JP2001039369A - 自転車用照明システム - Google Patents

自転車用照明システム

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JP2001039369A
JP2001039369A JP21221099A JP21221099A JP2001039369A JP 2001039369 A JP2001039369 A JP 2001039369A JP 21221099 A JP21221099 A JP 21221099A JP 21221099 A JP21221099 A JP 21221099A JP 2001039369 A JP2001039369 A JP 2001039369A
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lighting
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wheel
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Masuo Ota
益夫 大田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成の複雑化を招くことなしに、前方視認性を
確保するための電球の駆動電源となる電池を効率良く使
用しながらも、夜間の走行時のみ発光手段によって走行
方向に対する側方へ自車の存在を知らせることのできる
構成を備えた自転車用照明システムを提供する。 【解決手段】自転車の本体部に配設されたマグネット1
8と、車輪に取り付けられた側方被視認発光部22Aと
を備えている。側方被視認発光部22Aは、側方へ光照
射する光源23、24が車輪の回転に伴い点灯するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の使用者か
らの前方視認性を確保するとともに、側方から接近する
車などによる自車の被視認性を確保するための自転車用
照明シテスムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自転車には、フロントフォー
クなどに自転車用ランプを装備するとともに車輪のスポ
ークなどに反射板を装備することが義務付けられてい
る。これは、夜間に無灯火で走行すると前方の様子が分
からず、また、側方から自車に接近する自転車や自動車
に自車の存在を知らせないと、不慮の事故が起こる可能
性があるためである。自転車用ランプは、一般に豆電球
(白熱電球)を点灯させ、その発光を反射鏡で前方に反
射させて照らすようになっており、これにより、自転車
の使用者からの前方視認性を確保するとともに、自転車
の存在を前方にいる歩行者などに知らしめて安全を確保
している。また、反射板は、側方から照射される自転車
のヘッドランプや自動車のヘッドライトなどの光を反射
させて自車の被視認性を確保するものである。
【0003】ところで、自転車用ランプの点灯には、回
転する車輪のタイヤでダイナモを転動させることにより
得られる発電力を用いる方式と、スイッチの操作により
乾電池から豆電球への給電をオン・オフする方式とが主
に採用されている。ダイナモを用いた点灯方式では、車
輪を回転させるのに大きな人力エネルギを必要とし、ダ
イナモを回転駆動しない場合に比較して約50%もの多く
の人力が必要となる。そのため、特に女性や子供には大
きな負担となることから、夜間でも自転車用ランプを使
用せずに走行する場合が多く、交通安全上危険である。
一方、乾電池から豆電球へ給電する点灯方式では、夜間
の走行前にスイッチをオンすれば、例えば交差点で信号
待ちをしている間もランプが点灯したままであるし、商
店街のように照明が不要な明るい所を通行する時にもラ
ンプが点灯したままであり、乾電池の消耗が早くなって
不経済である。
【0004】そこで、本件出願人は、自転車の夜間走行
前に電源スイッチをオンしておけば、例えば商店街のよ
うな夜間でも明るい所ではデイライトスイッチの作用で
自動的にランプを消灯させ、また、信号待ちのような一
時停車するときには、停車後の一定時間、例えば10秒
間だけ点灯させ、その後に自動的にランプを消灯させる
ことにより、電池を効率良く使用することができる自転
車用乾電池ライト(実公平7-19966 号公報参照)を提案
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
転車用乾電池ライトには解決すべき問題が残存してい
る。すなわち、上記自転車用乾電池ライトは、上述のよ
うに電池を効率よく使用することができるものである
が、その電池からの給電によって点灯させるランプは自
転車の使用者からの前方視認性を確保するためだけであ
って、車輪に取り付いている反射板の機能についてまで
考慮したものではない。そのため、反射板は、自車の走
行方向に対しほぼ直交する側方から接近する自転車や自
動車などにしか自車の存在を知らせることができず、ま
た、それらの車が無灯火であった場合には、自車の存在
を知らせることができないため、夜間の交通安全性の確
保の面では十分とは言い難い。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、構造の複雑化を招くことなしに、前
方視認性を確保するための電球の駆動電源となる電池を
効率良く使用しながらも、夜間の走行時のみ発光手段に
よって走行方向に対する側方へ自車の存在を知らせるこ
とのできる構成を備えた自転車用照明システムを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る自転車用照明システムは、自転車
の本体部に配設された照明部と、車輪に取り付けられた
側方被視認性部材とを備えてなり、前記側方被視認性部
材は反射板にマグネットを一体化した一体物からなり、
前記照明部は、前記車輪の回転に伴う前記マグネットの
回動軌跡の近接位置に配設されて前記マグネットと共に
前記車輪の回転検出センサを構成するリードスイッチ
と、周囲の明暗を検出する照度センサと、走行方向前方
へ光照射する電球と、駆動電源の電池と、前記照度セン
サおよび前記リードスイッチから各々出力される検出信
号に基づき周囲が所定の照度以下の状況で、且つ走行状
態時において前記電球を点灯させる点灯制御回路部とを
備えて構成されている。
【0008】この自転車用照明システムでは、反射板に
マグネットを一体化した単一部材からなる側方被視認性
部材を車輪に取り付けるのみの簡単な構成としながら
も、暗い所を走行する必要時のみ電球を自動的に点灯さ
せて対象物の視認性を確保し、且つ照明が不必要となっ
たときに自動的に消灯させるので、電池を極めて効率良
く使用することができる。その上に、側方被視認性部材
は、側方から接近する車のヘッドランプやヘッドライト
の光を反射板で反射するので、これらの車に自車の存在
を確実に知らせることができ、側方からの被視認性をも
確保することができる。
【0009】第2の発明に係る自転車用照明システム
は、自転車の本体部に配設されたマグネットと、車輪に
取り付けられた側方被視認発光部とを備えてなり、前記
側方被視認発光部は、側方へ光照射する光源と、前記光
源の駆動電源の電池と、前記マグネットと共に前記車輪
の回転検出センサを構成して前記車輪の回転に伴い前記
マグネットに近接する毎にオンするリードスイッチとを
有し、前記リードスイッチのオン時に点灯回路が閉成し
