JPH0684383B2 - 2−低級アルカノイルオキシプロパン誘導体 - Google Patents

2−低級アルカノイルオキシプロパン誘導体

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JPH0684383B2
JPH0684383B2 JP61166500A JP16650086A JPH0684383B2 JP H0684383 B2 JPH0684383 B2 JP H0684383B2 JP 61166500 A JP61166500 A JP 61166500A JP 16650086 A JP16650086 A JP 16650086A JP H0684383 B2 JPH0684383 B2 JP H0684383B2
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    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
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    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/10Phosphatides, e.g. lecithin
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬として有用な2−低級アルカノイルオキシ
プロパン誘導体に関する。さらに詳しくは本発明は2−
低級アルカノイルオキシ−3−(N−オクタデシルカル
バモイルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニオ
エチル フォスフェート、すなわち式 [式中、Rは炭素数1〜3程度の低級アルキル基を示
す]で表わされる化合物およびその塩に関する。
従来の技術 天然のリン脂質化合物として式 [式中、R1はヘキサデシルまたはオクタデシルを示す]
で表わされる血小板活性因子(PAF)が知られている。
該化合物(II)類似の合成リン脂質化合物は構造上の差
異に基づく強弱の差はあるがPAF類似の作用,たとえば
血小板活性化作用,好中球活性化作用,組織障害作用,
血管透過性亢進作用,血圧降下作用などを有することが
知られている。
他方、天然のフォスファチジルコリンの誘導体として式 で表わされる合成リン脂質化合物が知られている(たと
えば、特開昭52-134027号公報)。該化合物(III)は天
然リン脂質化合物とは異り抗腫瘍作用を有するが、また
血小板凝集作用も有することが知られている[デー・ジ
ェー・ハナハンら,バイオケミカル・アンド・バイオフ
ィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(D.J.Hana
han et al.,Biochem.Biophys.Res.commun.),99,183(1
981)]。
血小板に対するこの様な作用は脳血栓,狭心症など重篤
な循環器系障害を起す恐れがある。また化合物(III)
には血圧降下作用及び局所刺激作用も認められており、
これらの作用はいずれも副作用となり、それらの医薬と
しての使用を制約している。
また文献[例、スロンボシス・リサーチ(Thrombosis R
es.),30,143(1983)]には式 で表わされるリン脂質化合物が記載されているが、該化
合物もまた血小板凝集作用を示す。
さらに、本発明の式(I)で表わされる化合物に類似す
る構造を有するリン脂質化合物として、特開昭58-19282
5号公報記載の請求範囲に含まれる化合物が挙げられる
が、たとえば2位にカルボニル基を有する置換基が導入
された式 で示される化合物(V)もまた血小板凝集作用を示し、
したがって前記化合物と同様に医薬としての使用が制約
されている。
以上例記した様に2位に比較的小さい置換基を有する合
成リン脂質化合物はPAF様作用を示し、前記の理由によ
りその医薬としての使用にはまだ問題が残されている。
また、特開昭58-35194号公報には式 で表わされる化合物が記載されているとはいうものの、
該化合物(VI)の抗腫瘍効果はまだ十分とは言い難い。
発明が解決しようとする問題点 合成リン脂質化合物は、特に2位に比較的小さい置換基
を有する場合、概して前記した様に、たとえば血小板凝
集作用,血圧降下作用などの作用を有する。これらの作
用は合成リン脂質化合物を抗腫瘍剤として使用するに際
しては副作用となり、また抗腫瘍効果を発揮しうる有効
量と副作用発現量とが極めて接近しているため、このま
までは抗腫瘍剤として使用することは極めて難かしい。
本発明者らは、抗腫瘍効果と血小板凝集作用,血圧降下
作用などのPAF作用との分離を目的に鋭意研究を重ね
