JPH068560B2 - タイル先付け用目地棒の製造方法 - Google Patents
タイル先付け用目地棒の製造方法Info
- Publication number
- JPH068560B2 JPH068560B2 JP59236048A JP23604884A JPH068560B2 JP H068560 B2 JPH068560 B2 JP H068560B2 JP 59236048 A JP59236048 A JP 59236048A JP 23604884 A JP23604884 A JP 23604884A JP H068560 B2 JPH068560 B2 JP H068560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hard
- tile
- cut
- plate material
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
[発明の目的] 産業上の利用分野 本発明は、コンクリート又はモルタルを打設する前の型
枠に、タイルを先付けするための目地棒の製造方法に関
するものである。 従来の技術 従来、型枠へのタイル先付け用目地棒としては、実開昭
59−51590号公報に開示されているように、目地
巾に調整した桟木のタイル接触側の片側或いは両側に弾
性部材を設け、該目地棒を型枠に接着してその間にタイ
ルを嵌込むことにより、容易且つ確実にタイルを先付け
するものがあった。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の目地棒は、釘で型枠
に固定しなければならず、また弾性部材とタイルとの間
からモルタルペーストが漏れてタイルの目地側面を汚
し、これを除去するのに多大の労力を要する等の問題点
があった。 本発明は、上記従来の目地棒の問題点を解消するために
なされたもので、その目的とするところは、型枠への取
り付けが容易且つ正確であるばかりでなく、タイル壁面
の仕上げ作業が簡単で総合的にコストダウンとなるタイ
ル先付け用目地棒の製造方法を提供するにある。 [発明の構成] 問題点を解決するための手段 本発明のタイル先付け用目地棒の製造方法は、所定の厚
みを有する硬質板材の一側面に粘着層を貼り付けた後、
該硬質板材を目地の巾に切断して多数本の硬質部材を
得;一方、弾性板材の一側面にフィルムを貼り付けた
後、該弾性板材を上記硬質板材の厚み寸法より僅かに狭
い巾に切断して多数本の弾性部材を得;上記切断された
1本の硬質部材の切断面と、上記切断された1本の硬質
部材のフィルム貼付け側と反対側の面と、を一体的に接
合したことを特徴とするものである。 実施例 次に、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。 第1図において、目地棒1は基本的に硬質部材2と弾性
部材3から成る。該硬質部材2は型枠やタイルへの馴染
みがよい発泡プラスチック(例えば14倍発泡ポリエチ
レン)や合成ゴムがよい。また、上記弾性部材3として
は、例えば発泡エーテル形ウレタン等のように倍率の高
い弾力性プラスチックや合成ゴムを用い、タイルの寸法
誤差や取り付け誤差等を吸収すると共に、取り付たタイ
ルの倒れや脱落を防止するようになっている。 上記硬質部材2の型枠接着側には、離型紙粘着剤から成
る粘着層4を設けてあって、この離型紙を剥がして型枠
に接着するようになっている。尚、上記粘着層4は接着
剤を塗布したものであってもよい。 上記弾性部材2の下側面にはフィルム5が付着してあっ
て、該弾性部材2がタイルに圧着した時、これに密着さ
せるようになている。 また、第1図から明かなように、上記弾性部材3の巾b
を硬質部材2の巾tより僅かに狭くして、その間に約1
mm程度の段部6を形成させるようになっていて、両部
材2,3の寸法誤差及び貼着誤差等を吸収したり、タイ
ル嵌込時に変形した弾性部材3が硬質部材2の面より突
出しないようにして、打設したコンクリートに食い込む
のを防止している。 上記目地棒1は、第2図(A)(B)に示すように、ま
ず硬質部材2の素材であり厚みtを有する硬質板材2′
の一側面に離型紙粘着剤から成る粘着層4′を貼付けて
巾aずつに切断して多数本の硬質部材2を得る。一方、
上記弾性部材3の素材であり厚みt′を有する弾性板材
3′の一側面にフィルム5′を貼付けて巾bずつに切断
して多数本の弾性部材3を得る。切断された上記1本ず
つの硬質部材2と弾性部材3とを第2図(C)及び
(D)の状態にそれぞれ向きを整え、第2図(E)に示
すように、硬質部材2の切断面と、弾性部材3のフィル
