JPH06318729A - 太陽電池モジュールアレイ - Google Patents

太陽電池モジュールアレイ

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JPH06318729A
JPH06318729A JP5107833A JP10783393A JPH06318729A JP H06318729 A JPH06318729 A JP H06318729A JP 5107833 A JP5107833 A JP 5107833A JP 10783393 A JP10783393 A JP 10783393A JP H06318729 A JPH06318729 A JP H06318729A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で製造コストの安い太陽電池モジュール
を、設置作業が簡便で、かつ設置完了後の外観が美し
く、モジュール周縁部の保護性に優れた設置方法によっ
て設置する。 【構成】 周縁部にフレーム材を有しない太陽電池モジ
ュール1を、キャップ材2と支持部材4により挟持固定
する。キャップ材2の一対の差し込み部2bは、それら
の間に形成される開口2dが開閉する方向に変位可能な
弾性を有する。または支持部材4の一対の係止部4c
が、それらの間に形成される開口4dが開閉する方向に
変位可能な弾性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールア
レイに関し、さらに詳しくは、その設置方法において、
コストが安く、簡便で且つ、外観上も優れた太陽電池モ
ジュールアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽エネルギーを利用する太陽電池は、
クリーンで非枯渇性のエネルギー供給源として期待され
ており、一般家庭から大規模発電用までの広範囲な利用
が期待されている。また太陽電池は屋外で使用されるケ
ースが多く、温度や湿度あるいは雨風などの外部環境か
らの影響に対する耐久性を持たせるため、太陽電池素子
を樹脂で封止する等して太陽電池モジュールとする構成
が通常採られる。更に太陽電池モジュールを複数組合わ
せて太陽電池モジュールアレイとする構造も採られる。
【0003】ところで、この太陽電池は、太陽電池自体
の開発研究だけでなく、その設置方法についても種々開
発がなされている。例えば太陽電池モジュールアレイの
設置方法としては、従来は以下のような2つの方法があ
る。
【0004】第1の設置方法は、図13のように、太陽
電池モジュール1に、その周縁部の保護および機械的構
造強度の補強を目的として、アルミニウム等の材料で作
ったフレーム材8が設けられている場合に採られる方法
である。この場合、太陽電池モジュール1は、図13
(a)のようにフレーム材8を固定具9によって架台7
に挟持固定するか、または図13(b)に示すようにフ
レーム材8をボルト6により直接固定することで、設置
される。
【0005】第2の設置方法は、太陽電池モジュールの
基板材料の構造強度が充分に強い場合、あるいはモジュ
ールの軽量化や低コスト化を追求する等の理由によりフ
レーム材を設けない場合に採られる方法である。この場
合、図14に示すように、太陽電池モジュール1はその
周縁部に設けた取り付け用の孔によって、ボルト6によ
り架台7に直接固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の設置方法では、太陽電池モジュールにフレーム材が
組合わされるため、モジュール重量が重くなり、また製
造コストが高いという問題があった。
【0007】また、太陽電池モジュールを設置する際、
例えば固定具を用いる場合は、固定具を太陽電池モジュ
ールにあてがい、架台のネジ穴の位置に合わせ、ボルト
締めを行う等の手順を要するため、設置作業が非常に煩
雑になる。また、固定具を用いない図13(b)の方法
では、太陽電池モジュールの下側でボルト締めを行うた
めに、作業はさらに煩雑である。つまり、建物の屋根上
に設置する場合等、モジュール下側に充分な空間がない
場合には、太陽電池モジュールの下側に手が入らず、設
置作業が物理的に不可能となる。
【0008】更に、設置後の状態において、図13
(a)の固定具9を用いる設置方法では、この固定具9
のために隣接する太陽電池モジュール1の間に隙間10
ができる。そして、この隙間10の個所は、太陽電池に
よる発電が実質的にできないため、発電ロスとなる。ま
た、固定具9及びボルト6の頭部が外から見えるため、
外観上好ましくないという問題もあった。
【0009】一方、上記第2の設置方法の場合は、第1
の設置方法と同様に、架台のネジ穴の位置に合わせてボ
ルト締めを行うという手順を取るので、設置作業が非常
に煩雑であるという問題があった。また、ボルトの頭部
が見えるので外観上好ましくないという問題もあった。
【0010】更に、太陽電池モジュールは、例えば図1
