JPH0687212U - 容器形成用基板及びこれを用いた容器 - Google Patents

容器形成用基板及びこれを用いた容器

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JPH0687212U
JPH0687212U JP3441193U JP3441193U JPH0687212U JP H0687212 U JPH0687212 U JP H0687212U JP 3441193 U JP3441193 U JP 3441193U JP 3441193 U JP3441193 U JP 3441193U JP H0687212 U JPH0687212 U JP H0687212U
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container
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rectangle
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JP3441193U
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繁弘 田中
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Takara Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 製造が簡単な基板を提供し、また、従来に見
ない形態を有して、把持位置により把持難易度を有する
容器を提供する。 【構成】 基板は、二つの同一形状の想像上の矩形T
外側に三角形もしくは多角形又は円弧形の延出部2
,32,31,22,41,42を一体
に形成し、かつ、対称となるいずれか一方の延出部には
外側に突出する差込み片51を形成し、各矩形の各辺の
内側に、折り線7a,7bを形成して、矩形の各辺の内
外に存する外輪郭と折り線との間の部分で重合部21,
22,23,41,42を形成し、かつ、矩形の全折り
線の内側の部分で被覆部11,12を形成し、差込み片
を差込み得る切り線52を形成してなる。容器は、基板
の各被覆部の周囲の重合部を内側に折り曲げ、対応する
重合部を内外に重ね合わせ、差込み片を差込み用切り線
に差し込んでなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一枚の板紙又は合成樹脂シートなどの弾性と屈曲性を有する素材か ら裁断して、又は打抜いて成形される容器形成用基板、及びその基板を折曲げて 組み立てることにより形成される容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の容器形成用基板は、完成時の形状が直方体、又は立方体の容器を形成す るためのものであるため、材料歩留まりは良好であるが、個性的な形態により、 潜在顧客の注目を引いて、それに収容されて展示される商品の販売促進効果を期 待することはできないという問題点があった。また、従来の直方体又は立方体状 の容器は、これを遊技機械であるクレーンマシーンなどで把持させる場合に、容 器の把持位置によって把持の難易度が異ならないため、ゲーム性に乏しいという 問題点もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の点に鑑み、直方体や立方体以外の特殊な形態を有する容器を 形成するための、製造が簡単な基板を提供することを目的とする。
【0004】 また、上記の基板を用いて作られ、従来に見ない形態の、かつ、把持位置によ り把持難易度を有する容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案に係る容器形成用基板は、二つの同一形状 の想像上の矩形を同一長の一辺において接続し、前記一辺以外の各辺の外側に三 角形もしくは多角形又は円弧形の延出部を一体に形成し、前記延出部のうち、各 矩形の前記一辺に隣接する二辺の外側に形成されるものを、それぞれ前記一辺に 関して対称形とし、かつ、いずれか一方の延出部には外側に突出する差込み片を 形成し、前記延出部のうち、前記一辺の互いに反対側の一辺の外側に形成される ものを、同一形状とし、かつ、いずれか一方の延出部には外側に突出する差込み 片を形成し、前記各矩形の各辺の内側に、その辺の外側の延出部の外輪郭とほぼ 対称形の折り線を形成して、前記矩形の各辺の内外に存する外輪郭と折り線との 間の部分で重合部を形成し、かつ、各矩形の全折り線の内側の部分で被覆部を形 成し、前記各折り線の中央部に前記差込み片を差込み得る差込み用切り線を形成 してなることを特徴としている。
【0006】 また、本考案に係る容器は、上記基板の各被覆部の周囲の重合部を内側に折り 曲げ、二つの被覆部を上下に近接して、それぞれ上下に対応する重合部を内外に 重ね合わせ、差込み片を対応する差込み用切り線に差し込んでなることを特徴と している。
【0007】
【作用】
