JPH068490Y2 - 測量機における水平補償装置用プリズム支持構造 - Google Patents

測量機における水平補償装置用プリズム支持構造

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JPH068490Y2
JPH068490Y2 JP10320688U JP10320688U JPH068490Y2 JP H068490 Y2 JPH068490 Y2 JP H068490Y2 JP 10320688 U JP10320688 U JP 10320688U JP 10320688 U JP10320688 U JP 10320688U JP H068490 Y2 JPH068490 Y2 JP H068490Y2
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prism
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JP10320688U
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Inventor
英之 須藤
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動レベルなどの測量機における水平補償装
置内に組み込まれているプリズムの支持構造に関する。
〔従来技術〕
第5図は、従来の自動レベルの概略構成を示す断面図
で、鏡筒2内には、レベル本体が傾斜しても水平視準で
きる水平補償装置であるプリズム組付体10を備えてい
る。なお符号3は対物レンズ、符号4は合焦レンズ、符
号5は無焦点レンズ、符号6は焦点鏡、符号7は接眼レ
ンズ、符号8は蓋体である。
水平補償装置であるプリズム組付体10は、プリズム保
持枠12内に2個のプリズム14a,14bが前後方向
に対設して収容されてプリズム保持体11が形成され、
第6図に示されるように、プリズム保持枠12が反射鏡
18(第5図参照)を懸吊した支持枠16に4個の締結
ねじ17a〜17dによって固定されて一体化された構
造となっている。なお符号19は、反射鏡18と機械的
に連結されている制動板である。そしてこのプリズム組
付体10は、第7図に示されるように、鏡筒2の所定領
域2a内に収納され、図示しない固定ねじによって鏡筒
2に固定される。
そして自動レベルは、製品として出荷される前に、レベ
ルを水平状態にセットし、例えば対物レンズ3の中央点
に付したマークを焦点鏡6のクロスヘアー(十字線)に
一致させるなどして、光軸lとクロスヘアーとを一致さ
せる光路調整を行うようになっている。これには、第8
図に示されるように、支持枠16とプリズム保持枠12
との間に間座と呼ばれる薄い金属板13を適宜数介在さ
せて調整するようになっている。
〔考案の解決しようとする課題〕
しかし前記した従来のプリズム組付体の構造では、第5
図および第7図に示されるように、プリズム組付体10
が鏡筒2の側面開口端部2bより低く収納されてしまう
ため、プリズム組付体10を鏡筒2内に組付けた状態で
光路調整を行うことができず、鏡筒2からプリズム組付
体10を取り出した状態で金属板13の着脱作業を行
い、プリズム組付体10を鏡体内に収納して光路が正規
状態となったかどうかを確かめるようになっている。こ
のため鏡筒2内にプリズム組付体10を出したり入れた
りして、光路調整が非常に面倒で、かつ時間がかかると
いう問題点があった。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は自動レベル等の測量機における光路調整作業
を簡単に行うことのできる水平補償装置用プリズム支持
構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る測量機におけ
る水平補償装置用プリズム支持構造においては、反射鏡
が懸吊された支持枠の下面に、プリズム保持枠によって
二個のプリズムが対設されてなるプリズム保持体がねじ
締結されて、プリズム組付体として一体化され、このプ
リズム組付体が鏡筒の側面開口部から鏡筒内に収容固定
された測量機における水平補償装置用プリズム支持構造
であって、前記プリズム保持枠の前後方向両端部を支持
枠にそれぞれねじ締結するとともに、締結ねじの回動操
作部を鏡筒開口部側に設け、プリズム保持枠前端部また
は後端部と支持枠との間に両者を離間する方向に作用す
るばね部材を介装するようにしたものである。
