JPH0684060U - 自動変速機のシフト操作装置 - Google Patents

自動変速機のシフト操作装置

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JPH0684060U
JPH0684060U JP2553593U JP2553593U JPH0684060U JP H0684060 U JPH0684060 U JP H0684060U JP 2553593 U JP2553593 U JP 2553593U JP 2553593 U JP2553593 U JP 2553593U JP H0684060 U JPH0684060 U JP H0684060U
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JP
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operation knob
shift
shift position
holder
rotor
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JP2553593U
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智 杉本
俊樹 秋田
良則 服部
和義 石黒
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作ノブをスムースかつ確実に回動及び軸線
方向移動させて各シフト位置を選択でき、さらにシフト
位置の選択操作が頻繁に実施された場合でも初期の性能
を維持できる耐久性も有する自動変速機のシフト操作装
置を得る。 【構成】 操作ノブ22に連結するホルダ24には、こ
れと一体回転可能でかつ軸線方向には相対移動するロー
タ62が連結されている。操作ノブ22(ホルダ24)
の軸線方向移動はピース34とクリックマウント40
(凹凸部42)によって節度を持って行われ、操作ノブ
22(ホルダ24及びロータ62)の回動はローラ66
とクリックマウント72(凹凸部74)によって節度を
持って行われる。すなわち、操作ノブ22の軸線方向移
動の際の節度機構と回動の際の節度機構とが互いに分離
独立して構成されており、操作ノブ22をスムースかつ
確実に回動及び軸線方向移動させることができると共に
各部品の耐久性も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両の自動変速機に用いられるシフト操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の自動変速機をシフト操作するための装置としては、車両の床面に配置さ れると共に自動変速機に連結され、レバーの選択操作によって機械的に自動変速 機をシフト操作するシフトレバー装置が一般的であるが、近時、ステアリングホ イールの近傍に配置され、シフト操作により選択されたシフト位置を電気的に検 出し、この検出信号を基に自動変速機をシフト操作する構成の操作装置が考えら れている。
【0003】 この種の自動変速機用シフト操作装置では、シフト操作するための操作ノブと この操作ノブにより選択されたシフト位置を検出するスイッチを備えている。操 作ノブのシフト位置は、自動変速機のPシフトレンジ、Rシフトレンジ、Nシフ トレンジ、あるいはDシフトレンジ等に対応しており、このシフト位置をスイッ チにより検出して検出信号を基に自動変速機をシフトする構成である。
【0004】 ここで、このような自動変速機用シフト操作装置のうち、操作ノブを軸線に対 して回動及び軸線方向移動させて各シフト位置を選択する構成のものがある。例 えば、操作ノブの回動方向に対応してNシフトレンジやDシフトレンジあるいは 2シフトレンジ等のシフト位置を設定すると共に、操作ノブの軸線方向に対応し てPシフトレンジやRシフトレンジ等のシフト位置を設定し、この操作ノブを回 動することによりNシフトレンジやDシフトレンジあるいは2シフトレンジ等の シフト位置を選択すると共に、操作ノブを軸線方向移動することによりPシフト レンジやRシフトレンジ等のシフト位置を選択する構成のシフト操作装置がある 。
【0005】 この種のシフト操作装置では、操作ノブの回動方向に対する変位を例えばコン タクトプレート等のスイッチ手段によって検出し、一方、操作ノブの軸線方向に 対する変位は、この操作ノブに連結されたシャフトの軸線方向移動として他のス イッチ等によって検出する構成となっている。
