JP5400948B1 - カバーシート付きロール状物及びカバーシート付きロール状物の製造方法 - Google Patents

カバーシート付きロール状物及びカバーシート付きロール状物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】突出部が折れ曲がることのないロール状物を提供する。
【解決手段】二以上のシートが積層されてなる積層体13が巻かれてなるロール状物1であって、前記二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートA(11)が、他の全てのシートB(12a、12b)よりも幅が広く、該シートA(11)が幅方向の両端部が他の全てのシートB(12a、12b)から突出するように積層されてなり、前記ロール状物1の表面のうち、前記シートAが突出する箇所に対応する箇所の少なくとも一部を、所定の撓み長さ及び耐荷重凹みを有するカバーシート14で覆うようにして、カバーシート付きロール状物1構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カバーシート付きロール状物及びカバーシート付きロール状物の製造方法に関する。
近年、資源の有効利用や環境汚染の防止等の面から、太陽光を直接電気エネルギーに変換する太陽電池が注目され、開発が進められている。太陽電池は、通常、受光面側より前面保護シート(以下、フロントシートということがある)と裏面保護シート(以下、バックシートということがある)との間にエチレン−酢酸ビニル共重合体やポリエチレン、ポリプロピレンフィルムなどの封止膜により太陽電池用セルを封止した構成とされている。
このような太陽電池は、通常、前面保護シート、封止材 、発電素子、封止材及び裏面保護シートをこの順で積層し、加熱溶融させることにより接着一体化することで製造される。太陽電池の前面保護シート又は裏面保護シートである太陽電池用保護材としては、紫外線に対する耐久性に優れることが要求されるが、加えて、湿気等の透過による内部の導線や電極の発錆を防止するために、防湿性に優れることが極めて重要な要件となる。さらには長期使用や高温条件下における防湿性の低下が少ない優れた保護材の開発が望まれている。
例えば、特許文献1では、二軸延伸ポリエステルフィルムを基材とする水蒸気透過率が0.22[g/m2/day]の防湿シートにポリエステル系接着剤を用い、無機蒸着面側に耐候性ポリエステルフィルム、背面にポリプロピレンフィルムと貼り合わせることにより太陽電池用保護材を作成し85℃、85%湿度下で、1000時間試験後の防湿性を評価して、防湿性低下防止の提案を行なっている。
また、特許文献2の実施例では、二軸延伸ポリエステルフィルムを基材とする水蒸気透過率が1〜2[g/m2/day]の防湿シートの両側にポリウレタン系接着剤層を設け、その両側に耐候性ポリエステルフィルムを積層し太陽電池用保護材を製作し、85℃、85%湿度下で1000時間加速試験後のバリア性能と層間強度を評価し、両特性の低下防止の提案を行なっている。
特許文献3では、同じく二軸延伸ポリエステルフィルムを基材とする水蒸気透過率が0.5[g/m2/day]の防湿シートに二液硬化型ポリウレタン系接着剤を用いてPVFフィルムを貼り合わせた後、プレッシャークッカーテスト(PCT)(高温高圧による過酷環境試験、105℃ 92時間)前後の防湿性と層間強度を評価して、特性の低下防止の提案を行なっている。
しかしながら、上記特許文献1〜3の各々に開示される技術は、いずれも水蒸気透過率が0.1[g/m2/day]以上の防湿シートを有する積層体に関するものであり、より高い防湿性が要求される化合物系発電素子太陽電池モジュールなどの太陽電池の保護材などに適用した場合、前記プレッシャークッカーテスト(PCT)等の加速耐久試験に代替される過酷な環境下においては、長期の防湿性の維持、保護材端部のデラミネーション(層間剥離)の発生防止を十分に行い得るものではなかった。
太陽電池用保護材としては、防湿性及びデラミネーションの発生防止に優れるものであって、更に該防湿性やデラミネーションの発生防止が長期に維持されるものが望まれるが、これまで、水蒸気透過率が0.1[g/m2/day]未満の高い防湿性を有するフィルムを用いた場合、防湿性及びデラミネーションの発生防止を長期に可能とする具体的な提案はなされていないのが実情であった。
特開2007−150084号公報 特開2009−188072号公報 特開2009−49252号公報
上記課題を解決するため、本出願人は、特願2011−290036号において、フッ素系樹脂シート及び防湿シートを積層してなる積層体において、フッ素系樹脂シートの幅Aを、防湿シートの幅Bよりも広くした太陽電池用保護材を提案している。
特願2011−290036号の太陽電池用保護材は、防湿性に優れ、デラミネーションの発生を防止し得るものである。
しかし、特願2011−290036号の太陽電池用保護材のように、積層体中の任意のシートの幅が他のシートの幅よりも広い積層体(以下、「突出部を有する積層体」という場合もある。)は、該積層体をロール状にした場合、突出部が折れ曲がったり、シワが生じやすいという問題があった。
本発明の課題は、突出部の折れ曲がりやシワを防止し得る、突出部を有する積層体のロール状物を提供することにある。
本発明は、以下のカバーシート付きロール状物に関する。
[1]二以上のシートが積層されてなる積層体がロール状に巻かれてなるロール状物であって、前記二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAが、他の全てのシートBよりも幅が広く、該シートAが幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなり、前記ロール状物の表面のうち、シートAが突出する箇所に対応する箇所の少なくとも一部を、以下の条件により測定される撓み長さが70mm以下であり、かつ耐荷重凹みが0.1以下であるカバーシートで覆ってなる、カバーシート付きロール状物。
[撓み長さ]
(1)幅20mm、長さ120mmのサンプルを採取する。
(2)サンプルを台上に、サンプルのうち長さ100mmの部分が台から突出するようにして配置し、サンプルの台上の部分に、重さ5kgの重りを乗せてサンプルを固定する。
(3)サンプルの台から突出する部分の端部が、台から垂れ下がる長さ「x」(単位:mm)を測定し、この値を撓み長さとする。
[耐荷重凹み]
(1)100mm四方のサンプルを採取する。
(2)サンプルを厚さ20mmのガラス板上に設置し、サンプルの中央部に直径5mmで重さ0.5gの鋼球を載せ、さらに鋼球上から2kgの荷重をかける。