ム貼付け側と反対側の面と、を一体的に接合して構成す
る。 次に、上記実施例の目地棒1を使用してタイルの壁面を
構築する方法について説明する。 まず、第3図(A)に示すように、型枠7のタイル割付
け陸墨に合わせて、粘着剤4の離型紙を剥しながら目地
棒1をしごくように張り付けて確実に接着する。 次に、第3図(B)に示すように、タイルTの上面を上
側の目地棒1の弾性部材3に押し当てて、これを押し潰
しながらタイルTの下側を挿入し、下側の目地棒1の硬
質部材2にセットすると、第3図(C)に示すようにタ
イルTは上下の目地棒1,1の間に弾性的に挟まれた状
態で固定される。 続いて、上下の目地棒1,1の間のタイルTの側面に第
4図に示すような硬質部材2の両側に弾性部材3を設
け、その外側面にフィルム5を付設した縦目地棒1′を
セットし、第3図(D)に示すように隣に嵌込んだタイ
ルTとの間に挟みながら、タイルTの位置を調整する。 このようにして、最上段から順次下方にタイルTをセッ
トしたら、第5図に示すように、鉄筋8を組み立てセパ
レータ9を取り付ける。返し型枠7′は衝撃及び振動を
極力押さえてタイルTを取り付けた型枠7に直接衝撃を
加えないように注意して行う。 以上のようにして型枠7,7′の組み付けが完了した
ら、コンクリートを打ち込んで硬化後型枠を解体する。 [発明の効果] (1)硬質板材に粘着層を貼り付けたり、弾性板材にフ
ィルムを貼り付けた後に、切断および一体化するように
したので、極めて簡単かつ迅速に多数本の目地棒を製造
することができるだけでなく、粘着層やフィルムを高精
度に貼り付けることができる。 (2)弾性部材の切断巾を硬質部材の厚み寸法より僅か
に狭く形成して一体化したので、両部材の寸法や貼付け
に多少の誤差が生じても、弾性部材が硬質部材より突出
する虞れがなく、またタイル嵌め込め時に弾性部材が硬
質部材より膨出する恐れがない。その結果、弾性部材が
打設したコンクリートに食い込まれることがないので、
弾性部材が目地部に残る恐れがない。
枠に、タイルを先付けするための目地棒の製造方法に関
するものである。 従来の技術 従来、型枠へのタイル先付け用目地棒としては、実開昭
59−51590号公報に開示されているように、目地
巾に調整した桟木のタイル接触側の片側或いは両側に弾
性部材を設け、該目地棒を型枠に接着してその間にタイ
ルを嵌込むことにより、容易且つ確実にタイルを先付け
するものがあった。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の目地棒は、釘で型枠
に固定しなければならず、また弾性部材とタイルとの間
からモルタルペーストが漏れてタイルの目地側面を汚
し、これを除去するのに多大の労力を要する等の問題点
があった。 本発明は、上記従来の目地棒の問題点を解消するために
なされたもので、その目的とするところは、型枠への取
り付けが容易且つ正確であるばかりでなく、タイル壁面
の仕上げ作業が簡単で総合的にコストダウンとなるタイ
ル先付け用目地棒の製造方法を提供するにある。 [発明の構成] 問題点を解決するための手段 本発明のタイル先付け用目地棒の製造方法は、所定の厚
みを有する硬質板材の一側面に粘着層を貼り付けた後、
該硬質板材を目地の巾に切断して多数本の硬質部材を
得;一方、弾性板材の一側面にフィルムを貼り付けた
後、該弾性板材を上記硬質板材の厚み寸法より僅かに狭
い巾に切断して多数本の弾性部材を得;上記切断された
1本の硬質部材の切断面と、上記切断された1本の硬質
部材のフィルム貼付け側と反対側の面と、を一体的に接
合したことを特徴とするものである。 実施例 次に、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。 第1図において、目地棒1は基本的に硬質部材2と弾性
部材3から成る。該硬質部材2は型枠やタイルへの馴染
みがよい発泡プラスチック(例えば14倍発泡ポリエチ
レン)や合成ゴムがよい。また、上記弾性部材3として
は、例えば発泡エーテル形ウレタン等のように倍率の高
い弾力性プラスチックや合成ゴムを用い、タイルの寸法
誤差や取り付け誤差等を吸収すると共に、取り付たタイ
ルの倒れや脱落を防止するようになっている。 上記硬質部材2の型枠接着側には、離型紙粘着剤から成
る粘着層4を設けてあって、この離型紙を剥がして型枠
に接着するようになっている。尚、上記粘着層4は接着
剤を塗布したものであってもよい。 上記弾性部材2の下側面にはフィルム5が付着してあっ
て、該弾性部材2がタイルに圧着した時、これに密着さ
