JPH0683525A - 座標入力制御方法及び装置 - Google Patents

座標入力制御方法及び装置

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JPH0683525A
JPH0683525A JP23235092A JP23235092A JPH0683525A JP H0683525 A JPH0683525 A JP H0683525A JP 23235092 A JP23235092 A JP 23235092A JP 23235092 A JP23235092 A JP 23235092A JP H0683525 A JPH0683525 A JP H0683525A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続的に入力された座標データの入力開始
点、入力終了点及び変曲点を保存したまま、座標データ
間の距離を略一定の範囲内に保つようにして、後段の画
像処理を効率よく行えるようにした座標入力制御方法及
び装置を提供することを目的とする。 【構成】 座標入力面上で指示された座標データを出力
する座標入力制御装置であって、連続して入力される座
標データに基づいて前記座標データに対応する表示位置
に、座標入力面より指示されたことを示す記号を表示す
る表示部と、連続する前記座標データの内の少なくとも
入力開始点、入力終了点及び変曲点を検出し、それらの
座標値を保持し、これら座標データの内、入力開始点、
入力終了点及び変曲点以外の点間距離を求め、前記点間
距離が所定の長さ以上であればその点間に座標データを
追加し、前記点間距離が所定の長さ以下であればその座
標データを削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座標入力面で指示され
た座標データを入力して処理する座標入力制御方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、手書き文字認識等において、透明
な座標入力装置の下部に表示部を設け、この座標入力装
置上で入力された図形が、あたかもその表示部上に書か
れたように表示される装置が開発されている。このよう
な座標入力装置には、パネルとスタイラス間の電気的結
合を利用した電磁誘導方式や静電結合方式、また音波の
遅延時間によって入力指示された位置を検出する超音波
方式、2枚のガラス板に透明な抵抗膜を塗布しておき、
指などにより押されることによってこのガラス板同士が
接触して導通した結果、そこに流れる電流比を測定する
アナログ抵抗分割方式などがある。これらの方式のいず
れにおいても、座標入力があった場合には入力位置座標
を算出する前に、座標入力信号が安定するまで一定の時
間待ったり、A/D変換を行なったりする必要がある。
従って、座標入力が連続的に行なわれたような場合は、
ある指示された点の座標を読み込んでから、次に指示さ
れた点の座標を読み込むまでには、ある一定の時間間隔
を必要とする。
【0003】このため、座標入力装置の座標入力面上で
連続して座標位置が指示される場合、この座標指示の速
度が一定速度でないと、図14に示すように、座標指示
速度が低速の時は座標入力検出点は密に、指示速度が高
速の時は座標入力検出点は粗に存在することになる。図
14において、白丸は検出された座標入力点を示し、1
40は入力開始点(線分の始点)、141は入力終了点
(線分の終点)を示している。一般に線分を入力する場
合は、線分の入力開始時と入力終了時には座標指示点の
移動速度が遅くなるので、線分の中点付近に比べて座標
入力検出点の数が密になって多くなる傾向がある。
【0004】また、座標入力装置から入力された画像デ
ータに対して解像度変換などの画像処理を行なう場合、
その座標入力装置から入力された座標データをそのまま
使用していた。前述したように、入力された線分データ
は、線分の開始点および終了点付近ではデータの密度が
高く、その線分の中央付近では粗になるため、線分の端
部近傍では画像処理に必要なデータ数よりも過剰に座標
入力点が検出され、逆線分の中間点付近ではデータ数が
不足することがあった。その結果、余分な演算処理を行
なうことになり画像処理に要する時間が長くなったり、
或いは座標入力に対する反応速度が低下する等の問題が
あった。
【0005】また更に、座標入力装置に要求される入力
解像度は、それを使用するアプリケーションにより決定
されていた。例えば手書き文字認識の場合には1mm当た
り10本の精度が必要であるとすると、これに対応して
座標入力装置の入力精度も1mm当たり10本のものを使
用しなければならなかった。しかし、精度の高い座標入
力装置は、電磁誘導方式、静電結合方式や超音波方式な
どを使用しており、これらはセンスライン、コイル、マ
イク、スピーカ等の付加装置を必要とするため高価であ
る。しかも必ずしも常に高精度の座標入力を必要とする
わけではないので、部品単体としての利用価値は良くな
かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、入力
された座標データは線分の開始点及び終了点付近では密
度が高く、線分の中間付近では密度が低いという傾向が
あるため、線分の開始点及び終了点付近ではデータを間
引き、線分の中点付近では新たに座標点を数値処理によ
って追加するような座標補間処理を行なうことになる。
この座標補間処理を行なうためには、入力点の連続性を
利用する必要があるため、この数値処理による座標点変
換は、少なくとも座標が入力された後でなければ行なう
ことができない。加えて、この座標補間処理は、変換の
精度にもよるが、かなりの計算量を要するため、座標入