【0006】 ところで、操作ノブを回動及び軸線方向移動させて各シフト位置を選択する構 成のこのようなシフト操作装置では、操作ノブをスムースかつ確実に回動及び軸 線方向移動させて各シフト位置を選択できることが必要である。また、このよう な操作ノブの回動及び軸線方向移動により選択された各シフト位置が、操作ノブ の操作以外によって不要に変更されてはならず、選択されたシフト位置で確実に 保持される必要がある。さらにこの場合、操作ノブのシフト位置の選択操作が頻 繁に実施された場合であっても、初期の性能を維持できる耐久性を有しているこ とも必要である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事実を考慮し、簡単な構造により、操作ノブをスムースかつ確実 に回動及び軸線方向移動させて各シフト位置を選択でき、選択された各シフト位 置が操作ノブの操作以外によって不要に変更されることがなく、さらにこのシフ ト位置の選択操作が頻繁に実施された場合であっても初期の性能を維持できる耐 久性も有する自動変速機のシフト操作装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自動変速機のシフト操作装置は、回動操作及び軸線方向移動操作 によりシフト位置を選択する操作ノブを有し、前記操作ノブの選択されたシフト 位置をスイッチ手段によって検出して自動変速機をシフトする自動変速機のシフ ト操作装置において、前記操作ノブに連結して配置され、前記操作ノブの軸線方 向に沿って設けられた凹凸部材をピースが乗り越えることにより前記操作ノブの 軸線方向移動を節度を持って拘束する軸方向節度機構と、前記操作ノブと一体的 に回動しかつ軸線方向に相対移動可能に連結されたロータと、前記ロータに連結 して配置され、前記ロータの周方向に沿って設けられた凹凸部材をローラが乗り 越えることにより前記操作ノブの回動を節度を持って拘束する回動方向節度機構 と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記構成の自動変速機のシフト操作装置では、操作ノブを回動操作することに より、例えばNシフトレンジあるいはDシフトレンジに対応して設けられたシフ ト位置へ選択され、これがスイッチ手段により検出されて自動変速機がシフトさ れる。また、操作ノブを軸線方向移動することにより、例えばRシフトレンジや Pシフトレンジに対応して設けられたシフト位置へ選択され、これがスイッチ手 段により検出されて自動変速機がシフトされる。
【0010】 ここで、操作ノブを軸線方向移動した際には、軸方向節度機構が作用する。す なわち、操作ノブに連結して配置されたピースが凹凸部材を乗り越えることによ り操作ノブの軸線方向移動が節度を持って拘束される。この場合、ロータは操作 ノブに対して軸線方向に相対移動可能に連結されているため、操作ノブが軸線方 向に移動しても移動することはない。したがって、回動方向節度機構が作用する ことはない。
【0011】 一方、操作ノブを回動した際には、ロータが操作ノブと一体的に回動され、回 動方向節度機構が作用する。すなわち、ロータに連結して配置されたローラが凹 凸部材を乗り越えることによりロータすなわち操作ノブの回動が節度を持って拘 束される。
【0012】 このように、本シフト操作装置では、ピースまたはローラが凹凸部材を乗り越 えることにより、操作ノブを節度を持ってスムースかつ確実に回動及び軸線方向 移動させて各シフト位置を選択でき、また、選択された各シフト位置が操作ノブ の操作以外によって不要に変更されることがない。さらに、操作ノブの回動と軸 線方向移動とを拘束する機構を、操作ノブの回動操作に対応する回動方向節度機 構と、軸線方向移動操作に対応する回動方向節度機構とで互いに分離独立して構 成しているため、耐久性も向上し、操作ノブのシフト位置の選択操作が頻繁に実 施された場合であっても、初期の性能を維持することができる。
【0013】
【実施例】
図1には本考案に係る自動変速機のシフト操作装置10の正面図が示されてお り、図2にはシフト操作装置10の左側面図が示されている。また、図3には図 1の3−3線に沿ったシフト操作装置10の断面図が示されており、図4には図 2の4−4線に沿ったシフト操作装置10の断面図が示されている。さらに、図 5及び図6にはこのシフト操作装置10の分解斜視図が示されている。なお、図 5及び図6においては、一部の部品を重複して示してある。
【0014】 ここで、このシフト操作装置10は、Rシフトレンジ、Pシフトレンジ、Nシ フトレンジ、Dシフトレンジ、2シフトレンジ、及びLシフトレンジを有する自 動変速機に用いられる。
【0015】 シフト操作装置10は、略円筒形の本体12を備えている。この本体12は、 基板14に固定されており、車両のステアリングホイール(図示省略)の近傍に 配置される。基板14には、本体12の軸線に沿ってパイプ16が固着されてい る。ここで、このシフト操作装置10は、操作部20、スイッチ部80及びシフ トロック部100から構成されている。以下各部を順次説明する。
【0016】 操作部20では、本体12の先端部に操作ノブ22が配置されている。操作ノ ブ22は本体12に対応する略円筒形に形成されており、本体12の案内溝18 内に移動可能に入り込んでいる。すなわち、操作ノブ22は、本体12の先端部 と重なり合っており、本体12に対し、軸線周りに回動できると共に軸線に沿っ て移動できる。
【0017】 操作ノブ22(本体12の先端部)の内方には、ホルダ24が配置されている 。ホルダ24は、略円柱形のブロック材で、本体12の先端部に対応して位置し ている。ホルダ24には、その中心部に貫通孔26が形成されており、この貫通 孔26内に前記パイプ16が入り込んでおり、さらに、操作ノブ22から延出す る腕部28と一体的に連結されている。これにより、ホルダ24は、常に操作ノ ブ22と一体的に回動(パイプ16周りに)及び軸線方向(パイプ16に沿って )移動する。
