JPH068535B2 - ケ−シングドライバのバンドシリンダ用油圧継手の着脱装置 - Google Patents

ケ−シングドライバのバンドシリンダ用油圧継手の着脱装置

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JPH068535B2
JPH068535B2 JP11207385A JP11207385A JPH068535B2 JP H068535 B2 JPH068535 B2 JP H068535B2 JP 11207385 A JP11207385 A JP 11207385A JP 11207385 A JP11207385 A JP 11207385A JP H068535 B2 JPH068535 B2 JP H068535B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築、土木の基礎工事使用する大口径鋼管杭
あるいはこ鋼管類の圧入、引抜きを行なうための回転式
ケーシングドライバにおいて、ケーシングを回転体に固
定するバンドを開閉するバンドシリンダ用油圧継手の着
脱装置に関する。
(従来の技術) ケーシングドライバは、ジャッキにより水平に保持され
るベースフレームにスラストシリンダにより昇降自在に
取付けられた昇降フレームと、該昇降フレームに油圧モ
ータにより回転自在に取付けられた回転体と、該回転体
に取付けられたケーシング掴み用バンドと、該バンドを
開閉する油圧式バンドシリンダとを有し、前記回転体側
と前記昇降フレーム側にそれぞれ取付けられた継手を着
脱自在に接続することにより、前記バンドシリンダに対
して作動油を供給、排出する油圧回路を構成する。そし
て、ケーシングドライバで鋼管を圧入する場合は、前記
継手を接続し、該継手を介してバンドシリンダ作動油を
供給し、バンドを閉じる方向に作動させてケーシングを
バンドでチャッキングし、チャッキングが終了したら前
記継手を外し、スラストシリンダを昇降フレーム下降方
向に作動させると同時に、回転体をケーシングと共に油
圧モータにより回転させる。これにより、ケーシング
は、ケーシングドライバおよびケーシングドライバに取
付けた錘りの重み、さらにケーシングドライバに連結さ
れ、かつ掘削機が載置された架台の重みにより押込み力
が与えられて地中にスラストシリンダの1ストローク分
だけ圧入される。次に再び前記継手を接続し、該継手を
介してバンドシリンダに作動油を供給し、バンドを開く
方向に作動させてケーシングのバンドによる拘束を解
き、昇降フレームを上昇させ、前記のようにバンドによ
るケーシングのチャッキングと押下げおよび回転を行な
うという動作を繰返えす。
反対にケーシングの引抜きを行なう場合は、昇降フレー
ムが最低位置にある状態において、前記継手を接続し、
該継手を介してバンドシリンダに作動油を供給し、バン
ドを閉じる方向に作動させてケーシングをバンドでチャ
ッキングし、チャッキング終了後は継手を外し、スラス
トシリンダ作動により昇降フレームをケーシングと共に
持ち上げると同時に、必要に応じて油圧モータにより回
転体と共にケーシングを回転させ、昇降フレームをスラ
ストシリンダの1ストローク分だけ上昇させたら、前記
継手を接続し、該継手を介してバンドシリンダに作動油
を供給し、バンドを開く方向に作動させてケーシングの
バンドによる拘束を解き、スラストシリンダにより昇降
フレームを下降させ、前記のようにバンドによるケーシ
ングのチャッキングと押上げを行なうという動作を繰返
えす。
このような回転式のケーシングドライバは、ケーシング
回転によりケーシングの芯出しを行ないながら圧入を行
なうことができるので、ケーシング圧入を垂直に行なえ
るという点で揺動式のものに比較し優れているが、前記
バンドシリンダは回転体側に取付けられるので、バンド
シリンダによりバンドの開閉動作を行なわせるには、バ
ンドシリンダに対して作動油の供給、排出を行なわせる
ため、スラストシリンダの1ストローク分のケーシング
圧入あるいは引抜き動作毎に前記継手を着脱しなければ