5(a)に示すように、太陽電池素子13をEVA(エ
チレン−酢酸ビニル共重合体)樹脂12により封止し、
また表面側に保護材としてフッ素樹脂フィルム11を、
更に裏面側に金属補強板14を一体に設ける構成が採ら
れる。そして、第2の設置方法では太陽電池モジュール
の周縁部保護のためのフレーム材がないことから、フッ
素樹脂フィルム11やEVA樹脂12の端部が露出して
しまう。この状態で太陽電池モジュールが屋外に設置し
ておかれた場合、モジュール周縁部に小石等の物がぶつ
かること等の機械的な外的ストレスが加わることで、図
15(b)のように「保護材のはがれ」という太陽電池
モジュールの破壊が発生する場合があるという問題があ
った。
【0011】よって、本発明の目的は、軽量で製造コス
トの安い太陽電池モジュールを、簡便な設置作業で、か
つ設置完了後の外観が美しく、モジュール周縁部の保護
性に優れた設置方法により設置できる、太陽電池モジュ
ールアレイを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池モジュ
ールアレイは、少なくとも先端に鈎状の係止部を有する
一対の差し込み部と、太陽電池モジュールを挟持するた
めの挟持部とを有したキャップ材、および少なくとも太
陽電池モジュールを支持するための支持部と、前記キャ
ップ材を固定させるための一対の係止部とを有した支持
部材によって、太陽電池モジュールを挟持固定する太陽
電池モジュールアレイであって、キャップ材の前記一対
の差し込み部が、前記一対の差し込み部の間に形成され
る開口が開閉する方向に変位可能な弾性を有することを
特徴とする。
【0013】また、本発明の太陽電池モジュールアレイ
は、少なくとも先端に鈎状の係止部を有する一対の差し
込み部と、太陽電池モジュールを挟持するための挟持部
とを有したキャップ材、および少なくとも太陽電池モジ
ュールを支持するための支持部と、前記キャップ材を固
定させるための一対の係止部とを有した支持部材によっ
て、太陽電池モジュールを挟持固定する太陽電池モジュ
ールアレイであって、支持部材の前記一対の係止部が、
前記一対の係止部の間に形成される開口が開閉する方向
に変位可能な弾性を有することを特徴とする。
【0014】上記の各構成において、前記支持部材の支
持部が凹形状もしくは凸形状に形成され、かつ前記太陽
電池モジュールの周縁がこれらの形状に合致するように
形成されていることが好ましい。
【0015】また、支持部材の前記係止部の中央部に、
キャップ材の前記鈎状部が係止できる仮止め用係止部を
設けることが好ましい。
【0016】更に、キャップ材の前記挟持部と前記太陽
電池モジュールの表面との間に、弾性材料により形成さ
れたガスケット材を設けることが好ましい。前記ガスケ
ット材の断面形状は中空形状であることが好ましい。
【0017】また、前記支持部材の前記太陽電池モジュ
ールの支持部分と前記太陽電池モジュールの裏面との間
に、表裏両面に粘着材を有した部材を設けることが好ま
しい。
【0018】(実施態様例)次に本発明の実施態様例を
説明する。図1〜4に、周縁部にフレーム材を有しない
太陽電池モジュールを支持部材とガスケット材を有した
キャップ材で挟持固定した例を示した。なお、図1〜3
は、図4においてC矢視方向からの太陽電池モジュール
の設置手順を示す側面図であり、図4はその斜視図であ
る。
【0019】この例は、図1の通り、フレーム材を有し
ない太陽電池モジュール1、図示しない両面粘着テープ
により中空部分を有したガスケット材3を予め設けたキ
ャップ材2、太陽電池モジュールの支持部材4、固定部
材5、ボルト6、架台7等を用いて構成される。支持部
材4には固定部材5が溶接され、また固定部材5はボル
ト6によって架台7に固定される。
【0020】次に、太陽電池モジュール1の設置手順を
図1〜3により説明する。
【0021】まず、図1において、支持部材4をボルト
6によって架台7に固定した後、支持部材4の支持部4
a上に太陽電池モジュール1の周縁部を載せる。次い
で、キャップ材2の差し込み部2bを支持部材4の開口
部4dヘと押し込む。このとき、キャップ材2の差し込
み部2bの開口幅αは、支持部材4の開口部4dの開口
幅βより小さく、かつ開口部4dが上部から下部へと徐
々に狭くなる構造であるために、キャップ材2を下方へ
押し込むことにより、弾性を有する差し込み部2bを閉
じることができる。
【0022】図2に、キャップ材2の差し込み部2bの
先端の鈎状部2cが支持部材4の仮止め用係止部4eに
係止されている状態を示した。この状態では、差し込み
部2bが上述の通り初期の開口幅αより小さく閉じられ
て係止されているため、キャップ材2は上方へ抜けるこ
とはない。また、この時のガスケット材3の押しつぶさ
れる変形量は小さく、太陽電池モジュール1は弱い力で
挟持されているだけであるので、太陽電池モジュール1
は矢印Aの方向への移動が可能である。このため、太陽
電池モジュール1が所望の設置位置からズレている場合