(3)サンプルの凹み「d」(単位:μm)を測定し、サンプルの厚み「t」(単位:μm)との比「d/t」を耐荷重凹みとする。
[2]前記シートBのうち最大幅を有するシート幅WBmaxと、前記シートAの幅WAとの比([WBmax]/[WA])が0.7〜0.98である、[1]に記載のカバーシート付きロール状物。
[3]前記ロール状物の表面の全部をカバーシートで覆ってなる、[1]又は[2]に記載のカバーシート付きロール状物。
[4]以下(a’)及び/又は(b’)の条件を満たす、[1]〜[4]の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
(a’)[カバーシートの撓み長さ]/[シートAの撓み長さ]が2以下
(b’)[カバーシートの耐荷重凹み]/[シートAの耐荷重凹み]が2以下
[5]前記シートAが耐候性シートである、[1]〜[5]の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
[6]前記他のシートBが防湿シートを含む、[1]〜[6]の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
[7]前記積層体が電子デバイス保護用の積層体である、[1]〜[7]の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
[8]前記電子デバイスが太陽電池である、[7]に記載のカバーシート付きロール状物。
また、本発明は、以下のカバーシート付きロール状物の製造方法に関する。
[9]以下(1)、(2)の工程を順に行う、カバーシート付きロール状物の製造方法。
(1)二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAが、他の全てのシートBよりも広い幅を有するように構成されてなり、該シートAの幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなる積層体をロール状に巻き取る工程
(2)工程(1)で巻き取ったロール状物の表面の少なくとも一部をカバーシートで覆う工程
本発明のカバーシート付きロール状物は、突出部の折れ曲がりやシワを防止することができ、突出部に起因する効果を維持することができる。また、本発明のカバーシート付きロール状物の製造方法は、突出部の折れ曲がりやシワを防止したロール状物を簡易に製造することができる。
本発明のカバーシート付きロール状物の一実施形態を示す断面図 本発明のカバーシート付きロール状物を構成する積層体の一使用例を示す図 撓み長さの評価方法を説明する図 耐荷重凹みの評価方法を説明する図
<カバーシート付きロール状物>
本発明のカバーシート付きロール状物は、二以上のシートが積層されてなる積層体がロール状に巻かれてなるロール状物であって、前記二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAが、他の全てのシートBよりも幅が広く、該シートAが幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなり、前記ロール状物の表面のうち、シートAが突出する箇所に対応する箇所の少なくとも一部を、以下の条件により測定される撓み長さが70mm以下であり、かつ耐荷重凹みが0.1以下であるカバーシートで覆ってなるものである。
[撓み長さ]
(1)幅20mm、長さ120mmのサンプルを採取する。
(2)サンプルを台上に、サンプルのうち長さ100mmの部分が台から突出するようにして配置し、サンプルの台上の部分に、重さ5kgの重りを乗せてサンプルを固定する。
(3)サンプルの台から突出する部分の端部が、台から垂れ下がる長さ「x」(単位:mm)を測定し、この値を撓み長さとする。
[耐荷重凹み]
(1)100mm四方のサンプルを採取する。
(2)サンプルを厚さ20mmのガラス板上に設置し、サンプルの中央部に直径5mmで重さ0.5gの鋼球を載せ、さらに鋼球上から2kgの荷重をかける。
(3)サンプルの凹み「d」(単位:μm)を測定し、サンプルの厚み「t」(単位:μm)との比「d/t」を耐荷重凹みとする。
図1は、本発明のカバーシート付きロール状物1の一実施形態を示す断面図である。図1では、シートA(11)、シートB(12a、12b)からなる積層体13が、巻き芯15に巻き取られてロール状物となっている。また、ロール状物の表面は、カバーシート14で覆われている。
ロール状物は、二以上のシートが積層されてなる積層体が巻かれてなるものである。積層体のシートの数は二以上であれば本発明を適用できる。
積層体の好適なシートの数は積層体の用途によって異なるため一概にはいえないが、通常2〜6程度である。
積層体の厚みも積層体の用途によって異なるため一概にはいえないが、積層体が太陽電池用保護材等の電子デバイスの保護材の場合、好ましくは60〜600μmであり、より好ましくは75〜350μmであり、さらに好ましくは90〜300μmである。
また、本発明のカバーシート付きロール状物を構成する積層体は、二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAは、他の全てのシートBよりも幅が広く、該シートAは幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなるものである。すなわち、本発明のカバーシート付きロール状物を構成する積層体は、図1に示すように、シートAの幅方向の両端部が突出した突出部11aを有する積層体である。
突出部は種々の目的で形成され、例えば、図2に示すように、突出部を有する積層体13を封止材21を用いて電子デバイス22に真空ラミネートすると、封止材21が端部に回りこみやすくなり、積層体13等のデラミネーションを防止しやすくできる。
封止材21としては、例えば、シリコーン樹脂系封止材や、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンとα−オレフィンとのランダム共重合体等が挙げられる。上記α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−へキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、3−メチル−ブテン−1、4−メチル−ペンテン−1等が挙げられる。
