JP3213331B2 - 自動車用オートエアコン装置の制御方法 - Google Patents

自動車用オートエアコン装置の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用オートエアコン装
置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において、車室内温度を検出する
室温センサと、外気温度を検出する外気センサを設け、
これらの各センサが検出する室温と外気温とから車室内
を設定温度とするために必要なエアコン装置の目標吹出
風温を演算にて求めると共に該目標吹出風温を得るため
に必要なブロア回転数およびエアコン装置の種々のシャ
ッタ開度等を決定し、各アクチュエータを作動させて決
定通りのブロア回転数,シャッタ開度を得るようにした
オートエアコン装置が従来より種々開発され、例えば特
公昭62−33969号公報にて公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなオートエ
アコン装置の室温センサは一般に、制御ユニットのケー
スに設けた内気吸入口に取付けられ、該内気吸入口はア
スピレータホースによりベントシャッタの上流近傍にて
空調ダクト内に連通し、ブロアにより空調ダクト内を流
れる空気流に基づき室内空気が内気吸入口から吸入され
アスピレータホースを通って空調ダクト内へと流通し、
その流通空気の温度を室温センサが検知するよう構成さ
れているので、太陽光線の輻射熱や室内温度分布のアン
バランスの影響を受けにくくしているが、停車しようと
してエンジンをオフとしたとき上記アスピレータホース
を流れる空気流がなくなるので、空調ダクト内の暖気が
アスピレータホースを伝わって内気吸入口まで達し室温
センサの周囲温度を高めることになる。従って外気温が
低い寒冷時において短い停車時間後にエンジンを再始動
させた場合には室温センサは高めの室内温度を検出して
しまい、吹出風温を低下させると共に吹出口もそれに応
じて切換える寒目の制御をしてしまい乗員に不快感を与
えるという課題を有している。
【0004】本発明はこのような課題に対処しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも、
室内温度を検出する室温センサと外気温度を検出する外
気センサとを備え、該センサ類の検出値と室温設定部に
て設定した設定温度の情報とから目標吹出風温を決定
し、該決定した目標吹出風温に基づきブロア電圧の制御
およびエアミックスシャッタ,ベントシャッタ,フット
シャッタ,デフロストシャッタ等を作動させるアクチュ
エータの制御を行うべき出力を発する制御ユニットを装
備した自動車用オートエアコン装置であって、上記室温
センサを、一端部がブロア,ヒータコア等を内蔵した空
調ケースの該ヒータコアの下流部近傍に開口するアスピ
レータホースの他端部に接続される内気吸入口内に設け
たものにおいて、オートエアコン装置又はエンジンの停
止時点で外気センサが検出した外気温度が所定温度未満
のとき上記オートエアコン装置又はエンジンの停止時点
に上記エアミックスシャッタを、ヒータコアを流通する
空気流量を最小とするフルクール側に切換えるか又は上
記エアミックスシャッタをフルクール側に切換えると共
に、内外気切換シャッタを外気側に切換えるようにした
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記により外気温度が所定温度未満である寒冷
時における短時間停車後の再始動時に室温センサがヒー
タコアまわりの暖気の影響を受けることがない。従って
室内温度がそれほど高くないのに該室内温度を高いと誤
認し寒い方向に偏った温度制御を行うような不具合はな
くなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を附図を参照して説明す
る。
【0008】先ず本発明において対象とするオートエア
コン装置の具体的構造の一例を図1に基づき説明する。
【0009】図1において、1は内外気切換シャッタ、
2はブロア、3はエバポレータ、4はエンジン冷却後の
温水が流通するヒータコアであり、該ヒータコア4を流
通する空気流量と該ヒータコア4をバイパスする空気流
量との割合はエアミックスシャッタ5の開度により可変
制御される。6はベントシャッタ、7はフットシャッ
タ、8はデフロストシャッタであり、9はベント吹出
口、10はフット吹出口、11はデフロスト用吹出口で
ある。
【0010】内外気切換シャッタ1,エアミックスシャ
ッタ5,ベントシャッタ6,フットシャッタ7,デフロ
ストシャッタ8はアクチュエータ12,13,14によ
り切換作動される。