には、この状態で調整移動させることができる。
【0023】図3に、キャップ材2を支持部材4内に完
全に押し込んで設置完了した状態を示した。このとき、
ガスケット材3の中空部分が押しつぶされるため、ガス
ケット材3の元の状態ヘ戻ろうとする力Bによって、太
陽電池モジュール1は下方へ、またキャップ材2は上方
へと押され続けられる。これにより、太陽電池モジュー
ル1は、支持部材4とキャップ材2により挟持固定され
る。
【0024】上記のように、ガスケット材3の存在によ
り、キャップ材2の挟持部2aと太陽電池モジュール1
とが不均一に接触することを防止し、かつ太陽電池モジ
ュール1に均一な力を加えることができる。なお、ガス
ケット材3がない場合には、太陽電池モジュール1は図
3のようにキャップ材2と面接触しないで、偏当たりし
て点接触となり、均一な力で抑えられない場合もある。
【0025】また、ガスケット材3により雨水の浸入を
防げるため、太陽電池モジュール1の下側へは雨水を漏
らさない、雨仕舞構造を有した設置方法となっている。
【0026】なお、本発明はこの例に限られるものでは
ない。また、上記各構成要素について以下に説明する。
【0027】(太陽電池モジュール)本発明に用いられ
る太陽電池モジュールは、軽量かつ低コストで製造する
ために、モジュール周縁部にフレーム材を有しないもの
である。
【0028】また、モジュール周縁部が折り曲げ加工可
能なものが好ましく、これにより図8〜10に示すよう
に、太陽電池モジュール21の周縁部を折り曲げてその
挟持固定をより確実とする固定方法となる。
【0029】更に、光入射側の表面層は耐候性と可とう
性のある透光性材料で覆われ、裏面側には耐候性を有し
た金属製補強板が設けられたものが好ましい。この場
合、例えば表面層は、フッ素樹脂フィルム/EVA(エ
チレン−酢酸ビニル共重合体)の二層構造のもの(光入
射側はフッ素樹脂フィルム)、シリコーン樹脂、フッ素
樹脂、アクリルシリコン、ポリエステル、ナイロン等が
挙げられる。更に、モジュール保護のため、ガラス不織
布を上記樹脂に挟んで形成してもよい。また、裏面側に
用いる上記の金属製補強板としては、例えば亜鉛メッキ
鋼板やそれらの上にさらにフッ素樹脂や塩化ビニルなど
の耐候性物質を有した鋼板やチタン、ステンレス鋼板等
が挙げられる。
【0030】このように、表面層に可とう性のある透光
性材料を用いる場合には、太陽電池素子は可とう性、耐
衝撃性に優れたものが要求される。この種の太陽電池素
子としては、可とう性を有した導電性基体上に非晶質シ
リコン系半導体層を形成したものが好ましい。
【0031】ここで、太陽電池モジュールの構成は以上
説明したものに限定されない。上記のようにモジュール
周縁においての折り曲げ加工ができる構成は必須ではな
い。例えば、実施例で後述するように、ガラスやセラミ
ック等の剛体を太陽電池モジュールの基体として、モジ
ュール単体で機械的構造強度が充分な剛体として作製し
たものも、本発明の太陽電池モジュールアレイに充分適
合可能である。この場合の太陽電池素子は、単結晶シリ
コン、多結晶シリコン、銅インジウムセレナイドなどの
化合物半導体によるものも適用可能である。
【0032】更に、図12のように、太陽電池モジュー
ル39の周縁4辺のうちの向かい合う一対の周縁2辺3
9a、39bのみを挟持固定する場合、モジュール単体
の機械的構造強度をあげるために、その他の2辺39
c、39dを折り曲げることも可能である。
【0033】図12に示す例では、挟持固定されるモジ
ュール周縁の2辺39a、39bの長さが120cm、
折り曲げられるモジュール周縁の2辺39c、39dの
長さが30cmのモジュールサイズである。またモジュ
ールの構成としては、表面保護層としてフッ素樹脂フィ
ルム/EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)の二層
構造を、また裏面側には厚さ0.8mmの亜鉛メッキ鋼
板を用いたものである。そしてこの太陽電池モジュール
39が、その2辺39c、39dを折り曲げた状態で、
2辺39a、39bを挟持固定されることで、モジュー
ル周縁の4辺全てを固定しなくとも、風力等の耐荷重の
点においても十分であるように、太陽電池モジュール3
9を設置することができる。
【0034】また、上記モジュール折り曲げ形状は、図
12に示す下方への1回曲げに限らない。例えば、モジ
ュールの裏面側に雨水を漏らさない折り曲げ形状とする
ことで、雨仕舞構造を有した太陽電池モジュールの設置
構造とすることもできる。
【0035】(光起電力素子)本発明に使用する太陽電
池モジュールは、少なくとも1つ以上の光起電力素子か
ら構成される。その一例は図11に示した通りで、導電
性基体34、裏面電極層35、光電変換部材としての半
導体層36、透明電極層37、集電電極38からなる構
成となっている。裏面電極層35は導電性基体34によ
り兼用することもできる。
【0036】導電性基体34としては、ステンレス、モ
リブデン、タングステン、コバルト、クロム、鉄、タン
