JPH11304669A - 溶融金属及び鉱滓採取装置 - Google Patents
溶融金属及び鉱滓採取装置Info
- Publication number
- JPH11304669A JPH11304669A JP10131102A JP13110298A JPH11304669A JP H11304669 A JPH11304669 A JP H11304669A JP 10131102 A JP10131102 A JP 10131102A JP 13110298 A JP13110298 A JP 13110298A JP H11304669 A JPH11304669 A JP H11304669A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- molten metal
- slag
- paper pipe
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- Pending
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融金属試料と鉱滓試料とを同時に採取す
る。 【解決手段】 プローブ紙管１の下方先端部には更に大
径の紙管２が接続されており、紙管２内には溶鋼金属試
料を採取するためのカップ状の試料採取容器３が内蔵さ
れていて、底部をシャモット耐火物４により閉塞されて
いる。試料採取容器３の上方の紙管２に採取口５が開け
られていて、採取口は鉄製のキャップ６により覆われて
いる。紙管２の上部のプローブ紙管１には、鋼滓採取用
の例えば鋼等から成る金属製の円筒体８が挿着されてお
り、この円筒体８の表面には鋼滓の付着を容易にするた
めに円周方向に溝９が刻設されている。
る。 【解決手段】 プローブ紙管１の下方先端部には更に大
径の紙管２が接続されており、紙管２内には溶鋼金属試
料を採取するためのカップ状の試料採取容器３が内蔵さ
れていて、底部をシャモット耐火物４により閉塞されて
いる。試料採取容器３の上方の紙管２に採取口５が開け
られていて、採取口は鉄製のキャップ６により覆われて
いる。紙管２の上部のプローブ紙管１には、鋼滓採取用
の例えば鋼等から成る金属製の円筒体８が挿着されてお
り、この円筒体８の表面には鋼滓の付着を容易にするた
めに円周方向に溝９が刻設されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金属精錬業
等において、分析用に溶融金属試料を採取すると共に、
溶融金属上に存在する鉱滓を採取するための溶融金属及
び鉱滓採取装置に関するものである。
等において、分析用に溶融金属試料を採取すると共に、
溶融金属上に存在する鉱滓を採取するための溶融金属及
び鉱滓採取装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、例えば溶鋼材料の採取は紙管
の先端に採取容器を取り付け、紙管にホルダを挿着し、
溶鋼中に浸漬して試料を採取する手段が多く採用されて
いる。
の先端に採取容器を取り付け、紙管にホルダを挿着し、
溶鋼中に浸漬して試料を採取する手段が多く採用されて
いる。
【０００３】一方、溶鋼上に浮遊する鉱滓試料の採取に
ついては、鋼滓をスプーンで汲み上げてから容器中に注
入することにより行われている。
ついては、鋼滓をスプーンで汲み上げてから容器中に注
入することにより行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶鋼試料と鋼
滓試料の採取が必要な場合には、採取を２度行わなけれ
ばならず極めて煩わしい。また、精錬途中においては採
取時間がずれるために、信頼性に欠ける問題点もあり、
本来は同一時点での溶鋼と鋼滓の採取が望ましい。
滓試料の採取が必要な場合には、採取を２度行わなけれ
ばならず極めて煩わしい。また、精錬途中においては採
取時間がずれるために、信頼性に欠ける問題点もあり、
本来は同一時点での溶鋼と鋼滓の採取が望ましい。
【０００５】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
溶融金属試料の採取と同時に鉱滓試料をも採取できる溶
融金属及び鉱滓採取装置を提供することにある。
溶融金属試料の採取と同時に鉱滓試料をも採取できる溶
融金属及び鉱滓採取装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る溶融金属及び鉱滓採取装置は、紙管の
先端に溶融金属試料を採取するための採取容器を配置
し、該採取容器の上方に鉱滓を付着させるために表面を
粗面とした金属体を配置したことを特徴とする。
めの本発明に係る溶融金属及び鉱滓採取装置は、紙管の
先端に溶融金属試料を採取するための採取容器を配置
し、該採取容器の上方に鉱滓を付着させるために表面を
粗面とした金属体を配置したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図１は第１の実施例の縦断面図を示
し、プローブ紙管１の下方先端部には更に大径の紙管２
が接続されており、紙管２内には金属又はセラミックか
ら成り溶鋼金属試料を採取するためのカップ状の試料採
取容器３が内蔵されていて、底部をシャモット耐火物４
により閉塞されている。試料採取容器３の上方の紙管２
に採取口５が開けられていて、採取口は鉄製のキャップ
６により覆われている。また、試料採取容器３の側方に
は、ガス分析用溶鋼金属試料を採取するための真空ガラ
ス管７が固定されている。
詳細に説明する。図１は第１の実施例の縦断面図を示
し、プローブ紙管１の下方先端部には更に大径の紙管２
が接続されており、紙管２内には金属又はセラミックか
ら成り溶鋼金属試料を採取するためのカップ状の試料採
取容器３が内蔵されていて、底部をシャモット耐火物４
により閉塞されている。試料採取容器３の上方の紙管２
に採取口５が開けられていて、採取口は鉄製のキャップ
６により覆われている。また、試料採取容器３の側方に
は、ガス分析用溶鋼金属試料を採取するための真空ガラ
ス管７が固定されている。
【０００８】更に、紙管２の上部のプローブ紙管１に
は、鋼滓採取用の例えば鋼等から成る金属製の円筒体８
が挿着されており、この円筒体８の表面には鋼滓の付着
を容易にするために円周方向に多数本の溝９が刻設され
ている。なお、鋼滓の厚みは不定であるので、採取を確
実に行うために円筒体８の長さは長い方が好ましく、例
えば２０ｃｍとされている。
は、鋼滓採取用の例えば鋼等から成る金属製の円筒体８
