JPH0686342U - 真空ピンセット - Google Patents

真空ピンセット

Info

Publication number
JPH0686342U
JPH0686342U JP2667693U JP2667693U JPH0686342U JP H0686342 U JPH0686342 U JP H0686342U JP 2667693 U JP2667693 U JP 2667693U JP 2667693 U JP2667693 U JP 2667693U JP H0686342 U JPH0686342 U JP H0686342U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support arm
suction
vacuum tweezers
semiconductor wafer
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2667693U
Other languages
English (en)
Inventor
和宏 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2667693U priority Critical patent/JPH0686342U/ja
Publication of JPH0686342U publication Critical patent/JPH0686342U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 収容された半導体ウエハを、カセットケース
から容易に取り出すことができる真空ピンセットを提供
することにある。 【構成】 真空ピンセット10は、半導体ウエハを吸着
する吸着部11と、この吸着部11を支持する伸縮自在
の支持アーム12と、この支持アーム12の基端部を固
定する把持部13とを備えて構成する。支持アーム12
は、入れ子状に嵌合した3つの筒体12a、12b、1
2cを互いに連設して構成し、かつ、この支持アーム1
2内部には、吸着部11から把持部13に至り、吸着部
11から吸引されるエアーを導く伸縮自在なチューブを
配設している。そして、支持アーム12内部にエアーを
供給し、或いは、この支持アーム12内部のエアーを排
気することにより、支持アーム12を構成する各筒体1
2a、12b、12cを、突出・後退させることを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エアーの吸引力を利用して半導体ウエハを保持する真空ピンセット に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に、従来の真空ピンセットを示す。真空ピンセット60は、中空のパイプ 61の先端部に、半導体ウエハ1を吸着する吸着部62を備えており、この吸着 部62の吸着面には多数の開口部を形成している。この真空ピンセット60の図 示しない基端部側には吸引ポンプを接続しており、この吸引ポンプによって吸着 部62からエアーを吸引するものである。そして、この吸引力を利用して、半導 体ウエハ1を吸着部62に保持する機構となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の真空ピンセットは、このように構成されており、主に、カセットケース 内に収容された半導体ウエハを取り出す際に使用されている(図4参照)。この カセットケースは、半導体ウエハを一枚ずつ収容するための隔壁が形成されてい るが、この間隔は、通常、5mm程度と極めて狭い。これは、あまりこの間隔を 広げてしまうと、収容した半導体ウエハが内部で移動してしまい、搬送の際など に損傷するおそれがあるためである。
【0004】 従って、半導体ウエハ1を取り出す際、この収容スペース内に吸着部62を挿 入するが、この吸着部62の厚さは3mm程度であり、半導体ウエハ1の厚さを 考慮すると、さらに狭い間隙内に吸着部62を挿入しなければならなかった。し かも、従来の真空ピンセットでは、吸着部62及びパイプ61が一体的に固定さ れているため、半導体ウエハを取り出す際、作業者は、この真空ピンセットを把 持した手を、垂直に、かつ、ぶれなく持ち上げなければならないという実用上の 課題があった。
【0005】 本考案はこのような課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、収容 された半導体ウエハを、カセットケースから容易に取り出すことができる真空ピ ンセットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案にかかる真空ピンセットは、この吸着部を支持する支持アーム を伸縮自在な構造とした。すなわち、半導体ウエハを吸着する真空ピンセットで あって、この真空ピンセットは、半導体ウエハを吸着する吸着部と、この吸着部 を支持する伸縮自在の支持アームと、この支持アームの基端部を固定する把持部 とを備える。この支持アームは、入れ子状に嵌合した複数の筒体を互いに連設し て構成しており、かつ、この支持アーム内部には、吸着部から吸引されるエアー を導くため、先端に位置する筒体に一端を固定し、他端を把持部に固定した伸縮 自在なチューブを配設している。そして、各筒体の内側とこのチューブの外側と で形成される支持アーム内部の空間内にエアーを供給し、或いは、この空間内の エアーを排気することにより、この支持アームを構成する複数の筒体を、突出・ 後退させることを特徴とするものである。