て、前記光源が前記電池から給電されて点灯するように
構成されている。
【0010】この自転車用照明システムでは、車輪が1
回転する毎に側方被視認発光部のリードスイッチがマグ
ネットに近接しながら通過して接点を閉じるので、側方
被視認発光部では、リードスイッチが接点を閉じる度に
光源の点灯回路が閉成して光源が電池から給電されて点
灯する。そのため、側方被視認発光部は、側方から自車
に接近する車が無灯火である場合や側方から自車に向か
って接近する歩行人に対して、自己発光によって自車の
存在を確実に知らせることができ、側方からの被視認性
が格段に向上して交通安全上極めて好ましいものとな
る。また、側方被視認発光部は、走行時のみ車輪の1回
転毎に光源を僅かな時間のみ点灯させるだけであるか
ら、この光源の点滅によって側方からの被視認性を効果
的に確保しながらも電池を効率的に使用できる。
【0011】第3の発明に係る自転車用照明システム
は、自転車の本体部に配設されたマグネットと、車輪に
取り付けられた側方被視認発光部とを備えてなり、前記
側方被視認発光部は、側方へ光照射する光源と、前記マ
グネットと共に発電機構部を構成する鉄心および前記鉄
心に巻回された巻線と、前記車輪の回転に伴い前記マグ
ネットに近接する毎に前記巻線に発生する誘導起電力に
よって充電し、且つ放電により前記光源を点灯させる電
解コンデンサとを備えて構成されている。
【0012】この自転車用照明システムでは、自転車を
走行させると、車輪が1回転する毎に側方被視認発光部
の鉄心およびこれに巻回された巻線がマグネットに近接
しながら通過して、巻線にはファラデーの電磁誘導の法
則によって誘導起電力が発生し、この誘導起電力で電解
コンデンサを充電する。この電解コンデンサの充電電荷
は、側方被視認発光部が車輪の回転に伴いマグネットか
ら離れた時点で放電されて光源に給電するので、光源が
自動的に点灯する。このように、車輪に取り付けられて
一体回転する側方被視認発光部は、車輪が1回転する毎
のタイミングで光源が点灯を繰り返して側方に光照射す
るので、受動的な反射板とは異なり、無灯火で側方から
自車に接近する車や側方から自車に向かって接近する歩
行人に対して、自己発光によって自車の存在を確実に知
らせることができ、交通安全上極めて好ましいものとな
る。
【0013】また、側方被視認発光部は、鉄心および巻
線と本体部のマグネットとによる発電機作用によって光
源を点灯させるので、駆動電源としての電池が不要とな
り、長期にわたり経済的に使用できる。しかも、上記発
電機作用は、従来の前車輪の回転によるダイナモの転動
によって発電力を得る方式とは異なり、側方被視認発光
部が単に固着されているだけの車輪を人力で回転させて
機械系から電気系へのエネルギ変換を行うものであり、
ダイナモの場合のような車輪を回転させるのに大きな人
力エネルギを必要としない。
【0014】第4の発明に係る自転車用照明システム
は、自転車の本体部に配設された照明部と、車輪の取り
付けられた側方被視認発光部とを備えてなり、前記側方
被視認発光部は、側方へ光照射する光源と、前記光源の
駆動電源の電池と、前記照明部に備えたマグネットと共
に前記車輪の回転検出センサを構成して前記車輪の回転
に伴い前記マグネットに近接する毎にオンすることによ
り前記電池から前記光源へ給電する点灯回路を閉成する
リードスイッチと、前記リードスイッチのオン時に前記
電源から給電されて信号発信する無線発信部とを備えて
構成され、前記照明部は、前記マグネットと、周囲の明
暗を検出する照度センサと、走行方向前方へ光照射する
電球と、駆動電源の電池と、前記無線発信部からの無線
信号の受信時に回転検出信号を出力する無線受信部と、
前記照度センサと前記無線受信部とから各々出力される
検出信号に基づき周囲が所定の照度以下の状況で、且つ
走行状態時において前記電球を点灯させる点灯制御回路
とを備えて構成されている。
【0015】この自転車用照明システムでは、車輪の回
転検出を無線信号の送受信によって側方被視認発光部か
ら照明部に伝達するので、無線発信部と無線受信部とは
相互に精密な位置合わせすることなく設けることができ
る。そのため、特に、無線受信部を有する照明部は、そ
の取付位置の自由度が格段に向上して、例えば、前かご
に取り付けてファッション性を高めたり、ハンドルに取
り付けて走行中においても電源スイッチを容易に操作で
きる構成としたりすることができる。さらに、照明部の
取付位置の自由度が向上したことにより、照明部として
だけでなく同一構成をテールランプやスピードメータの
バックライト装置として利用することも容易に可能とな
る。また、この自転車用照明システムでは、無線発信部
と無線受信部とによって車輪の回転検出伝達部を構成し
ているので、暗い所を走行する必要時のみ前方照明部の
電球を自動的に点灯させて対象物の視認性を確保し、且
つ不必要となったときに自動的に消灯させることができ
るので、照明部の電池を極めて効率良く使用することが
できる。
【0016】第5の発明に係る自転車用照明システム
は、自転車の本体部に配設された照明部と、車輪に取り
付けられた側方被視認発光部とを備えてなり、前記側方
被視認発光部は、側方へ光照射する光源と、前記照明部
に備えたマグネットが前記車輪の回転に伴い近接する毎
に駆動して前記光源に点灯用の駆動電力を供給する駆動
電源部とを備えて構成され、前記照明部は、前記マグネ
ットと、周囲の明暗を検出する照度センサと、走行方向
前方へ光照射する電球と、駆動電源の電池と、前記車輪
の回転に伴い近接する前記光源の出射光を受光できる位
置に配設されて受光時に回転検出信号を出力する光電変
換素子と、前記照度センサと前記光電変換素子とから各
々出力される検出信号に基づき周囲が所定の照度以下の
状況で、且つ走行状態時において前記電球を点灯させる
点灯制御回路とを備えて構成されている。
【0017】この自転車用照明システムでは、側方被視
認発光部の光源の発光は車輪の1回転毎に照明部の光電
変換素子に受光され、点灯制御回路部には、光電変換素
子から車輪の1回転毎に回転検出信号が入力される。そ
のため、この自転車用照明システムでは、側方被視認発
光部の光源による自己発光を利用する簡素化した構成に
より、暗い所を走行する必要時のみ照明部の電球を自動
的に点灯させて対象物の視認性を確保し、且つ不必要と
なったときに自動的に消灯させることができるので、照
明部の電池を極めて効率良く使用することができる。
【0018】また、第2または第3の発明において、側
方被視認照明部に設けられたマグネットと車輪の回転に
伴う前記マグネットの回動軌跡に近接する配置で照明部
に設けられたリードスイッチとにより車輪の回転検出セ
ンサが構成され、照明部に、周囲の明暗を検出する照度
センサと、前記照度センサと前記リードスイッチとから
各々出力される検出信号に基づき周囲が所定の照度以下
で、且つ走行状態時において前記電球を電池からの給電
により点灯させる点灯制御回路とを備えている構成とす
ることもできる。
【0019】これにより、回転検出センサの取り付けに
際しては、マグネットとリードスイッチとを車輪の回転
に伴い近接するように位置決めするだけでよく、投光と
受光とによる回転検出センサを設置する場合における光
軸合わせの調整が不要となる利点がある。また、回転検
出センサは、側方被視認発光部における光源の点灯制御
回路とは独立しているので、側方被視認発光部の光源が
何らかの原因で不点灯となっても、照明部の電球を確実
に点灯させて対象物の視認性を確保することができる。