が挿着されており、この円筒体８の表面には鋼滓の付着
を容易にするために円周方向に多数本の溝９が刻設され
ている。なお、鋼滓の厚みは不定であるので、採取を確
実に行うために円筒体８の長さは長い方が好ましく、例
えば２０ｃｍとされている。
【０００９】この装置を使用して溶鋼金属試料と鋼滓試
料の採取を実施するには、パイプ状のホルダをプローブ
紙管１内に装着し、ホルダを支えながら紙管２を溶融中
に押し込むように浸漬する。
料の採取を実施するには、パイプ状のホルダをプローブ
紙管１内に装着し、ホルダを支えながら紙管２を溶融中
に押し込むように浸漬する。
【００１０】紙管１の先端部が鋼滓層を突き破り、紙管
１が溶鋼に達するとキャップ６が溶融し、試料採取容器
３には採取口５から溶鋼が導入される。この溶鋼の導入
に伴って、試料採取容器３内の空気は押し出されること
になるが、この空気はプローブ紙管１内に逃げ込み、溶
鋼試料採取の妨げにはならない。同時に、真空ガラス管
７の先端が溶融し、ガス分析用の溶鋼試料が真空ガラス
管７内に吸引され、更に円筒体８には鋼滓が付着する。
１が溶鋼に達するとキャップ６が溶融し、試料採取容器
３には採取口５から溶鋼が導入される。この溶鋼の導入
に伴って、試料採取容器３内の空気は押し出されること
になるが、この空気はプローブ紙管１内に逃げ込み、溶
鋼試料採取の妨げにはならない。同時に、真空ガラス管
７の先端が溶融し、ガス分析用の溶鋼試料が真空ガラス
管７内に吸引され、更に円筒体８には鋼滓が付着する。
【００１１】ここで、ホルダを引き上げると、試料採取
容器３、真空ガラス管７内には溶鋼金属試料が採取され
ており、円筒体８の表面には鋼滓が２〜３ｍｍ程度の厚
さに付着されている。試料採取容器３、真空ガラス管７
から凝固した試料を取り出し、機器分析装置に送り成分
分析を行う。また、鋼滓は凝固した後に円筒体８から剥
離した上で粉砕し、バインダを用いて固形化し機器分析
に使用する。
容器３、真空ガラス管７内には溶鋼金属試料が採取され
ており、円筒体８の表面には鋼滓が２〜３ｍｍ程度の厚
さに付着されている。試料採取容器３、真空ガラス管７
から凝固した試料を取り出し、機器分析装置に送り成分
分析を行う。また、鋼滓は凝固した後に円筒体８から剥
離した上で粉砕し、バインダを用いて固形化し機器分析
に使用する。
【００１２】なお、実施例では円筒体８の表面に鋼滓を
確実に付着させるために、その円周方向の溝９を形成し
たが、必ずしも溝９に限らず引っ掻き傷を付たりした粗
面であればよい。また、鋼滓採取用の円筒体８は必ずし
もこの形状とは限らず、板体状とすることもできる。
確実に付着させるために、その円周方向の溝９を形成し
たが、必ずしも溝９に限らず引っ掻き傷を付たりした粗
面であればよい。また、鋼滓採取用の円筒体８は必ずし
もこの形状とは限らず、板体状とすることもできる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る溶融金
属及び鉱滓採取装置は、一回の採取により溶融金属試料
の採取と同時間の鉱滓試料の採取が可能となる。
属及び鉱滓採取装置は、一回の採取により溶融金属試料
の採取と同時間の鉱滓試料の採取が可能となる。
【図１】実施例の縦断面図である。
１ プローブ紙管 ２ 紙管 ３ 試料採取容器 ７ 真空ガラス管 ８ 円筒体 ９ 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 勲 東京都台東区台東一丁目６番６号 リケン 工業株式会社内 (72)発明者 久井 徹朗 東京都台東区台東一丁目６番６号 リケン 工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 紙管の先端に溶融金属試料を採取するた
めの採取容器を配置し、該採取容器の上方に鉱滓を付着
させるために表面を粗面とした金属体を配置したことを
特徴とする溶融金属及び鉱滓採取装置。 - 【請求項２】 前記金属体は円筒状として前記紙管に挿
着した請求項２に記載の溶融金属及び鉱滓採取装置。 - 【請求項３】 前記金属体の表面に溝を形成した請求項
１に記載の溶融金属及び鉱滓採取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131102A JPH11304669A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 溶融金属及び鉱滓採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131102A JPH11304669A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 溶融金属及び鉱滓採取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11304669A true JPH11304669A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=15050034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10131102A Pending JPH11304669A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 溶融金属及び鉱滓採取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11304669A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030039202A (ko) * | 2001-11-12 | 2003-05-17 | 주식회사 포스코 | 수강래들의 용강정련용 전용프로브 사용방법 |
| DE10201023A1 (de) * | 2002-01-11 | 2003-07-31 | Heraeus Electro Nite Int | Probennehmer für Schmelzen, insbesondere für auf einer Metallschmelze aufliegende Schlacke |
| KR100435499B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2004-06-10 | 주식회사 포스코 | 조립식 시료 채취기 |
| KR100450525B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2004-10-06 | 주식회사 우진 | 시료채취용 샘플러 |
