JPH068478A - ワイヤドット印字ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

ワイヤドット印字ヘッド及びその製造方法

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JPH068478A
JPH068478A JP17087892A JP17087892A JPH068478A JP H068478 A JPH068478 A JP H068478A JP 17087892 A JP17087892 A JP 17087892A JP 17087892 A JP17087892 A JP 17087892A JP H068478 A JPH068478 A JP H068478A
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JP
Japan
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base frame
print head
core
wire dot
dot print
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Withdrawn
Application number
JP17087892A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tategami
正博 立上
Yoichi Umezawa
洋一 梅沢
Noboru Oishi
登 大石
Takao Mizutani
孝夫 水谷
Tatsuya Koyama
達也 小山
Katsuya Kamimura
勝也 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造コストを低減する。 【構成】ピンの数だけ放射状に配設されたコア30が設
けられ、各コア30間にベースフレーム31の突出部が
突出する。ベースフレーム31の環状部から突出するか
しめ用シャフト32を貫通させて前記ベースフレーム3
1上にヨーク18及び永久磁石17が積層され、前記か
しめ用シャフト32の先端をかしめることによってヨー
ク18及び永久磁石17がベースフレーム31に固定さ
れる。したがって、かしめ用シャフト32の先端をかし
めるだけで前記ベースフレーム31にヨーク18及び永
久磁石17を固定することができる。また、ベースフレ
ーム31、ヨーク18及び永久磁石17のそれぞれを接
着する必要がなくなるため、製造コストを低減すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドット印字ヘッ
ド及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤドット印字ヘッドを用いた
プリンタは、印字媒体の自由度が高く、複写紙などを使
用することができるなどの利点があり、高い需要を得て
いる。該ワイヤドット印字ヘッドは、永久磁石又は磁石
の磁気吸引力によってワイヤを駆動している。
【0003】前記プリンタは、ワイヤドット印字ヘッド
の型式からプランジャ型、ばねチャージ型、クラッパ型
に分けられる。このうち、ばねチャージ型のものは、印
字ワイヤを固定したアーマチュアを板ばねによって揺動
自在に支持し、該アーマチュアをあらかじめ前記バイア
ス用の板ばねの弾性力に抗して永久磁石によってコアに
吸引させておき、印字する時に前記コアに巻装されたコ
イルを励磁させて前記永久磁石と逆方向に磁束を発生さ
せ、前記アーマチュアを解放させる構造となっている。
【0004】一方、クラッパ型のものは、反対に印字の
時にコイルに通電して励磁させ、該コイルにアーマチュ
アを吸引し、その際の吸引力によって印字を行う構造と
なっている。図2は従来のワイヤドット印字ヘッドの断
面図である。図において、11はヘッドノーズ、12は
先端ガイド、13はヒートシンクキャップ、14は放射
線状に複数個配設されるコアである。15はアルミダイ
カストなどの非磁性材料から成り、コア14を固定する
ベースフレーム、16は放射線状の溝がピンの数だけ形
成された溝入りヨーク、17は永久磁石、18はヨー
ク、19は磁性スペーサ、20はバイアス用の板ばね、
21は該板ばね20に固定され、揺動自在に支持された
アーマチュア、22は該アーマチュア21の先端に固定
