JPH0685519A - 無線通信用ホイップアンテナ - Google Patents
無線通信用ホイップアンテナInfo
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- JPH0685519A JPH0685519A JP26073192A JP26073192A JPH0685519A JP H0685519 A JPH0685519 A JP H0685519A JP 26073192 A JP26073192 A JP 26073192A JP 26073192 A JP26073192 A JP 26073192A JP H0685519 A JPH0685519 A JP H0685519A
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- Japan
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- standby
- housing
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 待機用部分と本体部分とを使い分けることの
できる利点を失うことなく、しかもホイップアンテナの
伸長時にあってもアンテナの無効長部分が発生しないよ
うにする。 【構成】 筐体から出退可能な本体部分５と、本体部分
の遊端部に設けられ本体部分を筐体内に収納したときに
筐体の外面に隣接した位置を占めるローディングコイル
８、口金７等からなる待機用部分とからホイップアンテ
ナを構成し、本体部分を筐体内に収納したときには待機
用部分に、本体部分を筐体外に伸長させたときには本体
部分にそれぞれ筐体内の回路を接続するためのブッシン
グ２からなる接続手段と、本体部分を筐体内に収納した
ときには、待機用部分を本体部分から切り離すための手
段とを設ける。これによって、通話時に於いても待機用
部分を本体部分の一部として有効に活用することがで
き、アンテナの無効長を解消することができ、規制され
た有効長さを全て使用できる。
できる利点を失うことなく、しかもホイップアンテナの
伸長時にあってもアンテナの無効長部分が発生しないよ
うにする。 【構成】 筐体から出退可能な本体部分５と、本体部分
の遊端部に設けられ本体部分を筐体内に収納したときに
筐体の外面に隣接した位置を占めるローディングコイル
８、口金７等からなる待機用部分とからホイップアンテ
ナを構成し、本体部分を筐体内に収納したときには待機
用部分に、本体部分を筐体外に伸長させたときには本体
部分にそれぞれ筐体内の回路を接続するためのブッシン
グ２からなる接続手段と、本体部分を筐体内に収納した
ときには、待機用部分を本体部分から切り離すための手
段とを設ける。これによって、通話時に於いても待機用
部分を本体部分の一部として有効に活用することがで
き、アンテナの無効長を解消することができ、規制され
た有効長さを全て使用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は筐体から出退可能な無線
通信用ホイップアンテナに関し、特に本体部分と待機用
部分とを有し、待機用部分を本体部分の延長部として、
通話時にあっても待機用部分を有効に利用し得る改良さ
れた無線通信用ホイップアンテナに関する。
通信用ホイップアンテナに関し、特に本体部分と待機用
部分とを有し、待機用部分を本体部分の延長部として、
通話時にあっても待機用部分を有効に利用し得る改良さ
れた無線通信用ホイップアンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、携帯用電話機などの無線通信用
アンテナに於いては、携帯の便利のために出退可能にさ
れたホイップアンテナが多用されているが、収納時に於
けるホイップアンテナの効率が著しく低下することか
ら、別途待機用アンテナを用いる場合がある。
アンテナに於いては、携帯の便利のために出退可能にさ
れたホイップアンテナが多用されているが、収納時に於
けるホイップアンテナの効率が著しく低下することか
ら、別途待機用アンテナを用いる場合がある。
【０００３】図６及び７はこのようなホイップアンテナ
の一例を示すもので、合成樹脂などの絶縁体からなる電
