JPH0685569A - 増幅器回路 - Google Patents

増幅器回路

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JPH0685569A
JPH0685569A JP4274781A JP27478192A JPH0685569A JP H0685569 A JPH0685569 A JP H0685569A JP 4274781 A JP4274781 A JP 4274781A JP 27478192 A JP27478192 A JP 27478192A JP H0685569 A JPH0685569 A JP H0685569A
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JP
Japan
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input
amplifier circuit
voltage
differential amplifier
output
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JP4274781A
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Yukio Tanaka
幸男 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力電圧が電源電圧いっぱいまで使用可能な差
動増幅回路を実現する。 【構成】たとえばインバータアンプの出力端子と出力駆
動用のロ形及びp形トランジスタのソース電極それぞれ
の間に負荷抵抗を接続する等の手段により、出力電圧範
囲が入力電圧範囲より圧縮された前置増幅回路を構成
し、その前置増幅回路と公知の差動増幅回路を組合せる
ことにより、全体として入力ダイナミックレンジの広い
差動増幅回路を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体で構成した差動
増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の発達に伴い、演算増幅器や
コンパレータ等がLSI化され種々の電子回路に用いら
れているが、その入力段には差動増幅回路が必要であ
り、CMOS−LSIを例にとると、従来、図1のよう
な構成の回路が用いられていた。図の1Tr1は定電流
源を構成するn形トランジスタであり、2Tr2及び3
Tr3のn形トランジスタで構成される差動増幅器に一
定の電流を供給する働きをする。4Tr4及び5Tr5
は負荷抵抗として使用されているp形トランジスタであ
り、6(+)入力端子と7(−)入力端子に入力された
電圧の差が2Tr2と3Tr3で増幅されて8出力端子
に出力される。10Vdd及び11Vssはそれぞれ正
及び負の電源端子であり、これらの回路は電源電圧Vd
d−Vssのもとで動作している。 したがってこれら
が正常に動作するためには、図1中の全てのノード電圧
は原則としてVdd以下でかつVss以上となっている
必要がある。 さらにLSI中のMOSトランジスタ
は、一般的にはVgs(ゲート・ソース間電圧)の絶対
値がある一定の正の値Vth(スレシュホールド電圧)
を越えないとドレイン電流が流れないいわゆるエンハン
スメント形であるから、6(+)入力及び7(−)入力
の端子にはVssよりも少なくともVth以上、またさ
らに1Tr1のドレイン・ソース間の動作電圧を考慮す
るとそれ以上に高い電圧を入力しないと回路が正常に動
作しないという条件がついていた。Vthは、通常0.
8V程度の値であるから、図1の従来の回路構成では、
Vssから1V程度以上高い入力電圧が必要であり、実
際に使用可能な入力電圧範囲(ダイナミックレンジ)は
Vdd−Vssよりも1V程度低くなってしまうので、
特に電源に低電圧の電池を使用するような用途では問題
となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、入力のダイ
ナミックレンジの低下を防止し、電源電圧いっぱいまで
入力電圧が使用できる差動増幅器を実現することを目的
としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示す従
来の差動増幅回路の(+)及び(−)の入力端子のそれ
ぞれにレベル変換用の前置アンプを接続することによっ
て入力のダイナミックレンジを広げるものである。
【0005】
【作用】すなわちVdd〜Vssの範囲の入力電圧を図
1の差動増幅回路で動作可能な入力電圧範囲に圧縮する
ことにより、前置増幅回路+差動増幅回路の組合せとし
て広入力ダイナミックレンジの増幅回路を実現するもの
である。
【0006】
【実施例】以下図面を使用してこれらを具体的に説明す
る。図2は本発明による前置増幅回路をMOSトランジ
スタを使用してインバータアンプで構成した例を、図3
はその入・出力電圧特性を示したものである。 図2の
21p形トランジスタ及び22n形トランジスタは23
を入力、24を出力端子とした公知のCMOSインバー
タアンプ回路であり、その入・出力電圧特性は図3の3
1に示すとおり、入力電圧がVddとVssのほぼ中間
となる付近で急峻に反転する特性を示す。 しかしなが
