JPH0685285U

JPH0685285U - 調理めん用のパック容器

Info

Publication number: JPH0685285U
Application number: JP114474U
Authority: JP
Inventors: 幹男中村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-12-26
Filing date: 1991-12-26
Publication date: 1994-12-06

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】本考案は、焼そばやスパゲティー等の調理ずみ
めん類を持ち帰り用として使用するパック容器を目的と
する。【構成】パック容器Ａの底内面（４）に多数の針状突起
物（３）を植設したことを特徴とした調理ずみのめん類
を収納するパック容器の構成。【効果】調理してから時間がたった焼そばやスパゲティ
ー等の調理ずみめん類が、蓋によって押つけられたり、
あるいは片寄っても、針状突起物によって支えられ、め
んの中に空気層が形成されるため、めんがくっつき合っ
て塊となることを防ぎ、おいしく食べることができる効
果を奏する。

Description

【考案の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本考案は、調理ずみの焼そばやスパゲティー等のめん類を入れて持ち帰るパック容器に関する。

【従来の技術】

従来この種の焼そばやスパゲティー等の調理ずみのめん類を店から家庭に持ち帰るときは、温かい調理ずみのめんを直接普通のパックに入れて持ち帰ることが一般に行われている。

【考案が解決しようとする課題】

しかし、持ち帰る場合でもパック容器を水平にして持ち歩くとは限らず横持ちとするときがある。このため、家庭で食べるときは調理したときから時間が経っていること、および、めんが片方に寄っているため、めん相互がくっつき合ってパック容器を開けたときは一塊りとなっていて食べにくく、また皿に移した場合でも同様のままであって、電子レンジで温め直しても一塊のまま加熱されるため食べにくいばかりか見ためも悪く不快感が生じる。さらに気を使ってパック容器を水平にして持ち帰っても、めんは蓋によって押しつけられているため、めん相互がくっつき合って同様の結果となっている。

【課題を解決するための手段】

考案者は、焼そばやスパゲティー等を買い求めて家庭に持ち帰って、食べるときに何時も感じることであるが、この塊の状態をなくして少しでもおいしく食べることを考え、本考案に到達したものであって、パック容器の底内面に多数の針状突起物を植設することにより、片寄るめんが針状突起物に引っかかってめんの片寄りを防ぎ、また、蓋によって押しつけられた場合でも多数の針状突起物がめんの中に入ってめん相互の間に空気層が形成されている。

【作用】

このため、時間が経ってもめんはくっつき合って一塊となることはなく、家庭に持ち帰ったときめんがほぐれていて食べよく、電子レンジで温め直してもふっくらと調理したときと同じような状態でおいしく味うことができる。

【実施例】

添付図面により本考案のパック容器を説明すると、図１は請求項１に示すパック容器Ａの実施例図であって、パック容器Ａの容器（２）の底板（４）に多数の針状突起物（３）を一体に植設成形したパック容器を示したものであって、図中の符号（１）はパックの蓋を示している。また、図２、図３は請求項２に示す別の実施例を示すもので、図２は普通一般に使用されているパック容器Ａの斜視図であり、図３はこの普通一般に使われているパック容器Ａの底板（４）に配置する別に作られた針状突起物（３）を多数植設成形した薄板（５）の斜視図である。図４は、調理ずみめんＢを容器に盛った状態を示す断面図である。したがって、このパック容器Ａの使用に当っては、図１に示す実施例の場合には、容器（２）内に調理ずみのめんをそのまま盛りつけることができ、また、図２、図３に示す実施例の場合には一般に使用しているパック容器Ａの底板（４）に、図３の薄板（５）を針状突起物（３）の面が上向きになるように敷設し、その上から調理ずみめんＢを盛りつけるものである。したがって、この実施例の場合には一般に使用されているパック容器を使用することができ、単に別製とした薄板（５）を底に置くだけでよい。なお、この針状突起物（３）の数については特に限定することはないが、針状物が少ないとめんの引っかかりや空気層の形成が少いため、めんが塊になる傾向にあり、またあまり多数であるとパック容器Ａから直接食べるときの邪魔になるため、１０ｃｍ^２当り５〜１５本程度が適当である。

【考案の効果】

本考案は、前述のようにパック容器Ａの底板に多数の針状突起物（３）を植設することにより、調理ずみのめんをパック容器に盛った場合に多数の針状突起物がめんの中に入ってめん相互の間に空気層を形成するばかりか、横持ちにした場合でもめんは針状突起物に引っかかって片寄りを防ぐため、めんはくっつき合って一塊となることなく、家庭に持ち帰って食べる際には時間が経っているにもかかわらずめんはほぐれていて食べよく、電子レンジで温め直してもふっくらと調理したときと同じような状態でおいしく味うことができるという、従来のパック容器では考えられない調理めんに適した使用上の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図１は、本考案の実施例を示す調理めん用のパック容器
の斜視図。図２は、一般に使用されているパック容器の
斜視図。図３は、針状突起物が多数植設された薄板。図
４は、使用状態を示す断面図。

【符号の説明】

（１）…蓋（２）…容器（３）…針状突起物（４）…底板（５）…薄板Ａ……パック容器Ｂ……調理ずみのめん

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パック容器Ａの底板内面（４）に針状突起
物（３）を多数植設したことを特徴とした調理めん用の
パック容器。
【請求項２】パック容器Ａの底板内面（４）に針状突起
物（３）を多数植設した薄板（５）を敷設することを特
徴とした調理めん用のパック容器。