上記基板の構成により、各被覆部の周囲の重合部を内側に折り曲げ、二つの被 覆部を上下に近接すると、それぞれ中心に関して対称形で、かつ、同一形状の重 合部が内外に対向し、かつ、一方の重合部の差込み片が他方の重合部の差込み用 切り線が対応する。それらのそれぞれ内外に対向する重合部を重ね合わせ、差込 み片を折曲げて差込み用切り線に差し込むと、重合部が重ね合わされた状態で固 定され、全体として中に収容空間を有する容器が形成される。 上記基板の各被覆部の周囲の重合部を内側に折り曲げ、二つの被覆部を上下に 近接して、それぞれ上下に対応する重合部を内外に重ね合わせ、差込み片を対応 する差込み用切り線に差し込んでなる容器は、重合部の形状に応じて、中心に関 して対称な多角形状又は偏平楕円状で、中央部分において凹む側面壁と、四隅角 部の先端に向けて最も薄くなり、中央において最も厚くなる二つの被覆部とを有 する。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、上記第一の目的を達成する本考案の実施例による基板の平面図であり 、図2は、同基板を用いて容器を組立てる途中の状態の斜視図、図3は、完成状 態の斜視図である。
【0009】 図1に示すように、本考案に係る基板Sは、厚紙又は合成樹脂シートから打抜 いて形成される。この基板Sは、二つの被覆部11、12と、各被覆部の周囲に 形成された重合部21,31,41,23、22,32,42,23とを有して いる。重合部23は、二つの被覆部11,12に共有されている。
【0010】 また、一方の被覆部12における所定の重合部22,32,42の外側中央部 に、外側に突出する差込み片51が形成され、各被覆部11,12の周辺と重合 部との境界に切り線52が形成されている。
【0011】 上記各被覆部11,12及び各重合部21,31,41,23、22,32, 42,23は、次のようにして形成されている。すなわち、 二つの同一形状の想像上の矩形T1,T2を同一長の一辺61において接続し 、前記一辺61以外の各辺62a,63a,64a、62b,63b,64bの 外側に円弧形もしくは、三角形又は多角形の延出部31o,21o,41o、3 2o,22o,42oを一体に形成し、また、前記各矩形の各辺62a,63a ,64a、62b,63b,64bの内側に、その辺の外側の延出部の外輪郭と ほぼ対称形の折り線71a,72aを形成して、前記矩形の各辺と各折り線との 間の部分31i,21i,41i、32i,22i,42iを形成して、前記延 出部と一体になって、前記各重合部21,31,41,23、22,32,42 ,23が形成されている。上記各重合部は、それぞれの両端部を結ぶ直線(前記 矩形の各辺)に関して対称形であり、円弧形もしくは三角形又は多角形など任意 である。
【0012】 また、前記重合部のうち、各矩形の前記一辺61に隣接する二辺62a,64 a、62b,64bの両側に形成されるもの31,41、32,42を、それぞ れ前記一辺61に関して対称形とし、かつ、対称形である重合部のいずれか一方 32,42には外側に突出する前記差し込み片51が形成してある。
【0013】 また、前記重合部のうち、前記一辺61の互いに反対側の一辺63a,63b の外側に形成されるもの21,22を、同一形状とし、かつ、いずれか一方22 には外側に突出する差込み片51が形成してある。
【0014】 そして、前記各矩形の内側の折り線71a,72aの内側の部分で、前記被覆 部11,12が形成されており、かつ、前記各折り線71a,72aの中央部に 前記差込み片51を差込み得る差込み用切り線52が形成されている。差し込み 片51及び差し込み用折り線は、前者が後者に差し込まれて係止できるものであ れば、その形状は特に制限されない。図示の例では、差し込み片がほぼ楕円状に 形成されている。
【0015】 上記の構成において、差し込み片51は、二つの矩形の共通の辺61に関して 対称位置に設けてある重合部のいずれか一方に設けてあれば良く、図示の例のよ うに、一方の被覆部に集中させて形成する必要はない。なお、差し込み片51の 基部に直線状又は曲線状の切線81を設けて、後述のように折曲げの際に差し込 み片を折曲げ易くしてある。また、切線81と52の両端に小孔を設けて切線が 裂けないようにしてある。
【0016】 上記のように所定の形状及び位置関係をもって形成される外輪郭及び折り線及 び差し込み片を有する基板は、板紙又は同様の合成樹脂シートから打抜き加工に より形成される。
【0017】 そして、この基板を用いて、容器を組立てる場合は、図2に示すように、一方 の被覆部11の周囲の重合部21,31,41を各折り線71a,72aにおい て被覆部11に対して他方の被覆部12方向に谷折りに折り曲げると共に、同様 に、他方の被覆部12の周囲の重合部22,32,42を各折り線71a,72 aにおいて前記被覆部12に対して前記一方の被覆部11方向に谷折りに折り曲 げる。これにより、各被覆部と重合部により、被覆部が底部となる収容凹部が形 成される。この際に、各重合部はその外輪郭及び折り線に沿って、中央部が最も 凹むように内側に湾曲する。この場合の湾曲率は、重合部の長さ及び幅により異 なる。
【0018】 次に、残りの重合部23の両側の折り線71aにおいて、谷折りして両側の被 覆部11,12を接近させると、前記仮想矩形T1,T2の共通の辺61に関し て対称位置に存するそれぞれの重合部21,22、31,32、41,42が対 向し、それぞれ対向する重合部は、いずれか一方を外側に、他方を内側にして、 内外に重ね合わせることができる。また、それぞれ対向する重合部21,22、 31,32、41,42の一方の先端に形成されている差し込み片51が、他方 の重合部の折り線の中央部に形成されている差し込み用切り線52に対向する。