【0018】 ホルダ24の周面には、パターン状の案内溝30が形成されている。案内溝3 0内には、本体12の先端部から内側へ向けて突出固着されたピン32が入り込 んでいる。これにより、ホルダ24すなわち操作ノブ22は、案内溝30内をピ ン32が移動できる範囲で回動及び軸線方向移動できる構成である。
【0019】 ここで、操作ノブ22のシフト操作パターンは、自動変速機の「P」、「R」 、「N」、「D」、「2」、及び「L」の各シフトレンジに対応して図1に示す 如く構成されており、前記ホルダ24の案内溝30は、この操作ノブ22のシフ ト操作パターンに対応して形成されている。すなわち、図1矢印A方向のシフト 操作は操作ノブ22(ホルダ24)の回動により行われ、図1矢印B方向のシフ ト操作は操作ノブ22(ホルダ24)の軸線方向移動により行われ、案内溝30 はホルダ24すなわち操作ノブ22の回動及び軸線方向移動を案内制限するため のものである。
【0020】 また、ホルダ24には、一対のピース34が組み込まれている。各ピース34 は、ホルダ24に形成された収容孔36内にスプリング38と共に収容されてお り、常に突出する方向に付勢されている。
【0021】 ホルダ24と本体12の先端部との間には、前記ピース34に対応して、凹凸 部材としての一対のクリックマウント40が配置されている。クリックマウント 40は樋状に形成されて本体12の内周面に固定されており、さらに、その内周 壁には本体12の軸線方向に沿った凹凸部42が形成されている。この凹凸部4 2は、前述の操作ノブ22(ホルダ24)の軸線方向移動(図1、図5矢印B方 向のシフト操作移動)に対応しており、ピース34がこの凹凸部42を乗り越え ることにより、ホルダ24すなわち操作ノブ22の軸線方向移動が節度を持って 行われるようになっている。
【0022】 なお、クリックマウント40には、凹凸部42の近傍に退避部44が形成され ており、操作ノブ22(ホルダ24)の後述する回動の際にピース34がこの退 避部44を移動して操作ノブ22(ホルダ24)の回動が阻害されないように構 成されている。
【0023】 また、ホルダ24の中央部には嵌入溝46が形成されている。図7に示す如く 、嵌入溝46は、第1溝48と第2溝50及びこれらを連通する傾斜面49とに よりクランク状に構成されており、さらにこの嵌入溝46内には、パイプ16内 にスライド可能に収容されたシャフト52のピン54が入り込んでいる。ここで 、嵌入溝46(第1溝48、第2溝50)のパターン形状は、前記操作ノブ22 の「R」、「P」、「N」、「D」、「2」、及び「L」のシフト操作パターン に対応して形成されている。すなわち、第1溝48は「R」、「P」、「N」、 「D」、「2」の各シフト位置に対応しており、操作ノブ22がこれらのシフト 位置に選択された場合にピン54が位置するようになっており、一方、第2溝5 0は「L」のシフト位置に対応しており、操作ノブ22が「2」のシフト位置か ら「L」のシフト位置に変更される際に、ピン54が第1溝48から第2溝50 へと相対移動できるようになっている。すなわち、この嵌入溝46は、「R」、 「P」、「N」、「D」、「2」、及び「L」のシフト位置の間においては、シ ャフト52に対するホルダ24(操作ノブ22)の相対回動を可能にするための ものである。
【0024】 一方、ホルダ24の後部(操作ノブ22と反対側)には、アーム56が延出し ており、その先端は後述するスイッチ部80に達している。アーム56の先端に は表示ピン58が固定されている。さらに、ホルダ24の後部には、一対の嵌入 溝60が形成されている。嵌入溝60は、ホルダ24の軸線と平行に形成されて おり、後に詳述するロータ62の腕部64が入り込んでいる。
【0025】 ホルダ24の側方には、ロータ62が配置されている。ロータ62は、略円盤 形に形成されており、パイプ16の外周に回動自在に取り付けられてCリング6 3によって抜け止めされている(すなわち、ロータ62は、パイプ16に対して 軸線方向移動は阻止され回動のみが可能な状態で保持されている)。ロータ62 には、前記ホルダ24の側の側壁に、一対の腕部64が突出形成されている。こ の腕部64が、ホルダ24の嵌入溝60内にスライド移動可能に入り込んでいる 。これにより、ホルダ24はロータ62に対して、軸線方向に沿ってのみ相対移 動可能であり、軸線周りには一体的に回動する構成である。
【0026】 ロータ62には、一対のローラ66が組み込まれている。各ローラ66は、ロ ータ62に形成された収容部68内にローラホルダ69及びスプリング70と共 に収容されており、常に突出する方向に付勢されている。
【0027】 ロータ62と本体12の先端部との間には、前記ローラ66に対応して、凹凸 部材としてのクリックマウント72が配置されている。クリックマウント72は リング状に形成されて本体12の内周面に固定されており、さらに、その内周壁 には本体12の周方向に沿った一対の凹凸部74が形成されている。この凹凸部 74は、前述の操作ノブ22(ホルダ24)の回動(図1、図5矢印A方向のシ フト操作移動)に対応しており、ローラ66がこの凹凸部74を乗り越えること により、ホルダ24すなわち操作ノブ22の回動が節度を持って行われるように なっている。
