JP2000040403A - 安全標識用発光器 - Google Patents

安全標識用発光器

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JP2000040403A
JP2000040403A JP10205462A JP20546298A JP2000040403A JP 2000040403 A JP2000040403 A JP 2000040403A JP 10205462 A JP10205462 A JP 10205462A JP 20546298 A JP20546298 A JP 20546298A JP 2000040403 A JP2000040403 A JP 2000040403A
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headlight
sensor
light
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vehicle
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Ryoji Wada
良二 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間車両のヘッドライトを受けると自動的に
光源が光輝し、且つヘッドライトを受けなくなると自動
的に光源が消灯するように構成して厄介なスイッチ操作
が不要となり、更に、無駄な電源を浪費がほとんどな
く、秀れた経済性をも発揮する画期的な安全標識用発光
器を提供すること。 【解決手段】 電池などの電源2を備えた基体1に車両
aのヘッドライトの照射光を検知するヘッドライトセン
サー3を設け、このヘッドライトセンサー3の検知作動
により前記電源2を介して光輝点滅する光源4を前記基
体1に設け、この基体1にこの基体1周囲の明るさを検
知する外光センサー5を設け、この外光センサー5が昼
間などの基体1周囲が明るいことを検知した際には前記
ヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光源4の
光輝点滅作動が行われず、外光センサー5が夜間などの
基体1周囲が暗いことを検知した際には前記ヘッドライ
トセンサー3の検知作動による前記光源4の光輝点滅作
動が行われるように光源4の電源駆動を作動制御する制
御回路6を前記基体1に設けた安全標識用発光器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、夜間歩行
者が携帯したり、道路交通標識に取り付けしたりするこ
とで、この歩行者や交通標識の夜間における視認性を著
しく向上させることができる安全標識用発光器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、従来、歩行者が携帯する夜間の交通事故防止用の安
全具として発光機能を具備したものがある。
【0003】この安全具は、手動スイッチを備えてお
り、夜間外出するときにこのスイッチを操作して発光機
能をONにすると、スイッチをOFFにしない限りは発
光し続け、歩行中にこの安全具の発光信号を歩行者に近
付く車両の運転者が発見して事故を未然に防止するもの
であった。
【0004】しかしながら、このような従来の携帯型安
全具では、手動によりスイッチ操作して電源をON・O
FFしなければならないため、スイッチ操作が面倒でつ
いつい忘れて発光させなかったり、帰宅後消灯操作を忘
れてすぐに電池を切らしてしまうことが往々にしてある
など使い勝手が良いとは言えなかった。
【0005】本発明は、このような現状に鑑みて開発さ
れたもので、車両のヘッドライトを検知するセンサーを
装備させて、夜間車両のヘッドライトを受けると自動的
に光源が光輝し、且つヘッドライトを受けなくなると自
動的に光源が消灯するように構成して厄介なスイッチ操
作を不要とし、更に、このセンサーが昼間の太陽光など
には反応せずに夜間の車両のヘッドライトだけに反応す
る構成として、昼間無駄に光輝して電源を浪費しないよ
うにすることで、秀れた経済性をも発揮する画期的な安
全標識用発光器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】電池などの電源2を備えた基体1に車両a
のヘッドライトの照射光を検知するヘッドライトセンサ
ー3を設け、このヘッドライトセンサー3の検知作動に
より前記電源2を介して光輝点滅する光源4を前記基体
1に設けた安全標識用発光器であって、前記基体1にこ
の基体1周囲の明るさを検知する外光センサー5を設
け、この外光センサー5が昼間などの基体1周囲が明る
いことを検知した際には前記ヘッドライトセンサー3の
検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が行われず、
外光センサー5が夜間などの基体1周囲が暗いことを検
知した際には前記ヘッドライトセンサー3の検知作動に
よる前記光源4の光輝点滅作動が行われるように光源4
の電源駆動を作動制御する制御回路6を前記基体1に設
けたことを特徴とする安全標識用発光器に係るものであ
る。
【0008】また、前記外光センサー5の検知度を、昼
間や電灯をつけた室内など前記基体1周囲で人が生活で
きる明るさを基体1周囲が明るいとして検知し、夜間や
電灯を消した室内など本の活字が読みにくく基体1周囲
で人が生活できない暗さを基体1周囲が暗いとして検知
するように構成したことを特徴とする請求項1記載の安
全標識用発光器に係るものである。
【0009】また、前記ヘッドライトセンサー3は、車
両aのヘッドライトの直射光を検知し得るように構成