ら図2に示すようにインバータアンプの24出力端子と
p形トランジスタのソース(電流供給源電極)との間に
27第1の抵抗素子を、また24出力端子とn形トラン
ジスタのソースとの間に28第2の抵抗素子を接続する
と、図3の32に示すようななだらかな入・出力特性と
なり、33出力電圧範囲は入力電圧に比べてダイナミッ
クレンジが圧縮された形となる。したがって34出力電
圧最小値がたとえば前記「従来技術」の項で説明した1
Vより十分高くなるように図2の各抵抗値やトランジス
タのサイズ等を設定すれば、図2の増幅回路と従来の差
動増幅回路を組合せることにより、全体として広入力ダ
イナミックレンジの差動増幅回路が実現できる。
【0007】以上の説明では、半導体素子としてMOS
トランジスタを、抵抗素子として通常の抵抗素子を使用
した例を示したが、半導体素子としてはたとえばバイポ
ーラトランジスタでももちろん同様に構成できるし、抵
抗素子としては図4に示すようにMOS抵抗を使用する
ことも可能である。また抵抗素子の一端は、半導体素子
の電流供給源電極ではなく、図5に示すように独立した
電圧源又は電流源に接続しても同様な効果を得ることが
できる。前置増幅回路は、最も簡単に構成できる例とし
てCMOSインバータアンプを例にとって説明Lたが、
より複雑な他の形式のアンプでももちろん可能である。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源電圧いっぱいまで入力電圧が使用できる差動増幅回路
が実現できるから、特に低電源電圧動作が要求される端
末装置に使用する演算増幅器やコンパレータ等を入力ダ
イナミックレンジを損うことなく容易に設計することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の差動増幅回路の構成例である。
【図2】本発明による前置増幅回路の構成例である。
【図3】前置増幅回路の入・出力電圧特性である。
【図4】本発明による前置増幅回路の他の構成例(MO
S抵抗使用)である。
【図5】本発明による前置増幅回路の他の構成例(電圧
源又は電流源使用)である。
【符号の説明】
1,2,3,22・・・n形トランジスタ 4,5,21・・・・・p形トランジスタ 6・・・・・・・・・・差動増輻回路の(+)入力端子 7・・・・・・・・・・差動増幅回路の(−)入力端子 8・・・・・・・・・・差動増幅回路の出力端子 9・・・・・・・・・・バイアス電圧入力端子 10,25・・・・・・・Vdd:正の電源端子 11,26・・・・・・・Vss:負の電源端子 23・・・・・・・・・・前置増幅回路の入力端子 24・・・・・・・・・・前置増幅回路の出力端子 27・・・・・・・・・・第1の抵抗素子 28・・・・・・・・・・第2の抵抗素子 29・・・・・・・・・・第1の電圧源又は電流源 30・・・・・・・・・・第2の電圧源又は電流源 31・・・・・・・・・・公知のインバータアンプの入
・出力電圧特性 32・・・・・・・・・・本発明例の前置増幅回路の入
・出力電圧特性 33・・・・・・・・・・出力電圧範囲 34・・・・・・・・・・出力電圧最小値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】「出力端子と出力を駆動するp形半導体素
    子の電流供給源電極との間」あるいは「出力端子と第1
    の電圧源又は電流源との間」に第1の抵抗素子を接続
    し、「出力端子と出力を駆動するn形半導体素子の電流
    供給源電極との間」あるいは「出力端子と第2の電圧源
    又は電流源との間」に第2の抵抗素子を接続したことを
    特徴とする増幅器回路
  2. 【請求項2】差動増幅回路の(+)及び(−)の入力端
    子のそれぞれに「請求項1」の増幅器回路を前置したこ
    とを特徴とする増幅器回路
JP4274781A 1992-09-01 1992-09-01 増幅器回路 Pending JPH0685569A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050833A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Renesas Technology Corp. 増幅回路
JP2018517331A (ja) * 2015-07-10 2018-06-28 ユニスト(ウルサン ナショナル インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー) 3進数論理回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050833A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Renesas Technology Corp. 増幅回路
JP2018517331A (ja) * 2015-07-10 2018-06-28 ユニスト(ウルサン ナショナル インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー) 3進数論理回路

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