された印字ワイヤ、23は前記コア14に巻装されたコ
イル、24は基板、25はスペースシート、26はアー
マチュアヨーク、27は中間ガイド、28はヘッドノー
ズホルダ、29はワイヤドット印字ヘッドを一体化する
ためのクランプである。隣接するコア14は、空間又は
非磁性材料を介在させ分離されて配設されているが、前
記永久磁石17、溝入りヨーク16、ヨーク18及びア
ーマチュアヨーク26を介して磁気的に接続される。
【0005】次に、前記構成のワイヤドット印字ヘッド
の動作について説明する。コイル23を励磁しない状態
では、永久磁石17の磁束がヨーク18、磁性スペーサ
19、アーマチュアヨーク26、アーマチュア21、コ
ア14、溝入りヨーク16を通り、その際に発生する吸
引力によって、板ばね20を撓(たわ)ませながらアー
マチュア21をコア14に吸引する。
【0006】次に、コイル23を励磁すると永久磁石1
7の磁束が打ち消され、板ばね20の撓みによるエネル
ギによってアーマチュア21がコア14から解放されて
図の上方に移動する。この時、アーマチュア21の先端
に固定された印字ワイヤ22が、図示しないインクリボ
ン、媒体及びプラテンに衝突して印字を行う。さらに、
衝突による反力及び永久磁石17の吸引力によって、ア
ーマチュア21はコア14に吸引され1回の印字動作が
終了する。
【0007】次に、ワイヤドット印字ヘッドを製造する
場合のマグネットアッセンブリの組立方法について説明
する。まず、複数のコア14を図示しない治具に放射状
に配置し、かつ、ベースフレーム15を配置してレーザ
溶接によって固定して、コア14とベースフレーム15
の組立体を作る。次に、該組立体、ヨーク18、永久磁
石17及び溝入りヨーク16を図示しない治具に装着し
てそれぞれを接着する。その後、コイル23を配線して
マグネットアッセンブリとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のワイヤドット印字ヘッド及びその製造方法において
は、コア14とベースフレーム15をレーザ溶接によっ
て固定しなければならず、また、コア14とベースフレ
ーム15の組立体、ヨーク18、永久磁石17及び溝入
りヨーク16を接着しなければならず、製造コストが高
くなってしまう。
【0009】本発明は、前記従来のワイヤドット印字ヘ
ッド及びその製造方法の問題点を解決して、製造コスト
を低減することができるワイヤドット印字ヘッド及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のワ
イヤドット印字ヘッドにおいては、先端に印字ワイヤが
固定されたアーマチュアを、コイルに通電することによ
って揺動させて印字を行うようになっている。そして、
ピンの数だけ放射状に配設されたコアと、環状部と、該
環状部から中央側に向けて各コア間に突出する突出部を
備えるベースフレームを有する。
【0011】また、前記環状部から軸方向に突出してか
しめ用シャフトが形成され、該かしめ用シャフトを貫通
させて前記ベースフレーム上にヨーク及び永久磁石が積
層される。前記かしめ用シャフトの先端をかしめること
によってヨーク及び永久磁石がベースフレームに固定さ
れる。前記各突出部と各コア間に非磁性材料から成る楔
(くさび)部材を圧入することによって、ベースフレー
ムをコアに固定することもできる。また、前記各突出部
と各コア間に非磁性材料から成る楔部材を挿入するとと
もに、前記突出部をプレス加工によって変形させて前記
ベースフレームをコアに固定することもできる。
【0012】本発明のワイヤドット印字ヘッドの製造方
法においては、ベースフレームの環状部から中央側に向
けてピンの数だけ突出する突出部間にコアを配設する。
また、前記環状部から軸方向に突出するかしめ用シャフ
トを貫通させて、ヨーク及び永久磁石を前記ベースフレ
ーム上に積層し、前記かしめ用シャフトの先端をかしめ
ることによって固定する。
【0013】前記各突出部と各コア間に非磁性材料から
成る楔部材を圧入することによって、ベースフレームを
コアに固定することもできる。また、前記各突出部と各
コア間に非磁性材料から成る楔部材を挿入するととも
に、前記突出部をプレス加工によって変形させて前記ベ
ースフレームをコアに固定するようにしてもよい。
【0014】
【作用】本発明によれば、前記のようにピンの数だけ放
射状に配設されたコアが設けられ、各コア間にベースフ
レームの環状部から中央側に向けて突出部が突出する。
