JPH0687322A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0687322A
JPH0687322A JP26419892A JP26419892A JPH0687322A JP H0687322 A JPH0687322 A JP H0687322A JP 26419892 A JP26419892 A JP 26419892A JP 26419892 A JP26419892 A JP 26419892A JP H0687322 A JPH0687322 A JP H0687322A
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JP
Japan
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deviation
speed
engine
compressor
evaporator
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JP26419892A
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Yoshihiko Sakurai
義彦 桜井
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Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサ容量変化によらずエンジンのア
イドル回転数の安定化を図る。 【構成】 エンジンの目標回転数と実回転数の偏差ΔR
p及び同偏差の変化速度ΔRp’を求める(ステップ2
05)。エバポレータの目標温度と実温度の偏差ΔT及
び同偏差の変化速度ΔT’を求める(ステップ20
6)。これらを入力パラメータとしてコンプレッサの容
量制御ゲインGをファジィ推論する(ステップ207〜
209)。推論したゲインGを利用し、コンプレッサ容
量制御量を比例積分演算し(ステップ210)、演算し
た容量制御量だけコンプレッサ容量を制御する(ステッ
プ211)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのアイドル回
転数の安定を図りつつ、可変容量コンプレッサの容量制
御を行うようにした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変容量コンプレッサを用いた空調装置
では、コンプレッサ容量の変化に伴ってエンジン負荷が
変動する。このため、従来、コンプレッサ容量の変化に
よらずエンジンのアイドル回転数を一定に保つようにし
た技術が提供されている(特公昭62−47732号公
報、特開昭58−220939号公報、実開昭63−5
9717号公報等参照)。
【0003】従来、この種の車両用空調装置では、コン
プレッサの容量変化に応答してアイドル回転数を制御し
ており、容量制御と同時あるいはそれに追従してアイド
ル回転数が制御されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用空調
装置では、最初に優先的にコンプレッサの容量制御が行
われ、それに応答してアイドル回転数が制御されるの
で、過渡特性が優れず、容量変化直後にアイドル回転数
の変動が大きくなるという問題があった。
【0005】この点を図8を用いて説明する。図8は、
エバポレータ目標温度Te’と、それに近付けるために
コンプレッサ容量を変化させた結果得られたエバポレー
タ実温度(ダクトセンサ検出温度)Teと、エンジンの
アイドル回転数Rpの関係を示している。
【0006】この図に示すように、エバポレータ目標温
度Te’とエバポレータ実温度Teの偏差に合せてコン
プレッサ容量を変化させた場合、ダクトセンサ検出温度
Teが徐々に目標温度Te’に近付くが、その際、コン
プレッサ容量の急激な変化に伴い、エンジンのアイドル
回転数Rpが一時的に急激に下降あるいは上昇し、一定
値に維持しきれなくなる。エンジン回転数Rpは一定に
保たれるよう比例積分制御されているので、時間が経つ
につれて一定値に収束するが、コンプレッサ容量変化直
後の変動は著しい。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、安定したア
イドル回転数を維持しつつ、コンプレッサの容量制御を
行うことのできる車両用空調装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、図1に示すように、エンジン100により
駆動され空調ダクト内に配設されたエバポレータと共に
冷却サイクルを構成する外部可変容量式のコンプレッサ