また、封止材21を積層体13を構成する層として、必要に応じて接着剤層を介して、予め積層しておいてもよい。予め封止材21を積層した積層体とすることにより、例えば太陽電池モジュール製造において、真空ラミネート工程におけるフロントシート、封止材、発電素子、封止材、バックシートそれぞれを個々に積層する作業を低減でき、太陽電池モジュール製造の効率化を図ることができる。封止材21の幅は、シートAよりも狭く(小さく)、積層体13のシートA以外の構成層の幅よりも広い(大きい)ことが好ましい。このことにより、真空ラミネート等をする際に、シートA以外の前記積層体構成層の端面を封止材21により封止し、積層体の防湿性の低下及びデラミネーションを防止することができる。
積層される封止材21の厚みは、積層体が太陽電池用保護材等の電子デバイス保護用の積層体である場合、太陽電池素子等の保護の観点から、好ましくは200〜750μm、より好ましくは300〜600μmである。
前記接着剤層には、後述の接着剤層を構成する粘着剤または接着剤と同様のものを使用することができる。該接着剤としては、特にポリウレタン系接着剤を含むものが好ましく、ポリウレタン系接着剤を主成分とするものがより好ましい。
電子デバイスとしては、EL素子、液晶表示素子等のディスプレイ素子、太陽電池、タッチパネル等が挙げられる。
なお、本発明における幅とは、TD方向(Transverse Direction)のことを意味する。
シートAの幅は、シートBの幅に対して、TD方向の左右均等に長いことが好ましい。
本発明のカバーシート付きロール状物は、このような突出部を有する積層体を巻き取ったロール状物の表面のうち、シートAが突出する箇所に対応する箇所の少なくとも一部をカバーシートで覆うことにより、輸送時等に突出部が折れ曲がったり、シワが生じることを防止したものである。
カバーシートは、シートAが突出する箇所に対応する少なくとも一部を覆えばよいが、該箇所の50%以上覆うことが好ましく、該箇所の全部を覆うことがさらに好ましい。また、よりさらに好ましい態様は、ロール状物の表面の全部を覆うことである。
カバーシートの幅WkとシートAの幅WAとの比([WK]/[WA])は1以上であることが好ましく、1.05以上であることがより好ましく、1.15以上であることがさらに好ましい。また、ハンドリング性の観点から、[WK]/[WA]は1.5以下であることが好ましく、1.3以下であることがより好ましい。
なお、突出部の折れ曲がりやシワは、主としてロール状物の上下方向からの負荷であるため、ロール状物の表面をカバーシート覆えば本発明の目的を達成することができるが、ロール状物の左右方向からの負荷を考慮して、ロール状物の側面もカバーシートで覆ってもよい。
カバーシートは、突出部の折れ曲がりやシワを防ぐため、所定の強度を備えるものを用いる。具体的には、カバーシートは、撓み長さが70mm以下であり、かつ耐荷重凹みが0.1以下であるものを用いる。
撓み長さは60mm以下であることが好ましく、50mm以下であることがより好ましく、40mm以下であることがさらに好ましい。
耐荷重凹みは0.05以下であることが好ましく、0.03以下であることがより好ましい。
また、カバーシートでロール状物の表面を覆う際のハンドリング性や、カバーシートの長さ方向端部の固定を維持する観点から、撓み長さが5mm以上、耐荷重凹みが0.01以上であることが好ましく、撓み長さが10mm以上、耐荷重凹みが0.02以上であることがより好ましい。
撓み長さとは、シートAやカバーシートの撓みやすさを示す指標であり、以下の方法で測定することができる。
[撓み長さ]
(1)幅20mm、長さ120mmのサンプルを採取する。
(2)サンプルを台上に、サンプルのうち長さ100mmの部分が台から突出するようにして配置し、サンプルの台上の部分に、重さ5kgの重りを乗せてサンプルを固定する。
(3)サンプルの台から突出する部分の端部が、台から垂れ下がる長さ「x」(単位:mm)を測定し、この値を撓み長さとする。
なお、撓み長さは、数値が安定した状態で測定することが好ましく、通常、サンプルを固定して5分経過後に測定を行う。また、測定の温度条件は23℃程度であることが好適である。
また、サンプルの台上の部分には、まず底面が20mm×20mmの板を乗せ、次いで該板の上に5kgの重りを乗せることが好ましい。板の高さは5〜15mm程度で、材質は特に問わず、ガラス板、鉄板等が挙げられる。
耐荷重凹みとは、シートAやカバーシートの凹みにくさを示す指標であり、以下の方法で測定することができる。
[耐荷重凹み]
(1)100mm四方のサンプルを採取する。
(2)サンプルを厚さ20mmのガラス板上に設置し、サンプルの中央部に直径5mmで重さ0.5gの鋼球を載せ、さらに鋼球上から2kgの荷重をかける。
(3)サンプルの凹み「d」(単位:μm)を測定し、サンプルの厚み「t」(単位:μm)との比「d/t」を耐荷重凹みとする。
なお、サンプルの凹み「d」は、一番深い凹み箇所の深さを測定するものとする。
また、耐荷重凹みは、数値が安定した状態で測定することが好ましく、通常、サンプルに鋼球を載せ、さらに鋼球上から荷重をかけてから23℃で24時間経過後に測定を行う。
カバーシートとしては、エチレン、プロピレン、ブテン等の単独重合体又は共重合体等のポリオレフィン;環状ポリオレフィン(Cyclo−Olefin−Polymer:COP)等の非晶質ポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、共重合ナイロン等のポリアミド;ポリイミド、トリアセチルセルロース(TAC)、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポリウレタン等のプラスチックシートを好適に用いることができる。
カバーシートの厚みは、50μ〜2mmが好ましく、100μ〜1mmがより好ましい。
また、カバーシートはロール状物とブロッキングを生じる可能性がある。特に、ロール状物の下方に位置するカバーシートは、ロール状物の重みにより、ロール状物とカバーシートとの間でブロッキングを生じやすい。このため、カバーシートは、所定の表面粗さを有することが好ましく、具体的には、JIS B 0601の算術平均粗さRaが50nm以上のものが好適である。
また、カバーシートは、所定の強度を有しつつ、クッション性を備えたものであることが好ましい。このため、上記例示したプラスチックフィルムをベースとした発泡プラスチックフィルムが好適である。
なお、発泡プラスチックフィルムは、不透明であるため積層体の透明性が高い場合に区別しやすい点、ブロッキング防止性に優れる点、及び軽量であるためハンドリング性にも優れる点でも好適である。
