行うために、ス
ロート部内圧力の検出計と、この検出計の測定値に基づ
き排気部(排気管)の制御弁を制御する制御手段とから
なる圧力調整手段11が設けられている。
【0025】このような装置では、スロート部入側およ
び出側の両シール装置A1、A2間において、排気部10
からスロート部内の排気を行ってスロート部3内の圧力
を調整し、さらに、各シール装置A1、A2のギャップa
を調整するとともに、隣接する各ゾーン1、2の炉内圧
力Pi、Pdを圧力調整手段6、7により調整し、これ
らにより、隣接するゾーン1、2の炉内圧力Pi、Pd
とスロート部3内の圧力Psとの間にPi>Ps<Pd
の関係の差圧を生じさせる。図2の下図はこの差圧が生
じた炉内圧力分布を示すもので、炉内圧力がPi>Ps
<Pdとなるため、常に隣接する両ゾーン1、2からス
ロート部3内に炉内雰囲気ガスが流入することになる。
したがって、ゾーン1の炉内雰囲気ガスがゾーン2に流
入したり、逆にゾーン2の炉内雰囲気ガスがゾーン1に
流入することはない。
【0026】図3は、本発明の第3の方法およびその実
施に供される装置の一実施例を示すもので、スロート部
3の入側および出側の各位置に、図1と同様のシール装
置A1、A2が設けられている。また、各ゾーン1、2に
は図1と同様の圧力調整手段6、7が設けられていると
ともに、スロート部3の両シール装置A1、A2間にはガ
ス供給部12が設けられ、また、このガス供給部12か
らのガス供給量を制御してスロート部内の圧力調整を行
うために、スロート部内圧力の検出計と、この検出計の
測定値に基づきガス供給部(供給管)の制御弁を制御す
る制御手段とからなる圧力調整手段13が設けられてい
る。
【0027】このような装置では、両シール装置A1
2間においてガス供給部12からスロート部3内にガ
スを供給して、スロート部3内の圧力を調整し、さら
に、各シール装置A1、A2のギャップaを調整するとと
もに、隣接する各ゾーン1、2の炉内圧力Pi、Pdを
圧力調整手段6、7により調整し、これらにより、隣接
するゾーン1、2の炉内圧力Pi、Pdとスロート部3
内の圧力Psとの間にPi<Ps>Pdの関係の差圧を
生じさせる。図3の下図はこの差圧が生じた炉内圧力分
布を示すもので、炉内圧力がPi<Ps>Pdとなるた
め、常にスロート部3から隣接する両ゾーン1、2内に
ガスが流入することになる。したがって、ゾーン1の炉
内雰囲気ガスがゾーン2に流入したり、逆にゾーン2の
炉内雰囲気ガスがゾーン1に流入することはない。な
お、ガス供給部12から供給されるガスは、成分上両ゾ
ーン1、2に流入しても支障のないガス種(ゾーン1、
2のガス成分に応じ、例えば、N2、H2、不活性ガス
等)とする必要がある。
【0028】なお、本発明は上記実施例のような水平式
連続処理炉に限らず、縦型の連続処理炉にも適用でき
る。また、本発明は所謂CVD処理炉、一般の連続焼鈍
炉、連続溶融亜鉛めっき設備、カラー鋼板の焼付炉、電
磁鋼板の絶縁皮膜焼付炉、光輝焼鈍炉等、各種の連続処
理炉に適用できる。
【0029】図4ないし図8は、図1ないし図3の装置
に適用されるシール装置Aの好ましい実施例を示すもの
で、サポートロール4と対向した位置に設けられるシー
ル部材5を、ギャップ調整用筒体14と、このギャップ
調整用筒体の外周の一部が接触するシール受け面15と
から構成したものである。
【0030】ギャップ調整用筒体14は回動中心Oに関
して真円である真円部16(図中、A−Bの範囲)と、
この真円部16よりも回動中心Oからの半径が小さい非
真円部17(図中、B−C、C−D、D−E、E−Aの
範囲)とからなり、非真円部17の回動中心Oからの半
径が、真円部16の一方の端部から他方の端部にかけ
て、すなわち、B−C、C−D、D−E、E−Aの各範
囲の順に段階的に小さくなるよう構成してある。そし
て、ギャップ調整用筒体14の外側の炉体18には、ギ
ャップ調整用筒体14の必要回動範囲(最大ギャップ〜
ギャップ0とするための回動範囲)においてその真円部
16が常に接触するようにして円弧状のシール受け面1
5が設けられている。また、真円部16がストリップS
に対向した際に、これがストリップSおよびサポートロ
ール4に接触するよう構成してある。
【0031】このようなシール部材5によれば、ギャッ
