JP3210393B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP3210393B2 JP07866392A JP7866392A JP3210393B2 JP 3210393 B2 JP3210393 B2 JP 3210393B2 JP 07866392 A JP07866392 A JP 07866392A JP 7866392 A JP7866392 A JP 7866392A JP 3210393 B2 JP3210393 B2 JP 3210393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定温度と車内温度の
偏差に基づいて空調出力調節手段(エアミックスドアや
ブロアなど)の制御量をファジィ推論し、その推論結果
に基づいて吹出温度を制御するようにした自動車用空調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空調装置の例として、特開昭6
4ー22617号公報に記載のものが知られている。こ
の空調装置は、例えば設定温度と車内温度の偏差に基づ
いてエアミックスドア開度の変化量を推論し、その推論
結果に基づいてエアミックスドアの開度を制御すること
により吹出温度を調節し、最終的に設定温度と車内温度
の偏差をゼロにしようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術は、オートで制御された場合を前提とするものであ
り、ファジィ推論結果に応じてエアミックスドアがオー
ト制御される場合は全く問題なく機能するが、温度設定
の両端でMAX固定制御を行う空調装置に適用した場
合、つまりオートを外れた制御を行う空調装置に適用し
た場合、次のような不具合を発生する。
【0004】その不具合を説明する前に、ここで予めM
AX固定制御について簡単に説明しておく。多くの空調
装置では、温度設定範囲が例えば18度〜32度に決め
られており、車内設定温度がその上限値(32)あるい
は下限値(18)に設定された場合、最大暖房制御ある
いは最大冷房制御が行われる。つまり、オート制御を外
れて、風量が最大に固定され、かつエアミックスドアが
最大暖房位置(フルホット=FH)あるいは最大冷房位
置(フルクール=FC)に強制的に固定されるのであ
る。この場合、車内温度の変化に関係なく、同制御が解
除されるまで最大暖房あるいは最大冷房が行われる。こ
れがMAX固定制御である。
【0005】このような、設定温度を両端に設定するこ
とでMAX固定制御を実行する空調装置の場合、前記の
ファジィ制御を組み込むと、演算上は設定温度が「1
8」または「32」として認識してファジィ演算を続行
するので、偏差が逆転したときにはその偏差を解消すべ
く演算が行われる。
【0006】例えば、設定を「18」としてMAX冷房
を行っている場合、車内温度が低下して演算上の設定温
度「18度」を下回った場合、演算内容はその場合の偏
差を解消しようとする方向に累積していく。つまり、車
内温度が18度を越えて低下した場合、暖房方向の演算
結果が出力されることになる。オート制御であれば、こ
の際暖房方向の制御が行われることで車内温度が18度
に近付く。しかし、MAX固定制御が行われている場合
には、車内温度の変化の如何に拘らずMAX冷房が強行
される。その結果、ファジィ演算結果だけが暖房方向に
累積されてしまうことになる。
【0007】したがって、その状態でいきなりMAX固
定制御を解除すると、蓄積されていた演算結果に基づい
て、一気に熱風が吹き出すことがある。極端な場合は、
夏場で吹出温度がフルホットの状態になることすらあ
り、乗員に不快感を与える不具合がある。
【0008】本発明は、上記の事情を考慮し、MAX固
定制御解除時のエアミックスドアの大きな変化を防止
し、適度な温度制御を行うことで快適な車内空調を実現
することのできる自動車用空調装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用空調装
置は、前記の問題点を解決するため、図1に示すよう
に、車内への吹出温度を調節する空調出力調節手段1
と、車内の設定温度Tsを入力する温度設定手段2と、
車内の温度Trを検出する車内温度検出手段3と、前記
温度設定手段2および車内温度検出手段3の出力に応答
し、設定温度Tsと車内温度Trの偏差に基づいて前記
空調出力調節手段1の制御量をファジィ推論するファジ