せるようになている。 また、第1図から明かなように、上記弾性部材3の巾b
を硬質部材2の巾tより僅かに狭くして、その間に約1
mm程度の段部6を形成させるようになっていて、両部
材2,3の寸法誤差及び貼着誤差等を吸収したり、タイ
ル嵌込時に変形した弾性部材3が硬質部材2の面より突
出しないようにして、打設したコンクリートに食い込む
のを防止している。 上記目地棒1は、第2図(A)(B)に示すように、ま
ず硬質部材2の素材であり厚みtを有する硬質板材2′
の一側面に離型紙粘着剤から成る粘着層4′を貼付けて
巾aずつに切断して多数本の硬質部材2を得る。一方、
上記弾性部材3の素材であり厚みt′を有する弾性板材
3′の一側面にフィルム5′を貼付けて巾bずつに切断
して多数本の弾性部材3を得る。切断された上記1本ず
つの硬質部材2と弾性部材3とを第2図(C)及び
(D)の状態にそれぞれ向きを整え、第2図(E)に示
すように、硬質部材2の切断面と、弾性部材3のフィル
ム貼付け側と反対側の面と、を一体的に接合して構成す
る。 次に、上記実施例の目地棒1を使用してタイルの壁面を
構築する方法について説明する。 まず、第3図(A)に示すように、型枠7のタイル割付
け陸墨に合わせて、粘着剤4の離型紙を剥しながら目地
棒1をしごくように張り付けて確実に接着する。 次に、第3図(B)に示すように、タイルTの上面を上
側の目地棒1の弾性部材3に押し当てて、これを押し潰
しながらタイルTの下側を挿入し、下側の目地棒1の硬
質部材2にセットすると、第3図(C)に示すようにタ
イルTは上下の目地棒1,1の間に弾性的に挟まれた状
態で固定される。 続いて、上下の目地棒1,1の間のタイルTの側面に第
4図に示すような硬質部材2の両側に弾性部材3を設
け、その外側面にフィルム5を付設した縦目地棒1′を
セットし、第3図(D)に示すように隣に嵌込んだタイ
ルTとの間に挟みながら、タイルTの位置を調整する。 このようにして、最上段から順次下方にタイルTをセッ
トしたら、第5図に示すように、鉄筋8を組み立てセパ
レータ9を取り付ける。返し型枠7′は衝撃及び振動を
極力押さえてタイルTを取り付けた型枠7に直接衝撃を
加えないように注意して行う。 以上のようにして型枠7,7′の組み付けが完了した
ら、コンクリートを打ち込んで硬化後型枠を解体する。 [発明の効果] (1)硬質板材に粘着層を貼り付けたり、弾性板材にフ
ィルムを貼り付けた後に、切断および一体化するように
したので、極めて簡単かつ迅速に多数本の目地棒を製造
することができるだけでなく、粘着層やフィルムを高精
度に貼り付けることができる。 (2)弾性部材の切断巾を硬質部材の厚み寸法より僅か
に狭く形成して一体化したので、両部材の寸法や貼付け
に多少の誤差が生じても、弾性部材が硬質部材より突出
する虞れがなく、またタイル嵌め込め時に弾性部材が硬
質部材より膨出する恐れがない。その結果、弾性部材が
打設したコンクリートに食い込まれることがないので、
弾性部材が目地部に残る恐れがない。
第1図は本発明方法により製造される目地棒の一実施例
を示す斜視図、第2図は目地棒の製造方法を示す説明
図、第3図は型枠への取り付け方法を示す説明図、第4
図は縦目地棒の実施例を示す斜視図、第5図は型枠を組
み付けた状態の断面図である。 1…目地棒、1′…縦目地棒、2…硬質部材、2′…硬
質板材、3…弾性部材、3′…弾性板材、4,4′…粘
着層、5,5′…フィルム、6…段部、7…型枠、7′
…返し型枠、8…鉄筋、9…セパレータ、T…タイル、
a,b…巾、t,t′…厚み。
を示す斜視図、第2図は目地棒の製造方法を示す説明
図、第3図は型枠への取り付け方法を示す説明図、第4
図は縦目地棒の実施例を示す斜視図、第5図は型枠を組
み付けた状態の断面図である。 1…目地棒、1′…縦目地棒、2…硬質部材、2′…硬
質板材、3…弾性部材、3′…弾性板材、4,4′…粘
着層、5,5′…フィルム、6…段部、7…型枠、7′
…返し型枠、8…鉄筋、9…セパレータ、T…タイル、
a,b…巾、t,t′…厚み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿村 勝 埼玉県上尾市谷津2−1―1―B―1201 (72)発明者 河岡 道顕 神奈川県相模原市渕野辺2―1―30―113 (56)参考文献 実開 昭59−51950(JP,U) 実開 昭57−147933(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】所定の厚みを有する硬質板材の一側面に粘
着層を貼り付けた後、該硬質板材を目地の巾に切断して
多数本の硬質部材を得;一方、弾性板材の一側面にフィ