【0028】 以上の如く、操作部20においては、操作ノブ22が本体12(パイプ16) の軸線に対し回動及び軸線方向移動可能に設けられ、前述の「N」や「D」のシ フトレンジに対応して設けられたシフト位置へ回動して選択操作されると共に、 「P」や「R」のシフトレンジに対応して設けられたシフト位置へ軸線方向移動 して選択操作され、さらに、これらの移動がホルダ24(ピース34)及びロー タ62(ローラ66)によって節度を持って行われる構成である。
【0029】 操作部20の側方にはスイッチ部80が配置されている。スイッチ部80では 、前記ロータ62の後面壁にコンタクトプレート82が固定されると共に、この コンタクトプレート82に対向してプリントサーキットボード84が配置されて いる。コンタクトプレート82には、プリントサーキットボード84へ向けて延 出するコンタクト86が形成されており、このコンタクト86がプリントサーキ ットボード84に接触している。プリントサーキットボード84にはパターン( リング)状に導通接触面が形成されており、コンタクト86の接触位置が変更す ることにより、コンタクトプレート82すなわちロータ62の回転位置を電気的 に検出することができる。すなわち、ロータ62と共に軸線周りに回動する操作 ノブ22の回動位置、換言すれば、前述の「N」や「D」のシフトレンジに対応 して設けられたシフト位置のうち操作ノブ22の選択された位置を検出すること ができる。
【0030】 プリントサーキットボード84は電気的に図示しない制御装置を介して自動変 速機に接続されており、前記検出信号を基に自動変速機をシフトする。
【0031】 なお、この場合、「N」シフト位置と「P」シフト位置とは、操作ノブ22の 回動方向(軸線周り)において同位置に存在するため、この「P」シフト位置の 検出は前記コンタクトプレート82及びプリントサーキットボード84によって は行わず、後述するPスイッチ148によってこの検出を行っている。
【0032】 スイッチ部80に対応する本体12の側面には、表示窓88が設けられており 、前記シフト操作パターンが表示されている。この表示窓88に対向して、前述 のホルダ24のアーム56の先端に固定された表示ピン58が位置している。こ れにより、ホルダ24すなわち操作ノブ22の選択されたシフト位置が表示窓8 8に示される構成である。
【0033】 また、スイッチ部80にはLEDユニット90及びライトガイド92が配置さ れており、表示窓88を内部から照明可能である。
【0034】 スイッチ部80の側方にはシフトロック部100が配置されている。 シフトロック部100では、保持ブロック170が配置されている。保持ブロ ック170には、パイプ16に対応して透孔172が形成されており、この透孔 172内をパイプ16が貫通している。また、保持ブロック170には、固定孔 174が形成されており、支軸120が突出状態で固定されている。さらに、保 持ブロック170には、固定孔176が形成されており、支軸142が突出状態 で固定されている。
【0035】 保持ブロック170の透孔172を貫通するパイプ16の端部には、このパイ プ16内に収容され前述のホルダ24にピン54を介して連結されたシャフト5 2の他端部が達している。また、パイプ16内にはシャフト52と基板14との 間にスプリング102が配置されており、常にシャフト52を操作ノブ22の方 向へ付勢している。なお、このスプリング102の付勢力は、前述のピース34 がクリックマウント40の凹凸部42を乗り越える力よりは小さく、換言すれば スプリング102の付勢力ではホルダ24(操作ノブ22)が移動しないように 設定されている。
【0036】 シャフト52の他端部には、ディテントピン104が固定されており、パイプ 16に形成された長孔106から外部に突出している。
【0037】 また、パイプ16(長孔106)の側方にはディテントピン104に対応して ロックプレート108が配置されている。ロックプレート108は略矩形の板状 で、ディテントピン104(長孔106)に接離する方向に移動可能に配置され ている。ロックプレート108のディテントピン104に対向する側には、U字 形の係合溝110が形成されており、ディテントピン104とロックプレート1 08が対向した状態において、ロックプレート108が移動することにより係合 溝110内にディテントピン104が嵌入可能であり、さらに、ディテントピン 104が最も基板14の側に移動した状態(操作ノブ22が「P」シフトレンジ に選択された状態)において、ロックプレート108が接近移動することにより このロックプレート108と長孔106の周囲壁との間でディテントピン104 を挟持可能である。係合溝110内にディテントピン104が嵌入した状態、及 び、ロックプレート108と長孔106の周囲壁との間でディテントピン104 を挟持した状態では、シャフト52の軸線方向移動が阻止される構成である。
【0038】 また、ロックプレート108の側部には連結溝112が形成されており、この 連結溝112にはレバー114が連結されている。
【0039】 レバー114は、アーム116及びアーム118によって全体として略L字形 に形成されており、その中央部が、保持ブロック170に固定された支軸120 によって回動自在に支持されて、アーム116及びアーム118が回動できる。 一方のアーム116の先端には、軸122を有する連結部124が形成されてお り、この連結部124(軸122)が前記ロックプレート108の連結溝112 に入り込んで連結されている。したがって、レバー114(アーム116)が回 動することにより、ロックプレート108がディテントピン104(長孔106 )に対して接離移動する構成である。