話機の筐体１の開口に嵌入された金属製のブッシング２
を介してホイップアンテナ３が出退可能に設けられてい
る。このホイップアンテナ３は、その下端部に於いて抜
け止めのフランジを備える下側金具４と、該金具の中心
開口に基端部にて圧入されたロッド状の本体部分５と、
この下側金具４から本体部分５を同心的に外囲するよう
に上向きに延出する絶縁体からなる外筒６と、該外筒の
上端に嵌装された上側金具７と、該金具の上端に接続さ
れたローディングコイル状の待機用アンテナ８と、上側
金具の一部と共にこの待機用アンテナ８を覆うようにモ
ールドされた保護体９とを有する。この従来技術に基づ
くホイップアンテナに於いては、本体部分５の上端５ａ
は、待機用部分８及びそれに接続された上側金具７に対
して分離されている。
の一例を示すもので、合成樹脂などの絶縁体からなる電
話機の筐体１の開口に嵌入された金属製のブッシング２
を介してホイップアンテナ３が出退可能に設けられてい
る。このホイップアンテナ３は、その下端部に於いて抜
け止めのフランジを備える下側金具４と、該金具の中心
開口に基端部にて圧入されたロッド状の本体部分５と、
この下側金具４から本体部分５を同心的に外囲するよう
に上向きに延出する絶縁体からなる外筒６と、該外筒の
上端に嵌装された上側金具７と、該金具の上端に接続さ
れたローディングコイル状の待機用アンテナ８と、上側
金具の一部と共にこの待機用アンテナ８を覆うようにモ
ールドされた保護体９とを有する。この従来技術に基づ
くホイップアンテナに於いては、本体部分５の上端５ａ
は、待機用部分８及びそれに接続された上側金具７に対
して分離されている。
【０００４】従ってこのアンテナによれば、図６に示さ
れるようにホイップアンテナ３が筐体１から伸長した状
態、即ち通話時にあっては、筐体１の内部の電話機回路
は、ブッシング２及び下側金具４を介してアンテナ本体
部分５に電気的に接続される。従って、待機用アンテナ
部分８は何らアンテナとしての機能を果たさない。
れるようにホイップアンテナ３が筐体１から伸長した状
態、即ち通話時にあっては、筐体１の内部の電話機回路
は、ブッシング２及び下側金具４を介してアンテナ本体
部分５に電気的に接続される。従って、待機用アンテナ
部分８は何らアンテナとしての機能を果たさない。
【０００５】次に、ホイップアンテナ３を筐体１内に収
納させた状態、即ち待機時にあっては、ブッシング２が
下側金具４に換えて上側金具７に電気的に接触するよう
になり、前記とは逆に、本体部分５は何らアンテナとし
て機能しないのに対し、待機用部分８のみがアンテナと
して機能するようになる。
納させた状態、即ち待機時にあっては、ブッシング２が
下側金具４に換えて上側金具７に電気的に接触するよう
になり、前記とは逆に、本体部分５は何らアンテナとし
て機能しないのに対し、待機用部分８のみがアンテナと
して機能するようになる。
【０００６】このようなホイップアンテナに於いては、
待機時に於いても筐体からアンテナをそれほど突出させ
ることなく待機送受信に必要な送受信感度を確保するこ
とができ好適ではあるが、特にコンパクト化された携帯
電話機にあってはアンテナ長さが必然的に規制されるた
め、通話時に待機用部分８及びそれに付随する部分がア
ンテナとして機能しないことは、結果としてアンテナと
しての有効長さが短くなり、通話送受信に必要な送受信
感度の低下を招く原因となっていた。
待機時に於いても筐体からアンテナをそれほど突出させ
ることなく待機送受信に必要な送受信感度を確保するこ
とができ好適ではあるが、特にコンパクト化された携帯
電話機にあってはアンテナ長さが必然的に規制されるた
め、通話時に待機用部分８及びそれに付随する部分がア
ンテナとして機能しないことは、結果としてアンテナと
しての有効長さが短くなり、通話送受信に必要な送受信
感度の低下を招く原因となっていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
鑑み、本発明の主な目的は、待機用部分と本体部分とを
使い分けることのできる利点を失うことなく、しかもホ
イップアンテナの伸長時にあってもアンテナの無効長部
分が発生しないように改良された無線通信用ホイップア
ンテナを提供することにある。
鑑み、本発明の主な目的は、待機用部分と本体部分とを