本発明では、カバーシートがロール状物の表面を覆うように構成されていればよいが、輸送中に当該状態が崩れないように、カバーシートとロール状物とを、テープや接着剤を用いて部分的に貼り合わせることが好ましい。また、カバーシートがロール状物の表面の全部を覆う状態の場合、カバーシートの長さ方向の両端部をテープや接着剤で固定することが好ましい。
シートBのうち最大幅を有するシートの幅WBmaxと、シートAの幅WAとの比([WBmax]/[WA])は、積層体の用途により異なるため一概には言えないが、積層体を太陽電池等の電子デバイス保護用の積層体として用いる場合、[WBmax]/[WA]が0.7〜0.98であることが好ましい。
[WBmax]/[WA]を0.98以下にすることにより、積層体13と封止材21とを用いて電子デバイス22を保護する際に、封止材21が端部に回りこみやすくなり(図2参照)、積層体のデラミネーションを防止しやすくできる。
[WBmax]/[WA]は0.75〜0.95であることがより好ましく、0.8〜0.92であることがさらに好ましい。
なお、WAは通常200〜1200mm程度であり、WBmaxは通常190〜1170mm程度である。
本発明においては、カバーシートとシートAとが以下の(a’)及び/又は(b’)の条件を満たすことが好ましい。
(a’)[カバーシートの撓み長さ]/[シートAの撓み長さ]が2以下
(b’)[カバーシートの耐荷重凹み]/[シートAの耐荷重凹み]が2以下
上記(a’)又は(b’)の条件を満たすことにより、本発明の効果を有効なものとしやすくでき、上記(a’)及び(b’)の条件を満たすことにより、本発明の効果をさらに有効なものとしやすくできる。
また、(a’)[カバーシートの撓み長さ]/[シートAの撓み長さ]は1以下であることが好ましく、0.1〜0.6であることがより好ましい。また、(b’)[カバーシートの耐荷重凹み]/[シートAの耐荷重凹み]は1以下であることがより好ましく、0.5以下であることがさらに好ましく、0.01〜0.2であることがよりさらに好ましい。
シートAは、積層体を構成する他の全てのシートよりも広い幅を有するものである。すなわち、シートAは積層体の中で最も広い幅を有するシートであり、突出部を形成するものである。なお、積層体中に最も広い幅を有するシートは二以上存在してもよく、その場合、シートAは二以上のシートからなるシート群を意味する。
シートAの厚みTAと、積層体の厚みTtとの比(TA/Tt)は、特に制限されることはないが、本発明の構成の効果を発揮しやすいという観点から、0.1〜0.8であることが好ましい。
シートBは、積層体を構成するシートのうちシートA以外のシートである。シートBは一枚の場合もあるし、二以上の場合もある。
シートA及びシートBは、積層体の用途に応じて適宜選択することができる。シートA及びシートBは、同一材料から構成されていてもよいし、別のものであっても良い。
シートA及びシートBは、ハンドリング性の観点から、樹脂シートであることが好ましい。
樹脂シートを構成する樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン等の単独重合体又は共重合体等のポリオレフィン;環状ポリオレフィン等の非晶質ポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、共重合ナイロン等のポリアミド;エチレン−酢酸ビニル共重合体部分加水分解物(EVOH)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、フッ素系樹脂、アクリル樹脂、生分解性樹脂等が挙げられる。
シートA及びシートBは、任意の機能を有するものであってもよい。例えば、耐候性シート、防湿シート、耐擦傷性シート、防眩シート、帯電防止シート、難燃シート、光拡散シート、自浄性シート等があげられる。
積層体を太陽電池等の電子デバイス保護用の部材として用いる場合、シートA及びシートBとしては、耐候性シート及び防湿シートを有することが好ましく、特に、シートAとして耐候性シートを有し、他のシートBとして防湿シートを有することが好ましい。
耐候性シートとしては、フッ素系樹脂、アクリル樹脂等の耐候性に優れた樹脂を含むシートが挙げられる。これらの中でも、特に耐候性に優れるフッ素系樹脂を含むシートが好ましい。なお、耐候性シートは、撓み長さや耐荷重凹みに劣る傾向にある。このため、シートAとして耐候性シートを有する場合、本発明のようにロール状物をカバーシートで覆う構成は好適である。
耐候性シートの厚みは、通常20〜200μm程度である。
フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、4−フッ化エチレン−パークロロアルコキシ共重合体(PFA)、4−フッ化エチレン−6−フッ化プロピレン共重合体(FEP)、2−エチレン−4−フッ化エチレン共重合体(ETFE)、ポリ3−フッ化塩化エチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)及びポリフッ化ビニル(PVF)等が挙げられる。これらの中でも、長期耐久性の簡単からは、ETFE、FEPが好適である。
耐候性シートとする場合、フッ素系樹脂等の耐候性に優れた樹脂を、シートを構成する全樹脂中の80質量%以上含むことが好ましく、90質量%以上含むことがより好ましい。
防湿シートとしては、塩化ビニリデン樹脂等の防湿性に優れた樹脂から形成したシートや、ポリエステルフィルム等の汎用プラスチックフィルム上に無機層を形成したシートが挙げられる。
防湿シートの厚みは通常5〜300μm程度である。
無機層を構成する無機物質としては、珪素素、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、錫、ニッケル、チタン等、あるいはこれらの酸化物、炭化物、窒化物、酸化炭化物、酸化窒化物、酸化炭化窒化物、ダイヤモンドライクカーボン又はこれらの混合物が挙げられるが、特に、酸化珪素、窒化珪素、酸化炭化珪素、酸化窒化珪素、酸化炭化窒化珪素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化炭化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム及びこれらの混合物は、高い防湿性が安定に維持できる点で好ましい。