力の途中で入力点の軌跡を表示しようとすると、上記理
由から座標入力に対する座標点表示の反応速度が遅くな
って使用感の悪いものとなる。そこで連続した座標入力
の場合は、それに対応した表示を行わないことも考えら
れるが、何も表示を行なわないとどのような図形を入力
したかがわかりにくく操作上極めて不便である。
【0007】また、前述したように、通常のアプリケー
ションは必ずしも常に高解像度の座標入力を必要として
いるわけではないので、高解像度の座標入力が要求され
た時にのみ、低解像度の座標入力装置からの入力座標デ
ータを高解像度の座標データに数値的に変換すれば良い
ことになる。このような座標変換を行なう際、その変換
倍率を数字で指定すると、その指定された変換倍率より
変換後の図形の大きさを直感的に判断することは困難で
ある。
【0008】さらに、入力座標集合が一定の大きさより
も小さい場合は、このような座標補間処理を実行して
も、文字認識等の画像処理のために充分なデータを得る
ことができないので、座標集合の大きさにかかわらず常
に座標補間処理を行なうようにすると、入力装置として
の効率が悪いものとなる。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、連続的に入力された座標データの入力開始点、入力
終了点及び変曲点を保存したまま、座標データ間の距離
を略一定の範囲内に保つようにして、後段の画像処理を
効率よく行えるようにした座標入力制御方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の座標入力制御装置は以下の様な構成を備え
る。即ち、座標入力面上で指示された座標データを出力
する座標入力制御装置であって、連続して入力される座
標データに基づいて前記座標データに対応する表示位置
に、座標入力面より指示されたことを示す記号を表示す
る表示手段と、連続する前記座標データの内の少なくと
も入力開始点、入力終了点及び変曲点を検出し、それら
の座標値を保持する保持手段と、前記座標データの内、
前記保持手段に保持されている座標値以外の点間距離を
求め、前記点間距離が所定の長さ以上であればその点間
に座標データを追加し、前記点間距離が所定の長さ以下
であればその座標データを削除する制御手段とを有す
る。
【0011】上記目的を達成するために本発明の座標入
力制御方法は以下の様な工程を備える。即ち、座標入力
装置より座標データを入力し、その座標データに基づく
表示を行う座標入力制御方法であって、連続的に入力さ
れる座標データに基づき、前記座標データの入力順に前
記座標データに対応する表示位置にドットを表示し、連
続する座標データ群の入力開始点、入力終了点及び変曲
点を保存したまま、前記座標データ間の距離を所定の範
囲内に保つように座標データの追加及び削除を行なうこ
とを特徴とする座標入力制御方法。
【0012】
【作用】以上の構成において、連続的に入力される座標
データに基づき、前記座標データの入力順に前記座標デ
ータに対応する表示位置にドットを表示し、連続する座
標データ群の入力開始点、入力終了点及び変曲点を保存
したまま、前記座標データ間の距離を所定の範囲内に保
つことができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、ある線分データの座標入力例を示
す図で、白丸及び黒丸で示された各点は座標入力の検出
点を示している。101は座標入力の始点、102は終
点を示し、103〜106の黒丸は隣接する2点間で座
標値の増減が切り替わる変曲点を示している。これら変
曲点付近でも座標指示の速度が遅くなる傾向があるの
で、始点101及び終点近傍と同様に入力座標点の密度
は高くなる。これら始点、終点、変曲点を総称して、以
後「特異点」と呼ぶこととする。尚、本実施例では、座
標入力時には座標入力された点をそのまま表示し、入力
終了後、表示された座標点の表示を終了する。
【0015】さらに、座標変換処理を筺体などに設置さ
れた外部スイッチの状態に応じて制御することにより、
特定入力時のみに座標変換を行なう等、利用するアプリ
ケーションに応じた座標変換処理を行なう。
【0016】また、上記座標変換を行なう際、その変換
倍率を数字で指定するのではなくて変換後の図形の大き
さを指定した後、座標入力を行なう。
【0017】また、入力終了と共に入力された座標集合
の外形の大きさを計算し、この大きさがある一定の大き
さの枠よりも小さい場合は、この枠を表示し、入力デー
タを無効となるようにする。
【0018】以下詳しく説明する。
【0019】図2は本実施例の座標入力装置の座標入力
部の構成を示す図である。
【0020】201は表示部202の前面に配置された
透明な座標入力部である。尚、この座標入力部201
は、表示部202の後面に配置しても構わない。但しこ
の場合は、座標指示手段と座標入力部201の表面とが
非接触でも、座標入力可能な非接触方式のものを使用す
る必要がある。
【0021】図3は本発明の第1実施例の座標入力装置
の概略構成を示すブロック図である。
【0022】301は座標入力部201を制御する制御
回路で、座標指示部302よりの指示に従って、その座
標入力の検出、その指示された座標位置の検出を行な
う。この座標指示部302は、座標入力部201と対と
なって座標入力を行なう静電容量方式や電磁誘導方式の
場合のスタイラスである。303はCPUで、ROM3
05に記憶された制御プログラムに従って各種アプリケ
ーションの実行、各種デバイスの制御などを行なう。3
04はRAMで、本座標入力装置の制御の様々な演算や
処理を行なう際のプログラムやデータを記憶する。RO
M305には各種制御プログラムやデータなどが記録さ
れている。