使い分けることのできる利点を失うことなく、しかもホ
イップアンテナの伸長時にあってもアンテナの無効長部
分が発生しないように改良された無線通信用ホイップア
ンテナを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記した目的は本発明に
よれば筐体から出退可能な無線通信用ホイップアンテナ
であって、前記筐体から出退可能な本体部分と、前記本
体部分の遊端部に設けられ、前記本体部分を前記筐体内
に収納したときに前記筐体の外面に隣接した位置を占め
る待機用部分と、前記本体部分を前記筐体内に収納した
ときには前記待機用部分に、前記本体部分を前記筐体外
に伸長させたときには前記本体部分にそれぞれ前記筐体
内の回路を接続するための接続手段と、前記本体部分を
前記筐体内に収納したときには、前記待機用部分を前記
本体部分から切り離すための手段とを有することを特徴
とするホイップアンテナを提供することにより達成され
る。特に、前記待機用部分が前記本体部分を受容しかつ
その基端部に向けて延出する絶縁体からなるスリーブを
有し、前記切り離し手段が、前記本体部分の遊端と前記
待機用部分とを衝当させ、これら両部分を電気的に接続
させるように、前記本体部分と前記スリーブとを互いに
近接する方向に付勢するばね体と、前記本体部分を前記
筐体内に収納したときには、前記ばね体のばね力に抗し
て、前記待機用部分と前記本体部分とを互いに引き離す
向きに付勢する付勢手段とを有すれば良く、前記付勢手
段が、前記本体部分を前記筐体内に収納させたときに、
前記本体部分の基端部を筐体にて係止するラッチ手段
と、前記待機用部分を前記ばね体のばね力に抗して前記
本体部分から引き離す向きに付勢する第２のばね体とを
有すればなお良く、前記ラッチ手段が、プッシュキャッ
チ機構からなることにより、前記本体部分の収納時にあ
って、前記待機用部分の先端部を没入方向に押し込むこ
とにより、前記プッシュキャッチの係合状態を解除し、
前記待機用部分を所定量筐体から突出させるようすれば
なお良く、または、前記付勢手段が、前記本体部分を前
記筐体内に収納させたときに、前記待機用部分が筐体内
に没入する限度を定めるべく前記本体部分の遊端部に係
合するべく前記筐体側に設けられたストッパと、前記本
体部分の基端部に係合し、該本体部分を没入方向に付勢
するための第２のばね体とを有すれば更に良い。
よれば筐体から出退可能な無線通信用ホイップアンテナ
であって、前記筐体から出退可能な本体部分と、前記本
体部分の遊端部に設けられ、前記本体部分を前記筐体内
に収納したときに前記筐体の外面に隣接した位置を占め
る待機用部分と、前記本体部分を前記筐体内に収納した
ときには前記待機用部分に、前記本体部分を前記筐体外
に伸長させたときには前記本体部分にそれぞれ前記筐体
内の回路を接続するための接続手段と、前記本体部分を
前記筐体内に収納したときには、前記待機用部分を前記
本体部分から切り離すための手段とを有することを特徴
とするホイップアンテナを提供することにより達成され
る。特に、前記待機用部分が前記本体部分を受容しかつ
その基端部に向けて延出する絶縁体からなるスリーブを
有し、前記切り離し手段が、前記本体部分の遊端と前記
待機用部分とを衝当させ、これら両部分を電気的に接続
させるように、前記本体部分と前記スリーブとを互いに
近接する方向に付勢するばね体と、前記本体部分を前記
筐体内に収納したときには、前記ばね体のばね力に抗し
て、前記待機用部分と前記本体部分とを互いに引き離す
向きに付勢する付勢手段とを有すれば良く、前記付勢手
段が、前記本体部分を前記筐体内に収納させたときに、
前記本体部分の基端部を筐体にて係止するラッチ手段
と、前記待機用部分を前記ばね体のばね力に抗して前記
本体部分から引き離す向きに付勢する第２のばね体とを
有すればなお良く、前記ラッチ手段が、プッシュキャッ
チ機構からなることにより、前記本体部分の収納時にあ
って、前記待機用部分の先端部を没入方向に押し込むこ
とにより、前記プッシュキャッチの係合状態を解除し、
前記待機用部分を所定量筐体から突出させるようすれば
なお良く、または、前記付勢手段が、前記本体部分を前
記筐体内に収納させたときに、前記待機用部分が筐体内
に没入する限度を定めるべく前記本体部分の遊端部に係
合するべく前記筐体側に設けられたストッパと、前記本