タル、ニオブ、ジルコニウム、アルミニウム、アルミニ
ウム合金、銅、チタン等からなるものが用いられる。
【0037】半導体層36としては、非晶質シリコン系
半導体、単結晶シリコン、多結晶シリコン、銅インジウ
ムセレナイドなどの化合物半導体が用いられ、特に非晶
質シリコン系半導体が適当である。非晶質シリコン系半
導体の場合は、シランガスと、所望の導電体にするため
の形成ガスなどをプラズマCVD法により反応させ形成
する。また多結晶シリコン半導体の場合は、溶融シリコ
ンのシート化あるいは非晶質シリコン半導体の熱処理に
より形成する。CuInSe/CdSの場合は、電
子ビーム蒸着やスパッタリング、電析(電解液の電気分
解による析出)などの方法で形成する。半導体の構成と
しては、pin接合、pn接合ショットキー型接合が用
いられ、タンデム、トリプル等の複層構成とすることが
できる。半導体層36は少なくとも裏面電極層35と透
明電極層37にサンドイッチされた構造になっている。
【0038】裏面電極層35には、金属層あるいは金属
酸化物、あるいは金属層と金属酸化物の複合層が用いら
れる。金属層の材質としては、Ti,Al,Ag,N
i,Fe,Cu,Cr,Mo等が用いられ、金属酸化物
としてZnO,TiO,SnO,ITO等が採
用される。上記金属層及び金属酸化物の形成方法として
は抵抗加熱蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング法、
スプレー法、CVD法、不純物拡散法等がある。
【0039】更に、透明電極層37の上の光起電力によ
って発生した電流を効率よく集電するための、格子(グ
リッド)上の集電電極38の材料としては、Ti,C
r,Mo,W,Al,Ag,Ni,Cu,Suや銀ペー
スト等の導電性ペーストが用いられる。グリッド電極の
形成方法にはマスクパターンを用いたスパッタリング、
抵抗加熱、CVD等の蒸着方法、あるいは全面に金属層
を蒸着した後にエッチングしてパターニングする方法、
光CVDにより直接グリッド電極パターンを形成する方
法、グリッド電極のネガパターンのマスクを形成した後
にメッキにより形成する方法、導電性ペーストを印刷し
て形成する方法等がある。導電性ペーストは、通常、微
粉末状の金、銀、銅、ニッケル、及びそれらの合金、混
合物カーボン等をバインダーポリマーと分散させたもの
が使用される。上記バインダーポリマーとしては、ポリ
エステル、エポキシ、アクリル、アルキド、ポリビニル
アセテート、ゴム、ウレタン、フェノール等の樹脂があ
る。また、上記グリッド電極で集電した電流をさらに集
めて輸送するためのバスバーの材料としてはスズ、ある
いはハンダコーティングした銅、ニッケル等を用いる。
バスバーのグリッド電極への接続は、導電性接着剤ある
いはハンダで行う。
【0040】(キャップ材)本発明に使用するキャップ
材は、単一の部材で構成する必要はなく、複数の部材に
よりキャップ材を構成しても良い。例えば図6に示すも
のである。図6(a)のものは、機械的強度を有したス
テンレス製板からなる挟持部材15に、バネ弾性を有し
たステンレス材料により作製された差し込み部材16を
溶接したものである。図6(b)のものは、アルミニウ
ムを引き抜き加工により作製した挟持部材17に、上記
同様のステンレス製の差し込み部材18をネジにより止
めたものである。図6(c)のものは、亜鉛メッキ鋼板
をスリットができるように折り曲げた挟持部材19に、
予め溶接してある差し込み部材20を上記スリットヘ差
し込んだものである。
【0041】また、キャップ材の長尺方向に関しては、
図5に示すように、挟持部材に対して差し込み部材が全
域ではなくて断続的に存在するようであっても良い。
【0042】更に、挟持部材の挟持部下側は平滑な面で
はなく、挟持力及び摩擦力の増加を目的として様々な形
状としても良い。例えば、図6(a)に示すように下方
に凸状にしたり、図6(b)のように断面波形状とする
ことができる。
【0043】(ガスケット材)本発明の太陽電池モジュ
ールアレイにおいて、ガスケット材の使用は必須ではな
いが、上記のように、太陽電池モジュールを面接触で均
一な力で抑え込むため、あるいは太陽電池モジュールア
レイの雨仕舞を考慮する場合において、非常に有利であ
る。
【0044】ガスケット材を用いるときは、両面粘着テ
ープ等により予めキャップ材に接着させておくことが作
業性の点において好ましいが、これに限定されない。ま
たガスケット材の下側に両面粘着テープ等を設け、ガス
ケット材と太陽電池モジュール表面との接着を計ること
も考えられる。ガスケット材の材質は、耐水性、耐候
性、耐熱性に優れたものが好ましく、例えば、エチレン
・プロピレンゴム、シリコンゴム等が挙げられる。更
に、ガスケット材の形状においては、図6(c)のよう
に中空部分を設けることで、ガスケット材の変形量を大
きくでき、ガスケット材による太陽電池モジュールヘの
押しつけ力を大きくできるので好ましいが、この限りで
はない。ガスケット材に用いる材質により、その弾性力
