JPH0684698A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0684698A JPH0684698A JP3223475A JP22347591A JPH0684698A JP H0684698 A JPH0684698 A JP H0684698A JP 3223475 A JP3223475 A JP 3223475A JP 22347591 A JP22347591 A JP 22347591A JP H0684698 A JPH0684698 A JP H0684698A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- double layer
- electric double
- layer capacitor
- solvent
- propylene carbonate
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、低温特性および寿命特性に優れた電
気二重層コンデンサを提供することを目的としている。 【構成】電解液の溶媒としてブチレンカーボネートとプ
ロピレンカーボネートとを混合したものを用いた。
気二重層コンデンサを提供することを目的としている。 【構成】電解液の溶媒としてブチレンカーボネートとプ
ロピレンカーボネートとを混合したものを用いた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気二重層コンデンサに
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気二重層コンデンサは分極性電極と電
解液との界面において形成される電気二重層を利用する
もので、例えば図１のように、活性炭粉末にポリテトラ
フルオロエチレンを添加してなる円板状の分極性電極１
および分極性電極２の間にポリプロピレン繊維製不織布
などからなるセパレータ３を配置し、これらをステンレ
ス鋼製の缶４ａおよびステンレス鋼製のキャップ４ｂか
らなる集電体である外装ケース４中に収納し、外装ケー
ス内に所定の電解液を注入して、分極性電極１、２およ
びセパレータ３に電解液を充分含浸させた後、外装ケー
スの端部にパッキング５を配置し、かしめて封口して一
体化してなる。
解液との界面において形成される電気二重層を利用する
もので、例えば図１のように、活性炭粉末にポリテトラ
フルオロエチレンを添加してなる円板状の分極性電極１
および分極性電極２の間にポリプロピレン繊維製不織布
などからなるセパレータ３を配置し、これらをステンレ
ス鋼製の缶４ａおよびステンレス鋼製のキャップ４ｂか
らなる集電体である外装ケース４中に収納し、外装ケー
ス内に所定の電解液を注入して、分極性電極１、２およ
びセパレータ３に電解液を充分含浸させた後、外装ケー
スの端部にパッキング５を配置し、かしめて封口して一
体化してなる。
【０００３】電解液は、電解質としては例えばアルカリ
金属、アルカリ土類金属、テトラアルキルアンモニウ
ム、テトラアルキルホスホニウムなどのカチオンと、４
塩化アルミン酸、４フッ化ホウ酸、６フッ化リン酸、６
フッ化ヒ酸、過塩素酸、パーフルオロメタンスルホン酸
などのアニオンとを組合わせてなる塩が、また溶媒とし
てブチレンカーボネートやプロピレンカーボネートが使
用されている。
金属、アルカリ土類金属、テトラアルキルアンモニウ
ム、テトラアルキルホスホニウムなどのカチオンと、４
塩化アルミン酸、４フッ化ホウ酸、６フッ化リン酸、６
フッ化ヒ酸、過塩素酸、パーフルオロメタンスルホン酸
などのアニオンとを組合わせてなる塩が、また溶媒とし
てブチレンカーボネートやプロピレンカーボネートが使
用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶媒としてブ
チレンカーボネートを用いたものは、低温特性が悪い。
即ち、低温（−２５℃）での、常温（２０℃）と比較し
ての等価直列抵抗値（ＥＳＲ）増加率が大きい。また溶
媒としてプロピレンカーボネートを使用したものは、溶
媒の揮発性が高く寿命特性が劣るという欠点がある。
チレンカーボネートを用いたものは、低温特性が悪い。
即ち、低温（−２５℃）での、常温（２０℃）と比較し
ての等価直列抵抗値（ＥＳＲ）増加率が大きい。また溶
媒としてプロピレンカーボネートを使用したものは、溶
媒の揮発性が高く寿命特性が劣るという欠点がある。
【０００５】本発明は、低温特性および寿命特性に優れ
た電気二重層コンデンサを提供することを目的としてい
る。
た電気二重層コンデンサを提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では分極性電極と電解液との界面において形
成される電気二重層を利用する電気二重層コンデンサに
おいて、電解液の溶媒としてブチレンカーボネート（ブ
チレンカルボナート、４−エチル−１，３−ジオキソラ
ン−２−オン）とプロピレンカーボネート（プロピレン
カルボナート、４−メチル−１，３−ジオキソラン−２
−オン）とを混合したものを用いるように構成した。
に、本発明では分極性電極と電解液との界面において形
成される電気二重層を利用する電気二重層コンデンサに
おいて、電解液の溶媒としてブチレンカーボネート（ブ