体部分の基端部に係合し、該本体部分を没入方向に付勢
するための第２のばね体とを有すれば更に良い。
【０００９】
【作用】このように、待機用部分も通話時に於けるアン
テナの本体部分の延長部として有効に機能することか
ら、ホイップアンテナの無効長部分を解消することがで
きる。
テナの本体部分の延長部として有効に機能することか
ら、ホイップアンテナの無効長部分を解消することがで
きる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【００１１】図１は、本発明に基づくホイップアンテナ
３の分解断面図である。第１の下側口金４ａの中心開口
には、ロッド状のアンテナ本体部分５の基端部が圧入さ
れている。一方図６に示された従来技術に基づくホイッ
プアンテナに於ける待機用部分と同様に、本実施例に於
ける待機用部分も、上側口金７と、その上端に接続され
たローディングコイル８と、該ローディングコイル及び
下側口金７の一部を覆うようにモールドされた保護体９
とを有する。しかしながら、本実施例に於ける上側口金
７の中心開口には、前記本体部分５と同様な単寸の本体
部分延長部１０が圧入されており、それを同心的に外囲
する絶縁体からなる外筒６が、上側口金７から下向きに
延出している。外筒６の下端には、第２の下側口金部分
４ｂの中心開口に圧入されている。第２の下側口金４ｂ
の下端には小径部１４が設けられ、該小径部は引っ張り
コイルばね１３の一端に嵌入されている。本体部分５を
外筒６内に挿入すると、引っ張りコイルばね１３の他端
に、第１の下側口金４ａの上端に設けられた小径部１５
が嵌入する。
３の分解断面図である。第１の下側口金４ａの中心開口
には、ロッド状のアンテナ本体部分５の基端部が圧入さ
れている。一方図６に示された従来技術に基づくホイッ
プアンテナに於ける待機用部分と同様に、本実施例に於
ける待機用部分も、上側口金７と、その上端に接続され
たローディングコイル８と、該ローディングコイル及び
下側口金７の一部を覆うようにモールドされた保護体９
とを有する。しかしながら、本実施例に於ける上側口金
７の中心開口には、前記本体部分５と同様な単寸の本体
部分延長部１０が圧入されており、それを同心的に外囲
する絶縁体からなる外筒６が、上側口金７から下向きに
延出している。外筒６の下端には、第２の下側口金部分
４ｂの中心開口に圧入されている。第２の下側口金４ｂ
の下端には小径部１４が設けられ、該小径部は引っ張り
コイルばね１３の一端に嵌入されている。本体部分５を
外筒６内に挿入すると、引っ張りコイルばね１３の他端
に、第１の下側口金４ａの上端に設けられた小径部１５
が嵌入する。
【００１２】実際には、第２の口金４ｂは互いにねじに
より組み合わされた２つの部分からなり、本体部分５の
下端部近傍に固定されたストッパ１１を受容するべき空
室１２が画定されている。即ち、このホイップアンテナ
を組み付ける際には、実際には第２の下側口金４ｂの小
径部１４を含む下側の部分と、引っ張りコイルばね１３
と、本体部分５を備える第１の下側口金４ａとを組み合
わせた後に、本体部分５を外筒６の内部に挿入し、第２
の下側口金４ｂの両部分を互いに螺合することによりホ
イップアンテナを一体化する。
より組み合わされた２つの部分からなり、本体部分５の
下端部近傍に固定されたストッパ１１を受容するべき空
室１２が画定されている。即ち、このホイップアンテナ
を組み付ける際には、実際には第２の下側口金４ｂの小
径部１４を含む下側の部分と、引っ張りコイルばね１３
と、本体部分５を備える第１の下側口金４ａとを組み合
わせた後に、本体部分５を外筒６の内部に挿入し、第２
の下側口金４ｂの両部分を互いに螺合することによりホ
イップアンテナを一体化する。
【００１３】図２は、図１に示されたホイップアンテナ
が筐体１の内部に収納された状態を示している。筐体１
の開口に嵌入された金属製ブッシング２の上部には、絶
縁材からなる円板状のスプリングリテーナ１９、２１の
間に圧縮コイルばね２０が挟持され、これら両スプリン
グリテーナ１９、２１を介してこの圧縮コイルばね２０
が待機用部分７〜９をブッシング２から上方に離反させ
る向きに付勢している。一方、第１の下側口金４ａの下
端に設けられたフランジ１８が、筐体内部に固定された
プッシュキャッチ１６のフック１７により係合されてい
