JPH0686445A - 反相欠相検出装置 - Google Patents

反相欠相検出装置

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JPH0686445A
JPH0686445A JP23501192A JP23501192A JPH0686445A JP H0686445 A JPH0686445 A JP H0686445A JP 23501192 A JP23501192 A JP 23501192A JP 23501192 A JP23501192 A JP 23501192A JP H0686445 A JPH0686445 A JP H0686445A
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JP
Japan
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phase
electromagnetic relay
coil
open
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Pending
Application number
JP23501192A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sakurai
和夫 桜井
Masashi Tsukihana
正志 月花
Minoru Ishikawa
稔 石川
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0686445A publication Critical patent/JPH0686445A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3相交流電源ラインの各相にそれぞれ接続され
たコイル,抵抗,およびコンデンサからなる星形結線回
路を備えた反相欠相検出装置において、欠相を確実に検
出できるようにする。 【構成】R,S,Tの各相にそれぞれ接続された第1の
電磁リレー1のコイル11,抵抗2,コンデンサ3から
なる星形結線回路と、そのコイル41が第1の電磁リレ
ー1の接点12を介しS相とT相との間に接続された第
2の電磁リレー4とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3相交流電源ラインの反
相および欠相を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の反相欠相検出装置の一例を
示す回路図である。図3において、反相欠相検出装置は
3相交流電源ラインR,S,Tの各相にそれぞれ接続さ
れた電磁リレー1のコイル11,抵抗2およびコンデン
サ3からなる星形結線回路からなり、この電磁リレー1
の接点12から検出信号が出力される。
【0003】この反相欠相検出装置の動作を図4乃至図
7を参照して説明する。図4は、図3に示す反相欠相検
出装置が正相に接続されたときの回路図であり、図5は
このときのベクトル図を示す。図4および図5におい
て、電磁リレー1のコイル11に流れる電流iL はR相
からS相に流れる電流iR と、T相からR相に流れる電
流iT とのベクトル和として示される。今電流iR は、
電磁リレー1のコイル11および抵抗2のインピーダン
スを調整して、例えば波高値IO ,線間電圧VRSに対し
遅れ位相角45°の電流にし、電流iT は、更にコンデ
ンサ3のインピーダンスを調整して、例えば波高値
O ,線間電圧VTRに対し同相の電流にすると、電磁リ
レー1のコイル11に流れる電流iL は式(1)に示す
ようになる。
【0004】 iL =2IO cos 7.5°──────────(1) 一方、図6は反相に接続されたときの回路図であり、図
7はこのときのベクトル図を示す。図6および図7にお
いて、電磁リレー1のコイル11に流れる電流iL はR
相からS相に流れる電流iR と、T相からR相に流れる
電流iT とのベクトル和として示され、電流iR は波高
値IO ,線間電圧VRSに対して同相の電流に、電流iT
は波高値IO ,線間電圧VTRに対して遅れ位相角45°
の電流となり、電磁リレー1のコイル11に流れる電流
L は式(2)に示すようになる。
【0005】 iL =2IO cos 52.5°──────────(2) 従って式(1),(2)の関係から、正相時と反相時の
電磁リレー1のコイル11に流れる電流iL の変化率は
式(3)に示すようになる。 正相時/反相時=2IO cos 7.5 °/2IO cos 52.5°
=1.629 ──(3) このコイル11に流れる電流iL によって、電磁リレー
1は正相時に「動作」してその接点12がオン、反相時
に「不動作」でその接点12がオフするので反相の検出
ができる。
【0006】また、図3の回路において、R相が欠相す