プ調整用筒体14は、必要される回動範囲においてその
真円部16が常にシール受け面15に接触し、この接触
面がギャップ調整用筒体14と炉体18側と間のシール
部を構成する。また、ギャップ調整用筒体14を回動さ
せることでストリップSとのギャップが調整される。す
なわち、図4に示すようにE−Aの範囲の外面をストリ
ップSに対向させた際に最大ギャップδmaxとなり、こ
の状態から図5、図6、図7の順にギャップ調整用筒体
14を回動させれば、ギャップδは順次小さくなり、図
7の状態で最小ギャップδminとなり、さらに回動させ
れば、図8に示すように真円部16が被ストリップSお
よびサポートロール4に接触することによりギャップは
0となる。このような図4〜図8の回動状態において、
ギャップ調整用筒体14の真円部16は常にシール受け
面15に接触し、この接触面でシール部を構成してい
る。
【0032】したがって、例えば、スレディングバー等
の通過時には図4に示すように最大ギャップδmaxと
し、また、通常の被処理材通過時には、上述したような
差圧を生じさせ、且つ雰囲気ガスの消費量が最少限とな
るようギャップを調整する。また、ゾーン間の遮断を行
う場合には、ストリップSの走行を停止させた状態で、
ギャップ調整用筒体14を図8に示す状態まで回動させ
れば、ギャップ調整用筒体14とサポートロール4間の
ギャップはストリップSをクランプした状態で0とな
り、ゾーン間が遮断されることになる。なお、この実施
例は被処理材が水平パスの場合であるが、被処理材が縦
パスの場合にも同様の構成とすることができる。
【0033】また、1対のギャップ調整用筒体14を被
処理材のパスラインを挾んで対向し、且つ、所定の回動
状態において被処理材に接触するようにして設けること
ができる。図9は、そのような構成を縦型の連続処理炉
に適用した場合の実施例を示している。以上のような構
造のシール装置Aによれば、ギャップ調整用筒体14を
回動させることにより、シール装置Aのギャップ調整を
自在且つ高精度に行うことができ、また、被処理材の走
行を停止した状態において隣接するゾーン間での雰囲気
ガスの流出入を確実に遮断できるため、例えば、連続処
理炉の特定のゾーンだけの点検修理を行う場合でも、当
該ゾーン以外のゾーンについては、炉圧および露点保持
用の最小限の雰囲気ガスを供給し続けることができる。
【0034】なお、ギャップ調整用筒体14に内部に
は、冷却水等の冷媒或いは予熱用熱媒等を流すための流
体流路を設けることができる。また、ギャップ調整用筒
体14の内部を断熱構造とし、筒芯に高温の熱が伝達さ
れないようにすることができる。図10はその一構造例
(断面構造)を示している。この例では、ギャップ調整
用筒体は、外殻材19と芯材22との間に2層の断熱層
20、21を有している。これらのうち、芯材22は通
常炭素鋼またはステンレス鋼から構成され、また、内側
の断熱層21はセラミックにより構成され、さらにその
外側の断熱層20はセラミックファイバー、石綿または
空気層から構成される。また、シール面を構成する外殻
材19は、使用温度に応じてその材質を選択することが
好ましく、例えば、使用温度が850℃未満の場合には
ZrO2またはAl23等のセラミックにより、また、
使用温度が850〜1000℃の場合にはZrO2、A
23等のセラミックまたはカーボン等により、さら
に、使用温度が1000℃を超える場合にはAl23
SiO2等のセラミックまたはカーボン等により、それ
ぞれ構成される。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、隣接
するゾーン間での炉内雰囲気ガスの混合を効果的に防止
することができ、また、これを静圧の制御により行うた
め被処理材のバタツキによる張力変動、炉内圧力変動、
被処理材の変形等の問題を生じることがなく、しかも構
造が簡単で従来方式のようなファン等も不要であるた
め、機器の信頼性への懸念がなく、設備コストも小さい
という利点がある。また、シール部材が走行する被処理
材に接触しないため、被処理材に疵を生じたり、シール
部材の損傷によりシール性が不完全になるようなことも
ない。
【0036】また、ギャップ調整用筒体を有するシール
装置を備えた本発明装置では、被処理材の走行を停止し
た状態において隣接するゾーン間での雰囲気ガスの流出