ィ推論手段4と、前記温度設定手段2により設定温度T
sの上限値または下限値が入力された場合、前記空調出
力調節手段1を最大暖房状態または最大冷房状態に固定
する指令を出力する最大温調指令手段5と、該最大温調
指令手段5により最大温調指令が出されたときは前記空
調出力調節手段1を最大暖房状態または最大冷房状態に
固定すべく制御量を決定し、最大温調指令が出されてい
ないときは前記ファジィ推論手段4の出力に基づいて制
御量を決定する制御量決定手段6と、該制御量決定手段
6の出力に基づいて前記空調出力調節手段1を制御する
制御手段7と、前記最大温調指令手段5から最大温調指
令が出力されたとき前記ファジィ推論手段4の推論を中
止させるべく指示を出す推論中止指示手段8と、前記最
大温調指令が解除されたとき、前記ファジィ推論手段4
の入出力のゲインを小さい側に調整するゲイン調整手段
9と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の自動車用空調装置においては、いわゆ
るMAX固定制御中はファジィ推論を中止するので、そ
の間に車内温度と設定温度の偏差がどのように変化しよ
うとも、その影響が演算結果に表れない。そしてMAX
固定制御が解除された際には、その時点でファジィ推論
の入出力ゲインが小さい側に調節されるので、同制御解
除初期における空調出力の大きな変化を防止することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図2は、実施例の空調装置の全体構成を示
す概略図である。この図において、10で示すものは通
風ダクトであり、この通風ダクト10の上流端には、イ
ンテークドア11によって切換えられる内気取入口12
と外気取入口13とが設けられ、下流端には、吹出口ド
ア14a、14bによって切換えられるVENT吹出口
15、DEF吹出口16、及びFOOT吹出口17が設
けられている。
【0012】また、この通風ダクト10の途中には、上
流側から下流側に向かって順に、ブロア(空調出力調節
手段)18、エバポレータ19、エアミックスドア2
0、ヒータ21が設けられている。そして、エアミック
スドア(空調出力調節手段)20の開度(位置)を制御
することにより、冷風と暖風の混合割合を調節して車内
に吹出す空気温度を調節するようになっている。
【0013】なお、22はインテークドア用アクチュエ
ータ、23はエバポレータとともに冷却系を構成するコ
ンプレッサ、24はエアミックスドア用アクチュエー
タ、25はヒータ用ウォータバルブ、26はモードドア
用アクチュエータである。
【0014】上記アクチュエータ類は、コントロールユ
ニット30により制御される。コントロールユニット3
0はマイクロコンピュータを中心にして構成されてお
り、少なくとも車内温度センサ31、外気温度センサ3
2、温度設定器33、日射センサ34からの入力情報に
基づいて、エアミックスドア20、ブロア18、インテ
ークドア11、モードドア14a、14bを駆動制御
し、さらにエバポレータ19、ヒータ21の温度を制御
する。
【0015】図3は、コントロールユニット30によっ
て行われる大まかな空調制御の順序を示す。この空調制
御がスタ−トすると、まず、各センサなどからの信号を
読み込み(ステップ101)、ついでエアミックスドア
20の制御(ステップ102)、ブロア18の制御(ス
テップ103)、その他の制御(ステップ104)を順
次に行い、以下これを繰り返すことにより車内空調を実
現する。
【0016】次に、エアミックスドア制御102の詳細
を図4のフローチャートに基づいて説明する。エアミッ
クスドア制御がスターとすると、ステップ201で、車
内温度センサ31が検出した車内温度Trと温度設定器
33から入力された設定温度Tsとを読み込む。次にス
テップ202で、設定温度と車内温度の偏差(Ts−T
r)を演算し、演算した値をE1とする。同時に前記偏
差の変化速度d/dt(Ts−Tr)を演算し、演算し
た値をE2とする。
【0017】ついで、ステップ203、204で、MA
X固定制御を選択したかどうか、つまり設定温度Tsが
下限値「18」または上限値「32」に設定されている
かどうかを判断する。下限値「18」を指定している場
合には、ステップ207にてエアミックスドアの目標開
度θをフルクール(θ=0%)に設定する。またこの間
に、MAX固定制御中であることを示すフラグF1が立
っていない場合は同フラグF1をセットする(ステップ