チレンカルボナート、４−エチル−１，３−ジオキソラ
ン−２−オン）とプロピレンカーボネート（プロピレン
カルボナート、４−メチル−１，３−ジオキソラン−２
−オン）とを混合したものを用いるように構成した。
【０００７】ブチレンカーボネートとプロピレンカーボ
ネートとの混合比には制限はなく、例えば１０％〜９０
％の範囲で混合される。電解液の溶質（電解質）として
は通常使用される例えば、テトラアルキルアンモニウ
ム、テトラアルキルホスホニウムなどのカチオンと、４
フッ化ホウ酸、６フッ化リン酸、６フッ化ヒ酸、過塩素
酸、トリフルオロメタンスルホン酸などのアニオンとを
組合わせてなる塩が好適に使用される。なお、溶質は溶
媒１リットルあたり０．３〜３ｍｏｌ入れるのが好まし
い。分極製電極の材質については、特に制限はないが、
電解液に対して電気化学的に不活性で、かつ比表面積の
大きな活性炭あるいは活性炭繊維を使用するのが好まし
い。特に、活性炭にポリテトラフルオロエチレン（ＰＴ
ＦＥ）などの結着剤を添加し、ロール成型してシート化
し、また必要に応じて延伸処理などを施した電極は、単
位体積当りの容積、強度、長期信頼性に優れており好ま
しい。
ネートとの混合比には制限はなく、例えば１０％〜９０
％の範囲で混合される。電解液の溶質（電解質）として
は通常使用される例えば、テトラアルキルアンモニウ
ム、テトラアルキルホスホニウムなどのカチオンと、４
フッ化ホウ酸、６フッ化リン酸、６フッ化ヒ酸、過塩素
酸、トリフルオロメタンスルホン酸などのアニオンとを
組合わせてなる塩が好適に使用される。なお、溶質は溶
媒１リットルあたり０．３〜３ｍｏｌ入れるのが好まし
い。分極製電極の材質については、特に制限はないが、
電解液に対して電気化学的に不活性で、かつ比表面積の
大きな活性炭あるいは活性炭繊維を使用するのが好まし
い。特に、活性炭にポリテトラフルオロエチレン（ＰＴ
ＦＥ）などの結着剤を添加し、ロール成型してシート化
し、また必要に応じて延伸処理などを施した電極は、単
位体積当りの容積、強度、長期信頼性に優れており好ま
しい。
【０００８】
【実施例】次に、実施例および比較例を図面に基づいて
具体的に説明する。本発明の実施例および比較例に共通
のものとして図１に示すようなコイン型の電気二重層コ
ンデンサのユニットセル（直径２０ｍｍ、厚み２ｍｍ）
を次のようにして作製した。まず、活性炭粉末（比表面
積約２０００ｍ2 ／ｇ）に１０重量％のポリテトラフル
オロエチレンを添加して湿式混練によってシート化し
た。このようにして得られたシートを円板状に打ち抜い
て分極性電極１（直径１５ｍｍ、厚さ０．７ｍｍ）と
し、同じようにこれと同一の組成、形状を有する分極性
電気極２を作り、両分極性電気極１、２の間にポリプロ
ピレン繊維不織布よりなるセパレータ３を介在させた状
態で、ステンレス鋼製の缶４ａおよびステンレス鋼製の
キャップ４ｂからなる集電体としての外装ケース４中に
収納する。外装ケース内に所定の電解液を注入して、分
極性電極１、２およびセパレータ３に電解液を充分含浸
させた後、外装ケース４の端部にパッキング５を配置
し、かしめて封口して一体化した。
具体的に説明する。本発明の実施例および比較例に共通
のものとして図１に示すようなコイン型の電気二重層コ
ンデンサのユニットセル（直径２０ｍｍ、厚み２ｍｍ）
を次のようにして作製した。まず、活性炭粉末（比表面
積約２０００ｍ2 ／ｇ）に１０重量％のポリテトラフル
オロエチレンを添加して湿式混練によってシート化し
た。このようにして得られたシートを円板状に打ち抜い
て分極性電極１（直径１５ｍｍ、厚さ０．７ｍｍ）と
し、同じようにこれと同一の組成、形状を有する分極性
電気極２を作り、両分極性電気極１、２の間にポリプロ
ピレン繊維不織布よりなるセパレータ３を介在させた状
態で、ステンレス鋼製の缶４ａおよびステンレス鋼製の
キャップ４ｂからなる集電体としての外装ケース４中に
収納する。外装ケース内に所定の電解液を注入して、分
極性電極１、２およびセパレータ３に電解液を充分含浸
させた後、外装ケース４の端部にパッキング５を配置
し、かしめて封口して一体化した。
【０００９】このような電気二重層コンデンサのユニッ
トセルにおいて、電解液を表１のようにした実施例１お
よび２、比較例１および２の電気二重層コンデンサのユ
ニットセルを作成し、それぞれ低温（−２５℃）での等
価直列抵抗値増加率、および７０℃負荷試験での静電容
量の変化率を測定した。なお、溶質は溶媒１リットルあ
たり１ｍｏｌ入っている。
トセルにおいて、電解液を表１のようにした実施例１お
よび２、比較例１および２の電気二重層コンデンサのユ
ニットセルを作成し、それぞれ低温（−２５℃）での等
価直列抵抗値増加率、および７０℃負荷試験での静電容
量の変化率を測定した。なお、溶質は溶媒１リットルあ
たり１ｍｏｌ入っている。
【表１】
【００１０】表１から明かのように電解液の溶媒として
ブチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとを混
合した電気二重層コンデンサは、低温特性試験としての
低温（−２５℃）での等価直列抵抗値（ＥＳＲ）増加
率、および寿命特性試験としての７０℃負荷試験での静
電容量の変化率共に比較例に比べて優れていることがわ
かる。
ブチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとを混
