JPH0683924U - バリアブルノズルターボ付エンジンの構造 - Google Patents

バリアブルノズルターボ付エンジンの構造

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JPH0683924U
JPH0683924U JP2450893U JP2450893U JPH0683924U JP H0683924 U JPH0683924 U JP H0683924U JP 2450893 U JP2450893 U JP 2450893U JP 2450893 U JP2450893 U JP 2450893U JP H0683924 U JPH0683924 U JP H0683924U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boost pressure
bypass
boost
turbine
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP2450893U
Other languages
English (en)
Inventor
信裕 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0683924U publication Critical patent/JPH0683924U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサホイールのオーバースピンによ
る破損の防止を目的とする。 【構成】 ブースト圧を検知するブーストセンサ(8)
を備え、ブースト圧が上昇したときにリリーフ弁(9)
が開く制御装置(12)を有し、エキゾースト排気マニ
フォルド(6)にタービン(1)をバイパスするバイパ
ス管(10)を設け、そのバイパス管(10)にバイパ
スバルブ(11)を設け、前記制御装置(12)は前記
リリーフ弁(9)が開いたときに前記バイパスバルブ
(11)を開く機能を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バリアブルノズルターボ付エンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バリアブルノズルターボの利点は、全ての走行時に必要なブースト圧を得られ るが、反面欠点としてエンジン回転数に対するターボチャージャの追従性が良い ために、ブースト圧が高くなった時にこれを大気に開放すると、タービンの回転 が急に上昇し、ノズル開度を制御するCPUは追従しきれずそのためにコンプレ ッサホイールの破損の原因となる場合がある。
【0003】 従来例として、ブースト圧が高くなった時にサージング防止としてこれを大気 に開放するバルブをエアインテークダクトに設けた例としては、本出願人による 実願平5−10676号公報が知られている。
【0004】 また、エンジンの高回転域でのターボチャージャの回転を押さえブースト圧の 異常上昇を抑制するものとして、エキゾーストマニフォルドにタービンをバイパ スするバイパス管を設け、そのバイパス管にバイパスバルブを設けた公知例とし ては、本出願人による実開昭61−5334号公報がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、コンプレッサホイールのオーバースピンによる破損の防止を目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、ブースト圧を検知するブーストセンサを備え、ブースト圧が 上昇したときにリリーフ弁が開く制御装置を有し、排気マニフォルドにタービン をバイパスするバイパス管を設け、そのバイパス管にバイパスバルブを設け、前 記制御装置は前記リリーフ弁が開いたときに前記バイパスバルブを開く機能を有 している。
【0007】
【作用】
本考案では、ブースト圧が上昇してリリーフされると、ターボチャージャの回 転が急激に上昇しようとするが、同時にバイパスバルブが開いてタービンの背圧 を上昇させてブレーキ作用する。またエキゾーストマニホールド内の圧力が下が るからタービンの速度が落ち、その結果コンプレッサホイールの損傷を生じない 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面によって説明する。図1において、吸入空気 はエアインレット3からコンプレッサホイール2に吸い込まれ、排気ガスで回転 させられるタービン1と同軸で接続された該コンプレッサホイール2で、回転、 圧縮されエアインテークダクト4を通過し、エアインテークマニホールド5に導 かれ図示しない各燃焼室に送り込まれる。
【0009】 一方、各燃焼室に送り込まれたエアは、爆発、燃焼後排気ガスとなり、エキゾ ーストマニホールド6を通り、タービン1を回した後エキゾーストアウトレット 7から図示しない排気管に排出される。尚、排気ガスがエキゾーストマニホール ド6からタービン1をバイパスするバイパス管10とこのバイパス管10の途中 にバイパス管を開閉するバイパス電磁弁11が設けられている。
【0010】 更に、前記エアインテークダクト4の途中には、ブースト圧を検知するための ブーストセンサ8と、この検知されたブースト圧を判定し、制御するためのCP U12から制御信号を受け、ブースト圧を大気に開放するエアリリーフ電磁弁9が 設けられている。次に、本実施例の作動時のブースト圧PB とターボチャージャ 回転数NT の変化の様子を図2により説明する。
