JPH0686589A - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JPH0686589A
JPH0686589A JP4229738A JP22973892A JPH0686589A JP H0686589 A JPH0686589 A JP H0686589A JP 4229738 A JP4229738 A JP 4229738A JP 22973892 A JP22973892 A JP 22973892A JP H0686589 A JPH0686589 A JP H0686589A
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circuit
drive
motor
signal
control circuit
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JP4229738A
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Shinichi Aikawa
進一 相川
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズを吸収するためのスナバ回路を有する
DCブラシレスモータを駆動するモータ駆動回路に関
し、高速、かつ、安定した起動が行なえるモータ駆動回
路を提供することを目的とする。 【構成】 スピンドルモータ22の駆動コイルL11,L
12,L13に発生するスパイクノイズを吸収するスナバ回
路23bをスイッチ回路23cを介して駆動コイル
11,L12,L13と接続し、CPU29によりスイッチ
回路23cを制御して起動時には駆動コイルL11
12,L13とスナバ回路23bとを切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ駆動回路に係り、
特に、ノイズを吸収するためのスナバ回路を有するDC
ブラシレスモータを駆動するモータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のハードディスク装置のブロ
ック構成図を示す。
【0003】同図中、1は記録媒体となる磁気ディスク
を示す。磁気ディスク1は円盤状をなし、その中心がス
ピンドルモータ2の回転軸2aに固定される。スピンド
ルモータ2はブラシレスセンサレスDCモータよりな
る。ブラシレスセンサレスDCモータとは、回転子に電
流を供給するためのブラシや、ブラシに対応する整流子
等の機械的な部品がなく、かつ、ロータ位置検出のため
のホールセンサの様な位置検出素子がないDCモータで
ある。スピンドルモータ2は、スピンドルモータ駆動回
路3に接続され、スピンドルモータ駆動回路3からの駆
動信号に応じて一定速度で回転し、磁気ディスク1を定
速度で回転駆動させる。
【0004】また、磁気ディスク1には磁気ヘッド4が
近接して設けられ、磁気ヘッド4により磁気ディスク1
上に情報を記録したり、磁気ディスク1上の情報を再生
する。磁気ヘッド4はアーム5を介して磁気ヘッド4を
半径方向(矢印A方向)に移動させるボイスコイルモー
タ6と結合している。ボイスコイルモータ6はボイスコ
イルモータ駆動制御回路7と接続され、ボイスコイルモ
ータ駆動制御回路7からの駆動信号に応じて回転軸6a
を中心に回動して、磁気ヘッド4を半径方向(矢印A方
向)に移動させる。
【0005】ボイスコイルモータ駆動制御回路7はトラ
ッキング制御回路8と接続されていて、トラッキング制
御回路8から供給されるトラッキング制御信号に応じて
ボイスコイルモータ6を駆動させる駆動信号を生成す
る。トラッキング制御回路8はCPU9及び信号処理回
路10と接続されていて、CPU9からのトラック指令
信号に応じて磁気ヘッド4をCPU9の指令トラックに
移動させると共に信号処理回路10からの誤差信号に応
じて磁気ヘッド4に記録トラックTr0 上を走査させる
ための制御信号を生成する。
【0006】信号処理回路10はトラッキング制御回路
8の他磁気ヘッド4及び制御回路11と接続されてい
て、磁気ヘッド4により読み取った信号を処理して、ト
ラッキング誤差信号を生成し、トラッキング制御回路8
に供給すると共に、再生データを生成して制御回路11
に供給する。また、信号処理回路10は制御回路11か
らの記録データに変調等の信号処理を施し、磁気ヘッド
4に供給する。
【0007】制御回路11は信号処理回路10の他にC
PU9及びインタフェース制御回路12と接続されてい
て、CPU9により制御され、インタフェース制御回路
12に再生データを供給すると共にインタフェース制御
回路12から記録データを入力する。インタフェース制
御回路12はホストコンピュータ(図示せず)と接続さ
れ、CPU9にホストコンピュータからの各種指令を供
給すると共に制御回路及び信号処理回路10を介してホ
ストコンピュータと磁気ディスク1との間でデータのや
り取りを行なう。