また、前記環状部から軸方向に突出してかしめ用シャフ
トが形成され、該かしめ用シャフトを貫通させて前記ベ
ースフレーム上にヨーク及び永久磁石が積層される。そ
して、前記かしめ用シャフトの先端をかしめることによ
ってヨーク及び永久磁石がベースフレームに固定され
る。
【0015】したがって、かしめ用シャフトの先端をか
しめるだけで前記ベースフレームにヨーク及び永久磁石
を固定することができ、接着する必要がなくなる。前記
各突出部と各コア間に非磁性材料から成る楔部材を圧入
することによって、ベースフレームをコアに固定するこ
ともできる。この場合、突出部をプレス加工によって変
形させる必要はない。
【0016】また、前記各突出部と各コア間に非磁性材
料から成る楔部材を挿入するとともに、前記突出部をプ
レス加工によって変形させて前記ベースフレームをコア
に固定するようにしてもよい。本発明のワイヤドット印
字ヘッドの製造方法においては、環状部と突出部を有す
るベースフレームの前記各突出部間にコアを配設し、さ
らに、かしめ用シャフトを貫通させて、ヨーク及び永久
磁石を前記ベースフレーム上に積層する。
【0017】次に、前記かしめ用シャフトの先端をかし
める。前記各突出部と各コア間に非磁性材料から成る楔
部材を圧入することによって、ベースフレームをコアに
固定することもできる。また、前記各突出部と各コア間
に非磁性材料から成る楔部材を挿入するとともに、前記
突出部をプレス加工によって変形させて前記ベースフレ
ームをコアに固定するようにしてもよい。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すワイヤドット印字ヘッドの断面図、図3は本発明の
第1の実施例を示すワイヤドット印字ヘッドの要部分解
斜視図である。図において、11はヘッドノーズ、12
は先端ガイド、13はヒートシンクキャップ、30は放
射線状に複数個配設されるコア、31はアルミダイカス
トなどの非磁性材料から成り、コア30を固定するベー
スフレーム、32は該ベースフレーム31の円周方向に
おける数箇所に圧入され、図の上方に突出するかしめ用
シャフトである。16は放射線状の溝がピンの数だけ形
成された溝入りヨーク、17は永久磁石、18はヨー
ク、19は磁性スペーサである。20はバイアス用の板
ばね、21は該板ばね20に固定され、揺動自在に支持
されたアーマチュア、22は該アーマチュア21の先端
に固定された印字ワイヤ、23は前記コア30に巻装さ
れたコイル、24は基板、25はスペースシート、26
はアーマチュアヨーク、27は中間ガイド、28はヘッ
ドノーズホルダ、29はワイヤドット印字ヘッドを一体
化するためのクランプである。
【0019】隣接するコア30は、空間又は非磁性材料
を介在させ、分離され配設されているが、前記永久磁石
17、溝入りヨーク16、ヨーク18及びアーマチュア
ヨーク26を介して磁気的に接続される。前記コア30
は2個の立上り部30a,30bと、両立上り部30
a,30bを連結する連結部30cから成り、「コ」字
形状を有している。一方の立上り部30aはワイヤドッ
ト印字ヘッドの中央側においてアーマチュア21に対向
して置かれ、前記コイル23の励磁によってアーマチュ
ア21を吸引する。また、他方の立上り部30bは前記
立上り部30aより低く、ワイヤドット印字ヘッドの周
縁側において溝入りヨーク16に対向して置かれる。
【0020】前記コア30はワイヤドット印字ヘッドの
円周方向にピンの数だけ配設される。一方、前記ベース
フレーム31は、ワイヤドット印字ヘッドの周縁に位置
する環状部31a、該環状部31aから中央側に向けて
ピンの数だけ突出する突出部31bから成る。そして、
各突出部31bの間に径方向に延びる溝31cが形成さ
れ、該溝31cに前記コア30が配設される。
【0021】前記溝入りヨーク16は前記かしめ用シャ
フト32に対応する位置にシャフト孔35を有してお
り、該シャフト孔35に前記かしめ用シャフト32を貫
通させてベースフレーム31に取り付けられる。この
時、前記コア30の立上り部30bの上端面が溝入りヨ
ーク16によって押さえられる。次に、前記構成のワイ
ヤドット印字ヘッドの動作について説明する。
【0022】コイル23を励磁しない状態では、永久磁
石17の磁束がヨーク18、磁性スペーサ19、アーマ
チュアヨーク26、アーマチュア21、コア30、溝入
りヨーク16を通り、その際に発生する吸引力によっ
て、板ばね20を撓ませながらアーマチュア21をコア