【0023】以上の構成により、使用者は表示部202
に表示されたマークのある位置を、ペンあるいは座標指
示部302を使って指示することで本装置に対して指示
を行ったり、座標入力部201の座標入力面をなぞって
文字や図形を入力する。
【0024】本実施例の装置では、連続する2点間の距
離に対して、閾値を2つ設定し、小さい方の閾値(L1
とする)よりも2点間の距離が短い場合はその点を削除
し、大きい方の閾値(L2 とする)よりも距離が長い場
合は2点を結ぶ直線上に座標を追加することによって座
標間の距離を一定範囲内に保つ。その結果、見かけの解
像度を向上させ、必要以上のデータを捨てることによっ
て効率の良いデータを生成する。
【0025】次に図4のフローチャートを参照して、本
実施例の座標入力装置における線画図形入力処理のソフ
トウェア制御方法を説明する。尚、本実施例では、入力
処理において連続座標入力された座標点の集合を「線
分」、一定時間間隔以内に入力された線分の集合を「座
標集合」と呼ぶ。この処理を実行する制御プログラムは
ROM305に記憶されている。
【0026】この処理は座標指示部302よりの座標入
力指示が入力されることにより開始され、ステップS2
で、その座標指示された座標データが入力される。次に
ステップS3に進み、この指示入力された座標データに
対応する位置にドット或いは線等を表示する。次にステ
ップS4に進み、線分データ入力が終了したかどうか、
即ち、連続座標入力が終了したかを判定する。終了でな
ければステップS2へ戻り、前述した処理を実行する。
このステップS4では、座標入力部201よりの信号を
検出し、その検出結果によって連続座標の入力が終了し
たかどうかを判別する。ここでは座標入力部201より
の出力信号は、読出されるまで保持されるように構成さ
れており、例えば出力信号がハイレベルならば座標入力
があったことを示し、ロウレベルならば座標入力部20
1で座標入力が無かったことを示すようにすることで判
断できる。
【0027】ステップS5では、座標集合データ入力が
終了したかどうかを判定する。ここでは、座標集合デー
タ入力は線分データの入力が終了したときにタイマをス
タートし、このタイマがある一定時間間隔をカウントし
てタイムアウトした場合に終了と判断している。尚、こ
のタイマによる計時中にも、座標入力部201からの出
力信号を監視しておき、座標入力がタイムアウト前にあ
った場合は、ステップS2へ戻り、次の線分データ入力
処理となる。
【0028】座標集合データの入力が終了するとステッ
プS6に進み、読み込んだ座標データを格納する。この
とき座標点、線分データは入力された時系列がわかるよ
うなデータ構造を持ち、また座標点はどの線分データに
属するかもわかるような構造を持つものとする。次にス
テップS7に進み、入力された座標データに基づく表示
処理を終了し、ステップS8で線画図形入力処理を終了
する。
【0029】次に図5のフローチャートを参照して、本
実施例の座標入力装置における座標補間処理について説
明する。尚、この座標補間処理は、図4のフローチャー
トを参照して説明した線画図形入力処理で入力された座
標集合に属する各線分に対して実行する。この処理を実
行する制御プログラムはROM305に記憶されてい
る。
【0030】まずステップS11において、座標集合に
属する全線分データに対して補間処理を行なったかどう
かを判定する。全線分データに対して補間処理を行なっ
ていない場合はステップS12に進み、全線分データに
対する処理が終了するとメイン処理に戻る。ステップS
12では、補間処理を行なう線分データを一つ選択す
る。次にステップS13に進み、例えば図1に示した線
分における特異点の選別を行う。次にステップS14に
進み、最初に処理する2点として始点a1 と2番目に入
力された点a2 を選択する初期設定を行う。
【0031】図6は線分座標データの例を示す図で、座
標データをan で表し、nは1≦n≦N(Nは自然数)
の数値で、nが小さいほうが時間的に前に入力された点
であることを示している。また、an とan-1 との距離
をDn-1 で表わしている。
【0032】次にステップS15に進み、処理する2点
間の座標のうち後から入力された点が特異点であるかど
うかを判定する。特異点でなければステップS16に進
み、特異点であればステップS22に進む。ステップS
16では2点間の距離Dn-1が前述した閾値L1 よりも
短いかどうかを判定する。ここでL1 は先に説明した2
点間距離の2つの閾値の小さいほうである。この2点間
距離Dn-1 がL1 よりも小さい場合はステップS17に
進む。ステップS18では、座標データ番号の更新を行
う。このとき点an は点an-1 に近接し過ぎているた
め、この点を削除し、点an+1 をan にデータ番号をシ
フトして更新する。ただし、an-1 以前のデータは更新
しない。このときの座標点の削除の例を図7に示す。図
7において、70で示す点線で示された丸は、削除され
た座標点(図6の点an )を示している。
【0033】次にステップS18に進み、座標データ群
から次の処理で使用する2点を設定する。具体的には座
標データ番号nを1だけインクリメントすることで行
う。この処理の後、ステップS15に戻る。
【0034】一方ステップS16で2点間距離Dn-1
閾値L1 以上であった場合はステップS19に進み、2
点間距離Dn-1 が閾値L2 よりも長いかどうかを判定す
る。ここでL2 は先に説明した2点間距離の2つの閾値
の大きいほうである。2点間距離がL2 よりも大きい場
合はステップS20に進み、直線(an −an-1 )上で
点an-1 から距離L3 の位置に1点を追加する(図8参
照)。ここでは追加点の座標計算を行う。また、この距
