JPH0685300A - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュールInfo
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- JPH0685300A JPH0685300A JP4233776A JP23377692A JPH0685300A JP H0685300 A JPH0685300 A JP H0685300A JP 4233776 A JP4233776 A JP 4233776A JP 23377692 A JP23377692 A JP 23377692A JP H0685300 A JPH0685300 A JP H0685300A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- reinforcing material
- cell module
- layer
- substrate
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋外環境下での長期信頼性のある太陽電池モ
ジュールを提供することを目的とする。 【構成】 太陽電池の基体となる導電性基体102を、
裏面補強材103に固定する太陽電池モジュールにおい
て、導電性基体と電気的に絶縁された補強材101を用
いて、導電性基体102と裏面補強材103を固定する
ことを特徴とする太陽電池モジュール。 【効果】 少なくとも端部の剥がれが起こり難くなり、
太陽電池モジュールの機械的強度が大きくなる。これに
よって製造上の工程、または設置時のハンドリングにお
いて、剥がれることなく品質が安定し設置後の長期信頼
性が飛躍的に向上する。
ジュールを提供することを目的とする。 【構成】 太陽電池の基体となる導電性基体102を、
裏面補強材103に固定する太陽電池モジュールにおい
て、導電性基体と電気的に絶縁された補強材101を用
いて、導電性基体102と裏面補強材103を固定する
ことを特徴とする太陽電池モジュール。 【効果】 少なくとも端部の剥がれが起こり難くなり、
太陽電池モジュールの機械的強度が大きくなる。これに
よって製造上の工程、または設置時のハンドリングにお
いて、剥がれることなく品質が安定し設置後の長期信頼
性が飛躍的に向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲げ強度を十分に高めた
太陽電池モジュールに関する。
太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、エネルギ−消費による地球規模で
の熱汚染、大気汚染が次第に拡大しており、環境問題が
深刻な問題となってきている。その中で、エネルギー供
給の一手段として太陽電池が注目されている。その理由
として、太陽光が量的に豊富であること、無公害である
こと、研究が進めばエネルギーコストを安くできるなど
がある。その安全性と取扱い易さから将来非常に有望で
ある。
の熱汚染、大気汚染が次第に拡大しており、環境問題が
深刻な問題となってきている。その中で、エネルギー供
給の一手段として太陽電池が注目されている。その理由
として、太陽光が量的に豊富であること、無公害である
こと、研究が進めばエネルギーコストを安くできるなど
がある。その安全性と取扱い易さから将来非常に有望で
ある。
【0003】各種の太陽電池として、結晶系シリコン、
非結晶系シリコン及び化合物半導体の太陽電池等があ
り、日々熱心に研究されている。
非結晶系シリコン及び化合物半導体の太陽電池等があ
り、日々熱心に研究されている。
【0004】太陽電池に於いて、耐候性、耐衝撃性、可
とう性に優れていることから、基板材にステンレス等の
金属基板を用いる場合がある。金属基板を用いた太陽電
池モジュ−ルは衝撃に強く、単位面積当たりの重量及
び、発電電力当たりの重量が極めて軽いという利点を有
している。さらに強度を増すために、耐候性のある裏面
補強板上に太陽電池基板を接着させ、一枚板の太陽電池
モジュ−ルとしている。
とう性に優れていることから、基板材にステンレス等の
金属基板を用いる場合がある。金属基板を用いた太陽電
池モジュ−ルは衝撃に強く、単位面積当たりの重量及
び、発電電力当たりの重量が極めて軽いという利点を有
している。さらに強度を増すために、耐候性のある裏面
補強板上に太陽電池基板を接着させ、一枚板の太陽電池
モジュ−ルとしている。
【0005】その太陽電池の受光面の表面被覆には、E
VA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマ−)とクレー
ンガラス(ガラス繊維不織布)を積層し、その上に光入
射側の表面層としてテフゼル(フッ素樹脂フィルム)を
積層し表面被覆層としていた。
VA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマ−)とクレー
ンガラス(ガラス繊維不織布)を積層し、その上に光入
射側の表面層としてテフゼル(フッ素樹脂フィルム)を
積層し表面被覆層としていた。
【0006】図6は裏面補強板に太陽電池基板を接着さ
せた図で、(a)は上斜視図、(b)(c)はその端部
の断面図を示す。601は裏面補強板、602は太陽電
池基板、そして603は接着剤、604は絶縁フィル
ム、605は表面被覆層である。このモジュールは軽量
化を活かし、主に屋根上に設置される。表面被覆材を
(b)のように裏面補強板に一体ラミネートした時は問
題ないが、(c)のように予め表面被覆を施した太陽電