入を確実に遮断でき、例えば、連続処理炉の特定のゾー
ンだけの点検修理を行う場合でも、当該ゾーン以外のゾ
ーンについては、炉圧および露点保持用の最小限の雰囲
気ガスを供給し続けることができ、このため点検修理後
の炉立上りも短時間で済み、炉の点検修理による生産機
会の損失を最小限に抑えることができる。また、シール
装置でのギャップ調整を高精度に行うことができるた
め、必要最少限の雰囲気ガス量で炉内およびスロート部
の圧力制御を行うことができ、省エネルギーの面からも
有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の方法およびその実施に供される
装置をストリップの水平式連続処理炉に適用した場合の
一実施例を示す説明図
【図2】本発明の第2の方法およびその実施に供される
装置をストリップの水平式連続処理炉に適用した場合の
一実施例を示す説明図
【図3】本発明の第3の方法およびその実施に供される
装置をストリップの水平式連続処理炉に適用した場合の
一実施例を示す説明図
【図4】本発明装置を構成するシール装置の一実施例を
示す側面図
【図5】図4のシール装置を異なるギャップ状態で示す
側面図
【図6】図4のシール装置を異なるギャップ状態で示す
側面図
【図7】図4のシール装置を異なるギャップ状態で示す
側面図
【図8】図4のシール装置をギャップ0の状態で示す側
面図
【図9】本発明装置を構成するシール装置の他の実施例
を示す側面図
【図10】内部断熱構造を有するギャップ調整用筒体の
一例を示す縦断面図
【符号の説明】
1、2…ゾーン、3…スロート部、4…サポートロー
ル、5…シール部材、6、7、11、13…圧力調整手
段、8、9…ガス供給管、10…排気部、12…ガス供
給部、14…ギャップ調整用筒体、15…シール受け
面、16…真円部、17…非真円部、18…炉体、A…
シール装置、S…ストリップ、a…ギャップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内雰囲気が異なる複数のゾーンを有す
    る連続処理炉の炉内雰囲気ガス混合防止方法において、
    隣接するゾーン間に設けられたスロート部に、被処理材
    が通過すべきギャップの調整が可能なシール装置を設
    け、前記シール装置のギャップ調整と隣接する各ゾーン
    の圧力調整とにより、隣接するゾーンの炉内圧力に差圧
    を生じさせることで、常に一方のゾーンから他方のゾー
    ンに炉内雰囲気ガスが流入するようにしたことを特徴と
    する連続処理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合防止
    方法。
  2. 【請求項2】 炉内雰囲気が異なる複数のゾーンを有す
    る連続処理炉の炉内雰囲気ガス混合防止方法において、
    隣接するゾーン間に設けられたスロート部の入側および
    出側に、被処理材が通過すべきギャップの調整が可能な
    シール装置を設け、該両シール装置間でスロート部内の
    排気を行い、該排気によるスロート部内の圧力調整と前
    記各シール装置のギャップ調整と隣接する各ゾーンの圧
    力調整とにより、隣接するゾーンの炉内圧力Pi、Pd
    とスロート部内の圧力Psとの間にPi>Ps<Pdの
    関係の差圧を生じさせることで、常に隣接する両ゾーン
    からスロート部内に炉内雰囲気ガスが流入するようにし
    たことを特徴とする連続処理炉における異種炉内雰囲気
    ガスの混合防止方法。
  3. 【請求項3】 炉内雰囲気が異なる複数のゾーンを有す
    る連続処理炉の炉内雰囲気ガス混合防止方法において、
    隣接するゾーン間に設けられたスロート部の入側および
    出側に、被処理材が通過すべきギャップの調整が可能な
    シール装置を設け、該両シール装置間でスロート部内に
    ガスを供給し、該ガスの供給によるスロート部内の圧力
    調整と前記各シール装置のギャップ調整と隣接する各ゾ
    ーンの圧力調整とにより、隣接するゾーンの炉内圧力P
    i、Pdとスロート部内の圧力Psとの間にPi<Ps
    >Pdの関係の差圧を生じさせることで、常にスロート
    部から隣接する両ゾーン内にガスが流入するようにした