〔作用〕
プリズム保持体は、支持枠に対し前端部又は後端部を中
心に揺動できるとともに、揺動側端部に設けた締結ねじ
とばね部材とによって、支持枠から離間する方向にばね
付勢された一定の傾斜状態に保持されており、鏡筒内の
側面開口部に露出する締結ねじの回動操作部を回動操作
して、鏡筒内にプリズム組付体を収容固定した状態のま
ま、プリズム保持体の傾斜状態を変える、即ち光路調整
を行うことができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は自動レベルの水平補償装置であるプリズム組付体の
要部を分解して示す斜視図、第2図はその縦断面図、第
3図はプリズム組付体の要部を示す断面図、第4図はプ
リズム組付体を自動レベルに組み付けた状態を示す斜視
図である。
これらの図において、水平補償装置内に用いられている
プリズム24(24a,24b)は、従来例の場合と同
様、下方に開口する断面コ字形状のプリズム保持枠22
内に対設状態に収容されており、プリズム保持体20と
して一体化されている。符号25は、プリズム24をプ
リズム保持枠22に押し付ける押え板で、ねじ25aに
よってプリズム保持枠22に固着されている。また符号
25bはパッキンである。
プリズム保持枠22の上面側は台形状にくぼみ、このく
ぼみ領域に、振子構造の反射鏡40の上方への突出部で
ある門型アーム42の水平部42aが延びている。この
アーム水平部42aには、両側に磁石(図示せず)が配
置された制動板44が設けられ、制動板44上には、反
射鏡40を含む振子部の重心位置を調整するための重り
部材45が固着されている。なお符号46は反射鏡40
を懸吊する吊線で、吊線上端部は、後述する矩形状の支
持枠30に固定されている。
第3図はプリズム保持体20と支持枠30との締結部を
示す図で、プリズム保持枠22の上面の前端部には、蒲
鉾型の上方突出部23が巾方向に延出形成されており、
巾方向中央部位置において上下方向に挿入するように設
けられた一本の締結ねじ32によって、この突出部23
の曲面部23aがプリズム支持枠30の前端部下面に、
ねじ締結されている。符号23bは締結ねじ32の螺合
するプリズム保持枠側の雌ねじ部である。また締結ねじ
32の頭部32aの下面32bは球面形状とされ、この
下面32bの接触する支持枠側の座面34もこの球面形
状に整合する形状とされ、座面34に連なるねじ挿通孔
35はねじの刻成されないストレート部とされている。
そのためプリズム保持体20は、支持枠30に対し、こ
のねじ締結部を支点として上下揺動できるようになって
いる。
一方、プリズム保持枠22の上面他端部である後端部に
は、巾方向に一対の立壁26,26が上方に突出形成さ
れ、支持枠30の後端部に形成された突出部36が丁度
この立壁26,26内に係合するようになっている。さ
らにこの係合部は上下方向に挿通する締結ねじ38によ
ってねじ締結されている。なお支持枠側の突出部36に
は、第3図に示されるように、ねじの刻成されていない
ねじ挿通孔36aが形成され、突出部36内およびこの
突出部36の当接するプリズム保持枠上面部には、ばね
収容凹部36b,23cがそれぞれ形成され、ここに圧
縮コイルばね37が収容されている。ばね収容部36b
の上部壁には、ねじ挿通孔36aに連なる円錐面形状の
ねじ座面39が形成されている。またばね収容凹部23
cには、締結ねじ38の螺合する雌ねじ部23dが形成
されている。なお締結ねじ38の頭部38aの下面38
bは、支持枠側の座面39の形状に整合する円錐形状と
されている。
このためプリズム保持体20と支持枠30とは、締結ね
じ38によってねじ締結されるとともに、圧縮コイルス
プリング37によって互いに離間する方向にばね付勢さ
れている。このとき支持枠側突出部36は両側を立壁2
6,26で支持され、さらにねじ頭部下面38bが支持
体枠側の座面39に圧接されるので、プリズム保持体2
0は支持枠30に対しぐらつくことなく、前後左右上下
方向に位置決めされる。そして締結ねじ38の回動操作
により、プリズム保持体20は、締結ねじ32による締
結部を中心に、第3図矢印に示すように揺動するととも
に、圧縮コイルスプリング37の付勢力により、支持枠
30に対し一定の傾斜状態に保持される。また符号26
aは立壁26に設けられたねじ孔で、ここに補助ねじ2
6bが螺合され、この補助ねじ26bによって支持枠3
0の突出部36の側面が両側からクランプされて、プリ
ズム保持体20と支持枠30との傾斜状態を確実に保持