池を裏面補強板上に接着する場合、温湿度サイクル試験
および屋外暴露試験の結果、端部には表面被覆層、絶縁
フィルム、接着剤の熱膨張率がちがうため応力がかか
り、(c)のように剥がれてしまうことがあった。
(c)では、裏面補強板界面で剥がれているが、太陽電
池基板界面で剥がれる場合もあった。またハンドリング
時に端部を持つと、(c)の様に剥がれてしまうことが
多く、これは製造上の工程や設置時のハンドリングに於
いて、余計な注意を払わなければならず、品質の安定化
に対する不安があった。
せた図で、(a)は上斜視図、(b)(c)はその端部
の断面図を示す。601は裏面補強板、602は太陽電
池基板、そして603は接着剤、604は絶縁フィル
ム、605は表面被覆層である。このモジュールは軽量
化を活かし、主に屋根上に設置される。表面被覆材を
(b)のように裏面補強板に一体ラミネートした時は問
題ないが、(c)のように予め表面被覆を施した太陽電
池を裏面補強板上に接着する場合、温湿度サイクル試験
および屋外暴露試験の結果、端部には表面被覆層、絶縁
フィルム、接着剤の熱膨張率がちがうため応力がかか
り、(c)のように剥がれてしまうことがあった。
(c)では、裏面補強板界面で剥がれているが、太陽電
池基板界面で剥がれる場合もあった。またハンドリング
時に端部を持つと、(c)の様に剥がれてしまうことが
多く、これは製造上の工程や設置時のハンドリングに於
いて、余計な注意を払わなければならず、品質の安定化
に対する不安があった。
【0007】一方、一般的に太陽電池は屋外設置型とし
て使用されるため、上記表面被覆に使われているEVA
は、長時間の紫外線の照射により変色しやすいので耐候
性が十分とはいえない。また、吸水性があるため太陽電
池の長期信頼性において変換効率劣化の原因となりう
る。そこで耐候性、耐湿性のあるコーティング材を一層
入れることによりEVAの膜厚を薄くし、変色の影響を
軽減させ、防湿効果を高めるという方法が考えられた。
同様に、コーティング層の上からフッ素樹脂等の耐候性
塗料を塗布することにより、耐候性、耐湿性を向上させ
る方法が考えられている。
て使用されるため、上記表面被覆に使われているEVA
は、長時間の紫外線の照射により変色しやすいので耐候
性が十分とはいえない。また、吸水性があるため太陽電
池の長期信頼性において変換効率劣化の原因となりう
る。そこで耐候性、耐湿性のあるコーティング材を一層
入れることによりEVAの膜厚を薄くし、変色の影響を
軽減させ、防湿効果を高めるという方法が考えられた。
同様に、コーティング層の上からフッ素樹脂等の耐候性
塗料を塗布することにより、耐候性、耐湿性を向上させ
る方法が考えられている。
【0008】しかしこれらの方法において、表面被覆
(或いはラミネート)後の太陽電池を、裏面補強板上に
接着した場合と、太陽電池を裏面補強板上に接着した後
に、耐候性塗料をコーティングした場合において、ハン
ドリング時に端部が剥がれやすく、また設置後において
は接着部の強度が長期間の屋外環境に耐えられず、剥離
が発生すると考えられる。これも長期信頼性に影響を及
ぼし、時間の経過とともに致命的な結果の原因になる。
(或いはラミネート)後の太陽電池を、裏面補強板上に
接着した場合と、太陽電池を裏面補強板上に接着した後
に、耐候性塗料をコーティングした場合において、ハン
ドリング時に端部が剥がれやすく、また設置後において
は接着部の強度が長期間の屋外環境に耐えられず、剥離
が発生すると考えられる。これも長期信頼性に影響を及
ぼし、時間の経過とともに致命的な結果の原因になる。
【0009】以上の内容より、現在の状態では少なくと
も端部の接着強度が不足している。従って、製造後、設
置後に於いて剥がれがなく品質が安定しており、長期信
頼性のある太陽電池モジュールの開発が要望されてい
た。
も端部の接着強度が不足している。従って、製造後、設
置後に於いて剥がれがなく品質が安定しており、長期信
頼性のある太陽電池モジュールの開発が要望されてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の欠点を解決し、品質が安定しており、長期信頼性のあ
る太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
の欠点を解決し、品質が安定しており、長期信頼性のあ
る太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の太陽電池モジュールは、少なくとも導電性基
体上に形成した太陽電池素子、裏面補強材を有する太陽
電池モジュールにおいて、該導電性基体と電気的に絶縁
された補強材を用いて、少なくとも該導電性基体の角部
と該裏面補強材を固定することを特徴とする。
の本発明の太陽電池モジュールは、少なくとも導電性基
体上に形成した太陽電池素子、裏面補強材を有する太陽
電池モジュールにおいて、該導電性基体と電気的に絶縁
された補強材を用いて、少なくとも該導電性基体の角部
と該裏面補強材を固定することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明者は、上記従来の欠点を解決すべく、鋭
意研究を重ねた結果、補強材で太陽電池基板を裏面補強
板に固定することにより、機械的強度をもたせて、少な
くとも端部の剥がれが起こりにくくすることによって、
長期信頼性が得られることをみいだした。
意研究を重ねた結果、補強材で太陽電池基板を裏面補強
板に固定することにより、機械的強度をもたせて、少な
くとも端部の剥がれが起こりにくくすることによって、