101を備えた車両用空調装置において、車内熱負荷に
基づいて前記エバポレータの目標温度Te’を演算する
エバポレータ目標温度演算手段102と、前記エバポレ
ータの実温度Teを検出するエバポレータ温度検出手段
103と、前記エバポレータの実温度Teと目標温度T
e’の偏差ΔTを求めるエバポレータ温度偏差演算手段
104と、該偏差ΔTの変化速度ΔT’を求めるエバポ
レータ温度偏差変化速度演算手段105と、前記エンジ
ンの目標回転数Rp’を演算するエンジン目標回転数演
算手段106と、前記エンジンの実回転数Rpを検出す
るエンジン回転数検出手段107と、前記エンジンの実
回転数Rpと目標回転数Rp’との偏差ΔRpを求める
エンジン回転数偏差演算手段108と、該偏差ΔRpの
変化速度ΔRp’を求めるエンジン回転数偏差変化速度
演算手段109と、前記エンジンの実回転数Rpと目標
回転数Rp’の偏差ΔRpがなくなるようにエンジン回
転数を比例積分制御するエンジン回転数制御手段110
と、前記エバポレータの目標温度と実温度の偏差ΔT、
同偏差の変化速度ΔT’、前記エンジンの目標回転数と
実回転数の偏差ΔRp、同偏差の変化速度ΔRp’を入
力変数として、前記コンプレッサ101の容量制御ゲイ
ンGをファジィ推論する容量制御ゲイン推論手段111
と、該ファジィ推論した容量制御ゲインGを利用して前
記エバポレータの実温度Teと目標温度Te’の偏差Δ
Tに基づき前記コンプレッサ101の容量制御量Iso
lを演算するコンプレッサ容量制御量演算手段112
と、該手段112の演算した容量制御量Isolだけコ
ンプレッサの容量を制御するコンプレッサ容量制御手段
113と、を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の装置では、エンジン回転数制御手段1
10がエンジンのアイドル回転数を一定の回転数となる
よう比例積分制御している。
【0010】一方、コンプレッサ容量制御ゲイン推論手
段111は、エバポレータの目標温度と実温度の偏差Δ
T、同偏差の変化速度ΔT’、エンジンの目標回転数と
実回転数の偏差ΔRp、同偏差の変化速度ΔRp’を入
力変数として、コンプレッサ101の容量制御ゲインG
をファジィ推論している。つまり、ファジィ推論の前件
部パラメータ(入力)をエバポレータの目標温度と実温
度の偏差ΔT、同偏差の変化速度ΔT’、前記エンジン
の目標回転数と実回転数の偏差ΔRp、同偏差の変化速
度ΔRp’とし、後件部パラメータ(出力)を容量制御
ゲインGとしてファジィ推論を実行している。
【0011】ファジィ推論は、経験則などに基づいて定
められたファジィルールに従って推論結果を出力するも
ので、そのやり方の手順は例えば次の通りである。ま
ず、各ファジィルールに従って、予め与えられた入力側
メンバーシップ関数より、前件部の変数であるエバポレ
ータの目標温度と実温度の偏差ΔTのグレード(ファジ
ィラベルに対する所属度、適合度、あるいはメンバーシ
ップ値とも言う)を求め、次いで順次、同偏差の変化速
度ΔT’のグレード、エンジンの目標回転数と実回転数
の偏差ΔRpのグレード、同偏差の変化速度ΔRp’の
グレードを求め、全部のグレードの最小値をとる。この
処理を前件部処理と言う。
【0012】次に、後件部処理として、上記の各グレー
ド毎にゲインGを算出し、その重心を求めて、重心位置
を推論結果つまり最終出力である「容量制御ゲインG」
とする。
【0013】この推論自体は周知のものであるので詳し
い説明は略す。なお、推論手法は別に他の方法を採用し
ても構わない。
【0014】そして、上記の容量制御ゲインの推論結果
に応じてコンプレッサ容量制御量を演算し、その演算結
果に応じてコンプレッサの容量を制御する。つまり、常
時エバポレータ温度とエンジンの回転数の変化を見なが
らコンプレッサの容量を制御するのである。したがっ
て、エンジン回転数の変動を最小に押さえながら、つま
りエンジンのアイドル回転数の安定化を図りながら、有
効なコンプレッサの容量制御を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は実施例の車両用空調装置の概略構成を示
す。この装置においては、空調ダクト10の最上流部
に、内気入口10Aと外気入口10Bが2股に分れる形
で形成され、その分かれた部分にインテークドア11が
設けられている。そして、このインテークドア11を開
閉制御することにより、空調ダクト10内に導入すべき
内気と外気の割合を調節することができるようになって
いる。
【0016】空調ダクト10には、下流側に行くに従っ
て順に、送風ファン12、エバポレータ13、エアミッ
クスドア14、ヒータ15が設けられている。エバポレ
