JP2908935B2 - 打抜き用金型 - Google Patents

打抜き用金型

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JP2908935B2
JP2908935B2 JP4160466A JP16046692A JP2908935B2 JP 2908935 B2 JP2908935 B2 JP 2908935B2 JP 4160466 A JP4160466 A JP 4160466A JP 16046692 A JP16046692 A JP 16046692A JP 2908935 B2 JP2908935 B2 JP 2908935B2
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punch
punching
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Amada Metrecs Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークに打抜きを行
なうためのパンチ刃先に剪断角部を有した打抜き用金型
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、打抜き用金型はダイに対してパン
チが上下動自在に設けられていて、ダイとパンチとの協
働によってワークに打抜き加工が行なわれている。しか
も、パンチ刃先部に剪断角部を有したパンチは、図6
(A)に示されているように内側に剪断角部を設けたも
のや、図6(B)に示されているように外側に剪断角部
を設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の図6(A),(B)に示した内側,外側に剪断角部
を有したパンチ刃先部でワークに打抜き加工を行なう
と、全周が図7,図8に示したように、剪断角の部分A
と剪断角がない(剪断角が0)部分Bとでは打抜き形状
が不均一となる問題があった。すなわち、図7において
は、剪断角の谷部の底部分ではダレが大で、剪断角がな
い部分Bではダレが小となり、また、図8においては剪
断角がない部分Bではダレが大で、剪断角の部分Aでは
ダレが小となって打抜き形状が不均一となる。
【0004】また、図6(A),(B)に示したような
パンチ刃先部の形状では、騒音低減,打抜き力低減の面
で十分に効果が出ないという問題がある。
【0005】さらに、図6(B)に示したようなパンチ
刃先部で、図9に示したような追い抜き加工を行なう
と、図10に示したようにダイD上のワークWにパンチ
刃先部Pが押圧されて、矢印Cで示した部分の面に横方
向の荷重が発生し、この力により矢印Eのごとき力が発
生する。その結果ダイDとパンチ刃先部Pがぶつかり、
使用不可になるり易いという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、パンチ刃先部の全周に剪断角を形成することに
より、打抜き形状が不均一になりにくく、また、追い抜
き加工時に剪断角による横方向に発生する力を分散させ
るようにした打抜き用金型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、パンチボディの先端部のパンチ刃
先部の断面形状が多角形状の打抜き用金型であって、多
角形の各辺のほぼ中央部をそれぞれ頂点とし、各頂点間
の各角部が谷の底部となるように各頂点間に円弧状の溝
を設けてパンチ刃先部の端面を凹形状に形成してなるも
のである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図5を参照するに、打抜き用金型1はパン
チガイド3を備えており、このパンチガイド3内には上
下動自在なパンチボデイ5が装着されている。このパン
チボデイ5の上部にはパンチヘッド7が例えばボルトな
どで一体化されている。前記パンチガイド3の上部には
フランジ5Fが一体化されていると共にこのフランジ5
Fにはリテーナーカラー9が設けられている。
【0010】このリテーナーカラー9と前記パンチヘッ
ド7との間にはパンチボデイ5を上方へ付勢すべくスト
リッピングスプリング11が介在されている。また、前
記パンチガイド3の下部にはストリッパプレート13が
一体化されている。
【0011】上記構成により、例えばパンチガイド3を
タレットパンチプレスの上部タレットに装着すると共
に、図示省略のダイを下部タレットに装着する。加工す
べきワークをダイ上に載せ、図示省略のストライカによ