離L3 は予めL1 以上でL2 以下の範囲内に設定してお
く。このときの座標追加の例を図8に示す。
【0035】次にステップS21に進み、座標データ番
号の更新を行う。このとき点an をan+1 にデータ番号
をシフトし、追加座標点をan として更新する。ただ
し、a n-1 以前のデータは更新しない。この後、ステッ
プS18に進み、前述と同様の処理をくり返す。尚、ス
テップS19で2点間距離Dn-1 がL2 以下であった場
合は、Dn-1 はL1 以上L2 以下であるので座標補間処
理は行わず、そのままステップS18に進む。
【0036】また、ステップS15で、点an が特異点
であった場合はステップS22に進み、点an が終点か
どうかを判断する。an が終点でない場合はステップS
18に進む。即ち、特異点では処理を行なわない。これ
は、特異点は線分データの形を特徴付ける重要なデータ
であるので補間処理を行なったために位置関係が崩れな
いようにするためである。一方、点an が終点であった
場合はステップS11に進む。こうしてステップS11
で全線分データに対して座標補間処理が終わったと判定
した場合はメイン処理へ戻る。
【0037】上述した処理によれば、座標入力部201
から入力されたデータを一定範囲内の間隔をおいた座標
群に補間処理することによって、必要以上のデータを捨
て、効率の良いデータ保持を可能とするものである。
【0038】以上に述べた制御方法を用いれば本発明の
第1実施例である座標入力装置を実現することができ
る。 <第2実施例>本実施例のように表示部と座標入力部が
物理的に重ねて構成されている座標入力装置において線
画図形を入力する場合、通常座標入力部201上に書い
た大きさと物理的に同じ大きさでデータを保持し、表示
部に表示する。しかし、座標入力部201が充分な解像
度を持たない場合は、使用者が入力したい線画図形の実
物よりも大きな寸法で入力し、座標補間処理を行なった
後、座標変換によって寸法を縮小した形でデータとして
保持して表示することで、疑似的に座標入力部201の
解像度を上げることができる。
【0039】本実施例では外部にスイッチを設け、その
スイッチの状態によって寸法縮小の座標変換を行なうか
どうかを決定する。以後、寸法縮小の座標変換を行なう
モードを縮小入力モードと呼ぶ。
【0040】また、縮小変換時の縮小倍率は数値で指定
するのではなく、座標入力装置上に矩形の枠を書いて縮
小変換後の大きさを指定し、その後、枠外の領域に大き
く入力された線画図形を囲む最小の矩形枠(以降、最小
外接枠と呼ぶ)を抽出して、これら2つの枠から縮小倍
率を計算して決定する。この倍率を用いて縮小変換を行
い、先に指定した矩形枠内に表示する。このような本発
明の第2実施例である座標入力装置の概観図を図9に示
す。
【0041】図9において、210は装置本体を示し、
この本体210は、例えばデスク上に水平に置いて使用
されることを想定している。201は座標入力部、20
2は表示部である。尚、これら座標入力部201と表示
部202は前述の第1の実施例と同じようにどちらが前
面にあってもかまわない。211は寸法縮小の座標変換
を行なうかどうかを指示するスイッチである。このスイ
ッチ211は座標入力時のパームレストを兼ねており、
使用者がペンを握って線画入力を行なう場合に手をパー
ムレスト、即ちスイッチ211の上に置くとスイッチ2
11が押され、モードが切り替わるような構造になって
いる。この場合、アイコンの選択など概略位置の指示の
際はパームレストを使用せずに直接指示するため、入力
モードは切り替わらない。
【0042】次に図9に示した第2実施例の座標入力装
置の概略構成を図10に示し、前述の図3と共通する部
分は同じ番号で示している。
【0043】301aは座標入力部201を制御する制
御回路で、座標指示部302よりの指示に従って、その
座標入力の検出、その指示された座標位置の検出を行な
うとともに、モード切換スイッチ211よりのモード切
換指示を入力している。この座標指示部302は、座標
入力部201と対となって座標入力を行なう静電容量方
式や電磁誘導方式の場合のスタイラスである。303a
はCPUで、ROM305aに記憶された制御プログラ
ムに従って各種アプリケーションの実行、各種デバイス
の制御などを行なう。304aはRAMで、本座標入力
装置の制御の様々な演算や処理を行なう際のプログラム
やデータを記憶する。ROM305aには各種制御プロ
グラムやデータなどが記録されている。
【0044】次に図11のフローチャートを参照して、
第2実施例の座標入力装置における座標入力モード切換
え処理を説明する。
【0045】まずステップS31で、現在の入力モード
を記憶する。これは入力モードの切り換えスイッチ21
1より入力される信号を読込んでRAM304aに格納
するものである。次にステップS32に進み、RAM3
04aに格納しておいた入力モードを読込み、縮小モー
ドかどうかを判定する。縮小モードであるときはステッ
プS33に進み、座標入力部201より入力される線画
図形の入力を行なう。この処理内容は、前述の第1実施
例(図4のフローチャート)で説明した処理に準ずる。
なお、ここでは縮小変換後、表示する大きさを指定する
矩形枠を入力する。
【0046】次にステップS34に進み、ステップS3
3で入力された矩形枠を囲む最小外接枠を抽出する。こ
れは図12に示すように座標集合中のX座標、Y座標の
最大値(xmax ,ymax )、最小値(xmin ,ymin
から決定できる。図12において、120は入力された
線画図形を示し、121は、この線画図形120に基づ
いて抽出された最小外接枠を示している。xmin は入力
された線画図形120のX座標の最小値、ymin は入力