る。従って、この状態にあっては、圧縮コイルばね２０
のばね力は、引っ張りコイルばね１３のばね力よりも優
勢であって、外筒６が第１の下側口金４ａから離反する
こととなり、その結果本体部分５が、本体部分の延長部
１０と空隙２２により互いに分離される。従って、この
状態にあっては、ブッシング２に接続された電話機の回
路は、待機用部分のローディングコイル８に対して電気
的に接続され、本体部分５に対しては接続されず、待機
送受信状態が実現する。
が筐体１の内部に収納された状態を示している。筐体１
の開口に嵌入された金属製ブッシング２の上部には、絶
縁材からなる円板状のスプリングリテーナ１９、２１の
間に圧縮コイルばね２０が挟持され、これら両スプリン
グリテーナ１９、２１を介してこの圧縮コイルばね２０
が待機用部分７〜９をブッシング２から上方に離反させ
る向きに付勢している。一方、第１の下側口金４ａの下
端に設けられたフランジ１８が、筐体内部に固定された
プッシュキャッチ１６のフック１７により係合されてい
る。従って、この状態にあっては、圧縮コイルばね２０
のばね力は、引っ張りコイルばね１３のばね力よりも優
勢であって、外筒６が第１の下側口金４ａから離反する
こととなり、その結果本体部分５が、本体部分の延長部
１０と空隙２２により互いに分離される。従って、この
状態にあっては、ブッシング２に接続された電話機の回
路は、待機用部分のローディングコイル８に対して電気
的に接続され、本体部分５に対しては接続されず、待機
送受信状態が実現する。
【００１４】次に、ホイップアンテナの上端部を内方に
指などにより押圧すると、プッシュキャッチ１６のフッ
ク１７がフランジ１８から離脱し、ホイップアンテナ３
を指により筐体１の外に引き出し得るようになる。この
ようにして、ホイップアンテナ３の全体を筐体から最大
限に引き出すと、第１の下側口金４ａのフランジ１８が
ブッシング２に係合しかつ第１の下側口金４ａとブッシ
ング２との間の電気的な接続が達成される。一方、圧縮
コイルばね２０による待機用部分に対する付勢力が解消
するのに対し、引っ張りコイルばね１３が待機用部分と
共に外筒６を第１の下側口金４ａの方向に向けて付勢す
ることとなり、本体部分５と本体部分の延長部１０とが
互いに衝当し、電話機の内部回路はブッシング２及び第
１の下側口金４ａを介して本体部分５及び本体部分の延
長部１０並びにローディングコイル８に接続されること
となる。この状態に於いては、ホイップアンテナの本体
部分５のみならず、本体部分の延長部１０及びローディ
ングコイル８がいずれも通話時に於けるアンテナの有効
な部分として機能することとなる。
指などにより押圧すると、プッシュキャッチ１６のフッ
ク１７がフランジ１８から離脱し、ホイップアンテナ３
を指により筐体１の外に引き出し得るようになる。この
ようにして、ホイップアンテナ３の全体を筐体から最大
限に引き出すと、第１の下側口金４ａのフランジ１８が
ブッシング２に係合しかつ第１の下側口金４ａとブッシ
ング２との間の電気的な接続が達成される。一方、圧縮
コイルばね２０による待機用部分に対する付勢力が解消
するのに対し、引っ張りコイルばね１３が待機用部分と
共に外筒６を第１の下側口金４ａの方向に向けて付勢す
ることとなり、本体部分５と本体部分の延長部１０とが
互いに衝当し、電話機の内部回路はブッシング２及び第
１の下側口金４ａを介して本体部分５及び本体部分の延
長部１０並びにローディングコイル８に接続されること
となる。この状態に於いては、ホイップアンテナの本体
部分５のみならず、本体部分の延長部１０及びローディ
ングコイル８がいずれも通話時に於けるアンテナの有効
な部分として機能することとなる。
【００１５】図４は本発明の第２の実施例を示すもの
で、本実施例の場合ブッシング２には、前記実施例に於
ける圧縮コイルばね２０に相当する付勢手段が設けられ
ていないのに対し、第１の下側口金４ａが、その最下端
部から上端にかけて、下向きに先細の第１のテーパ部分
３１と、下側に向けて拡開する第２のテーパ部分３３
と、これら両テーパ部分を区画する環状の稜線３２とを
有する。また、このホイップアンテナを収納した状態に
あっては、第１の下側口金４ａの第２のテーパ面３３に
対して横方向からの押圧力を与えるべきクランプ体３７
