JP3257100B2 - 手書き入力情報処理装置及び方法 - Google Patents

手書き入力情報処理装置及び方法

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JP3257100B2
JP3257100B2 JP34951892A JP34951892A JP3257100B2 JP 3257100 B2 JP3257100 B2 JP 3257100B2 JP 34951892 A JP34951892 A JP 34951892A JP 34951892 A JP34951892 A JP 34951892A JP 3257100 B2 JP3257100 B2 JP 3257100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばペン等からの手
書き入力による文字や図形等を認識して処理する手書き
入力情報処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータによって文書や
図形を入力或いは編集等する場合には、例えばディスプ
レイ上にメニューを表示し、その中からカーソル等を用
いて所望のメニューを選択し、更に所望の文字や文節,
文章或いは図形等を選択してこれに対して編集処理等を
行う方式が存在する。具体的には、ディスプレイ上に、
ファイルキャビネットや文書受けトレー等を表示し、こ
れを座標入力装置で選択する方式がある。
【0003】しかし、上記方式では、カーソルを上下左
右に頻繁に移動して入力や編集を実行するため、凝視点
が移動してオペレータの思考が乱れがちであり、作業能
率が低下すると言う欠点がある。
【0004】このため、最近は、従来のキーボードやマ
ウスの代わりに、ペン(スタイラスペン)で操作するコ
ンピュータが発表されている。
【0005】このペン操作型コンピュータは、例えばセ
ンサが設けられた液晶画面に表示されているメニューを
上記スタイラスペンで触れるだけで操作が行えること
と、片手で入力が可能なこと、初心者による操作が容易
なこと、更に例えば既に作成された文書や図形等を画面
上に呼出して編集等をするのに便利なことが特徴となっ
ている。
【0006】ここで、上記編集においては、いわゆるジ
ェスチャと呼ばれるコマンド(編集校正記号)をスタイ
ラスペンで画面上に描くことにより、例えば文書の挿入
や削除等の処理が行われる。なお、当該ジェスチャのう
ち、通常頻繁に使用されるものとして、例えば編集校正
対象の属性に応じたパラメータを設定するための引き出
し線ジェスチャは、例えば、図9に示すようなものが考
えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ペン操
作型コンピュータにおいて、手書き入力によって図形を
描くような場合には、スタイラスペンで任意の図形を描
くことになる。
【0008】ところが、このような手書き入力による図
形の作成と同時に、例えば上記編集等を行うような場合
には、当該手書き図形と上記ジェスチャとが明確に区別
できないことがある。すなわち、スタイラスペンによる
入力筆跡が、描画したい図形の線分なのか、或いは、ジ
ェスチャを表す線分なのかを明確に区別できないことが
ある。
【0009】 そこで本発明は、図形の線分とジェスチ
ャの線分とを明確に区別でき、簡単な操作でこれらの切
り換えを可能とする手書き入力情報処理装置及び方法を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る手書き入力
情報処理装置は、手書き入力軌跡に応じた座標データを
生成する座標データ生成手段と、この座標データに基づ
く表示データを生成する表示データ生成手段と、当該表
示データに基づく表示を行う表示手段と、第1のモード
と第2のモードとを有する手書き入力のモードを切り換
えるモード切換手段と、上記モード切換手段が上記第2
のモードとされている第1の期間を計測する第1の計測
手段と、手書き入力中となっている第2の期間を計測す
る第2の計測手段と、上記第1の期間と上記第2の期間
とがオーバーラップしている第3の期間を計測する第3
の計測手段と、上記第2の期間に対する上記第3の期間
の比である相対時間が所定比率以上であった場合には、
上記第2の期間に手書き入力された軌跡のモードを、上
記第1のモードから上記第2のモードに排他的に切り換
えるモード切換処理手段とを備えることにより、上述の
課題を解決する。また、本発明に係る手書き入力情報処
理装置は、手書き入力軌跡に応じた座標データを生成す
る座標データ生成手段と、この座標データに基づく表示
データを生成する表示データ生成手段と、当該表示デー
タに基づく表示を行う表示手段と、第1のモードと第2
のモードとを有する手書き入力のモードを切り換えるモ
ード切換手段と、上記モード切換手段が上記第2のモー
ドとされている第1の期間を計測する第1の計測手段
と、手書き入力中となっている第2の期間を計測する第
2の計測手段と、上記第1の期間と上記第2の期間とが
オーバーラップしている第3の期間を計測する第3の計
測手段と、上記第3の期間の絶対時間が所定時間以上で
あった場合には、上記第2の期間に手書き入力された軌
跡のモードを、上記第1のモードから上記第2のモード
に排他的に切り換えるモード切換処理手段とを備えるこ
とにより、上述の課題を解決する。さらに、本発明に係
る手書き入力情報処理装置は、手書き入力軌跡に応じた
座標データを生成する座標データ生成手段と、この座標
データに基づく表示データを生成する表示データ生成手
段と、当該表示データに基づく表示を行う表示手段と、
第1のモードと第2のモードを有する手書き入力のモー
ドを切り換えるモード切換手段と、上記モード切換手段
が上記第2のモードとされている第1の期間を計測する
