JPH0684660U - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
- Publication number
- JPH0684660U JPH0684660U JP2967293U JP2967293U JPH0684660U JP H0684660 U JPH0684660 U JP H0684660U JP 2967293 U JP2967293 U JP 2967293U JP 2967293 U JP2967293 U JP 2967293U JP H0684660 U JPH0684660 U JP H0684660U
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- JP
- Japan
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- yoke
- leaf spring
- armature
- electromagnetic relay
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁継電器において、板バネをヨークに位置
決めし、取付け作業を簡素化する。 【構成】 ヨーク5は、L字状に形成し、板バネ8を保
持する支持部5aを有する。板バネ8は、略コ字状に形
成し、かつ一端に可動接点10、他端にヨーク5の支持
部5aに固定する係合孔8aを形成する。板バネ8は、
係合孔8aをヨーク5の支持部5aに圧嵌することで、
位置決めし、かつ取付ける。
決めし、取付け作業を簡素化する。 【構成】 ヨーク5は、L字状に形成し、板バネ8を保
持する支持部5aを有する。板バネ8は、略コ字状に形
成し、かつ一端に可動接点10、他端にヨーク5の支持
部5aに固定する係合孔8aを形成する。板バネ8は、
係合孔8aをヨーク5の支持部5aに圧嵌することで、
位置決めし、かつ取付ける。
Description
【0001】
本考案は電磁継電器の改良に関する。
【0002】
従来からこの種の技術としては、例えば実開昭62−183342号公報に開 示された技術がある。この技術は、ヨークの背面に円柱状の小型のボスを形成し 、該ボスを加締めることで板バネをヨークに固定している。また、該技術は、板 バネの両側の一部をヨーク側に折り起こし、かつ折り起こした部分に窓を形成し た抱持部を設け、この抱持部の窓を、前記継鉄の両側に形成した係合部に嵌合さ せた電磁継電器を開示している。
【0003】
しかしながら上述した従来技術は、板バネをヨークに加締め固定するとき、ヨ ークの内側にコイルがあるため、加締め固定用治具の位置決めが困難である。 また、前記従来技術は、板バネに窓を有する抱持部を形成し、窓をヨークの係 合部に嵌合することで板バネをヨークに取付けている。しかしながら、板バネ、 及びヨークは、形状が複雑と成り、板バネの窓をヨークの係合部に嵌合するとき の作業性が悪いという問題点がある。 本考案は、前記問題点を解決するために考案したものであり、組付性が良好な 電磁継電器を提供することを目的とする。
【0004】
本考案は、前記目的を達成するために、第1の考案は、コイルを巻回した鉄心 を固着したヨークと、板バネに固着し、かつ前記ヨークの一端を支点として前記 鉄心に吸引開放するアマチュアと、該アマチュアを前記ヨークの端部に、揺動自 在に保持するヒンジ状の板バネとを備えた電磁継電器において、前記ヨークは、 前記板バネを保持する支持部を有し、前記板バネは、略コ字状に形成し、かつ一 端に可動接点、他端に前記ヨークの支持部に固着する係合部を有することを特徴 とする電磁継電器を構成する。
【0005】 また、第2の考案は、アマチュアが、ヨークの一端に係止する掛止部と、該掛 止部の近傍に、前記コイル側に向けて形成した突部とを有することを特徴とする 電磁継電器を構成する。
【0006】
本考案に係る電磁継電器の好適な実施例を添付図面に基づき詳述する。 1は、樹脂材料から成るベースであり、端子2、常閉固定接点3、常開固定接 点4、及びヨーク5を固着している。ヨーク5は、略L字状をし、一端をベース 1に固着し、他端にアマチュア6を揺動自在に支持している。該ヨーク5は、側 面中央に鉄心7を加締め固定し、該加締め固定部位の上方には、板バネ8の一端 を固定する支持部5aを形成している。該支持部5aは、図1に示すようにプレ ス加工で断面が略三角形に突出形成したものである。該支持部5aは、板バネ8 の一端部に穿設した係合孔8aに圧入する。支持部5aの周辺は、図2に示すよ うに点溶接部8cを設け、スポット溶接する。
【0007】 尚、支持部5aは、図4、及び図5に示すように角柱で突出して構成した支持 部5bとしてもよい。この場合、係合部8a孔は、図4、及び図5に示すように 、プッシュナットから成る係合片8bとし、支持部5bに圧入する。 また、支持部5a、及び5bと、係合孔8a、及び係合片8bは圧嵌する相互 反対位置に形成してもよい。
【0008】 アマチュア6は、ヨーク5の端部両側に形成した突棒5c,5cに掛ける掛止 片6a,6aを、基端の両側に形成している。該アマチュア6は、突棒5c,5 c相互間の上面と掛止片6a,6aとの当接部位6bを支点とし、コイル9を巻 回した鉄心7に吸引されて揺動する。6cは、ヨーク5の下側に配置したコイル 9側に向けて前記アマチュア6に突出形成した突部である。該突部6cは、リレ ー全体が落下等で衝撃を受けたとき、アマチュア6が揺動して、掛止片6a,6 aが突棒5c,5cから離脱することを防止するためのストッパーの役目を有す る。該突部6cの断面形状は例えば図1に示すように台形である。
【0009】 尚、突部6d,6eの形状は、図6(A)、及び図6(B)に示すように三角 形、半円形でも良い。 前記アマチュア6は、外側に板バネ8を加締め固定している。
