JPH0688127B2 - スラグ流出検知方法 - Google Patents

スラグ流出検知方法

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JPH0688127B2
JPH0688127B2 JP63198913A JP19891388A JPH0688127B2 JP H0688127 B2 JPH0688127 B2 JP H0688127B2 JP 63198913 A JP63198913 A JP 63198913A JP 19891388 A JP19891388 A JP 19891388A JP H0688127 B2 JPH0688127 B2 JP H0688127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、溶鋼注出時のスラグ流出検知方法およびタン
ディッシュノズルの詰まり防止方法に関する。
<従来の技術> 通常、転炉などの精錬炉から出鋼孔を介して取鍋へ溶鋼
を出鋼する際の出鋼末期、あるいは取鍋からノズルなど
を介してタンディッシュなどの中間容器へ注出する注出
末期において溶鋼流にスラグが流出する。
スラグが溶鋼中に流出すると、溶鋼に添加されるAl,Fe
−Mn,FeSiなどの添加合金鉄の歩留りがスラグによって
低下するため、コストの上昇を招く。また、流出したス
ラグによって溶鋼が再酸化し清浄度を悪くするから、製
品品質にも悪影響を及ぼす。そのため、溶鋼中へのスラ
グ流出を最小限にするための方策が要求されている。
溶鋼流へのスラグ流出を検知する従来技術としては、通
常目視による判定方法が主なものであるが、特に取鍋か
らタンディッシュへの注出流におけるスラグ検知方法と
しては、例えば特開昭47−112963号公報に開示されてい
るような振動を測定する方法、また、特開昭53−53521
号公報に開示されているインピーダンス測定法、さら
に、特開昭60−3955,3956号などの公報に開示されてい
るマイクロ波測定法、あるいは、特開昭61−262454号公
報に開示されているノズル内圧力測定法などがある。
一方、ノズル詰まり防止法としては、例えば特開昭52−
26317号公報に開示されているようなタンディッシュノ
ズルより不活性ガスを吹き込む方法や、特開昭56−7156
3号や同61−60248号公報などに開示されているノズル中
を流下する溶鋼を高周波加熱コイルなどの電磁力によっ
て強制的に撹拌する方法、さらに、特開昭61−202754号
公報に開示されているようなタンディッシュノズル内面
にAl2O3などが付着しにくい耐火物を用いる方法、ある
いは、特開昭62−227029号公報に開示されているような
溶鋼の清浄度を向上させる方法などがある。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記した従来技術にはいずれも下記のよ
うな問題がある。
まず、スラグ流出を検知する従来技術についてである
が、目視判定法では判定者の個人差によってばらつきが
生じて正確さに欠けるとともに、判定に時間がかかり、
かつ密閉型タンディッシュのように注出流が外部から見
えない場合には判定することができないという欠点があ
る。
また、振動判定法やインピーダンス測定法あるいはマイ
クロ波測定法では、測定センサを注出流に近接させる必
要があるから、保守性や操作性に問題があり、かつ設備
が大規模になって高価になる。
一方、ノズル内圧力測定法では、ロングノズル内の負圧
を測定する際、圧力測定孔が溶鋼やスラグで閉塞されや
すいため、圧力を検知することができなくなる場合が多
い。また、注出流が溶鋼からスラグへ変化する際のノズ
ル内の圧力変化量が0.02kgf/cm2程度と非常に微小であ
るため、正確に検出することが困難であり、かつ、圧力