【0008】図10に従来の一例の要部の回路構成図を
示す。スピンドルモータ2のステータ部はY形に結線さ
れた駆動コイルL1 ,L2 ,L3 よりなる。駆動コイル
1,L2 ,L3 はスピンドルモータ駆動制御回路3a
に接続され、駆動コイルL1の一端には駆動信号φA,
駆動コイルL2 の一端には駆動信号φB,駆動コイルL
3 の一端には駆動信号φCが供給される。また、駆動コ
イルL1 ,L2 ,L3の他端は共通端子に接続される。
【0009】図11に駆動信号φA,φB,φCの波形
図を示す。駆動信号φA,φB,φCは互いに位相が12
0 °ずつ異なる台形波とされている。時刻t0 〜t1
は駆動信号φBはハイレベル、駆動信号φAはローレベ
ルとなる。このため、電流iは図12(a)に示すよう
に駆動コイルL2 →L1 に流れる。時刻t1 〜t2 では
駆動信号φBがハイレベル、駆動信号φCがローレベル
となるため、電流iは図12(b)に示すように駆動コ
イルL2 →L3 に流れる。時刻t2 〜t3 では駆動信号
φAがハイレベル、駆動信号φCがローレベルとなるた
め、電流iは図12(c)に示すように駆動コイルL1
→L3 に流れる。時刻t3 〜t4 では駆動信号φAがハ
イレベル、駆動信号φBがローレベルとなるため、電流
iは図12(d)に示すように駆動コイルL1 →L2
流れる。時刻t4 〜t5 では駆動信号φBがローレベ
ル、駆動信号φCがハイレベルとなるため、電流iは図
12(e)に示すように駆動コイルL3 →L2 に流れ
る。時刻t5 〜t6 では駆動信号φAがローレベル、駆
動信号φCがハイレベルとなるため、電流iは図12
(f)に示すように駆動コイルL3 →L1 に流れる。
図12(a)〜(e)に示すように電流iが駆動コイル
1 ,L2 ,L3 に順次流れることにより、ステータに
回転磁界が発生し、多極着磁されたロータが回転され
る。
【0010】しかし、図11に示すように駆動信号φ
A,φB,φCの立ち上がり、及び立ち下がり時に、駆
動コイルL1 ,L2 ,L3 の逆起電力によりノイズ13
が発生してしまう。このため、図10に示すように、駆
動コイルL1 ,L2 ,L3 間に抵抗R1 〜R3 ,コンデ
ンサC1 〜C3 よりなり、ノイズ13を除去するスナバ
回路3bが接続されていた。
【0011】スナバ回路3bは抵抗R1 及びコンデンサ
1 を直列に接続したCR回路、抵抗R2 及びコンデン
サC2 を直列に接続したCR回路、抵抗R3 及びコンデ
ンサC3 を直列に接続したCR回路をY形に結線し、夫
々のCR回路の端部を駆動コイルL1 ,L2 ,L3 に夫
々接続した構成で、駆動コイルL1 ,L2 ,L3 に発生
したスパイクノイズ13をCR回路により吸収する構成
とされていた。ここで、スナバ回路3bの回路定数に対
する発生ノイズ量(起動安定性)は図13に示すような
特性を示していた。このため、発生ノイズ量を低減させ
るように回路定数を決定すると起動安定性が低下してい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のモー
タ駆動回路では駆動コイルにスナバ回路が固定で接続さ
れていたため、モータ起動時にはスナバ回路による電力
損失により起動が不安定になると共に高速に起動が行な
えない等の問題点があった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、高速、かつ、安定した起動が行なえるモータ駆動回
路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は異なる位相の駆
動信号が供給され、回転磁界を発生させる複数の駆動コ
イルに接続され、複数の駆動コイルに生じるノイズを除
去するノイズ除去手段を有するモータ駆動回路におい
て、前記複数の駆動コイルと前記ノイズ除去手段との間
に接続され、前記駆動コイルと前記ノイズ除去手段との
接続、切断を行なうスイッチ手段と、モータ起動時には
前記スイッチ手段をオフして、前記複数の駆動コイルと
前記ノイズ除去手段とを切断させ、モータの定常動作時
には前記スイッチ手段をオンして、前記複数の駆動コイ
ルと前記ノイズ除去手段とを接続させるスイッチ制御手
段とを具備してなる。
【0015】
【作用】本発明によれば、モータ起動時には複数の駆動
コイルとノイズ除去手段とを切断し、モータ定常動作時
には複数の駆動コイルとノイズ除去手段とを接続するこ
とができる。このため、モータ起動時にはノイズ除去手
段による電力損失を排除できるため、高速で、かつ、安
定した起動が可能となり、また、モータ定常動作時には
ノイズ除去手段により駆動コイルに発生するノイズを除
去できるため、安定した定常動作が可能となる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図を示
す。
【0017】同図中、21は記録媒体となる磁気ディス
クを示す。磁気ディスク21は円盤状をなし、その中心
がスピンドルモータ22の回転軸22aに固定される。