長期信頼性が得られることをみいだした。
【0013】
【実施態様例】本発明は、少なくとも導電性基体上に形
成した太陽電池素子、裏面補強材を有する太陽電池モジ
ュールにおいて、該導電性基体と電気的に絶縁された補
強材を用いて、少なくとも該導電性基体の角部と該裏面
補強材を固定することを特徴とする太陽電池モジュ−ル
である。
成した太陽電池素子、裏面補強材を有する太陽電池モジ
ュールにおいて、該導電性基体と電気的に絶縁された補
強材を用いて、少なくとも該導電性基体の角部と該裏面
補強材を固定することを特徴とする太陽電池モジュ−ル
である。
【0014】図1は、本発明の一例の太陽電池モジュ−
ルの摸式図で、(a)は上斜視図、(b)は端部の断面
図である。
ルの摸式図で、(a)は上斜視図、(b)は端部の断面
図である。
【0015】図1において101は補強材、102は太
陽電池基板(太陽電池)、103は裏面補強板、104
は接着剤、105は絶縁フィルム、106は補強材を固
定する接着剤、107は表面被覆層である。製造は以下
の手順で行った。太陽電池基板102上に表面被覆層1
07を塗布する。次に絶縁フィルム105を挟むように
して接着剤104で太陽電池基板102と裏面補強板1
03を接着する。そして接着剤106を介して補強材1
01を太陽電池基板102と裏面補強板103にかかる
ように固定する。
陽電池基板(太陽電池)、103は裏面補強板、104
は接着剤、105は絶縁フィルム、106は補強材を固
定する接着剤、107は表面被覆層である。製造は以下
の手順で行った。太陽電池基板102上に表面被覆層1
07を塗布する。次に絶縁フィルム105を挟むように
して接着剤104で太陽電池基板102と裏面補強板1
03を接着する。そして接着剤106を介して補強材1
01を太陽電池基板102と裏面補強板103にかかる
ように固定する。
【0016】〔補強材、及び固定方法〕本発明の補強材
による固定方法は、太陽電池を挟むように、補強材と裏
面補強材とを固定するものである。補強材と裏面補強材
とを接着剤を介して固定する方法、リベットやねじで機
械的に固定する方法、上記機械的方法と接着剤あるいは
シ−ラントを併用した固定方法がある。固定時の注意事
項は、光起電力素子(太陽電池)の導電性基体と透明導
電層、集電電極を短絡しないで補強することである。本
発明の補強材の性能としては、上記内容より絶縁物であ
ること、また太陽光の照射を受けるので耐候性が要求さ
れる。
による固定方法は、太陽電池を挟むように、補強材と裏
面補強材とを固定するものである。補強材と裏面補強材
とを接着剤を介して固定する方法、リベットやねじで機
械的に固定する方法、上記機械的方法と接着剤あるいは
シ−ラントを併用した固定方法がある。固定時の注意事
項は、光起電力素子(太陽電池)の導電性基体と透明導
電層、集電電極を短絡しないで補強することである。本
発明の補強材の性能としては、上記内容より絶縁物であ
ること、また太陽光の照射を受けるので耐候性が要求さ
れる。
【0017】補強材の材料は、リベット、ネジの場合は
テフロン、プラスチック、或いは鉄などの金属をテフロ
ン、プラスチックで覆ってあるもの等を用いる。ネジは
ビス止めし、リベットは柔らかい金属の場合、端部をつ
ぶして固定し、テフロン、プラスチック等の場合は、熱
により端部を融着させて、固定する。
テフロン、プラスチック、或いは鉄などの金属をテフロ
ン、プラスチックで覆ってあるもの等を用いる。ネジは
ビス止めし、リベットは柔らかい金属の場合、端部をつ
ぶして固定し、テフロン、プラスチック等の場合は、熱
により端部を融着させて、固定する。
【0018】また材料にアルミニウム合金等の導電性金
属を用いた時は、太陽電池の導電性基体、透明導電層、
集電電極と短絡しないように、予めあけてある穴の断面
を、プラスチックのカラーやシリコン系、プチルゴム
系、アクリル系の樹脂で覆い、接触しないようにする必
要がある。一方、薄板の材料としてはガラス、セラミッ
ク、ポリプロピレン、耐候性プラスチック(フッ素樹
脂、シリコーン樹脂)、FRP(ガラスファイバー強化
プラスチック)、絶縁コーティングした金属板等があ
る。形状としては図1の三角形型、図3の”く”の字型
等があり、少なくとも太陽電池の端部を固定できる形状
であれば良い。
属を用いた時は、太陽電池の導電性基体、透明導電層、
集電電極と短絡しないように、予めあけてある穴の断面
を、プラスチックのカラーやシリコン系、プチルゴム
系、アクリル系の樹脂で覆い、接触しないようにする必
要がある。一方、薄板の材料としてはガラス、セラミッ
ク、ポリプロピレン、耐候性プラスチック(フッ素樹
脂、シリコーン樹脂)、FRP(ガラスファイバー強化
プラスチック)、絶縁コーティングした金属板等があ
る。形状としては図1の三角形型、図3の”く”の字型
等があり、少なくとも太陽電池の端部を固定できる形状
であれば良い。
【0019】〔太陽電池〕本発明の太陽電池モジュール
に便用する太陽電池は、少なくとも一つ以上の光起電力
素子から成り、一例として図7の概略断面図に示した構
成になっている。図7において、705は導電性基体、
704は裏面反射層、703は光電変換部材としての半
導体層、702は透明導電層、701は集電電極であ
る。704の裏面反射層は705の導電性基体で兼ねる
こともできる。
に便用する太陽電池は、少なくとも一つ以上の光起電力
素子から成り、一例として図7の概略断面図に示した構
成になっている。図7において、705は導電性基体、
704は裏面反射層、703は光電変換部材としての半