| EP1762834A1 (de) * | 2005-09-13 | 2007-03-14 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Eintauchsonde für Metallschmelzen |
| US8001856B2 (en) | 2003-12-19 | 2011-08-23 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Sampling device |
| US8141439B2 (en) | 2008-11-17 | 2012-03-27 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Device for sampling metal melts |
| KR101319316B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-10-16 | 우진 일렉트로나이트(주) | 용융금속 및 슬래그 건전시료의 동시채취 방법 |
| KR101318831B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-10-16 | 우진 일렉트로나이트(주) | 용융금속 및 슬래그 건전시료를 동시에 채취하는 복합프로브 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10131102A patent/JPH11304669A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030039202A (ko) * | 2001-11-12 | 2003-05-17 | 주식회사 포스코 | 수강래들의 용강정련용 전용프로브 사용방법 |
| DE10201023A1 (de) * | 2002-01-11 | 2003-07-31 | Heraeus Electro Nite Int | Probennehmer für Schmelzen, insbesondere für auf einer Metallschmelze aufliegende Schlacke |
| DE10201023B4 (de) * | 2002-01-11 | 2004-07-29 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Probennehmer für auf einer Metallschmelze aufliegende Schlacke |
| US6883392B2 (en) | 2002-01-11 | 2005-04-26 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Sampler for melts, in particular for slags lying on a molten metal |
| KR100450525B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2004-10-06 | 주식회사 우진 | 시료채취용 샘플러 |
| KR100435499B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2004-06-10 | 주식회사 포스코 | 조립식 시료 채취기 |
| US8001856B2 (en) | 2003-12-19 | 2011-08-23 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Sampling device |
| EP1762834A1 (de) * | 2005-09-13 | 2007-03-14 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Eintauchsonde für Metallschmelzen |
| AU2006203594B2 (en) * | 2005-09-13 | 2008-05-22 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Immersion probe |
| US7621191B2 (en) | 2005-09-13 | 2009-11-24 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Immersion probe |
| JP2007077503A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Heraeus Electro-Nite Internatl Nv | 浸漬プローブ |
| KR101279281B1 (ko) * | 2005-09-13 | 2013-06-26 | 헤라우스 일렉트로-나이트 인터내셔날 엔. 브이. | 침지 프로브 |
| US8141439B2 (en) | 2008-11-17 | 2012-03-27 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Device for sampling metal melts |
| KR101319316B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-10-16 | 우진 일렉트로나이트(주) | 용융금속 및 슬래그 건전시료의 동시채취 방법 |
| KR101318831B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-10-16 | 우진 일렉트로나이트(주) | 용융금속 및 슬래그 건전시료를 동시에 채취하는 복합프로브 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050323 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070425 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070501 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070904 |