無機層はコーティングまたは蒸着法により形成することができるが、ガスバリア性の高い均一な薄膜が得られるという点で蒸着法が好ましい。この蒸着法には、物理気相蒸着(PVD)、あるいは化学気相蒸着(CVD)等の方法が含まれる。物理気相蒸着法としては、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等が挙げられ、化学気相蒸着法としては、プラズマを利用したプラズマCVD、加熱触媒体を用いて材料ガスを接触熱分解する触媒化学気相成長法(Cat−CVD)等が挙げられる。
また、無機層は単層であっても多層であってもよい。多層の場合、同一の成膜法を用いても良いし、各層ごとに異なる成膜法を用いても良いが、何れも減圧下で連続して行うことが、効率的な防湿性向上、生産性の点で好ましい。
また、特に、真空蒸着法により形成した無機層、化学蒸着法により形成した無機層及び真空蒸着法により形成した無機層をこの順で形成した層構成が、多層構成の中に含まれていることが好ましい。
なお、無機層が多層の場合、各層は同じ無機物質からなっていても、異なる無機物質からなっていてもよい。
無機層の厚さは、安定な防湿性能の発現と透明性の点から、10〜1000nmであることが好ましく、40〜800nmがより好ましく、50〜600nmが更に好ましい。
防湿シートの40℃90%における水蒸気透過率は、0.1[g/m2/day]未満であることが好ましく、0.05[g/m2/day]以下であることがより好ましく、0.03[g/m2/day]以下であることがさらに好ましい。
水蒸気透過率の測定方法は、JIS Z 0222「防湿包装容器の透湿度試験方法」、JIS Z 0208「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」の諸条件に準じ測定される。
接着剤層は、積層体を構成するシートどうしを接着するために必要に応じて用いられる。
接着剤層を構成する材料としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ポリエステル系粘着剤などの粘着剤、溶液型接着剤、熱硬化型接着剤、ホットメルト型接着剤、電離放射線硬化型接着剤などの接着剤の他、熱圧着可能な熱可塑性樹脂フィルム(いわゆるシーラントフィルム)等が挙げられる。これらの中でも粘着剤が好ましい。接着剤層の厚みは2〜25μm程度である。
粘着剤は、常温で短時間、わずかな圧力を加えるだけで接着し、被着体に濡れていくための液体の性質(流動性)と剥離に抵抗する固体の性質(凝集力)を同時に有するものをいい、感圧接着剤とも呼ばれ、通常の接着剤とは区別されるものである。また、溶液型接着剤、熱硬化型接着剤、ホットメルト型接着剤等の通常の接着剤が化学反応、溶媒揮散、温度変化等によって固化するのに対し、粘着剤は半固体であり、固化の過程が必要でなく、接合形成後もその状態が変わらないものである。
接着剤層の100℃、周波数10Hz、歪0.1%における引張貯蔵弾性率は5.0×104〜5.0×105Paであることが好ましい。
引張貯蔵弾性率を5.0×104以上とすることにより、ラミネート工程時に接着剤層が流動してはみ出すことを防止することができ、5.0×105Pa以下とすることにより、積層体を構成する接着剤層以外の層の収縮等により発生する応力を接着剤層で吸収することができる。
接着剤層の100℃、周波数10Hz、歪0.1%における引張貯蔵弾性率は5.0×104〜5.0×105Paの範囲とするため、粘着剤は、アクリル系粘着剤を含むことが好ましい。アクリル系粘着剤は、接着剤層の全固形分中の50質量%以上含むことが好ましく、65質量%以上含むことがより好ましく、80質量%以上含むことがさらに好ましい。
アクリル系粘着剤としては、低ガラス転移点(低Tg)の主モノマー成分、高ガラス転移点(高Tg)のコモノマー成分、及び官能基含有モノマー成分を主とする重合体又は共重合体(以下、「アクリル系(共)重合体」という。)よりなるものが好ましい。
低Tgの主モノマー成分としては、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル等のアクリル酸アルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル等のメタクリル酸アルキルエステル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
高Tgのコモノマー成分としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
官能基含有モノマー成分としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマーや、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−メチロールアクリルアミド等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
アクリル系粘着剤のモノマー成分の重合に使用する開始剤の例としては、アゾビスイソブチルニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が挙げられる。また、アクリル系粘着剤の主成分となるアクリル系(共)重合体の共重合形態については特に制限はなく、ランダム、ブロック、グラフト共重合体のいずれであってもよい。
また、アクリル系粘着剤が上述のアクリル系(共)重合体である場合の分子量としては、重量平均分子量で30万〜150万であるものが好ましく、40万〜100万であることがさらに好ましい。重量平均分子量を上記範囲にすることによって被着体に対する密着性や接着耐久性を確保できるため、積層体の層間剥離をより防止することができる。
アクリル系(共)重合体において、官能基含有モノマー成分単位の含有量は、1〜25質量%の範囲が好ましい。官能基含有モノマー成分の含有量を当該範囲内にすることにより、被着体との密着性及び架橋度を確保し、接着剤層の引張貯蔵弾性率を、100℃、周波数10Hz、歪0.1%において5.0×104〜5.0×105Paの値にすることができる。
<カバーシート付きロール状物の製造方法>
本発明のカバーシート付きロール状物の製造方法は、以下(1)、(2)の工程を順に行うものである。
(1)二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAが、他の全てのシートBよりも広い幅を有するように構成されてなり、該シートAの幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなる積層体をロール状に巻き取る工程
(2)工程(1)で巻き取ったロール状物の表面の少なくとも一部をカバーシートで覆う工程