が設けられている（図５）。このクランプ体３７は、縦
方向のスリット３８により画定された２つの部分３４を
有し、その対向する部分に中心開口３６及びそれに隣接
するザグリ部分３５が設けられている。またスリット３
８の基端部は拡大部分３９をなしている。
で、本実施例の場合ブッシング２には、前記実施例に於
ける圧縮コイルばね２０に相当する付勢手段が設けられ
ていないのに対し、第１の下側口金４ａが、その最下端
部から上端にかけて、下向きに先細の第１のテーパ部分
３１と、下側に向けて拡開する第２のテーパ部分３３
と、これら両テーパ部分を区画する環状の稜線３２とを
有する。また、このホイップアンテナを収納した状態に
あっては、第１の下側口金４ａの第２のテーパ面３３に
対して横方向からの押圧力を与えるべきクランプ体３７
が設けられている（図５）。このクランプ体３７は、縦
方向のスリット３８により画定された２つの部分３４を
有し、その対向する部分に中心開口３６及びそれに隣接
するザグリ部分３５が設けられている。またスリット３
８の基端部は拡大部分３９をなしている。
【００１６】従って、本実施例によれば、ホイップアン
テナ３を収納する際には、第１の下側口金４ａの第１の
テーパ面３１がこのクランプ体３７の中心開口３６に突
入すると、テーパ面３１の働きにより両部分３４が、ク
ランプ体３７のばね力に抗して互いに離反し中心開口３
６が拡開することにより図４に示されるようにクランプ
体３７の中心開口３６が第１の下側口金４ａの第２のテ
ーパ面３３に当接した状態となる。このとき、両部分３
４が、互いに近接する向きのばね力が作用することによ
り、第１の下側口金４ａは図４に於ける下方向に付勢さ
れ、前記実施例と同様に本体部分５と本体部分の延長部
１０との間が離反し、前記実施例に於ける図２と同様の
状態が達成される。
テナ３を収納する際には、第１の下側口金４ａの第１の
テーパ面３１がこのクランプ体３７の中心開口３６に突
入すると、テーパ面３１の働きにより両部分３４が、ク
ランプ体３７のばね力に抗して互いに離反し中心開口３
６が拡開することにより図４に示されるようにクランプ
体３７の中心開口３６が第１の下側口金４ａの第２のテ
ーパ面３３に当接した状態となる。このとき、両部分３
４が、互いに近接する向きのばね力が作用することによ
り、第１の下側口金４ａは図４に於ける下方向に付勢さ
れ、前記実施例と同様に本体部分５と本体部分の延長部
１０との間が離反し、前記実施例に於ける図２と同様の
状態が達成される。
【００１７】次に解除部材４０の先端部に設けられたテ
ーパ面４１を、スリット３８の拡大部３９に突入させ更
にスリット３８に沿って解除部材４０を矢印により示さ
れる向きに摺動させると、両部分３４を互いに離反させ
る向きにスリット３８が拡開することからホイップアン
テナの上端を容易につまみ出し、ホイップアンテナを伸
長させることが可能となる。また図示されないばね手段
を用いることにより、スリット３８が拡開したときに、
稜線３２がクランプ体３７を越えるまでホイップアンテ
ナを押し出し得るようにしておくことにより、ホイップ
アンテナを容易に指でつまみ伸長させることができるよ
うになる。
ーパ面４１を、スリット３８の拡大部３９に突入させ更
にスリット３８に沿って解除部材４０を矢印により示さ
れる向きに摺動させると、両部分３４を互いに離反させ
る向きにスリット３８が拡開することからホイップアン
テナの上端を容易につまみ出し、ホイップアンテナを伸
長させることが可能となる。また図示されないばね手段
を用いることにより、スリット３８が拡開したときに、
稜線３２がクランプ体３７を越えるまでホイップアンテ
ナを押し出し得るようにしておくことにより、ホイップ
アンテナを容易に指でつまみ伸長させることができるよ
うになる。
【００１８】次にホイップアンテナを収納する際には、
第１のテーパ面３１がクランプ体３７の中心開口３６に
押し込まれ、両部分３４を互いに離反させる向きにスリ
ット３８を拡開し、再び図４に示された位置を占めるよ
うにさせることができる。
第１のテーパ面３１がクランプ体３７の中心開口３６に
押し込まれ、両部分３４を互いに離反させる向きにスリ
ット３８を拡開し、再び図４に示された位置を占めるよ
うにさせることができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、待機用部分と本体部分
