JPH0683974U - 往復動圧縮機 - Google Patents
往復動圧縮機Info
- Publication number
- JPH0683974U JPH0683974U JP2573493U JP2573493U JPH0683974U JP H0683974 U JPH0683974 U JP H0683974U JP 2573493 U JP2573493 U JP 2573493U JP 2573493 U JP2573493 U JP 2573493U JP H0683974 U JPH0683974 U JP H0683974U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- discharge hole
- dead center
- top dead
- reciprocating compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吐出孔の残留ガスによる再膨脹容積の増大を
抑え、体積効率の向上した往復動圧縮機の提供。 【構成】 ピストン1の上死点側端面に凸部9を設け
た。ピストンを挿入したシリンダ2のピストン上死点側
端部には、吸入孔3と吐出孔4とを貫通形成した弁板5
を設けている。吸入孔3及び吐出孔4の出口側には吸入
弁6及び吐出弁7を夫々配している。凸部はピストンが
上死点にあるときに吐出孔に挿入され、吐出孔からガス
を実質的に排出する。
抑え、体積効率の向上した往復動圧縮機の提供。 【構成】 ピストン1の上死点側端面に凸部9を設け
た。ピストンを挿入したシリンダ2のピストン上死点側
端部には、吸入孔3と吐出孔4とを貫通形成した弁板5
を設けている。吸入孔3及び吐出孔4の出口側には吸入
弁6及び吐出弁7を夫々配している。凸部はピストンが
上死点にあるときに吐出孔に挿入され、吐出孔からガス
を実質的に排出する。
Description
【0001】
本考案は往復動圧縮機に関し、特に、吐出孔の残留ガスによる再膨脹容積の増 大の対策に関する。
【0002】
図2(a),(b),(c)は従来の往復動圧縮機を示す。この往復動圧縮機 は、通常、ピストン1を挿入したシリンダ2のピストン上死点側端部に、吸入孔 3と吐出孔4とを貫通形成した弁板5を設けている。吸入孔3及び吐出孔4の出 口側には吸入弁6及び吐出弁7を夫々配している。吸入弁6及び吐出弁7として は、リーフ弁が用いられることが多い。ピストン1の上死点側端面はほぼ平坦に 形成されている。
【0003】 図2(a)に示すように、シリンダ2内でピストン1を下死点側に移動させる と、ガスが吸入孔3を通って吸入弁6を押し開きつつシリンダ2内に流入する。 また図2(b)に示すように、シリンダ2内でピストン1を上死点側に移動させ ると、シリンダ2内のガスが圧縮されつつ吐出孔4を通って吐出弁7を押し開き つつ吐出される。
【0004】
しかしながら吐出孔7は弁板5の厚みに相当する長さ寸法をもつため、次に説 明する問題をもつ。図2(c)に示すように、ピストン1が上死点に達しても吐 出孔4内にガスが残留ガス8として残る。この残留ガスは、図2(a)のように ピストン1を下死点側に移動させる際に再膨脹する。したがって再膨脹容積が大 きく、圧縮機の体積効率を低下させている。なお図2(a)の状態では,残留ガ スの再膨脹の結果、吸入弁6はまだ開いてはいない。
【0005】 それ故に本考案の課題は、吐出孔の残留ガスによる再膨脹容積の増大を抑え、 体積効率の向上した往復動圧縮機を提供することにある。
【0006】
本考案によれば、ピストンを挿入したシリンダのピストン上死点側端部に弁板 を設け、前記弁板を貫通した吐出孔の出口側に吐出弁を配した往復動圧縮機にお いて、前記ピストンの上死点側端面に前記ピストンが上死点にあるときに前記吐 出孔に挿入される凸部を設けたことを特徴とする往復動圧縮機が得られる。
【0007】 好ましくは、前記凸部を前記吐出孔よりも僅かに小さく作り、これにより前記 ピストンが上死点にあるときに前記凸部が前記吐出孔のガスを実質的に排出する ようにする。
【0008】
図1は本考案の一実施例による往復動圧縮機を示す。なお図2と同等な部分に は同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0009】 図1を参照して、ピストン1の上死点側端面にピストン1が上死点にあるとき に吐出孔4に挿入される凸部9を一体に設けた。凸部9は吐出孔4よりも僅かに 小さく作る。
【0010】 図1(a)に示すように、シリンダ2内でピストン1を下死点側に移動させる と、ガスが吸入孔3を通って吸入弁6を押し開きつつシリンダ2内に流入する。 また図2(b)に示すように、シリンダ2内でピストン1を上死点側に移動させ ると、シリンダ2内のガスが圧縮されつつ吐出孔4を通って吐出弁7を押し開き つつ吐出される。この時、吐出孔4のガスも凸部9によって吐出弁7を押し開き つつ吐出される。この結果、図1(c)に示すようにピストン1が上死点に達し た状態では、吐出孔4内の残留ガスはきわめて少なくなる。したがって図1(a )のようにピストンが下死点側に移動するときには吸入弁6が直ちに開き、ガス の吸入が行われる。
【0011】 このように吐出孔4内の残留ガスはきわめて少なくなるため、再膨脹容積が小 さくなり、結果として圧縮機の体積効率が向上する。
【0012】 なお11及び12はピストンリングを示す。
【0013】
以上説明したように、本考案によれば、吐出孔の残留ガスによる再膨脹容積の 増大を抑え、体積効率の向上した往復動圧縮機を提供することができる。
【図1】本考案の一実施例による往復動圧縮機を示し、
(a)は吸入行程の説明図、(b)は吐出行程の説明
図、(c)はピストンが上死点にある状態の説明図であ
る。
(a)は吸入行程の説明図、(b)は吐出行程の説明
図、(c)はピストンが上死点にある状態の説明図であ
る。
【図2】従来の往復動圧縮機を示し、(a)は吸入行程
の説明図、(b)は吐出行程の説明図、(c)はピスト
ンが上死点にある状態の説明図である。
の説明図、(b)は吐出行程の説明図、(c)はピスト
ンが上死点にある状態の説明図である。
1 ピストン 2 シリンダ 3 吸入孔 4 吐出孔 5 弁板 6 吸入弁 7 吐出弁 8 残留ガス 9 凸部 11,12 ピストンリング
Claims (2)
- 【請求項1】 ピストンを挿入したシリンダのピストン
上死点側端部に弁板を設け、前記弁板を貫通した吐出孔
の出口側に吐出弁を配した往復動圧縮機において、前記
ピストンの上死点側端面に前記ピストンが上死点にある
ときに前記吐出孔に挿入される凸部を設けたことを特徴
とする往復動圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1記載の往復動圧縮機において、
前記凸部は前記吐出孔よりも僅かに小さく作られ、これ
により前記ピストンが上死点にあるときに前記凸部が前
記吐出孔のガスを実質的に排出することを特徴とする往
復動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2573493U JPH0683974U (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 往復動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2573493U JPH0683974U (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 往復動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683974U true JPH0683974U (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=12174052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2573493U Withdrawn JPH0683974U (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 往復動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683974U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132940A (ja) * | 2009-06-12 | 2011-07-07 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機および冷凍装置 |
CN102338058A (zh) * | 2010-07-15 | 2012-02-01 | 松下电器产业株式会社 | 往复式压缩机 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP2573493U patent/JPH0683974U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132940A (ja) * | 2009-06-12 | 2011-07-07 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機および冷凍装置 |
CN102338058A (zh) * | 2010-07-15 | 2012-02-01 | 松下电器产业株式会社 | 往复式压缩机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19971106 |