第1の計測手段と、手書き入力中となっている第2の期
間を計測する第2の計測手段と、上記第1の期間と上記
第2の期間とがオーバーラップしている第3の期間を計
測する第3の計測手段と、上記第2の期間に対する第3
の期間の比である相対時間が所定比率未満であって、か
つ上記第1の期間の絶対時間が所定時間以上であった場
合には、上記第2の期間に手書き入力された軌跡のモー
ドを、上記第1のモードから上記第2のモードに排他的
に切り換えるモード切換処理手段とを備えることによ
り、上述の課題を解決する。次に、本発明に係る手書き
入力情報処理方法は、手書き入力軌跡に応じた座標デー
タを生成する座標データ生成工程と、この座標データに
基づく表示データを生成する表示データ生成工程と、当
該表示データに基づく表示を行う表示工程と、第1のモ
ードと第2のモードとを有する手書き入力のモードを切
り換えるモード切換工程と、上記モード切換工程により
上記第2のモードとされている第1の期間を計測する第
1の計測工程と、手書き入力中となっている第2の期間
を計測する第2の計測工程と、上記第1の期間と上記第
2の期間とがオーバーラップしている第3の期間を計測
する第3の計測工程と、上記第2の期間に対する上記第
3の期間の比である相対時間が所定比率以上であった場
合には、上記第2の期間に手書き入力された軌跡のモー
ドを、上記第1のモードから上記第2のモードに排他的
に切り換えるモード切換処理工程とを備えることによ
り、上述の課題を解決する。また、本発明に係る手書き
入力情報処理方法は、手書き入力軌跡に応じた座標デー
タを生成する座標データ生成工程と、この座標データに
基づく表示データを生成する表示データ生成工程と、当
該表示データに基づく表示を行う表示工程と、第1のモ
ードと第2のモードとを有する手書き入力のモードを切
り換えるモード切換工程と、上記モード切換工程により
上記第2のモードとされている第1の期間を計測する第
1の計測工程と、手書き入力中となっている第2の期間
を計測する第2の計測工程と、上記第1の期間と上記第
2の期間とがオーバーラップしている第3の期間を計測
する第3の計測工程と、上記第3の期間の絶対時間が所
定時間以上であった場合には、上記第2の期間に手書き
入力された軌跡のモードを、上記第1のモードから上記
第2のモードに排他的に切り換えるモード切換処理工程
とを備えることにより、上述の課題を解決する。さら
に、本発明に係る手書き入力情報処理方法は、手書き入
力軌跡に応じた座標データを生成する座標データ生成工
程と、この座標データに基づく表示データを生成する表
示データ生成工程と、当該表示データに基づく表示を行
う表示工程と、第1のモードと第2のモードを有する手
書き入力のモードを切り換えるモード切換工程と、上記
モード切換工程により上記第2のモードとされている第
1の期間を計測する第1の計測工程と、手書き入力中と
なっている第2の期間を計測する第2の計測工程と、上
記第1の期間と上記第2の期間とがオーバーラップして
いる第3の期間を計測する第3の計測工程と、上記第2
の期間に対する第3の期間の比である相対時間が所定比
率未満であって、かつ上記第1の期間の絶対時間が所定
時間以上であった場合には、上記第2の期間に手書き入
力された軌跡のモードを、上記第1のモードから上記第
2のモードに排他的に切り換えるモード切換処理工程と
を備えることにより、上述の課題を解決する。
【0011】ここで、本発明では、例えば以下のような
場合に上記描画モードとその他のモードとの排他的な切
り換えを行う。例えば、上記第2の期間に対する上記第
3の期間の比である相対時間が、所定比率以上であった
場合に、上記描画モードとその他のモードとを排他的に
切り換えるようにする。或いは、上記第3の期間の絶対
時間が、所定時間以上であった場合に、上記描画モード
とその他のモードとを排他的に切り換える。さらに、上
記第2の期間に対する第3の期間の比である相対時間が
所定比率未満であって、かつ上記第1の期間の絶対時間
が所定時間以上であった場合に、上記描画モードとその
他のモードとを排他的に切り換えるようにする。
【0012】また、本発明において、上記その他のモー
ドは使用頻度の高い引き出し線入力モードとし、上記第
3の期間に応じて、上記描画モードから上記引き出し線
入力モードに切り換えるようにする。或いは、上記第3
の期間に応じて、上記引き出し線入力モードから上記描
画モードに切り換えるようにする。
【0013】さらに、本発明においては、発音手段を設
け、上記モードの切り換えの際には、当該発音手段から
の音によってモードの切り換えを報知するようにする。
すなわち例えば、「ピ」という音や、例えば「引き出し
入力線モード」等の言葉による音声を用いる。或いは、
上記表示手段に表示される手書き入力軌跡に応じた描線
の色を変化させることでモード切り換えを報知する。す
なわち例えば、描画モードの描線の色を例えば「白」と
し、引き出し線入力モードの描線の色を「赤」のように
変化させる。また、描線の輝度を変えるようにすること
も可能である。
【0014】なお、上記モード切換手段は、手書き入力
軌跡に応じた座標データを生成する座標データ生成手段
としてのタブレット本体に設けることができる。或い
は、上記手書き入力を行うためのスタイラスペンに設け
ることもでき、さらに、キーボード上に専用のキーとし
て、或いはキーボード上の他のキーと兼用(割り当てを
行う)するものとして実現することもできる。
【0015】
【作用】本発明の手書き入力情報処理装置及び方法によ
れば、手書き入力軌跡を、描画したい図形等の線分とす
るのか、或いはその他のモードの線分(例えば引き出し
線入力モードの線分等)とするのかを、モード切換手段
によって切り換え可能としていると共に、モード切換手
段のONされている第1の期間(第1の期間設定ステッ
プにより設定される第1の期間)を設定すると、手書き
