JPH068400U - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

高所作業車の安全装置

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JPH068400U
JPH068400U JP5209892U JP5209892U JPH068400U JP H068400 U JPH068400 U JP H068400U JP 5209892 U JP5209892 U JP 5209892U JP 5209892 U JP5209892 U JP 5209892U JP H068400 U JPH068400 U JP H068400U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業車において、作業台に搭乗した作業
者により非常用停止操作手段が操作されている場合で
も、地上にいる作業者により作業台を移動させることが
できる安全装置を提供する。 【構成】 安全装置20は、非常時等において上部操作
手段16および下部操作手段17に対する電源18から
の作動用電力の供給を停止させるために操作される非常
用停止操作手段21,22bを作業台に取り付けてな
る。そして、非常用停止操作手段21,22bが操作さ
れている場合に、下部操作手段17に対する電源18か
らの作動用電力の供給のみを回復させるため操作される
下部操作回復手段25bを車体に設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、昇降自在な作業台を備えた高所作業車の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車の車体上には、ブーム(昇降装置)の起伏作動等によって昇降移動 が自在な作業台が取り付けられる。この作業台には上部操作手段が取り付けられ 、そこに搭乗した作業者は、その上部操作手段の操作を通じてブームの作動を指 示することができる。車体には制御手段が取り付けられ、この制御手段は上部操 作手段から受けた指示に応じてブームを作動させる。これにより、作業台に搭乗 した作業者(以下、上部作業者という)は、上部操作手段の操作を通じてブーム を作動させ、任意の高所に移動することができる。 ところで、このような高所作業車では、車体にも制御装置に対してブームの作 動制御を指示するための下部操作手段が取り付けられることが多い。このように 下部操作手段を設けておけば、上部操作手段が故障した場合等に、地上にいる作 業者(以下、下部作業者という)が下部操作手段を操作して容易に作業台を地上 に降ろすことができる。
【0003】 また、このような高所作業車には、上部作業者の安全を確保するためにブーム の作動を強制的に停止させる非常用停止操作手段が取り付けられている。 例えば、上述のように上部操作手段が故障したために下部作業者によりブーム の作動制御が行われているときに、下部作業者が下部操作手段を誤操作したたた め上部作業者が危険にさらされた場合において、上部作業者自らが下部操作手段 の操作をキャンセルさせることができる緊急時キャンセルスイッチが作業台に取 り付けられている。
【0004】 さらに、例えば、上部作業者が上部操作手段を操作しながら目標の高所位置に 移動する途中に、自分の背後に迫った構造物等に気付かずにこれに干渉し、前の めりの姿勢になった上部作業者の身体の一部に接触して操作されることによりそ の干渉事故の発生を検出する干渉センサも作業台に設けられている。 このような非常用停止操作手段である緊急時キャンセルスイッチまたは干渉セ ンサが操作されると、上部操作手段および下部操作手段の双方に対する作動用電 力の供給を停止し、それらスイッチ等の操作が解除されない限り、ブームの作動 が禁止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、上部作業者が作業台と構造物等との間に挟まれ、干渉 センサを操作したまま動けなくなる事態が発生する場合がある。そして、このよ うな場合にも、上記のように下部操作手段によるブームの作動制御が行えないの では、上部作業者を救出することが困難になり、安全装置として十分ではないと いう問題がある。
【0006】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業台に取り付けら れた非常用停止操作手段が操作されている場合でも、下部作業者により作業台を 移動させることができるようにした高所作業車の安全装置を提供することを目的 としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の安全装置は、非常時等において上部操 作手段および下部操作手段に対する前記電源からの作動用電力の供給を停止させ るために操作される非常用停止操作手段を作業台に取り付けている。そして、非 常用停止操作手段が操作されている場合に、下部操作手段に対する電源からの作 動用電力の供給のみを回復させるために操作される下部操作回復手段を車体に設 けている。
【0008】
【作用】