に応じた適切な形状とすることができる。ガスケット材
の使用数は1辺に1個とは限らず、複数個としてもよ
い。
【0045】(支持部材)本発明に使用する支持部材の
材質は、機械的強度、耐候性に優れたものが好ましく、
例えば亜鉛メッキ鋼板やそれらの上にさらにフッ素樹脂
や塩化ビニル等の耐候性物質を有した鋼板やチタン、ス
テンレス鋼板等が挙げられる。また、支持部材は1個の
部材のみで構成するのではなく、複数の部材により構成
しても良い。更に、支持部材の支持部は、平滑な面に限
らず、凹形状、凸形状等の様々な形状に形成される。
【0046】
【作用】本発明において、太陽電池モジュールは、周縁
部にフレーム材を有しないものを用いる。そして、請求
項1、2に記載の発明では、この太陽電池モジュールア
レイを、少なくとも先端に鈎状の係止部を有する一対の
差し込み部と太陽電池モジュールを挟持するための挟持
部を有したキャップ材と、少なくとも太陽電池モジュー
ルを支持するための支持部と前記キャップ材を固定させ
るための一対の係止部とを有した支持部材により挟持固
定する。この場合、前記キャップ材の一対の差し込み部
は、これら差し込み部の間に形成される開口が開閉する
方向に変位可能な弾性を有する。または前記支持部材の
一対の係止部は、これら係止部が開口が開閉する方向に
変位可能な弾性を有する。この構成により、太陽電池モ
ジュールをキャップ材と支持部材との間で挟持固定でき
る。
【0047】そして、太陽電池モジュール自体に関して
は、モジュール周縁部にフレーム材を有していないモジ
ュールを用いることで、フレーム材料費が削減でき、製
造コストが低く抑えられる。また、太陽電池モジュール
の軽量化が計れるので、太陽電池モジュールの運搬費用
を安くすることができる。更に、太陽電池モジュールの
設置作業時においてその作業性を大幅に向上する。
【0048】更に、設置方法においては、太陽電池モジ
ュールをボルトによる固定ではなく上記のようにキャッ
プ部材を押し込む等による挟持固定を行っているので、
設置作業が非常に簡便となる。よって、設置完了後の外
観に関しては、ボルトの頭が見えるということがないの
で、美しく仕上げることができる。
【0049】また、太陽電池モジュールの周縁部をキャ
ップ材により挟持保護するため、「保護材のはがれ」と
いう太陽電池モジュールの破壊を防止することができ
る。
【0050】更に、請求項3記載のように、太陽電池モ
ジュールの周縁が形状に合致するように支持部材の支持
部を凹形状もしくは凸形状に形成することで、太陽電池
モジュール単体では剛性強度が十分とは言えないモジュ
ールにおいても、強固に固定することができる。
【0051】また、請求項4記載のように、支持部材の
係止部の中央部に、キャップ材の差し込み部先端の鈎状
部が係止できる仮止め用係止部を設けることで、弱い力
による太陽電池モジュールの仮固定ができ、その状態で
の所望の設置位置ヘの調整移動ができる。
【0052】更に、請求項5記載のように、キャップ材
の挟持部と太陽電池モジュール表面との間に弾性材料に
より形成されたガスケット材を設けることで、キャップ
材の挟持部と太陽電池モジュールが不均一に接触するこ
とが防止される。また均一な力を加えることができるの
で、強固に固定することができる。更にガスケット材に
より雨水の浸入を防ぐことができるので、太陽電池モジ
ュールの下側へは雨水を漏らさない、雨仕舞構造を有し
た設置方法とできる。
【0053】また、請求項6記載のように、支持部材の
太陽電池モジュールの支持部分と太陽電池モジュール裏
面の間に表裏両面に粘着材を有した部材を設けること
で、所望の設置位置への仮固定ができる。これにより、
キャップ材を押し込み、完全に挟持固定する瞬間に、太
陽電池モジュールが移動し、不完全な挟持固定状態とな
ることを防止できる。
【0054】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1)図7に実施例1の太陽電池モジュールアレ
イの断面図を、また図8はその部分拡大図をそれぞれ示
した。この実施例1は、要するに、支持部材24の支持
部を凹形状に形成し、またこれに合致するように周縁部
を形成した太陽電池モジュール21を、支持部材24と
キャップ材22によって挟持固定した構成のものであ
る。
【0055】この実施例1の太陽電池モジュールアレイ
は、フレーム材を有しない太陽電池モジュール21、図
示しない両面粘着テープによりガスケット材23を予め
設けたキャップ材22、太陽電池モジュールの支持部材
24、ボルト25、架台26から構成される。支持部材
24は、ボルト25によって、架台26に固定されてい
る。
【0056】太陽電池モジュール21は、ステンレス基
板上に作製された非晶質シリコン半導体素子を樹脂封止
し、裏面側に金属製の補強板を設けたものである。光入
射側表面には厚さ50μmのフッ素樹脂フィルムを用
い、上記の非晶質シリコン半導体素子とフッ素樹脂フィ
ルム及び金属製補強板の間にはEVA(エチレン−酢酸