入力中となっている第2の期間(第2の期間設定ステッ
プにより設定される第2の期間)とがオーバーラップし
ている第3の期間に応じて、このモード切り換えを排他
的に行うようにしている。
【0016】
【実施例】以下、本発明の手書き入力情報処理装置の実
施例について図面を参照しながら説明する。
【0017】本実施例の手書き入力情報処理装置は、図
1に示すように、スタイラスペン60による手書き入力
軌跡(筆跡)に応じた座標データを生成する座標入力手
段としての上記表示・タブレットブロック59上に設け
られるタブレット及びこのタブレットをコントロールす
るタブレットコントローラ85と、この座標データに基
づく表示データを生成する表示データ生成手段としての
CPU51及びLCDコントローラ57と、当該表示デ
ータに基づく表示を行う表示手段としての上記タブレッ
トコントローラ85上に上記タブレットと共に設けられ
る液晶表示部と、手書き入力のモードを切り換えるモー
ド切換ボタンSBとを有し、上記モード切換ボタンSB
がONされている第1の期間と手書き入力中(ペンダウ
ン状態)となっている第2の期間とがオーバーラップし
ている第3の期間に応じて、描画モードとその他のモー
ド(例えば引き出し線入力モード)とを排他的に切り換
えるようにしたものである。
【0018】すなわち、この図1において、本実施例装
置は、メインバスを介して各構成要素を制御する上記C
PU51と、システムのプログラム及び予め定義されて
いる複数のジェスチャの情報が格納されているシステム
ROM52と、処理途中データ等が書込/読出されるワ
ークRAM55と、上記液晶(LCD)表示部及びダブ
レットからなる表示・タブレットブロック59と、ペン
入力手段としてのスタイラスペン60と、メインバスを
介して上記CPU51に接続されると共に上記表示・タ
ブレットブロック59と接続され上記タブレットをコン
トロールするタブレットコントローラ58と、メインバ
スを介して上記CPU51と接続されると共に上記表示
・タブレットブロック59の液晶表示部をコントロール
するLCDコントローラ57と、画像表示用データを書
込/読出する上記LCDコントローラ57及びCPU5
1により制御されるビデオRAM56と、キーの打鍵に
よる使用者の文字入力や編集操作等を受け付けるキーボ
ード54と、当該キーボード54をコントロールするキ
ーボードコントローラ53と、上記手書き入力のモード
を切り換えるモード切換ボタンSBと、各部の動作タイ
ミング等の基準となる時刻情報を発生するカレンダタイ
マとを有するものである。
【0019】なお、上記CPU51は、上記座標データ
に基づいてペン入力筆跡形状を認識し、上記システムR
OM52内に記憶されている複数のジェスチャ(編集構
成記号)の中から認識した筆跡形状に最も類似したジェ
スチャを読み出す処理も行う。
【0020】また、本実施例の手書き入力情報処理装置
の全体構成(外観)は、図2に示すようになものであ
る。すなわち、この図2において、本実施例装置は、例
えば文字,図形や上記スタイラスペン60(図2ではス
タイラスペン3)による筆跡が入力及び表示されると共
に内部にマイクロコンピュータ(上記CPU51や各コ
ントローラ57,58,53やROM52,RAM5
5,56等)を内蔵しプログラムにより後述する本実施
例の各種動作を行うタブレット入力装置1と、上記キー
ボード2(図1のキーボード54)とからなるものであ
る。
【0021】なお、上記モード切換ボタンSBは、例え
ば上記タブレット入力装置1の例えば筐体本体部分の操
作し易い任意の位置(図2では例えばボタンSB1 で示
す位置)に設けることができる。或いは、上記手書き入
力を行うためのスタイラスペン3の例えば指(親指や人
指し指等)の当たる部分(図2では例えばボタンSB 3
で示す位置)等に設けることもできる。さらに、キーボ
ード2上に専用のキーとして、或いはキーボード2上の
他のキーと兼用(割り当てを行う)して設けることも可
能である。
【0022】本発明実施例では、スタイラスペン3(6
0)によるペン入力軌跡が、描画したい図形の線分であ
るか、また、ジェスチャ(例えば使用頻度の高い引き出
し線ジェスチャ)の線分であるかの判定を、上記モード
切換ボタンSBを以下のように用いることで実現してい
る。なお、本実施例では、当該ジェスチャとして、例え
ば図3の(a),(b) に示すような引き出し線ジェスチャを
例に挙げている。もちろん、この引き出し線ジェスチャ
に限られるものではなく、他のジェスチャでも適用可能
である。
【0023】ここで、本実施例では、例えば図4のA〜
Dに示すように、上記モード切換ボタンSBがONされ
ている第1の期間Tbと手書き入力中(ペンダウン状態
のペン移動中)となっている第2の期間Tpとがオーバ
ーラップしている第3の期間Toに応じて、描画モード
とその他のモード(例えば引き出し線入力モード)とを
排他的に切り換えるようにしている。
【0024】図4のAは、スタイラスペンのペン先がタ
ブレット上に接する状態(ペンダウン状態)となる前
に、モード切換ボタンが先にONされた場合を示してい
る。言い換えれば、ペンダウンの最初の瞬間には同時に
モード切換ボタンもONされている場合を示している。
なお、この図4のAには、ペンダウンとモード切換ボタ
ンのONが同時である場合も含まれる。
【0025】図4のBは、既にペンダウン状態となって
いるときに、モード切換ボタンがONされた場合を示し
ている。言い換えれば、ペンダウンからペンアップ(ペ
ン先がタブレットから離れている状態)となる最初の瞬
間には同時にモード切換ボタンもONされている場合を
示している。なお、この図4のBには、ペンダウンから
ペンアップの瞬間とモード切換ボタンのONが同時であ
る場合も含まれる。
【0026】図4のCは、既にペンダウン状態となって
いるときに、モード切換ボタンがONされてその後にO