このような安全装置では、従来と同様に非常用停止操作手段(緊急時キャンセ ルスイッチや干渉センサ)が操作されることにより、上部操作手段と下部操作手 段に対する電力供給が停止される。しかし、下部操作回復手段が操作されること により、下部操作手段に対する電力供給が回復され、下部操作手段の操作による 昇降装置の作動制御が可能となる。このため、上部作業者が非常用停止操作手段 を操作したまま動けないような場合でも、下部作業者が下部操作手段を操作する ことにより、上部作業者を救出することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 図1には、本考案に係る安全装置を備えた高所作業車10を示している。この 高所作業車10は、ホイール式走行体11をベースとして構成されており、この ホイール式走行体11の上部には、水平旋回が自在な旋回台12が取り付けられ ている。さらに、この旋回台12の上部には、テレスコープ状に伸縮自在に構成 されたブーム(昇降装置)13が起伏自在に取り付けられており、このブーム1 3の先端には、作業台14が水平に取り付けられている。
【0010】 旋回台12の側面には、走行体11の走行作動,旋回台12の旋回作動やブー ム13の起伏・伸縮作動を制御する制御装置15が取り付けられている。また、 作業台14におけるブーム13への取付側の上部には、制御装置15に対しブー ム13等の作動指示を与える(電気信号である指示信号を送出する)ため、作業 台14に搭乗した作業者(以下、上部作業者という)Mにより操作される上部操 作装置16が取り付けられている。また、旋回台12の側面における制御装置1 5の上方には、上部作業者Mに代わって制御装置15に対しブーム13等の作動 指示を与えるため、地上にいる作業者(図示せず:以下、下部作業者という)に より操作される下部操作装置17が取り付けられている。
【0011】 このように構成された高所作業車10を用いれば、上部作業者Mは上部操作装 置16の操作を通じてブーム13の作動を制御して、任意の高所に移動し、構造 物Sの建築作業等を行うことができる。作業台14が高所に位置しているときに 上部操作装置16が故障等したときは、下部作業者による下部操作装置17の操 作を通じて作業台14および上部作業者Mを地上に降ろすことができる。
【0012】 なお、上部操作装置16および下部操作装置17には、旋回台12に搭載され たバッテリ18から作動用電力が供給されるのであるが、その作動用電力を送電 するための第1バッテリライン18aは、図2および図3に示すように、バッテ リ18からブーム13内を通り、作業台14に取り付けられた電源遮断器22b および操作キャンセルスイッチ21(これらついては後述する。)を経て上部操 作装置16につながっている。そして、図3に示すように、第1バッテリライン 18aにおける電源遮断器22bおよび操作キャンセルスイッチ21の下流側に おいて分岐した第2バッテリライン18bは、再びブーム13の内部を通って下 部操作装置17につながっている。
【0013】 ところで、前述のようにこの作業車10には本考案に係る安全装置20が取り 付けられており、その一部として、図2に示すように、作業台14には2種類の 非常停止用手段が設けられている。一つは、上部操作装置16のケースに取り付 けられた操作キャンセルスイッチ21である。この操作キャンセルスイッチ21 は、例えば、上述のように上部操作装置16が故障等した場合において、下部作 業者が下部操作装置17を誤って操作したときにその誤操作を上部作業者Mがキ ャンセルし、作業台14の誤った方向への移動を未然に防止するためのものであ る。具体的には、図3から分かるように、操作キャンセルスイッチ21を操作す ると、第1バッテリライン18aが遮断され、その結果、上部操作装置16およ び下部操作装置17に対する作動用電力の供給が停止される。このため、誤操作 された下部操作装置17から制御装置15に対する指示信号の出力が停止される のである。 なお、同様な操作キャンセルスイッチ23が下部操作装置17にも取り付けら れており、上部作業者が上部操作装置16を誤操作した場合に、下部作業者がそ の誤操作をキャンセルすることができるようになっている。
【0014】 もう一つは、図2に示すように、作業台14に取り付けられた干渉センサ22 である。この干渉センサ22は、ワイヤ22aと、電源遮断器22bとから構成 されている。ワイヤ22aは、作業台14の内側における上部操作装置16とこ の上部操作装置16を操作する上部作業者Mが立つ位置との中間位置であって、 上部作業者Mの腰と同じくらいの高さに水平に張られている。このワイヤ22a の一端は、作業台14の柵に取り付けられ、他端は電源遮断器22b内に引き込 まれている。
【0015】 図1に示すように、例えば、上部操作装置16を操作中の上部作業者Mが、不 注意により自分の背後に迫っている構造物Sの存在に気付かずにその構造物Sに 干渉すると上部作業者Mは普通前のめりの姿勢になるが、そのような姿勢になっ た上部作業者Mの身体(腰や手)に接触して前方におされたワイヤ22aは、電 源遮断器22bから引き出される。電源遮断器22bは、このワイヤ22aの引 出しにより作動され、図3から分かるように、第1バッテリライン18aを遮断 し、上部操作装置16および下部操作装置17に対する作動用電力の供給を停止 させる。