ルムを貼り付けた後、該弾性板材を上記硬質板材の厚み
寸法より僅かに狭い巾に切断して多数本の弾性部材を
得;上記切断された1本の硬質部材の切断面と、上記切
断された1本の弾性部材のフィルム貼付け側と反対側の
面と、を一体的に接合したことを特徴とするタイル先付
け用目地棒の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59236048A JPH068560B2 (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | タイル先付け用目地棒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59236048A JPH068560B2 (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | タイル先付け用目地棒の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61113960A JPS61113960A (ja) | 1986-05-31 |
JPH068560B2 true JPH068560B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=16994977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59236048A Expired - Lifetime JPH068560B2 (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | タイル先付け用目地棒の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068560B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633742U (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-11 | ||
KR100557228B1 (ko) | 2005-12-02 | 2006-03-10 | 주식회사 행림종합 건축사사무소 | 건축용 규격화된 타일판넬의 부착방법 |
-
1984
- 1984-11-09 JP JP59236048A patent/JPH068560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61113960A (ja) | 1986-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3256872B2 (ja) | 建築物の基礎部分 | |
JPH068560B2 (ja) | タイル先付け用目地棒の製造方法 | |
JPH0432441Y2 (ja) | ||
JPH0436343Y2 (ja) | ||
JP2619223B2 (ja) | コンクリート型枠及び該コンクリート型枠の製造方法 | |
JP3357854B2 (ja) | コンクリート構造物用目地材 | |
JPH0526187Y2 (ja) | ||
JPS6318678Y2 (ja) | ||
JP7398322B2 (ja) | コンクリート構造物の構築方法 | |
JP3404559B2 (ja) | 孔を有する固形ブロック成形用中子 | |
JPS6315487Y2 (ja) | ||
JP3236772B2 (ja) | タイルパネル、その成形型及び製造方法 | |
JPS5810729Y2 (ja) | 中空スラブユニット用中枠 | |
JPS6328791Y2 (ja) | ||
JPH07158261A (ja) | コンクリート型枠の使用方法 | |
JP3334105B2 (ja) | 湿式タイル貼り工法 | |
JPH0140893Y2 (ja) | ||
JPS6246746Y2 (ja) | ||
JPH0314502Y2 (ja) | ||
JPH042263Y2 (ja) | ||
JPH11350780A (ja) | 耐震用スリット材 | |
JPH0727134Y2 (ja) | 人工大理石等の製造に使用する軽量上型 | |
JP2631596B2 (ja) | タイルユニットの製造方法 | |
JPH07195347A (ja) | タイル先付け軽量カーテンウォール用タイル先付けシートの製造方法 | |
JPS61195807A (ja) | U字溝用蓋の製造方法 |