JP3411314B2 - 自動車用空調装置のインテークドア駆動制御装置 - Google Patents

自動車用空調装置のインテークドア駆動制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空調装置のイ
ンテークドア駆動制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車用空調装置では、空調ダクトの上
流端に、外気を取り入れるための外気取入口と、内気を
取り入れるための内気取入口とが設けられている。ま
た、上記二つの空気取入口の分岐部に、アクチュエータ
によって回動操作されることにより両取入口を選択的に
開閉するインテークドアが設けられている。 【0003】この場合、通常、外気取入口は、走行風を
効果的に取り入れやすくするため、車両の前方を向いて
いる。したがって、走行中は走行風による風圧がインテ
ークドアに作用している。 【0004】ところで、従来のインテークドアは、上記
の風圧の影響で勝手に作動速度が速くなったり遅くなっ
たりし、乗員に違和感を感じさせることがあった。特に
熱負荷変化の緩和のためにはゆっくり動かすのがよい
が、高速走行中にREC(内気導入位置)からFRES
H(外気導入位置)に切換えようとすると、ドアの動き
が上記走行風による風圧により速くなってしまい、この
ため、車速が大きいほど導入空気量が急増して熱負荷変
化が大きくなり、穏やかな空調制御に悪影響を及ぼすと
いう問題があった。 【0005】この場合、特に外気の温度や湿度等によっ
ては、インテークドアの切換え時に相当大きな熱負荷変
動を生じることがあり、短時間ではあるが空調フィーリ
ングを悪化させることになっていた。 【0006】なお、実開昭63−137016号公報に
は、条件によって積極的にインテークドアの作動速度を
速くしたり遅くしたりする技術が開示されている。この
技術は、吹き出しモードがデフのとき、またはコンプレ
ッサがオフのときにインテークドアの作動速度を速く
し、それ以外のときに作動速度を遅くするというもので
あり、上の問題を解決することはできない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
自動車用空調装置では、車速により勝手にインテークド
アの作動速度が速くなったり遅くなったりし、乗員に違
和感を与えるという問題があった。また、特に内気導入
から外気導入に切り換える際に、作動速度が速くなって
しまい、外気の温度や湿度によっては、熱負荷の急変を
招いて空調フィーリングが悪化するという問題もあっ
た。 【0008】そこで本発明は、車速によって勝手にイン
テークドアの作動速度が変わることを無くし、しかもイ
ンテークドアの切換え時に最適な速度でインテークドア
を速度制御することで、車速や外気の温度、湿度の影響
によって生じる熱負荷変動をできるだけ小さくするよう
にした自動車用空調装置のインテークドア駆動制御装置
を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、図1に示すように、回動操作されることに
より外気取入口1と内気取入口2とを選択的に開閉する
インテークドア3と、該インテークドア3を回動させる
インテークドアアクチュエータ4と、を有する自動車用
空調装置のインテークドア駆動制御装置において、走行
車速を検出する車速検出手段5と、空調装置のエバポレ
ータ6の温度を検出するエバポレータ温度検出手段7
と、該検出手段7の検出したエバポレータの温度の変化
率を演算するエバポレータ温度変化率演算手段8と、前
記走行車速とエバポレータ温度変化率とに基づいてイン
テークドア3の作動速度の目標値VINT'をファジィ推論
するインテークドア作動速度目標値ファジィ推論手段9
と、インテークドア3の現在位置を検出するインテーク
ドア位置検出手段10と、該インテークドア位置検出手
段10の検出出力よりインテークドア3の作動速度VIN
T を演算するインテークドア作動速度演算手段11と、
上記インテークドア作動速度目標値ファジィ推論手段9
の推論した目標値VINT'とインテークドア作動速度演算
手段11の出力値VINT との偏差を無くすようにインテ
ークドア作動速度を制御する制御信号をインテークドア
アクチュエータ4に供給するインテークドア駆動制御手
段12とを備えたことを特徴としている。 【0010】 【作用】上記構成のインテークドア駆動制御装置によれ
ば、車速とエバポレータ温度変化率に応じて作動速度の
目標値がファジィ推論演算され、その速度になるように