30に吸引する。次に、コイル23を励磁すると永久磁
石17の磁束が打ち消され、板ばね20の撓みによるエ
ネルギによってアーマチュア21がコア14から解放さ
れて図の上方に移動する。この時、アーマチュア21の
先端に固定された印字ワイヤ22が、図示しないインク
リボン、媒体及びプラテンに衝突して印字を行う。さら
に、衝突による反力及び永久磁石17の吸引力によっ
て、アーマチュア21はコア30に吸引され1回の印字
動作が終了する。
【0023】次に、本発明の実施例におけるワイヤドッ
ト印字ヘッドの製造方法について説明する。前記ベース
フレーム31の突出部31bはコア30の連結部30c
より0.1〜0.3〔mm〕低くしてあり、ベースフレ
ーム31の環状部31aもコア30の立上り部30bよ
り0.1〜0.3〔mm〕低くしてある。そして、図示
しないかしめ治具を使用し、複数のコア30をベースフ
レーム31の溝31cに配置する。その上に溝入りヨー
ク16、永久磁石17及びヨーク18を積層し、プレス
加工によって加工穴31dの周囲を変形させ、コア30
をベースフレーム31に固定する。さらに、かしめ用シ
ャフト32の先端をかしめることによってコイル30を
配線する前のマグネットアッセンブリを組み立てること
ができる。
【0024】ここで、コア30の立上り部30bと溝入
りヨーク16及び永久磁石17は、かしめる際に溝入り
ヨーク16の溝16aと外周縁間の部分16b、及び前
記シャフト孔35と外周縁間の部分16cが変形するた
め、溝入りヨーク16がコア30の立上り部30bに対
し、十分に接触することができる。したがって、永久磁
石17による吸引力を低下させることなく、安価にコア
アッセンブリを組み立てることができる。なお、ベース
フレーム31とかしめ用シャフト32は一体焼結品やダ
イカスト品で形成してもよい。
【0025】図4は本発明の第2の実施例を示すワイヤ
ドット印字ヘッドの断面図、図5は本発明の第2の実施
例を示すワイヤドット印字ヘッドの要部分解斜視図であ
る。図において、11はヘッドノーズ、12は先端ガイ
ド、13はヒートシンクキャップ、16は放射線状の溝
がピンの数だけ形成された溝入りヨーク、17は永久磁
石、18はヨーク、19は磁性スペーサである。20は
バイアス用の板ばね、21は該板ばね20に固定され、
揺動自在に支持されたアーマチュア、22は該アーマチ
ュア21の先端に固定された印字ワイヤ、23は前記コ
ア40に巻装されたコイル、24は基板、25はスペー
スシート、26はアーマチュアヨーク、27は中間ガイ
ド、28はヘッドノーズホルダ、29はワイヤドット印
字ヘッドを一体化するためのクランプである。また、4
0は放射線状に複数個配設されるコア、41はアルミダ
イカストなどの非磁性材料から成り、コア40を固定す
るベースフレーム、43は楔リングである。
【0026】前記コア40は2個の立上り部40a,4
0bと、両立上り部40a,40bを連結する連結部4
0cから成り、「コ」字形状を有している。一方の立上
り部40aはワイヤドット印字ヘッドの中央側において
アーマチュア21に対向して置かれ、アーマチュア21
を吸引する。また、他方の立上り部40bは前記立上り
部40aより低く、ワイヤドット印字ヘッドの周縁側に
おいて溝入りヨーク16に対向して置かれる。
【0027】前記コア40はワイヤドット印字ヘッドの
円周方向にピンの数だけ配設される。一方、前記ベース
フレーム41は、ワイヤドット印字ヘッドの周縁に位置
する環状部41a、該環状部41aから中央側に向けて
ピンの数だけ突出する突出部41bから成る。そして、
各突出部41bの間に径方向に延びる溝41cが形成さ
れ、該溝41cに前記コア40が配設される。
【0028】前記楔リング43はポリカーボネート樹脂
などの非磁性の樹脂で形成され、ワイヤドット印字ヘッ
ドの中央側に配設される環状部43aと該環状部43a
から径方向にピンの2倍の数だけ延びる楔部43bから
成る。該楔部43bは各コア40と各ベースフレーム4
1の突出部41b間に圧入される。そのため、楔部43
bは各コア40と突出部41b間の隙間(すきま)より
厚く形成される。
【0029】次に、本発明の第2の実施例を示すワイヤ
ドット印字ヘッドの製造方法について説明する。まず、
複数のコア40を図示しない治具に放射状に配置する。
次に、前記ベースフレーム41と、前記楔リング43を
治具にセットし、楔リング43をプレスして、コア40
