JPH0686187U - 安全警告灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】昼間は充電し、夜間は自動的に発光する安全警
告灯を提供する。 【構成】反射板１の下側に太陽電池２が装着され、昼間
はこの太陽電池２により蓄電池３に充電する。夜間は蓄
電池３により発光ダイオード４を発光させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、人体の腕や自転車等、無人踏切の遮断器、或いは海上のブイの上 面等に取り付け可能な安全警告灯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

自転車走行中やジョッギング中の人の安全を守るために、自転車の後尾や人の 腕などに取り付ける安全警告灯が知られている。 この安全警告灯は反射板により昼間は太陽光を反射させ、夜間は自動車のライ トを反射させて自動車の運転者に視認させるようになっている。また、電池とラ ンプなどを備えて自己発光するタイプのものも知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、自己発光するタイプのものは、電池切れ等に際して面倒である上、ラ イトのオンオフの操作が必要である等の欠点があった。また自己発光しないタイ プのものは、夜間に視認されにくく、安全性に問題があった。 本考案は上記した従来技術の問題点を解決することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案の安全警告灯は、外光を反射する反射板と、 該反射板を透過する光を受光する太陽電池と、該太陽電池により発生した電気を 蓄える蓄電池と、前記反射板の裏面側に設けられ、該蓄電池からの電気の供給を 受けて発光し、前記反射板を透過して外部に光を放射する発光体と、前記外光の 照度が所定値以下になった時、前記発光体に前記蓄電池からの電気を供給させる スイッチとを備えたことを特徴とする安全警告灯。

【０００５】

【作用】

外光の照度が所定値以上の時には、反射板により外光を反射するとともに該反 射板を透過する光を太陽電池により受光して、蓄電池に電気を蓄える。 外光の照度が所定値以下になった時、発光体に蓄電池からの電気を供給させ発 光させる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は平面図、図２は右側面図、図３は正面図である。 この安全警告灯は全体がケーシング１０により密閉されており、完全防水にな っている。該ケーシング１０の底面を除く上面及び側面は細かい凹凸が形成され た反射板１に成っており、この反射板１の下面に太陽電池２が配設されている。 なお、図では内部を示すためにケーシング１０を透明として表しているが、ケー シング１０は透明であっても半透明であっても或いは非透明であっても良い。但 し、反射板１は光透過性を有する必要がある。 該太陽電池２の下側には基板９が設けられ、ここに一対の発光ダイオード４が 両脇に張り出すように設置されている。また太陽電池２の下側には蓄電池３が収 納されている。更に該蓄電池３と太陽電池２の間に磁気スイッチ８が設けられて いる。発光ダイオード４の数は必要に応じて増減可能である。 ケーシング１０の下面中央部には取り付けネジ１１が設けられており、後述す るように種々の取付具を装着できるようになっている。

【０００７】 図４に回路構成の一実施例を示す。 太陽電池２は蓄電池３に接続され、外光が十分にある時には蓄電池３を充電す るようになっている。この太陽電池２に抵抗Ｒ１、Ｒ２が並列に接続され、この 抵抗による分圧をゲート回路６により検出するようになっている。ゲート回路６ は太陽電池２の電圧が所定値以上の時にはオフになり、太陽電池２の電圧が所定 値以下になるとオンになるようになっている。該ゲート回路６のオンによりフラ ッシング回路７はオンになり、スイッチ５を介して発光ダイオード４をオンオフ させて点滅させるようになっている。 従って、外光の十分にある昼間は、外光が反射板１を透過して太陽電池２に受 光され、ゲート回路６はオフになって蓄電池３が充電される。外光がなくなると 、ゲート回路６がオンになり、フラッシング回路７もオンになって発光ダイオー ド４がフラッシングする。発光ダイオード４の光は反射板１を透過して外部に視 認される。

【０００８】 発光ダイオード４にはさらに磁気スイッチ８が接続されており、該磁気スイッ チ８は磁石を近づけることによりオンオフするようになっている。長期に使用し ないときには、磁気スイッチ８をオフとして暗くなっても発光ダイオード４を自 動点滅させないようにすることが可能になっている。