された線画図形120のY座標の最小値、xma x は入力
された線画図形120のX座標の最大値、,ymax は入
力された線画図形120のY座標の最大値である。
【0047】次にステップS35に進み、ステップS3
4で抽出した矩形枠を表示部202に表示する。ステッ
プS37では、線画図形の入力を行なう。この処理内容
はステップS33と同じである。次にステップS37に
進み、ステップS36で入力された線画図形を囲む最小
矩形枠を抽出する。この最小外接矩形枠は、ステップS
34と同様にして抽出できる。
【0048】次にステップS38に進み、ステップS3
4及びステップS37で抽出した2つの矩形枠から縮小
倍率を計算する。このとき縮小倍率は、X軸、Y軸につ
いてそれぞれ計算し、倍率の大きいほうを選択する。こ
うすることによって、ステップS34で抽出した枠内
に、縮小変換後の座標集合を表示することができる。
【0049】次にステップS39に進み、座標補間処理
を行う。この処理内容は前述の第1実施例の図5のフロ
ーチャートで説明した処理に準ずる。ステップS40で
は、補間処理を行なった座標集合の座標値を、ステップ
S38で算出した縮小倍率で変換する。次にステップS
41に進み、補間集合をステップS35で表示した矩形
枠内に表示する。このときステップS36で、既に表示
されていた線画図形の表示を終了した後に本処理を行な
う。次にステップS42に進み、ステップS35で表示
した矩形枠の表示を終了する。
【0050】一方、ステップS32で縮小入力モードで
ない時はステップS43に進み、線画図形入力を行な
う。この処理内容はステップS33、ステップS36と
同様である。次にステップS44に進み、座標補間処理
を行う。この処理内容はステップS39と同様である。
こうしてステップS45に進み、座標集合を表示部20
2に表示する。この処理内容はステップS41と同様で
ある。
【0051】以上のように、この第2実施例では、座標
入力前にスイッチ211で設定されている入力モードを
読込み、そのモードに従って線画図形の縮小変換を行う
ようにしている。尚、いつ使用者がスイッチ211を操
作して入力モードを変更するか分からないので、一定時
間間隔毎にスイッチ211で設定される入力モードを監
視しておく必要がある。
【0052】上述した方法では、使用者は外部スイッチ
211で簡単に入力モードを切り換えることができる。
また、縮小入力モードでは縮小後表示枠を入力した後に
線画図形を入力することにより自動的に縮小倍率を算出
できるので、倍率を数字で指定する必要がなく、直感的
に入力後の大きさを指定できる。
【0053】また、座標入力部201上に大きく入力し
たデータを縮小変換して表示することで、座標入力部2
01が十分な解像度を持たない場合でも疑似的に座標入
力部201の解像度を上げることができる。 <第3実施例>座標入力部201から入力された線画図
形データを、予めシステムに記憶しておいた線画図形シ
ンボルの中の最も形状の近いシンボルへ変換する処理を
行なう場合、ある一定数以上の座標データを持つ線画図
形データが入力される必要がある。また、座標入力部2
01の解像度と読み取り装置上での線画図形の寸法が決
まれば、データ数を計算によって求めることができる。
【0054】以上の観点から、本発明の第3実施例で
は、シンボル変換のために必要となる座標データ数の閾
値を線画図形の座標入力部201上に描かれる大きさで
定義し、この閾値となる大きさに満たない線画図形が入
力されたときは、入力を無効とし、閾値に必要となる矩
形枠(以下、最小入力枠と呼ぶ)を表示部202に表示
して使用者に矩形枠以外の大きさでの線画図形の入力を
促す。
【0055】本発明の第3実施例の座標入力装置の外観
構造及びブロック図は前述の第1実施例に準ずる。
【0056】次に図13のフローチャートを参照して、
第3実施例の座標入力装置における処理を説明する。
【0057】ステップS51で、線画図形を入力する。
この処理は前述の第1実施例の図4のフローチャートに
準ずる。次にステップS52に進み、ステップS51で
入力された線画図形の最小外接枠を抽出する。この処理
内容は第2実施例のステップS34に準ずる。次にステ
ップS53では、ステップS52で抽出した最小外接枠
と、最小入力枠との大きさを比較し、最小外接枠の方が
小さい場合はステップS54に進む。このとき枠の大き
さの比較は、各々の枠の辺の長さによって行なう。
【0058】ステップS54では、最小入力枠、入力さ
れた線画図形の表示を行い、最小入力枠は線画図形の入
力のあった位置に線画図形を重ねて表示する。この処理
の中で表示後、ウェイト動作を行なう。このウェイトに
よって適当な時間、最小入力枠、入力された線画図形を
表示する。次にステップS55に進み、表示した最小入
力枠、線画図形の表示を終了する。
【0059】尚、ステップS53において、入力した線
画図形の最小外接枠の方が、最小入力枠よりも大きい場
合はこの処理を終了する。
【0060】この第3実施例では、線画図形が十分な大
きさを持っていない場合はその入力を無効とするが、十
分な大きさを持っていた場合はこの線画の入力終了後、
第1実施例で示した座標補間処理を行なう。また、最小
入力枠は座標入力部201の解像度とシンボル変換に必
要となるデータ数とからその大きさを計算しておき、こ
の座標入力装置に予め登録してあるものとする。
【0061】この第3実施例では、使用者が入力した線
画図形が無効である場合は、入力後に最小入力枠と線画
図形を同じ位置に表示した後、所定の時間後に表示が終
了するので、使用者は現在入力したデータが無効であっ
たことを知ることができ、表示された最小入力枠以上の
大きさで線画図形を入力する必要があることを知ること