た。その結果、本発明者らは、意外にも式(I)で表わ
されるリン脂質化合物は、顕著な抗腫瘍活性を示すにも
かかわらず、血小板凝集作用が消失すると共に、また血
圧降下作用が著しく弱められているなどPAF作用に基づ
く作用はほぼ消失した。その結果、抗腫瘍効果を発揮す
る有効量と副作用発現量との差が飛躍的に拡大したこと
を見い出し、また、本発明化合物(I)はヒト骨髄性白
血病HL−60に対する増殖抑制効果および分化誘導活性も
有することを見い出し、本発明を完成した。
問題点を解決するための手段 本発明は2−低級アルカノイルオキシ−3−(N−オク
タデシルカルバイモイルオキシ)プロピル 2−トリメ
チルアンモニオエチル フォスフェート(I)およびそ
の塩を提供するものである。
上記の低級アルカノイルオキシ基としてはたとえばアセ
チルオキシ,プロピオニルオキシ,ブチリルオキシなど
の炭素数2〜4程度のアルカノイルオキシ基があげら
れ、なかでもアセチルオキシ基が好ましい。
化合物(I)において、R−配位及びS−配位の2種の
立体異性体が存在するが、その各々あるいはそれらの混
合体およびラセミ体はいずれも本発明に包含されるもの
である。
なお、化合物(I)は、たとえば式 [式中、X-は塩素イオン,ブロムイオン,ヨウ素イオン
などのアニオンを示す]および [式中、M+はアルカリ金属(例、Na,K)イオンまたはア
ルカリ土類金属(例、Ca,Mg)イオンを示す]で表わさ
れるような塩の形で存在することもあり、かかる塩とし
ては、薬理学的に許容されうる塩が好ましい。
本発明化合物(I)はたとえば次の方法により製造しう
る。
で表わされる化合物を調製し[特開昭58−192825号公報
に記載の方法、またはそれに準ずる方法により合成する
ことができる。]、化合物(VII)に不活性溶媒中、無
水条件で式 (RCO)2O (VIII) [式中、Rは前記と同意義]で表わされる化合物を反応
させることにより化合物(I)を得る。なお、本反応を
第3級アミン(例、ピリジン,トリエチルアミンなど)
の存在下に実施すると好結果が得られる。
化合物(I)はまた以下の方法により得ることができ
る。
化合物(VII)に式 RCOOH (IX) [式中、Rは前記と同意義]で表わされる化合物を、不
活性溶媒中、無水条件で第3級アミン(ピリジン,4ジメ
チルアミノピリジン,トリエチルアミンなど)及び縮合
剤[ジシクロヘキシルウレア,1−エチル−3−[3−
(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド塩酸塩な
ど]の存在下に作用させることによって化合物(I)を
得る。
以上化合物(I)の代表的な製造法を記したが、本発明
で使用される化合物(I)の製造法はこれらの方法のみ
に限定されるものではない。
化合物(I)およびその塩はそのまま粉末として、また
は薬理学的に許容されうる担体,賦形剤を含む医薬組成
物として用いることができる。
化合物(I)の抗腫瘍剤の剤型としては、たとえば注射
剤,錠剤,カプセル剤,液剤,軟膏などの各種医薬組成
物があげられ、これらは非経口的または経口的に安全に
投与できる。
注射剤,点滴注射剤等の製剤化は、たとえば生理食塩水
またはブドウ糖やその他の補助薬を含む水溶液を用い、
常法に従って行われる。錠剤,カプセル剤等も常法に従
って調製しうる。これらの剤型の投薬単位形態としてそ
の投与目的に応じて、たとえば注射剤の場合、静脈内,
皮下,患部への直接投与など適当な投与経路により使用
される。
作用 化合物(I)は副作用(例、血小板凝集作用,血圧降下
作用,血管透過性亢進作用,組織障害性作用)の顕著な
減少または消失と主作用(例、抗腫瘍作用)の増強がみ
られ、担がん温血動物に対し安全な抗腫瘍剤として投与
することができる。投与方法,投与ルート,投与量は投
与対象・症状に応じて適宜選択できるが、担がん温血動
物に対する投与量は、通常化合物(I)として0.1〜150
mg/kg(体重)程度,好ましくは2〜50mg/kg(体重)程
度である。投与回数としては、当該薬剤を1日1〜3回
程度,また2〜7日間隔で適用することができる。ま
た、組織における薬物濃度を長時間必要水準に持続され
るために長時間かけて点滴静注することも可能である。
実施例 以下に実施例.製剤例を示して本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるべきものではな
い。
実施例1 2−(アセトキシ)−3−(N−オキタデシルカルバイ
モイルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニオエ
チル フェスェート 2−(ヒドロキシ)−3−(N−オキタデシルカルバイ
モイルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニオエ
チル フェスェート200mgをピリジン10mlにけんだくさ
せ、無水酢酸1mlを加え4日間室温にてかきまぜた。反
応終了後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲル(3
g)のカラムにてクロマトグラフィーに付し、メタノー
ルで溶出した。目的の画分を濃縮し、残留物に少量のア
セトンを加え固化させ、このものをろ取乾燥させ126mg
の無色固体を得た(収率56%)。
薄層クロマト[シリカゲル,クロロホルム−メタノール
−水(65:25:4)]Rf=0.22単一スポット IR(KBr)cm-1:3400,2930,2860,1740,1710,1240,1095,1
080,975. NMR(90MHz,CDCl3)δ:0.87(3H),1.26(30H),1.46
(2H),2.05(3H),3.10(2H),3.30(9H),3.60−4.35
(8H),5.13(1H),5.80(1H). 実施例2 3−(N−オクタデシルカルバモイルオキシ)−2−
(プロピオニルオキシ)プロピル 2−トリメチルアン
モニオエチル フォスフェート 2−(ヒドロキシ)−3−(N−オクタデシルカルバイ
モイルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニオエ
チル フォスフェート600mgをピリジン8mlに溶かし、無
水プロピオン酸1.3mlを加え、室温にて24時間かきまぜ
たのち、無水プロピオン酸8.7ml,プロピオン酸10mlを追
加し、室温にて27時間かきまぜた。反応液を減圧下に濃
縮し、残渣に四塩化炭素20mlを加え、減圧下に濃縮乾固
した。残渣にアセトン10mlを加え、固化させ、このもの
をろ取,乾燥させ、480mgの無色固体を得た(収率72.6
%)。
薄層クロマト[シリカゲル,クロロホルム−メタノール
−水(65:25:4)]Rf=0.36単一スポット IR(KBr)cm-1:3420,2920,2850,1730,1705,1540,1465,1
240,1090,1060,970. NMR(90MHz,CDCl3+CD3OD)δ:0.87(3H),1.12(3H),
1.26(30H),1.47(2H),2.35(3H),3.09(2H),3.28
(9H),3.75(2H),4.01−4.27(6H),5.18(1H). 実施例3 2−(ブチリルオキシ)−3−(N−オキタデシルカル
バイモイルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニ
オエチル フォスフェート 2−(ヒドロキシ)−3−(N−オクタデシルカルバイ
モイルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニオエ
チル フォスフェート875mg,ピリジン30ml,無水酪酸10g
および酪酸10gの混合物を室温にて24時間かきまぜた。
メタノール10mlを加えて室温に4時間放置した後、減圧
下に低沸点分を留去した。残留物をシリカゲル(10g)
カラムクロマトグラフィーに付し(クロロホルムーメタ
ノール−水,65:25:4の混合溶媒で溶出した。)、無色粉
末状の表題化合物497mgを得た。(収率51%) 薄層クロマト[シリカゲル,クロロホルム−メタノール
−水(65:25:4)]Rf=0.38単一スポット IR(ヌジョール)cm-1:1725,1695,1535,1260,1250,109
0,1070,1050,970. NMR(60MHz,CDCl3−CD3OD)δ:0.90(3H),0.97(3H),
1.20〜1.83(34H),2.30(2H),3.20(11H),3.50〜3.7
0(2H),3.90〜4.47(6H),5.00〜5.40(1H). 製剤例1 実施例1の化合物50gを蒸留水1.0lに溶解し、無菌ろ過
後、無菌条件下に1mlずつ1000本のバイアルに分注し、
凍結乾燥を行ない、乾燥後密栓する。
一方、マンニット100gを含有する2lの注射用蒸留水を無
菌的に2mlずつ注射用アンプルに分注後、熔閉し、1000
本に調製する。
用時、注射用マンニット液に前者1バイアル分の粉末を
溶解し用いる。
製剤例2 錠剤 1錠当りの使用量として (1)実施例3の化合物 100mg (2)乳糖 200mg (3)コーンスターチ 51mg (4)ヒドロキシプロピルセルロース 9mg を常法により混合,顆粒化し、コーンスターチ(8m
g),ステアリン酸マグネシウム(2mg)と混和後、打錠
して1錠370mg,直径9,5mmの錠剤とする。
製剤例3 上記製剤例2の錠剤を1錠当りの使用量として、ヒドロ
キシプロピルメチルメチルセルロースフタレート(14m
g)とヒマシ油(1mg)を濃度7%となるように溶解した
アセトン−エタノール(4:6)混液を用いて、コーティ
ングを施こすことにより腸溶性の被覆錠とする。