ビニル共重合体)を接着層としてそれぞれ約1mmの厚
みで充填してある。これらは真空ラミネート方法により
作製される。また、上記の金属補強板は、建物の屋根材
として多く使われている亜鉛メッキ鋼板の板厚0.3m
mのものを使用した。
【0057】この実施例1では、図8に示すように太陽
電池モジュール21の周縁部を凹形状(図のD部分)に
折曲げ加工した。キャップ材22のモジュール挟持部2
2aには厚さ2mmのステンレス鋼板を、また差し込み
部には厚さ0.4mmの低温焼きなまし処理を施したス
テンレス鋼板をそれぞれ使用し、これらを溶接により接
合した。更に、シリコンゴムによってガスケット材23
を作製し、これを図示しない両面粘着テープにより、前
記厚さ2mmのステンレス鋼板に接着した。なお、キャ
ップ材22は、太陽電池モジュール21の凹形状部(D
部分)に沿って抑え込める形状に作製した。支持部材2
4は、板厚1.6mmの亜鉛メッキ鋼板を用い、また断
面形状が図8に示すように、支持部が凹形状(D部分)
となるように作製したものである。
【0058】なお、光起電力素子(非晶質シリコン半導
体素子)は次の手順で作製した。0.125mm厚のス
テンレス基板上に、スパッタ法によって裏面反射層であ
るAl/ZnOを形成した後、プラズマCVD法により
n型a−Si層、i型a−Si層、p型微結晶Si層の
半導体層を形成し、次に透明電極層としてのIn
を、O雰囲気下でInを抵抗加熱法で蒸着する
事によって形成した。更に、集電電極として銀ペースト
をスクリーン印刷して非晶質シリコン半導体素子を作製
した。
【0059】本実施例の太陽電池モジュール21の設置
手順としては、その概略は上記の実施態様例で述ベたと
同様である。但し、実施例1においては、支持部材24
に形成された凹形状部に太陽電池モジュール21の凹形
状部を合わせて載置するので、微調整をするための仮止
め機構は用いなかった。
【0060】本実施例における太陽電池モジュール21
は、上記のように、フレーム材を有せず、板厚0.3m
mの金属製補強板を有するのみであるので、モジュール
の剛性という点に関しては、十分強いとは言えない。こ
のため、風力等により図7の矢印E方向にモジュールが
湾曲して、矢印F方向にモジュールが抜け出ようとす
る。ところが、実施例1においては、上記したように太
陽電池モジュール21の周縁を凹形状に形成したので、
太陽電池モジュール21は図8で矢印で示すような3種
類の方向の力で挟持固定されており、このため太陽電池
モジュール21が抜け出ることはない。つまり、実施例
1のような太陽電池モジュール21の設置方法を採るこ
とで、太陽モジュールの剛性が弱い場合でも強固な設置
を行うことが可能となるのである。
【0061】(実施例2)実施例2は、表面をガラスで
覆った剛性を有する太陽電池モジュールを、仮止め用係
止部を有した支持部材を用いて、挟持固定した例であ
る。
【0062】図9に実施例2の太陽電池モジュールアレ
イの断面図を示した。太陽電池モジュール27は、表面
に厚さ2mmのガラスを、また裏面においてフッ素樹脂
フィルムの間にアルミニウム箔がサンドイッチされたラ
ミネートフィルムを用いた以外は、上記実施例1と同様
に作製されたものである。また、実施例2では、仮止め
用係止部28eを有した支持部材28を用いたので、上
記の実施態様例において述べたように、太陽電池モジュ
ール27の仮止め状態で微調整を行った後に、最終のモ
ジュール固定を行う。
【0063】実施例2に使用される太陽電池モジュール
27は、厚さ2mmのガラスを用いていることにより、
モジュール単体としては充分な剛性がある。このため風
力等により太陽電池モジュール27は湾曲することがな
いので、実施例1のような矢印Gで示す水平方向への太
陽電池モジュール27が抜けようとする力が加わらな
い。よって、実施例2の太陽電池モジュール27は、図
9に示すようなその端部を凹形状とする等の処理をする
ことなく設置することができる。なお、支持部材28の
材質等のその他の具体的な内容は、実施例1と同様であ
る。
【0064】(実施例3)実施例3は、太陽電池モジュ
ールの支持部材の支持部を凸形状に形成し、それに合致
するように周縁部を形成した太陽電池モジュールを支持
部材とキャップ材により挟持固定した例である。
【0065】図10は実施例3の太陽電池モジュールア
レイの特徴を示す断面図である。実施例3における支持
部材31の支持部は凸形状(H部)に形成し、ここに、
厚さ1mmのアクリルフォームが基材である両面粘着テ
ープ29を接着させた。そこへ、凸形状(図のH部分)
に合致するように周縁部を形成した太陽電池モジュール
27を載置し、上記の両面粘着テープ29により仮固定
した。その後、キャップ材30と支持部材31により太
陽電池モジュール27を完全に挟持固定した。
【0066】ここで、実施例3において、上記の両面粘
着テープ29は、キャップ材30と支持部材31による
太陽電池モジュール27の挟持固定を補助固定するため