ならない。従来、この継手の着脱は入手により行なって
いたが、回転体側の油圧回路に油圧が残留するあめ、圧
抜きを行なってから継手の接続を行なわなければ入手に
よる接続が行なえず、継手の接続および脱離に時間を要
し、作業能率低下の原因となっていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、バンド
シリンダ用油圧継手の自動着脱が行なえる装置を提供し
てケーシング圧入、引抜き作業の能率向上を達成しよう
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、回転体側継手を回転体の外周部に回転体の法
線方向ないし法線に対して傾斜させて外向きに取付け、
昇降フレームに継手取付け用フレームを取付け、該継手
取付け用フレームにガイド部材を介して回転体に対して
近接離反方向に移動自在に、かつ回転体が所定の回動位
置にある状態において該回転体継手に対向し得る位置に
昇降フレーム側継手を搭載すると共に、該昇降フレーム
側継手を回転体側継手に向けて進退させて両継手を着脱
するアクチュエータを搭載したことを特徴とするもので
アクチュエータを使用することにより、回転体側の油圧
回路に残留する油圧に抗して継手を接続する力を得るこ
とは容易であるから、従来必要とした圧抜き作業を用す
ることなく継手を接続することが可能となり、また、昇
降フレーム側継手を退避させる装置により、昇降フレー
ム側継手を回転体の回転の邪魔にならない位置に自動的
に退避させることができるので、継手の自動着脱が可能
となる。
また、本発明は、回転体側継手を前記回転体の外周部に
回転体の法線方向ないし法線に対して傾斜させて外向き
に取付け、該回転体側継手の側面に昇降フレーム側継手
の位置決め用ストッパを設け、前記昇降フレームに前記
回転体の接線方向ないし接線方向に対して傾斜した方向
にガイド部材を取付け、該ガイド部材に沿って移動自在
に移動体を装着すると共に、該移動体を移動させるアク
チュエータを設け、該移動体に継手取付け用フレームを
枢着し、該継手取付け用フレームにガイド部材を介して
移動自在に昇降フレーム側継手を搭載すると共に、該継
手を進退させるアクチュエータを搭載し、前記回転体の
所定の回動範囲において前記移動体の回転体側への近接
移動により回転体継手のストッパに当接させる係合片を
前記継手取付け用フレームに設け、前記移動体の回転体
への近接移動により前記係合片が前記ストッパに当接し
て前記継手取付け用フレームが回動し位置決めされるこ
とにより、前記回転体側継手に対して前記昇降フレーム
側継手が対向し、前記継手を進退させるアクチュエータ
の作動により前記昇降フレーム側継手が前記回転体側継
手に着脱される構成を有することを特徴とするもので、
回転体側継手に対し、昇降フレーム側継手が対向するよ
うに位置合わせが自動的に行われるので、継手の着脱が
容易にかつ能率良く行なえる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面により説明する。
第8図ないし第10図は本発明による継手着脱装置1を
取付けたケーシングドライバを示すもので、ケーシング
ドライバ2は、4隅のジャッキ3により水平に保持さ
れ、かつ4隅に縦ガイドフレーム4a〜4dを有する略
方形枠状のベースフレーム4と、前記ガイドフレーム4
a〜4dに沿って昇降自在に取付けられたリング状の昇
降フレーム5と、該昇降フレーム5と前記ベースフレー
ム4との間に取付けられ、昇降フレーム5を昇降させる
複数本のスラストシリンダ6と、昇降フレーム5内に軸
受7(第3図参照)を介して油圧モータ12により回転
されるように取付けられた回転体8(油圧モータ12に
より回転される図示しないピニオンが回転体8に取付け
られた外歯歯車13(第3図参照)に噛合する)と、該
回転体8に取付けられたケーシング10掴み用バンド9
と、該バンド9を開閉する油圧式バンドシリンダ11と
を有する。前記バンド9は、回転体8に固定された略半