    ことを特徴とする連続処理炉における異種炉内雰囲気ガ
    スの混合防止方法。
  4. 【請求項4】 炉内雰囲気が異なる複数のゾーンを有す
    る連続処理炉の炉内雰囲気ガスの混合防止装置におい
    て、隣接するゾーン間に設けられるスロート部と、該ス
    ロート部に設けられるシール装置と、隣接する各ゾーン
    の炉内圧力を調整できる圧力調整手段とからなり、前記
    シール装置が被処理材が通過すべきギャップの調整可能
    なシール部材を有していることを特徴とする連続処理炉
    における異種炉内雰囲気ガスの混合防止装置。
  5. 【請求項5】 炉内雰囲気が異なる複数のゾーンを有す
    る連続処理炉の炉内雰囲気ガスの混合防止装置におい
    て、隣接するゾーン間に設けられるスロート部と、該ス
    ロート部の入側および出側に各設けられるシール装置
    と、スロート部の両シール装置間に設けられる排気部
    と、該排気部からの排気量を制御してスロート部内の圧
    力調整を行う圧力調整手段と、隣接する各ゾーンの炉内
    圧力を調整できる圧力調整手段とからなり、前記シール
    装置が被処理材が通過すべきギャップの調整可能なシー
    ル部材を有していることを特徴とする連続処理炉におけ
    る異種炉内雰囲気の混合防止装置。
  6. 【請求項6】 炉内雰囲気が異なる複数のゾーンを有す
    る連続処理炉の炉内雰囲気ガスの混合防止装置におい
    て、隣接するゾーン間に設けられるスロート部と、該ス
    ロート部の入側および出側に各設けられるシール装置
    と、スロート部の両シール装置間に設けられるガス供給
    部と、該ガス供給部からのガス供給量を制御してスロー
    ト部内の圧力調整を行う圧力調整手段と、隣接する各ゾ
    ーンの炉内圧力を調整できる圧力調整手段とからなり、
    前記シール装置が被処理材が通過すべきギャップの調整
    可能なシール部材を有していることを特徴とする連続処
    理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合防止装置。
  7. 【請求項7】 シール装置が、被処理材パスライン保持
    用のサポートロールと、該サポートロールと対向した位
    置に設けられる、サポートロールとのギャップ調整可能
    なシール部材とからなる請求項4、5または6に記載の
    連続処理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合防止装
    置。
  8. 【請求項8】 シール装置が、被処理材パスラインを挾
    んで配されるギャップ調整可能な1対のシール部材から
    なる請求項4、5または6に記載の連続処理炉における
    異種炉内雰囲気ガスの混合防止装置。
  9. 【請求項9】 シール部材が、被処理材の幅方向に沿っ
    て配され、筒芯と平行な回動中心をもつ回動可能な筒体
    であって、回動中心に関して真円である真円部と、該真
    円部よりも回動中心からの半径が小さく、且つ該半径が
    周方向で変化した非真円部とからなるギャップ調整用筒
    体と、筒体の必要回動範囲においてその真円部が常に接
    触するようにして該筒体の外側に配されるシール受け面
    とからなり、ギャップ調整用筒体の所定の回動状態にお
    いて真円部の一部が被処理材に接触するよう構成された
    請求項7または8に記載の連続処理炉における異種炉内
    雰囲気ガスの混合防止装置。
  10. 【請求項10】 ギャップ調整用筒体の非真円部の回動
    中心からの半径が、真円部の一方の端部から他方の端部
    にかけて無段階または段階的に小さくなるよう構成され
    た請求項9に記載の連続処理炉における異種炉内雰囲気
    ガスの混合防止装置。
  11. 【請求項11】 ギャップ調整用筒体が、その内部に流
    体流路または断熱構造を有している請求項9または10
    に記載の連続処理炉における異種炉内雰囲気ガスの混合
    防止装置。
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