導体層、702は透明導電層、701は集電電極であ
る。704の裏面反射層は705の導電性基体で兼ねる
こともできる。
【0020】上記導電性基体705としては、ステンレ
ス,アルミニウム,銅,チタン,カ−ボンシート,亜鉛
メッキ鋼板,導電層が形成してあるポリイミド,ポリエ
ステル,ポリエチレンナフタライド,エポキシなどの樹
脂フィルムやセラミックス等が拳げられる。
ス,アルミニウム,銅,チタン,カ−ボンシート,亜鉛
メッキ鋼板,導電層が形成してあるポリイミド,ポリエ
ステル,ポリエチレンナフタライド,エポキシなどの樹
脂フィルムやセラミックス等が拳げられる。
【0021】上記薄膜半導体層703としては、非結晶
シリコン、結晶シリコン、銅インジウムセレナイドなど
の化合物半導体が適当である。
シリコン、結晶シリコン、銅インジウムセレナイドなど
の化合物半導体が適当である。
【0022】非結晶シリコンの場合はシランガスなどの
プラズマCVDにより形成する、多結晶シリコンの場合
は溶融シリコンのシート化、あるいは非結晶シリコンの
熱処理により形成する。CuInSe2/CdSの場合
は電子ビーム蒸着やスパッタリング、電析(電解液の電
気分解による析出)などの方法で形成する。半導体層の
構成としては、pin接合、pn接合、ショットキー型
接合が用いられる。該半導体層は、少なくとも裏面電極
層704と透明電極層702にサンドイッチされた構造
になっている。
プラズマCVDにより形成する、多結晶シリコンの場合
は溶融シリコンのシート化、あるいは非結晶シリコンの
熱処理により形成する。CuInSe2/CdSの場合
は電子ビーム蒸着やスパッタリング、電析(電解液の電
気分解による析出)などの方法で形成する。半導体層の
構成としては、pin接合、pn接合、ショットキー型
接合が用いられる。該半導体層は、少なくとも裏面電極
層704と透明電極層702にサンドイッチされた構造
になっている。
【0023】該裏面電極層704には、金属層あるいは
金属酸化物、あるいは金属層と金属酸化物の複合層が用
いられる。金属層の材質としては、Ti,Cr,Mo,
W,Al,Ag,Niなどが用いられ、金属酸化物層と
してZnO,TiO2,SnO2,などが採用される。上
記金属層および金属酸化物層の形成方法としては抵抗加
熱蒸着,電子ビーム蒸着,スパッタリング法などがあ
る。
金属酸化物、あるいは金属層と金属酸化物の複合層が用
いられる。金属層の材質としては、Ti,Cr,Mo,
W,Al,Ag,Niなどが用いられ、金属酸化物層と
してZnO,TiO2,SnO2,などが採用される。上
記金属層および金属酸化物層の形成方法としては抵抗加
熱蒸着,電子ビーム蒸着,スパッタリング法などがあ
る。
【0024】透明導電層702に用いる材料としては、
In2O3,SnO2,In2O3‐SnO2(ITO),Z
nO,TiO2,Cd2SnO4,高濃度不純物ドープし
た結晶性半導体層などがあり、形成方法としては抵抗加
熱蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング法、スプレ−
法、CVD法、不純物拡散などがある。
In2O3,SnO2,In2O3‐SnO2(ITO),Z
nO,TiO2,Cd2SnO4,高濃度不純物ドープし
た結晶性半導体層などがあり、形成方法としては抵抗加
熱蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング法、スプレ−
法、CVD法、不純物拡散などがある。
【0025】さらに、透明電極層の上の光起電力によっ
て発生した電流を効率よく集電するための、格子(グリ
ッド)状の集電電極701の材料としては、Ti,C
r,Mo,W,Al,Ag,Ni,Cu,Sn及び銀ペ
ーストなどの導電性ペーストが用いられる。グリッド電
極の形成方法には、マスクパターンを用いたスパッタリ
ング,抵抗加熱,CVDの蒸着方法,あるいは全面に金
属層を蒸着した後にエッチングしてパターニングする方
法,光CVDにより直接グリッド電極バターンを形成す
る方法,グリッド電極バタ−ンのネガバターンのマスク
を形成した後にメッキにより形成する方法,導電性ペ−
ストを印刷して形成する方法などがある。導電性ペース
トは、通常微粉末状の銀,金,銅,ニッケル,カーボン
などをバインダーポリマーと分散させたものが使用され
る。上記バインダーポリマーとしては、ポリエステル,
エポキシ,アクリル,アルキド,ポリビニルアセテ−
ト,ゴム,ウレタン,フェノールなどの樹脂がある。
て発生した電流を効率よく集電するための、格子(グリ
ッド)状の集電電極701の材料としては、Ti,C
r,Mo,W,Al,Ag,Ni,Cu,Sn及び銀ペ
ーストなどの導電性ペーストが用いられる。グリッド電
極の形成方法には、マスクパターンを用いたスパッタリ
ング,抵抗加熱,CVDの蒸着方法,あるいは全面に金
属層を蒸着した後にエッチングしてパターニングする方
法,光CVDにより直接グリッド電極バターンを形成す
る方法,グリッド電極バタ−ンのネガバターンのマスク
を形成した後にメッキにより形成する方法,導電性ペ−
ストを印刷して形成する方法などがある。導電性ペース
トは、通常微粉末状の銀,金,銅,ニッケル,カーボン
などをバインダーポリマーと分散させたものが使用され
る。上記バインダーポリマーとしては、ポリエステル,
エポキシ,アクリル,アルキド,ポリビニルアセテ−
ト,ゴム,ウレタン,フェノールなどの樹脂がある。
【0026】グリッド電極で集電した電流を集めて輸送
するためのバスバーの材料としてはスズあるいはハンダ
コーティングした銅、ニッケルなどを用いる。バスバー
