JPH0686370B2 - 粉末状染毛剤組成物 - Google Patents
粉末状染毛剤組成物Info
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- JPH0686370B2 JPH0686370B2 JP1218190A JP21819089A JPH0686370B2 JP H0686370 B2 JPH0686370 B2 JP H0686370B2 JP 1218190 A JP1218190 A JP 1218190A JP 21819089 A JP21819089 A JP 21819089A JP H0686370 B2 JPH0686370 B2 JP H0686370B2
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Description
粘稠なペースト状染毛液としてから、ハケやブラシ、手
等で頭髪に塗布するものである。その種類としては、粉
末状の酸化染料と粉末状の酸化剤とを混合して一包と
し、使用直前に水などの液剤を加えて染毛液を調整する
一剤型、粉末状の酸化染料と酸化剤とを分包し、使用直
前にそれらと液剤とを混合する二剤型、粉末状の酸化染
料を一包とし、酸化剤の溶かされた液剤を混合して染毛
液とするタイプ等が知られている。
るために、製造管理及び輸送が容易であり、使用方法も
簡便である。更に、小分使用ができ、また軽量で携帯に
便利である等の利点を有する。そのため、液体式の染毛
剤よりも市場での要望性が高い。
パサツキ、毛髪の仕上がりが良好とならないという欠点
があった。これを改良するために、油成分を配合するこ
とも提案されているが、そうすると他の成分、例えば染
料成分や酸化剤の安定性を低下させるという新たな問題
を生じ、有効な解決策とはならない。
を良くすることが要望されていた。また、従来の粉末染
毛剤は、堅牢性、染毛力、流動特性が未だ充分でなく、
それらの向上も望まれていた。ここで、流動特性とは、
粉末染毛剤を製造する際、またはかかる染毛剤の特長の
1つである小分使用の際、正確かつ簡便に移動させるに
適した流動特性のことである。
き、しかも高い安定性、堅牢性、染毛力、流動特性をも
つ粉末状染毛剤を構成する組成物を提供することにあ
る。
る。
粉末状染毛剤組成物である。
実施例で裏付けられているように、毛髪の仕上がり具合
いが良好で、堅牢性、染毛力が共に従来のものよりも高
い。かかる特性に寄与する粉末状シリコーン化合物は、
反応性の低い化合物であり、粉末状組成物に含まれる他
の成分の安定性を損なうことはほとんどない。更に、か
かる染毛剤組成物は過度な流動特性を有し、小分使用の
際、小分、計量が容易である。これは粉末シリコーン自
体が優れた流動特性を有しているためである。
末状染毛剤を構成するものであってもよい。従って、染
毛に寄与する成分(即ち、染毛に際して染毛剤としての
色を呈する呈色性化合物またはその化合物の前駆体成
分)の総てまたはそれら成分の一部を最低限含む主成分
粉末状の組成物であって、しかも、使用に際して溶媒と
しての機能のみ果たす液剤(例えば水)あるいは上記前
駆体を呈色性化合物に変える成分(例えば酸化剤)等を
組む液剤が混入されて染毛液となるものであれば、いか
なる種類のものでもよい。また、本発明の粉末状の染毛
剤組成物の形態は、全成分が一体として混合された状態
とされていてもよいし、二以上の粉末群に分割されてい
てもよい。
ップリング呈色反応を引き起こす化合物(以下酸化染料
中間体と称す)とこの化合物のカップラーになる化合物
との組合せである。
ミン類、アミノフェノール類、トルイレンジアミン類、
アミノニトロフェノール類、ジフェニルアミン類、ジア
ミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミ
ン類、ジアミノピリジン類及びそれらの塩類の中の1
種、または2種以上の混合物が利用できる。
ロール,メタアミノフェノール,メタフェニレンジアミ
ン等が利用できる。
プリング呈色反応に応じて適宜選択すれば良い。
明の組成物中に含有させてもよいし、させなくてもよい
が、その使用量は、酸化反応に応じて適宜決定される。
この酸化剤として、例えば、過硼酸ナトリウム,過酸化
尿素,過酸化メラミン,硫酸ナトリウム・過酸化水素付
加物,ピロ燐酸ナトリウム・過酸化水素付加物,第二燐
酸ナトリウム・過酸化水素付加物,過炭酸ナトリウム等
が挙げられる。
えば「染毛剤原料規格」(改訂第三版、昭和60年5月、
日本ヘアカラー工業会発行)に掲載された化合物、即
ち、パラフェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミ
ン、パラアミノフェノール、オルトアミノフェノール、
メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、ニト
ロフェニレンジアミン、パラニトロフェニレンジアミン
及びそれらの硫酸塩等を適宜配合することもできる。
リコーン化合物の形態は特に限定はなく、例えば、固体
状のシリコーン化合物そのものを粉末化した形態のもの
でもよいし、液状,流動体状または固体状のシリコーン
化合物を他の粉末に含浸または混入した形態のものでも
よいし、シリコーン化合物を他の粉末状担持剤に化学吸
着等によって担持させたものでもよい。この最後に挙げ
た形態のものが流動特性の点で好ましい。
イクロデキストリン(CD)が利用できる。サイクロデキ
ストリンにはα,β,γ−CD、グルコシルCD、マルトシ
ルCD、シグルコシルCD、ヒドロキシエチルCD、メチル化
CDが使用できる。
挙げられる。
数、ただし、b=0のとき、C≠0であり、c=0のと
きb≠0である] (3)アミノ変性シリコーン [式中、dは0〜100の数、eは1〜50の数、yは または (R6は炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアル
キル基を示し、zはCl,BrまたはIを示す)を示す。
示し、R7はCn1H2n1+1(n1=9〜21)を示す] (5)アルコール変性シリコーン HO(CH2)R8−[(CH3)2SiO]j(CH3)2SiR8−CH2O
H、 …(V−1) [各式中、JおよびKは各々1〜500(好ましくは1〜2
00)の数を示し、R8はCn2H2n2(n2は0〜4)を示す] (6)脂肪族アルコール変性(ポリ)シロキサン [式中、I,mおおよびnは、I+m+n=1から300を満
たす数、oは0〜5の数を示し、R9はCn3Hn3+1(n3=4
〜22)を示す] (7)ポリエーテル変性シリコーン [式中、pは0〜35の数、qは1〜45の数、rは0〜40
0の数を示し、R10はCnH2n+1(n=1〜4)を示す]、 [式中、sは1〜100(好ましくは20〜80の数、tは1
〜50(好ましくは3〜30)の数、uは0〜50(好ましく
は5〜30)の数、vは0〜50(好ましくは0〜35)の
数、Aは炭素数1〜12のアルキル基または式OCn4H2n4+1
(n4=0〜6)で表される基を示す) (8)エポキシ変性シリコーン [式中、wは1〜500(好ましくは1〜250)の数、xは
1〜50(好ましくは1〜30)の数を示し、R11は炭素数
1〜3のアルキレン基を示す] (9)フッ素変性シリコーン [式中、yは1〜400(好ましくは1〜250)の数を示
す] (10)環状シリコーン [式中、zは3〜8の数を示し、R12は炭素数1〜3の
アルキル基を示す] (11)アルキル変性シリコーン [式中、α、βは各々1〜500(好ましくは1〜200)の
数を示し、R13は炭素数2〜18のアルキル基、R14はCn5H
2n5(n5=0〜4)を示す] [式中、γ、δは各々1〜500(好ましくは1〜200)の
数を示し、R15は炭素数10〜16のアルキル基を示す] 本発明において、粉末化したシリコーン化合物の使用量
は、その形態によっても異なり適宜選定すべきである
が、例えば担持剤にシリコーン化合物を担持させた形態
のものでは次の通りである。即ち、本発明の全組成物中
100重量部当り、通常0.1〜50重量部、好ましくは1〜20
重量部0.1重量部より少ないと、十分な効果を得ること
ができず、50重量部より多くても、それ以上の効果を期
待できない。
宜配合できる。
を付与するもの):この例として、デンプン,海藻類,
アルギン酸ナトリウム,メチルセルロース,ヒドロキシ
エチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,ポリ
ビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,ポリアクリ
ル酸ソーダ,カチオン性セルロース,グアーガム,キサ
ンタンガムが挙げられる。
例として、コラーゲン,ケラチン,エラスチン,フィブ
ロイン,コンキオリン,大豆蛋白,ガゼイン等の蛋白質
を酸,アルカリ,酸素などにより加水分解した加水分解
物、更に四級化したカチオン変性蛋白質が挙げられる。
ルホン酸塩,脂肪酸石鹸,高級アルキルスルホン酸塩,
高級アルキル燐酸エステルが挙げられる。
ンモニウム,炭酸アンモニウム,塩化アンモニウム,燐
酸第一アンモニウム,燐酸第二アンモニウム,クエン
酸,酒石酸,乳酸,コハク酸が挙げられる。
の):その例として炭酸ナトリウム,ケイ酸ナトリウム
が挙げられる。
み機能する液剤(例えば水、湯温)、あるいは染毛に寄
与する成分に働きかけその呈色を引き起こす成分(例え
ば酸化剤)等を含む液剤に溶いて、ペースト状の染毛液
を調整し、これをクシ、ブラシ、手などで頭髪に塗布し
て使用できる。なお、染毛液中、粉末状染毛剤組成物が