【0020】また、第3の発明において、側方被視認発
光部に、光源の点灯時に電解コンデンサから給電されて
信号発信する無線発信部を設け、照明部に、前記無線発
信部からの無線信号の受信時に回転検出信号を点灯制御
回路に対し出力する無線受信部を設け、前記点灯制御回
路部を、前記無線受信部と照度センサとから各々出力さ
れる検出信号に基づき周囲が所定の照度以下で、且つ走
行状態時において電球を点灯させる構成とすることもで
きる。
【0021】これにより、側方被視認発光部から照明部
への車輪の回転検出の伝達を無線信号の送受信によって
行えるので、無線発信部と無線受信部とは相互に位置合
わせすることなく取り付けることができる。そのため、
特に、無線受信部を有する照明部は、その取付位置の自
由度が格段に向上して、例えば、前かごに前方照明用と
して取り付けてファッション性を高めたり、ハンドルに
取り付けて走行中においても電源スイッチを容易に操作
できる構成とすることができる。しかも、無線発信部を
発電機構部の誘導起電力によって駆動させるので、電池
により無線発信部を駆動させる場合に比較して経済的で
ある。さらに、照明部と同一構成をテールランプやスピ
ードメータのバックライト装置として利用することも容
易に可能となる。
【0022】第6の発明に係る自転車用照明システムで
は、自転車の本体部に配設された照明部と、車輪に取り
付けられた側方被視認発光部とを有し、前記照明部は、
周囲の明暗を検出する照度センサと、走行方向前方へ光
照射する電球と、駆動電源の電池と、光電変換素子と、
点灯制御回路部とを備え、前記側方被視認発光部は、側
方へ光照射する光源と、前記光源の駆動電源の電池と、
車輪の回転による振動を受けて回転検出信号を出力する
振動センサと、前記回転検出信号の入力時にオンするこ
とにより前記電池から前記光源への給電回路を閉成して
前記光源を点灯させるスイッチング手段とを備え、前記
光電変換素子が、前記車輪の回転に伴い近接する前記光
源の出射光を受光できる位置に配置されて受光時に回転
検出信号を出力し、前記点灯制御回路部が、前記光電変
換素子と前記照度センサとから各々出力される検出信号
に基づき周囲が所定の照度以下の状況で、且つ走行状態
時において前記電球を点灯させるように構成されてい
る。
【0023】この自転車用照明システムでは、自転車を
走行させると、振動センサが車輪の回転を検出してスイ
ッチング手段をオンさせることにより、光源の点灯制御
回路が閉成されて光源が電池から給電されて点灯する。
一方、照明部では、光電変換素子が光源の出射光を受光
して点灯制御回路部に対し回転検出信号を出力すること
により、点灯制御回路部が暗い所を走行時に電球を自動
点灯させる。この自転車用照明システムでは、側方被視
認発光部に振動センサを設けたことによって照明部にマ
グネットを設ける必要がないので、照明部と側方被視認
発光部とは、光電変換素子と光源との光軸を合わせるだ
けの相対位置関係で取り付けることができる利点があ
る。
【0024】第2ないし第6の発明において、側方被視
認発光部の光源として発光ダイオードを用いるととも
に、前記発光ダイオードが、これの発光光線を側方へ拡
散照射する拡散ケースで覆われている構成とすることが
好ましい。
【0025】これにより、光源として省電力の発光ダイ
オードを用いるので、電池や発電力などの電力を効率化
に利用して側方被視認発光部を自己発光させることがで
きる。また、発光ダイオードの発光光線を拡散ケースに
よって拡散照射するので、自車の側方だけでなく、自車
のほぼ周囲全体に対する被視認性を確保することができ
る。
【0026】また、第1ないし第6の発明において、照
明部は、前方照射用の電球を電池から給電して点灯させ
るように構成することもできる。
【0027】さらに、第1ないし第6の発明において、
照明部は、スピードメータのバックライトを電池から給
電して点灯させるように構成することもできる。
【0028】さらにまた、第1ないし第6の発明におい
て、照明部は、テールランプを電池から給電して点灯さ
せるように構成することもできる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態に係る自転車用照明システムを装備
した自転車1を示す斜視図である。この自転車用照明シ
ステムは、自転車1の本体部を構成するフロントフォー
ク2に取り付けられた前方照明部3Aと、前車輪4のフ
ロントスポーク7に取り付けられて前車輪4と一体に回
転する側方被視認性部材8とを備えて構成されている。
【0030】図2は上記自転車用照明システムの電気系
を示すブロック構成図である。前方照明部3Aは、発電
ランプを用いずに、照明光源としての豆電球9を駆動電
源となる電池10により点灯させるようになっている。
豆電球9の点灯制御回路部11は単安定回路12と増幅
回路13とによって構成されている。単安定回路12
は、この実施の形態において再トリガーが可能な単安定
マルチバイブレータであり、例えば、C-MOS IC4528また
は4538、或いは他のICまたはトランジスタを用いて構成
できる。
【0031】上記単安定回路12は周知のデイライトス
イッチ(照度センサ)14と回転検出センサ20とから
各々出力される検出信号に基づき豆電球9の点灯を制御
する。デイライトスイッチ14は、受光照度が明るい
時、例えば50Lx以上の時に単安定回路12を作動させる
ための検出信号を出力せず、且つ受光照度が例えば50Lx
以下の暗い時に照度検出信号を出力して単安定回路12
を作動させるよう機能する。
【0032】一方、側方被視認性部材8は、図1に示す
ように、反射板17にマグネット18を一体化した一体
物からなり、前車輪4のフロントスポーク7に固着され
ている。これに対し、前方照明部3Aには、上記マグネ
ット18と共に回転検出センサ20を構成するリードス
イッチ19が、前車輪4の回転時におけるマグネット1
8の回動軌跡に近接対向する配置で設けられている。こ
のリードスイッチ19とマグネット18とは、自転車1
が走行中または停止中の何れであるか検出する非接触形
の回転検出センサ20を構成している。
【0033】つぎに、上記自転車用照明システムの作用
について説明する。夜間の走行に際しては、先ず、前方
照明部3Aの電源スイッチ21をオンする。そして、自
転車1を走行させると、前車輪4が1回転する毎に側方
被視認性部材8のマグネット18の磁束が前方照明部3
Aのリードスイッチ19を横切るので、リードスイッチ
19の一対のリードが磁化されることによって互いに吸
引接触して接点を閉じ、その度にリードスイッチ19か
ら単安定回路12に回転検出信号としてのパルスが入力
される。単安定回路12は、パルスが入力する毎に、出
力が一定時間、例えば10秒間ハイレベルとなり、その10
秒以内に次のパルスが1つ以上入力されたときに出力を
ハイレベルに維持し、パルスが入力した時点から次のパ
ルスが入力することなく10秒が経過したときに、出力が
ローレベルに変わる。
【0034】したがって、自転車1を走行し続けている
ときは、単安定回路12の出力がハイレベルを維持し、
そのハイレベル信号を増幅回路13で増幅して豆電球9
が点灯される。この豆電球9の点灯状態で走行中におい
て商店街などに入った場合には、外部からの受光照度が
50Lx以上となったときに、デイライトスイッチ14によ
って単安定回路12の作動が停止され、直ちに豆電球9
が消灯する。また、信号待ちのように比較的暗い所で自
転車1を一時停車させた場合には、デイライトスイッチ
14が単安定回路12を作動状態に保つので、停車前に