円状の固定バンド9aと、該固定バンド9aの両端に枢
着軸14,15を中心として開閉自在に取付けられた一
対の可動バンド9b,9cとからなり、該各可動バンド
9b,9cの先端間に前記バンドシリンダ11の両端が
ピン16,17により連結してある。18,19はそれ
ぞれ前記バンドシリンダ11のボトム側、ロッド側室に
連通された油圧管であり、該油圧管は前記回転体8の外
周に適宜の固定具により固定して回転体8の全周近い範
囲にわたって取付けてあり、該管18,19には3個の
雄型継手20がそれぞれ周方向に120度に間隔を隔て
て固定して配設されている。なお、ベースフレーム4に
結合される錘り載置用フレームについは図示を省略して
いる。
次に本発明による継手着脱装置1の詳細について第1図
ないし第7図により説明する。第1図ないし第3図に示
すように、前記雄型継手20はT字形をなし、回転体8
の外周に溶接等により固設された取付け枠21に、それ
ぞれ管18,19に対応してボルト22によって固定す
ることにより、接続口を回転体8の法線方向に向けて取
付けられ、各管18,19の端部は、各継手20の管1
8,19に対応した接続口に嵌合され、締付けボルト2
3により締付けて接続されている。
一方、雄型継手20に接続される雌型継手24は以下の
機構により昇降フレーム5側に取付けてある。昇降フレ
ーム5の側面部には、雌型継手24用取付け枠25がボ
ルト等の固定具26により固定され、該取付け枠25
に、断面形状が方形をなすガイド枠27を回転体8の接
線方向に取付け、該ガイド枠27に対して摺動自在に摺
動筒28を嵌合し、該摺動筒28の下面に固着したブラ
ケット29を、前記取付け25の側面に固定したシリン
ダ取付け枠30に取付けた油圧シリンダ31のピストン
ロッド31aにピン32により連結し、油圧シリンダ3
1の伸縮によって摺動筒28がガイド枠27のほぼ全長
にわたって摺動するように構成されている。
該摺動筒28の上面には、前記雌型継手24を搭載する
回動枠33を軸34を中心として水平方向に回動自在に
取付け、かつ、該回動枠33と摺動筒28との間には、
回動枠33を摺動筒28に対して第1図の2点鎖線3
3′に示すように傾斜させておく引張りばね71を介装
し、摺動筒28の上面には、回動枠3を前記引張りばね
71の力により当接させておくストッパ72を取付けて
いる。また、該回動枠33には、油圧源装置(図示せ
ず)につながる油圧ホース35が接続された管36を摺
動自在に嵌合した筒体37を、前記油圧管18,19に
それぞれ接続される雄型継手20に対応して上下2段に
取付け、各段の管36の先端に雌型継手24を取付けて
いる。また、回動枠33には、前記管36に平行をなす
ように、一端をピン38により連結して継手着脱用の油
圧シリンダ39を取付け、そのピストンロッド39aを
上下の各管36に連結具40により結合している。
前記雄型継手20は、第4図に示すように、直管部20
AとT字形部20Bとからなり、直管部20Aは中間の
フランジ41より図面上右側部分を前記雌型継手24が
嵌合される嵌合部42とし、フランジ41より図面上左
側部分を取付け枠21に穿設した取付け穴43に挿着
し、後端の外周に設けたねじ溝44にナット45を螺合
し締付けることによって取付け枠21に固定される。前
記直管部20Aの前端部には弁座56を形成すると共
に、内部には弁体46が内蔵されて弁を構成し、該弁体
46の軸47は、直管部20Aの内部に固定された弁体
保持体48の中心の筒体48a(48bは弁体保持体4
8に設けた油通路である)に摺動自在に挿着され、弁体
保持体48と弁体46との間には弁体46を弁座56に
押圧する押しばね49を介在させてある。T字形部20
Bは、先端部の外周に形成したねじ溝を直管部20Aの
後部の内周のねじ溝50に螺合すると共に、両者間にシ
ールリング51を介在させ、止めねじ52で固定するこ
とにより直管部20Aに結合され、T字形部20Bと前
記弁体保持体48との間には、弁体保持体48の抜け止
め筒53が介在させてある。T字形部20Bには、前記