し、前記外光センサー5は、車両aのヘッドライトの直
射光を避けて前記基体1周囲の散乱光を検知し得るよう
に構成して、基体1を身体に装着して夜間に道路や歩道
を歩いているとき若しくは基体1を道路標識に装着した
ときに、少なくとも数十m以上離れた位置で装着者b自
身若しくは道路標識に向かって照射される車両aのヘッ
ドライトを受光すると、前記外光センサー5は明るいと
は検知せず、前記ヘッドライトセンサー3は検知作動
し、離れた位置から前記車両aの運転者に認識される強
さで前記光源4が光輝点滅するように構成したことを特
徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の安全標識
用発光器に係るものである。
【0010】また、前記ヘッドライトセンサー3を車両
aのヘッドライトの照射前方向に対して相対させる基体
1前面側に配置し、前記外光センサー5を車両aのヘッ
ドライトの直射光を避けるように基体1外へ露出しない
状態で基体1側面側に配置したことを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項に記載の安全標識用発光器に係る
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】本発明の安全標識用発光器を、特に夜間車
両aの運転者に注意を喚起したい箇所に設置しておく。
【0013】昼間は、外光センサー5が基体1の周囲が
明るいことを検知し、この検知作動により制御回路6が
ヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光源4の
光輝点滅作動が行われないように制御する。
【0014】従って、昼間の太陽光などにヘッドライト
センサー3が反応して無駄に光源4が光輝点滅すること
がないから、電源2を無駄に消費せず秀れた省エネルギ
ー性能を発揮することになる。よって、例えば電源2と
して小電圧の電池を用いても電池が長持ちし、非常に経
済的となる。
【0015】夜間になると、外光センサー5が基体1の
周囲が暗いことを検知し、この検知作動により制御回路
6がヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光源
4の光輝点滅作動が行われるように制御することにな
る。
【0016】従って、夜間、本器の設置箇所に車両aが
近付いてヘッドライトがヘッドライトセンサー3を照ら
すと、突然電源2を介して光源4が光輝点滅することに
なる。そして車両aが通り過ぎてヘッドライトの照射光
がヘッドライトセンサー3を照射しなくなると、自動的
に光源4は消灯する。
【0017】よって、例えば、本器を夜間歩行する際に
歩行者が身体に装着したり、道路交通標識に装着したり
しておけば、この本器に車両aが近付いてヘッドライト
で照らしたときに光源4が突然発光するから、このヘッ
ドライト光を見ながら運転している車両aの運転者は確
実にこの光源4の光輝点滅を視認することができ、これ
によって車両aの運転者は歩行者(装着者b)や道路交
通標識の存在に確実に気付くことができるから、夜間に
おける事故防止に非常に役立つことになる。
【0018】また、車両aのヘッドライトが照らしたと
きにだけそれまで消灯していた光源4が突然光輝点滅作
動するため、従来からある常時点滅し続ける点滅光輝や
単なる反射光輝などに比べても夜間に非常に目立って見
え、極めて良好に車両a運転者に注意を喚起させること
ができる。
【0019】また、光源4は光輝点滅作動するため、点
灯し続ける光輝信号表示に比べて非常に目立って見え、
車両a運転者からの視認性が極めて良好となる。
【0020】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0021】本実施例は、身体に装着して携帯し得るよ
うに構成した場合である。
【0022】電池などの電源2を備えた基体1に車両a
のヘッドライトの照射光を検知するヘッドライトセンサ
ー3を設け、このヘッドライトセンサー3の検知作動に
より前記電源2を介して光輝点滅する光源4を前記基体
1に設けている。
【0023】基体1は、前面が開口する箱型のケース部
1Aとこのケース部1Aの開口部を閉塞する透明の透過
部1Bとから成る構成としている。また、この透過部1
Bを赤色透明などに形成しておくと、この透過部1Bを
介して発光する光源4の光輝が赤色光輝となって一層目
立って見えることになるため、好ましい。
【0024】本実施例では、このケース部1A内に光源
点滅駆動回路7を備えた取付基板8を配設固定し、この
取付基板8に直接前記ヘッドライトセンサー3と前記光
源4とを固定した場合を示している。従って、このよう
に基体1を箱型ケース状に構成して、このケース内にヘ
ッドライトセンサー3と光源4とを備えた光源点滅駆動
回路7を配設するから、この箱型ケース状の基体1を落
下させてもヘッドライトセンサー3や光源4や光源点滅
駆動回路7が傷付きにくく、また防水効果も得られるこ
とになる。
【0025】また、このケース部1Aの上側面に、電源
2を介したヘッドライトセンサー3及び光源4及び後述
する外光センサー5の駆動をON・OFF制御する電源
スイッチ9を設けている。従って、この電源スイッチ9
により不使用時には電源2を消耗しない電源OFF状態
にできるため、不使用時に電源OFFにしておけば電源
2の浪費を防止できて電源2を長持ちさせることができ
るため、一層実用的となる。
【0026】電源2は、乾電池やボタン電池を採用する
と良い。尚、本実施例では図示していないが、小型軽量
のボタン電池を採用し、基体1を軽量コンパクト化して
いる。従って、このように基体1を軽量コンパクト化し
たため、携帯し易く実用的となる。