FFされた場合を示している。言い換えれば、ペンダウ
ンからペンアップまので中間部で、モード切換ボタンが
ON,OFFされている場合を示している。
【0027】図4のDは、モード切換ボタンのON状態
の中にペンダウン状態がすべて収まっている場合を示し
ている。この場合もペンダウンとモード切換ボタンON
とは同時に行われたとみなすことができる。
【0028】ここで、本実施例では、上記第2の期間T
pに対する上記第3の期間Toの比である相対時間が、
所定比率以上であった場合に、上記描画モードと引き出
し線入力モードとを排他的に切り換えるようにする。す
なわち、例えば、Tp≦To×3や、Tp≦To×2で
あった場合、言い換えれば、ペンダウン時間(Tp)に
対してモード切換ボタンON時間(Tb)が1/3や1
/2以上あった時に、引き出し線入力モードに切り換え
るようにする。なお、この比率は、3/4や1/4,3
/5等を用いることも可能である。
【0029】或いは、上記第3の期間Toの絶対時間
が、所定時間(例えば1秒,2秒等)以上であった場合
に、上記引き出し線入力モードに切り換えるようにする
こともできる。
【0030】さらに、上記第2の期間Tpに対する第3
の期間Toの比である相対時間が上記所定比率未満であ
っても、上記第1の期間Tbの絶対時間が所定時間(例
えば1秒,2秒等)以上であった場合には、上記引き出
し線入力モードに切り換えるようにする。
【0031】すなわち、本実施例においては、ペンダウ
ン(ペン移動も含む)の期間Tpに対して、モード切換
ボタンがONされている期間Tbが、それぞれ十分に長
い時間であれば、それはペンダウンとモード切換ボタン
ONとが同時に行われたとみなして、モードを引き出し
線入力モードに切り換えるようにしている。
【0032】その他、本発明実施例においては、図示を
省略しているが発音手段を設け、上記モードの切り換え
の際には、当該発音手段からの音(「ピ」という音や、
「引き出し線入力モード」等の言葉による発声)によっ
てモードの切り換えを報知するようにする。或いは、上
記表示手段に表示される手書き入力軌跡に応じた描線の
色を変化させることでモード切り換えを報知することも
行っている。
【0033】以下、上記図4のA〜Dの各例に対応する
本実施例装置におけるモード切換動作を、図5〜図8に
示すフローチャートを用いて説明する。なお、これらフ
ローチャートでは、Tp≦To×2の場合、すなわち、
ペンダウンの期間Tpに対してモード切換ボタンONの
期間Tbが1/2時間以上の時に、ペンダウンとモード
切換ボタンONとが同時になされたとみなし、これよ
り、ペンダウンによるペン入力軌跡の線分を引き出し線
の線分とみなす場合について説明している。また、オー
バーラップ期間Toが短くとも、モード切換ボタンON
の期間Tbがペンアップ後も十分続いていれば、引き出
し線とみなすようにした。したがって、ペンダウンの期
間Tpに対してモード切換ボタンONの期間Tbが1/
2時間未満の場合は、描画されている図形の線分となる
が、当該1/2時間に満たなくとも例えば絶対時間とし
てモード切換ボタンON状態が例えば2秒以上連続した
場合は、線分を引き出し線とみなし、確認のために音を
鳴らすこととしている。さらに、確認のために音を鳴ら
すと共に、描線中であってもこれまでの筆跡と今後の筆
跡の色或いは輝度を変え、他の種類の線分とは異なるこ
とを利用者に知らせることとしている。
【0034】なお、本実施例装置では、以下に説明する
フローチャートの動作を実現するため、前記図1に示し
たワークRAM55の記憶領域を、以下のように分けて
使用している。例えば、モード切換ボタンのON,OF
Fの状態を記憶する記憶領域としてのプレビアスボタン
ステータス(PrevBtnStat )と、ペンダウンされた時刻
を記憶する記憶領域としてのダウンタイム(DTime)
と、ペンダウンされている時間を記憶する記憶領域とし
てのペンタイム(PTime)と、モード切換ボタンがON
されている時間を記憶する記憶領域としてのボタンタイ
ム(BTime)と、スタイラスペンの描く軌跡の各座標デ
ータを記憶する記憶領域としてのペンフット(PenFoo
t)と、モード切換ボタンのON/OFF/SETの3つ
の状態と共にスタイラスペンのペンダウンとONが同時
かどうかの状態を記録する記憶領域としてのボタンステ
ータス(Bstat) と、描線の色を示す色番号を記憶する
記憶領域としての色nとからなる。なお、本実施例で
は、例えば、色2は引き出し線であることを示す色と
し、描画のための色は色1としている。また、上記ペン
フット(PenFoot)については、ペン軌跡の各ドットの
全ての座標データを記憶する必要があり、データ量が多
くなるため、別の大容量メモリを用いるようにすること
も可能である。
【0035】また、図1のカレンダタイマCTは、以下
の各時刻を計測する機能を有するものである。例えば、
上記スタイラスペンのペンダウンした時刻を計測するペ
ンタイマ(PTimer)と、モード切換ボタンがONされた
時刻を計測するボタンタイマ(BTimer)ととの機能を共
有するものである。
【0036】先ず、各フローチャートを用いて、上記図
4のAの場合から説明する。
【0037】図5のフローチャートにおいて、最初に初
期設定を行う。ステップS1でプレビアスボタンステー
タス(PrevBtnStat)の内容をモード切換ボタンが押され
ていない状態を示すノンプレスト(NP)にする。次
に、ステップS2及びステップS3で、スタイラスペン
の状態(ペン先が触れている或いは触れていないかのペ
ン状態)とスタイラスペンの座標(ペン座標)を調べる
と共に、ペンダウンか否かの判断を行う。このときは、
初期設定であり、未だ一度もペンダウンされていないの
で、当該ステップS3はペンダウンでない(No)すな