実際の作動速度が制御される。したがって、走行風の影
響や外気の温度、湿度の影響を考慮した作動速度でイン
テークドア3を動かすことができる。この場合のファジ
ィ演算手段9では、車速とエバポレータ温度変化率とを
前件部変数とし、後件部出力を直接作動速度目標値、あ
るいは作動速度目標値を算出するための基礎となる変数
とする。 【0011】なお、ファジィ推論は、経験則などに基づ
いて定められたファジィルールに従って推論結果を出力
するもので、そのやり方の手順は例えば次の通りであ
る。 【0012】ファジィ演算では、まず各ファジィルール
に従って、予め与えられたメンバーシップ関数により、
前件部の変数である車速とエバポレータ温度変化率の各
グレード(ファジィラベルに対する所属度、あるいはメ
ンバーシップ値とも言う)を求め、両グレードの最小値
をとる。この処理を前件部処理と言う。次に、後件部処
理として、出力側メンバーシップ関数を上記のグレード
の所で頭切り処理し、頭切り処理して得た台形出力を論
理和し、重ね合わせた台形部の重心を求めて、その重心
位置を推論結果とする。 【0013】この推論手法は、例えば特開平2−927
63号公報等において公知の手法を用いたものである。
推論手法は別に他の方法を採用しても構わない。 【0014】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。この実施例の空調装置においては、
図1に示すように、空調ダクト20の上流端に、外気を
取り入れるための外気取入口1と、内気を取り入れるた
めの内気取入口2とが設けられている。外気取入口1
は、走行風を効果的に取り入れやすくするため、車両の
前方を向いている。また、上記二つの空気取入口1、2
の分岐部には、両取入口1、2を選択的に開閉するイン
テークドア3が回動自在に設けられている。 【0015】インテークドア3は、インテークドアアク
チュエータ4によって回動操作される。この場合のイン
テークドアアクチュエータ4としては、印加電圧(デュ
ーティ制御の場合は平均印加電圧)により駆動力が変化
し回転速度が変わる直流モータが用いられている。ま
た、空調ダクト20内には、下流側に向かって順に、送
風ファン21、エバポレータ6、エアミックスドア、ヒ
ータ、モードドアなどの空調要素が配設されている。こ
こでは送風ファン21、エバポレータ6以外は図示を略
する。 【0016】次に制御系の構成を述べる。図2に示すよ
うに、制御系の中心としては、コントロールユニット3
0が設けられている。このコントロールユニット30は
マイクロコンピュ−タを中心に構成され、それ以外にA
/Dコンバータ、入出力インターフェース、及び各種ア
クチュエータの駆動回路等を含む。 【0017】コントロールユニット30の入力側には、
車速を検出するセンサ(車速検出手段)5と、インテー
クドアの現在位置を検出するインテークドア位置検出用
ポテンショメータ(インテークドア位置検出手段)10
と、外気温度センサ、内気温度センサ、日射センサ等の
熱負荷検出用のセンサ31と、車内温度設定用の温度設
定スイッチ32と、エバポレータ6の出口温度を検出す
るダクトセンサ(エバポレータ温度検出手段)7と、各
種操作スイッチ33とが接続されており、適宜これらの
要素から検出信号、設定信号、あるいは操作信号が入力
されるようになっている。 【0018】また、コントロールユニット30の出力側
には、送風ファンのモータ41と、エアミックスドアア
クチュエータ42と、コンプレッサ(厳密にはコンプレ
ッサとエンジンを連結するマグネットクラッチ)43
と、インテークドアアクチュエータ44と、モードドア
アクチュエータ45とが接続され、これら各制御要素に
駆動信号を出力するようになっている。なお、この実施
例では、コントロールユニット30が所定のプログラム
に従って処理を行うことにより、図1で示したエバポレ
ータ温度変化率演算手段8、インテークドア作動速度目
標値ファジィ演算手段9、インテークドア作動速度演算
手段11、インテークドア駆動制御手段12の機能を達
成する。 【0019】次に、上記コントロールユニット30によ
って行なわれる空調制御の内容について、図4、図5、
図6、図7のフローチャートを参照しながら説明する。 【0020】空調制御の全体の流れは、おおよそ図4に
示すようになる。すなわち、まずステップ101で各種
センサ信号、またステップ102で各種スイッチ信号を
マイクロコンピュ−タのCPUに入力する。ついで、ス
テップ103で車内熱負荷に相当する総合信号Tを演算
する。この総合信号Tは、外気温度、内気温度、日射