スピンドルモータ22はブラシレスセンサレスDCモー
タよりなり、スピンドルモータ駆動回路23に接続さ
れ、スピンドルモータ駆動回路23からの駆動信号に応
じて一定速度で回転し、磁気ディスク21を定速度で回
転駆動させる。
【0018】また、磁気ディスク21には磁気ヘッド2
4が近接して設けられ、磁気ヘッド24により磁気ディ
スク21上に情報を記録したり、磁気ディスク21上の
情報を再生する。磁気ヘッド24はアーム25を介して
磁気ヘッド24を半径方向(矢印A方向)に移動させる
ボイスコイルモータ26と結合している。ボイスコイル
モータ26はボイスコイルモータ駆動制御回路27と接
続され、ボイスコイルモータ駆動制御回路27からの駆
動信号に応じて回転軸26aを中心に回動して、磁気ヘ
ッド24を半径方向(矢印A方向)に移動させる。
【0019】ボイスコイルモータ駆動制御回路27はト
ラッキング制御回路28と接続されていて、トラッキン
グ制御回路28から供給されるトラッキング制御信号に
応じてボイスコイルモータ26を駆動させる駆動信号を
生成する。トラッキング制御回路28はCPU29及び
信号処理回路30と接続されていて、CPU29からの
トラック指令信号に応じて磁気ヘッド24をCPU29
からの指令トラックに移動させると共に信号処理回路3
0からの誤差信号に応じて磁気ヘッド24に記録トラッ
クTr0 上を走査させるためのトラッキング制御信号を
生成する。
【0020】信号処理回路30はトラッキング制御回路
28の他、磁気ヘッド24及び制御回路31と接続され
ていて、磁気ヘッド24により読み取った信号を処理し
て、トラッキング誤差信号を生成し、トラッキング制御
回路28に供給すると共に、再生データを生成して制御
回路31に供給する。また、信号処理回路30は制御回
路31からの記録データに変調等の信号処理を施し、磁
気ヘッド24に供給する。
【0021】制御回路31は信号処理回路30の他にC
PU29及びインタフェース制御回路32と接続されて
いて、CPU29により制御され、インタフェース制御
回路32に再生データを供給すると共にインタフェース
制御回路12からの記録データを入力する。インタフェ
ース制御回路32はホストコンピュータ(図示せず)と
接続され、CPU29にホストコンピュータからの各種
指令を供給すると共に制御回路31及び信号処理回路3
0を介してホストコンピュータと磁気ディスク21との
データのやり取りを行なう。
【0022】図2に本発明の一例の要部ブロック構成図
を示す。スピンドルモータ22のステータ部はY形に結
線された駆動コイルL11,L12,L13よりなる。駆動コ
イルL11,L12,L13はスピンドルモータ駆動制御回路
23aに接続され、駆動コイルL11の一端には駆動信号
φA,駆動コイルL12の一端には駆動信号φB,駆動コ
イルL13の一端には駆動信号φCが供給される。また、
駆動コイルL11,L12,L13の他端は共通端子に接続さ
れる。
【0023】駆動コイルL11,L12,L13間には駆動コ
イルL11,L12,L13に発生するスパイクノイズを除去
するためにコンデンサC11〜C13よりなるスナバ回路2
3bがスイッチ回路23cを介して結線されている。
【0024】スナバ回路23bはコンデンサC11
12,C13をY形に結線し、夫々のスイッチ回路23c
を構成するスイッチング素子Q1 ,Q2 ,Q3 を介して
駆動コイルL11,L12,L13に夫々接続した構成で、駆
動コイルL11,L12,L13に発生したスパイクノイズを
コンデンサC11,C12,C13及びスイッチング素子
1 ,Q2 ,Q3 の持つ抵抗により形成されるCR回路
により吸収する構成とされている。なお、本実施例では
スナバ回路23bをコンデンサC11,C12,C13によっ
てのみ構成し、スイッチ回路23cのスイッチング素子
1 ,Q2 ,Q3 の持つ抵抗によってCR回路を構成し
てスパイクノイズを吸収しているが、スナバ回路23b
に別途抵抗を設ける構成としてもよい。
【0025】スイッチ回路23cはスイッチング素子Q
1 ,Q2 ,Q3 ,抵抗R11,コンデンサC14,インバー
タINV1 よりなる。スイッチング素子Q1 ,Q2 ,Q
3 はPチャネルMOS型FETよりなり、ソースが駆動
コイルL1 ,L2 ,L3 ,ドレインがスナバ回路23b
を構成するコンデンサC11,C12,C13に接続され、ゲ
ートはインバータINV1 の出力と接続される。インバ
ータINV1 の出力は抵抗R11を介して定電圧VC が印
加されると共にコンデンサC14を介して接地される。ま
た、インバータINV1 の入力はCPU29に接続され
る。図3にインバータINV1 の回路構成図を示す。イ
ンバータINV1 は図3に示すように、NPNトランジ
スタQ4 ,抵抗R12,R13よりなり、いわゆるディジタ
ルトランジスタと呼ばれている。
【0026】トランジスタQ4 はベースとエミッタとが
抵抗R13を介して接続されていて、ベースは抵抗R12