【0007】 また、吸着部を支持アームに対して変位自在に支持し、かつ、吸着部から吸引 されたエアーがこの内部を流通し得る玉継手などの自在継手によって、この吸着 部と支持アームとを接続して構成することが望ましい。
【0008】
【作用】
複数の筒体が入れ子状に嵌合して構成する支持アームは、この内部に伸縮自在 のチューブを配設することにより、内部に独自にエアーを流通させる別のエアー 流通路を形成した、いわゆる2重管を構成している。したがって、半導体ウエハ を吸引するためにエアーは、この支持アーム内に配設したチューブを介して吸引 される。一方、その外側に位置する各筒体と、このチューブの外側とで形成され る支持アーム内部の空間内にエアーを供給することにより、この圧力によって入 れ子状の筒体が前方に突出する。また、支持アーム内のエアーを排気することに より、この支持アームが後退する。この後退動作を利用して、収容された半導体 ウエハをカセットケースから引き上げる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0010】 図1に、本実施例にかかる真空ピンセットを示す。真空ピンセット10は、半 導体ウエハを吸着する吸着部11、この吸着部11を支持する支持アーム12、 及びこの支持アーム12の基端部を固定し、作業者が実際に把持する把持部13 から成り、この把持部13の終端部からは、吸引ポンプと給排気ポンプの2台の ポンプに接続されるエアーホース14が延在している。
【0011】 吸着部11は、その吸着面11aに多数の吸引孔11bを形成しており、この 吸引孔11bからエアーを吸引する(図2)。
【0012】 図3に示すように、支持アーム12は、入れ子状に嵌合した3つの筒体12a ,12b,12cを連設して構成しており、L型に屈曲した最小径の筒体12a は、その先端部を自在継手としての玉継手15に固定している。従って、吸着部 11は、筒体12aに対して変位自在に支持されることになる。また、この支持 アーム12内部には、把持部13から筒体12aに至る蛇腹状のチューブ16を 配設している。このチューブ16の先端部は、筒体12aに固定しており、後述 する支持アーム12の突出・後退動作に伴って伸縮する構造となっている。なお 、玉継手15は、その内部が空洞に形成されており、吸着部11から吸引された エアーは、玉継手15、チューブ16を介して流通する。また、チューブ16の 他端は、把持部13内部を貫通する吸気路17と接続している。この吸気路17 は、エアーホース14内に配設した吸引ホース18と接続しており、この吸引ホ ース18が前述した吸引ポンプと接続されている。従って、吸着部11の吸気面 11aから吸引されたエアーは、玉継手15、チューブ16、吸気路17及び吸 引ホース18を流通して排気されることになる。
【0013】 一方、チューブ16の先端部と筒体12aの内周面とは、リング状の鍔部材1 9によって閉塞されており、このため、この部分は、支持アーム12の内周面、 チューブ16の外周面及び鍔部材19によって、閉塞された空間20が形成され ている。この空間20の他端側は、把持部13の内部を環状に貫通する給排気路 21と接続しており、この給排気路21の他端は、前述したエアーホース14と 接続している。このエアーホース14の終端は、前述した給排気ポンプに接続さ れている。
【0014】 従って、この給排気ポンプによって空間20内にエアーを供給することにより 、空間20内の圧力が高まり、この圧力によって鍔部材19が押圧され、筒体1 2aが前方に突出する。次いで、この筒体12aに引っ張られるようにして、そ の後段の筒体12b、12cが突出することになりる。このようにして支持アー ム12の突出動作が行われる。
【0015】 また、この給排気ポンプによって空間20内のエアーを排気することにより、 この内部の圧力が下がり、前述した逆の動作によって、支持アーム12が後退す る動作を行うものである。なお、各エアーの給気・排気の切り換え、或いは、半 導体ウエハを吸着するための吸引のオン・オフ制御は、把持部13に設けた各ボ タン30を操作することにより実施する。
【0016】 ここで、図4を参照し、このように構成する真空ピンセット10の使用方法を 説明する。カセットケース40には、一定の間隔で隔壁41が形成されており、 この隔壁41によって仕切られた間隙内に、それぞれ半導体ウエハ1が収容され ている。