工程(1)は、例えば、アンワインダーからシートAを送り出し、その他のシートBを別のアンワインダーから送り出して圧着ロールでシートAとシートBとをラミネートして積層体を作製し、該積層体をワインダーで巻き取ることにより行うことができる。
なお、シートAの幅をシートBの幅に対して、TD方向の左右均等に長くするために、EPC(エッジポジションコントロール)装置を用いて、ラミネート時にシートAとシートBとの幅の位置調整を行うことが好ましい。
また、ロールの巻き芯の直径(外径)は、通常80〜180mm程度であり、巻き取りの長さは、通常50〜2000m程度である。
工程(2)は、装置を止めて、ワインダーにロール状物が巻かれた状態で行ってもよいし、一旦ワインダーからロール状物を取り外し、ロール状物の芯をフック等に引っ掛けた状態で行ってもよい。
以下に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、これらの実施例及び比較例により本発明は制限を受けるものではない。なお、積層体や各構成部材の物性の測定及び評価は次のようにして行った。
[シートの引張弾性率]
積層体及びシートAについて、JIS K 7127に準じて、以下の方法で引張弾性率を測定した。結果を表1に示す。
シートの引張弾性率
JIS K 7127に準じ、幅10mm、標線間距離50mm、チャック距離各25mmのサンプルを標準状態(23℃×50RH%)に12時間放置した後、試験速度50mm/分にて引張試験を実施し、引張弾性率(GPa)を求めた。
[接着剤層の引張貯蔵弾性率]
シリコーン離型PETフィルム上に、後述する粘着剤を、25g/m2塗布した。これを40℃で4日間養生し、更にその後150℃、30分保持して接着剤層を形成した。その後当該接着剤層のみを取り出し、厚みが200μmになるように所定の枚数を重ね、試料(縦4mm、横60mm、厚み200μm)を調製し、得られた試料について、アイティ計測(株)製の粘弾性測定装置、商品名「粘弾性スペクトロメーターDVA−200」を用いて、振動周波数10Hz、歪0.1%、昇温速度3℃/分、チャック間25mmで横方向について、−100℃から180℃までサンプルに印加される歪に対する応力を測定した。得られたデータから、100℃、周波数10Hz、歪0.1%における引張貯蔵弾性率(MPa)を求めた。
[撓み長さ]
図3に示すように、カバーシート及びシートAを、幅20mm、長さ120mmの短冊状にカットし、カバーシート及びシートAの測定サンプルSを作製した。次いで、サンプルSを高さ100mm以上の台31に、サンプルSのうち幅20mm×長さ100mmの部分が台から突出するようにして設置し、サンプルSの台上の部分に底面が20mm×20mmで高さ10mmの鉄板を載せ、その上に重量5kgの重り32を乗せた。サンプルSの台から突出する部分の端部が、台31から垂れ下がる長さ「x」(単位:mm)を測定し、この値を撓み長さとした。
なお、測定はサンプルを固定して5分経過後に行い、測定時の温度条件は23℃とした。結果を表2に示す。
[耐荷重凹み]
図4に示すように、カバーシート及びシートAを、100mm四方にカットし、カバーシート及びシートAの測定サンプルSを作製した。次いで、サンプルSを厚さ20mmのガラス板41上に設置し、サンプルの中央部に直径5mmで重さ0.5gの鋼球42を載せ、さらに鋼球42上から2kgの荷重をかけた。23℃で24時間経過後のサンプルSの凹みのうち、一番深い凹み箇所の深さ「d」(単位:μm)を測定し、サンプルSの厚み「t」(単位:μm)との比「d/t」を耐荷重凹みとした。結果を表2に示す。
[端面封止状態]
ガラス、封止材と各積層体(太陽電池保護用の積層体)E-1〜E-8を、シートA(耐候性シート:フッ素系樹脂シート)が暴露側になるように順に積層し、真空ラミネーター(エヌ・ピー・シー社製、商品名:LM30×30)を用いて、温度150℃、脱気時間5分、プレス圧力0.1MPa、プレス時間10分の条件で真空ラミネーションを行い、状態を観察し、下記の基準で評価した。結果を表2に示す。
(○):封止材がフッ素系樹脂シート幅端面まで到達し、極端な薄肉化が起きていない。
(×):封止材がフッ素系樹脂シート幅端面まで回りこんでいない、もしくは到達している封止材の厚みが少なく、端部で薄肉化が起こっている。
[デラミネーション試験]
養生後の各積層体(太陽電池保護用の積層体)E-1〜E-8を上記の方法で真空ラミネーションを行った後、トミー精工社製プレッシャークッカー試験LSK-500を用い、105℃、湿度100%の試験条件で、太陽電池用保護材の端面部においてデラミネーションの発生を目視で確認できるまでの試験時間を測定した。90時間にてデラミネーションが発生を確認できないものは90時間超(>90)とした。結果を表2に示す。
[突出部の耐折れ曲がり性]
実施例及び比較例で得られたカバーシート付きロール状物について、カバーシートの上から、突出箇所に対応する箇所に5kgの荷重を24時間かけ、シートAの状態を目視で観察し、以下の基準で評価した。結果を表2に示す。
(〇):シートAのシートBよりも突出している部分が折れ曲がっていないもの
(×):シートAのシートBよりも突出している部分が折れ曲がっているもの
[カバーシートの端部の固定性]
実施例及び比較例で得られたカバーシート付きロール状物を以下の基準で評価した。結果を表2に示す。
(〇):カバーシートのテープでの固定が3日以上維持できたもの
(△):カバーシートのテープでの固定が3日間維持できなかったもの
<構成材料>
(カバーシート)
カバーシートとして、以下のものを準備した。
K−1:発泡ポリエチレンシート(ポーレン化学産業社製、ポーレンシート、厚み700μm、幅250mm)
K−2:ポリプロピレンフィルム(コクゴ社製、ポリプロピレンシート(商品コード:07−175−02)、厚み500μm、幅250mm)
K−3:透明ポリエステルフィルム(三菱樹脂社製、ダイヤホイル T100、厚み380μm、幅250mm)
K−4:ポリエチレンフィルム(TGK社製、商品コード:125−18−18−01、厚み30μm、幅250mm)
(シートA:フッ素系樹脂フィルム)
シートAとして、以下のものを準備した。
A−1:ETFEフィルム(旭硝子社製、アフレックス50 MW1250DCS、厚み50μm、幅200mm)
A−2:ETFEフィルム(サンゴバン社製、NORTON、厚み25μm、幅200mm)
A−3:(旭硝子社製、アフレックス50 MW1250DCS、厚み50μm、幅230mm)
A−4:(旭硝子社製、アフレックス50 MW1250DCS、厚み50μm、幅180mm)
(粘着剤:PSA)