ってパンチヘッド7を打撃すると、パンチヘッド7と共
にパンチガイド3が図示省略のリフトスプリングの付勢
力に抗して下降し、ストリッパプレート13がワークを
押圧する。さらにパンチヘッド7がストリッパスプリン
グの付勢力に抗して下降することによってパンチボデイ
5が下降して、ダイとの協働によってワークに打抜き加
工が行なわれることになる。
【0012】前記パンチボデイ5の先端部であるパンチ
刃先部5Tは、図1〜図4に示されているように、例え
ば四角形の断面形状を呈しており、この四角形の各角部
をS1 ,S2 ,S3 ,S4 とすると共に、角部S1 とS
2 間,S2 とS3 間,S3 とS4 間およびS4 とS1
のそれぞれの長さをLとする。
【0013】しかも、各長さLの半分(L/2)の部分
にそれぞれ頂点を区分点としてT1,T2 ,T3 ,T4
を設ける。しかも、図3に示されているように、頂点
(区分点)T1 とT4 とによる円弧Cの曲率半径Rの溝
を設ける。また、T1 とS1 ,T2 とS2 ,T3
3 ,T4 とS4 間の高さをHとする。したがって、各
頂点T1 ,T2 ,T3 ,T4 を基準として輪郭線(円弧
C)に沿って次第に高さを低くした剪断角部が設けられ
るものである。すなわち、R形状の溝の最大深さはHで
あり、各溝部分が剪断角部となるものである。
【0014】このように、剪断角を設けたことにより、
パンチ刃先部5Tの端面は図4に示されるように凹形状
に形成され、かつ全周に亘って剪断角は鈍角となること
がなく、谷部の底部(円弧Cの部分)は自然に剪断角が
ゆるやかになる。したがって打抜き形状も不均一になり
にくい。さらに、追い抜き加工時に剪断角による横方向
に発生する力も、図4に示した形状により分散され影響
が非常に小さくなる。
【0015】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、パンチボディ(5)の先
端部のパンチ刃先部(5T)の断面形状が多角形状の打
抜き用金型であって、多角形の各辺のほぼ中央部をそれ
ぞれ頂点とし、各頂点間の各角部が谷の底部となるよう
に各頂点間に円弧状の溝を設けてパンチ刃先部(5T)
の端面を凹形状に形成してなるものである。
【0016】上記構成より明らかなように、本発明にお
いては、パンチボディ5の先端部のパンチ刃先部5Tの
断面形状が多角形状の打抜き金型における多角形の各辺
のほぼ中央部をそれぞれ頂点とし、各頂点間の各角部が
谷の底部となるように各頂点間に円弧状の溝が設けてあ
ってパンチ刃先部5Tの端面を凹形状に形成してあるか
ら、各辺の剪断角は鈍角になるようなことがなく剪断力
を小さくすることができ、また、パンチ刃先部5Tの端
面が凹形状であることにより、打抜き加工時の横方向の
分力を小さくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、パンチ刃先部の斜視
図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図2におけるIII矢視図である。
【図4】図2におけるIV矢視図である。
【図5】この発明の刃先部を有した打抜き用金型の正面
断面図である。
【図6】従来の剪断角部を有したパンチ刃先部の斜視図
である。
【図7】図6(A)図に示したパンチ刃先部でワークを
打抜いた状態の説明図である。
【図8】図6(B)に示したパンチ刃先部でワークを打
抜いた状態の説明図である。
【図9】ワークに追い抜き加工で打抜く説明図である。
【図10】従来の打抜き金型を用いて追い抜き加工でワ
ークから追い抜いた状態の説明図である。
【符号の説明】
1 打抜き金型 3 パンチガイド 5 パンチボデイ 5T パンチ刃先部 S1 ,S2 ,S3 ,S4 角部 T1 ,T2 ,T3 ,T4 頂点(区分点)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチボディ(5)の先端部のパンチ刃
    先部(5T)の断面形状が多角形状の打抜き用金型であ
    って、多角形の各辺のほぼ中央部をそれぞれ頂点とし、
    各頂点間の各角部が谷の底部となるように各頂点間に円
    弧状の溝を設けてパンチ刃先部(5T)の端面を凹形状
    に形成してなることを特徴とする打抜き用金型。
JP4160466A 1992-06-19 1992-06-19 打抜き用金型 Expired - Fee Related JP2908935B2 (ja)

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