【0040】 一方、レバー114の他方のアーム118の先端には、嵌入溝126を有する 連結部128が形成されており、この連結部128(嵌入溝126)には、ソレ ノイド130のプランジャ132に固着されたピン134が入り込んで連結され ている。ソレノイド130は、保持ブロック170の収容部178に位置して固 定されている。
【0041】 ソレノイド130は通電時にプランジャ132を吸引するようになっており、 非通電時にはプランジャ132に外装されたリターンスプリング136の付勢力 によりプランジャ132が引き出されている。このソレノイド130の非通電時 において、ロックプレート108がディテントピン104に係合する(長孔10 6に達する)ように各部の寸法等が設定されている。ソレノイド130が通電さ れた場合には、リターンスプリング136の付勢力に抗してプランジャ132を 引き込むことで、アーム118が引っ張られてレバー114が支軸120周りに 回動し、ロックプレート108がディテントピン104(長孔106)から離間 する構成である。
【0042】 このソレノイド130は、操作ノブ22のシフト位置及び車両の走行状態に応 じた電気的制御によって、通電励磁およびこれが解除されるようになっている。 詳細には、操作ノブ22が「P」のシフト位置に選択された場合には、通常非通 電状態とされ、ブレーキを操作した場合にのみ通電励磁される。また、操作ノブ 22が「N」、「D」、「2」、及び「L」の各シフト位置に選択された場合に は、車両が中速以上の走行状態においては非通電状態とされ、車両が低速走行状 態あるいは停止した場合にのみ通電励磁される。
【0043】 なお、操作ノブ22が「D」、「2」、及び「L」の各シフト位置に選択され た場合には、車両が低速走行状態あるいは停止した場合であっても通電励磁され ることなく「N」のシフト位置に変更されて始めて通電励磁されるように、換言 すれば、操作ノブ22が「N」のシフト位置から「D」、「2」、及び「L」の 各シフト位置に変更された場合に、車両が低速走行状態あるいは停止した状態で あっても通電励磁が解除されるように、「N」のシフト位置検出信号等によって これを制御している。
【0044】 ロックプレート108の近傍にはストッパ138が配置されている。ストッパ 138はゴム製とされており、ソレノイド130が作動した際にロックプレート 108に当接することによりその衝撃を緩衝している。
【0045】 レバー114の一方のアーム116の近傍には、解除レバー140が配置され ている。解除レバー140は、保持ブロック170に固定された支軸142によ って回動可能に支持されており、一端部に形成された連結ピン144がアーム1 16に連結されている。このため、解除レバー140が支軸142周りに回動す ると、これに伴ってレバー114(アーム116)も回動される。解除レバー1 40の他端部には、本体12から外部に突出して配置されるレリーズノブ146 が対応している。レリーズノブ146は、押圧操作されることにより、解除レバ ー140の他端部を押圧可能であり、これにより、解除レバー140を支軸14 2周りに強制的に回動させることができる。すなわち、レリーズノブ146を押 圧操作することにより、ソレノイド130の作動の如何に拘わらずレバー114 を回動させてロックプレート108をディテントピン104(長孔106)から 離間させることができる構成である。
【0046】 また、ディテントピン104(長孔106)の近傍にはPスイッチ148が配 置されている。Pスイッチ148は、その検出片150がディテントピン104 に係合可能であり、ディテントピン104が最も基板14の側に移動した状態に おいて(操作ノブ22が「P」シフトレンジに選択された場合に)、検出片15 0がディテントピン104に係合してこれを検出することができる。すなわち、 前述した如く、シフト操作装置10では、「N」シフト位置と「P」シフト位置 とは、操作ノブ22の回動方向(軸線周り)において同位置に存在するため、「 P」シフト位置の検出は前記コンタクトプレート82及びプリントサーキットボ ード84によっては行わず、このPスイッチ148によってこの検出を行ってい る。
【0047】 なお、詳細な説明は省略するが、レリーズノブ146の近傍にはオーバードラ イブスイッチ160が併設されている。
【0048】 次に、上記構成のシフト操作装置10の作用を説明する。 上記構成のシフト操作装置10では、操作ノブ22を操作することにより各シ フト位置が選択される。
【0049】 すなわち、例えば「N」、「D」、及び「2」の各シフト位置間においては、 操作ノブ22を回動操作することにより、「N」、「D」、及び「2」の各シフ ト位置が選択される。この場合、操作ノブ22すなわちホルダ24とロータ62 は一体的に回動するため、操作ノブ22の回動によりロータ62が回動し、この ロータ62に固定されたコンタクトプレート82のコンタクト86とプリントサ ーキットボード84との接触位置が変更されて、コンタクトプレート82(ロー タ62)すなわち操作ノブ22の選択された位置が検出される。これにより、こ の検出信号を基に自動変速機がシフトされる。