のグリッド電極ヘの接続は、導電性接着剤あるいはハン
ダで行う。
するためのバスバーの材料としてはスズあるいはハンダ
コーティングした銅、ニッケルなどを用いる。バスバー
のグリッド電極ヘの接続は、導電性接着剤あるいはハン
ダで行う。
【0027】〔裏面補強材〕太陽電池モジュールの裏面
補強材の形状としては、板状のものを用い、材質として
は塗装亜鉛鋼板のような絶縁処理した金属,カーボンフ
ァイバ−,FRP(ガラスファイバー強化プラスチッ
ク),セラミック,ガラスなどを用いる。
補強材の形状としては、板状のものを用い、材質として
は塗装亜鉛鋼板のような絶縁処理した金属,カーボンフ
ァイバ−,FRP(ガラスファイバー強化プラスチッ
ク),セラミック,ガラスなどを用いる。
【0028】〔接着剤〕太陽電池と裏面補強板との間
に、塗布される接着剤に使われる材料としてエポキシ
系,アクリル系,シリコン樹脂,ホットメルト等があ
る。求められる性能として接着力,耐熱性,フレキシブ
ル性があるが、特に優れている材料は、エポキシー液熱
硬化型である。 〔シ−ラント〕補強材と、太隅電池基板或いは裏面補強
板との隙間を充填する目的で使用し、材料としてはシリ
コン系、ポリウレタン系、プチルゴム系、アクリル系等
がある。
に、塗布される接着剤に使われる材料としてエポキシ
系,アクリル系,シリコン樹脂,ホットメルト等があ
る。求められる性能として接着力,耐熱性,フレキシブ
ル性があるが、特に優れている材料は、エポキシー液熱
硬化型である。 〔シ−ラント〕補強材と、太隅電池基板或いは裏面補強
板との隙間を充填する目的で使用し、材料としてはシリ
コン系、ポリウレタン系、プチルゴム系、アクリル系等
がある。
【0029】〔絶緑フィルム〕太陽電池と、裏面補強板
を絶縁するために用いている。接着剤だけでも絶縁性は
あるが塗装ムラがあるため、塗布膜厚の薄い部分におい
ては、太陽電池と裏面補強板のショ−トが発生する恐れ
がある。絶縁フィルムはそれを防止するための安全策と
して場合によっては使用している。材料としてはナイロ
ンフィルム、PET(ポリエチレンテレフタレート)等
がある。
を絶縁するために用いている。接着剤だけでも絶縁性は
あるが塗装ムラがあるため、塗布膜厚の薄い部分におい
ては、太陽電池と裏面補強板のショ−トが発生する恐れ
がある。絶縁フィルムはそれを防止するための安全策と
して場合によっては使用している。材料としてはナイロ
ンフィルム、PET(ポリエチレンテレフタレート)等
がある。
【0030】〔表面被覆層〕表面被覆層は、透光性があ
り紫外線やオゾンに安定な耐候性があること、及び耐湿
性、耐スクラッチ性が必要である。コーティング材の材
料としては金属酸化物系,シリコン樹脂系,アクリル樹
脂系,環状ホスファゼン化合物があり、太陽電池上に塗
布される。しかしこの一層だけでは、膜厚が薄く耐スク
ラッチ性、耐候性が十分とはいえないので、フッ素樹脂
フィルム/エチレン−酢酸ビニル共重合体の二層構造の
もの(光入射側はフッ素樹脂フィルム),フッ素樹脂塗
料等が積層される。
り紫外線やオゾンに安定な耐候性があること、及び耐湿
性、耐スクラッチ性が必要である。コーティング材の材
料としては金属酸化物系,シリコン樹脂系,アクリル樹
脂系,環状ホスファゼン化合物があり、太陽電池上に塗
布される。しかしこの一層だけでは、膜厚が薄く耐スク
ラッチ性、耐候性が十分とはいえないので、フッ素樹脂
フィルム/エチレン−酢酸ビニル共重合体の二層構造の
もの(光入射側はフッ素樹脂フィルム),フッ素樹脂塗
料等が積層される。
【0031】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0032】〔実施例1〕図2は、補強材にネジ、また
はリベットを利用した太陽電池モジュールの概略図で、
(a)は角部の上視図、(b)は端部の断面図である。
201は裏面補強板、202は複数の光起電力素子より
なる太陽電池、203は補強材となるリベット、204
は接着剤、205は表面被覆層、206は絶縁フィルム
である。
はリベットを利用した太陽電池モジュールの概略図で、
(a)は角部の上視図、(b)は端部の断面図である。
201は裏面補強板、202は複数の光起電力素子より
なる太陽電池、203は補強材となるリベット、204
は接着剤、205は表面被覆層、206は絶縁フィルム
である。
【0033】太陽電池を構成している光起電力素子は以
下の手順で作製した。0.125mm厚のステンレス基
板上にスパッタ法によって裏面反射層としてAl/Zn
Oを形成し、プラズマCVD法によりn型a―Si層,
i型a−Si層,p型微結晶Si層,の半導体層を形成
し、透明導電層としてIn2O2をO2雰囲気下でInを
抵抗加熱法で蒸着することによって形成し、銀ペースト
をスクリ−ン印刷によって集電電極を形成して、アモル
ファスシリコン光起電力素子を作製した。
下の手順で作製した。0.125mm厚のステンレス基
板上にスパッタ法によって裏面反射層としてAl/Zn
Oを形成し、プラズマCVD法によりn型a―Si層,
i型a−Si層,p型微結晶Si層,の半導体層を形成
し、透明導電層としてIn2O2をO2雰囲気下でInを
抵抗加熱法で蒸着することによって形成し、銀ペースト
をスクリ−ン印刷によって集電電極を形成して、アモル
ファスシリコン光起電力素子を作製した。
【0034】太陽電池モジュ−ルの作製方法は、まず太
陽電池上にコ−ティング材としてアクリルシリコン系塗
料であるファインハード(東燃)を塗布し、その上から
EVAを接着層としてフッ素樹脂フィルムを光入射側表