発明の効果 試験例1 2−(アセトキシ)−3−(オクタデシルカルバイモイ
ルオキシ)プロピル 2−トリメチルアンモニオエチル
フォスフェート(実施例1)の抗腫瘍 作用 ICRマウス(1群5匹)にマウスあたり1×105個のザル
コーマ180細胞を腹腔内に移植した。ついで生理食塩水
に溶解した実施例1の化合物0.33mg/マウス1を1時間
後、1日後、2日後の計3回、腹腔内に投与した。また
対照化合物(III)(V)および(VI)を同じ条件で投
与した。薬物を投与しない対照群に対する薬物投与群の
死亡マウスに関する生命延長率及び実験開始後60日目の
生存匹数を表1に示す。
試験例2 薬物0.25mg/マウスをC3H/Heマウス(1群5匹)に4日
間連続腹腔内に投与した。6日目にマウス1匹あたり1
×104個のMM46細胞を腹腔内に移植し、移植翌々日目か
ら4日間再び薬物0.25mg/マウスを腹腔内に投与した。
また対照化合物(III)および(VI)を同じ条件で投与
した。薬物を投与しない対照群に対する生命延長率及び
MM46の移植後60日目の生存匹数を表2に示す。
試験例3 血小板に対する作用 [試験法および結果] 雄性ウサギより、血液凝固防止剤として3.15%クエン酸
(血液9に対して1の割合)を含む注射筒を用いて採血
し、室温にて1000rpmで10分間遠心分離することにより
多血小板血漿(PRP:PlateletRichPlasma)を得た。PRP
をさらに1400rpmにて15分間遠心分離し、血小板のペレ
ット(Plateletpetllet)を得、これをCa++・フリー・
タイロード(Ca++freeTyrode)(ゼラチン0.25%含有)
に懸濁し、洗浄PRP(WashedPRP)を調整した。この洗浄
PRP250μlを37℃にて2分攪拌後、0.2〜0.5mMのCa
++液,25μlを加え、さらに30秒攪拌した。ついで被検
薬物を所定の濃度となる量を加えた。血小板凝集は、凝
集計(理化電機製)で測定した。結果を表3に示す。
試験例4 血圧降下作用 7週令の雄性スプラーグ・ダウリー(SpragueDawley)
ラット(200〜290g)をペントバルビタールナトリウム
塩,60mg/kgを腹腔内に投与して麻酔し、左頸動脈(血圧
測定)および左大腿静脈(静脈投与用)にカニューレを
挿入した。
試験化合物を所定量投与し血圧降下(ΔmmHg)を測定し
た。結果を表3に示す。
試験例5 C3H/Heマウス(8週令,1群5匹)にマウス当り1×104
個のMM46細胞を腹腔内に移植し、移植翌々日目から薬物
0.25mg/マウスを4日間連日腹腔内に投与した。また対
照薬物(III)を同じ条件で投与した。薬物を投与しな
い対照群に対する薬物投与群の死亡マウスに関する生命
延長率及び実験開始後36日目の生存匹数を表4に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−低級アルカノイルオキシ−3−(N−
    オクタデシルカルバモイルオキシ)プロピル 2−トリ
    メチルアンモニオエチル フォスフェートまたはその
    塩。
JP61166500A 1985-07-15 1986-07-14 2−低級アルカノイルオキシプロパン誘導体 Expired - Lifetime JPH0684383B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-156820 1985-07-15
JP15682085 1985-07-15

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JPS62281883A JPS62281883A (ja) 1987-12-07
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ID=15636056

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EP (1) EP0209239B1 (ja)
JP (1) JPH0684383B2 (ja)
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DE (1) DE3662197D1 (ja)

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JPS62281883A (ja) 1987-12-07
ATE41007T1 (de) 1989-03-15
EP0209239B1 (en) 1989-03-01
DE3662197D1 (en) 1989-04-06
US4675430A (en) 1987-06-23
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