できるようになっている。
また符号31は、支持枠30の枠部材に設けられている
長孔で、固定ねじ50(第4図参照)によって、水平補
償装置であるプリズム組付体を鏡筒2に固定するための
ものである。なお第4図において、符号8は鏡筒の蓋
体、符号60は整準台、符号62は整準ねじ、符号64
は円形気泡管である。
そして本実施例に示す自動レベルにおける光路調整作業
としては、第4図に示されるように、まずプリズム組付
体を自動レベルの鏡筒2の所定収納部内に上方の開口部
から収納する。そして固定ねじ50によって支持枠30
を鏡筒2に固定する。このとき締結ねじ32,38の頭
部32a,38aは、上方に露出して回動操作し易いよ
うになっている。そして接眼レンズ7をのぞきながら、
例えば対物レンズ3の中心点に付けた目印が焦点鏡のク
ロスヘアー位置に一致するように、締結ねじ38を回動
操作し、光軸lを調整する。
このように本実施例では、一本の締結ねじ38を回動操
作するだけで、プリズム組付体の自動レベルへの組付後
の光路調整が可能であり、従来のようにプリズム組立体
を鏡筒から出したり入れたり、しかも複数本の締結ねじ
を回動操作して間座を噛ませたり外したり等という面倒
な作業を一掃できるとともに、光路調整に要する時間を
著しく短縮することができる。
なお前記した実施例では、プリズム保持体20と支持枠
30とが2本の締結ねじ32,38で締結されている構
造のものを示したが、従来例のように、両者が前端部お
よび後端部に2本ずつ、合計4本の締結ねじで締結され
ている構造のものであってもよい。
また前記した実施例では、プリズム保持体20と支持枠
30間に介装するばね部材を圧縮コイルスプリングとし
ているが、板ばねであってもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案によれば、プリズ
ム保持体は、支持枠に対し前端部又は後端部を中心に揺
動できるとともに、揺動側端部に設けた締結ねじとばね
部材とによって、支持枠から離間する方向にばね付勢さ
れた一定の傾斜状態に保持されており、鏡筒内の側面開
口部に露出する締結ねじの回動操作部を回動操作するこ
とにより、鏡筒内にプリズム支持体を収容した状態のま
ま、プリズム保持体の傾斜状態を変えることができるの
で、自動レベル等の測量機の光路調整に要する時間を短
縮することができる等、光路調整作業が著しく簡単なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動レベルの水平補償装置であるプリズム組付
体の要部を示す斜視図、第2図はその縦断面図、第3図
はその要部を拡大して示す断面図、第4図は自動レベル
の鏡筒内にプリズム組付体を組み付けた状態の斜視図、
第5図〜第8図はいずれも従来例を示すもので、第5図
は従来の自動レベルの概要を示す断面図、第6図はプリ
ズム組付体の要部斜視図、第7図はプリズム組付体を組
み付けた自動レベルの斜視図、第8図はプリズム保持枠
の要部断面図である。 20……プリズム保持体、 22……プリズム保持枠、 24a,24b……プリズム、 30……支持枠、 32,38……締結ねじ、 32a,38a……ねじ回動操作部であるねじ頭部、 37……ばね部材である圧縮コイルスプリング、 40……反射鏡、 46……吊線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鏡が懸吊された支持枠の下面に、プリ
    ズム保持枠によって二個のプリズムが対設されてなるプ
    リズム保持体がねじ締結されて、プリズム組付体として
    一体化され、このプリズム組付体が鏡筒の側面開口部か
    ら鏡筒内に収容固定された測量機における水平補償装置
    用プリズム支持構造であって、前記プリズム保持枠の前
    後方向両端部が支持枠にそれぞれねじ締結されるととも
    に、締結ねじの回動操作部が鏡筒開口部側位置に設けら
    れ、プリズム保持枠前端部または後端部と支持枠との間
    に両者を離間する方向に作用するばね部材が介装されて
    なることを特徴とする測量機における水平補償装置用プ
    リズム支持構造。
JP10320688U 1988-08-05 1988-08-05 測量機における水平補償装置用プリズム支持構造 Expired - Lifetime JPH068490Y2 (ja)

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