【0050】 またこの場合、嵌入溝46に入り込んだシャフト52のピン54は、図7に示 す如く、第1溝48を移動可能であるため、操作ノブ22はシャフト52に阻害 されることなく回動でき、シャフト52も移動することはない。
【0051】 また、「N」のシフト位置から操作ノブ22を軸線方向移動すると共に回動操 作することにより、「R」のシフト位置へ選択される。この場合には、操作ノブ 22とロータ62は軸線方向に沿って相対移動可能でありかつ一体的に回動する ため、操作ノブ22の回動によりロータ62が回動してこれが前述と同様にスイ ッチ部80により検出されて自動変速機がシフトされる。またこの場合、シャフ ト52のピン54は嵌入溝46の第1溝48に入り込んでいるため、図7に示す 如く、操作ノブ22の軸線方向移動に伴ってシャフト52も軸線方向に移動する 。
【0052】 またさらに、「N」のシフト位置から操作ノブ22を軸線方向移動することに より、「P」のシフト位置へ選択される。この場合には、シャフト52のピン5 4は嵌入溝46の第1溝48に入り込んでいるため、図7に示す如く、操作ノブ 22(ホルダ24)の軸線方向移動に伴ってシャフト52も軸線方向に移動する 。これにより、Pスイッチ148の検出片150がディテントピン104に係合 してこれが検出されて自動変速機がシフトされる。
【0053】 さらに、「2」のシフト位置から操作ノブ22を軸線方向移動すると共に回動 操作することにより、「L」のシフト位置へ選択され、これが前述と同様にスイ ッチ部80により検出されて自動変速機がシフトされる。この場合には、図7に 示す如く、嵌入溝46の第1溝48に入り込んだシャフト52のピン54は、第 1溝48から第2溝50へと相対移動できるため、操作ノブ22(ホルダ24) が軸線方向に移動してもシャフト52が移動されることはない。すなわち、操作 ノブ22を「2」のシフト位置から「L」のシフト位置へ操作した際に、この操 作方向が「P」のシフト位置を選択する場合と同じ軸線方向であっても、シャフ ト52は移動しない(換言すれば、「P」のシフト位置が選択された場合には、 シャフト52も軸線方向に移動する)。したがって、操作ノブ22によって「L 」のシフト位置が選択された場合に、Pスイッチ148の検出片150がディテ ントピン104に係合することがなく、不要にPスイッチ148が作動すること はない。
【0054】 一方、これらの操作ノブ22の移動は、ホルダ24(ピース34)及びロータ 62(ローラ66)によって節度を持って行われる。この場合、操作ノブ22( ホルダ24)の軸線方向移動はロータ62へは伝達されず互いに相対移動し、回 動のみが伝達されて一体に回動する構成であり、操作ノブ22(ホルダ24)の 軸線方向移動がピース34とクリックマウント40(凹凸部42)によって節度 を持って行われ、一方、操作ノブ22(ホルダ24及びロータ62)の回動がロ ーラ66とクリックマウント72(凹凸部74)によって節度を持って行われる 。すなわち、操作ノブ22の軸線方向移動の際の節度機構と回動の際の節度機構 とが互いに分離独立して構成されているため、これらの節度機構を構成する各部 品の耐久性が大幅に向上し、さらに、各部品の形状の簡素化を図ることもできる 。
【0055】 またここで、シフト操作装置10では、特定のシフトレンジにおいては、個々 に設定された条件に応じてソレノイド130が作動する。この場合の作用を、操 作ノブ22のシフト位置及び車両の走行状態に応じて順次説明する。
【0056】 操作ノブ22が「P」のシフト位置に選択された場合(車両停止状態)には、 図7に示す如く、ホルダ24の嵌入溝46の第1溝48の端部にシャフト52の ピン54が位置しており、さらにこの状態で操作ノブ22は最も本体12の側へ 押し込まれた状態となっており、シャフト52のディテントピン104は長孔1 06の基板14側の端部に位置している。また、この状態では、ソレノイド13 0は非通電状態とされているため、プランジャ132に外装されたリターンスプ リング136の付勢力によりプランジャ132が引き出されている。したがって 、レバー114を介して連結されたロックプレート108は長孔106に達して おり、このロックプレート108と長孔106の周囲壁との間でディテントピン 104が挟持されている。
【0057】 これにより、シャフト52の軸線方向移動が阻止され、また、ピン54が嵌入 溝46の第1溝48の端部に位置してこのシャフト52と連結された操作ノブ2 2(ホルダ24)も、軸線方向移動が阻止されている。さらに、ホルダ24の案 内溝30の「P」位置に対応する位置に入り込んだピン32によって、ホルダ2 4すなわち操作ノブ22は回動も阻止されている。したがって、操作ノブ22の 「P」のシフト位置から他のシフト位置への移動が阻止されたシフトロック状態 (所謂、Pレンジシフトロック)となっている。
【0058】 ここで、ブレーキが操作されると、ソレノイド130が通電励磁され、これに より、リターンスプリング136の付勢力に抗してプランジャ132が引き込ま れ、アーム118が引っ張られてレバー114が支軸120周りに回動し、ロッ クプレート108がディテントピン104(長孔106)から離間する。このた め、シャフト52の軸線方向移動、すなわち操作ノブ22の「P」のシフト位置 から「N」のシフト位置への移動が可能となる(Pレンジシフトロックが解除さ れる)。