【0027】ヘッドライトセンサー3は、CDSセルと
称される小型の光検知センサーを採用し、このヘッドラ
イトセンサー3を車両aのヘッドライトの照射前方向に
対して相対させる基体1前面側(正面側)に配置してい
る。即ち、このヘッドライトセンサー3は、基体1前面
側に向かって走行してくる車両aのヘッドライトの直射
光だけを検知し得るように構成している。尚、ヘッドラ
イトセンサー3はCDSセル以外の光検知センサーでも
良い。
【0028】本実施例では、このヘッドライトセンサー
3が車両aのヘッドライトの照射光によって照らされて
いるときにだけ作動して光源4が点灯するように構成し
ている。即ち、車両aが近付いてヘッドライトセンサー
3がヘッドライトに照らされている間は光源4が点灯し
続け、車両aが通り過ぎてヘッドライトセンサー3がヘ
ッドライトに照らされなくなると自動的に光源4が消灯
する構成である。
【0029】また、このヘッドライトセンサー3は、少
なくとも100m位離れた位置からの車両aのヘッドラ
イトを検知し得るように設定している。
【0030】光源4は、LEDを採用し、前記光源点滅
駆動回路7により電源2を介して光輝点滅作動するよう
に構成している。また、この光源4も車両aのヘッドラ
イトの照射前方向に対して相対させる基体1前面側に配
置し、この光源4の前記透過部1Bを介した光輝点滅が
基体1前面側に向かって走行してくる車両aの運転者に
良好に視認されるように構成している。
【0031】また、この光源4は、100m位離れた位
置から車両aの運転者に認識される強さで光輝点滅する
ように光輝度を設定構成している。従って、前述のよう
に設定したヘッドライトセンサー3の検知度と、この光
源4の設定光輝度とにより、車両aの運転者が100m
位離れた位置から光源4の光輝信号を確認でき、この後
余裕をもって事故を防止すべく停止または対処できる速
度で運転できることになるから、非常に実用的となる。
【0032】また、本実施例では、基体1にこの基体1
周囲の明るさを検知する外光センサー5を設け、この外
光センサー5が基体1周囲が明るいことを検知した際に
は前記ヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光
源4の光輝点滅作動が行われず、外光センサー5が基体
1周囲が暗いことを検知した際には前記ヘッドライトセ
ンサー3の検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が
行われるように光源4の電源駆動を作動制御する制御回
路6を前記基体1に設けている。
【0033】外光センサー5は、ヘッドライトセンサー
3と同様のCDSセルを採用し、この外光センサー5を
基体1外へ露出しない状態で基体1側面側に配置してい
る。具体的には、前記ケース部1Aの側面(図面左側)
の上側寄り位置に外光センサー5を配置している。尚、
この外光センサー5もCDSセル以外の光検知センサー
で構成しても良い。
【0034】また、この外光センサー5は、夜間、基体
1前面側からの車両aのヘッドライトの直射光を検知し
ないように取光性を設定し、外光センサー5が夜間に車
両aのヘッドライトに反応することで光源5の光輝点滅
が行われなくなってしまうような誤作動を防止してい
る。
【0035】例えば、基体1前面側に配置したヘッドラ
イトセンサー3は、このヘッドライトセンサー3を中心
とした中心角60度位の基体1前方範囲内に光検知範囲
を設定し、基体1側面側に配置した外光センサー5は、
この外光センサー5を中心とした中心角60度位の基体
1側方範囲内に光検知範囲を設定することにより、外光
センサー5が夜間、基体1前面側からの車両aのヘッド
ライトの直射光を検知しないようにする。
【0036】また、この外光センサー5は、ケース部1
A内方のやや奥まった位置へ配置し、基体1前面側から
の車両aのヘッドライトの直射光を確実に避けて、この
外光センサー5が夜間に車両aのヘッドライトを検知し
てしまうことによる誤作動を防止している。即ち、この
外光センサー5は昼間明るいときに基体1周囲の散乱光
を検知し得るように構成している。
【0037】また、この外光センサー5は、昼間や電灯
をつけた室内など前記基体1周囲で人が生活できる明る
さを基体1周囲が明るいとして検知し、夜間や電灯を消
した室内など本の活字が読みにくく基体1周囲で人が生
活できない暗さを基体1周囲が暗いとして検知するよう
に検知度を設定構成している。
【0038】制御回路6は、前記光源点滅駆動回路7に
形成されて、前記ヘッドライトセンサー3並びに前記外
光センサー5と接続しているもので、外光センサー5が
昼間などの基体1周囲が明るいことを検知した際には、
光源4への電源2供給を遮断してヘッドライトセンサー
3が検知作動することによる前記光源4の光輝点滅作動
が行われないように制御し、且つ外光センサー5が夜間
などの基体1周囲が暗いことを検知した際には、光源4
への電源2供給を遮断せずにヘッドライトセンサー3の
検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が行われるよ
うに制御する回路構造としている。
【0039】従って、本実施例では上述のように構成し
たから、基体1を身体や携帯物に装着して夜間に道路や
歩道を歩いていると、少なくとも100m位離れた位置
で装着者b自身に向かって照射される車両aのヘッドラ
イトを受光したときに前記外光センサー5は明るいとは
検知せず、前記ヘッドライトセンサー3は検知作動して
この検知作動により離れた位置から前記車両aの運転者
に認識される強さで前記光源4が突然光輝点滅すること
になる。
【0040】よって、このヘッドライト光を見ながら運
