JPH0687038A - プレス金型 - Google Patents

プレス金型

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Publication number
JPH0687038A
JPH0687038A JP4240657A JP24065792A JPH0687038A JP H0687038 A JPH0687038 A JP H0687038A JP 4240657 A JP4240657 A JP 4240657A JP 24065792 A JP24065792 A JP 24065792A JP H0687038 A JPH0687038 A JP H0687038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
press
plate material
blade members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4240657A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Amano
忠 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP4240657A priority Critical patent/JPH0687038A/ja
Publication of JPH0687038A publication Critical patent/JPH0687038A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフセット加工、ハーフシャー加工、絞り加
工等のプレス加工に於いてストリッパ圧、必要プレス圧
を低減すること。 【構成】 複数個に分割されたダイ刃部材23がダイ本
体17より拡開方向に移動可能に支持されている。離型
時にダイ刃部材23が拡開移動し、この拡開移動により
加工板材Pとダイ刃ピース27との喰い付き嵌合を解除
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス金型に関し、特
にオフセット加工、ハーフシャー加工、絞り加工等に用
いられるプレス金型のダイ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス金型によるオフセット加工、ハー
フシャー加工、絞り加工等のプレス加工は、加工板材を
挟んだパンチとダイとの嵌合により行われ、この種のプ
レス加工に於いては、加工完了後に、即ち離型時に加工
板材がパンチおよびダイとの喰い付き嵌合より離脱する
よう、パンチにはストリッパ部材が装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オフセット加工、ハー
フシャー加工、絞り加工等のプレス加工に於いては、加
工板材はパンチとダイの両方に喰い付き嵌合するため、
大きいストリッパ圧が必要となる。このためストリッパ
部材にストリッパ圧を与える弾性材はウレタンゴム等の
強力な弾性材により構成され、大きいストリッパ圧が必
要であることに伴い必要プレス圧も高くなる。
【0004】本発明は、従来のプレス加工に於ける上述
の如き問題点に着目してなされたものであり、オフセッ
ト加工、ハーフシャー加工、絞り加工等のプレス加工に
於いてもさぼと大きいストリッパ圧を必要とせず、必要
プレス圧を低減できるプレス金型を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、複数個に分割されたダイ刃部材を有し、前
記ダイ刃部材がダイ本体より拡開方向に移動可能に支持
されていることを特徴するプレス金型によって達成され
る。
【0006】
【作用】上述の如き構成によれば、離型時にダイ刃部材
が拡開移動し、この拡開移動により加工板材とダイとの
喰い付き嵌合が解除される。
【0007】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0008】図1、図2は本発明によるプレス金型の第
一実施例を示している。これらの図に於いて、符号1は
パンチを示している。パンチ1はパンチ部3とフランジ
部5と取付シャンク部7を有している。
【0009】パンチ部3にはストリッパ部材9が軸線方
向、即ち上下方向に摺動可能に外接嵌合している。スト
リッパ部材9は、フランジ部5より垂下されたボルト1
1によりフランジ部5より吊り下げ支持され、自身の上
端面とフランジ部5の下底面との間に装着されたストリ
ッパ圧付与用の圧縮コイルばね13のばね力により図に
て下方へ付勢されている。
【0010】パンチ1の下方にはダイ15が配置されて
いる。ダイ15はダイ本体17を有し、ダイ本体17は
中央部にパンチ受け入れ孔19を有している。
【0011】ダイ本体17の上面部には径方向に延在す
る溝21が複数個、図示の実施例に於いては4個、パン
チ受け入れ孔19の周りに互いに90度の回転角をもっ
て形成され、この溝21の各々にはダイ刃部材23が嵌
合している。
【0012】ダイ刃部材23は各々水平な枢軸25によ
りダイ本体17より互いに拡開方向に回動可能に支持さ
れている。ダイ刃部材23は、通常時には溝21の底面
上に載置されて図示されている如き水平姿勢にあり、パ
ンチ受け入れ孔19の側の端部に上向きの力が作用する
ことにより枢軸25を中心して上方へ向けて、即ち拡開
方向に回動するようなっている。ダイ刃部材23の各々
のパンチ受け入れ孔19の側の端部には焼入処理された
ダイ刃ピース27がボルト29により固定装着されてい
る。
【0013】パンチ受け入れ孔19にはカウンタ部材3
1が上下動可能に嵌合している。カウンタ部材31は、