油圧管18または19を結合するねじ溝54,55が設
けてある。
一方、前記雌型継手24は、第5図に示すように、前部
(雄型継手20側)に前記雄型継手20の嵌合部42が
嵌入される嵌合部57を有し、該嵌合部57の内周面に
はシールリング58,59を嵌着すると共に、前端部に
は、取付けねじ60により固定されるパッキングホルダ
61によりダストリング62が取付けられている。ま
た、該継手24の中間部には弁座63が形成されると共
に、該弁座63の後方には弁体64が内蔵され、該弁体
64の軸65は、後方に固定された弁体保持体66の中
心の筒体66a(66bは弁体保持体66に設けた油通
路である)に摺動自在に挿着され、弁体保持体66と弁
体64との間には弁体64を弁座63に押圧する押しば
ね67を介在させてある。また、前記油圧ホース35を
接続した管36は、先端部の外周に形成したねじ溝を継
手24の後部の内周のねじ溝68に螺合すると共に、シ
ールリング69を介在させ、止めねじ70で固定するこ
とにより継手24に結合される。前記油圧シリンダ39
のピストンロッド39aと管36との連係具40は、管
36に対して図示のような溶接あるいはボルトを用いて
結合される。
このような雌雄の継手20,24は、油圧シリンダ39
の伸長により嵌合部42,57が嵌合される時には、第
6図に示すように、弁体46と64とが当接し、押しば
ね49,67のばね力に抗して弁体46,64が相互に
押し込まれるので、各弁座56,63と弁体46,64
との間がそれぞれ開き、雌型継手24と雄型継手20の
内部が連通し、雌雄の継手20,24が離される時に
は、押しばね49,67の力によって各弁が閉じるよう
に構成されている。
第1図に示すように、前記回動枠33の先端にには、前
記雄型継手20の取付け枠21の先端部に形成された第
1、第2のストッパ73,74に後述の機構によって接
触する係合片75が形成され、また、前記第1のストッ
パ73は雄型継手20の嵌合部42の側方に位置してい
る。
第7図は前記係合片75とストッパ73,74との位置
関係を説明する図であり、第7図と第1図を用いて継手
20,24接続のための位置決め装置、昇降フレーム側
継手24の退避装置および継手20,24の着脱装置の
動作説明を行なう。第1のストッパ73は第2のストッ
パ74よりも回転体8の法線方向にWの距離だけ突出
し、第1のストッパ73と第2のストッパ74との間隔
は、係合片75の圧さよりやや大きく形成されている。
また、第1のストッパ73は、オペレータが回転体8を
回転させる前記油圧モータ12を作動させて雄型継手2
0がaからbの範囲にあるように位置設定すれば、2点
鎖線で示す姿勢で油圧シリンダ31を収縮させる(すな
わち摺動筒28と共に回動枠33を第7図の矢印78の
方向に移動させる)ことによって係合片75の先端を当
接させることができ、係合片75が第1のストッパ73
に当接すると係合片75(すなわち回動枠33の先端
部)の回転体8の接線方向の移動が阻止されるので。摺
動筒28の移動を持続したままで回動枠33がピン34
を中心として矢印77の方向に回動することにより、係
合片75が第1のストッパ73と第2のストッパ74と
の間に引張りばね71の力に抗して第1のストッパ73
に圧接しつつ進入し、係合片75が第2のストッパ74
に当接すると矢印77方向の回動が阻止され、これによ
って摺動筒28の移動、すなわち油圧シリンダ31の収
縮も阻止される。
この状態においては、第1図の実線に示したように、管
36および雌型継手24と雄型継手20とはこれらの軸
心が一致して対向するように自動的に位置決めされるの
で、油圧シリンダ39を伸長させることにより、油圧管
18,19に多少の残留圧力があっても、圧抜きを行な
うことなく、油圧シリンダ39に作用する油圧により、
第6図に示したように、雄型継手20と雌型継手24と
が強制的に接続され、内部回路が連通する。従って、油
圧ホース35に接続される切換弁(図示せず)をオペレ
ータが操作することにより、雌雄の継手20,24およ
び油圧管18,19を介してバンドシリンダ11に対す