ータ13は、コンプレッサ16、コンデンサ17、レシ
ーバタンク18及びエキスパンションバルブ19と共に
配管結合されて、冷却サイクルを構成している。
【0017】上記コンプレッサ16として、ここでは斜
板式可変容量コンプレッサが用いられている。このコン
プレッサ16は、簡単に説明すると、容量が斜板(揺動
板)の傾斜角度で決まり、斜板の傾斜角度がクランク室
の圧力で決まり、クランク室の圧力がソレノイドバルブ
16Aの実質開度によって決まる。つまり、ソレノイド
バルブ16Aへの供給電流(容量制御信号)Isolを
大きくするとコンプレッサ容量が減少し、ソレノイドバ
ルブ16Aへの供給電流Isolを小さくするとコンプ
レッサ容量が増加するというものである。ここでは、ソ
レノイドバルブ16Aへの供給電流Isolが最大のと
き容量が0%となり、供給電流Isolが最小のとき容
量が100%となるようになっている。この外部可変容
量式のコンプレッサ16は、エンジン70から伝達され
る力で駆動され、電磁クラッチ16Bを断続することに
より駆動制御される。
【0018】また、エアミックスドア14は、開度に応
じてヒータ15を通過する空気とヒータ15を通過しな
い空気との割合を調節する。そして、ヒータ15を通過
した空気と通過しない空気は、ヒータ15の下流側で混
合されて温度調節され、吹出口から車内に吹き出され
る。
【0019】空調ダクト10の後端部は、フロントガラ
スの内面に向かって空気を吹き出すデフロスト吹出口2
1と、乗員の顔面に向かって空気を吹き出すベント吹出
口22と、乗員の足元に向かって空気を吹き出す吹出口
23と、に分かれて車室内に開口しており、各吹出口2
1、22、23にはそれぞれモードドア24、25、2
6が設けられている。そして、これらモードドア24、
25、26を選択的に開閉することで、吹出モードを変
えることができるようになっている。
【0020】上述したインテークドア11、エアミック
スドア14、モードドア24〜26はそれぞれ図示しな
いアクチュエータにより開閉制御される。これら各アク
チュエータ、送風ファン12、コンプレッサ16のソレ
ノイドバルブ16A、電磁クラッチ16Bは、それぞれ
コントロールユニット50により駆動制御される。
【0021】コントロールユニット50は、上記各アク
チュエータ、送風ファン12、ソレノイドバルブ16
A、電磁クラッチ16B等を駆動する駆動回路と、各駆
動回路に制御信号を供給するマイクロコンピュータと、
マイクロコンピュータに接続されたA/D変換器と、マ
ルチプレクサとを含むものである。
【0022】そして、このコントロールユニット50内
のA/D変換器には、車室内に入る日射量を検出する日
射センサ52と、外気温度を検出する外気温度センサ5
3と、車室内の代表温度を検出する内気温度センサ54
と、車室内の温度を設定する温度設定器55と、エバポ
レータ13の通過した直後の空気温度を検出するダクト
センサ(エバポレータ温度検出手段)56とが接続さ
れ、各センサ類からのデータがマイクロコンピュータに
入力されるようになっている。なお、この実施例では、
外気温度センサ53と内気温度センサ54と温度設定器
55と日射センサ52とが、図1に示した熱負荷検出手
段2に相当している。
【0023】また、空調側のコントロールユニット50
は、エンジン70のアイドル回転数を制御する機能を有
したエンジンコントロールユニット60と接続されてお
り、相互に信号の授受が行えるようになっている。
【0024】エンジン70の吸気管71には、アクセル
ペダル72によって機械的に操作されるスロットルバル
ブ73が配置され、スロットルバルブ73の上流と下流
とをバイパスする通路74には、アイドル回転数を制御
するための電気制御型の流量制御弁75が配置されてい
る。
【0025】エンジンコントロールユニット60には、
エンジン70の出力軸の回転数Rpを検出するセンサ8
0からの信号が入力されている。エンジンコントロール
ユニット60は、各種条件に基づいてエンジンの目標回
転数Rp’を演算し、センサ80からの帰還信号に基づ
きエンジン回転数を比例積分制御して目標回転数に収束
するよう調節する。
【0026】次に、上記空調装置のコントロールユニッ
ト50により行われるコンプレッサの容量制御の内容を
図3のフローチャートを参照しながら説明する。図3に
示す制御ルーチンがスタートすると、まずステップ20
1において、エンジン回転数センサ80の検出したエン
ジン実回転数Rp、及びダクトセンサ56の検出したエ
バポレータ実温度Teを入力する。次にステップ202
で、イグニッションキー操作後初回の処理か否かを判断
し、初回の処理の場合はステップ203に進み、後述す
る容量制御ゲインGに初期値G0を置く。