リードスイッチ19から単安定回路12にパルスが入力
した時点から次のパルスが入力することなく10秒が経過
するまでの間だけ豆電球9が点灯され、その後に豆電球
9が自動的に消灯される。
【0035】したがって、この自転車用照明システムで
は、反射板17にマグネット18を一体化した単一部材
からなる側方被視認性部材8を前車輪4に取り付けるの
みの簡単な構成としながらも、暗い所を走行するときと
一時停車したのちの僅かな一定時間との必要時のみ豆電
球9を自動的に点灯させ、且つ不必要となったときに自
動的に消灯させるので、電池10を極めて効率良く使用
することができる。その上に、側方被視認性部材8は、
自己発光機能を有していないが、従来と同様に側方から
接近する車のヘッドランプやヘッドライトの光を反射板
17で反射するので、これらの車に自車の存在を知らせ
ることができる。
【0036】なお、この自転車用照明システムでは、デ
イライトスイッチ14を備えていることから、電源スイ
ッチ21を常にオン状態としても、受光照度が50Lx以下
に暗くならない限り豆電球9が自動点灯されず、電池1
0の消耗を確実に防止できる。但し、駐車場などでは電
源スイッチ21をオフにしておくことが好ましく、それ
により、夜間において不用意に自転車を動かされること
による電池10の消耗を防止できる。
【0037】図3は本発明の第2の実施の形態に係る自
転車用照明システムの電気系を示すブロック構成図であ
り、同図において、図2と同一若しくは同等のものには
同一の符号を付してその説明を省略し、つぎに、図2と
相違する構成についてのみ説明する。この自転車用照明
システムでは、第1の実施の形態の回転検出センサ20
の配置とは逆に、マグネット18を前方照明部3Bに取
り付け、且つリードスイッチ19を側方被視認発光部2
2Aに取り付けて、第1の回転検出センサ25が構成さ
れている。また、前車輪4のフロントスポーク7には、
第1の実施の形態における側方被視認性部材8に代え
て、側方被視認発光部22Aが取り付けられている。
【0038】この側方被視認発光部22Aは、両側方へ
それぞれ被視認性の光を自己発光する発光ダイオード2
3,24が設けられており、この両ダイオード23,2
4の点灯制御回路は、駆動電源の電池27、増幅回路2
8、電源スイッチ29および第1の回転検出センサ25
のリードスイッチ19によって構成されている。一方、
自転車1の走行状態を検出して前車輪4が1回転する毎
に前方照明部3Bにおける単安定回路12にパルスを入
力するための第2の回転検出センサ26は、2個の発光
ダイオード23,24のうちの側方被視認発光部22A
側に向けて光照射する発光ダイオード24と、上記前方
照明部3Bにおいて上記発光ダイオード24の発光を受
光できる位置と向きに配設された光電変換素子30とに
より構成されている。光電変換素子30としては、この
実施の形態ではフォトトランジスタを例示しているが、
フォトセルやフォトダイオードなどの光を電気信号に変
換できるものであればよい。
【0039】つぎに、上記自転車用照明システムの作用
について説明する。夜間の走行に際しては、前方照明部
3Bの電源スイッチ21および側方被視認発光部22A
の電源スイッチ29を各々オンする。そして、自転車1
を走行させると、前車輪4が1回転する毎に側方被視認
発光部22Aのリードスイッチがマグネット18の近接
位置を通過して、マグネット18の磁束中をリードスイ
ッチ19が横切るので、リードスイッチ19の一対のリ
ードが接点を閉じる。側方被視認発光部22Aでは、上
記リードスイッチ19が接点を閉じる度に両発光ダイオ
ード23,24の点灯制御回路が閉成され、両発光ダイ
オード23,24が電池27から給電されて共に点灯す
る。すなわち、両発光ダイオード23,24は、前車輪
4の1回転に1回の割合で点滅する。
【0040】このように、前車輪4に取り付けられて一
体回転する側方被視認発光部22Aは、前車輪4が1回
転する毎のタイミングで発光ダイオード23,24が点
灯を繰り返し、且つ2個の発光ダイオード23,24が
互いに異なる側方に光照射するようになっているので、
側方から自車に接近する車が無灯火である場合や側方か
ら自車に向かって接近する歩行人に対して、受け身的な
反射板17とは異なり、自己発光によって自車の存在を
確実に知らせることができ、両側方からの被視認性が格
段に向上して交通安全上極めて好ましいものとなる。
【0041】この側方被視認発光部22Aは、走行時の
み前車輪4の1回転毎に発光ダイオード23,24を僅
かな時間のみ点灯させるだけであるから、電池27を効
率的に使用できる。そのため、側方被視認発光部22A
の光源としては、この実施の形態において省電力の発光
ダイオード23,24を用いているが、これに代えて豆
電球9を用いるようにしても、電池27を比較的長期間
使用することができる。
【0042】また、側方被視認発光部22Aにおける一
方の発光ダイオード24の発光は前車輪4の1回転毎に
光電変換素子30に受光される。それにより、単安定回
路12には、光電変換素子30から前車輪4の1回転毎
にパルスが入力されるから、前方照明部3Bは、第1の
実施の形態における前方照明部3Aと同様に動作する。
すなわち、自転車1を走行し続けているときは、単安定
回路12の出力がハイレベルを維持して豆電球9が点灯
され、この豆電球9の点灯状態で走行中において明るい
所に入った場合には、デイライトスイッチ14によって
単安定回路12の作動が停止して豆電球9が直ちに消灯
する。また、比較的暗い所で自転車1を一時停車させた
場合には、10秒が経過するまでの間だけ豆電球9が点灯
され、その後に豆電球9が自動的に消灯される。したが
って、前方照明部3Bは、側方被視認発光部22Aによ
る自己発光を利用する簡素化した構成によって電池10
を極めて効率良く使用することができる。
【0043】図4は本発明の第3の実施の形態に係る自
転車用照明システムをその一部を横切断して示した概略
平面図である。同図において、電気系が第2の実施の形
態と同一構成となった前方照明部3Bは、これの詳細を
図5において後述するので、側方被視認発光部22Bと
関連する部材のみを図示してある。すなわち、図4の前
方照明部3Bは、後述するケース蓋を取り外した状態を
示してあり、外体ケース31内部の前方側(図の下方
側)に配置された回路基板32に、反射鏡33の基部が
固定され、且つ上述の光電変換素子30を内蔵した受光
部34が側方被視認発光部22Bの発光ダイオード24
の発光を受光できる向きに配置されて取り付けられてい
る。反射鏡33の内部中央には光源としての豆電球9が
配設されているとともに、反射鏡33の前部にはレンズ
キャップ37が嵌め込み固定されている。また、受光部
34の近傍箇所には、マグネット18が側方被視認発光
部22Bに近接対向する配置で固着されている。したが
って、図3で電気系を図示した第2の実施の形態の前方
照明部3Bも上述と同様の構成になっている。
【0044】一方、側方被視認発光部22Bの外体ケー
ス38は、ケース本体39とケース蓋40とがパッキン
(図示せず)を介在して互いに水密に組み合わされた構
成になっている。この外体ケース38は、ケース本体3
9が取付部材41によって図1の前車輪4の一方側のフ
ロントスポーク7に固着され、且つケース蓋40が両端
側の調整ねじ42によってケース本体39から離間する
方向に付勢されて、他方側のフロントスポーク7に押し
付けられて固着されている。
【0045】外体ケース38の内部には、巻線44が巻