る作動油の供給、排出を行なうことができ、バンドシリ
ンダ11を収縮あるいは伸長させてケーシング10のバ
ンド9によるチャッキングまたは解放を行なうことがで
きる。
バンドシリンダ11を収縮あるいは伸長させた後は、油
圧シリンダ39を収縮させて雌雄の継手20,24を離
し、続いて油圧シリンダ31を伸長させることにより、
回動枠33は前記とは逆の方向に回動し、係合片75は
ストッパ73,74間から抜け、引張りばね71の力に
よりストッパ72に回動枠3が当接した姿勢で、回転体
8が回転しても第1、第2のストッパ73,74に接触
しない第1図および第7図の2点鎖線に示す退避位置に
移動させることができる。なお、回動枠33が退避位置
に退避したか否かはリミットスイッチ(図示せず)によ
り検出し、退避位置にある場合にのみ回転体8が回転可
能となるように構成することにより、継手着脱装置1が
回転体8の回転により破損させられることがないように
している。
この例のように、第1、第2のストッパ73,74およ
び係合片75等を用いた位置決め装置により、継手2
0、24を自動的に対向させることができ、オペレータ
が油圧モータ12を作動させて回転体8を回転させて接
続位置へ移動させた場合、継手20が多少好適位置から
ずれていても、係合片75がストッパ73と74に当接
することで自動的に位置が決まって、着脱が可能となる
ので、オペレータは回転体8側継手20の停止位置につ
いて細心の注意を払うことなく、容易にかつ能率良く継
手の着脱を行なうことができる。また、回転体8側継手
20は1個設けてもよいが、上記実施例のように回転方
向に複数個設けることにより、継手接続時における回転
体8の回動角を小さくすることができるので、能率上好
ましい。
上記実施例においては、昇降フレーム5側継手24を回
転体8の接線方向に動かすことによって継手24を退避
させる例について説明したが、回転体8の法線方向ある
いは法線に対して傾斜した方向に油圧あるいは空気圧シ
リンダもしくはラック、ピニオン機構等によって退避さ
せるようにしてもよい。また、上記例のような自動位置
決め装置の代わりに、継手20,24の少なくとも一方
の取付け枠に若干のガタを持たせ、あるいは若干の角度
だけ回動できるように取付け、かつ継手20,24が近
接する場合に芯合わせを行なうガイド手段を設けること
により、自動着脱を行なわせることができる。また、回
転体8側継手20とこれに対向する継手24の取付け方
向は、法線方向に対して傾斜した方向であってもよい。
また、継手20,24を着脱するアクチュエータとして
は、油圧シリンダの代わりに、空気圧シリンダまたは電
動あるいは油圧モータや、電磁石を用いることもでき
る。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明においては、回転体側継手に
対し、昇降フレーム側継手を着脱するアクチュエータ
と、昇降フレーム側継手を回転体側機器に接触しない位
置に退避させる装置とを備えたので、アクチュエータに
より、回転体側の油圧回路に残留する油圧に抗して継手
を接続することが可能となり、従来必要とした圧抜き作
業を要することなく継手を接続することが可能となり、
また、昇降フレーム側継手を退避させる装置により、昇
降フレーム側継手を回転体の回転の邪魔にならない位置
に自動的に退避させることができるので、遠隔操作によ
る継手の自動着脱が可能となる。従って、従来のよう
に、入手によって継手を着脱する場合に比較して、ケー
シング圧入、引抜き作業を能率良く行なうことができ
る。
また、本発明において、回転体側継手に対し、昇降フレ
ーム側継手が対向するように位置合わせを行なう位置決
め装置を設けたので、継手の位置決めに細心の注意を払
う必要がなくなるので、継手の着脱がより容易にかつ能
率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油圧継手の着脱装置の一実施例を
示す平面図、第2図および第3図はそれぞれ第1図のE