ると電磁リレー1のコイル11に印加される電圧は零と
なり、S相あるいはT相が欠相すると電磁リレー1のコ
イルに印加される電圧は線間電圧の約1/2(各相のイ
ンピーダンスはほぼ等しいので)になる。この印加電圧
の変化により電磁リレー1は正相時に「動作」でその接
点12がオン、欠相時に「不動作」でその接点12がオ
フとなり欠相の検出ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の反相欠相検出装
置において、R相に欠相を生じたときは電磁リレーのコ
イルに電圧は印加されないが、S相あるいはT相に欠相
が生じたときは線間電圧の約1/2の電圧が印加され
る。このために電磁リレーは、R相が欠相の場合はコイ
ルに印加される電圧が零となり確実に「不動作」となる
が、S相あるいはT相が欠相の場合はコイルには線間電
圧の約1/2の電圧が印加されるので電磁リレーが「不
動作」に切り換わらず誤動作を生じる場合がある。
【0008】本発明の目的はR,S,Tのいずれの相に
欠相が生じても確実に検出可能な反相欠相検出装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明の反相欠相検出装置は3相交流電源ラインの
第1,第2および第3相にそれぞれ接続された電磁リレ
ー(以下第1の電磁リレーと称する)のコイル,抵抗お
よびコンデンサからなる星形結線回路と、そのコイルが
前記第1の電磁リレーの接点を介して前記3相交流電源
ラインの第2相と第3相との間に接続された第2の電磁
リレーとからなり、前記第2の電磁リレーのコイルのイ
ンピーダンスは前記第1の電磁リレーのコイル,抵抗あ
るいはコンデンサの各インピーダンスに比して小さくす
る。あるいは3相交流電源ラインの第1,第2および第
3相にそれぞれ接続されたコイルと整流回路とからなる
直列回路,抵抗およびコンデンサからなる星形結線回路
と、前記整流回路にその発光ダイオードが接続されたフ
ォトカプラと、そのコイルが前記フォトカプラのフォト
トランジスタを介して前記3相交流電源ラインの第2相
と第3相との間に接続された電磁リレーとからなり、前
記電磁リレーのコイルのインピーダンスは前記コイル,
抵抗あるいはコンデンサの各インピーダンスに比して小
さくする。
【0010】
【作用】請求項1あるいは2記載の本発明の反相欠相検
出装置においては、誤動作が生じ易いS相あるいはT相
の欠相において、第1の電磁リレーが正常に動作して
「不動作」に切り換わりその接点がオフすると、第2の
電磁リレーが「不動作」に切り換わり欠相を検出するこ
とは勿論であるが、第1の電磁リレーが誤動作して「不
動作」に切り換わらずその接点がオフしないときは、第
2の電磁リレーのコイルに欠相が生じていないR相・T
相あるいはR相・S相からそれぞれ抵抗あるいはコンデ
ンサを通して電圧が印加される。ここでこの第2の電磁
リレーのコイルのインピーダンスをこれら抵抗あるいは
コンデンサのインピーダンスより充分低くとることによ
って、このコイルに印加される電圧は低く第2の電磁リ
レーは「不動作」に切り換わるので欠相が検出される。
【0011】請求項3あるいは4記載の本発明の反相欠
相検出装置は、請求項1あるいは2記載の反相欠相検出
装置の第1の電磁リレーのコイルに換えて同様なインピ
ーダンスを有するコイルを、第1の電磁リレーの接点に
換えてフォトカプラのフォトトランジスタをそれぞれ接
続し、このフォトカプラの発光ダイオードに前記コイル
の電流を整流して印加するようにして無接点化したもの
で、その作用は請求項1あるいは2記載の反相欠相検出
装置と同様であるが、無接点化したことによって、第1
の電磁リレーの接点に相当するフォトカプラのオン・オ
フ動作の信頼上が向上する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の反相欠相検出装置の一実施例
を示す回路図である。図1において反相欠相検出装置は
3相交流電源ラインR,S,Tの各相にそれぞれ接続さ
れた電磁リレー(以下第1の電磁リレーと称する)1の
コイル11,抵抗2,コンデンサ3からなる星形結線回
路と、そのコイル41が第1の電磁リレー1の接点12
を介してこの3相交流電源ラインのS相とT相との間に
接続された第2の電磁リレー4とからなり、この第2の
電磁リレー4の接点42で検出信号を出力する。
【0013】この反相欠相検出装置の動作は次の通りで
ある。まず、正相に接続されたときは第1の電磁リレー
1のコイル11に流れる電流iL によって電磁リレー1
は「動作」し、その接点12はオンするので、第2の電
磁リレー4はそのコイル41に線間電圧が印加されて
「動作」し、その接点42はオンして正相が検出され
る。また、逆相の場合は第1の電磁リレー1は「不動
作」であり、その接点12はオフするので、第2の電磁
リレー4は「不動作」でその接点42はオフして逆相が
検出される。