測定孔の形状によっては、圧力損失が大きくなるので、
スラグ流出による圧力変化を検知することができなくな
る場合もあり、安定して検知することができない恐れが
ある。
さらに、この測定方法で検知されるノズル内圧は、ロン
グノズルを取鍋ノズルに圧着し、その圧着部に不活性ガ
ス吹付管により不活性ガスを吹き付けてノズル内をパー
ジし、ノズル内の静圧(負圧)を測定する構造としてい
るので、溶鋼流による不活性ガスの巻き込み量とスラグ
流出による巻き込みガス量(圧着部からの吸い込みガス
量)は異なるが、流下物体の流下運動エネルギーにかか
わらず内部圧力が一定になるように圧着部から不活性ガ
スが吸い込まれるので、ノズル内部圧力そのものはほぼ
同じ圧力に維持されることになり、したがって安定して
精度よくスラグ流出を検出することができないという欠
点を有している。
つぎに、ノズル詰まり防止法についてであるが、不活性
ガスをタンディッシュノズルに吹き込む方法は、不活性
ガスがモールド内に持ち込まれて湯面変動を促進し、モ
ールドパウダの巻き込みを増大させ、鋳片の清浄度を劣
化させるという問題がある。
また、タンディッシュノズル内を電磁撹拌する方法は、
設備費が割高の上、保守性も悪い。
さらに、タンディッシュノズル内面にAl2O3などが付着
しにくい耐火物を用いる方法では、ノズルが2相構造と
なるため製作が困難な上、耐スポイル性が劣る。
また、溶鋼の清浄度を向上させる方法は、そのために出
鋼温度の上昇させる必要があり、かつ、合金鉄や合成ス
ラグの原単位を増大させる必要があるなど割高になると
いう問題がある。
本発明は、上記のような課題を解消すべくなされたもの
であって、常に高い精度でかつ安定して溶鋼流に流出す
るスラグの検知が可能な方法を提供することを目的とす
る。
<課題を解決するための手段> 本発明の第1の態様は、精錬炉の出鋼孔あるいは取鍋の
底部に設けられたノズルなどの溶鋼流出管を介して取鍋
あるいはタンディッシュなどの中間容器へ溶鋼を出鋼あ
るいは注出する際に、精錬炉あるいは取鍋から流出する
スラグを検知する方法であって、前記溶鋼流出管の側部
に設けたガス供給孔から不活性ガスを吸引導入し、前記
溶鋼流出管内を流れる注出流によって吸い込まれる不活
性ガスの流量の低下および/または背圧の上昇を検出し
て、溶鋼流へのスラグ流出を判定することを特徴とする
スラグ流出検知方法であり、 また、本発明の第2の態様は、精錬炉の出鋼孔あるいは
取鍋の底部に設けられたノズルなどの溶鋼流出管を介し
て取鍋あるいはタンディッシュなどの中間容器へ溶鋼を
出鋼あるいは注出する際に、精錬炉あるいは取鍋から流
出するスラグを流出する方法であって、前記溶鋼流出管
の側部に設けたガス供給孔から不活性ガスを吸引導入
し、前記溶鋼流出管内を流れる注出流によって吸い込ま
れる不活性ガスの背圧を測定し、この背圧の大きさが大
気圧より低いときは前記不活性ガスの流量の変化を用
い、前記背圧が大気圧より高いときは背圧の変化を用い
て、溶鋼流へのスラグ流出を判定することを特徴とする
スラグ流出検知方法である。
以下に、本発明の具体的構成を図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明方法に係る実施例を示す断面図であ
り、鋼の連続鋳造における取鍋からタンディッシュへ溶
鋼を注出する際のスラグ流出を検知する場合を例示した
ものである。
図において、1は取鍋であり、その底部に鍋ノズル2が
取付けられる。3はタンディッシュで、ロングノズル4
を介して取鍋1の中に充満された溶鋼5が注出される。
溶鋼5の上面には通常スラグ6が浮上している。
7は鍋ノズル2の側部に取付けられたガス供給孔であ
り、ガス供給管8から不活性ガスが供給される。
9は流量計、10は圧力計で、それぞれガス供給管8に取
付けられ、その測定信号はスラグ検知器11に入力され
る。