【0019】 こうして、それぞれ対応する重合部21,22、31,32、41,42を内 外重ねると共に、各差し込み片51を内側にほぼ直角に折り曲げて、その先端か ら差し込み用切り線52に差し込むことができる。これにより、それぞれ重合さ れた重合部が固定されて、図2に示されている状態のものは、図3に示されてい るような、特殊な形状を有する容器に組立てることができる。
【0020】 すなわち、四辺に扁平楕円形又は多角形の湾曲側面を有し、尖った四隅角が側 面の端部に向かって集束されるような変形矩形の上面及び底面を有する容器が形 成される。このような形状の容器は、各種の商品を展示販売するのに使用するこ とができる。 上記の図1ないし図3に示された実施例は、前記仮想矩形を正方形とした場合 のものである。従って、上下及び左右が対称形である。
【0021】 図4は、前記仮想矩形を長方形とした場合の基板を用いて組立てた容器の外観 を示す。長方形の長辺と短辺の比の選択により、完成する容器の外観を種々変え ることができる。
【0022】 本考案による上記のような容器は、その中央部分の厚みが大きく、角部に向か って徐々に減少する特殊な形状を有するので、例えば、遊技機械であるクレーン マシーンにより商品入りの容器を把持することに成功した場合に、その把持した 容器を取得できるようにした遊技用パッケージとして好適である。
【0023】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、二つの仮想矩形を一辺において接続したもの の各辺の両側に、内側においては折り線を、外側においては外輪郭を有する対称 形の重合部を形成し、かつ、一方の重合部に差し込み片とを他方に差し込み用切 り線を設けることにより、直方体や立方体以外の特殊な形態を有する容器を形成 するための、製造が簡単な基板を提供することができる。
【0024】 また、上記の基板を用いて組立てられる容器であるので、従来見ない個性的な 形態により、潜在顧客の注目を引いて、それに収容されて展示される商品の販売 促進効果を期待することはでき、かつ、把持位置により把持難易度を有する容器 を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基板の平面図である。
【図2】容器を組立てる途中の状態を示す斜視図であ
る。
【図3】完成した容器の斜視図である。
【図4】他の実施例による容器の斜視図である。
【符号の説明】
S 基板 11,12 被覆部 T1,T2 想像上の矩形 61,62a,63a,64a,62b,63b,64
b 矩形の各辺 21,22,23,31,32,41,42 重合
部 21o,22o,31o,41o,42o 延出
部 51 差し込み片 52 差し込み用切り線 71a,72a 折り線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)二つの同一形状の想像上の矩形を同
    一長の一辺において接続し、 (ロ)前記一辺以外の各辺の外側に三角形もしくは多角
    形又は円弧形の延出部を一体に形成し、 (ハ)前記延出部のうち、各矩形の前記一辺に隣接する
    二辺の外側に形成されるものを、それぞれ前記一辺に関
    して対称形とし、かつ、いずれか一方の延出部には外側
    に突出する差込み片を形成し、 (ニ)前記延出部のうち、前記一辺の互いに反対側の一
    辺の外側に形成されるものを、同一形状とし、かつ、い
    ずれか一方の延出部には外側に突出する差込み片を形成
    し、 (ホ)前記各矩形の各辺の内側に、その辺の外側の延出
    部の外輪郭とほぼ対称形の折り線を形成して、前記矩形
    の各辺の内外に存する外輪郭と折り線との間の部分で重
    合部を形成し、かつ、各矩形の全折り線の内側の部分で
    被覆部を形成し、 (ヘ)前記各折り線の中央部に前記差込み片を差込み得
    る差込み用切り線を形成してなる容器形成用打抜き基
    板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の基板の各被覆部の周囲の重
    合部を内側に折り曲げ、二つの被覆部を上下に近接し
    て、それぞれ上下に対応する重合部を内外に重ね合わ
    せ、差込み片を対応する差込み用切り線に差し込んでな
    る容器。
JP3441193U 1993-06-01 1993-06-01 容器形成用基板及びこれを用いた容器 Pending JPH0687212U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335758A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Fuji Seal International Inc 包装ケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005335758A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Fuji Seal International Inc 包装ケース

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