転している車両aの運転者は確実にこの光源4の光輝点
滅を視認することができ、これによって車両aの運転者
は歩行者(装着者b)の存在に確実に気付くことができ
るから、夜間における事故防止に非常に役立つことにな
る。
【0041】また、昼間は、外光センサー5が基体1の
周囲が明るいことを検知し、この検知作動により制御回
路6がヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光
源4の光輝点滅作動が行われないように制御するから、
昼間の太陽光などにヘッドライトセンサー3が反応して
無駄に光源4が光輝点滅することがない。尚、電源2と
して3ボルトのボタン電池を使用して電源スイッチ9を
ONにした状態のままでの使用実験を行ったところ、電
池交換なしで1年以上使用できることが確認された。こ
のように電源2を無駄に消費することがないから、秀れ
た省エネルギー性能を発揮することになる。
【0042】尚、本実施例では、身体若しくは携帯物へ
の装着構造を示していないが、この装着構造について
は、適宜設計変更可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、昼
間は、外光センサーが基体の周囲が明るいことを検知
し、この検知作動により制御回路がヘッドライトセンサ
ーの検知作動による前記光源の光輝点滅作動が行われな
いように制御するから、昼間の太陽光などにヘッドライ
トセンサーが反応して無駄に光源が光輝点滅することが
なく、これにより電源を無駄に消費することがないか
ら、極めて秀れた省エネルギー性能を発揮する経済性に
秀れた画期的な安全標識用発光器となる。
【0044】また、夜間は、外光センサーが基体の周囲
が暗いことを検知し、この検知作動により制御回路がヘ
ッドライトセンサーの検知作動による前記光源の光輝点
滅作動が行われるように制御することになるから、夜
間、本器に車両が近付いてヘッドライトがヘッドライト
センサーを照らすと、突然電源を介して光源が光輝点滅
することになり、車両が通り過ぎてヘッドライトの照射
光がヘッドライトセンサーを照射しなくなると、自動的
に光源は消灯する。
【0045】よって、例えば、本器を夜間歩行する際に
歩行者が身体に装着したり、道路交通標識に装着したり
しておけば、この本器に車両が近付いてヘッドライトで
照らしたときに光源が突然発光するから、このヘッドラ
イト光を見ながら運転している車両の運転者は確実にこ
の光源の光輝点滅を視認することができ、これによって
車両の運転者は道路交通標識や歩行者の存在に確実に気
付くことができるから、夜間における事故防止に非常に
役立つことになる上、厄介な手動スイッチ操作も不要と
なる秀れた構成の安全標識用発光器となる。
【0046】また、光源は光輝点滅作動するため、点灯
し続ける光輝信号表示に比べて非常に目立って見え、車
両運転者からの視認性が極めて良好となる。
【0047】請求項2の発明においては、車両運転者が
外光の明るさで歩行者や標識などを視認できるときには
光輝せず、外光の明るさでは歩行者や標識などを視認で
きなくなったときに初めて車両のヘッドライトを受ける
と光輝点滅する構成であるから、一層無駄な電源消費が
なく一層経済的となる最適な外光センサー検知度構成の
安全標識用発光器となる。
【0048】請求項3の発明においては、外光センサー
が夜間車両のヘッドライトに反応して誤作動してしまう
ことがないから、請求項1の発明における夜間の光輝点
滅作動が一層確実となり、且つ少なくとも数十m以上離
れた位置で装着者自身若しくは道路標識に向かって照射
される車両のヘッドライトを受光すると、この離れた位
置から前記車両の運転者に認識される強さで前記光源が
光輝点滅するように構成したから、この光源の光輝信号
を確認した車両の運転者は、余裕をもって事故を防止す
べく停止または対処できる速度で運転できることになる
など、携帯用安全具や道路標識用の安全具として最適で
秀れた夜間の交通事故防止効果を発揮することになる。
【0049】請求項4の発明においては、基体前面側に
向かって走行してくる車両のヘッドライトの直射光を基
体側面側に設けた外光センサーが避け得ることになる最
適なセンサー配置構造となり、しかもこの外光センサー
は基体外へ露出しない状態で配置しているから、基体前
面側からの車両のヘッドライトの直射光を外光センサー
が確実に避けて、この外光センサーが夜間に車両のヘッ
ドライトを検知してしまうことによる誤作動が防止され
ることになるなど、一層実用的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の構成説明ブロック図である。
【図3】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基体 2 電源 3 ヘッドライトセンサー 4 光源 5 外光センサー 6 制御回路 a 車両 b 装着者
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月31日(1999.5.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 安全標識用発光器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、夜間歩行
者が携帯したり、道路交通標識に取り付けしたりするこ
とで、この歩行者や交通標識の夜間における視認性を著
しく向上させることができる安全標識用発光器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、従来、歩行者が携帯する夜間の交通事故防止用の安
全具として発光機能を具備したものがある。