205、206)。一方、上限値「32」を指定してい
る場合には、ステップ210にてエアミックスドアの目
標開度θをフルホット(θ=100%)に設定する。ま
たこの間に、MAX固定制御中であることを示すフラグ
F1が立っていない場合は同フラグF1をセットする
(ステップ208、209)。
【0018】MAX固定制御を選択していない場合、つ
まり温度設定値が設定範囲の両端「18」、「32」の
いずれでもない場合は、ステップ203、204の判断
が共にNOとなってステップ212に進み、ここでMA
X固定フラグF1の状態をチェックし、フラグF1がセ
ットされていない場合はステップ213でフラグF1を
リセットしてステップ214に進み、ここで前記E1、
E2を前件部入力パラメータとしてエアミックスドア開
度変化量Δθをファジィ推論する。そしてファジィ推論
したら、その値に基づいてエアミックスドアの目標開度
θを求め(ステップ215)、ついでエアミックスドア
を目標開度θになるように制御する(ステップ21
6)。
【0019】一方、MAX固定制御を行っている場合
は、ステップ207あるいはステップ210にてフルク
ールあるいはフルホットに目標開度θを設定した後、ス
テップ211に進んでファジィ推論をストップし、その
後ステップ216に進んで、エアミックスドアを目標開
度位置に制御する。
【0020】また、MAX固定制御を解除した場合は、
ステップ203、204の判断がNOとなってステップ
212に進むが、ここでのフラグF1の状態判断の結果
が解除当初はYESとなり、ステップ217を経てファ
ジィ推論の入出力のゲインを調整した後、ステップ21
4に進んで、調整したゲインに基づいてエアミックスド
ア開度変化量Δθをファジィ推論する。
【0021】次に、ブロア制御(ステップ102)の詳
細を図5のフローチャートに基づいて説明する。ブロア
制御がスターとすると、ステップ301で、車内温度セ
ンサ31が検出した車内温度Trと温度設定器33から
入力された設定温度Tsとを読み込む。次にステップ3
02で、設定温度と車内温度の偏差(Ts−Tr)を演
算し、演算した値をE1とする。同時に前記偏差の変化
速度d/dt(Ts−Tr)を演算し、演算した値をE
2とする。
【0022】ついで、ステップ303でファンOFFス
イッチを操作したかどうか、またステップ304でオー
トスイッチを操作したかどうかを判断し、ファンOFF
スイッチを操作した場合は、ステップ309に進んで後
述するMAX固定制御中であることを示すフラグF2を
リセットした後、ステップ310にてブロアをOFFす
る。また、オートを選択していない場合は、ステップ3
11に進んでフラグF2をリセットした後、ステップ3
12にてブロアをマニュアル設定通りに駆動する。
【0023】また、ファンOFFでなく、かつオートを
選択している場合は、ステップ305、306に進み、
MAX固定制御を選択したかどうか、つまり設定温度T
sが下限値「18」または上限値「32」に設定されて
いるかどうかを判断する。下限値「18」または上限値
「32」を指定している場合には、ステップ313に進
んでブロアをMAXHi(最大風量)に固定する。また
この間に、MAX固定制御中であることを示すフラグF
2が立っていない場合は同フラグF2をセットする(ス
テップ307、308)。
【0024】MAX固定制御を選択していない場合、つ
まり温度設定値が設定範囲の両端「18」、「32」の
いずれでもない場合は、ステップ305、306の判断
が共にNOとなってステップ315に進み、ここでMA
X固定フラグF2の状態をチェックし、フラグF2がセ
ットされていない場合はステップ316でフラグF2を
リセットしてステップ317に進み、ここで前記E1、
E2を前件部入力パラメータとしてブロア電圧変化量Δ
Vをファジィ推論する。そしてファジィ推論したら、そ
の値に基づいてブロア目標電圧Vを求め、その電圧でブ
ロアを駆動する(ステップ318)。
【0025】一方、MAX固定制御を行っている場合
は、ステップ313でMAXHiにてブロアを駆動した
後、ステップ314に進んでファジィ推論をストップす
る。
【0026】また、MAX固定制御を解除した場合は、
ステップ305、306の判断がNOとなってステップ
315に進むが、ここでのフラグF2の状態判断の結果
が解除当初はYESとなり、ステップ319を経てファ
ジィ推論の入出力のゲインを調整した後、ステップ31
7に進んで、調整したゲインに基づいてブロア電圧変化