温度計、撹拌機、還流冷却管、窒素ガス導入管を備えた反応装置を用い、アクリル酸ブチル90質量部、アクリル酸10質量部、酢酸エチル75質量部、トルエン75質量部の混合溶液に、アゾビスイソブチロニトリル0.3質量部を加え、窒素ガス雰囲気下、80℃で8時間重合した。反応終了後、トルエンにて固形分30質量%に調製し、質量平均分子量50万である樹脂を得た。得られた樹脂100質量部に対して、イソシアナート系架橋剤として日本ポリウレタン工業社製の商品名コロネートL(固形分75質量%)1質量部を添加して、粘着剤を調製した。100℃、周波数10Hz、歪0.1%における接着剤層(粘着剤層)の引張貯蔵弾性率は、3×105Paであった。
(接着剤:PU)
ポリウレタンポリオール成分を含む主剤としてロックペイント株式会社製HD1013を使用し、脂肪族系のヘキサメチレンジイソシアナート成分を含む硬化剤としてロックペイント株式会社製H62を使用し、重量比で10:1となるように混合し、固形分濃度が30質量%となるように酢酸エチルで希釈して接着剤塗液を調製した。
(防湿シート)
[防湿シートB−1]
基材として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルム(帝人デュポン社製、「Q51C12」)を用い、そのコロナ処理面に、下記のコート液を塗布乾燥して厚さ0.1μmのアンカーコート層を形成した。
次いで、真空蒸着装置を使用して1.33×10-3Pa(1×10-5Torr)の真空下でSiOを加熱蒸発させ、アンカーコート層上に厚さ50nmのSiOx(x=1.5)薄膜を有する防湿シートB−1を得て、幅180mm、長さ180mmに裁断し使用した。作製した防湿シートB−1の水蒸気透過率は0.01[g/m2/day]であった。
コート液
日本合成化学社製の商品名ゴーセノール(ケン化度:97.0〜98.8mol%、重合度:2400)のポリビニルアルコール樹脂220gをイオン交換水2810gに加え加温溶解した水溶液に、20℃で攪拌しながら35mol%塩酸645gを加えた。次いで、10℃でブチルアルデヒド3.6gを攪拌しながら添加し、5分後に、アセトアルデヒド143gを攪拌しながら滴下し、樹脂微粒子を析出させた。次いで、60℃で2時間保持した後、液を冷却し、炭酸水素ナトリウムで中和し、水洗、乾燥し、ポリビニルアセトアセタール樹脂粉末(アセタール化度75mol%)を得た。
また、架橋剤としてイソシアネート樹脂(住友バイエルウレタン社製「スミジュールN−3200」)を用い、水酸基に対するイソシアネート基の当量比が1:2になるように混合した。
[防湿シートB−2]
防湿シートB−1の基材を、厚さ125μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂社製、T100)に変更した以外は、防湿シートB−1と同様にして、防湿シートB−2を得た。作製した防湿シートB−1の水蒸気透過率は0.02[g/m2/day]であった。
(封止材)
ブリヂストン社製、エチレン−酢酸ビニル製封止材 商品名:EVASKY S11(厚み500μm融点69.6℃)を使用した。
(ガラス)
AGCファブリテック社製太陽電池専用カバーガラス TCB09331(3.2mm厚)を使用し、実施例、比較例それぞれで使用するフッ素系樹脂フィルムと同じサイズのガラスに切削加工し使用した。
実施例1
厚み38μmシリコーン離型PETフィルムに粘着剤を厚みが25μmとなるよう塗布し、乾燥して粘着剤層(接着剤層)を形成した。形成した粘着面に防湿シートB−1のSiOx面を貼り合せ、その後シリコーン離型PETフィルムを剥離し、露出した粘着剤層にフッ素系樹脂フィルムA−1を貼り合わせ、フッ素系樹脂フィルムA−1/粘着剤層/防湿シートB−1の構成からなる積層体(太陽電池用保護材)E-1を得た。該積層体を外径172.4mmの芯に200m巻き取りロール状物を得た。次いで、40℃で4日間養生し、ロール状物の表面全部をカバーシートK−1で覆い、端部をテープ(ダイヤテックス社製パイオランテープを幅50mm×長さ100mmにカットしたもの)1枚で固定し、実施例1のカバーシート付きロール状物を得た。
実施例2
粘着剤層の厚みを10μmに変更した以外は実施例1同様にして、実施例2のカバーシート付きロール状物を得た。なお、実施例2のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE-2とする。
実施例3
粘着剤層を、上述の接着剤塗液から形成されてなる接着剤層(厚み7μm)に変更した以外は実施例1同様にして、実施例3のカバーシート付きロール状物を得た。なお、実施例3のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE−3とする。
実施例4
防湿シートB−1を、防湿シートB−2に変更した以外は実施例1同様にして、実施例4のカバーシート付きロール状物を得た。なお、実施例4のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE−4とする。
実施例5
耐候性シートA−1を、耐候性シートA−2に変更し、粘着剤層の厚みを10μmに変更した以外は実施例1同様にして、実施例5のカバーシート付きロール状物を得た。なお、実施例5のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE−5とする。
実施例6
耐候性シートA−1を、耐候性シートA−2に変更し、防湿シートB−1を防湿シートB−2に変更した以外は実施例1同様にして、実施例6のカバーシート付きロール状物を得た。なお、実施例6のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE−6とする。
実施例7
カバーシートK−1を、カバーシートK−2に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例7のカバーシート付きロール状物を得た。
実施例8
カバーシートK−1を、カバーシートK−3に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例8のカバーシート付きロール状物を得た。
実施例9
耐候性シートA−1を、耐候性シートA−3に変更した以外は実施例1同様にして、実施例9のカバーシート付きロール状物を得た。なお、実施例9のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE-7とする。
比較例1
カバーシートK−1を、カバーシートK−4に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1のカバーシート付きロール状物を得た。