8.0〜25.0重量%となるように液剤を使用するとよい。
(比)1,2の粉末状の染毛剤組成物を形成した。
に溶かすことによって、染毛液を調整し、白髪に塗布
し、常温で20分間放置した後、シャンプーを用いて洗髪
した。各例で、毛髪は黒色に染まった。
整された染毛液で染毛し、その毛髪の仕上がりと、染毛
力とを評価した。
組成物から調整された染毛液で染色し、次の(3),
(4)の要領で堅牢性を調べた。
ンプーし、次に乾燥する操作を30回繰り返して得られた
ものと、この処理を行なわない染色毛とを対照して下記
の基準で比較した。
理を行なわない染色毛とを対照して下記の基準で比較し
た。
ン粉末を含んだ組成物は、それを含まない組成物より
も、毛髪の仕上がり具合い、染毛力、堅牢性が共に高
い。
状の染毛剤組成物を形成した。
溶かし、染毛液を調整し、これを白髪の混じった毛髪に
塗布し、30分放置後、シャンプーをして、乾燥したとこ
ろ、共に自然な黒色に染色された。しかし、両組成物に
よる染毛剤の特性は、以下に示す通りであった。なお、
評価方法は、実施例1と同様である。
物を形成した。
と同様にして染毛したところ、共に自然な栗色に染色さ
れたが、両組成物による染毛剤のの特性は、以下に示す
通りであった。なお、評価方法は、実施例1と同様であ
る。
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様
で実施し得ることは勿論である。
髪がばさつかずしなやかで、しかも洗髪や日光の曝露等
に対して充分堅牢な仕上がりの染毛をなすことができ
る。また、安定性も高く、長期保管しておいても変質し
ない。更に、染毛力も良好であり、粉末状染毛剤の流動
性も良好である。る。
Claims (1)
- 【請求項1】粉末化したシリコーン化合物を配合してな
る粉末状染毛剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1218190A JPH0686370B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 粉末状染毛剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1218190A JPH0686370B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 粉末状染毛剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381215A JPH0381215A (ja) | 1991-04-05 |
JPH0686370B2 true JPH0686370B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=16716025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1218190A Expired - Lifetime JPH0686370B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 粉末状染毛剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686370B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3281029B2 (ja) * | 1992-05-08 | 2002-05-13 | ジーイー東芝シリコーン株式会社 | 毛髪化粧料 |
JP2002226338A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Hoyu Co Ltd | 酸化染毛剤組成物 |
JP2002308744A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-23 | Dongsung Pharm Co Ltd | 毛髪染色剤の組成物 |
KR20140027124A (ko) * | 2011-03-28 | 2014-03-06 | 다우 코닝 코포레이션 | 고체 착색 조성물 |
JP6313320B2 (ja) | 2013-10-07 | 2018-04-18 | ホーユー株式会社 | 粉末染毛剤組成物 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP1218190A patent/JPH0686370B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381215A (ja) | 1991-04-05 |
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