量ΔVをファジィ推論する。
【0027】次に、ファジィ推論のステップ214、3
17、及び推論ゲイン調整のステップ217、319の
内容の詳細を、図6、図7のフローチャートをそれぞれ
用いて説明する。
【0028】ファジイ推論は、経験則などに基づいて定
められたファジイルールに従って推論結果を出力するも
ので、そのやり方の手順は例えば次の通りである。ま
ず、IF(前件部)〜THEN(後件部)形式で表現さ
れる各ファジィルールに従って、予め与えられた入力側
メンバーシップ関数より、前件部のパラメータである
「E1」のグレード(ファジィラベルに対する所属度、
適合度、あるいはメンバーシップ値とも言う)を求め
る。次に、同様にもう一つのパラメータである「E2」
のグレードを求め、全部のグレードの最小値をとる。こ
の処理を前件部処理と言う。次に、後件部処理として、
出力側メンバーシップ関数を上記のグレードの所で頭切
り処理し(つまり制限を加えることである)、頭切り処
理して得た台形出力を論理和する。次いで、論理和して
重ね合わせた台形部の重心を求めて、その重心位置を推
論結果、つまり最終出力とする。なお、エアミックスド
ア制御におけるファジィ推論(ステップ214)の最終
出力は、エアミックスドア開度変化量Δθである。ま
た、ブロア制御におけるファジィ推論(ステップ31
7)の最終出力は、ブロア電圧変化量ΔVである。
【0029】実際のエアミックスドア開度変化量Δθ及
びブロア電圧変化量ΔVのファジィ推論では、経験則あ
るいは実験などで得られた実績により、それぞれ図8及
び図9に示すような各13個のファジィルールが設定さ
れている。ここでは、各パラメータE1、E2毎に、図
9の(a)、(b)に示す入力側メンバーシップ関数が
与えられ、また図9(c)、図11に示すような出力側
メンバーシップ関数が与えられている。この場合、横軸
のレンジがそれぞれ係数K1〜K4で割られており、各
係数を調整することによりファジィ推論の入出力ゲイン
を調整することができるようになっている。通常は、こ
れら係数の値は「1」であり、入力側の係数K1、K2
を小さくし、出力側の係数K3、K4を大きく調整する
ことにより、入出力のゲインが小さくなる、つまり入力
に対する出力変化が小さくなるようになっている。なお
ここで、各符号(ファジィラベル)は、次の意味で用い
られている。 PL … 正方向に大きい PM … 正方向に中位 PS … 正方向に小さい ZR … ゼロ NS … 負方向に小さい NM … 負方向に中位 NL … 負方向に大きい
【0030】ファジィ推論過程では、上記のファジィル
ールに従い特開平2−92763号公報などで公知のM
IN−MAXルールを用いて、エアミックスドア開度変
化量Δθ(ステップ214)あるいはブロア電圧変化量
ΔV(ステップ317)を演算する。その流れは図6に
示すように、まず最初にステップ401でルール毎の入
力側メンバーシップ関数により、前件部パラメータE
1、E2のグレードWiを求め、その最小値をとる。次
いで、ステップ402で、出力側メンバーシップ関数よ
り、各ルールのグレード毎に後件部出力であるΔθiま
たはΔViを求める。そして、ステップ403で各ルー
ル毎に得た後件部出力を論理和して重心Gθ、GVを求
め、ステップ404でその重心位置を最終的な出力であ
るエアミックスドア開度変化量Δθまたはブロア電圧変
化量ΔVとする。
【0031】また、ファジィ推論のゲインを調整するス
テップ217、319では、図7に示すように最初のス
テップ501で、車内温度Trと設定温度Tsの偏差が
許容値「α」以内に入ったかどうかチェックし、許容値
「α」以内に入っていない場合、つまり偏差が大きい場
合(依然大きい場合)はステップ502に進んで、入力
側メンバーシップ関数のレンジを変える係数K1、K2
を、「1」より小さい例えば「0.5」に設定し、ステ
ップ503で出力側メンバーシップ関数のレンジを変え
る係数K3またはK4を、「1」より大きい例えば
「2」に設定する。
【0032】また、車内温度Trと設定温度Tsの偏差
が許容値「α」以内に入った場合はステップ501の判
断がYESとなってステップ504、505、506に
順次進み、フラグF1、F2をリセットし、入出力ゲイ
ンを通常値「1」に戻す。
【0033】このようにMAX固定制御中はファジィ推
論を中止し、MAX固定制御解除時には、車内温度と設
定温度が離れている限りファジィ推論の入出力ゲインを