回された鉄心43が、前方照明部3Bのマグネット18
に近接しながら通過できる配置でケース蓋40の内面に
固着されている。また、外体ケース38の内部に設けら
れた回路基板48には、2個の発光ダイオード23,2
4が互いに異なる側方に向け光照射できる配置で取り付
けられ、これら発光ダイオード23,24はそれぞれ個
別の拡散ケース49,50で覆われている。ケース本体
39およびケース蓋40には、各拡散ケース49,50
にそれぞれ対応する箇所に光放射窓51,52が設けら
れている。
【0046】図5は上記前方照明部3Bを示す分解斜視
図である。図4に示した外体ケース31は、ケース本体
31aとケース蓋31bとによって形成されており、図
4にはケース蓋31bを取り外した状態を示してある。
この外体ケース31の後方に設けられた電池蓋53は樹
脂ボルト54によって外体ケース31に取り付けられて
おり、ケース本体31a内に収容した電池(図示せず)
の交換に際しては、樹脂ボルト54を緩めて電池蓋53
を取り外すことにより行われる。
【0047】外体ケース31の前方側には着脱可能な嵌
め込み構造によってレンズキャップ37および反射鏡3
3が取り付けられ、反射鏡33の中心位置に保持された
電球受け57には豆電球9が嵌入され、レンズキャップ
37を外体ケース31から引き抜くと、レンズキャップ
37の他に反射鏡33を取り外すことができ、この状態
で豆電球9を交換することができる。また、ケース本体
31a内には、制御回路や発振回路などを構成した回路
基板32および回路基板32の前方を保護する基板保護
板58が設けられ、回路基板32の後方には、電池を中
継するとともに豆電球9への電源供給手段である電球ス
プリング59、電球受け57を固定する絶縁板60、内
蔵した上述のデイライトスイッチ14を保護して下方に
向けられた受光レンズ部61、上述のマグネット18お
よび電源スイッチ62などが配設されている。
【0048】図6は上記第3の実施の形態の自転車用照
明システムの電気系を示すブロック構成図である。同図
において、図1ないし図5と同一若しくは同等のものに
は同一の符号を付して、その説明を省略する。前方照明
部3Bは、図3に示した第2の実施の形態の自転車用照
明システムにおける前方照明部3Bと同一の電気回路構
成になっている。一方、側方被視認発光部22Bにおけ
る発光ダイオード23,24の点灯制御回路は、鉄心4
3に巻回された巻線44、逆流防止用ダイオード63、
巻線44に発生する誘導起電力を充電する電解コンデン
サ64、電源スイッチ62および負荷抵抗68によって
構成されている。前方照明部3Bのマグネット18と側
方被視認発光部22Bの鉄心43および巻線44とは、
発電機構部35を構成しており、この発電機構部35は
回転検出センサをも兼ねている。また、回転検出センサ
26は、図3の第2の回転検出センサ26と同一のもの
であって、側方被視認発光部22Bの発光ダイオード2
4と前方照明部3Bの光電変換素子30とにより構成さ
れている。
【0049】つぎに、この自転車用照明システムの作用
について説明する。夜間の走行に際しては、前方照明部
3Bの電源スイッチ21および側方被視認発光部22B
の電源スイッチ62を各々オンする。そして、自転車1
を走行させると、前車輪4が1回転する毎に側方被視認
発光部22Bの鉄心43およびこれに巻回された巻線4
4がマグネット18の近接位置を通過する。そのため、
巻線44にはファラデーの電磁誘導の法則によって誘導
起電力が発生する。図7に示すように、誘導起電力EO
は発光ダイオード23,24の順方向電圧VF よりもは
るかに高い電圧を有し、この電圧が電解コンデンサ64
を充電する。この電解コンデンサ64の充電電荷は、側
方被視認発光部22Bが前車輪4の回転に伴いマグネッ
ト18から離れた時点で放電されて、負荷抵抗68を通
じて両発光ダイオード23,24に給電され、両発光ダ
イオード23,24が自動的に点灯する。この発光ダイ
オード23,24の発光光線は、拡散ケース49,50
により拡散されて周囲に照射される。
【0050】このように、前車輪4に取り付けられて一
体回転する側方被視認発光部22Bは、第2の実施の形
態と同様に、前車輪4が1回転する毎のタイミングで発
光ダイオード23,24が点灯を繰り返し、且つ2個の
発光ダイオード23,24が互いに異なる側方に照射さ
れるようになっているので、受動的な反射板17とは異
なり、無灯火で側方から自車に接近する車や側方から自
車に向かって接近する歩行人に対して、自己発光によっ
て自車の存在を確実に知らせることができる上に、拡散
ケース49,50によって発光ダイオード23,24の
発光光線を拡散照射するので、自車の両側方だけでなく
ほぼ周囲全体に対する被視認性が格段に向上して、交通
安全上極めて好ましいものとなる。
【0051】上記側方被視認発光部22Bは、鉄心43
および巻線44とマグネット18とによる発電機作用に
よって発光ダイオード23,24を点灯させるので、駆
動電源としての電池が不要となり、長期にわたり経済的
に使用できる。しかも、上記発電機作用は、従来の前車
輪によるダイナモの転動によって発電力を得る方式とは
異なり、側方被視認発光部22Bが単に固着されている
だけの前車輪4を人力で回転させて機械系から電気系へ
のエネルギ変換を行うものであり、ダイナモの場合のよ
うな車輪を回転させるのに大きな人力エネルギを必要と
しない。なお、この実施の形態では、側方被視認発光部
22Bの発光ダイオード23,24を発電機作用で点灯
させるので、電源スイッチ62を常時オン状態として
も、第2の実施の形態のような電池の消耗などの損失を
招かないが、無用な点灯を防止して各部材の長寿命化を
図るために、夜間走行時のみ電源スイッチ62をオンす
るようにするのが好ましい。
【0052】また、発電機構部35を構成するマグネッ
ト18と鉄心43および巻線44などは、低消費電力の
発光ダイオード23,24を点灯させるものであるか
ら、従来の豆電球を点灯させるためのダイナモに比較し
て形状を小さくできる。実測値を示すと、発光ダイオー
ド23,24に3.0 Vを印加して点灯させる場合には、
マグネット18の必要有効磁束が715 (maxwel
l)となり、漏洩磁束を30%とすれば、マグネット18
の磁束として1100(maxwell)程度が必要となる
が、6Vで3Wのダイナモの場合には4800(maxwe
ll)の磁束を必要とするので、上記のダイナモに比較
して1/4程度の大きさのマグネット18を用いること
ができ、磁束鎖交数の時間的変化によって巻回数が決定
する巻線44は、上記のダイナモに比較して1/2程度
の大きさでよい。また、マグネット18として異方性な
どの磁束の多いものを用いれば、巻線44を上記のダイ
ナモに比較して1/3〜1/4程度に小型化することが
容易に可能となり、これを収容する外体ケース31を小
型化でき、フロントスポーク7などに支障なく取り付け
ることができる。
【0053】また、回転検出センサ26において、側方
被視認発光部22Bの一方の発光ダイオード24の発光
は前車輪4の1回転毎に前方照明部3Bの光電変換素子
30に受光部34を通じて受光される。それにより、単
安定回路12には、光電変換素子30から前車輪4の1
回転毎にパルスが入力されるから、前方照明部3Bは、
第1および第2の実施の形態における前方照明部3Aと
同様に動作する。
【0054】すなわち、自転車1を走行し続けていると
きは、単安定回路12の出力がハイレベルを維持して豆
電球9が点灯され、この豆電球9の点灯状態で走行中に