ができる。
【0062】以上説明したように前述した実施例によれ
ば、表示部と座標入力部201が物理的に重ねて構成さ
れている座標入力装置において、連続的に入力された座
標群の入力開始点、入力終了点及び変曲点を保存したま
ま、一部座標の削減を行なうか、あるいは連続する2点
の座標間の直線上に座標の追加を行なうことで、座標間
の距離を一定範囲内に保つようにしたため、線分の始
点、終点付近でもデータ数が過剰に多くならず、効率の
良いデータを保持できる。また線分の中間点付近では座
標が追加されるためにデータ数が増加し、この処理の後
の画像処理での信頼性が向上する。
【0063】さらに、この座標補間処理を行なった結
果、効率の良いデータが生成されるので、その後の画像
処理時間が短縮され、座標入力に対する表示までの応答
速度が速くなり、使用感が向上する。
【0064】また、座標入力時には座標入力点をそのま
ま表示し、入力終了後、表示された座標点の表示を終了
するため、入力時は使用者の入力の軌跡が分かり、表示
が終了することで入力処理が終了し、次の処理へ移った
ことを使用者に知らせることができる。
【0065】さらに、座標変換処理を筺体などに設置さ
れた外部スイッチの状態に応じて制御することにより、
使用者は簡単に入力モードを切り換えることができる。
【0066】また、上記座標変換を行なう際、その変換
倍率を数字で指定するのではなくて変換後の図形の大き
さを指定した後、座標入力を行ない、変換倍率を自動的
に算出するため、使用者は倍率を数字で指定する必要が
なく、直感的に入力後の大きさを指定できる。
【0067】入力座標入力部201上に大きく入力した
座標データを縮小変換して表示することで座標入力部2
01が十分な解像度をもたない場合でも疑似的に座標入
力部201の解像度を上げることができる。このとき入
力データの特異点を保存してあるため、座標変換によっ
て大きさが替わっても、形が崩れることはない。したが
って、安価な低解像度の座標入力部201でも使用が可
能となる。
【0068】また、入力終了と共に入力された座標集合
の外形の大きさを計算し、この大きさがある一定の大き
さの枠よりも小さい場合は座標補間処理を実行せず、こ
の枠を表示し、入力データを無効となるようにするた
め、使用者は座標補間処理時間待たされることなく、現
在入力したデータが無効であったことを知り、表示され
た最小入力枠以上の大きさで線画図形を入力する必要が
あることを知ることができる。次に本発明の第4実施例
の座標入力装置について説明する。
【0069】図15は第4実施例の座標入力装置の概観
斜視図である。尚、以下の説明において、前述の実施例
と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略
する。
【0070】201は座標入力部で、ここでは2枚の透
明な抵抗膜を塗布したガラス板が全面に亙って等間隔に
接地され、それらが指またはペンによって押下された時
に湾曲した互いに接触することにより電流を流し、その
電流比によって接触した位置(押下された位置)を求め
るアナログ抵抗分割型のタッチパネルである。203は
制御回路を示し、タッチパネル201や表示部202の
制御を行っている。204はスイッチで、各種指示を入
力するのに使用される。
【0071】図16は、この第5実施例の座標入力装置
の概略構成を示すブロック図である。
【0072】160はコントローラで、スイッチ204
よりの指示入力及び座標入力部201で指示された位置
等を入力して各種制御を行っている。161はインター
フェース部で、座標入力部201よりのアナログ信号を
デジタル信号に変換して出力している。162はメモリ
で、コントローラ160の制御プログラムや、各種デー
タの一時記憶に使用される。163はCPUで、コント
ローラ160より入力した入力座標集合の表示、各種ア
プリケーションの実行、各種デバイスの制御等を行って
いる。164はメモリで、CPU163の制御プログラ
ムや各種データを記憶している。
【0073】図17は、第5実施例の座標入力装置のコ
ントローラ160における座標入力処理を示すフローチ
ャートで、この処理を実行する制御プログラムはメモリ
162に記憶されている。
【0074】まずステップS61で、座標入力部201
よりのデータを入力し、これを論値座標値に変換する。
次にステップS62に進み、その座標値をCPU163
に出力し、座標入力部201に固有の解像度で表示部2
02に表示する。次にステップS63に進み、座標入力
部201よりの信号を基に、座標入力が連続している
か、即ち、連続してペン等により押下されているかどう
かを判断する。入力が終了していない時はステップS6
1に戻り、前述の処理を実行する。
【0075】入力が終了するとステップS64に進み、
入力された座標データの縦、横、対角線の長さを求め
る。次にステップS65に進み、この対角線の長さが2
00ドット以上かどうかを調べ、そうでなければステッ
プS66に進み、その座標データを第2の解像度に変換
する。この処理については図19〜図23を参照して詳
しく後述する。
【0076】ステップS65の判定を図18を参照して
説明すると、図18では縦12ドット、横9ドットであ
るため、対角線は15ドットとなり、この場合はステッ
プS65からステップS66に進み、第2の解像度への
変換が行われる。尚、この200ドットという値は、図
形の品質として十分であると判断できる数値であれば、
いくつであっても良いことはもちろんである。
【0077】こうしてステップS67に進み、入力した
元の座標集合の下端と、ステップS66を実行した後で
あれば変換後の座標集合の下端とを合わせて、表示部2
02に入力された図形或いは変換後の図形を表示する。