【0017】 実際に、半導体ウエハ1を引き上げるには、まず、給排気ポンプによって、空 間20内にエアーを供給し、支持アーム12を伸長させる。そして、作業者は、 把持部14を保持し、支持アーム12先端の吸着部11を所定の間隙内に挿入す る。次いで、作業者は、把持部14の所定のボタン30を押し、吸引ポンプを駆 動して半導体ウエハ1を吸着部11に吸着させる。次いで、作業者は、把持部1 4の他のボタン30を操作し、給排気ポンプによって空間20内のエアーを排気 し、支持アーム12を収縮させる。すると、図4に示すように、カセットケース 40内から半導体ウエハ1が引き上げられる。この作業時には、カセットケース 40を、取り出し方向に多少傾けて行うのが通例であり、この際、半導体ウエハ 1は、玉継手15の作用を受けて、その自重によって回転することとなる。従っ て、半導体ウエハは、引き上げに伴って、カセットケース40の各間隙内に形成 されたレールに沿って、回転しながら安定して取り出すことができる。
【0018】 本実施例で示した真空ピンセット10の他の使用方法としては、図5に示すよ うに、半導体ウエハ1のオリフラ1aの位置を合わせることにも利用できる。す なわち、図5(a)のように、オリフラ1aが下方に位置する場合には、このオ リフラ1a近傍に吸着部11を吸着させた後、支持アーム12を収縮させる。す ると、図5(b)に示すように、玉継手15の作用によって、半導体ウエハ1は その自重によって回転する。このように用いることにより、各半導体ウエハ1を カセットケース40内で回転させることができ、オリフラ1aの位置合わせを行 うこともできる。
【0019】 以上、各実施例では、吸着部11の形状を四角形として例示したが、この例に 限定するものではなく、例えば円形、三角形など、様々に変更することが可能で ある。また、吸着面11aの吸引孔11bの形態も、例えば、メッシュ状或いは 、全面開口とするなど、何等限定するものではない。さらに、自在継手として玉 継手を例示したが、同様な機能を有する他の自在継手を用いることも可能である 。
【0020】
【考案の効果】
本考案にかかる真空ピンセットは、吸着部を支持する支持アームを伸縮自在に 形成し、エアーを給気・排気することにより、この支持アームを突出・後退させ る構成としたので、作業者は、取り出し作業の際に、手を上下に動かす必要がな く、吸着した半導体ウエハを容易に引き上げることができ、引き上げ作業によっ て半導体ウエハが損傷するおそれを低減することが可能である。
【0021】 また、吸着部と支持アームとを自在継手を介して接続することにより、半導体 ウエハを容易に引き上げる際、このウエハは、自重によって回転することになる 。したがって、引上げ作業をより一層安定させることができると共に、収容され た半導体ウエハのオリフラの位置合わせを実施できるなどの多くの実用上の効果 を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる真空ピンセットを示す斜視図で
ある。
【図2】吸着部を示す斜視図である。
【図3】真空ピンセットの内部構造を示す縦断面図であ
る。
【図4】真空ピンセットを用いて、カセットケースから
半導体ウエハを引き上げた状態を示す斜視図である。
【図5】(a),(b)は、真空ピンセットを用いてオ
リフラの位置合わせを実施した状態を示す説明図であ
る。
【図6】従来の真空ピンセットの要部を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1…半導体ウエハ、10…真空ピンセット、11…吸着
部、12…支持アーム、 13…把持部、15…玉継
手、19…鍔部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを吸着する真空ピンセット
    であって、 前記真空ピンセットは、前記半導体ウエハを吸着する吸
    着部と、この吸着部を支持する伸縮自在の支持アーム
    と、この支持アームの基端部を固定する把持部とを備え
    ており、 前記支持アームは、入れ子状に嵌合した複数の筒体を互
    いに連設して構成しており、かつ、この支持アーム内部
    には、前記吸着部から吸引されるエアーを導くため、先
    端に位置する前記筒体に一端を固定し、他端を前記把持
    部に固定した伸縮自在なチューブを配設しており、 前記各筒体の内側とこのチューブの外側とで形成される
    前記支持アーム内部の空間内にエアーを供給し、或い
    は、この空間内のエアーを排気することにより、この支
    持アームを構成する前記複数の筒体を、突出・後退させ
    ることを特徴とする真空ピンセット。
  2. 【請求項2】 前記吸着部を前記支持アームに対して変
    位自在に支持し、かつ、前記吸着部から吸引されたエア
    ーがこの内部を流通し得る自在継手によって、前記吸着
    部と前記支持アームとを接続して構成することを特徴と
    する請求項1記載の真空ピンセット。