おいて明るい商店街などに入った場合には、デイライト
スイッチ14によって単安定回路12の作動が停止して
豆電球9が直ちに消灯する。また、比較的暗い所で自転
車1を一時停車させた場合には、10秒が経過するまでの
間だけ豆電球9が点灯され、その後に豆電球9が自動的
に消灯される。したがって、この自転車用照明システム
においても、側方被視認発光部22Bの発光ダイオード
23,24の発光を利用する簡素化した構成によって前
方照明部3Bの電池10を極めて効率良く使用すること
ができる。
【0055】図8は本発明の第4の実施の形態に係る自
転車用照明システムの電気系を示すブロック構成図であ
る。同図において、図1ないし図7と同一若しくは同等
のものには同一の符号を付してその説明を省略する。こ
の自転車用照明システムは、第3の実施の形態の自転車
用照明システムの変形例であって、図6と相違する点
は、図6の回転検出センサ26に代えて、図2に示した
第1の実施の形態と同様に、側方被視認発光部22Cの
マグネット18と前方照明部3Cのリードスイッチ19
とによって構成された回転検出センサ20を設けた構成
のみである。
【0056】したがって、この自転車用照明システムで
は、自転車の走行を発電機構部35で検出して、この発
電機構部35の巻線44に発生した誘導起電力によって
発光ダイオード23,24を自動的に点灯させる。この
発電機構部35によって自転車の走行を検出して発光ダ
イオード23,24を自己発生させる作用とは別に、回
転検出センサ20では、自転車1の走行に伴って前車輪
4が1回転する毎に側方被視認発光部22Cのマグネッ
ト18の磁束が前方照明部3Cのリードスイッチ19を
横切り、その度にリードスイッチ19の接点が閉じて単
安定回路12にパルスが入力される。単安定回路12の
出力は、暗い所を自転車1が走行し続けている限り出力
をハイレベルに維持して豆電球9を点灯させるととも
に、自転車1が停車してから10秒経過後に豆電球9を自
動的に消灯させる。
【0057】この実施の形態の自転車用照明システムで
は、第3の実施の形態と全く同様の効果を得られるのに
加えて、第3の実施の形態における回転検出センサ26
の取り付けに際して発光ダイオード24の発光と受光部
34内の光電変換素子30との光軸合わせの調整が不要
となる利点がある。
【0058】図9は本発明の第5の実施の形態に係る自
転車用照明システムの電気系を示すブロック構成図であ
る。同図において、図1ないし図8と同一若しくは同等
のものには同一の符号を付して、その説明を省略する。
この実施の形態の自転車用照明システムが図8の照明シ
ステムと相違する点は、図8の回転検出センサ20に代
えて、側方被視認発光部22Dの発光ダイオード23,
24の点灯制御回路に介挿接続された無線発信部70
と、前方照明部3Dの単安定回路12に作動用のパルス
を出力するための無線受信部71とを備えてなる回転検
出伝達部69を設けた構成のみである。
【0059】この自転車用照明システムでは、図8の照
明システムと同様に、自転車1の走行を発電機構部35
で検出して、この発電機構部35の巻線44に発生した
誘導起電力で電解コンデンサ64を充電したのちに、電
解コンデンサ64の放電電荷によって発光ダイオード2
3,24を自動的に点灯させる。発光ダイオード23,
24の点灯制御回路に介挿接続されている無線発信部7
0は、発光ダイオード23,24の点灯時毎に給電され
て予め設定された所定の無線信号を断続的に発信する。
前方照明部3Dでは、無線受信部71が無線発信部70
からの無線信号を受信する毎に単安定回路12に対しパ
ルスを出力する。単安定回路12の出力は、暗い所を自
転車1が走行し続けている限り出力をハイレベルに維持
して豆電球9を点灯させるとともに、自転車が停車して
から10秒経過後に豆電球9を自動的に消灯させる。
【0060】この実施の形態の自転車用照明システムで
は、第3および第4の実施の形態と全く同様の効果を得
られるのに加えて、回転検出伝達部69は無線信号の送
受信によって自転車の回転検出の伝達を行う構成である
から、無線発信部70と無線受信部71とは相互に位置
合わせすることなく取り付けることができる。そのた
め、特に、無線受信部71を有する前方照明部3Dは、
その取付位置の自由度が格段に向上して、例えば、前か
ごに取り付けてファッション性を高めたり、ハンドルに
取り付けて走行中においても電源スイッチ21を容易に
操作できる構成とすることができる。さらに、前方照明
部3Dと同一構成をテールランプやスピードメータのバ
ックライト装置として利用することもできる。
【0061】なお、第4および第5の実施の形態では、
発光ダイオード23,24を、前車輪4の回転検出セン
サを兼ねる発電機構部35による誘導起電力によって点
灯させる場合を例示しているが、上記発電機構部35に
代えて、図3に示したと同様の回転検出センサ25で前
車輪4の回転つまり自転車1の走行を検出して電池27
から発光ダイオード23,24に給電する構成を設ける
ようにしてもよい。
【0062】図10は本発明の第6の実施の形態に係る
自転車用照明システムを示すブロック構成図である。同
図において、図1ないし図9と同一若しくは同等のもの
には同一の符号を付して、その説明を省略する。この自
転車用照明システムは、図3の第2の実施の形態の自転
車用照明システムの変形例であって、図3の構成と相違
する点は、図3のマグネット18とリードスイッチ19
からなる回転検出センサ25に代えて、自転車1が走行
状態であることを前車輪4の振動に基づき検出する振動
センサ72を側方被視認発光部22Eに設けるととも
に、側方被視認発光部22Eにおける電池27の給電に
よって点灯する発光ダイオード23,24の点灯制御回
路に、振動センサ72から検出信号を受けてオンされる
スイッチング手段73を介挿接続し、前方照明部3Eか
らマグネット18を削除した構成のみである。振動セン
サ72は、前車輪4の回転に伴う振動を検出できるもの
であればよく、例えば、同心円状の空隙を有する均一磁
界の中をコイルが振動を受けて変位する構造のものなど
を用いることができる。
【0063】したがって、この自転車用照明システムで
は、自転車を走行させると、振動センサ72が前車輪4
の回転を検出してスイッチング手段73をオンさせるこ
とにより、発光ダイオード23,24の点灯制御回路が
閉成され、発光ダイオード23,24が電池27から給
電されて点灯する。一方、前方照明部3Eでは、回転検
出センサ26の光電変換素子30が発光ダイオード24
の出射光を受光して単安定回路12に対しパルスを出力
することにより、単安定回路12の出力が暗い所を走行
時に常にハイレベルとなり、豆電球9が自動点灯され
る。
【0064】この実施の形態では、自転車1の走行時の
み側方被視認発光部22Eの発光ダイオード23,24
と前方照明部3Eの豆電球9とを共に個別の電池10,
27から給電して自動的に点灯させることができる構成
としながらも、第2の実施の形態に比較して前方照明部
3Eにマグネット18を設ける必要がないことから、前
方照明部3Eと側方被視認発光部22Eとは、光電変換
素子30と発光ダイオード24とを位置合わせするだけ
の相対位置関係で取り付けることができる利点がある。
【0065】
【発明の効果】以上のように、第1の発明に係る自転車
用照明システムによれば、反射板にマグネットを一体化
した単一部材からなる側方被視認性部材を車輪に取り付
けるのみの簡単な構成としながらも、暗い所を走行する