ではなく、太陽電池モジュール27の仮固定を主目的と
している。つまり、キャップ材30を押し込み、完全に
挟持固定する瞬間に、太陽電池モジュール27が移動し
て各部材の凸形状部(H部)が合致しないことが発生す
るのを防止しているものである。よって、実施例3にお
いて、両面粘着テープ29は、長尺方向全域に用いるの
ではなく、部分的にのみ使用した。
【0067】なお、実施例3のキャップ材30はアルミ
ニウム材を引き抜き加工により作製し、実施例1と同様
に作製した差し込み部材30bをネジ32により固定し
たものである。また、ガスケット材33は実施例1と同
様にシリコンゴムにより作製し、キャップ材30に予め
接着しておいた。更に実施例3においては、ガスケット
材33が均一に抑えられるように、上記凸形状部の頂点
部での使用は避けて2分割して使用した。また、太陽電
池モジュール27等のその他の具体的な内容は、実施例
1と同様である。
【0068】そして実施例3では、上記のように各部材
を凸形状(H部)に形成し、それが合致するように挟持
固定したので、図10に矢印で示すような2種類の方向
からの力によって挟持されていることになる。よって、
実施例1と同様に剛性の弱い太陽電池モジュールであっ
ても、実施例3の設置方法とすることで強固に太陽電池
モジュールを固定することができる。
【0069】
【発明の効果】以上の通り、請求項1、2記載の本発明
では、太陽電池モジュールを、少なくとも先端に鈎状の
係止部を有する一対の差し込み部と太陽電池モジュール
を挟持するための挟持部を有したキャップ材と、少なく
とも太陽電池モジュールを支持するための支持部と固定
部と上記キャップ材を固定させるための一対の係止部と
を有した支持部材により挟持固定する太陽電池モジュー
ルアレイにおいて、上記キャップ材の一対の差し込み部
が、これら差し込み部の間に形成される開口が開閉する
方向に変位可能な弾性を有すること、あるいは上記支持
部材の一対の係止部が、これら一対の係止部の間に形成
される開口が開閉する方向に変位可能な弾性を有するよ
うにしたものである。そして、太陽電池モジュールとし
てその周縁部にフレーム材を有していないものを用いる
ことで、フレーム材料費を削減することで製造コストを
低く抑えることができる。更に、太陽電池モジュールの
軽量化が図れるので、太陽電池モジュールの運搬費用を
安くすることができ、また設置作業時においてはその作
業性を大幅に向上させることができる。
【0070】また、設置方法において、キャップ部材を
押し込むことで太陽電池モジュールの挟持固定が行われ
るので、設置作業が非常に簡便となった。更に、設置完
了後の外観に関しては、ボルトの頭が見えるということ
がないので、美しく仕上げることができる。また、モジ
ュール周縁部をキャップ材により挟持保護していること
により、「保護材のはがれ」という太陽電池モジュール
の破壊を防止することができる。
【0071】更に、請求項3記載のように支持部材の支
持部を太陽電池モジュールアレイの周縁の形状に合致す
るように凹形状もしくは凸形状に形成することにより、
太陽電池モジュールが単体では剛性強度が十分ではない
場合でも、強固に固定することができる。
【0072】また、請求項4記載のように支持部材の係
止部中央部に、キャップ材の差し込み部先端の鈎状部が
係止できる仮止め用係止部を設けることで、弱い力によ
る太陽電池モジュールの仮固定ができ、その状態での所
望の設置位置への調整移動ができる。
【0073】更に、請求項5記載のように、キャップ材
挟持部と太陽電池モジュール表面の間にガスケット材を
設けることで、キャップ材支持部と太陽電池モジュール
の不均一な接触の発生が防止され、均一な力を加えるこ
とができ、これらを強固に固定することができる。そし
て、ガスケット材により雨水の浸入を防ぐことができる
ので、太陽電池モジュールの下側へは雨水を漏らさな
い、雨仕舞構造を有した設置方法とすることができる。
【0074】また、請求項6記載のように、支持部材の
太陽電池モジュール支持部と太陽電池裏面の間に、表裏
両面に粘着材を有した部材を設けることにより、所望の
設置位置への仮固定ができる。これにより、キャップ材
を押し込み、完全に挟持固定する瞬間に、太陽電池モジ
ュールが移動し、不完全な挟持固定状態となることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施態様
例を示す断面図である。
【図2】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施態様
例を示す断面図である。
【図3】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施態様
例を示す断面図である。
【図4】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施態様
例を示す斜視図である。