量、設定温度の関数として求められる。 【0021】ついで、ステップ104で総合信号Tに基
づいてエアミックスドアを制御し、ステップ105で送
風制御を行う。次に、ステップ106で吹出モードを切
換えるモードドアを制御し、ステップ107でインテー
クドア3を制御し、ステップ108でコンプレッサを制
御する。 【0022】次に本発明のポイントである上記インテー
クドア制御について、図5、図6及び図7を参照して詳
しく述べる。なお、以下の説明で用いる符号の意味は次
の通りである。 INT =ポテンショメータによるインテークドアの検
出位置 INT’=インテークドアの目標位置 VINT =インテークドアの現実の作動速度の検出値 VINT' =インテークドアの作動速度の目標値 但し、INT、INT’の値は、図3に示すように、R
EC(内気導入位置)、MIX(内外気混合)、FRE
(外気導入)の順に直線的に大きくなるよう設定され
る。 【0023】図5のインテークドア制御がスタ−トする
と、まずステップ111で、インテークドア3の現在位
置(検出位置)INTを入力し、ステップ112で車速
検出値及びエバポレータ温度検出値を入力する。次に、
ステップ113にて、マニュアルでREC(内気導入)
モードが指定されているかどうかを判断する。RECモ
ードのマニュアル指定がある場合には、ステップ115
にてRECフラグを「1」にセットして、ステップ12
2に進む。 【0024】RECモードのマニュアル指定がない場合
は、ステップ113からステップ114に進んで、RE
Cフラグを「0」にリセットして、ステップ116に進
み、ここでマニュアルでFRE(外気導入)モードが指
定されているかどうかを判断する。マニュアルでFRE
モードの指定がある場合はステップ120に進む。マニ
ュアルでFREモードの指定がない場合は、オート制御
を選択したことになってステップ117に進み、ここで
総合信号Tに基づいてインテークドア3の目標位置IN
T’を演算する。 【0025】次いで、ステップ118、119にてオー
ト制御でのインテークドア3の目標位置がFRE、MI
X、RECのいずれであるかを判断し、判断結果に従っ
てステップ120、121、122にそれぞれ進み、イ
ンテークドア3の目標位置INT’を、「FRE」、
「MIX」、「REC」のいずれかに決定する。 【0026】ステップ120、121、122にてイン
テークドア3の目標位置INT’を決定したら、次に図
6に示すステップ123に進み、インテークドア3の検
出位置INTと目標位置INT’の偏差が許容値P以内
かどうかを判断する。許容値以内のときは、判断がYE
Sとなってステップ136に進み、インテークドアアク
チュエータ4を停止する。つまり、目標位置にインテー
クドア3があるから動かす必要がなくなるのである。 【0027】また、許容値Pを越えている場合、つまり
目標位置INT’と検出位置INTとの間に差がある場
合には、ステップ124に進んで、検出位置INTから
目標位置INT’を引いた値が正であるかを判断する。
つまり、どの方向にインテークドア3を回動させるべき
かを判断する。 【0028】図3に示した関係から検出位置INTが目
標位置INT’より大きいときは、現在位置が目標位置
よりFRE側にあるということであるから、ステップ1
24の判断がYESとなってステップ125に進み、こ
こでインテークドア3をREC方向に動かす信号を出力
する。また、検出位置INTが目標位置INT’より小
さいときは、現在位置が目標位置よりREC側にあると
いうことであるから、ステップ124の判断がNOとな
ってステップ126に進み、ここでインテークドア3を
FRE方向に動かす信号を出力する。 【0029】次いでステップ127に進み、RECフラ
グが「1」かどうかを判断し、YES、即ちマニュアル
RECが選択されてRECフラグが「1」ならステップ
128に進んでデューティ最大(Duty MAX)で
インテークドア3を動かす。 【0030】ステップ127の判断がNOならばステッ
プ129に進み、車速及びエバポレータ温度変化率に応
じたインテークドア3の作動速度目標値VINT'を演算す
る。この場合、概して言えば、車速が大きいほど、作動
速度目標値VINT'は小さい値に演算される。そして、ス
テップ130にて、インテークドア3の現在位置信号を
微分して現実のインテークドア3の作動速度VINT を求
め、ステップ131で作動速度演算値VINT と作動速度
目標値VINT'の偏差が許容値Q以内かどうかを判断す
る。 【0031】偏差が許容値Q以内のときは、作動速度が
目標通りであるから速度を変化させる必要がなく、ステ