必要時のみ電球を自動的に点灯させて対象物の視認性を
確保して、電池を極めて効率良く使用することができる
とともに、側方被視認性部材によって側方からの被視認
性をも確保することができる。
【0066】第2の発明に係る自転車用照明システムに
よれば、車輪が1回転する毎に側方被視認発光部のリー
ドスイッチがマグネットに近接しながら通過して接点を
閉じ、その度に光源の点灯回路が閉成して光源が電池か
ら給電されて点灯する構成としたので、側方被視認発光
部は、側方から自車に接近する車が無灯火である場合や
側方から自車に向かって接近する歩行人に対して、自己
発光によって自車の存在を確実に知らせることができ、
側方からの被視認性が格段に向上して交通安全上極めて
好ましいものとなる。また、側方被視認発光部は、走行
時のみ車輪の1回転毎に光源を僅かな時間のみ点灯させ
るだけであるから、この光源の点滅によって側方からの
被視認性を効果的に確保しながらも電池を極めて効率的
に使用できる。
【0067】第3の発明に係る自転車用照明システムに
よれば、車輪が1回転する毎に側方被視認発光部の鉄心
およびこれに巻回された巻線が前方照明部のマグネット
に近接しながら通過して、巻線に発生した誘導起電力で
電解コンデンサを充電し、且つ電解コンデンサの充電電
荷で光源を自動的に点灯させる構成としたので、側方被
視認発光部は、車輪が1回転する毎のタイミングで光源
が点灯を繰り返して側方に光照射するので、受動的な反
射板とは異なり、無灯火で側方から自車に接近する車や
側方から自車に向かって接近する歩行人に対して、自己
発光によって自車の存在を確実に知らせることができ、
交通安全上極めて好ましいものとなる。また、側方被視
認発光部は、発電機作用によって光源を点灯させるの
で、駆動電源としての電池が不要となり、長期にわたり
経済的に使用できる。しかも、発電機作用は、側方被視
認発光部が単に固着されているだけの車輪を人力で回転
させて機械系から電気系へのエネルギ変換を行うもので
あり、ダイナモの場合のような車輪を回転させるのに大
きな人力エネルギを必要としない。
【0068】第4の発明に係る自転車用照明システムに
よれば、車輪の回転検出を無線信号の送受信によって側
方被視認発光部から照明部に伝達する構成としたので、
無線発信部と無線受信部とを相互に精密な位置合わせす
る必要がないことから、特に、無線受信部を有する照明
部の取付位置の自由度が格段に向上するので、ファッシ
ョン性や電源スイッチの操作性の向上を図ることができ
る。
【0069】第5の発明に係る自転車用照明システムに
よれば、側方被視認発光部の光源の発光を車輪の1回転
毎に照明部の光電変換素子で受光して、光電変換素子か
ら受光毎に車輪の回転検出信号を出力させる構成とした
ので、側方被視認発光部の光源による自己発光を利用す
る簡素化した構成によって必要時のみ照明部の電球を点
灯させることができ、照明部の電池を極めて効率的に使
用できる。
【0070】第6の発明に係る自転車用照明システムに
よれば、側方被視認発光部に設けた振動センサで車輪の
回転を検出してスイッチング手段をオンさせることによ
り、光源の点灯制御回路を閉成して光源を点灯させ、照
明部において、光電変換素子が光源の出射光を受光して
点灯制御回路部に対し回転検出信号を出力する構成とし
たので、照明部の電池を効率的に使用でき、且つ側方被
視認発光部による自己発光で側方の被視認性が格段に向
上する効果を得られるのに加えて、側方被視認発光部に
振動センサを設けたことによって照明部にマグネットを
設ける必要がないので、前方照明部と側方被視認発光部
とは、光電変換素子と光源との光軸を合わせるだけの相
対位置関係で取り付けられる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自転車用照明
システムを装備した自転車を示す斜視図。
【図2】同上自転車用照明システムの電気系を示すブロ
ック構成図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る自転車用照明
システムの電気系を示すブロック構成図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る自転車用照明
システムにおける一部を横切断して示した概略平面図。
【図5】同上自転車用照明システムの前方照明部を示す
分解斜視図。
【図6】同上自転車用照明システムの電気系を示すブロ
ック構成図。
【図7】同上自転車用照明システムにおける側方被視認
発光部に発生する誘導起電力の電圧および発光ダイオー
ドの順方向電圧を示す図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る自転車用照明
システムの電気系を示すブロック構成図。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る自転車用照明
システムの電気系を示すブロック構成図。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る自転車用照
明システムの電気系を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1 自転車 2 フロントフォーク(自転車本体部) 3A〜3E 前方照明部(照明部) 4 前車輪(車輪) 8 側方被視認性部材 9 豆電球(電球) 10 電池 11 点灯制御回路部 14 デイライトスイッチ(照度センサ) 17 反射板 18 マグネット 19 リードスイッチ 20 回転検出センサ 22A〜22E 側方被視認発光部 23,24 発光ダイオード(光源) 25,26 回転検出センサ 27 側方被視認発光部の電池 30 光電変換素子 35 発電機構部 43 鉄心 44 巻線 49,50 拡散ケース 64 電解コンデンサ 70 無線発信部 71 無線受信部 72 振動センサ 73 スイッチング手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 37/02 H05B 37/02 D E

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の本体部に配設された照明部と、
    車輪に取り付けられた側方被視認性部材とを備えてな
    り、 前記側方被視認性部材は反射板にマグネットを一体化し
    た一体物からなり、 前記照明部は、 前記車輪の回転に伴う前記マグネットの回動軌跡の近接
    位置に配設されて前記マグネットと共に前記車輪の回転
    検出センサを構成するリードスイッチと、周囲の明暗を
    検出する照度センサと、走行方向前方へ光照射する電球
    と、駆動電源の電池と、前記照度センサおよび前記リー
    ドスイッチから各々出力される検出信号に基づき周囲が
    所定の照度以下の状況で、且つ走行状態時において前記
    電球を点灯させる点灯制御回路部とを備えて構成されて
    いることを特徴とする自転車用照明システム。
  2. 【請求項2】 自転車の本体部に配設されたマグネット
    と、車輪に取り付けられた側方被視認発光部とを備えて
    なり、 前記側方被視認発光部は、 側方へ光照射する光源と、前記光源の駆動電源の電池
    と、前記マグネットと共に前記車輪の回転検出センサを
    構成して前記車輪の回転に伴い前記マグネットに近接す
    る毎にオンするリードスイッチとを有し、前記リードス
    イッチのオン時に点灯回路が閉成して、前記光源が前記