面にラミネートして作製し表面被覆層とした。この太陽
電池を絶縁処理した0.27mm厚の亜鉛鋼板上に、絶
縁フィルムを挟むように接着剤を介して接着した。絶縁
フィルムにはPET(ポリエチレンテレフタレート)を
用い、両面コロナ放電処理を行い接着力を高めてある。
また、接着剤にはエポキシー液型のハマタイトY380
0(横浜ゴム)を用いた。
陽電池上にコ−ティング材としてアクリルシリコン系塗
料であるファインハード(東燃)を塗布し、その上から
EVAを接着層としてフッ素樹脂フィルムを光入射側表
面にラミネートして作製し表面被覆層とした。この太陽
電池を絶縁処理した0.27mm厚の亜鉛鋼板上に、絶
縁フィルムを挟むように接着剤を介して接着した。絶縁
フィルムにはPET(ポリエチレンテレフタレート)を
用い、両面コロナ放電処理を行い接着力を高めてある。
また、接着剤にはエポキシー液型のハマタイトY380
0(横浜ゴム)を用いた。
【0035】上記作製後の表面被覆層の上から、予めあ
けてある穴にテフロン製リベットを通して、裏面で40
0℃まで熱をかけてリベットを溶融し、その溶融部分を
つぶして冷却することにより、太陽電池と裏面補強板を
固定した。更にリベット、ネジで補強しても、通した穴
の隙間に水分が入り込み、そこで短絡する恐れがあるの
で、表面、裏面共に水分が入り込まないようにシ−ラン
トで覆っておいた。
けてある穴にテフロン製リベットを通して、裏面で40
0℃まで熱をかけてリベットを溶融し、その溶融部分を
つぶして冷却することにより、太陽電池と裏面補強板を
固定した。更にリベット、ネジで補強しても、通した穴
の隙間に水分が入り込み、そこで短絡する恐れがあるの
で、表面、裏面共に水分が入り込まないようにシ−ラン
トで覆っておいた。
【0036】図2において、太陽電池と裏面補強板の穴
は、接着前にあけてあることが必要である。また太陽電
池の穴は、非発電領域に設けられていることが望まし
い。
は、接着前にあけてあることが必要である。また太陽電
池の穴は、非発電領域に設けられていることが望まし
い。
【0037】〔実施例2〕図3は、補強材に薄板を利用
した太陽電池モジュールの概略図で、(a)は角部の上
視図、(b)は端部の断面図である。301は裏面補強
板、302は太陽電池、303はリベット、304は補
強材となる薄板、305はシ−ラント、306は接着
剤、307は表面被覆層、308は絶縁フィルムであ
る。
した太陽電池モジュールの概略図で、(a)は角部の上
視図、(b)は端部の断面図である。301は裏面補強
板、302は太陽電池、303はリベット、304は補
強材となる薄板、305はシ−ラント、306は接着
剤、307は表面被覆層、308は絶縁フィルムであ
る。
【0038】図3に示すように実施例1で作製した太陽
電池を亜鉛鋼板上に接着したものの上から、FRP(ガ
ラスファイバー強化プラスティック)材料の薄板を裏面
補強板上に固定した。この時、簿板と表面被覆層の間に
ブチルゴム系材料のシーラントを充填させ、薄板と裏面
補強板はアルミニウム材料のリベットで固定した。リベ
ットがアルミニウムの場合、柔らかいのでつぶすだけで
固定できる。またシ−ラントの代わりに接着剤を充填さ
せ、それだけで固定する方法もあるが、機械的強度が不
足するので、リベット、ネジを併用した方が良い。固定
用の穴は薄板が絶縁物であれば、太陽電池と裏面補強板
を接着する前にあけておく必要はなく、同様に薄板が絶
縁物であれば、リベット、ネジは絶縁物である必要はな
い。
電池を亜鉛鋼板上に接着したものの上から、FRP(ガ
ラスファイバー強化プラスティック)材料の薄板を裏面
補強板上に固定した。この時、簿板と表面被覆層の間に
ブチルゴム系材料のシーラントを充填させ、薄板と裏面
補強板はアルミニウム材料のリベットで固定した。リベ
ットがアルミニウムの場合、柔らかいのでつぶすだけで
固定できる。またシ−ラントの代わりに接着剤を充填さ
せ、それだけで固定する方法もあるが、機械的強度が不
足するので、リベット、ネジを併用した方が良い。固定
用の穴は薄板が絶縁物であれば、太陽電池と裏面補強板
を接着する前にあけておく必要はなく、同様に薄板が絶
縁物であれば、リベット、ネジは絶縁物である必要はな
い。
【0039】図3において、リベットで固定する代わり
にスポット溶接で固定してもかまわない。
にスポット溶接で固定してもかまわない。
【0040】〔実施例3〕図4は、裏面補強板が補強材
を兼ねている太陽電池モジュールの概略図で,(a)は
角部の上視図、(b)は端部の断面図である。401は
裏面補強板、402は太陽電池、403はシーラント、
404は接着剤、405は表面被覆層、406は絶縁フ
ィルムである。
を兼ねている太陽電池モジュールの概略図で,(a)は
角部の上視図、(b)は端部の断面図である。401は
裏面補強板、402は太陽電池、403はシーラント、
404は接着剤、405は表面被覆層、406は絶縁フ
ィルムである。
【0041】固定方法は、実施例1で作製した太陽電池
を亜鉛鋼板上に固定したものを図4に示すように太陽電
池を挟むように、裏面補強板を折り曲げておこなった。
折り曲げ部にはブチルゴム系のシーラントを充填させ
た。
を亜鉛鋼板上に固定したものを図4に示すように太陽電
池を挟むように、裏面補強板を折り曲げておこなった。
折り曲げ部にはブチルゴム系のシーラントを充填させ
た。
【0042】[比較評価結果]図5(a)は、本発明の
太陽電池モジュ−ルの曲げに対する剥がれ強さを、従来
例と比較して示す図である。本発明の評価サンプルとし
て、実施例1の太陽電池モジュ−ル、従来例の評価サン