介して入力端子TINと接続され、コレクタが出力端子T
OUTと接続された構成とされている。インバータINV
1 は入力端子TINがハイレベルとなるとトランジスタQ
4 がオンして出力端子TOUT をローレベルとし、入力端
子TINがローレベルとなるとトランジスタQ4 がオフし
て出力端子TOUT をハイレベルとする。
【0027】スイッチ回路23cはCPU29からのス
ナバ制御信号がハイレベルのときはインバータINV1
の出力がローレベルとなり、スイッチング素子Q1 ,Q
2 ,Q3 のゲートがローレベルとなるため、スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 ,Q3 がオフして、スナバ回路23b
を駆動コイルL11,L12,L13より切断する。
【0028】また、スイッチ回路23cはCPU29か
らのスナバ制御信号がローレベルのときはインバータI
NV1 の出力がハイレベルとなり、スイッチング素子Q
1 ,Q2 ,Q3 のゲートがハイレベルとなるため、スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 ,Q 3 がオンして、スナバ回路
23bを駆動コイルL11,L12,L13と接続する。この
とき、スイッチ回路23cの抵抗R11は適当な値に設定
され、スイッチング素子Q1 ,Q2 ,Q3 はオン時でも
完全にはオンにはならず、若干の抵抗を有し、スナバ回
路23bのコンデンサC11,C12,C13と共にCR回路
を構成して、スパイクノイズが吸収される構成とされて
いる。このため、スナバ回路23bに抵抗が不要とな
る。
【0029】次に装置の動作について説明する。図4に
起動時の動作を説明するためのフローチャート、図5,
図6に動作波形図を示す。
【0030】まず、本装置が停止状態にあるときは磁気
ヘッド22はモータノイズの影響のないCSS(コンタ
クト・スタート・ストップ)エリア(図示せず)に位置
している。本装置に電源が入ると、図5,時刻t11でC
PU29のモータオン信号(図5(A))がハイレベル
からローレベルとなる。モータオン信号がローレベルに
なると、スピンドルモータ駆動制御回路23a,駆動信
号φA,φB,φCがスピンドルモータ22の駆動コイ
ルL11,L12,L13に供給され、スピンドルモータ22
が起動される(ステップS1)。図5,時刻t11時点に
おいてモータオン信号が出されると(出力信号が反転信
号のためローレベル)スピンドルモータ駆動制御回路2
3a内で図5(B)に示すスイッチング周波数(PLL
信号)の供給スイッチがオンになる。時刻t11では、あ
らかじめ設定された起動不可能な高いスイッチング周波
数で駆動を開始し、あらかじめ設定された起動可能な低
いスイッチング周波数になる迄除々に下げる(t11→t
12)。時刻t12からステッピングモータと同様な動きて
起動を開始する。使用していない相からの逆起電圧がけ
んしゅづできるようになってから(時刻t13)、時刻t
13時点より徐々に発振周波数を高くしていくことによ
り、モータ回転数をあげていく(時刻t13〜t 14)。ス
ピンドルモータ駆動制御回路23aは数秒間のち、モー
タのPLL制御がロックしたかつまり、モータの回転が
一定となったか否かを判断し、まだロック状態でなけれ
ばロックするまで待ち(時刻t13〜t14)ロック状態と
なれば時刻t14でCPU29に供給するシンク信号をロ
ーレベルとする(ステップS2,S3,S4)。次に、
シンク信号を受けたCPU29は時刻t15でスイッチ回
路23cにスナバオン信号(ハイレベル)を送出し、ス
イッチ回路23cをオンさせ、スナバ回路23bと接続
する(ステップS5)。
【0031】時刻t15でスナバオン信号(図5(E))
が急激にハイレベルになった場合でも、スイッチ回路2
3c内に設けられたコンデンサC14によりスイッチング
素子Q1 ,Q2 ,Q3 のゲートに供給される信号を図6
(A)に示すようにハイレベルからローレベルに徐々に
低下させ、スイッチング素子Q1 ,Q2 ,Q3 を徐々に
オンさせている。このため、図6(B)〜(D)に示す
ように駆動コイルL11,L12,L13に供給される駆動信
号φA,φB,φCに急激な変化はなく安定した回転が
行なえる。スナバ回路23bが接続され、電流が流れる
とスパイクノイズ(モータノイズ)33が除去され、こ
こではじめて磁気ヘッド24の移動が行なわれる(ステ
ップS6)。そして、コンピュータ側のホストCPU
(図示せず)と本装置を接続するための管理データを読
み込み、これをインタフェース制御回路32が受付ける
と、ホストCPUと接続され情報データのやりとりが行
なわれるようになる(ステップS7,S8)。
【0032】以上のように本実施例によれば、モータ起
動時にはスナバ回路23cを駆動コイルL11,L12,L
13より切断することができるため、スナバ回路23cに
よる損失を除去でき、高速で、安定した起動が行なえ
る。
【0033】なお、スイッチ回路23cとしては図7