【0003】この安全具は、手動スイッチを備えてお
り、夜間外出するときにこのスイッチを操作して発光機
能をONにすると、スイッチをOFFにしない限りは発
光し続け、歩行中にこの安全具の発光信号を歩行者に近
付く車両の運転者が発見して事故を未然に防止するもの
であった。
【0004】しかしながら、このような従来の携帯型安
全具では、手動によりスイッチ操作して電源をON・O
FFしなければならないため、スイッチ操作が面倒でつ
いつい忘れて発光させなかったり、帰宅後消灯操作を忘
れてすぐに電池を切らしてしまうことが往々にしてある
など使い勝手が良いとは言えなかった。
【0005】本発明は、このような現状に鑑みて開発さ
れたもので、車両のヘッドライトを検知するセンサーを
装備させて、夜間車両のヘッドライトを受けると自動的
に光源が光輝し、且つヘッドライトを受けなくなると自
動的に光源が消灯するように構成して厄介なスイッチ操
作を不要とし、更に、このセンサーが昼間の太陽光など
には反応せずに夜間の車両のヘッドライトだけに反応す
る構成として、昼間無駄に光輝して電源を浪費しないよ
うにすることで、秀れた経済性をも発揮する画期的な安
全標識用発光器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】電池などの電源2を備えた基体1に車両a
のヘッドライトの照射光を検知するヘッドライトセンサ
ー3を設け、このヘッドライトセンサー3の検知作動に
より前記電源2を介して光輝点滅する光源4を前記基体
1に設けた安全標識用発光器であって、前記基体1にこ
の基体1周囲の明るさを検知する外光センサー5を設
け、この外光センサー5が昼間などの基体1周囲が明る
いことを検知した際には前記ヘッドライトセンサー3の
検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が行われず、
外光センサー5が夜間などの基体1周囲が暗いことを検
知した際には前記ヘッドライトセンサー3の検知作動に
よる前記光源4の光輝点滅作動が行われるように光源4
の電源駆動を作動制御する制御回路6を前記基体1に設
け、前記ヘッドライトセンサー3は、車両aのヘッドラ
イトの直射光を検知し得るように構成して、基体1を身
体に装着して夜間に道路や歩道を歩いているとき若しく
は基体1を道路標識に装着したときに、少なくとも数十
m以上離れた位置で装着者b自身若しくは道路標識に向
かって照射される車両aのヘッドライトを受光すると、
前記ヘッドライトセンサー3は検知作動して離れた位置
から前記車両aの運転者に認識される強さで前記光源4
が光輝点滅するように構成し、前記ヘッドライトセンサ
ー3と前記光源4とを車両aのヘッドライトの照射前方
向に対して相対させる基体1前面側に配置し、前記外光
センサー5を車両aのヘッドライトの直射光を避けるよ
うに基体1外へ露出しない状態で基体1側面側に配置
し、前記電源2を介したヘッドライトセンサー3及び光
源4及び外光センサー5の駆動をON・OFF制御する
電源スイッチ9を基体1の側面側に配置したことを特徴
とする安全標識用発光器に係るものである。
【0008】また、前記外光センサー5の検知度を、昼
間や電灯をつけた室内など前記基体1周囲で人が生活で
きる明るさを基体1周囲が明るいとして検知し、夜間や
電灯を消した室内など本の活字が読みにくく基体1周囲
で人が生活できない暗さを基体1周囲が暗いとして検知
するように構成したことを特徴とする請求項1記載の安
全標識用発光器に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0010】本発明の安全標識用発光器を、特に夜間車
両aの運転者に注意を喚起したい箇所に設置しておく。
【0011】電源スイッチ9をONとすると、昼間は、
外光センサー5が基体1の周囲が明るいことを検知し、
この検知作動により制御回路6がヘッドライトセンサー
3の検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が行われ
ないように制御する。
【0012】従って、昼間の太陽光などにヘッドライト
センサー3が反応して無駄に光源4が光輝点滅すること
がないから、電源2を無駄に消費せず秀れた省エネルギ
ー性能を発揮することになる。よって、例えば電源2と
して小電圧の電池を用いても電池が長持ちし、非常に経
済的となる。また、電源スイッチ9により不使用時には
電源2を消耗しない電源OFF状態にできるため、不使
用時に電源OFFにしておけば電源2の浪費を防止でき
て電源2を長持ちさせることができる。
【0013】夜間になると、外光センサー5が基体1の
周囲が暗いことを検知し、この検知作動により制御回路
6がヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光源
4の光輝点滅作動が行われるように制御することにな
る。
【0014】従って、夜間、本器の設置箇所に車両aが
近付いてヘッドライトがヘッドライトセンサー3を照ら
すと、突然電源2を介して光源4が光輝点滅することに
なる。そして車両aが通り過ぎてヘッドライトの照射光
がヘッドライトセンサー3を照射しなくなると、自動的
に光源4は消灯する。
【0015】また、少なくとも数十m以上離れた位置で
装着者自身若しくは道路標識に向かって照射される車両
のヘッドライトを受光すると、ヘッドライトセンサー3
は検知作動し、光源の光輝信号を確認した車両の運転者
は、余裕をもって事故を防止すべく停止または対処でき
る速度で運転できることになる。
【0016】また、車両aのヘッドライトの照射前方向
に対して相対させる基体1前面側に配置したヘッドライ
トセンサー3は、基体1前面側に向かって走行してくる