プルとして実施例1の太陽電池モジュールで補強材固定
をしていないものとを比較した。
太陽電池モジュ−ルの曲げに対する剥がれ強さを、従来
例と比較して示す図である。本発明の評価サンプルとし
て、実施例1の太陽電池モジュ−ル、従来例の評価サン
プルとして実施例1の太陽電池モジュールで補強材固定
をしていないものとを比較した。
【0043】図5(a)において、横軸は折り曲げた角
度を示し、縦軸は太陽電池基板が、裏面補強板から剥が
れた部分の面積の割合を示している。(b)は、試験方
法の概略図を示し、太陽電池モジュールの角部より10
cmのところで折り曲げテストを行い、図中のθは折り
曲げた角度を表す。(a)において、実線Bは補強材で
固定していない従来例の太陽電池モジュールの、折り曲
げテストの結果を示し、破線Aは補強材で固定した本発
明の太陽電池モジュールの、折り曲げテストの結果をそ
れぞれ示している。従来例の太陽電池モジュールでは、
剥がれ強さが不十分であり20〜30度で剥がれがはじ
まるが、本発明の太陽電池モジュールは90度まで曲げ
ても変化は起こらない。本発明の太陽電池モジュール
は、極めて剥がれにくいと考えられ、信頼性は大幅に向
上している。
度を示し、縦軸は太陽電池基板が、裏面補強板から剥が
れた部分の面積の割合を示している。(b)は、試験方
法の概略図を示し、太陽電池モジュールの角部より10
cmのところで折り曲げテストを行い、図中のθは折り
曲げた角度を表す。(a)において、実線Bは補強材で
固定していない従来例の太陽電池モジュールの、折り曲
げテストの結果を示し、破線Aは補強材で固定した本発
明の太陽電池モジュールの、折り曲げテストの結果をそ
れぞれ示している。従来例の太陽電池モジュールでは、
剥がれ強さが不十分であり20〜30度で剥がれがはじ
まるが、本発明の太陽電池モジュールは90度まで曲げ
ても変化は起こらない。本発明の太陽電池モジュール
は、極めて剥がれにくいと考えられ、信頼性は大幅に向
上している。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、補強材で
太陽電池基板を裏面補強板に固定することにより機械的
強度をもたせて、少なくとも端部の剥がれが極めて起こ
りにくい太陽電池モジュ−ルを作製できる。これによっ
て製造上の工程、または設置時のハンドリングにおい
て、剥がれることなく品質が安定し、設置後の長期信頼
性が飛躍的に向上した。
太陽電池基板を裏面補強板に固定することにより機械的
強度をもたせて、少なくとも端部の剥がれが極めて起こ
りにくい太陽電池モジュ−ルを作製できる。これによっ
て製造上の工程、または設置時のハンドリングにおい
て、剥がれることなく品質が安定し、設置後の長期信頼
性が飛躍的に向上した。
【図1】本発明の太陽電池モジュ−ルを説明するための
概念構成図である。
概念構成図である。
【図2】本発明の実施例1の、補強材を用いて太陽電池
を裏面補強板に固定した、太陽電池モジュ−ルの角部の
上視図(a)、及び端部の断面図(b)である。
を裏面補強板に固定した、太陽電池モジュ−ルの角部の
上視図(a)、及び端部の断面図(b)である。
【図3】本発明の実施例2の、補強材を用いて太陽電池
を裏面補強板に固定した、太陽電池モジュ−ルの角部の
上視図(a)、及び端部の断面図(b)である。
を裏面補強板に固定した、太陽電池モジュ−ルの角部の
上視図(a)、及び端部の断面図(b)である。
【図4】本発明の実施例3の、補強材を用いて太陽電池
を裏面補強板に固定した、太陽電池モジュ−ルの角部の
上視図(a)、及び端部の断面図(b)である。
を裏面補強板に固定した、太陽電池モジュ−ルの角部の
上視図(a)、及び端部の断面図(b)である。
【図5】本発明の太陽電池モジュールの性能を説明する
ための、従来例の太陽電池モジュールと比較試験を行っ
た結果を表す図(a)、及びその試験方法の概略図
(b)である。
ための、従来例の太陽電池モジュールと比較試験を行っ
た結果を表す図(a)、及びその試験方法の概略図
(b)である。
【図6】従来の補強材で固定していない太陽電池モジュ
−ルの上斜視図(a)及び端部の断面図(b)、(c)
である。
−ルの上斜視図(a)及び端部の断面図(b)、(c)
である。
【図7】本発明の太陽電池モジュールに用いた太陽電池
を構成する光起電力素子の概略断面図である。
を構成する光起電力素子の概略断面図である。
101,304…補強材、 102,202,302,402,602…太陽電池ま
たは太陽電池基板、 103,201,301,401,601…裏面補強
板、 203,303…リベットまたはネジ、 104,106,204,306,404,603…接
着剤、 305,403…シ−ラント、 107,205,307,405,605…表面被覆
槽、 105,206,308,406,604…絶緑フイル
ム、 701…集電電極、 702…透明導電層、 703…半導体層、 704…裏面反射層、 705…導電性基体。
たは太陽電池基板、 103,201,301,401,601…裏面補強
板、 203,303…リベットまたはネジ、 104,106,204,306,404,603…接
着剤、 305,403…シ−ラント、 107,205,307,405,605…表面被覆
槽、 105,206,308,406,604…絶緑フイル
ム、 701…集電電極、 702…透明導電層、 703…半導体層、 704…裏面反射層、 705…導電性基体。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 総一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも導電性基体上に形成した太陽