小さい側に調整するので、MAX固定制御を解除した時
点でも出力が極端に大きく変化するようなことがなくな
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
空調装置によれば、MAX固定制御を解除した時点での
極端な空調出力の変化が緩和される。よって乗員の不快
感が軽減され、快適な空調環境が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成を示す図である。
【図3】同実施例における空調制御の概略を示すフロー
チャートである。
【図4】図3のフローチャートのステップ102の詳細
を示すフローチャートである。
【図5】図3のフローチャートのステップ103の詳細
を示すフローチャートである。
【図6】図4、図5のフローチャートのステップ21
4、317のファジィ推論の内容の具体例を示すフロー
チャートである。
【図7】図4、図5のフローチャートのステップ21
7、319の推論ゲイン調整の内容の詳細を示すフロー
チャートである。
【図8】前記ステップ214のファジィ推論に用いるル
ールを示す図である。
【図9】前記ステップ214、317のファジィ推論に
用いるメンバーシップ関数を示し、(a)は前件部パラ
メータであるE1のメンバーシップ関数、(b)は前件
部パラメータであるE2のメンバーシップ関数である。
また(c)はエアミックスドア開度変化量Δθのファジ
ィ推論の後件部パラメータであるΔθのメンバーシップ
関数を示す図である。
【図10】前記ステップ317のファジィ推論に用いる
ルールを示す図である。
【図11】前記ステップ317のファジィ推論に用いる
後件部パラメータであるブロア電圧変化量ΔVのメンバ
ーシップ関数を示す図である。
【符号の説明】
1 空調出力調節手段 2 温度設定手段 3 車内温度検出手段 4 ファジィ推論手段 5 最大温調指令手段 6 制御量決定手段 7 制御手段 8 推論中止指示手段 9 ゲイン調整手段 18 ブロア(空調出力調節手段) 20 エアミックスドア(空調出力調節手段) 30 コントロールユニット 31 車内温度センサ(車内温度検出手段) 33 温度設定器(温度設定手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内への空調出力を調節する空調出力調節
    手段と、 車内の設定温度を入力する温度設定手段と、 車内の温度を検出する車内温度検出手段と、 前記温度設定手段および車内温度検出手段の出力に応答
    し、設定温度と車内温度の偏差に基づいて前記空調出力
    調節手段の制御量をファジィ推論するファジィ推論手段
    と、 前記温度設定手段により設定温度の上限値または下限値
    が入力された場合、前記空調出力調節手段を最大暖房状
    態または最大冷房状態に固定する指令を出力する最大温
    調指令手段と、 該最大温調指令手段により最大温調指令が出されたとき
    は前記空調出力調節手段を最大暖房状態または最大冷房
    状態に固定すべく制御量を決定し、最大温調指令が出さ
    れていないときは前記ファジィ推論手段の出力に基づい
    て制御量を決定する制御量決定手段と、 該制御量決定手段の出力に基づいて前記空調出力調節手
    段を制御する制御手段と、 前記最大温調指令手段から最大温調指令が出力されたと
    き前記ファジィ推論手段の推論を中止させるべく指示を
    出す推論中止指示手段と、 前記最大温調指令が解除されたとき、前記ファジィ推論
    手段の入出力のゲインを小さい側に調整するゲイン調整
    手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用空調装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102049439B1 (ko) * 2018-02-23 2019-11-28 오리엔트 엔터프라이즈 컴퍼니 리미티드 휴대형 광경화성 수지 도포구

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KR102049439B1 (ko) * 2018-02-23 2019-11-28 오리엔트 엔터프라이즈 컴퍼니 리미티드 휴대형 광경화성 수지 도포구

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