車両aのヘッドライトの直射光を検知し得るし、車両a
のヘッドライトの照射前方向に対して相対させる基体1
の前面側に配置した光源4の光輝は、基体1前面側に向
かって走行してくる車両aの運転者に良好に視認される
ことになり、更に基体前面側に向かって走行してくる車
両のヘッドライトの直射光を基体側面側に設けた外光セ
ンサーが避け得ることになり、しかもこの外光センサー
は基体外へ露出しない状態で配置しているから、基体前
面側からの車両のヘッドライトの直射光を外光センサー
が確実に避けて、この外光センサーが夜間に車両のヘッ
ドライトを検知してしまうことによる誤作動が防止され
ることになる。
【0017】よって、例えば、本器を夜間歩行する際に
歩行者が身体に装着したり、道路交通標識に装着したり
しておけば、この本器に車両aが近付いてヘッドライト
で照らしたときに光源4が突然発光するから、このヘッ
ドライト光を見ながら運転している車両aの運転者は確
実にこの光源4の光輝点滅を視認することができ、これ
によって車両aの運転者は歩行者(装着者b)や道路交
通標識の存在に確実に気付くことができるから、夜間に
おける事故防止に非常に役立つことになる。
【0018】また、車両aのヘッドライトが照らしたと
きにだけそれまで消灯していた光源4が突然光輝点滅作
動するため、従来からある常時点滅し続ける点滅光輝や
単なる反射光輝などに比べても夜間に非常に目立って見
え、極めて良好に車両a運転者に注意を喚起させること
ができる。
【0019】また、光源4は光輝点滅作動するため、点
灯し続ける光輝信号表示に比べて非常に目立って見え、
車両a運転者からの視認性が極めて良好となる。
【0020】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0021】本実施例は、身体に装着して携帯し得るよ
うに構成した場合である。
【0022】電池などの電源2を備えた基体1に車両a
のヘッドライトの照射光を検知するヘッドライトセンサ
ー3を設け、このヘッドライトセンサー3の検知作動に
より前記電源2を介して光輝点滅する光源4を前記基体
1に設けている。
【0023】基体1は、前面が開口する箱型のケース部
1Aとこのケース部1Aの開口部を閉塞する透明の透過
部1Bとから成る構成としている。また、この透過部1
Bを赤色透明などに形成しておくと、この透過部1Bを
介して発光する光源4の光輝が赤色光輝となって一層目
立って見えることになるため、好ましい。
【0024】本実施例では、このケース部1A内に光源
点滅駆動回路7を備えた取付基板8を配設固定し、この
取付基板8に直接前記ヘッドライトセンサー3と前記光
源4とを固定した場合を示している。従って、このよう
に基体1を箱型ケース状に構成して、このケース内にヘ
ッドライトセンサー3と光源4とを備えた光源点滅駆動
回路7を配設するから、この箱型ケース状の基体1を落
下させてもヘッドライトセンサー3や光源4や光源点滅
駆動回路7が傷付きにくく、また防水効果も得られるこ
とになる。
【0025】また、このケース部1Aの上側面に、電源
2を介したヘッドライトセンサー3及び光源4及び後述
する外光センサー5の駆動をON・OFF制御する電源
スイッチ9を設けている。従って、この電源スイッチ9
により不使用時には電源2を消耗しない電源OFF状態
にできるため、不使用時に電源OFFにしておけば電源
2の浪費を防止できて電源2を長持ちさせることができ
るため、一層実用的となる。
【0026】電源2は、乾電池やボタン電池を採用する
と良い。尚、本実施例では図示していないが、小型軽量
のボタン電池を採用し、基体1を軽量コンパクト化して
いる。従って、このように基体1を軽量コンパクト化し
たため、携帯し易く実用的となる。
【0027】ヘッドライトセンサー3は、CDSセルと
称される小型の光検知センサーを採用し、このヘッドラ
イトセンサー3を車両aのヘッドライトの照射前方向に
対して相対させる基体1前面側(正面側)に配置してい
る。即ち、このヘッドライトセンサー3は、基体1前面
側に向かって走行してくる車両aのヘッドライトの直射
光だけを検知し得るように構成している。尚、ヘッドラ
イトセンサー3はCDSセル以外の光検知センサーでも
良い。
【0028】本実施例では、このヘッドライトセンサー
3が車両aのヘッドライトの照射光によって照らされて
いるときにだけ作動して光源4が点灯するように構成し
ている。即ち、車両aが近付いてヘッドライトセンサー
3がヘッドライトに照らされている間は光源4が点灯し
続け、車両aが通り過ぎてヘッドライトセンサー3がヘ
ッドライトに照らされなくなると自動的に光源4が消灯
する構成である。
【0029】また、このヘッドライトセンサー3は、少
なくとも100m位離れた位置からの車両aのヘッドラ
イトを検知し得るように設定している。
【0030】光源4は、LEDを採用し、前記光源点滅
駆動回路7により電源2を介して光輝点滅作動するよう
に構成している。また、この光源4も車両aのヘッドラ
イトの照射前方向に対して相対させる基体1前面側に配
置し、この光源4の前記透過部1Bを介した光輝点滅が
基体1前面側に向かって走行してくる車両aの運転者に
良好に視認されるように構成している。
【0031】また、この光源4は、100m位離れた位
置から車両aの運転者に認識される強さで光輝点滅する
ように光輝度を設定構成している。従って、前述のよう
に設定したヘッドライトセンサー3の検知度と、この光
源4の設定光輝度とにより、車両aの運転者が100m
位離れた位置から光源4の光輝信号を確認でき、この後
余裕をもって事故を防止すべく停止または対処できる速
度で運転できることになるから、非常に実用的となる。
【0032】また、本実施例では、基体1にこの基体1