電池素子、裏面補強材を有する太陽電池モジュールにお
いて、該導電性基体と電気的に絶縁された補強材を用い
て、少なくとも該導電性基体の角部と該裏面補強材を固
定することを特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項2】 上記補強材がビス、リベットである請求
項1に記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項3】 上記補強材が耐候性を有する薄板である
請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項4】 上記補強材がビス、リベットと薄板を併
用した請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項5】 上記裏面補強材が補強材を兼ねる請求項
1に記載の太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233776A JPH0685300A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233776A JPH0685300A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 太陽電池モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685300A true JPH0685300A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16960395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233776A Pending JPH0685300A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 太陽電池モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685300A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006339683A (ja) * | 2006-09-25 | 2006-12-14 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 太陽電池モジュールの固定方法 |
JP2006339682A (ja) * | 2006-09-25 | 2006-12-14 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 太陽電池モジュールの固定方法 |
JP2010156124A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Noguchi Kosan Kk | 太陽電池シートの防水構造 |
JP2011169076A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Noguchi Kosan Kk | 太陽電池シートを用いた建築用防水構造 |
WO2013100108A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池用保護材 |
WO2013100109A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 三菱樹脂株式会社 | 保護シート |
JP2013202824A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Mitsubishi Plastics Inc | 保護シート |
JP5400948B1 (ja) * | 2012-12-13 | 2014-01-29 | 三菱樹脂株式会社 | カバーシート付きロール状物及びカバーシート付きロール状物の製造方法 |
JP5474171B1 (ja) * | 2012-12-13 | 2014-04-16 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池用保護材 |
JP2016225507A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | ソーラーフロンティア株式会社 | 太陽電池モジュール |
WO2017067303A1 (zh) * | 2015-10-22 | 2017-04-27 | 常州天合光能有限公司 | 一种双玻光伏组件护角及其安装方法 |
JP2023035396A (ja) * | 2021-09-01 | 2023-03-13 | ユエ-シェン,チャン | 傾斜屋根敷設用ソーラーパネル及びその施工方式 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4233776A patent/JPH0685300A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104025314A (zh) * | 2011-12-28 | 2014-09-03 | 三菱树脂株式会社 | 保护片 |
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