ップ132に進んで現状のデューティ(Duty)率を
維持する。つまり、現状の出力のままで継続する。 【0032】偏差が許容値Qを越えた場合は、ステップ
133で現実の作動速度VINT が目標値VINT'より大き
いか小さいかを判断し、現実の速度が大きい場合はステ
ップ134に進んで出力を落とすべく、デューティ率を
減少する。また、現実の速度が小さい場合はステップ1
35に進んで出力を上げるべく、デューティ率を増加す
る。 【0033】次に、作動速度目標値の演算ルーチンを図
7に基づいて説明する。このルーチンがスターとする
と、最初にステップ201で車速をE1と置く。次にス
テップ202で検出したエバポレータ温度Teを微分し
てエバポレータ温度変化率(dTe/dt)を求め、そ
の値をE2と置く。そして、ステップ203〜205に
て、E1、E2の値を入力変数としてインテークドアの
作動速度の減速率Jをファジィ推論する。 【0034】ファジィ推論は、前件部変数をE1、E2
とし、後件部変数を減速率J(各ルール毎の個別値はJ
iで表す)としたものである。このファジィ推論では、
経験則あるいは実験などで得られた実績により、図8に
表で示すような28個のファジィルールが設定されてい
る。ここで、各符号(ファジィラベル)は、次の意味で
用いられている。 【0035】PL … 正方向に大きい PM … 正方向に中位 PS … 正方向に小さい ZR … ほとんど「0」 NS … 負方向に小さい NM … 負方向に中位 NL … 負方向に大きい 【0036】また、各変数毎に上記のラベルを表現する
メンバーシップ関数として、図9の(a)、(b)、
(c)に示すものが用いられている。(a)の関数は入
力変数E1(車速)のメンバーシップ関数、(b)の関
数は入力変数E2(エバポレータ温度変化率)のメンバ
ーシップ関数、(c)の関数は出力変数(減速率)のメ
ンバーシップ関数である。なお、前件部の入力変数E1
の単位はKm/sec 、E2の単位はdeg /sec となってい
る。 【0037】ファジィ推論のステップ203、204、
205では、上記のファジィルールに従い、特開平2−
92763号公報などで公知のMIN−MAXルールを
用いて、減速率Jを演算する。その流れは、まず最初に
ルール毎の入力側メンバーシップ関数により、前件部変
数E1、E2のグレードWiを求め(ステップ20
3)、次いで、出力側メンバーシップ関数により、各ル
ールのグレード毎に、後件部出力である減速率Jiを算
出する(ステップ204)。そして、各ルール毎に得た
後件部出力を論理和して、その重心を求め、その重心位
置を最終的な推論結果である減速率Jとする。 【0038】減速率Jを求めたら、ステップ206に進
み速度補正量ΔVINT'を次式 ΔVINT'=K×J/100 により算出する(Kは定数)。そして、ステップ207
に進んでこの速度補正量ΔVINT'により作動速度目標値
VINT'を算出し、図6のルーチンに戻る。 【0039】このように車速及びエバポレータ温度変化
率に基づいてインテークドアの作動速度を制御するの
で、乗員の違和感を解消することができると共に、イン
テークドア切換え時の熱負荷変化を小さく押さえること
ができ、空調フィーリングの悪化を軽減することができ
る。 【0040】なお、上記制御におけるインテークドアの
切換え時間(例えば、REC→FRE)の最小値はおお
よそ5秒程度、最大値は8秒程度である。また、エバポ
レータ温度検出用センサの時定数は3〜4秒程度であ
る。従って、上記の制御を有効性を増すためには、RE
C→FREの切換え時の初期速度を遅くし(例えばRE
C→FREに切換わるまでの速度を20秒〜30秒程
度)、この間にエバポレータ温度変化率を演算して最終
速度を演算するように構成するのが望ましい。その場合
のフローチャートは図10に示すようになる。 【0041】図10のルーチンでは、最初にタイマーT
1をセットし(ステップ302)、タイマーフラグを立
てて初期の3秒を計測する。そして、初期の3秒間は作
動速度目標値VINT'として遅い値W(REC→FREに
切換わるまでの速度が20秒〜30秒程度の遅い速度)
を用い、3秒過ぎた後、図10に示した作動速度ファジ
ィ演算(ステップ200)を実行する。こうすることに
より、確実なエバポレータ温度変化を制御内容に反映さ
せることができる。 【0042】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インテークドアを車速とエバポレータ温度変化率に応じ
た速度で動かすことができる。したがって、車速によっ