わちペンアップ状態であると判断し、ステップS2に戻
る。
【0038】ここで、初めてペンダウンされた場合に
は、ステップS3でYesと判断されて、ステップS4
に進む。このステップS4では、全ての初期設定を行
う。すなわち、上記ワークRAM55及びカレンダタイ
マCTについては、以下のように初期設定を行う。例え
ば、ワークRAM55については、上記ダウンタイム
(DTime)に現在時刻を入れ、上記ペンフット(PenF
oot)の内容をクリアし、上記色nを1(すなわち色1で
示す色を指定する)とし、上記ボタンステータス(Bst
at) をOFFとする。また、カレンダタイマCTについ
ては、上記ペンタイマPTimer)を0とし、上記ボタンタ
イマ(BTimer)を0とする。
【0039】ここまでの初期化は、最初のペンダウンの
後一瞬のうちに行われる。
【0040】次のステップS5では再びペン状態とペン
座標を調べ、ステップS6ではペンダウンか否かを判断
する。ここではペンダウンとなっているため、ステップ
S6でYesと判断されてステップS7に進む。
【0041】このステップS7では、ペン通過軌跡を色
nで画面に描く。なお、この時点では、上記初期化によ
り、描画の線分の色である色1が選ばれている。次のス
テップS8では、ペン通過軌跡の各座標データがペンフ
ット(PenFoot)に記憶される。その後、ステップS9
では、上記モード切換ボタンがONか否かの判断がなさ
れる。
【0042】ここで、上記図4のAの例では、既にモー
ド切換ボタンがONされているので、上記ステップS9
では、ボタンONと判断(Yes)され、図6に示すス
テップS51に進む。この図6に示すステップS51に
進むと、先ずステップS21の判断が行われる。
【0043】当該ステップS21では、上記プレビアス
ボタンステータス(PrevBtnStat)がノンプレスト(N
P)か否かの判断を行う。このときは、先の初期化の際
のステップS1でプレビアスボタンステータス=NPと
しているため、当該ステップS21ではYesと判断さ
れてステップS22に進む。
【0044】このステップS22では、図4のAに示す
ように、既にモード切換ボタンがONされているため、
上記プレビアスボタンステータス(PrevBtnStat)をモー
ド切換ボタンがONでかつペンダウンであることを示す
PD(ペンダウン)とする。次のステップS23では上
記ボタンタイム(BTime) に現在時刻を入れ、図5のス
テップS55に進む。
【0045】当該図5のステップS55に進むと、ステ
ップS5以降の各処理に戻る。すなわち、ステップS5
ではペン状態とペン座標を調べる処理を行い、ステップ
S6でペンダウンか否かの判断を行う。この時のステッ
プS6では、ペンダウンとなっているのでYesと判断
されて、上記ステップS7でペン通過軌跡を色n(この
場合は未だ色1である)で画面に描き、ステップS8で
ペン通過軌跡をペンフット(PenFoot)に記憶し、ステ
ップS9で上記モード切換ボタンがONか否かの判断が
なされる。
【0046】ここで、図4のAの例では、上記モード切
換ボタンがONされている第1の期間Tbの間は、上述
同様に図6のステップS51に進む。この場合、この図
6のステップS51の次のステップS21では、上記プ
レビアスボタンステータス(PrevBtnStat)は、ノンプレ
スト(NP)でなくなっているので、Noと判断されて
ステップS24に進む。
【0047】当該ステップS24では、現在時刻−ボタ
ンタイム(BTime) がすなわち上記モード切換ボタンの
ONしている期間Tbが2秒以上か否かの判断が行われ
る。
【0048】ここで、未だ2秒以上となっていない場合
には、Noと判断されてステップS55を介して図5の
ステップS5に戻り、当該ステップS5からステップS
9を介して再び図6のステップS51に進み、さらにス
テップS21を介してステップS24に戻る処理を繰り
返す。
【0049】また、当該ステップS24で2秒以上と判
断されるようになる前に、図4のAに示すようにモード
切換ボタンのONされている期間Tbが終了して当該モ
ード切換ボタンがOFFされると、図5の上記ステップ
S9ではNoと判断されて、ステップS10に進む。
【0050】このステップS10では、プレビアスボタ
ンステータス(PrevBtnStat)がノンプレスト(NP)か
否かの判断を行う。この時は、上述したように、ノンプ
レスト(NP)でなくなっているので、Noと判断され
て図7に示すステップS52に進む。
【0051】このステップS52に進むと、図7のよう
にステップS61に進む。このステップS61では、ボ
タンステータス(Bstat) がONか否かの判断を行う。
ここでは、上述のように、モード切換ボタンがOFFと
されているので、Noと判断されてステップS62に進
む。
【0052】このステップS62では、ダウンタイム
(DTime) −現在時刻をボタンタイマ(BTimer)とし、
ステップS63に進む。このステップS63ではボタン
ステータス(Bstat) をセット(SET)とし、次のス
テップS64ではプレビアスボタンステータス(PrevBt
nStat)をノンプレスト(NP)とした後、ステップS5
5に戻る。
【0053】図5のステップS55を介してステップS
5に戻ると、上記図4のAに示すように、ペンダウンし
ている期間Tpが終了するまでは、上述同様の処理を繰
り返すが、当該期間Tpが終了する(ペンアップされ
る)と、ステップS6ではNoと判断されて、図8に示
すステップS53に進む。
【0054】この図8においてステップS53を介して
ステップS31に進むと、このステップS31ではボタ
ンステータス(Bstat) がONか否かの判断がなされ
る。このとき、上述したようにボタンステータス(Bst
at) はONではなくなっているので、Noと判断されて
ステップS32に進む。