【図5】本発明のキャップ材の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ本発明のキャップ材
の一例を示す断面図である。
【図7】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施例1
の断面図である。
【図8】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施例1
の断面図である。
【図9】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施例2
の断面図である。
【図10】本発明の太陽電池モジュールアレイの実施例
3の断面図である。
【図11】本発明の太陽電池モジュールアレイに用いる
光起電力素子の一例を示す断面図である。
【図12】本発明の太陽電池モジュールアレイに用いる
太陽電池モジュールの設置例を示す斜視図である。
【図13】(a)〜(c)はそれぞれ太陽電池モジュー
ルアレイの従来の設置方法の一例を示す断面図である。
【図14】太陽電池モジュールアレイの従来の設置方法
の一例を示す断面図である。
【図15】(a)、(b)はフレーム材を有しない従来
の太陽電池モジュールの周縁部の部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1、21、27、39 太陽電池モジュール、 2、22、30 キャップ材、 3、23、33 ガスケット材、 4、24、28、31、40 支持部材、 5 固定部材、 6 ボルト、 7、26 架台、 8 フレーム材、 9 固定具、 10 隙間、 11 フッ素樹脂フィルム、 12 EVA樹脂、 13 太陽電池素子、 14 金属補強板、 15、17、19 挟持部材、 16、18、20 差し込み部材、 29 両面粘着テープ、 32 ネジ、 34 導電性基体、 35 裏面電極層、 36 半導体層、 37 透明電極層、 38 集電電極。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも先端に鈎状の係止部を有する
    一対の差し込み部と、太陽電池モジュールを挟持するた
    めの挟持部とを有したキャップ材、および少なくとも太
    陽電池モジュールを支持するための支持部と、前記キャ
    ップ材を固定させるための一対の係止部とを有した支持
    部材によって、太陽電池モジュールを挟持固定する太陽
    電池モジュールアレイであって、 キャップ材の前記一対の差し込み部が、前記一対の差し
    込み部の間に形成される開口が開閉する方向に変位可能
    な弾性を有することを特徴とする太陽電池モジュールア
    レイ。
  2. 【請求項2】 少なくとも先端に鈎状の係止部を有する
    一対の差し込み部と、太陽電池モジュールを挟持するた
    めの挟持部とを有したキャップ材、および少なくとも太
    陽電池モジュールを支持するための支持部と、前記キャ
    ップ材を固定させるための一対の係止部とを有した支持
    部材によって、太陽電池モジュールを挟持固定する太陽
    電池モジュールアレイであって、 支持部材の前記一対の係止部が、前記一対の係止部の間
    に形成される開口が開閉する方向に変位可能な弾性を有
    することを特徴とする太陽電池モジュールアレイ。
  3. 【請求項3】 支持部材の前記支持部が凹形状もしくは
    凸形状に形成され、かつ、前記太陽電池モジュールの周
    縁が前記凹形状もしくは凸形状に合致するように形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の太
    陽電池モジュールアレイ。
  4. 【請求項4】 支持部材の前記係止部の中央部に、キャ
    ップ材の前記鈎状部が係止できる仮止め用係止部を設け
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池
    モジュールアレイ。
  5. 【請求項5】 キャップ材の前記挟持部と前記太陽電池
    モジュール表面の間に、弾性材料により形成されたガス
    ケット材を設けたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の太陽電池モジュールアレイ。
  6. 【請求項6】 前記支持部材の前記太陽電池モジュール
    の支持部分と前記太陽電池モジュールの裏面との間に、
    表裏両面に粘着材を有した部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の太陽電池モジュールアレ
    イ。
  7. 【請求項7】 前記ガスケット材の断面形状が、中空形
    状であることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モ
    ジュールアレイ。
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