なお、場合によっては、ガス供給管8に定流量装置12ま
たは定圧装置13を設けてもよい。
このようにスラグ流出検知装置を構成して、取鍋1内の
溶鋼5をタンディッシュ3に注出する際に、鍋ノズル2
にガス供給孔7を介して不活性ガスを吸引導入させるよ
うに供給し、そのときの溶鋼5の注出流によって吸い込
まれる不活性ガスの流量の低下および/または背圧の上
昇を検知することにより、溶鋼流へのスラグの流出を判
定するのである。
そして、その判定結果に基づいて、図示しないストッパ
あるいはスライデングノズルを操作して取鍋からの溶鋼
の流出を停止するようにすれば、スラグの流出を抑制す
ることができる。
ここで使用する不活性ガスは、溶鋼の再酸化を極力避け
る必要があることから、例えばArガスが好適である。
また、ガス供給孔7の取付け位置は、ロングノズル5の
側部であってもよい。
なお、上記の構成は、取鍋1とタンディッシュ3の組合
せについて説明したが、転炉などの精錬炉と取鍋の組合
せを対象にする場合は、精錬炉の出鋼孔にガス供給孔7
を設けるようにする。
<作用> 以下に、本発明のスラグ流出検知方法の原理について説
明する。
一般に、水噴射ポンプの場合に、ノズルから吹き込まれ
る水流がのど部で被駆動体と混合されて、その運動エネ
ルギーを被駆動体に与え、さらにディフューザで速度ヘ
ッドが圧力ヘッドに変換されて吸引力が生じる。
この原理と同じように、溶鋼流が通気孔を有する管(例
えば、出鋼孔とか鍋ノズル,ロングノズルなど)の内部
を通過する際には、通気孔部で吸引力が発生する。
この吸引力の程度は、通気孔や管の径や形状などによっ
て異なるが、注出流の運動エネルギーに大きく依存す
る。それ故、溶鋼流とスラグ流では密度が異なるので、
したがって吸引力も自ずと異なるのである。
そこで、前出第1図に示したように、鍋ノズル2から溶
鋼5が注出するときに、ガス供給孔7を通して不活性ガ
スを供給し、そのときの溶鋼5の注出流によって吸い込
まれる不活性ガスの流量の低下または背圧の上昇を個別
にあるいは同時に測定することにより、流量,背圧の変
化すなわち吸引力の変化からスラグの流出を検知するこ
とができる。
ここで、注出流の運動エネルギーの大きさは、取鍋1内
の溶鋼5のヘッド高さと鍋ノズル2の開口面積および注
出流の密度に依存する。
したがって、注出流が溶鋼からスラグへ変化する際、注
出流の密度が大きく変化(溶鋼の密度がほぼ7000kg/m3
に対し、スラグの密度はほぼ2500kg/m3)するので、注
出流のもつ運動エネルギーも大きく変化する。
ところで、鍋ノズル2に不活性ガスを供給すると、供給
されたガスは注出流のもつ運動エネルギーによって注出
流内に巻き込まれるから、ガス供給孔7内、さらにはガ
ス供給管8内の不活性ガスは鍋ノズル2内に吸引され
る。このときの吸引力は、注出流のもつ運動エネルギー
に依存するので、注出流が溶鋼からスラグへ変化する際
には、吸引力も大きく変化する。したがって、ガス供給
管8内を流れる不活性ガスの流量および/または背圧を
連続的に測定することによってスラグの流出を検知する
ことができる。
第2図は、ガス供給孔7から鍋ノズル2へ不活性ガスを
供給したときの背圧と流量の関係を示す特性図であり、
背圧P(kgf/cm2)と流量Q(l/min)との間には の関係にあることを示している。
この図からわかるように、供給ガスの背圧Pが大気圧に
対して1kgf/cm2以下においては、背圧のわずかな変化Δ
P1に対して流量がΔF1と大きく変化するので、この場合
は流量Qを検知するのが望ましい。一方、不活性ガスの
背圧Pが1kgf/cm2よりも高い場合は、背圧の変化がΔP2
と大きいが、流量QはΔF2とわずかしか変化しないか
ら、この場合は背圧Pを検知するようにすればよい。ま
た、これら流量Qと背圧Pの双方を関連づけて測定する
ようにすれば、より測定精度を高めることが可能であ