【０００９】 図５は取り付けネジ１１に取り付けるためのブラケット１２を示すもので、こ のブラケット１２により種々の取付具を装着できるようになっている。 例えば図６に示す磁石１３をブラケット１２に装着して、金属部にこの警告灯 を装着可能である。また図７に示すように取付片１４によりマジックテープ１５ を取り付け、腕などに警告灯を取り付けても良い。 図８はケーシング１０の外側に装着するための色付きカバー１６を示しており 、この色付きカバー１６をケーシング１０に取り付けることにより任意の色にす ることが可能になる。

【００１０】 以上説明した実施例によれば、昼間は外光が反射板１を透過して太陽電池２に 受光され、蓄電池３が充電される。夜間にはゲート回路６がオンになり、フラッ シング回路７がオンとなって、スイッチ５を介して発光ダイオード４が点滅する 。そのため、何等操作することなく、夜間には自動的に点滅発光させることがで きる。また、蓄電池３も自動的に充電されるから電池の取り替えなどの手間も不 要であり、維持コストも掛からない。更に長期間使用しない場合等には、磁気ス イッチ８をオフとすることにより発光ダイオード４の点滅を停止することも可能 である。 また、装置全体がケーシング１０により密閉されているため、防水性が高くし かも衝撃にも強い。更に取り付けネジ１１を介して種々の取り付け具を装着でき 、人体の手足、自転車或いは踏切の遮断器更にはブイ（浮標）等にも取り付け可 能である。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の安全警告灯は、外光を反射する反射板と、該反射 板を透過する光を受光する太陽電池と、該太陽電池により発生した電気を蓄える 蓄電池と、前記反射板の裏面側に設けられ、該蓄電池からの電気の供給を受けて 発光し、前記反射板を透過して外部に光を放射する発光体と、前記外光の照度が 所定値以下になった時、前記発光体に前記蓄電池からの電気を供給させるスイッ チとを備えているため、外光の照度が所定値以上の時には、反射板により外光を 反射すると供に外反射板を透過する光を太陽電池により受光して、蓄電池に電気 を蓄え、外光の照度が所定値以下になった時、発光体に蓄電池からの電気を供給 させ発光させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す平面図。

【図２】本考案の一実施例を示す右側面図。

【図３】本考案の一実施例を示す正面図。

【図４】本考案の一実施例を示す回路図。

【図５】本考案の一実施例におけるブラケット１２の斜
視図。

【図６】本考案の一実施例における磁石１３の斜視図。

【図７】本考案の一実施例における取付片１４及びマジ
ックテープ１５の斜視図。

【図８】本考案の一実施例における色付きカバー１６の
斜視図。

【符号の説明】

１：反射板、２：太陽電池、３：蓄電池、４：発光ダイ
オード、５：スイッチ、６：ゲート回路、７：フラッシ
ング回路、８：磁気スイッチ、９：基板、１０：ケーシ
ング、１１：取り付けネジ、１２：ブラケット、１３：
磁石、１４：取付片、１５：マジックテープ、１６：色
付きカバー。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外光を反射する反射板と、 該反射板を透過する光を受光する太陽電池と、 該太陽電池により発生した電気を蓄える蓄電池と、 前記反射板の裏面側に設けられ、該蓄電池からの電気の
   供給を受けて発光し、前記反射板を透過して外部に光を
   放射する発光体と、 前記外光の照度が所定値以下になった時、前記発光体に
   前記蓄電池からの電気を供給させるスイッチと、 を備えたことを特徴とする安全警告灯。
2. 【請求項２】 前記太陽電池と蓄電池と発光体とスイッ
   チとが密閉容器に納められた、 請求項１に記載の安全警告灯。
3. 【請求項３】 前記反射板が前記密閉容器の一部を形成
   する、 請求項２に記載の安全警告灯。
4. 【請求項４】 前記発光体と蓄電池との間に磁気スイッ
   チを設け、所定時に前記発光体を発光させないようにし
   た、 請求項１に記載の安全警告灯。