【0027】イグニッションキー操作後初回の処理では
ない場合、つまり2回目の処理以降はステップ202の
判断がNOとなってステップ204に進む。ここでは車
速が所定の微速α(例えばα=5km/h)を下回るか
否かを判断する。NOの場合はステップ203に進み、
ゲインの変更は行わない。YESの場合は、ステップ2
05、206に進む。
【0028】ステップ205では、予め別ルーチンで演
算されたエンジンの目標アイドル回転数Rp’と実アイ
ドル回転数Rpとの偏差ΔRpを演算する。同時にその
偏差を時間で微分して偏差の変化速度ΔRp’を求め
る。
【0029】同様に、ステップ206では、予め別ルー
チンで演算されたエバポレータの目標温度Te’とエバ
ポレータの実温度Teとの偏差ΔTを演算する。同時に
その偏差を時間で微分して偏差の変化速度ΔT’を求め
る。
【0030】その後、容量制御ゲインのファジィ推論の
ステップ207〜209に入る。このファジィ演算に当
たっては、予め図4に示す12個のファジィルール(こ
れらは経験則あるいは実験などで得られた実績により決
められている)と、図5に示す各パラメータ毎のメンバ
ーシップ関数とが与えられている。
【0031】ここで、図5(a)の関数は入力変数であ
るΔRpのメンバーシップ関数、(b)の関数は入力変
数であるΔRp’のメンバーシップ関数、(c)の関数
は入力変数であるΔTのメンバーシップ関数、(d)の
関数は入力変数であるΔT’のメンバーシップ関数、
(e)の関数は出力変数である容量制御ゲインGのメン
バーシップ関数である。そしてこれらのファジィルール
及びメンバーシップ関数に基づいてファジィ推論が行わ
れる。
【0032】なお、ここで用いている各符号(ファジィ
ラベル)は、次の意味で用いられている。 PL … 正方向に大 PM … 正方向に中 PS … 正方向に小 ZR … ほとんど「0」 NS … 負方向に小 NM … 負方向に中 NL … 負方向に大
【0033】ファジィ演算の最初のステップ207で
は、前件部変数をΔRp、ΔRp’、ΔT、ΔT’と
し、予め設定された上記ファジィルール毎に各パラメー
タのグレードwiを求める。次に、ステップ208にて
出力側メンバーシップ関数より各ルールのグレード毎に
ゲインGを算出し、ステップ209にて重心を演算し、
重心位置を推論結果である容量制御ゲインGとする。
【0034】そして、ファジィ演算後のステップ210
では、演算した容量制御ゲインを利用して、エバポレー
タの目標温度Te’と実温度Teの偏差ΔTに基づき容
量制御量をPI(比例積分)演算し、それに見合った操
作電流(ソレノイドバルブへの供給電流)Isolを算
出する。
【0035】操作電流の算出は、次式に基づいて行う。 Isol=IP+II(t) 但し、 比例項「IP」 =比例動作に対応する操作量であ
り、エバポレータの実温度Teと目標温度Te’の偏差
ΔTに応じて決まる。 積分項「II(t)」=時刻tにおける積分動作に対応
する操作量=II(t−Δt)+ΔII(t) ΔII(t) =積分動作に対応する増分であ
り、TeとTe’との偏差ΔTに応じて決まる。 Δt =制御の間隔(ここでは、0.5
sec)である。
【0036】上記比例項「IP」及び積分項「II
(t)」は、予め設定された図6に示すマップから演算
される。この際、比例項「IP」の演算において、ファ
ジィ推論した容量制御ゲインGが用いられる。ここで
は、代表的なものだけを示すが、ゲインGが大きい程、
比例項の勾配が大きくなる。つまり、ゲインGが大きい
程、偏差ΔTに対する容量制御の感度が大きくなる。
【0037】このように、コンプレッサの容量制御量
(操作電流値)をPI演算したら、ステップ211に進
み、容量制御信号(操作信号)を出力して、実際にコン
プレッサの容量を制御する。
【0038】この実施例によれば、図7に示すように、
エンジン回転数の変化とエバポレータの温度変化を見な
がらコンプレッサの容量制御を行うので、エンジン回転
数の極端な変動が起こらないように容量制御を行いエバ
ポレータの温度を制御することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空調装置
によれば、エバポレータの温度変化とエンジン回転数の
変化の両方を入力因子として、コンプレッサの容量制御
のゲインを決めるので、ある要素(アイドル回転数)だ
けが突出した変動を示すというようなことがなくなる。
従って、安定したアイドル回転数を維持しながらコンプ
レッサの容量制御を行うことができる。特に、両因子の
変化速度をも入力変数としてゲインを決めるので、過渡
応答性に優れる。また、容量制御ゲインをファジィ推論
により決定するので、ファジィルールとメンバーシップ