る。
なお、供給ガスの背圧Pを定圧装置12を取付けて一定に
なるように調整すると、スラグが流出する際の流量Qの
低下の度合いはより大きくなるので、検出精度が向上す
る。また、定流量装置13を用いれば、背圧Pの上昇の度
合いを大きくすることが可能である。
このように、本発明のスラグ検知方法では、ガス供給孔
7を介して積極的に注出流に不活性ガスを供給するよう
にしたので、従来例に見られるような通気孔の地金によ
る閉塞という問題は、全く生じる恐れがなく、また正確
にスラグ流出を検出することができる。
<実施例> 本発明の実施例について、以下に説明する。
容量230tの取鍋からロングノズルを用いてタンディッシ
ュに溶鋼を注出する際、鍋ノズル内へArガスを流量;15l
/min,背圧;0.1kgf/cm2の条件で供給し、そのときの流量
および背圧の変化を測定した。それらの注出末期におけ
る測定結果を第3図(a),(b)にそれぞれ示した。
なお、同時に目視による判定も行った。
Arガス流量は、第3図(a)に示すように、目視判定の
6秒前より変化し始めて4秒前には13l/minになり、そ
の後著しく低下して目視判定時には3l/minになった。
一方、背圧は、第3図(b)に示すように、目視判定の
4秒前に大気圧に対して0.1kgf/cm2であったものが、目
視判定時には0.3kgf/cm2へ上昇した。
このことから、Arガス流量の変化量が初期流量より2l/m
in減少した時点、すなわち目視判定の4秒前にスラグが
流出し始めたと判定することができる。
したがって、この時点で取鍋のストッパあるいはスライ
デングノズルを操作して、取鍋からの溶鋼の流出を停止
するようにすれば、スラグの流出を大幅に低減させるこ
とができる。なお、スラグ流出の判定基準は、操業条件
によって適宜に設定すればよい。
このスラグ流出検知方法を用いて、タンディッシュノズ
ル詰まりの状況について調査した結果を第4図に示す。
この図において、横軸は1チャージ当たりの取鍋からタ
ンディッシュへ混入した取鍋スラグ量(kg)であり、縦
軸はタンディッシュノズル詰まり指数の増分(cm2・min
/t)である。
ここで、タンディッシュノズル詰まり指数とは、1tの溶
鋼を1分間当たりに鋳込むことが可能なノズル開度面積
を示しており、ノズル詰まり指数が大である程ノズル詰
まりは著しいのである。
図から明らかなように、取鍋からタンディッシュへ混入
した取鍋スラグ量が少ない程、ノズル詰まり指数は小さ
いことがわかる。とくに、取鍋スラグ混入量が100kg以
下の場合は、ノズル詰まり指数はほとんど0である。
このことから、したがって、取鍋スラグ混入量を100kg
以下とすれば、ノズル詰まりを発生しないで連続鋳造を
行うことができる。
第5図は、本発明方法を用いてタンディッシュに鋳込ん
だときの取鍋スラグ混入量分布を示した特性図である。
このときの鋳込みチャージ数nは50チャージであり、1
チャージ当たりの平均取鍋スラグ混入量は50.3kg,標
準偏差σは24.1kgであった。
比較のために、従来法による取鍋スラグ混入量分布を第
6図に示した。なお、このときの鋳込みチャージ数nは
75チャージであり、1チャージ当たりの平均取鍋スラグ
混入量は203.9kg,標準偏差σは56.5kgであった。
これらの結果から明らかなように、本発明法は従来法に
比べて取鍋スラグ混入量がほぼ1/3程度にまで低減して
いることがわかる。
第7図は、タンディッシュノズル1本当たりの鋳造量と
ノズル詰まり指数との関係を示す特性図である。
この図からわかるように、従来法においては鋳造量の増
加とともにノズル詰まり指数が増大し、とくに、500t/
ノズル以上になると、ノズル詰まりの程度が著しくなっ
たのに対し、本発明法は鋳造量が増加してもほとんどノ
ズル詰まりが認められなかった。
このことから、取鍋からタンディッシュへ混入するスラ