ボルト33によりダイ本体17と所定ストロークのみ上
下動可能な態様にて連結され、圧縮コイルばね35のば
ね力により上方へ向けて付勢されている。
【0014】上述の如き構成よりなるプレス金型は、図
3〜図7に示されている如き部分的オフセット加工に用
いられるものであり、この場合の加工板材Pは部分的な
ブリッジ部Bを残して予めレーザ加工等によりスリット
Sが施されている。この加工板材Pのオフセット加工
は、各ブリッジ部Bがダイ本体17の各ダイ刃部材23
に対応する位置に加工板材Pをセットし、パンチ1を降
下させるか、ダイ15を上昇されることにより行われ
る。パンチ1の降下、或いはダイ15の上昇により加工
板材Pはダイ本体17とストリッパ部材9とに挟まれ、
これより更にパンチ1が降下、或いはダイ15が上昇す
ることにより、圧縮コイルばね13が撓みつつパンチ1
がストリッパ部材9に対して相対的に下方へ移動し、こ
れのパンチ部3がダイ本体17のカウンタ部材31を押
し下げつつパンチ受け入れ孔19内に進入するようにな
る。
【0015】パンチ部3がパンチ受け入れ孔19内に進
入することにより、パンチ部3とダイ刃部材23のダイ
刃ピース27とによって加工板材Pの各ブリッジ部Bに
オフセット加工が施されることになる。
【0016】この加工完了後にはパンチ1の上昇、或い
はダイ15の降下により離型、ストリッピングが行わ
れ、加工板材Pのオフセット加工部がパンチ受け入れ孔
19より抜け出ようとする際には各ダイ刃部材23のダ
イ刃ピース27に上向きの力が作用する。これによりダ
イ刃部材23は各々、図1にて仮想線により示されてい
る如く、枢軸25を中心して上方へ向けて回動し、互い
に拡開変位する。
【0017】この拡開変位によりダイ刃部材23のダイ
刃ピース27と加工板材Pの各ブリッジ部Bとの喰い込
み嵌合が解除され、加工板材Pがダイ15との係合より
解放される。
【0018】図8〜図10は本発明によるプレス金型の
第二実施例を示している。尚、図8〜図10に於いて、
図1、図2に対応する部分は図1、図2に付した符号と
同一の符号により示されている。この実施例に於いて
は、4個のダイ刃部材23は各々円環形状を4等分した
略扇形のなし、この4個のダイ刃部材23の集合によ
り、中央部にパンチ受け入れ孔(ダイ孔)19が形成さ
れるようになっている。
【0019】ダイ刃部材23は、各々水平な枢軸25に
よりダイ本体17より互いに拡開方向に回動可能に支持
され、通常時にはダイ本体17の突条17a上に載置さ
れて図示されている如き水平姿勢にあり、パンチ受け入
れ孔19の側の端部に上向きの力が作用することにより
枢軸25を中心して上方へ向けて、即ち拡開方向に回動
するようなっている。
【0020】ダイ本体17はダイリテーナ37のダイ受
け入れ孔39に上下動可能に嵌合している。ダイ本体1
7はボルト41によりダイリテーナ37と所定ストロー
クのみ上下動可能な態様にて連結され、圧縮コイルばね
43のばね力により上方へ向けて付勢されている。この
圧縮コイルばね43のばね力はストリッパ部材9の圧縮
コイルばね13のばね力より弱いものに設定されてい
る。
【0021】ダイ本体17、換言すればダイ15の全体
は、初期状態に於いては、図9に示されている如く、圧
縮コイルばね43のばね力により上方へ持ち上げられた
状態にあり、水平姿勢のダイ刃部材23上に加工板材P
を載置される。
【0022】パンチ1が降下、或いはダイリテーナ37
が上昇すると、加工板材Pはダイ刃部材23とストリッ
パ部材9とに挟まれ、これより更にパンチ1が降下、或
いはダイリテーナ37が上昇することにより、図8に示
されている如く、圧縮コイルばね43が撓みつつダイ1
5全体がダイ受け入れ孔39内に降下し、ダイ刃部材2
3もダイ受け入れ孔39内に位置するようになってダイ
リテーナ37よりスラスト圧を受け持たれるようにな
る。
【0023】これにより更にパンチ1が降下、或いはダ
イリテーナ37が上昇すると、圧縮コイルばね13が撓
みつつパンチ1がストリッパ部材9に対して相対的に下
方へ移動し、これのパンチ部3がパンチ受け入れ孔19
内に進入するようになる。
【0024】パンチ部3がパンチ受け入れ孔19内に進
入することにより、パンチ部3とダイ刃部材23によ
り、図11に示されている如きハーシャー加工、図12
に示されている如きオフセット加工、或いは図13に示
されている如き絞り加工が行われる。
【0025】この加工完了後にはパンチ1の上昇、或い
はダイリテーナ37の降下により離型、ストリッピング
が行われ、ダイ15は圧縮コイルばね43のばね力によ
り図9に示されている如き元の位置に戻り、加工板材P
の加工部がパンチ受け入れ孔19より抜け出ようとする
際には各ダイ刃部材23に上向きの力が作用する。これ
によりダイ刃部材23は各々、図9にて仮想線により示
されている如く、枢軸25を中心して上方へ向けて回動
し、互いに拡開変位する。
【0026】この拡開変位によりダイ刃部材23と加工
板材Pとの喰い込み嵌合が解除され、加工板材Pがダイ
15との係合より解放される。
【0027】図14〜図15は本発明によるプレス金型
の第三実施例を示している。 尚、図14〜図15に於
いて、図1、図2および図8〜図9に対応する部分は図
1、図2および図8〜図9に付した符号と同一の符号に
より示されている。この実施例に於いても、4個のダイ
刃部材23は各々円環形状を4等分した略扇形のなし、
この4個のダイ刃部材23の集合により、中央部にパン
チ受け入れ孔(ダイ孔)19が形成されるようになって
いる。
【0028】各ダイ刃部材23の背面はテーパ状外周面
23aとされ、ダイ本体17は、テーパ状外周面23a
と整合するテーパ状内周面17bによるすり鉢状をな
し、内側に4個のダイ刃部材23を受け入れている。