比較例2
カバーシートでロール状物の表面を覆わなかった以外は、実施例1と同様にして比較例2のロール状物を得た。
比較例3
耐候性シートA−1を、耐候性シートA−4に変更した以外は実施例1同様にして、比較例3のカバーシート付きロール状物を得た。なお、比較例3のロール状物を構成する積層体(太陽電池用保護材)はE-8とする。
表1の結果から明らかなように、実施例1〜9のカバーシート付きロール状物は、シートAの突出箇所を、撓み長さ70mm以下で耐荷重凹み0.1以下のカバーシートで覆っていることから、突出部の折れ曲がりを防止できるものであった。特に、実施例1〜7、9のカバーシート付きロール状物は、カバーシートの撓み長さが10mm以上であり、かつ耐荷重凹みが0.02以上であることから、ロール状物をカバーシートで覆う際のハンドリング性にも優れるものであった。
また、実施例1〜9のカバーシート付きロール状物は、[WB]/[WA]が0.7〜0.98の範囲内であることから、封止材を用いた真空ラミネートの際の断面の封止状態が良好で、デラミネーションも発生しないものであった。
一方、比較例1のカバーシート付きロール状物は、カバーシートの撓み長さが70mmを超えることから、突出部の折れ曲がりを防止できないものであった。また、比較例2のロール状物は、カバーシートを有さないため、突出部の折れ曲がりを防止できないものであった。
また、比較例3のカバーシート付きロール状物は、[WB]/[WA]が1.00であることから、封止材を用いた真空ラミネートの際の断面の封止状態が不良で、デラミネーションを生じるものであった。
本発明のカバーシート付きロール状物は、突出部が折れ曲がることを防止できる。このようなカバーシート付きロール状物は、突出部の効果を維持することができ、特に太陽電池等の電子デバイス保護用の積層体として好適に使用することができる。
1:カバーシート付きロール状物
11:シートA
11a:突出部
12a、12b:シートB
13:積層体
15:巻き芯
16:側板
21:封止材
22:電子デバイス
31、41:台
32、42:重り
S:サンプル

Claims (9)

  1. 二以上のシートが積層されてなる積層体がロール状に巻かれてなるロール状物であって、前記二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAが、他の全てのシートBよりも幅が広く、該シートAが幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなり、前記ロール状物の表面のうち、シートAが突出する箇所に対応する箇所の少なくとも一部を、以下の条件により測定される撓み長さが40mm以下であり、かつ耐荷重凹みが0.03以下であるカバーシートで覆ってなる、カバーシート付きロール状物。
    [撓み長さ]
    (1)幅20mm、長さ120mmのサンプルを採取する。
    (2)サンプルを台上に、サンプルのうち長さ100mmの部分が台から突出するようにして配置し、サンプルの台上の部分に、重さ5kgの重りを乗せてサンプルを固定する。
    (3)サンプルの台から突出する部分の端部が、台から垂れ下がる長さ「x」(単位:mm)を測定し、この値を撓み長さとする。
    [耐荷重凹み]
    (1)100mm四方のサンプルを採取する。
    (2)サンプルを厚さ20mmのガラス板上に設置し、サンプルの中央部に直径5mmで重さ0.5gの鋼球を載せ、さらに鋼球上から2kgの荷重をかける。
    (3)サンプルの凹み「d」(単位:μm)を測定し、サンプルの厚み「t」(単位:μm)との比「d/t」を耐荷重凹みとする。
  2. 前記シートBのうち最大幅を有するシート幅WBmaxと、前記シートAの幅WAとの比([WBmax]/[WA])が0.7〜0.98である、請求項1に記載のカバーシート付きロール状物。
  3. 前記ロール状物の表面の全部をカバーシートで覆ってなる、請求項1又は2に記載のカバーシート付きロール状物。
  4. 以下(a’)及び/又は(b’)の条件を満たす、請求項1〜3の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
    (a’)[カバーシートの撓み長さ]/[シートAの撓み長さ]が2以下
    (b’)[カバーシートの耐荷重凹み]/[シートAの耐荷重凹み]が2以下
  5. 前記シートAが耐候性シートである、請求項1〜4の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
  6. 前記他のシートBが防湿シートを含む、請求項1〜5の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
  7. 前記積層体が電子デバイス保護用の積層体である、請求項1〜6の何れかに記載のカバーシート付きロール状物。
  8. 前記電子デバイスが太陽電池である、請求項7に記載のカバーシート付きロール状物。
  9. 以下(1)、(2)の工程を順に行う、カバーシート付きロール状物の製造方法。
    (1)二以上のシートのうちの少なくとも一つのシートAが、他の全てのシートBよりも広い幅を有するように構成されてなり、該シートAの幅方向の両端部が他の全てのシートBから突出するように積層されてなる積層体をロール状に巻き取る工程
    (2)工程(1)で巻き取ったロール状物の表面の少なくとも一部を、以下の条件により測定される撓み長さが40mm以下であり、かつ耐荷重凹みが0.03以下であるカバーシートで覆う工程
    [撓み長さ]
    (1)幅20mm、長さ120mmのサンプルを採取する。
    (2)サンプルを台上に、サンプルのうち長さ100mmの部分が台から突出するようにして配置し、サンプルの台上の部分に、重さ5kgの重りを乗せてサンプルを固定する。
    (3)サンプルの台から突出する部分の端部が、台から垂れ下がる長さ「x」(単位:mm)を測定し、この値を撓み長さとする。
    [耐荷重凹み]
    (1)100mm四方のサンプルを採取する。
    (2)サンプルを厚さ20mmのガラス板上に設置し、サンプルの中央部に直径5mmで重さ0.5gの鋼球を載せ、さらに鋼球上から2kgの荷重をかける。
    (3)サンプルの凹み「d」(単位:μm)を測定し、サンプルの厚み「t」(単位:μm)との比「d/t」を耐荷重凹みとする。
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