【0011】15は制御ユニットであり、該制御ユニッ
ト15は、室温センサ16が検出した室内温度TR と外
気センサ17が検出した外気温度TAMと室温設定部18
が設定した設定温度TSET の各情報に基づき、目標吹出
風温TA0を例えば TA0=K1 ×TSET −K2 ×TR −K3 ×TAM+C ……… (1) なる式にて決定し、該決定したTA0の値に基づき図示し
ない冷房装置の冷房運転の制御,ブロア2に加えるブロ
ア電圧の制御,各種アクチュエータによる各シャッタの
制御等を行うべき出力を発し、室内温度を設定温度TSE
T に近づけるよう自動制御するものである。
【0012】但し(1) 式においてK1 ,K2 ,K3 は係
数、Cは定数である。
【0013】上記において制御ユニット15からの指令
に基づく各シャッタの作動による吹出口モードは、上記
目標吹出風温TA0が比較的低い範囲ではベントシャッタ
6を開とし、ベント吹出口9から冷風が主として乗員の
上半身に吹き出させるベントモードとし、目標吹出風温
TA0が中程度の範囲ではベントシャッタ6およびフット
シャッタ7の双方を開としベント吹出口9から比較的冷
たい空気を乗員の上半身に向けて吹き出させると同時に
フット吹出口10から比較的暖かい空気を乗員の足下に
向けて吹き出させ頭寒足熱をはかるいわゆるバイレベル
モードとし、目標吹出風温TA0が比較的高い範囲ではフ
ットシャッタ7のみを開としフット吹出口10から乗員
の足元に温風を吹き出すヒートモードとするよう構成さ
れている。
【0014】又制御ユニット15からの指令に基づくエ
アミックスシャッタ5の開度は、エバポレータセンサ1
9が検出したエバポレータ出口風温TE と上記目標吹出
風温TA0とにより演算にて決定するよう構成されてい
る。
【0015】尚、室温センサ16は計器盤前面部に設け
た内気吸入口20内に取付けられ、該内気吸入口20は
アスピレータホース21によりベントシャッタ6の上流
近傍にて空調ダクト内に連通し、ブロア2により空調ダ
クト内を流れる空気流に基づき室内空気が内気吸入口2
0から吸入されアスピレータホース21を通って空調ダ
クト内へと流通し、その流通空気の温度を室温センサ1
6が検知するよう構成することにより、太陽光線の輻射
熱や室内温度分布のアンバランス等の影響をなるべく少
なくしできるだけ正確な室温を検出できるようにしてい
る。
【0016】ところが、停車しようとしてエアコンスイ
ッチ22又はイグニッションスイッチ23の操作により
図示しないオートエアコン装置又はエンジンをオフとし
たとき、ブロア2が停止しアスピレータホース21を通
る空気流がなくなるので、ヒータコア4まわりの暖気が
アスピレータホース21を伝わって内気吸入口20まで
達し該内気吸入口20内に設けられている室温センサ1
6の周囲温度を高めることにより実際の室温との間に誤
差を生じる。
【0017】従って外気センサ17が検出した外気温度
TAMが低い寒冷時においてエンジンをオフとした短い停
車時間後にエンジンを再始動させた場合には室温センサ
16が検出する室内温度は高目となり、それに基づいて
演算される目標吹出風温TA0は低目となるので、室温が
それほど高くないのに室温を高いと誤認したことにな
り、図4(A)に示すようにエアミックスシャッタ5の
開度を小とすると共に、図4(B)に示すように吹出口
モードをたとえばヒートモードからベントモードに切換
えてしまい、寒い方向に偏った温度制御が行われ乗員に
寒さを感じさせるような不快感を与えることになる。
【0018】そこで本発明は、図2に示すようにエアコ
ンスイッチ22又はイグニッションスイッチ23をオフ
としたオートエアコン装置又はエンジンの停止時点にお
いて外気センサ17が検出した外気温度TAMが所定温度
(例えば15℃)未満のときエアミックスシャッタ5
を、ヒータコア4表面を完全に覆い該ヒータコア4を流
通する空気流量が最小となるフルクール位置を採るよう
エアミックスシャッタ5用のアクチュエータ13を制御
するロジック回路15aを上記制御ユニット15に設け
たものである。
【0019】上記により外気温度TAMが上記所定温度未
満の寒冷時における短時間停車時にはヒータコア4の表
面はエアミックスシャッタ5により完全に覆われるの
で、該ヒータコア4からの暖気がアスピレータホース2
1を通って内気吸入口20に導入されることはないの
で、該内気吸入口20内に設けられた室温センサ16が
検出する室内温度はほぼ一定となり、図3(A)に示す
ようにエアミックスシャッタ5の開度は変わらず且つ図
3(B)に示すように吹出口モードも例えばヒートモー
ドに維持するので、室温がそれほど高くないのに該室温
を高いと誤認し寒い方向に偏った温度制御を行い乗員に
不快感を与えることを防止できる。