【0029】ダイ刃部材23は、テーパ状外周面23a
にてダイ本体17のテーパ状内周面17bに整合してこ
れに沿って上下動するようになっており、通常時には図
示されている如く、自重により降下した位置にある。ダ
イ刃部材23の上下動範囲は、ダイ本体17の長孔17
cを貫通して設けられたボルト45により所定値に規制
され、またボルト45によりダイ刃部材23のテーパ状
外周面23aがダイ本体17のテーパ状内周面17bよ
り離間することが防止されている。
【0030】この実施例に於いては、加工完了後にはパ
ンチ1の上昇、或いはダイリテーナ37の降下により離
型、ストリッピングが行われ、加工板材Pの加工部がパ
ンチ受け入れ孔19より抜け出ようとする際には各ダイ
刃部材23に上向きの力が作用する。これによりダイ刃
部材23は各々、ダイ本体17のテーパ状内周面17b
に沿って上昇し、互いに拡開変位する。
【0031】この拡開変位によりダイ刃部材23と加工
板材Pとの喰い込み嵌合が解除され、加工板材Pがダイ
15との係合より解放される。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるプレス金型によれば、離型時にダイ刃部材が拡開
移動し、この拡開移動により加工板材とダイとの喰い付
き嵌合が解除されるから、オフセット加工、ハーフシャ
ー加工、絞り加工等のプレス加工に於いても、大きいス
トリッパ圧を必要としなくなり、ストリツパ圧、必要プ
レス圧を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス金型の第一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】本発明によるプレス金型の第一実施例のダイ部
分の平面図である。
【図3】部分的オフセット加工の加工板材例を示す平面
図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿った断面図である。
【図5】図3の線V −V に沿った断面図である。
【図6】部分的オフセット加工の加工板材例を示す俯瞰
斜視図である。
【図7】部分的オフセット加工の加工板材例を示す俯仰
斜視図である。
【図8】本発明によるプレス金型の第二実施例を板材ク
ランプ状態について示す縦断面図である。
【図9】本発明によるプレス金型の第二実施例のダイ部
分を初期状態について示す縦断面図である。
【図10】本発明によるプレス金型の第二実施例のダイ
部分の分解斜視図である。
【図11】ハーフシャー加工の加工板材例を示す断面図
である。
【図12】オフセット加工の加工板材例を示す断面図で
ある。
【図13】絞り加工の加工板材例を示す断面図である。
【図14】本発明によるプレス金型の第三実施例を示す
縦断面図である。
【図15】本発明によるプレス金型の第三実施例のダイ
部分の平面図である。
【符号の説明】
1 パンチ 9 ストリッパ部材 15 ダイ 17 ダイ本体 23 ダイ刃部材 31 カウンタ部材 37 ダイリテーナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個に分割されたダイ刃部材を有し、
    前記ダイ刃部材がダイ本体より拡開方向に移動可能に支
    持されていることを特徴するプレス金型。
JP4240657A 1992-09-09 1992-09-09 プレス金型 Pending JPH0687038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4240657A JPH0687038A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 プレス金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4240657A JPH0687038A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 プレス金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0687038A true JPH0687038A (ja) 1994-03-29

Family

ID=17062759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4240657A Pending JPH0687038A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 プレス金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0687038A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005044480A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Minoru Kabasawa プレス用金型及びパンチプレス機用ダイ金型
JP2020124732A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社ウイング プレス加工の金型のダイおよびプレス加工装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005044480A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Minoru Kabasawa プレス用金型及びパンチプレス機用ダイ金型
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