合した電気二重層コンデンサは、低温特性試験としての
低温（−２５℃）での等価直列抵抗値（ＥＳＲ）増加
率、および寿命特性試験としての７０℃負荷試験での静
電容量の変化率共に比較例に比べて優れていることがわ
かる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
温特性および寿命特性が優れた電気二重層コンデンサが
得られる。
温特性および寿命特性が優れた電気二重層コンデンサが
得られる。
【図１】本発明による電気二重層コンデンサの一実施例
を一部断面にて示す図。
を一部断面にて示す図。
１ 分極性電極 ２ 分極性電極 ３ セパレータ ４ 外装ケース ４ａ 缶 ４ｂ キャップ ５ パッキング
Claims (1)
- 【請求項１】分極性電極と電解液との界面において形成
される電気二重層を利用する電気二重層コンデンサにお
いて、電解液の溶媒としてブチレンカーボネートとプロ
ピレンカーボネートとを混合したものを用いることを特
徴とする電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3223475A JPH0684698A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3223475A JPH0684698A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0684698A true JPH0684698A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16798724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3223475A Pending JPH0684698A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0684698A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011159895A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Japan Carlit Co Ltd:The | 電気二重層キャパシタ用電解液及び電気二重層キャパシタ |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61203628A (ja) * | 1985-03-07 | 1986-09-09 | 松下電器産業株式会社 | 電気二重層コンデンサ |
| JPS6432613A (en) * | 1987-04-30 | 1989-02-02 | Taiyo Yuden Kk | Electric double layer capacitor |
| JPS6486511A (en) * | 1987-04-30 | 1989-03-31 | Taiyo Yuden Kk | Electric double layer capacitor |
| JPH01276711A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Taiyo Yuden Co Ltd | 電気二重層コンデンサ |
| JPH038272A (ja) * | 1989-06-06 | 1991-01-16 | Ricoh Co Ltd | 発電又は蓄電素子 |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP3223475A patent/JPH0684698A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61203628A (ja) * | 1985-03-07 | 1986-09-09 | 松下電器産業株式会社 | 電気二重層コンデンサ |
| JPS6432613A (en) * | 1987-04-30 | 1989-02-02 | Taiyo Yuden Kk | Electric double layer capacitor |
| JPS6486511A (en) * | 1987-04-30 | 1989-03-31 | Taiyo Yuden Kk | Electric double layer capacitor |
| JPH01276711A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Taiyo Yuden Co Ltd | 電気二重層コンデンサ |
| JPH038272A (ja) * | 1989-06-06 | 1991-01-16 | Ricoh Co Ltd | 発電又は蓄電素子 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011159895A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Japan Carlit Co Ltd:The | 電気二重層キャパシタ用電解液及び電気二重層キャパシタ |
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