−E断面図およびF−F断面図、第4図および第5図は
本実施例における雄雌の継手を示す半断面図、第6図は
第4図および第5図に示した継手の接続状態を示す半断
面図、第7図は本実施例装置の位置決め装置の位置関係
および動作を説明する平面図、第8図は本発明を適用し
たケーシングドライバの平面図、第9図および第10図
はそれぞれ第8図の右側面図および正面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフレームにスラストシリンダにより
    昇降自在に取付けられた昇降フレームと、該昇降フレー
    ムに油圧モータにより回転自在に取付けられた回転体
    と、該回転体に取付けられたケーシング掴み用バンド
    と、該バンドを開閉する油圧式バンドシリンダとを有
    し、前記回転体側と前記昇降フレーム側にそれぞれ取付
    けられた継手を着脱自在に接続することにより、前記バ
    ンドシリンダに対して作動油を供給、排出する油圧回路
    を構成するケーシングドライバにおいて、 前記回転体側継手を前記回転体の外周部に回転体の法線
    方向ないし法線に対して傾斜させて外向きに取付け、 前記昇降フレームに継手取付け用フレームを取付け、該
    継手取付け用フレームにガイド部材を介して回転体に対
    して近接離反方向に移動自在に、かつ回転体が所定の回
    動位置にある状態において該回転体継手に対向し得る位
    置に昇降フレーム側継手を搭載すると共に、該昇降フレ
    ーム側継手を回転体側継手に向けて進退させて両継手を
    着脱するアクチュエータを搭載した ことを特徴とするケーシングドライバのバンドシリンダ
    用油圧継手の着脱装置。
  2. 【請求項2】ベースフレームに油圧シリンダにより昇降
    自在に取付けられた昇降フレームと、該昇降フレームに
    油圧モータにより回転自在に取付けられた回転体と、該
    回転体に取付けられたケーシング掴み用バンドと、該バ
    ンドを開閉する油圧式バンドシリンダとを有し、前記回
    転体側と前記昇降フレーム側にそれぞれ取付けられた継
    手を着脱自在に接続することにより、前記バンドシリン
    ダに対して作動油を供給、排出する油圧回路を構成する
    ケーシングドライバにおいて、 前記回転体側継手を前記回転体の外周部に回転体の法線
    方向ないし法線に対して傾斜させて外向きに取付け、該
    回転体側継手の側面に昇降フレーム側継手の位置決め用
    ストッパを設け、 前記昇降フレームに前記回転体の接線方向ないし接線方
    向に対して傾斜した方向にガイド部材を取付け、該ガイ
    ド部材に沿って移動自在に移動体を装着すると共に、該
    移動体を移動させるアクチュエータを設け、 該移動体に継手取付け用フレームを枢着し、該継手取付
    け用フレームにガイド部材を介して移動自在に昇降フレ
    ーム側継手を搭載すると共に、該継手を進退させるアク
    チュエータを搭載し、 前記回転体の所定の回動範囲において前記移動体の回転
    体側への近接移動により回転体継手のストッパに当接さ
    せる係合片を前記継手取付け用フレームに設け、 前記移動体の回転体への近接移動により前記係合片が前
    記ストッパに当接して前記継手取付け用フレームが回動
    し位置決めされることにより、前記回転体側継手に対し
    て前記昇降フレーム側継手が対向し、前記継手を進退さ
    せるアクチュエータの作動により前記昇降フレーム側継
    手が前記回転体側継手に着脱される構成を有する ことを特徴とするケーシングドライバのバンドシリンダ
    用油圧継手の着脱装置。
JP11207385A 1985-05-27 1985-05-27 ケ−シングドライバのバンドシリンダ用油圧継手の着脱装置 Expired - Fee Related JPH068535B2 (ja)

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