【0055】このステップS32では現在時刻−ダウン
タイム(DTime)をペンタイマ(PTimer)とする。次の
ステップS33では、ボタンステータス(Bstat) はセ
ット(SET)か否かの判断を行う。この時のボタンス
テータス(Bstat) はセット(SET)となっているの
で、当該ステップS33ではYesと判断され、ステッ
プS36に進む。
【0056】当該ステップS36ではボタンタイマ(B
Timer)×2≧ペンタイマ(PTimer)か否かを判断する。
【0057】このとき、当該ステップS36でYesと
判断された場合、すなわち、上記モード切換ボタンのO
N時間は2秒より少ないがペンダウンの期間Tpとオー
バーラップの期間Toとの比率が1/2以上であると判
断された場合には、ペン入力軌跡が引き出し線を意図す
るものであるとして、ステップS37に進む。当該ステ
ップS37では、上記発音手段により所定の音を鳴ら
し、その次のステップS38に進む。このステップS3
8では、上記ペンフット(PenFoot)に記憶されている
軌跡を全て引き出し線の色である色2として描き直すた
めの表示データ処理を行い、その後ステップS39に進
んで引き出し線のモードの処理に移行して、処理を終了
する。
【0058】これに対し、上記ステップS36でNoと
判断された場合、すなわち、上記モード切換ボタンのO
N時間は2秒より少なくペンダウンの期間Tpとオーバ
ーラップの期間Toとの比率が1/2より少ないと判断
された場合には、ステップS40に進む。このステップ
S40ではモード切換ボタンがONか否かの判断を行
う。この場合のモード切換ボタンは既にOFFとなって
いるので、ステップS54を介してステップS43に進
む。このステップS43ではペン入力軌跡を引き出し線
の線分ではなく、描画の線分として後処理を行い処理を
終了する。
【0059】一方、ここまでは、前記図6のステップS
24で2秒以上と判断されていない場合(No)を述べ
ているが、未だ引き出し線入力モードにならず、かつ前
述のようにステップS55を介してステップS24の判
断を繰り返しているときに、当該図6のステップS24
で2秒以上と判断された場合には、当該ステップS24
からステップS25に進むようになる。
【0060】当該ステップS25では、ボタンステータ
ス(Bstat) をONとした後、ステップS26に進み、
このステップS26では上記発音手段により所定の音を
鳴らし、ステップS27及びその次のステップS28に
進む。このステップS27では、上記ペンフット(Pen
Foot)に記憶されている軌跡を全て引き出し線の色であ
る色2として描き直すための表示データ処理を行い、ス
テップS28で色nを色2にして、ステップS55に戻
る。
【0061】このとき、図4のAに示す期間Tbが終了
してモード切換ボタンがOFFとされると、ステップS
9ではNoと判断されて、ステップS10に進む。この
ステップS10では、プレビアスボタンステータス(Pr
evBtnStat)はノンプレスト(NP)となっていないの
で、ステップS52を介して図7のステップS61に進
む。
【0062】このステップS61ではボタンステータス
(Bstat) がONか否かを判断する。このときのボタン
ステータス(Bstat) は先にONとなされているので、
ステップS55を介して図5のステップS5に戻り以下
同様の処理を行う。
【0063】ここで、図4のAに示すように、ペンダウ
ンの期間Tpが終了すると、ステップS6ではNoと判
断されて、ステップS53に進む。
【0064】図8のステップS53を介してステップS
31に進むと、当該ステップS31では、ボタンステー
タス(Bstat) がONとなっているか否かの判断を行
い、このときはONとなっているので、当該ステップS
31ではYesと判断されてステップS39に進む。こ
のステップS39では引き出し線のモードに対応する処
理を行った後、処理を終了する。
【0065】次に、図4のBの場合について説明する。
【0066】この場合も、先ず最初に初期設定が行われ
る。したがって、図5のステップS1からステップS6
までは上述同様である。
【0067】ここで、図4のBに示すように、ペンダウ
ンとなされると、ステップS6では、Yesと判断され
てステップS7に進む。このステップS7以降も上述同
様であり、ステップS8を介してステップS9に進む。
【0068】このとき、当該ステップS9では、図4の
Bに示すように未だモード切換ボタンがOFFとなって
いるので、このステップS9ではNoと判断されて、ス
テップS10に進む。このステップS10では、上記プ
レビアスボタンステータス(PrevBtnStat)がノンプレス
ト(NP)か否かの判断を行うが、このときは、未だプ
レビアスボタンステータス=NPとなっているので、当
該ステップS10ではYesと判断され、ステップS5
に戻る。
【0069】以後、図4のBに示すようにモード切換ボ
タンがONとなるまでこのループが繰り返される。
【0070】ここで、図4のBに示すように、モード切
換ボタンがONとされると、ステップS9でYesと判
断されて、図6のステップS51に進む。
【0071】この図6に示すステップS51に進むと、
ステップS21の判断が行われる。当該ステップS21
の判断では、上記プレビアスボタンステータス(PrevBt
nStat)はノンプレスト(NP)となっているため、Ye
sと判断されてステップS22に進み、プレビアスボタ
ンステータス(PrevBtnStat)がペンダウン(PD)とさ
れ、その後は、次のステップS23で前述同様の処理が
行われた後、ステップS55を介して図5のステップS
5以降の各処理に戻り、さらに、図6のステップS51
に戻る。
【0072】このとき、図6のステップS21では、上
記プレビアスボタンステータス(PrevBtnStat)はノンプ