JP2667693U 1993-05-21 1993-05-21 真空ピンセット Pending JPH0686342U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2667693U JPH0686342U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 真空ピンセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2667693U JPH0686342U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 真空ピンセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0686342U true JPH0686342U (ja) 1994-12-13

Family

ID=12200003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2667693U Pending JPH0686342U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 真空ピンセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0686342U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011192859A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Nec Engineering Ltd テープ貼付装置及びテープ貼付方法
WO2012121267A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 株式会社エイブイシー 真空フィードスルー
US10434663B2 (en) 2015-09-15 2019-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Vacuum device and article holding device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011192859A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Nec Engineering Ltd テープ貼付装置及びテープ貼付方法
KR101388120B1 (ko) * 2010-03-16 2014-04-23 엔이씨 엔지니어링 가부시키가이샤 테이프 첩부 장치 및 테이프 첩부 방법
US9390948B2 (en) 2010-03-16 2016-07-12 Nec Engineering, Ltd. Tape attaching apparatus and tape attaching method
WO2012121267A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 株式会社エイブイシー 真空フィードスルー
US10434663B2 (en) 2015-09-15 2019-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Vacuum device and article holding device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5766485B2 (ja) 真空吸着式サポート治具、これを用いた板状ワークの加工方法および加工体
KR100429420B1 (ko) 로봇
JP2023090980A5 (ja)
JP2772283B2 (ja) 真空吸着ピンセットおよびその吸着方法
JPH0686342U (ja) 真空ピンセット
JP5449856B2 (ja) 半導体ウエハの搬送方法
JP2007245243A (ja) 吸着装置
JP3246203B2 (ja) ガラス基板の搬送装置および搬送方法
JP3445243B2 (ja) 基板を操作するための装置および方法
JPH059885U (ja) 吸着用パツドの接続機構
JPH0938883A (ja) ロボットハンド
JP2006049530A (ja) 基板のロット編成装置
JP2003309159A (ja) 基板搬送処理装置
JPS63123641A (ja) ねじ締め装置
JPH0584158A (ja) 壁面又は窓ガラスの清掃装置
JPH0443833B2 (ja)
JP3224529U (ja) 清掃装置
JPH0364276B2 (ja)
JP6976123B2 (ja) 搬送装置
JPH0551581U (ja) 吸着移送具
JPH1145931A (ja) 真空チャック
JPH01191439A (ja) ハンドリング装置
JP4324992B2 (ja) チューブ着脱用台車、及びその装置
JPH0422953Y2 (ja)
JPS61230882A (ja) ワ−クハンド装置