【0020】尚上記実施例ではオートエアコン装置又は
エンジンの停止時外気センサが検出した外気温度が所定
値未満のときはエアミックスシャッタ5をヒータコア4
を流通する空気流量を最小とするフルクール側に切換え
る例を述べたが、エアミックスシャッタ5をフルクール
側とすると共に、内外気切換シャッタ1を外気側に切換
えるようにすれば、ヒータコア4からの暖気の影響をさ
らに小とすることができる。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、自動車用
オートエアコン装置において、エアコン装置又はエンジ
ンの停止時点に外気センサが検出した外気温度が所定温
度未満のときエアミックスシャッタを、ヒータコアを流
通する空気流量を最小とするフルクール側に切換えるか
又はエアミックスシャッタをフルクール側に切換えると
共に内外気切換シャッタを外気側に切換えることによ
り、外気温度が所定温度未満の寒冷時における短時間停
車後の再始動時に室温センサがヒータコアまわりの暖気
の影響を受けないようにすることができ、従って室内温
度がそれほど高くないのに該室内温度を高いと誤認し寒
い方向に偏った温度制御を行い乗員に不快感を与えるこ
とを防ぐことができ、読出専用メモリROMによる制御
プログラムだけで対応できるためコストが高くなること
がなく実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用すべき自動車用オートエアコン装
置の構造例を示す説明図である。
【図2】本発明の制御態様を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の制御方法を用いた時のエアコン,エン
ジン停止時と再スタート時における温度制御および吹出
口制御を示すもので、(A)はエアミックスシャッタ開
度特性図であり、(B)は吹出口モード特性図である。
【図4】従来の制御方法を用いた時のエアコン,エンジ
ン停止時と再スタート時における温度制御および吹出口
制御を示すもので、(A)はエアミックスシャッタ開度
特性図であり、(B)は吹出口モード特性図である。
【符号の説明】
1 内外気切換シャッタ 2 ブロア 3 エバポレータ 4 ヒータコア 5 エアミックスシャッタ 6 ベントシャッタ 7 フットシャッタ 8 デフロストシャッタ 9 ベント吹出口 10 フット吹出口 11 デフロスト用吹出口 12 アクチュエータ 13 アクチュエータ 14 アクチュエータ 15 制御ユニット 15a ロジック回路 16 室温センサ 17 外気センサ 18 室温設定部 19 エバポレータセンサ 20 内気吸入口 21 アスピレータホース 22 エアコンスイッチ 23 イグニッションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101 B60H 1/00 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、室内温度を検出する室温セ
    ンサと外気温度を検出する外気センサとを備え、該セン
    サ類の検出値と室温設定部にて設定した設定温度の情報
    とから目標吹出風温を決定し、該決定した目標吹出風温
    に基づきブロア電圧の制御およびエアミックスシャッ
    タ,ベントシャッタ,フットシャッタ,デフロストシャ
    ッタ等を作動させるアクチュエータの制御を行うべき出
    力を発する制御ユニットを装備した自動車用オートエア
    コン装置であって、上記室温センサを、一端部がブロ
    ア,ヒータコア等を内蔵した空調ケースの該ヒータコア
    の下流部近傍に開口するアスピレータホースの他端部に
    接続される内気吸入口内に設けたものにおいて、オート
    エアコン装置又はエンジンの停止時点で外気センサが検
    出した外気温度が所定温度未満のとき上記エアミックス
    シャッタを、ヒータコアを流通する空気流量を最小とす
    るフルクール側に切換えるようにしたことを特徴とする
    自動車用オートエアコン装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用オートエアコ
    ン装置において、オートエアコン装置又はエンジンの停
    止時点に外気センサが検出した外気温度が所定温度未満
    のとき上記エアミックスシャッタを、ヒータコアを流通
    する空気流量を最小とするフルクール側に切換えると共
    に、内外気切換シャッタを外気側に切換えるようにした
    ことを特徴とする自動車用オートエアコン装置の制御方
    法。
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