【0014】次にR相に欠相を生じたときは第1の電磁
リレー1はそのコイル11に電圧が印加されず「不動
作」であり、その接点12はオフするので第2の電磁リ
レー4は「不動作」でその接点42はオフして欠相が検
出される。また、S相あるいはT相に欠相を生じたとき
は、第1の電磁リレー1のコイル11には線間電圧の約
1/2の電圧が印加される。このため第1の電磁リレー
1は、正常状態では「不動作」に切り換わる筈である
が、場合によっては誤動作して「不動作」に切り換わら
ない場合が生じる。まず、第1の電磁リレー1が正常に
動作して「不動作」に切り換わり、その接点12がオフ
すると第2の電磁リレー4が「不動作」に切り換わりそ
の接点42がオフして欠相が検出される。また第1の電
磁リレー1が誤動作して「不動作」に切り換わらず「動
作」を続け、その接点12がオフしないときは、第2の
電磁リレー4のコイル41には欠相を生じていないR相
・T相あるいはR相・S相からそれぞれ抵抗2あるいは
コンデンサ3を通して、電圧が印加される。ここでこの
第2の電磁リレー4のコイル41のインピーダンスをこ
れら抵抗2あるいはコンデンサ3のインピーダンスより
充分低くとることにより、このコイル41に印加される
電圧は低くなるので、第2の電磁リレー4は「不動作」
に切り換わりその接点42はオフして欠相が検出され
る。このようにして、S相あるいはT相に欠相が生じて
も確実に検出される。
【0015】図2は本発明の反相欠相検出装置の異なる
実施例を示す回路図である。図2に示す本発明の反相欠
相検出装置は図1の第1の電磁リレーのコイルに換え
て、同様なインピーダンスを有するコイル51を、第1
の電磁リレーの接点に換えてフォトカプラ53のフォト
トランジスタをそれぞれ接続し、このフォトカプラ53
の発光ダイオードにコイル51の電流を整流器52で整
流して印加するようにして無接点化したもので、その動
作は図1に示す反相欠相検出装置と同様であるが、無接
点化したことによって第1の電磁リレーの接点に相当す
るフォトカプラ53のオン・オフ動作の信頼上が向上す
る。
【0016】また、本発明の反相欠相検出装置は図1,
図2に示されるように、回路を構成する部品点数が少な
く、低コストの特徴がある。
【0017】
【発明の効果】本発明の反相欠相検出装置は低コスト
で、検出動作の信頼性、特に欠相時の検出動作の信頼性
を高めたので、回転方向が定められている一般誘導電動
機の相順検出用として広く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反相欠相検出装置の一実施例を示す回
路図
【図2】本発明の反相欠相検出装置の異なる実施例を示
す回路図
【図3】従来の反相欠相検出装置の一例を示す回路図
【図4】図3に示す反相欠相検出装置の正相時の回路図
【図5】図3に示す反相欠相検出装置の正相時のベクト
ル図
【図6】図3に示す反相欠相検出装置の反相時の回路図
【図7】図3に示す反相欠相検出装置の反相時のベクト
ル図
【符号の説明】
1 第1の電磁リレー 11 第1の電磁リレーのコイル 12 第1の電磁リレーの接点 2 抵抗 3 コンデンサ 4 第2の電磁リレー 41 第2の電磁リレーのコイル 51 コイル 52 整流回路 53 フォトカプラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相交流電源ラインの第1,第2および第
    3相にそれぞれ接続された電磁リレー(以下第1の電磁
    リレーと称する)のコイル,抵抗およびコンデンサから
    なる星形結線回路と、そのコイルが前記第1の電磁リレ
    ーの接点を介して前記3相交流電源ラインの第2相と第
    3相との間に接続された第2の電磁リレーとからなり、
    前記第2の電磁リレーのコイルのインピーダンスは前記
    第1の電磁リレーのコイル,抵抗あるいはコンデンサの
    各インピーダンスに比して小さいことを特徴とする反相
    欠相検出装置。
  2. 【請求項2】3相交流電源ラインの第1,第2および第
    3相にそれぞれ接続されたコイルと整流回路とからなる
    直列回路,抵抗およびコンデンサからなる星形結線回路
    と、前記整流回路にその発光ダイオードが接続されたフ
    ォトカプラと、そのコイルが前記フォトカプラのフォト
    トランジスタを介して前記3相交流電源ラインの第2相
    と第3相との間に接続された電磁リレーとからなり、前
    記電磁リレーのコイルのインピーダンスは前記コイル,
    抵抗あるいはコンデンサの各インピーダンスに比して小
    さいことを特徴とする反相欠相検出装置。
JP23501192A 1992-09-03 1992-09-03 反相欠相検出装置 Pending JPH0686445A (ja)

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