とベースフレーム41間に圧入する。この楔リング43
が変形し、コア40とベースフレーム41間に強制的に
押し込まれるため、コア40とベースフレーム41を一
体化することができる。このようにして一体化されたコ
ア40とベースフレーム41の組立体の上に溝入りヨー
ク16、永久磁石17及びヨーク18を接着又はかしめ
によって固定し、マグネットアッセンブリとする。
【0030】図6は本発明の第3の実施例を示すワイヤ
ドット印字ヘッドの要部分解斜視図である。図におい
て、44はワイヤドット印字ヘッドの円周方向にピンの
数だけ配設されたコア、45はベースフレーム、46は
楔リングである。前記ベースフレーム45は、ワイヤド
ット印字ヘッドの周縁に位置する環状部45a、該環状
部45aから中央側に向けてピンの数だけ突出する突出
部45bから成る。そして、各突出部45bの間に径方
向に延びる溝45cが形成され、該溝45cに前記コア
44が配設される。
【0031】前記突出部45bのそれぞれには、加工穴
45dが形成される。また、前記楔リング46はポリカ
ーボネート樹脂などの非磁性の樹脂で形成され、ワイヤ
ドット印字ヘッドの中央側に配設される環状部46a
と、該環状部46aから径方向外方にピンの2倍の数だ
け延びる楔部46bから成る。該楔部46bは各コア4
4と各ベースフレーム45の突出部45b間に挿入され
る。そのため、楔部46bは各コア44と突出部45b
間の隙間と同じか、わずかに薄く形成される。
【0032】前記構成のワイヤドット印字ヘッドを製造
する場合、まず、複数のコア44を治具に放射状に配置
する。次に、アルミダイカストなどの非磁性材料製のベ
ースフレーム45を治具にセットし、コア44とベース
フレーム45の隙間に楔リング46の楔部46bをセッ
トする。そして、ベースフレーム45の突出部45bに
設けられた加工穴45dの周囲を変形させ、楔リング4
6に食い込ませてベースフレーム45と楔リング46を
固定する。
【0033】なお、前記楔リング46に代え、複数の非
磁性の樹脂製チップを使用することもできる。なお、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ピンの数だけ放射状に配設されたコアが設けら
れ、各コア間にベースフレームの突出部が突出する。ま
た、前記環状部から突出するかしめ用シャフトを貫通さ
せて前記ベースフレーム上にヨーク及び永久磁石が積層
され、前記かしめ用シャフトの先端をかしめることによ
ってヨーク及び永久磁石がベースフレームに固定され
る。
【0035】したがって、かしめ用シャフトの先端をか
しめるだけで前記ベースフレームにヨーク及び永久磁石
を固定することができる。しかも、ベースフレーム、ヨ
ーク及び永久磁石のそれぞれを接着する必要がなくなる
ため、製造コストを低減することができる。前記各突出
部と各コア間に非磁性材料から成る楔部材を圧入するこ
とによって、ベースフレームをコアに固定することもで
きる。この場合、突出部をプレス加工によって変形させ
る必要はない。
【0036】また、前記各突出部と各コア間に非磁性材
料から成る楔部材を挿入するとともに、前記突出部をプ
レス加工によって変形させて前記ベースフレームをコア
に固定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すワイヤドット印字
ヘッドの断面図である。
【図2】従来のワイヤドット印字ヘッドの断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例を示すワイヤドット印字
ヘッドの要部分解斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すワイヤドット印字
ヘッドの断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すワイヤドット印字
ヘッドの要部分解斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すワイヤドット印字
ヘッドの要部分解斜視図である。
【符号の説明】
17 永久磁石 18 ヨーク 21 アーマチュア 22 印字ワイヤ 23 コイル 30,40,44 コア 31,41,45 ベースフレーム 31a,41a,43a,45a,46a 環状部 31b,41b,45b 突出部 32 かしめ用シャフト 43,46 楔リング