    電池から給電されて点灯するように構成されていること
    を特徴とする自転車用照明システム。
  3. 【請求項3】 自転車の本体部に配設されたマグネット
    と、車輪に取り付けられた側方被視認発光部とを備えて
    なり、 前記側方被視認発光部は、 側方へ光照射する光源と、前記マグネットと共に発電機
    構部を構成する鉄心および前記鉄心に巻回された巻線
    と、前記車輪の回転に伴い前記マグネットに近接する毎
    に前記巻線に発生する誘導起電力によって充電し、且つ
    放電により前記光源を点灯させる電解コンデンサとを備
    えて構成されていることを特徴とする自転車用照明シス
    テム。
  4. 【請求項4】 自転車の本体部に配設された照明部と、
    車輪に取り付けられた側方被視認発光部とを備えてな
    り、 前記側方被視認発光部は、 側方へ光照射する光源と、前記光源の駆動電源の電池
    と、前記照明部に備えたマグネットと共に前記車輪の回
    転検出センサを構成して前記車輪の回転に伴い前記マグ
    ネットに近接する毎にオンすることにより前記電池から
    前記光源へ給電する点灯回路を閉成するリードスイッチ
    と、前記リードスイッチのオン時に前記電源から給電さ
    れて信号発信する無線発信部とを備えて構成され、 前記照明部は、 前記マグネットと、周囲の明暗を検出する照度センサ
    と、走行方向前方へ光照射する電球と、駆動電源の電池
    と、前記無線発信部からの無線信号の受信時に回転検出
    信号を出力する無線受信部と、前記照度センサと前記無
    線受信部とから各々出力される検出信号に基づき周囲が
    所定の照度以下の状況で、且つ走行状態時において前記
    電球を点灯させる点灯制御回路とを備えて構成されてい
    ることを特徴とする自転車照明システム。
  5. 【請求項5】 自転車の本体部に配設された照明部と、
    車輪に取り付けられた側方被視認発光部とを備えてな
    り、 前記側方被視認発光部は、 側方へ光照射する光源と、前記照明部に備えたマグネッ
    トが前記車輪の回転に伴い近接する毎に駆動して前記光
    源に点灯用の駆動電力を供給する駆動電源部とを備えて
    構成され、 前記照明部は、 前記マグネットと、周囲の明暗を検出する照度センサ
    と、走行方向前方へ光照射する電球と、駆動電源の電池
    と、前記車輪の回転に伴い近接する前記光源の出射光を
    受光できる位置に配設されて受光時に回転検出信号を出
    力する光電変換素子と、前記照度センサと前記光電変換
    素子とから各々出力される検出信号に基づき周囲が所定
    の照度以下の状況で、且つ走行状態時において前記電球
    を点灯させる点灯制御回路とを備えて構成されているこ
    とを特徴とする自転車照明システム。
  6. 【請求項6】 側方被視認照明部に設けられたマグネッ
    トと車輪の回転に伴う前記マグネットの回動軌跡に近接
    する配置で照明部に設けられたリードスイッチとにより
    車輪の回転検出センサが構成され、 前記照明部に、 周囲の明暗を検出する照度センサと、前記照度センサと
    前記リードスイッチとから各々出力される検出信号に基
    づき周囲が所定の照度以下の状況で、且つ走行状態時に
    おいて前記電球を電池からの給電により点灯させる点灯
    制御回路とを備えている請求項2または3に記載の自転
    車用照明システム。
  7. 【請求項7】 側方被視認発光部に、光源の点灯時に電
    解コンデンサから給電されて信号発信する無線発信部が
    設けられ、照明部に、前記無線発信部からの無線信号の
    受信時に回転検出信号を点灯制御回路に対し出力する無
    線受信部が設けられ、 前記点灯制御回路部が、前記無線受信部と周囲の明暗を
    検出する照度センサとから各々出力される検出信号に基
    づき周囲が所定の照度以下の状況で、且つ走行状態時に
    おいて電球を点灯させるように構成されている請求項3
    に記載の自転車用照明システム。
  8. 【請求項8】 自転車の本体部に配設された照明部と、
    車輪に取り付けられた側方被視認発光部とを有し、 前記照明部は、 周囲の明暗を検出する照度センサと、走行方向前方へ光
    照射する電球と、駆動電源の電池と、光電変換素子と、
    点灯制御回路部とを備え、 前記側方被視認発光部は、 側方へ光照射する光源と、前記光源の駆動電源の電池
    と、車輪の回転による振動を受けて回転検出信号を出力
    する振動センサと、前記回転検出信号の入力時にオンす
    ることにより前記電池から前記光源への給電回路を閉成
    して前記光源を点灯させるスイッチング手段とを備え、 前記光電変換素子が、前記車輪の回転に伴い近接する前
    記光源の出射光を受光できる位置に配置されて受光時に
    回転検出信号を出力し、 前記点灯制御回路部が、前記光電変換素子と前記照度セ
    ンサとから各々出力される検出信号に基づき周囲が所定
    の照度以下の状況で、且つ走行状態時において前記電球
    を点灯させるように構成されていることを特徴とする自
    転車用照明システム。
  9. 【請求項9】 側方被視認発光部の光源として発光ダイ
    オードを用いるとともに、前記発光ダイオードが、これ
    の発光光線を側方へ拡散照射する拡散ケースで覆われて
    いる請求項2〜8の何れかに記載の自転車用照明システ
    ム。
  10. 【請求項10】 照明部は、前方照射用の電球を電池か
    ら給電して点灯させるように構成されている請求項1〜
    9の何れかに記載の自転車用照明システム。
  11. 【請求項11】 照明部は、スピードメータのバックラ
    イトを電池から給電して点灯させるように構成されてい
    る請求項1〜9の何れかに記載の自転車用照明システ
    ム。
  12. 【請求項12】 照明部は、テールランプを電池から給
    電して点灯させるように構成されている請求項1〜9の
    何れかに記載の自転車用照明システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008110644A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Shimano Inc 自転車用照明装置
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JP2010183043A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Kazuo Yamada 低電圧電源によるled点灯回路と点灯スイッチを組み込んだ機器
CN108382507A (zh) * 2018-03-29 2018-08-10 五羊—本田摩托(广州)有限公司 一种可快速切换车灯自动控制模式的车灯控制器及控制方法

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CN108382507B (zh) * 2018-03-29 2023-10-31 五羊—本田摩托(广州)有限公司 一种可快速切换车灯自动控制模式的车灯控制器及控制方法

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