次にステップS68に進み、この得られた画像データを
基に、CPU163により、例えば文字認識や輪郭抽出
等の画像処理を実行する。
【0078】図19は解像度変換の処理例を示す図で、
ここでは所定のドット数以下の場合におけるスムージン
グ処理を示している。
【0079】図20はこのスムージング処理を示すフロ
ーチャートで、この処理を実行する制御プログラムはメ
モリ162に記憶されている。
【0080】まずステップS71で、入力された座標集
合を直接補間し、解像度変換の対象となる座標データが
全て連続した状態にする。この処理は図24のフローチ
ャートを参照して後述する。次にステップS72に進
み、ステップS71で得られた座標集合の最初のデータ
を着目点1とし、ステップS73で次の座標点を着目点
2とする。ステップS74では、次の着目点である着目
点2が空きかどうか、即ち、処理が終了したかを調べ
る。終了でない時はステップS75に進み、隣接する着
目点1と着目点2とが水平線或いは垂直線で結ばれてい
るかどうかを判断し、そうであればステップS79に進
み、この着目点2を新たに着目点1とし、再びステップ
S73に戻る。
【0081】ステップS75で直線でない時はステップ
S76に進み、右上りの線か、右下がりの線かを判断
し、右下がりであればステップS77に進み、左下の2
点を削除し、右上の一点を追加する(図21参照)。一
方、ステップS76で右下がりの座標列でない時(右上
りの時)はステップS78に進み、右下の2点を削除
し、左上の1点を追加する(図22参照)。
【0082】図21は右下がりの座標列における座標点
の削除及び追加処理を示しており、221が削除される
点、222が追加された点を示している。また、図22
は右上りの座標列における座標点の追加及び削除を示
し、223は削除される点を示し、224は追加される
点を示している。
【0083】図24は直線補間の一例を示す図、図24
はこの直線補間の処理を示すフローチャートである。
【0084】図23において、231及び232は入力
された座標点を示し、図23の右側で示すように、これ
ら2つの座標点が補間された複数のドットにより接続さ
れている。
【0085】図24において、まずステップS81で入
力点1から入力点2に向かって中心点同士を接続し、ス
テップS82で入力点1を着目点とする。次にステップ
S83に進み、着目点の周辺座標のうち、前回置いたド
ットを除く7座標の内、ステップS81で引かれた直線
が通過する長さが最も長い座標を選択する。この時、も
し線分の通過する長さが同じであれば、左側の座標を選
択する。これを図23の場合で説明すると、いま着目点
が点240とすると、ドット243とドット241の
内、ドット241の方が線分が通過する長さが長いの
で、ドット241が選択される。
【0086】次にステップS84に進み、ステップS8
3で選択された座標位置にドットを置き、そこに着目点
を移動する。次にステップS85に進み、ステップS8
4で設定された着目点が入力点2と一致するかどうか、
即ち、新たな着目点が最終点であるかを判定し、そうで
あれば処理を終了し、そうでない時はステップS83に
戻り、前述した処理を実行する。
【0087】以上の処理を繰返すことにより、2のべき
乗のオーダーで解像度を上げることができる。従って、
入力した画像の解像度と、目標とする解像度とが2のべ
き乗の関係にない時は、目標の解像度よりも大きい一番
近い値になるようにべき乗での解像度変換を行い、その
後、間引き処理を行うことにより、目標とする解像度に
到達することができる。例えば、解像度を3倍に上げた
い場合は、図19に示す処理を2回行って解像度を4倍
にした後、縦、横とも4ドットに1ドットずつ間引くこ
とにより、3倍の解像度での画像データを得ることがで
きる。尚、解像度の変換は前述の処理に限定されるもの
でなく、他の方法を用いても良いことはもちろんであ
る。
【0088】前述の実施例では、解像度の変換は常に行
われていたが、この解像度の変換は必ずしも常に必要と
いうわけではない。そこで、高解像度を必要とする場合
にのみ解像度の変換を指示する手段を設け、解像度の変
換が指示された場合にのみ解像度の変換処理を実行し、
それ以外の場合は解像度の変換処理を行わないか、或い
は簡便な解像度の変換処理のみを実行することもでき
る。
【0089】このような解像度の変換を指示する手段を
備えた本発明の第5実施例の座標入力装置の動作を図2
5のフローチャートを参照して説明する。
【0090】図25のステップS91〜S93は、前述
の図17のステップS61〜63と同様である。次にス
テップS94に進み、モード切り換えスイッチの状態を
調べ、このスイッチがオンであればステップS95に進
み、第2の解像度へ数値処理による解像度変換を行う。
この解像度の変換処理は、例えば図19〜図24で示し
た解像度の変換処理であっても良く、或いは他の解像度
変換処理であっても良い。一方、このスイッチがオフで
あればステップS96に進み、第3の解像度へ数値処理
による解像度変換を行う。これも例えば図19〜図24
で示した解像度の変換処理であっても良く、或いは他の
解像度変換処理であっても良い。
【0091】こうしてステップS97に進み、これら解
像度変換された座標集合を元の位置に表示し、ステップ
S98でその座標集合に対して画像処理を実行する。こ
れらの処理は前述の図17のステップS67及びステッ
プS68の処理と同様である。
【0092】以上説明したようにこれら第4及び第5実
施例によれば、座標入力部より入力された座標集合に解
像度変換を行い、そのデータを出力することにより、高
解像度のアプリケーションにも対応できる効果がある。