とを有するにも拘らず、通話時に於いても待機用部分を
本体部分の一部として有効に活用することができ、アン
テナの無効長を解消することができる。特に、コンパク
ト化された通信機のアンテナにあってその有効長さが規
制される中で、無駄な部分が全くなく全長を使用できる
ことは、送受信性能を向上する上で極めて有効である。
以上のことから本発明の効果は大である。
とを有するにも拘らず、通話時に於いても待機用部分を
本体部分の一部として有効に活用することができ、アン
テナの無効長を解消することができる。特に、コンパク
ト化された通信機のアンテナにあってその有効長さが規
制される中で、無駄な部分が全くなく全長を使用できる
ことは、送受信性能を向上する上で極めて有効である。
以上のことから本発明の効果は大である。
【図１】本発明に基づくホイップアンテナの第１の実施
例を示す分解断面図。
例を示す分解断面図。
【図２】図１に示されたホイップアンテナの収納状態を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図３】図１に示されたホイップアンテナの伸長状態を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図４】本発明に基づく第２の実施例の収納状態を示す
図２と同様の図である。
図２と同様の図である。
【図５】図４に於けるクランプ体を詳細に示す分解斜視
図。
図。
【図６】従来技術に基づくホイップアンテナの伸長状態
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図７】図６に示された従来技術に基づくホイップアン
テナの収納時に於ける先端部分を示す縦断面図。
テナの収納時に於ける先端部分を示す縦断面図。
１ 筐体 ２ ブッシング ３ ホイップアンテナ ４ａ、４ｂ 下側口金 ５ 本体部分 ６ 外筒 ７ 上側口金 ８ ローディングコイル ９ 保護体 １０ 延長部分 １１ ストッパ １２ 空室 １３ 引っ張りコイルばね １４、１５ 小径部 １６ プッシュキャッチ １７ フック １８ フランジ １９、２１ スプリングリテーナ ２０ 圧縮コイルばね ２２ 空隙 ３１、３３ テーパ面 ３２ 稜線 ３４ 部分 ３５ ザグリ部 ３６ 中心開口 ３７ クランプ体 ３８ スリット ３９ 拡大部 ４０ 解除部材 ４１ テーパ面
Claims (5)
- 【請求項１】 筐体から出退可能な無線通信用ホイッ
プアンテナであって、 前記筐体から出退可能な本体部分と、 前記本体部分の遊端部に設けられ、前記本体部分を前記
筐体内に収納したときに前記筐体の外面に隣接した位置
を占める待機用部分と、 前記本体部分を前記筐体内に収納したときには前記待機
用部分に、前記本体部分を前記筐体外に伸長させたとき
には前記本体部分にそれぞれ前記筐体内の回路を接続す
るための接続手段と、 前記本体部分を前記筐体内に収納したときには、前記待
機用部分を前記本体部分から切り離すための手段とを有
することを特徴とするホイップアンテナ。 - 【請求項２】 前記待機用部分が前記本体部分を受容
しかつその基端部に向けて延出する絶縁体からなるスリ
ーブを有し、 前記切り離し手段が、前記本体部分の遊端と前記待機用
部分とを衝当させ、これら両部分を電気的に接続させる
ように、前記本体部分と前記スリーブとを互いに近接す
る方向に付勢するばね体と、 前記本体部分を前記筐体内に収納したときには、前記ば
ね体のばね力に抗して、前記待機用部分と前記本体部分
とを互いに引き離す向きに付勢する付勢手段とを有する
ことを特徴とする請求項１に記載のホイップアンテナ。 - 【請求項３】 前記付勢手段が、前記本体部分を前記
筐体内に収納させたときに、前記本体部分の基端部を筐
体にて係止するラッチ手段と、前記待機用部分を前記ば
ね体のばね力に抗して前記本体部分から引き離す向きに
付勢する第２のばね体とを有することを特徴とする請求
項２に記載のホイップアンテナ。 - 【請求項４】 前記ラッチ手段が、プッシュキャッチ
機構からなることにより、前記本体部分の収納時にあっ
て、前記待機用部分の先端部を没入方向に押し込むこと
により、前記プッシュキャッチの係合状態を解除し、前
記待機用部分を所定量筐体から突出させるようにしたこ