レスト(NP)でなくなっているので、このステップS
21でNoと判断されて、ステップS24に進む。
【0073】このステップS24では、上述のように現
在時刻−ボタンタイム(BTime) が2秒以上か否かの判
断が行われる。
【0074】ここで、未だ2秒以上となっていないとき
には、Noと判断されてステップS55を介して図5の
ステップS5に戻り、当該ステップS5からステップS
9を介して再び図6のステップS51に進み、さらにス
テップS21を介してステップS24に戻る処理を繰り
返す。
【0075】ここで、図4のBにおいて、ペンダウンの
期間Tpが終了して、ペンアップされると、図5のステ
ップS6ではNoと判断されて図8のステップS53に
進む。
【0076】この図8においてステップS53を介して
ステップS31に進むと、このステップS31ではボタ
ンステータス(Bstat) がONか否かの判断がなされ
る。このとき、当該ボタンステータス(Bstat) はON
ではないので、Noと判断されてステップS32に進
む。
【0077】このステップS32では現在時刻−ダウン
タイム(DTime)をペンタイマ(PTimer)とする。次の
ステップS33では、ボタンステータス(Bstat) はセ
ット(SET)か否かの判断を行う。この時のボタンス
テータス(Bstat) はセット(SET)となっていない
ので、当該ステップS33ではNoと判断されてステッ
プS34に進む。
【0078】このステップS34では、ボタンタイム
(BTime) が0か否かの判断が行われる。このときの当
該ボタンタイム(BTime) は0ではないため、Noと判
断されてステップS35に進む。当該ステップS35で
は現在時刻−ボタンタイム(BTime) をボタンタイマ
(BTimer)に入れ、ステップS36に進む。
【0079】当該ステップS36ではボタンタイマ(B
Timer)×2≧ペンタイマ(PTimer)か否かを判断する。
【0080】このとき、当該ステップS36でYesと
判断された場合には、前述同様にステップS37に進
み、当該ステップS37では上記発音手段により所定の
音を鳴らし、その次のステップS38に進む。このステ
ップS38では、上述同様に上記ペンフット(PenFoo
t)に記憶されている軌跡を全て引き出し線の色である色
2として描き直すための表示データ処理を行い、その後
ステップS39に進んで引き出し線のモードの処理に移
行して、処理を終了する。
【0081】これに対し、上記ステップS36でNoと
判断された場合には、前述同様にステップS40に進
み、このステップS40ではモード切換ボタンがONか
否かの判断を行う。この場合のモード切換ボタンはON
となっているので、ステップS41に進む。このステッ
プS41では、現在時刻−ボタンタイム(BTime) ≧2
秒か否かを判断する。
【0082】当該ステップS41で2秒以上と判断され
てた場合には、ステップS37以降に進み、以後前述同
様に引き出し線に対応する処理を進める。
【0083】また、当該ステップS41でNoと判断さ
れた場合には、ステップS42に進む。このステップS
42では、ペンダウンか否かの判断を行う。ペンダウン
でないときには、ステップS40に戻り、ペンダウンの
時には、ステップS43に進み、上述同様の描画として
の後処理を行ってのち、処理を終了する。
【0084】一方、ここまでは、前記図6のステップS
24で2秒以上と判断されていない場合(No)を述べ
ているが、当該ステップS55を介してステップS24
の判断を繰り返しているときに、当該図6のステップS
24で2秒以上と判断された場合には、当該ステップS
24からステップS25に進むようになる。
【0085】当該ステップS25では、ボタンステータ
ス(Bstat) をONとした後、ステップS26に進み、
このステップS26では上記発音手段により所定の音を
鳴らし、ステップS27及びその次のステップS28に
進む。このステップS27では、上記ペンフット(Pen
Foot)に記憶されている軌跡を全て引き出し線の色であ
る色2として描き直すための表示データ処理を行い、ス
テップS28で色nを色2にして、ステップS55に戻
る。
【0086】図5のステップS55に戻ると、以下同様
の処理を行い、再びステップS53に戻る。このステッ
プS53を介してステップS31に進むと、当該ステッ
プS31ではYesと判断されて、ステップS39に進
み、引き出し線のモードの処理を行った後に処理を終了
する。
【0087】次に、図4のCの場合について説明する。
【0088】この場合も、先ず最初に初期設定が行われ
る。したがって、図5のステップS1からステップS6
までは上述同様である。
【0089】ここで、図4のCに示すように、先ずペン
ダウンとなされると、ステップS6では、Yesと判断
されてステップS7に進む。このステップS7以降も上
述同様であり、ステップS8を介してステップS9に進
む。
【0090】このとき、当該ステップS9では、図4の
Cに示すように未だモード切換ボタンがOFFとなって
いるので、このステップS9ではNoと判断されて、ス
テップS10に進む。このステップS10では、上記プ
レビアスボタンステータス(PrevBtnStat)がノンプレス
ト(NP)か否かの判断を行うが、このときは、未だプ
レビアスボタンステータス=NPとなっているので、当
該ステップS10ではYesと判断され、ステップS5
に戻る。
【0091】以後、図4のCに示すようにモード切換ボ
タンがONとなるまでこのループが繰り返される。
【0092】ここで、図4のCに示すように、モード切
換ボタンがONとされると、ステップS9でYesと判
断されて、図6のステップS51に進む。
【0093】この図6に示すステップS51に進むと、
ステップS21の判断が行われる。当該ステップS21
の判断では、上記プレビアスボタンステータス(PrevBt