グ量を1チャージ当たり100kg以下とする本発明法によ
れば、ノズル詰まりなしで500t/ノズル以上の連続鋳造
が可能であることがわかる。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、精錬炉または取
鍋からのスラグの流出を早期に検知できるから、取鍋ま
たはタンディッシュ内へ流出するスラグの量を低減させ
ることが可能となり、以下の効果が得られる。
取鍋に添加するAlやFe−Mn,FeSiなどの合金鉄の歩留
りの向上が図られる。
溶鋼のスラグによる再酸化量を低減させることができ
るから、溶鋼の清浄度を向上させることができる。
ノズル1本当たりの連続鋳造量の拡大によって、耐火
物コストの低減が可能となる。
ノズル詰まりを防止することができるから、高い効率
の連続鋳造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法に係る実施例を示す断面図、第2
図は、不活性ガス供給時の背圧と流量の関係を示す特性
図、第3図は、注出末期におけるArガスの(a)流量,
(b)背圧の変化を示す特性図、第4図は、取鍋スラグ
混入量とタンディッシュノズル詰まり指数の増分の関係
を示す特性図、第5図は、本発明法を用いてタンディッ
シュに鋳込んだときの取鍋スラグ混入量分布を示す特性
図、第6図は、従来法によりタンディッシュに鋳込んだ
ときの取鍋スラグ混入量分布を示す特性図、第7図は、
タンディッシュノズル1本当たりの鋳造量とノズル詰ま
り指数との関係を示す特性図である。 1…取鍋,2…鍋ノズル, 3…タンディッシュ,4…ロングノズル, 5…溶鋼,6…スラグ, 7…ガス供給孔,8…ガス供給管, 9…流量計,10…背圧計, 11…スラグ検知装置,12…定圧装置, 13…定流量装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−30615(JP,A) 特開 昭58−31021(JP,A) 特開 昭61−262454(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精錬炉の出鋼孔あるいは取鍋の底部に設け
    られたノズルなどの溶鋼流出管を介して取鍋あるいはタ
    ンディッシュなどの中間容器へ溶鋼を出鋼あるいは注出
    する際に、精錬炉あるいは取鍋から流出するスラグを検
    知する方法であって、前記溶鋼流出管の側部に設けたガ
    ス供給孔から不活性ガスを吸引導入し、前記溶鋼流出管
    内を流れる注出流によって吸い込まれる不活性ガスの流
    量の低下および/または背圧の上昇を検出して、溶鋼流
    へのスラグ流出を判定することを特徴とするスラグ流出
    検知方法。
  2. 【請求項2】精錬炉の出鋼孔あるいは取鍋の底部に設け
    られたノズルなどの溶鋼流出管を介して取鍋あるいはタ
    ンディッシュなどの中間容器へ溶鋼を出鋼あるいは注出
    する際に、精錬炉あるいは取鍋から流出するスラグを検
    知する方法であって、前記溶鋼流出管の側部に設けたガ
    ス供給孔から不活性ガスを吸引導入し、前記溶鋼流出管
    内を流れる注出流によって吸い込まれる不活性ガスの背
    圧を測定し、この背圧の大きさが大気圧より低いときは
    前記不活性ガスの流量の変化を用い、前記背圧が大気圧
    より高いときは背圧の変化を用いて、溶鋼流へのスラグ
    流出を判定することを特徴とするスラグ流出検知方法。
JP63198913A 1988-03-09 1988-08-11 スラグ流出検知方法 Expired - Fee Related JPH0688127B2 (ja)

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