【0093】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続的に入力された座標データの入力開始点、入力終了点
及び変曲点を保存したまま、座標データ間の距離を略一
定の範囲内に保つようにして、後段の画像処理を効率よ
く行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】座標入力装置より入力された線画図形の特異点
を説明する図である。
【図2】本発明の第1及び第3の実施例の座標入力装置
の外観構造図である。
【図3】本発明の第1及び第3の実施例の座標入力装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例の座標入力装置における線
画図形入力処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例における座標補間処理を示
すフローチャートである。
【図6】本実施例において入力された線画図形の線分デ
ータの一例を示す図である。
【図7】本実施例における入力された線画図形の線分デ
ータの座標点削除の一例を示した図である。
【図8】本実施例における入力された線画図形の線分デ
ータの座標点追加の一例を示した図である。
【図9】本発明の第2の実施例の座標入力装置の外観構
造を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例の座標入力装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2実施例の線画図形縮小入力処理
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2及び第3の実施例における入力
された線画図形の最小外接枠を説明するための図であ
る。
【図13】本発明の第3実施例の線画図形入力処理を示
すフローチャートである。
【図14】線画図形入力時の座標検出点の検出例を示す
図である。
【図15】本発明の第4実施例の座標入力装置の概観構
造図である。
【図16】第4実施例の座標入力装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】第4実施例の座標入力装置における座標入力
処理を示すフローチャートである。
【図18】第4実施例における座標入力データの具体例
を示す図である。
【図19】第4実施例における解像度変換処理を説明す
るための図である。
【図20】第4実施例におけるスムージング処理を示す
フローチャートである。
【図21】第4実施例における解像度変換の方法を説明
するための図である。
【図22】第4実施例における解像度変換の方法を説明
するための図である。
【図23】第4実施例における直線補間を説明するため
の図である。
【図24】第4実施例における直線補間処理を示すフロ
ーチャートである。
【図25】本発明の第5実施例における座標入力処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
160 コントローラ 161 インターフェース 162,164 メモリ 201 座標入力部 202 表示部 203 制御回路 204 スイッチ 210 装置本体 211 モード切換スイッチ 301,301a 制御回路 302 座標指示部 303,303a,163 CPU 304,304a RAM 305,305a ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力装置より座標データを入力し、
    その座標データに基づく表示を行う座標入力制御方法で
    あって、 連続的に入力される座標データに基づき、前記座標デー
    タの入力順に前記座標データに対応する表示位置にドッ
    トを表示し、連続する座標データ群の入力開始点、入力
    終了点及び変曲点を保存したまま、前記座標データ間の
    距離を所定の範囲内に保つように座標データの追加及び
    削除を行なうことを特徴とする座標入力制御方法。
  2. 【請求項2】 入力された座標データの集合の外形寸法
    を示す枠が入力されると、入力された座標データ群が前
    記枠内に入るように縮小変換する工程を更に有すること
    を特徴とする請求項1に記載の座標入力制御方法。
  3. 【請求項3】 座標入力面上で指示された座標データを
    出力する座標入力制御装置であって、 連続して入力される座標データに基づいて前記座標デー
    タに対応する表示位置に、座標入力面より指示されたこ
    とを示す記号を表示する表示手段と、 連続する前記座標データの内の少なくとも入力開始点、
    入力終了点及び変曲点を検出し、それらの座標値を保持
    する保持手段と、 前記座標データの内、前記保持手段に保持されている座
    標値以外の点間距離を求め、前記点間距離が所定の長さ
    以上であればその点間に座標データを追加し、前記点間
    距離が所定の長さ以下であればその座標データを削除す
    る制御手段と、 を有することを特徴とする座標入力制御装置。
  4. 【請求項4】 座標入力面上で指示された座標データを
    出力する座標入力制御装置であって、 座標データの入力範囲を指示する指示手段と、 前記指示手段により指示された入力範囲を表示する表示
    手段と、 前記指示手段により指示された入力範囲と実際に入力さ
    れた座標データの範囲とを比較し、前記座標データが前
    記入力範囲内に収まるように前記座標データを変倍する
    変倍手段と、 を有することを特徴とする座標入力制御装置。
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