とを特徴とする請求項３に記載のホイップアンテナ。 - 【請求項５】 前記付勢手段が、前記本体部分を前記
筐体内に収納させたときに、前記待機用部分が筐体内に
没入する限度を定めるべく前記本体部分の遊端部を待機
用部分に係合するべく前記筐体側に設けられたストッパ
と、前記本体部分の基端部に係合し、該本体部分を没入
方向に付勢するための第２のばね体とを有することを特
徴とする請求項２に記載のホイップアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26073192A JPH0685519A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 無線通信用ホイップアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26073192A JPH0685519A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 無線通信用ホイップアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0685519A true JPH0685519A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17351973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26073192A Pending JPH0685519A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 無線通信用ホイップアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0685519A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5606327A (en) * | 1994-06-13 | 1997-02-25 | Elliott; Michael | Electrical antenna assembly and electrical device including same |
| US5661496A (en) * | 1995-03-22 | 1997-08-26 | Ace Antenna Corporation | Capacitive coupled extendable antenna |
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| US6198443B1 (en) | 1999-07-30 | 2001-03-06 | Centurion Intl., Inc. | Dual band antenna for cellular communications |
| JP6228698B1 (ja) * | 2017-03-10 | 2017-11-08 | 株式会社フジクラ | 被覆除去装置 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP26073192A patent/JPH0685519A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2018163439A1 (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-13 | 株式会社フジクラ | 被覆除去装置 |
| JP2018151433A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 株式会社フジクラ | 被覆除去装置 |
| KR101909849B1 (ko) * | 2017-03-10 | 2018-10-18 | 가부시키가이샤후지쿠라 | 피복제거장치 |
| US10476243B2 (en) | 2017-03-10 | 2019-11-12 | Fujikura Ltd. | Coating removing device |
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