周囲の明るさを検知する外光センサー5を設け、この外
光センサー5が基体1周囲が明るいことを検知した際に
は前記ヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光
源4の光輝点滅作動が行われず、外光センサー5が基体
1周囲が暗いことを検知した際には前記ヘッドライトセ
ンサー3の検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が
行われるように光源4の電源駆動を作動制御する制御回
路6を前記基体1に設けている。
【0033】外光センサー5は、ヘッドライトセンサー
3と同様のCDSセルを採用し、この外光センサー5を
基体1外へ露出しない状態で基体1側面側に配置してい
る。具体的には、前記ケース部1Aの側面(図面左側)
の上側寄り位置に外光センサー5を配置している。尚、
この外光センサー5もCDSセル以外の光検知センサー
で構成しても良い。
【0034】また、この外光センサー5は、夜間、基体
1前面側からの車両aのヘッドライトの直射光を検知し
ないように取光性を設定し、外光センサー5が夜間に車
両aのヘッドライトに反応することで光源5の光輝点滅
が行われなくなってしまうような誤作動を防止してい
る。
【0035】例えば、基体1前面側に配置したヘッドラ
イトセンサー3は、このヘッドライトセンサー3を中心
とした中心角60度位の基体1前方範囲内に光検知範囲
を設定し、基体1側面側に配置した外光センサー5は、
この外光センサー5を中心とした中心角60度位の基体
1側方範囲内に光検知範囲を設定することにより、外光
センサー5が夜間、基体1前面側からの車両aのヘッド
ライトの直射光を検知しないようにする。
【0036】また、この外光センサー5は、ケース部1
A内方のやや奥まった位置へ配置し、基体1前面側から
の車両aのヘッドライトの直射光を確実に避けて、この
外光センサー5が夜間に車両aのヘッドライトを検知し
てしまうことによる誤作動を防止している。即ち、この
外光センサー5は昼間明るいときに基体1周囲の散乱光
を検知し得るように構成している。
【0037】また、この外光センサー5は、昼間や電灯
をつけた室内など前記基体1周囲で人が生活できる明る
さを基体1周囲が明るいとして検知し、夜間や電灯を消
した室内など本の活字が読みにくく基体1周囲で人が生
活できない暗さを基体1周囲が暗いとして検知するよう
に検知度を設定構成している。
【0038】制御回路6は、前記光源点滅駆動回路7に
形成されて、前記ヘッドライトセンサー3並びに前記外
光センサー5と接続しているもので、外光センサー5が
昼間などの基体1周囲が明るいことを検知した際には、
光源4への電源2供給を遮断してヘッドライトセンサー
3が検知作動することによる前記光源4の光輝点滅作動
が行われないように制御し、且つ外光センサー5が夜間
などの基体1周囲が暗いことを検知した際には、光源4
への電源2供給を遮断せずにヘッドライトセンサー3の
検知作動による前記光源4の光輝点滅作動が行われるよ
うに制御する回路構造としている。
【0039】従って、本実施例では上述のように構成し
たから、基体1を身体や携帯物に装着して夜間に道路や
歩道を歩いていると、少なくとも100m位離れた位置
で装着者b自身に向かって照射される車両aのヘッドラ
イトを受光したときに前記外光センサー5は明るいとは
検知せず、前記ヘッドライトセンサー3は検知作動して
この検知作動により離れた位置から前記車両aの運転者
に認識される強さで前記光源4が突然光輝点滅すること
になる。
【0040】よって、このヘッドライト光を見ながら運
転している車両aの運転者は確実にこの光源4の光輝点
滅を視認することができ、これによって車両aの運転者
は歩行者(装着者b)の存在に確実に気付くことができ
るから、夜間における事故防止に非常に役立つことにな
る。
【0041】また、昼間は、外光センサー5が基体1の
周囲が明るいことを検知し、この検知作動により制御回
路6がヘッドライトセンサー3の検知作動による前記光
源4の光輝点滅作動が行われないように制御するから、
昼間の太陽光などにヘッドライトセンサー3が反応して
無駄に光源4が光輝点滅することがない。尚、電源2と
して3ボルトのボタン電池を使用して電源スイッチ9を
ONにした状態のままでの使用実験を行ったところ、電
池交換なしで1年以上使用できることが確認された。こ
のように電源2を無駄に消費することがないから、秀れ
た省エネルギー性能を発揮することになる。
【0042】尚、本実施例では、身体若しくは携帯物へ
の装着構造を示していないが、この装着構造について
は、適宜設計変更可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、昼
間は、外光センサーが基体の周囲が明るいことを検知
し、この検知作動により制御回路がヘッドライトセンサ
ーの検知作動による前記光源の光輝点滅作動が行われな
いように制御するから、昼間の太陽光などにヘッドライ
トセンサーが反応して無駄に光源が光輝点滅することが
い上に、電源スイッチにより不使用時には電源を消耗
しないOFF状態にできるため、これにより電源を無駄
に消費することがな極めて秀れた省エネルギー性能を
発揮する経済性に秀れた画期的な安全標識用発光器とな
る。
【0044】また、夜間は、外光センサーが基体の周囲
が暗いことを検知し、この検知作動により制御回路がヘ
ッドライトセンサーの検知作動による前記光源の光輝点
滅作動が行われるように制御することになるから、夜
間、本器に車両が近付いてヘッドライトがヘッドライト
センサーを照らすと、突然電源を介して光源が光輝点滅
することになり、車両が通り過ぎてヘッドライトの照射