フロントページの続き (72)発明者 水谷 孝夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小山 達也 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 上村 勝也 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に印字ワイヤが固定されたアーマチ
    ュアを、コイルに通電することによって揺動させて印字
    を行うワイヤドット印字ヘッドにおいて、(a)環状部
    と、該環状部から中央側に向けて各コア間に突出する突
    出部を備えたベースフレームと、(b)前記環状部から
    軸方向に突出して形成されたかしめ用シャフトと、
    (c)該かしめ用シャフトを貫通させて前記ベースフレ
    ーム上に積層され、前記かしめ用シャフトの先端をかし
    めることによってベースフレームに固定されたヨーク及
    び永久磁石を有することを特徴とするワイヤドット印字
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 先端に印字ワイヤが固定されたアーマチ
    ュアを、コイルに通電することによって揺動させて印字
    を行うワイヤドット印字ヘッドにおいて、(a)ピンの
    数だけ放射状に配設されたコアと、(b)環状部と、該
    環状部から中央側に向けて各コア間に突出する突出部を
    備えたベースフレームと、(c)前記各突出部と各コア
    間に圧入された非磁性材料から成る楔部材を有すること
    を特徴とするワイヤドット印字ヘッド。
  3. 【請求項3】 先端に印字ワイヤが固定されたアーマチ
    ュアを、コイルに通電することによって揺動させて印字
    を行うワイヤドット印字ヘッドにおいて、(a)ピンの
    数だけ放射状に配設されたコアと、(b)環状部と、該
    環状部から中央側に向けて各コア間に突出する突出部を
    備えたベースフレームと、(c)前記各突出部と各コア
    間に挿入された非磁性材料から成る楔部材を備えるとと
    もに、(d)前記突出部はプレス加工によって変形させ
    られ、前記楔部材に固定されることを特徴とするワイヤ
    ドット印字ヘッド。
  4. 【請求項4】 先端に印字ワイヤが固定されたアーマチ
    ュアを、コイルに通電することによって揺動させて印字
    を行うワイヤドット印字ヘッドの製造方法において、
    (a)ベースフレームの環状部から中央側に向けてピン
    の数だけ突出する突出部間にコアを配設し、(b)前記
    環状部から軸方向に突出するかしめ用シャフトを貫通さ
    せて、ヨーク及び永久磁石を前記ベースフレーム上に積
    層し、前記かしめ用シャフトの先端をかしめることによ
    って固定することを特徴とするワイヤドット印字ヘッド
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 先端に印字ワイヤが固定されたアーマチ
    ュアを、コイルに通電することによって揺動させて印字
    を行うワイヤドット印字ヘッドの製造方法において、
    (a)ベースフレームの環状部から中央側に向けてピン
    の数だけ突出する突出部間にコアを配設し、(b)前記
    各突出部と各コア間に非磁性材料から成る楔部材を圧入
    したことを特徴とするワイヤドット印字ヘッドの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 先端に印字ワイヤが固定されたアーマチ
    ュアを、コイルに通電することによって揺動させて印字
    を行うワイヤドット印字ヘッドの製造方法において、
    (a)ベースフレームの環状部から中央側に向けてピン
    の数だけ突出する突出部間にコアを配設し、(b)前記
    各突出部と各コア間に非磁性材料から成る楔部材を挿入
    し、(c)前記突出部をプレス加工によって変形させて
    前記楔部材に固定することを特徴とするワイヤドット印
    字ヘッドの製造方法。
JP17087892A 1992-06-29 1992-06-29 ワイヤドット印字ヘッド及びその製造方法 Withdrawn JPH068478A (ja)

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