JPH0687867U - 溶融金属試料採取プローブ - Google Patents

溶融金属試料採取プローブ

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Publication number
JPH0687867U
JPH0687867U JP3034793U JP3034793U JPH0687867U JP H0687867 U JPH0687867 U JP H0687867U JP 3034793 U JP3034793 U JP 3034793U JP 3034793 U JP3034793 U JP 3034793U JP H0687867 U JPH0687867 U JP H0687867U
Authority
JP
Japan
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sampling
molten metal
sample
chamber
pin
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Pending
Application number
JP3034793U
Other languages
English (en)
Inventor
慶太 岩崎
毅 芳澤
隆宏 吉川
Original Assignee
大阪酸素工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク状試料とピン状試料が同時採取でき
る溶融金属試料採取プローブの提供。 【構成】 紙管内部に試料採取容器を組み込んでなる溶
融金属採取プローブにおいて、流入口に筒状の側面に開
口する上室、内部に湯道を形成された縦方向半割れの冷
し金、および上面が凹面状のディスク試料採取室を有
し、該冷し金に半割部をセンターとして、該試料室から
該上室側へピン状試料を採取する空間を設けた事を特徴
とする溶融金属採取プローブ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、溶融金属の成分分析に使用される、溶融金属試料採取プローブでデ ィスク状試料とピン状試料とが同時採取できる溶融金属試料採取プローブである 。
【0002】
【従来の技術】
金属の精錬工程においては適宜、溶融金属試料を採取して、その成分を分析機 器を用いてその操業を制御する事が必要である。溶融金属試料採取プローブを用 いて採取されたディスク状試料は蛍光X線分析装置或いは発光分光分析装置によ り迅速分析され、ピン状試料は燃焼分析装置等により分析される。
【0003】 従来のディスク状試料とピン状試料が同時採取できる溶融金属試料採取プロー ブは、ディスク状試料室とピン状試料室が別々に存在し、そのため採取した試料 を取り出すのに時間を要し、また製作工程がかかる為コストが高いプローブであ った。
【0004】 図4に従来の溶融金属試料採取プローブの縦断面図を示す。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】
本考案の溶融金属採取プローブは従来のディスク状試料を採取する為のサンプ ル室内の縦方向半割れの肉厚の冷し金部に、半割れ部をセンターとしてディスク 試料室から上室側へピン状サンプルを採取する空間部を設けた、ディスク状試料 とピン状試料を同時採取できる事を特徴とする溶融金属試料採取プローブに関す る。
【0006】
【実施例】
図1に本考案の溶融金属試料採取プローブの縦断面図を示す。
【0007】 この溶融金属採取プローブは全体が紙管にて包囲され、ホルダーとなる紙管1 の先端部に更に大きい径の紙管2が取付けられ、この紙管2内に紙管1と紙管3 に挟まれた試料採取ユニットが内蔵され、紙管2の湯口部4には紙又は金属製の アナブタ5が取付けられている。試料採取ユニットは筒状の金属、シェル又はセ ラミックス製の側面が開口する上室6、金属製の内部に湯道7bとピン試量採取 室7cを備えた半割れ構造の冷し金7および金属製の凹面状のディスク試料採取 容器8より構成されている。
【0008】 ディスク試料採取空間8bは冷し金7とディスク試料採取容器8により構成さ れる。
【0009】 本考案の溶融金属試料採取プローブを溶融金属中に浸漬すると穴ブタ5が溶損 して、溶湯が湯口部4から上室空間6b、湯道7bを通ってディスク試料採取空 間8bとピン試量採取室7cに金属試料が採取される。冷し金7は半割れであり 、また底部にくびれ部7aがある為、ディスク及びピン試料は簡単に取り出され る。
【0010】 図3に採取された金属試料図を示す。ピン試料は直径5mmと細い為、ハンマ ーで軽く叩くだけでディスク試料と分離する事ができる。採取された金属試料は 各々成分分析が行われ、精錬工程にフイードバックされる。
【0011】 上記実施例は試料採取ユニットのみを備えた例について説明したが、熱電対等 を用いた測温ユニットを紙管3の下端に取付けたタイプの温度測定と試料採取を 同時に行う装置にも、当然適用できる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案でのディスク状試料とピン状試料を同時採取できる溶 融金属試料採取プローブにより、ディスク試料室とピン試料室が同一の試料採取 ユニットで製作できる為。プローブ製作コストの大幅な低減が可能となる。
【0013】 また、試料の取り出し作業も大変に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施態様を示すプローブの断面
図。
【図2】図2は図1のA−A断面図。
【図3】図3は本考案にかかるプローブで採取された金
属試料の形状を示す図。
【図4】図4は従来技術にかかるプローブの断面図。
【符号の説明】
1〜3:紙管 4 :湯口部 5 :あなぶた 6 :上室 6b:上室空間 7 :冷し金 7a:くびれ部 7b:湯道 7c:ピン試料採取室 8 :ディスク試料採取室 8b:ディスク試料採取空間 9 :ピン試料採取室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙管内部に試料採取容器を組み込んでな
    る溶融金属採取プローブにおいて、流入口に筒状の側面
    に開口する上室、内部に湯道を形成された縦方向半割れ
    の冷し金、および上面が凹面状のディスク試料採取室を
    有し、該冷し金に半割部をセンターとして、該試料室か
    ら該上室側へピン状試料を採取する空間を設けた事を特
    徴とする溶融金属採取プローブ。
JP3034793U 1993-06-07 1993-06-07 溶融金属試料採取プローブ Pending JPH0687867U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121093A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Kobe Steel Ltd 溶鋼採取用複合サンプラー
JP2013140102A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Denshi Rika Kogyo Kk 溶融金属の試料採取装置

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