【0011】 図2は横軸にエンジン回転数NE 、縦軸にブースト圧PB とターボチャージャ 回転数NT とを採る。先ずエアリリース電磁弁9とバイパス電磁弁11が共に閉の 場合は、エンジン回転数の増加(NE141からNE242を経てNE343に)にともない 、ブースト圧PB はPB131からPB232を経てPBa33に至たる。ここでブースト圧 PBa33は許容の最大ブースト圧PBmax36を遥かに超えている。また、ターボチャ ージャ回転数NT はNT121からNT222を経てNT323に変化している。
【0012】 次にエアリリース電磁弁9のみPB232の時点で開とすれば、ブースト圧線図は エアリリース電磁弁9開後、少し上昇したのち次第に下がるのでPB131からPB2 32を経てPBb34に至たる。しかしターボチャージャ回転数NT はNT121からNT2 22を経てNTb24に変化している。
【0013】 すなわちブースト圧という抵抗が減るのでターボチャージャ回転数NT はエア リリース電磁弁9開後ややあって、急激に上昇する。最後に本実施例のごとく、 エアリリース電磁弁9とバイパス電磁弁11が共に開の場合は、バイパス管が開か れタービンに与えられる運動エネルギが減少するのでブースト圧はPB131からP B232を経てPBc35に、ターボチャージャ回転数NT はNT121からNT222を経てN Tc25に理想的に下げらる。
【0014】 また本実施例の制御フローを図3により説明すると、まずスタートし、エンジ ン回転数が上がり、インテークダクト4に連通して設けられたブーストセンサ8 がブースト圧を検知する(ステップS1)。
【0015】 次にブーストセンサ8からの信号によってCPU12がブースト圧が許容最大圧 Pmax よりも大きな値か否かを判定し、例えば大きな値であれば(ステップS2 )、エアリリーフ電磁弁9が作動して開き(ステップS3)、ブースト圧を下げ ると同時にバイパス電磁弁11も作動して開き(ステップS4)、タービン1内 を流れる排気ガス流量が減るのでその結果タービン1は減速される。
【0016】 そしてあらためてブーストセンサ8がブースト圧を検知するステップS1に戻 る。また例えばブースト圧が許容最大圧Pmax よりも小さな場合、次にブースト 圧が保証最低圧以下であるか否かを判定し(ステップS5)、小さい場合は、エ アリリーフ電磁弁9が作動して閉じ(ステップS6)、ブースト圧を上げると同 時にバイパス電磁弁11も作動して閉じ(ステップS7)、タービン1の回転を 高める。
【0017】 そしてあらためてブーストセンサ8がブースト圧を検知するステップS1に戻 る。尚ステップS5でブースト圧が保証最低圧を上回れば、あらためてブースト センサ8がブースト圧を検知するステップS1に戻り、これらのステップを順次 繰り返す。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案によると、ブースト圧が上昇してリリーフされると、タ ーボチャージャの回転が急激に上昇しようとするが、同時にバイパスバルブが開 いてタービンの背圧を上昇させてブレーキ作用する。またエキゾーストマニホー ルド内の圧力が下がるからタービンの速度が落ち、その結果コンプレッサホイー ルの損傷を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成模式図。
【図2】エンジン回転数対ターボチャージャ回転数線図
及びブースト圧線図。
【図3】実施例の制御フロー図。
【符号の説明】
1・・・タービン 2・・・コンプレッサホイール 3・・・エアインレット 4・・・エアインテークダクト 5・・・エアインテークマニホールド 6・・・エキゾーストマニホールド 7・・・エキゾーストアウトレット 8・・・ブーストセンサ 9・・・エアリリーフ電磁弁 10・・・バイパス管 11・・・バイパス電磁弁 12・・・CPU

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブースト圧を検知するブーストセンサを備
    え、ブースト圧が上昇したときにリリーフ弁が開く制御
    装置を有し、排気マニフォルドにタービンをバイパスす
    るバイパス管を設け、そのバイパス管にバイパスバルブ
    を設け、前記制御装置は前記リリーフ弁が開いたときに
    前記バイパスバルブを開く機能を有していることを特徴
    とするバリアブルノズルターボ付エンジンの構造
JP2450893U 1993-05-12 1993-05-12 バリアブルノズルターボ付エンジンの構造 Pending JPH0683924U (ja)

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JP2450893U JPH0683924U (ja) 1993-05-12 1993-05-12 バリアブルノズルターボ付エンジンの構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP2450893U JPH0683924U (ja) 1993-05-12 1993-05-12 バリアブルノズルターボ付エンジンの構造

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JPH0683924U true JPH0683924U (ja) 1994-12-02

Family

ID=12140126

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JP2450893U Pending JPH0683924U (ja) 1993-05-12 1993-05-12 バリアブルノズルターボ付エンジンの構造

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