【0016】 これらのような2種類の非常停止用手段を備えた安全装置20により上部作業 者の安全が確保されるのであるが、例えば、図1に示すように、上部作業者Mが 構造物Sとの間に挟まれたまま動けない状態となると、その上部作業者はワイヤ 22aを元の状態に戻すことができず、干渉センサ22による干渉検出を解除す ることができない。このため、このままでは、図3に示すように、上部操作装置 16のみならず下部操作装置17にも作動用電力を供給することができず、挟ま れた上部作業者を救出することができない。
【0017】 そこで、本安全装置20には、非常用復帰回路25が設けられている。この、 非常用復帰回路25は、第1バッテリライン18aにおける操作キャンセルスイ ッチ21および電源遮断器22bの上流側と第2バッテリライン18bとつなぐ バイパスライン25aと、このバイパスライン25aを開閉するために操作され る下部操作回復スイッチ(下部操作回復手段)25bとから構成されている。そ して、下部操作回復スイッチ25bは、図1に示すように下部操作装置17のケ ースに取り付けられている。
【0018】 このため、上記のように上部操作装置16および下部操作装置17のいずれに も作動用電力が供給されない事態が生じたときは、下部作業者が下部操作回復ス イッチ25bをオン操作することにより、バイパスライン25aを介して下部操 作装置17にバッテリBから直接作動用電力が供給される。こうして作動用電力 が供給された下部操作装置17を下部作業者が操作することにより、ブーム13 を倒伏・縮小作動させる等して、上部作業者を挟まれた状態から容易に救出する ことができる。 なお、第2バッテリライン18bには、バイパスライン25aを介して供給さ れた作動用電力が第2バッテリライン18bを逆流して上部操作装置16に供給 され、動けない上部作業者により操作されたままとなっている上部操作装置16 から操作信号が出力されないように、逆流防止手段(ダイオード)26が取り付 けられている。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案の安全装置によれば、作業台に搭乗した作業者(上部作業 者)により作業者非常用停止操作手段が操作されることによって上部操作手段お よび下部操作手段に対する作動用電力の供給が停止された場合でも、地上にいる 作業者(下部作業者)が車体に設けられた下部操作回復手段を操作すれば、下部 操作手段に対する作動用電力の供給を回復させることができる。このため、下部 作業者は、下部操作装置の操作を通じて昇降装置の作動を制御し、非常状態とな っている上部作業者を救出することができ、高所作業車の安全対策の万全を図る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る安全装置を備えた高所作業車の側
面図である。
【図2】上記高所作業車に備えられた作業台の斜視図で
ある。
【図3】上記安全装置の構成図である。
【符号の説明】
10 高所作業車 13 ブーム(昇降装置) 14 作業台 15 制御装置 16 上部操作装置 17 下部操作装置 20 安全装置 21,22 非常用停止手段 22b 電源遮断器 25 非常用復帰回路 25b 下部操作回復スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に取り付けられ、作業台を昇降移
    動させる昇降装置と、前記車体に取り付けられ、前記昇
    降装置の作動を制御する制御手段と、前記作業台に取り
    付けられ、前記制御手段に対して前記昇降装置の作動を
    指示するために操作される上部操作手段と、前記車体に
    取り付けられ、前記制御手段に対して前記昇降装置の作
    動を指示するために操作される下部操作手段と、前記車
    体に取り付けられ、前記上部操作手段および前記下部操
    作手段に作動用電力を供給する電源とを備えてなる高所
    作業車の安全装置であって、 非常時等において前記上部操作手段および前記下部操作
    手段に対する前記電源からの作動用電力の供給を停止さ
    せるために操作される非常用停止操作手段を前記作業台
    に設けるとともに、 この非常用停止操作手段が操作されている場合に、前記
    下部操作手段に対する前記電源からの作動用電力の供給
    のみを回復させるための下部操作回復手段を前記車体に
    設けたことを特徴とする高所作業車の安全装置。
JP1992052098U 1992-07-01 1992-07-01 高所作業車の安全装置 Expired - Lifetime JP2563300Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6180800U (ja) * 1984-10-30 1986-05-29

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JPS6180800U (ja) * 1984-10-30 1986-05-29

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