(A)に示すようにリレースイッチ34及びダイオード
1 とよりなる構成も考えられる。ただし、このような
構成の場合、リレースイッチ34は抵抗を持たせること
ができないため、スナバ回路23bはコンデンサC0
び抵抗R15よりなるCR回路で構成する必要がある。
【0034】また、スナバ回路23bをCR回路で構成
した場合、図7(B)に示すようにN型MOSFETQ
15を抵抗R12,R13でバイアスして、スイッチのみとし
て働かせる構成も考えられる。
【0035】さらに、図7(C)に示すようにNチャネ
ルMOSFETQ16を抵抗R14,R 15でバイアスしてオ
ン時にも抵抗を持たせておき、スナバ回路23bを構成
するコンデンサC0 を駆動コイルL11,L12,L13側に
接続する構成も考えられる。また、図8(A)に示すよ
うにCPU30からのスナバオン信号を本実施例のもの
とは反転させ、インバータINV2 を介して抵抗R16
17によりバイアスされたPチャネルMOSFETQ16
を駆動する構成も考えられる。
【0036】さらに、図8(B)に示すように発光ダイ
オードD2 ,フォトMOSトランジスタQ8 ,Q9 ,ダ
イオードD3 ,D4 よりなるフォトMOSリレースイッ
チ35により構成することも考えられる。このような回
路では発光ダイオードD2 の電流を決定する抵抗R18
よりオン時間をコントロールすることができる。
【0037】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ノイズの
影響に無関係な起動時にノイズ除去回路をカットするこ
とができるため、起動時にはノイズ除去回路による損失
をなくすことができ、起動安定性を向上させることがで
きる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の要部のブロック構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の他の要部の回路構成図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例の動作波形図である。
【図6】本発明の一実施例の動作波形図である。
【図7】本発明の一実施例の要部の変形例の構成図であ
る。
【図8】本発明の一実施例の要部の変形例の構成図であ
る。
【図9】従来の一例のブロック構成図である。
【図10】従来の一例の要部の回路構成図である。
【図11】従来の一例の動作波形図である。
【図12】従来の一例の動作説明図である。
【図13】スナバ回路の回路定数に対する発生ノイズ量
(起動安定性)の特性図である。
【符号の説明】
21 磁気ディスク 24 磁気ヘッド 22 スピンドルモータ 23 スピンドルモータ駆動回路 23a スピンドルモータ駆動制御回路 23b スナバ回路 23c スイッチ回路 29 CPU L11,L12,L13 駆動コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる位相で駆動信号が順次供給され、
    回転磁界を発生させる複数の駆動コイルに接続され、該
    複数の駆動コイルに生じるノイズを除去するノイズ除去
    手段を有するモータ駆動回路において、 前記複数の駆動コイルと前記ノイズ除去手段との間に接
    続され、前記駆動コイルと前記ノイズ除去手段との接
    続、切断を行なうスイッチ手段と、 モータの起動時には前記スイッチ手段をオフして、前記
    複数の駆動コイルと前記ノイズ除去手段とを切断させ、
    モータの定常動作時には前記スイッチ手段をオンして、
    前記複数の駆動コイルと前記ノイズ除去手段とを接続さ
    せるスイッチ制御手段とを具備したことを特徴とするモ
    ータ駆動回路。
JP4229738A 1992-08-28 1992-08-28 モータ駆動回路 Pending JPH0686589A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332980A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Takezawa Sangyo Kk インバータ制御空調機のノイズ防止方法及び装置

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JPH01209987A (ja) * 1988-02-17 1989-08-23 Hitachi Ltd モータ駆動回路

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JP2004332980A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Takezawa Sangyo Kk インバータ制御空調機のノイズ防止方法及び装置

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