【0059】 一方、操作ノブ22が「N」のシフト位置に選択された場合には、車両が停止 状態あるいは低速走行状態であれば、ソレノイド130が通電励磁され、これに より、プランジャ132が引き込まれてアーム118が引っ張られレバー114 が支軸120周りに回動し、ロックプレート108がディテントピン104(長 孔106)から離間した状態となる。このため、シャフト52すなわち操作ノブ 22の軸線方向移動が可能となる。さらにこの状態では、ホルダ24すなわち操 作ノブ22は、嵌入溝46内をピン54が移動できる範囲でシャフト52と相対 回転可能である。このため、「N」のシフト位置から操作ノブ22を回動するこ とにより「D」、「2」のシフト位置へ選択操作できると共に、「N」のシフト 位置から操作ノブ22を軸線方向移動すると共に回動操作することにより「R」 のシフト位置へ選択操作でき、さらに、「N」のシフト位置から操作ノブ22を 軸線方向移動することにより「P」のシフト位置へ選択操作できる。
【0060】 一方、操作ノブ22が「N」のシフト位置に選択された場合に、車両が中速以 上の走行状態においてはソレノイド130が非通電状態とされるため、プランジ ャ132に外装されたリターンスプリング136の付勢力によりプランジャ13 2が引き出され、レバー114を介して連結されたロックプレート108がディ テントピン104に接近移動し、図7に示す如く、係合溝110内にディテント ピン104が嵌入する。これにより、シャフト52の軸線方向移動が阻止され、 また、ピン54が嵌入溝46の第1溝48の端部に位置してこのシャフト52と 連結された操作ノブ22(ホルダ24)も、軸線方向移動が阻止されている。し たがって、操作ノブ22の「N」のシフト位置から「R」のシフト位置及び「P 」のシフト位置への移動が阻止されたシフトロック状態(所謂、Rインヒビット )となる。このシフトロック状態は、所定の車両速度以下に達しない限り継続さ れる。またこの場合には、ピン54が嵌入溝46を移動できるため、操作ノブ2 2の「N」のシフト位置から「D」のシフト位置方向への移動は可能である。
【0061】 車両が中速以下の走行状態あるいは停止した状態となると、ソレノイド130 が通電励磁されてシフトロックが解除される。
【0062】 またここで、操作ノブ22が「2」のシフト位置に選択された場合において、 車両が中速以下の走行状態あるいは停止した状態となりシフトロックが解除され た際には、シャフト52の軸線方向移動が可能となり、さらに、このシャフト5 2はスプリング102によって操作ノブ22の方向へ付勢されているため、第1 溝48内に入り込んだピン54は、第2溝50の方向へ入り込もうとする。しか しながら、第1溝40と第2溝50との間には傾斜面49が形成されているため 、操作ノブ22を「2」のシフト位置から回動することにより、ピン54は傾斜 面49を滑りながら容易に第1溝48へと移動し、確実に「D」のシフト位置へ 選択操作できる。 「N」のシフト位置におけるシフトロックが解除され、操作ノブ22が「R」の シフト位置に選択された場合には、シフトロックの対象外であり、操作ノブ22 (シャフト52)の移動は可能である。
【0063】 一方、操作ノブ22が「N」のシフト位置に選択された場合においてシフトロ ック状態となった際に、前述の如く操作ノブ22の回動すなわち「N」のシフト 位置から「D」のシフト位置方向への移動は可能であるが、「N」のシフト位置 から「2」のシフト位置に変更された場合には、依然としてロックプレート10 8の係合溝110によってディテントピン104が係止されてシャフト52の移 動が阻止されている。
【0064】 しかしながらここで、操作ノブ22(ホルダ24)をシャフト52に連結する ピン54は、第1溝48と第2溝50とによりクランク状に構成される嵌入溝4 6内に入り込んでおり、第1溝48から第2溝50へとピン54が相対移動でき るようになっているため、図7に示す如く、第1溝48から第2溝50へとピン 54が相対移動することによりホルダ24(操作ノブ22)を「2」のシフト位 置から「L」のシフト位置に操作移動することができる。すなわち、「2」のシ フト位置においてシャフト52がロックプレート108によって軸線方向移動が 阻止されていても、第1溝48から第2溝50へとピン54が相対移動すること により操作ノブ22(ホルダ24)のシフト操作を行うことができる。またこの ため、「L」のシフト位置を選択する際の操作ノブ22の操作方向が「P」のシ フト位置を選択する場合と同じ軸線方向であっても、シャフト52が移動しない ためPスイッチ148の検出片150がディテントピン104に係合することが なく、不要にPスイッチ148が作動することはない。
【0065】 またさらに、このシフト操作装置10では、ソレノイド130の作動によるシ フトロック状態の如何に拘わらず、手動操作によってこのシフトロック状態を解 除することができる。
【0066】 すなわち、レバー114の近傍には解除レバー140が配置されると共にレリ ーズノブ146が対応して設けられているため、このレリーズノブ146を押圧 操作することにより、解除レバー140を介してレバー114を強制的に回動さ せ、これによりロックプレート108をディテントピン104(長孔106)か ら離間させることができる(機械的シフトロック解除)。このため、電源の供給 が絶たれた場合等であっても、シャフト52の軸線方向移動すなわち操作ノブ2 2の操作が可能となり、整備作業等の場合にも有効となる。