て作動速度が勝手に変化するようなことがなくなり、乗
員の違和感を解消することができる。また、内気導入側
から外気導入側に回動させる場合の作動速度の変動によ
る急激な熱負荷の変化を押さえることができ。従って、
車速や外気の温度、湿度に影響されない快適な空調フィ
ーリングを実現することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の構成を示す図である。 【図2】本発明の一実施例の空調装置の制御系統の概略
構成を示すブロック図である。 【図3】同実施例におけるインテークドアの位置とポテ
ンショメータの出力の関係を示す図である。 【図4】同実施例の制御内容を示すメインルーチンのフ
ローチャートである。 【図5】同メインルーチンの中のインテークドア制御の
内容の詳細を示すフローチャートである。 【図6】図5のフローチャートの続きのフローチャート
である。 【図7】図6のフローチャートのステップ129の内容
の詳細を示すフローチャートである。 【図8】図6のフローチャートに示すファジィ推論に用
いるファジィルールを示す表である。 【図9】上記ファジィ推論に用いられるメンバーシップ
関数を示し、(a)は前件部変数E1(車速)のメンバ
ーシップ関数、(b)は前件部変数E2(エバポレータ
温度変化率)のメンバーシップ関数、(c)は後件部変
数(インテークドア減速率J)のメンバーシップ関数で
ある。 【図10】目標速度演算の他のルーチンの例を示すフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 1 外気取入口 2 内気取入口 3 インテークドア 4 インテークドアアクチュエータ 5 車速検出手段 6 エバポレータ 7 エバポレータ温度検出手段 8 エバポレータ温度変化率演算手段 9 インテークドア作動速度目標値ファジィ演算手段 10 インテークドア位置検出手段 11 インテークドア作動速度演算手段 12 制御手段 30 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−99927(JP,A) 特開 昭62−6820(JP,A) 特開 昭63−222918(JP,A) 特開 昭60−219108(JP,A) 特開 昭55−137438(JP,A) 特開 昭54−131230(JP,A) 特開 平4−43115(JP,A) 実開 平3−13207(JP,U) 実開 平1−123511(JP,U) 実開 昭63−137016(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 103 B60H 1/00 101 B60H 1/00 102

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回動操作されることにより外気取入口と
    内気取入口とを選択的に開閉するインテークドアと、該
    インテークドアを回動させるインテークドアアクチュエ
    ータと、を有する自動車用空調装置のインテークドア駆
    動制御装置において、 走行車速を検出する車速検出手段と、 空調装置のエバポレータの温度を検出するエバポレータ
    温度検出手段と、 該検出手段の検出したエバポレータの温度の変化率を演
    算するエバポレータ温度変化率演算手段と、 前記走行車速とエバポレータ温度変化率とに基づいてイ
    ンテークドアの作動速度の目標値をファジィ推論するイ
    ンテークドア作動速度目標値ファジィ推論手段と、 インテークドアの現在位置を検出するインテークドア位
    置検出手段と、 該インテークドア位置検出手段の検出出力よりインテー
    クドアの作動速度を演算するインテークドア作動速度演
    算手段と、 上記インテークドア作動速度目標値ファジィ推論手段の
    推論した目標値とインテークドア作動速度演算手段の出
    力との偏差を無くすようにインテークドア作動速度を制
    御する制御信号をインテークドアアクチュエータに供給
    するインテークドア駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動車用空調装置のイン
    テークドア駆動制御装置。
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JPH06127258A (ja) 1994-05-10

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