【0010】 板バネ8は、略コ字状の導電性板バネで成り、一端に可動接点10、他端に前 記係合孔8aを有している。該板バネ8は、該係合孔8aとほぼ反対位置のアマ チュア6の部位に加締め固定している。板バネ8は、コイル9に電流が流れてい ないとき、バネ復帰力で可動接点10を常閉固定接点3に接触させている。該板 バネ8は、図1に示すようにアマチュア6との加締め固定部位の近傍点cから支 持部5aと係合孔8aとの係合部位の近傍点dまでの長さLの部分は、アマチュ ア6、及びヨーク5等の他の部材とは非接触状態を保持している。係合孔8aは 、図2に示すように、例えば、長方形をしている。
【0011】 本考案に係る電磁継電器は、以上のような構成であり、次にその作用を詳述す る。 アマチュア6の突部6cは、ヨーク5の下側に配置したコイル9側に向けて突 出形成した脱落防止ストッパーの役目を有する。該突部6cの形状が簡素であり 、アマチュア6をヨーク5への組付けが容易となる。該突部6cは、リレーが落 下等で衝撃を受けたとき、ヨーク5の下面に衝当して、アマチュア6の掛止片6 aが突棒5cから離脱することを防止する。
【0012】 板バネ8は、略中央部を、ヨーク5に掛止したアマチュア6に加締め固定し、 端部に穿設した支持部5aを、係合孔8aに圧嵌しているので、ヨーク5から脱 落することがない。支持部5aと係合孔8aは、長方形をしているので、強い衝 撃を受けた場合でも板バネ8がヨーク5から脱落しない。更に板バネ8は、係合 孔8aの周辺をスポット溶接しているので、ヨーク5に堅固に固着できる。この ため、板バネ8の他端に固着した可動接点10は、衝撃等を受けても、設置位置 がずれることがなく、正常に作動する。また、板バネ8の支持部5aは、ヨーク 5の係合孔8aに圧入することで、位置決めと組付けができ、その作業を簡素化 できる。
【0013】 板バネ8は、略コ字状にしたので、アマチュア6、及びヨーク5との非接触部 分の長さLを長くすることができる。 例えば、前記板バネ8の非接触部分の長さL、板バネ8の幅b、板バネ8の板 厚t、たわみ量δ、ばね力w、及びヤング率Eとすると、ばね力wは w=(bt3E/4L3)δ となる。 そして、板バネ8の非接触部分の長さLが長くなると、板バネ8のばね力wは 強くなる。ばね力wは、板バネ8の寸法のバラツキで、アマチュア6とヨーク5 が接触する当接部位6bの接触荷重にバラツキが発生し、リレーによりばね力w の強さが多少相違する。ばね力wは、板バネ8の非接触部分の長さLが長くなる ことで弱くなり、ばね力wのバラツキを小さくでき、可動接点10を常開固定接 点4に接触させるためのコイル9の作動電圧を低減できる。
【0014】
本考案は、叙上のような構成作用を有するので、次のような効果を奏する。 第1の考案は、板バネが端部に形成した係合孔や係合片をヨークの支持部に圧 嵌することで固定でき、板バネの位置決め、及び取付け作業が容易で、かつ該板 バネをヨークに堅固に固定できる。
【0015】 第2の考案は、アマチュアに、掛止片と、突部を形成したことで、電磁継電器 が落下等で衝撃を受けたときに、前記突部がヨークの下面に当接してアマチュア の離脱を防止すると共に、アマチュアをヨークに掛止する作業が容易となる。
【図1】本考案の好適な実施例の要部を断面した正面図
である。
である。
【図2】右側面図である。
【図3】左側面図である。
【図4】係合片と支持部の他の実施例を示す要部側面図
である。
である。
【図5】係合片と支持部の他の実施例を示す要部平面図
である。
である。
【図6】突部の他の実施例を示す要部側面図であり、
(A)は断面が三角形状の突部、(B)は断面が半円状
の突部をそれぞれ示す。
(A)は断面が三角形状の突部、(B)は断面が半円状
の突部をそれぞれ示す。
5 ヨーク 5a,5b 支持部 6 アマチュア 6a 掛止片 6c,6d,6e 突部 7 鉄心 8 板バネ 8a 係合孔 8b 係合片 9 コイル 10 可動接点
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルを巻回した鉄心を固着したヨーク
と、板バネに固着し、かつ前記ヨークの一端を支点とし
て前記鉄心に吸引開放するアマチュアと、 該アマチュアを前記ヨークの端部に、揺動自在に保持す
るヒンジ状の板バネとを備えた電磁継電器において、 前記ヨークは、前記板バネを保持する支持部を有し、 前記板バネは、略コ字状に形成し、かつ一端に可動接
点、他端に前記ヨークの支持部に固着する係合部を有す
ることを特徴とする電磁継電器。 - 【請求項2】 前記アマチュアは、ヨークの一端に係止
する掛止部と、該掛止部の近傍に、前記コイル側に向け
て形成した突部とを有することを特徴とする請求項1記
載の電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2967293U JPH0684660U (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2967293U JPH0684660U (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684660U true JPH0684660U (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=12282608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2967293U Pending JPH0684660U (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684660U (ja) |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP2967293U patent/JPH0684660U/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990223 |