【0067】 なお、操作ノブ22のシフト位置に拘わらずソレノイド130を作動させるこ とにより、当然にロックプレート108をディテントピン104(長孔106) から離間させることもできる(電気的シフトロック解除)。
【0068】 以上の如く、シフトレバー装置10では、操作ノブ22(ホルダ24)の軸線 方向移動はロータ62へは伝達されず互いに相対移動し、回動のみが伝達されて 一体に回動する構成であり、操作ノブ22(ホルダ24)の軸線方向移動がピー ス34とクリックマウント40(凹凸部42)によって節度を持って行われ、一 方、操作ノブ22(ホルダ24及びロータ62)の回動がローラ66とクリック マウント72(凹凸部74)によって節度を持って行われる。
【0069】 したがって、操作ノブ22を節度を持ってスムースかつ確実に回動及び軸線方 向移動させて各シフト位置を選択でき、また、選択された各シフト位置が操作ノ ブ22の操作以外によって不要に変更されることがない。さらに、操作ノブ22 の軸線方向移動の際の節度機構と回動の際の節度機構とを互いに分離独立して構 成しているため、これらの節度機構を構成する各部品の耐久性が大幅に向上し、 操作ノブ22のシフト位置の選択操作が頻繁に実施された場合であっても、初期 の性能を維持することができる。さらに、各部品の形状の簡素化を図ることもで きる。
【0070】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案に係る自動変速機のシフト操作装置は、簡単な構造に より、操作ノブをスムースかつ確実に回動及び軸線方向移動させて各シフト位置 を選択でき、選択された各シフト位置が操作ノブの操作以外によって不要に変更 されることがなく、さらにこのシフト位置の選択操作が頻繁に実施された場合で あっても初期の性能を維持できる耐久性も備えているという優れた効果を有する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動変速機のシフト操作装置の正
面図である。
【図2】本考案に係る自動変速機のシフト操作装置の左
側面図である。
【図3】図1の3−3線に沿ったシフト操作装置の断面
図である。
【図4】図2の4−4線に沿ったシフト操作装置の断面
図である。
【図5】本考案に係る自動変速機のシフト操作装置の分
解斜視図である。
【図6】本考案に係る自動変速機のシフト操作装置の分
解斜視図である。
【図7】各シフト位置におけるシフト操作装置のピン、
嵌入溝、ロックプレート、ディテントピン等の対応関係
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 シフト操作装置 20 操作部 22 操作ノブ 24 ホルダ 34 ピース 38 スプリング 40 クリックマウント 42 凹凸部 62 ロータ 66 ローラ 70 スプリング 72 クリックマウント 74 凹凸部 80 スイッチ部(スイッチ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石黒 和義 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動操作及び軸線方向移動操作によりシ
    フト位置を選択する操作ノブを有し、前記操作ノブの選
    択されたシフト位置をスイッチ手段によって検出して自
    動変速機をシフトする自動変速機のシフト操作装置にお
    いて、 前記操作ノブに連結して配置され、前記操作ノブの軸線
    方向に沿って設けられた凹凸部材をピースが乗り越える
    ことにより前記操作ノブの軸線方向移動を節度を持って
    拘束する軸方向節度機構と、 前記操作ノブと一体的に回動しかつ軸線方向に相対移動
    可能に連結されたロータと、 前記ロータに連結して配置され、前記ロータの周方向に
    沿って設けられた凹凸部材をローラが乗り越えることに
    より前記操作ノブの回動を節度を持って拘束する回動方
    向節度機構と、 を備えたことを特徴とする自動変速機のシフト操作装
    置。
JP2553593U 1993-05-17 1993-05-17 自動変速機のシフト操作装置 Pending JPH0684060U (ja)

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DE4416451A DE4416451A1 (de) 1993-05-17 1994-05-10 Gangschaltung für Automatikgetriebe
US08/242,666 US5442974A (en) 1993-05-17 1994-05-13 Shift-operation apparatus for automatic transmission

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980029288A (ko) * 1996-10-25 1998-07-25 김영귀 자동 변속기 제어장치

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