関数の設定如何であらゆる状況に対応することができ
る。さらに、既存のセンサを流用できるので安価に実現
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す概略図である。
【図3】同実施例の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図4】同制御の中のファジィ演算に用いるルールを示
す図である。
【図5】上記ファジィ演算に用いるメンバーシップ関数
を示し、(a)は前件部パラメータであるエンジン回転
数偏差ΔRpのメンバーシップ関数、(b)は前件部パ
ラメータである同偏差変化速度ΔRp’のメンバーシッ
プ関数、(c)は前件部パラメータであるエバポレータ
温度偏差ΔTのメンバーシップ関数、(d)は前件部パ
ラメータである同偏差変化速度ΔT’のメンバーシップ
関数、(e)は後件部パラメータである容量制御ゲイン
Gのメンバーシップ関数である。
【図6】容量制御のための操作量とエバポレータ温度偏
差の関係を示す図で、(a)は比例項IPを求めるため
の特性図、(b)は積分項II(t)を求めるための特
性図である。
【図7】本発明の一実施例の効果を示す図である。
【図8】従来の問題点を示す図である。
【符号の説明】
10 空調ダクト 13 エバポレータ 16 可変容量コンプレッサ 16A ソレノイドバルブ(容量制御手段) 50 コントロールユニット 56 ダクトセンサ 60 エンジンコントロールユニット 70 エンジン 80 エンジン回転数センサ 100 エンジン 101 外部可変容量コンプレッサ 102 エバポレータ目標温度演算手段 103 エバポレータ温度検出手段 104 エバポレータ温度偏差演算手段 105 エバポレータ温度偏差変化速度演算手段 106 エンジン目標回転数演算手段 107 エンジン回転数検出手段 108 エンジン回転数偏差演算手段 109 エンジン回転数偏差変化速度演算手段 110 エンジン回転数制御手段 111 容量制御ゲイン推論手段 112 コンプレッサ容量制御量演算手段 113 コンプレッサ容量制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動され、空調ダクト内に
    配設されたエバポレータと共に冷却サイクルを構成する
    外部可変容量式のコンプレッサを備えた車両用空調装置
    において、 車内熱負荷に基づいて前記エバポレータの目標温度を演
    算するエバポレータ目標温度演算手段と、 前記エバポレータの実温度を検出するエバポレータ温度
    検出手段と、 前記エバポレータの実温度と目標温度の偏差を求めるエ
    バポレータ温度偏差演算手段と、 該偏差の変化速度を求めるエバポレータ温度偏差変化速
    度演算手段と、 前記エンジンの目標回転数を演算するエンジン目標回転
    数演算手段と、 前記エンジンの実回転数を検出するエンジン回転数検出
    手段と、 前記エンジンの実回転数と目標回転数との偏差を求める
    エンジン回転数偏差演算手段と、 該偏差の変化速度を求めるエンジン回転数偏差変化速度
    演算手段と、 前記エンジンの実回転数と目標回転数の偏差がなくなる
    ようにエンジン回転数を比例積分制御するエンジン回転
    数制御手段と、 前記エバポレータの目標温度と実温度の偏差、同偏差の
    変化速度、前記エンジンの目標回転数と実回転数の偏
    差、同偏差の変化速度を入力変数として、前記コンプレ
    ッサの容量制御ゲインをファジィ推論する容量制御ゲイ
    ン推論手段と、 該ファジィ推論した容量制御ゲインを利用して前記エバ
    ポレータの実温度と目標温度の偏差に基づき前記コンプ
    レッサの容量制御量を演算するコンプレッサ容量制御量
    演算手段と、 該手段の演算した容量制御量だけコンプレッサの容量を
    制御するコンプレッサ容量制御手段と、 を有することを特徴とする車両用空調装置。
JP26419892A 1992-09-07 1992-09-07 車両用空調装置 Pending JPH0687322A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160518A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Zexel Valeo Climate Control Corp 車両用空調装置
CN105020843A (zh) * 2014-04-30 2015-11-04 广东美的暖通设备有限公司 空调器的控制方法和空调器的控制装置以及空调器

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