光がヘッドライトセンサーを照射しなくなると、自動的
に光源は消灯する。
【0045】よって、例えば、本器を夜間歩行する際に
歩行者が身体に装着したり、道路交通標識に装着したり
しておけば、この本器に車両が近付いてヘッドライトで
照らしたときに光源が突然発光するから、このヘッドラ
イト光を見ながら運転している車両の運転者は確実にこ
の光源の光輝点滅を視認することができ、これによって
車両の運転者は道路交通標識や歩行者の存在に確実に気
付くことができるから、夜間における事故防止に非常に
役立つことになる上、また、少なくとも数十m以上離れ
た位置で装着者自身若しくは道路標識に向かって照射さ
れる車両のヘッドライトを受光すると、ヘッドライトセ
ンサーは検知作動し、光源の光輝信号を確認した車両の
運転者は、余裕をもって事故を防止すべく停止または対
処できる速度で運転できることになる秀れた構成の安全
標識用発光器となる。
【0046】また、車両のヘッドライトの照射前方向に
対して相対させる基体前面側に配置したヘッドライトセ
ンサーは、基体前面側に向かって走行してくる車両のヘ
ッドライトの直射光を検知し得るし、車両のヘッドライ
トの照射前方向に対して相対させる基体の前面側に配置
した光源の光輝は、基体前面側に向かって走行してくる
車両の運転者に良好に視認されることになり、更に基体
前面側に向かって走行してくる車両のヘッドライトの直
射光を基体側面側に設けた外光センサーが確実に避け
て、この外光センサーが夜間に車両のヘッドライトを検
知してしまうことによる誤作動が防止されることにな
る。
【0047】また、光源は光輝点滅作動するため、点灯
し続ける光輝信号表示に比べて非常に目立って見え、車
両運転者からの視認性が極めて良好となる。
【0048】請求項2の発明においては、車両運転者が
外光の明るさで歩行者や標識などを視認できるときには
光輝せず、外光の明るさでは歩行者や標識などを視認で
きなくなったときに初めて車両のヘッドライトを受ける
と光輝点滅する構成であるから、一層無駄な電源消費が
なく一層経済的となる最適な外光センサー検知度構成の
安全標識用発光器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の構成説明ブロック図である。
【図3】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 基体 2 電源 3 ヘッドライトセンサー 4 光源 5 外光センサー 6 制御回路 電源スイッチ a 車両 b 装着者

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池などの電源を備えた基体に車両のヘ
    ッドライトの照射光を検知するヘッドライトセンサーを
    設け、このヘッドライトセンサーの検知作動により前記
    電源を介して光輝点滅する光源を前記基体に設けた安全
    標識用発光器であって、前記基体にこの基体周囲の明る
    さを検知する外光センサーを設け、この外光センサーが
    昼間などの基体周囲が明るいことを検知した際には前記
    ヘッドライトセンサーの検知作動による前記光源の光輝
    点滅作動が行われず、外光センサーが夜間などの基体周
    囲が暗いことを検知した際には前記ヘッドライトセンサ
    ーの検知作動による前記光源の光輝点滅作動が行われる
    ように光源の電源駆動を作動制御する制御回路を前記基
    体に設けたことを特徴とする安全標識用発光器。
  2. 【請求項2】 前記外光センサーの検知度を、昼間や電
    灯をつけた室内など前記基体周囲で人が生活できる明る
    さを基体周囲が明るいとして検知し、夜間や電灯を消し
    た室内など本の活字が読みにくく基体周囲で人が生活で
    きない暗さを基体周囲が暗いとして検知するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載の安全標識用発光
    器。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドライトセンサーは、車両のヘ
    ッドライトの直射光を検知し得るように構成し、前記外
    光センサーは、車両のヘッドライトの直射光を避けて前
    記基体周囲の散乱光を検知し得るように構成して、基体
    を身体に装着して夜間に道路や歩道を歩いているとき若
    しくは基体を道路標識に装着したときに、少なくとも数
    十m以上離れた位置で装着者自身若しくは道路標識に向
    かって照射される車両のヘッドライトを受光すると、前
    記外光センサーは明るいとは検知せず、前記ヘッドライ
    トセンサーは検知作動し、離れた位置から前記車両の運
    転者に認識される強さで前記光源が光輝点滅するように
    構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項
    に記載の安全標識用発光器。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドライトセンサーを車両のヘッ
    ドライトの照射前方向に対して相対させる基体前面側に
    配置し、前記外光センサーを車両のヘッドライトの直射
    光を避けるように基体外へ露出しない状態で基体側面側
    に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の安全標識用発光器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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