nStat)はノンプレスト(NP)となっている。このた
め、当該ステップS21ではYesと判断されてステッ
プS22に進み、プレビアスボタンステータス(PrevBt
nStat)がペンダウン(PD)とされ、その後は、次のス
テップS23で前述同様の処理が行われた後、ステップ
S55を介して図5のステップS5以降の各処理に戻
り、さらに、図6のステップS51に戻る。
【0094】このとき、図6のステップS21では、上
記プレビアスボタンステータス(PrevBtnStat)はノンプ
レスト(NP)でなくなっているので、このステップS
21でNoと判断されて、ステップS24に進む。
【0095】このステップS24では、上述のように現
在時刻−ボタンタイム(BTime) が2秒以上か否かの判
断が行われる。
【0096】ここで、未だ2秒以上となっていないとき
には、Noと判断されてステップS55を介して図5の
ステップS5に戻り、当該ステップS5からステップS
9を介して再び図6のステップS51に進み、さらにス
テップS21を介してステップS24に戻る処理を繰り
返す。
【0097】ここで、図4のCにおいて、モード切換ボ
タンがOFFされると、ステップS9ではNoと判断さ
れて、ステップS10を介して図7のステップS52に
進む。
【0098】このステップS52に進むと、図7のよう
にステップS61に進む。このステップS61では、ボ
タンステータス(Bstat) がONか否かの判断を行う。
ここでは、上述のように、ボタンステータス(Bstat)
がONでないためNoと判断されてステップS62に進
む。
【0099】このステップS62では、ダウンタイム
(DTime) −現在時刻をボタンタイマ(BTimer)とし、
ステップS63に進む。このステップS63ではボタン
ステータス(Bstat) をセット(SET)とし、次のス
テップS64ではプレビアスボタンステータス(PrevBt
nStat)をノンプレスト(NP)とした後、ステップS5
5に戻る。
【0100】図5のステップS55を介してステップS
5に戻ると、上記図4のCに示すように、ペンダウンし
ている期間Tpが終了するまでは、ステップS5からス
テップS10まで進み、当該ステップS10でYesと
判断され、このステップS5からステップS10のルー
プを繰り返すが、当該期間Tpが終了する(ペンアップ
される)と、ステップS6ではNoと判断されて、図8
に示すステップS53に進む。
【0101】この図8においてステップS53を介して
ステップS31に進むと、このステップS31ではボタ
ンステータス(Bstat) がONか否かの判断がなされ
る。このとき、当該ボタンステータス(Bstat) はON
ではなくなっている(SETとなっている)ので、No
と判断されてステップS32に進む。
【0102】このステップS32では現在時刻−ダウン
タイム(DTime)をペンタイマ(PTimer)とする。次の
ステップS33では、ボタンステータス(Bstat) はセ
ット(SET)か否かの判断を行う。この時のボタンス
テータス(Bstat) はセット(SET)となっているの
で、当該ステップS33ではYesと判断されてステッ
プS36に進み、当該ステップS36でボタンタイマ
(BTimer)×2≧ペンタイマ(PTimer)か否かを判断す
る。
【0103】このとき、当該ステップS36でYesと
判断された場合には、ステップS37に進み、当該ステ
ップS37では上記発音手段により所定の音を鳴らし、
その次のステップS38に進む。このステップS38で
は、上記ペンフット(PenFoot)に記憶されている軌跡
を全て引き出し線の色である色2として描き直すための
表示データ処理を行い、その後ステップS39に進んで
引き出し線のモードの処理に移行して、処理を終了す
る。
【0104】これに対し、上記ステップS36でNoと
判断された場合は、ステップS40に進み、このステッ
プS40ではモード切換ボタンがONか否かの判断を行
う。この場合のモード切換ボタンはOFFとなっている
ので、ステップS54を介してステップS43に進む。
このステップS43ではペン入力軌跡を引き出し線の線
分ではなく、描画の線分として後処理を行い処理を終了
する。
【0105】一方、ここまでは、前記図6のステップS
24で2秒以上と判断されていない場合(No)を述べ
ているが、当該ステップS55を介してステップS24
の判断を繰り返しているときに、当該図6のステップS
24で2秒以上と判断された場合には、当該ステップS
24からステップS25に進むようになる。
【0106】当該ステップS25では、ボタンステータ
ス(Bstat) をONとした後、ステップS26に進み、
このステップS26では上記発音手段により所定の音を
鳴らし、ステップS27及びその次のステップS28に
進む。このステップS27では、上記ペンフット(Pen
Foot)に記憶されている軌跡を全て引き出し線の色であ
る色2として描き直すための表示データ処理を行い、ス
テップS28で色nを色2にして、ステップS55に戻
る。
【0107】図5のステップS55に戻ると、以下前述
同様の処理を行う。このとき、図4のCに示す期間Tb
が終了してモード切換ボタンがOFFとされると、ステ
ップS9ではNoと判断されて、ステップS10に進
む。このステップS10では、プレビアスボタンステー
タス(PrevBtnStat)はノンプレスト(NP)となってい
ないので、ステップS52を介して図7のステップS6
1に進む。
【0108】このステップS61ではボタンステータス
(Bstat) がONか否かを判断する。このときのボタン
ステータス(Bstat) は先にONとなされているので、
ステップS55を介して図5のステップS5に戻り以下
同様の処理を行う。
【0109】ここで、図4のAに示すように、ペンダウ
ンの期間Tpが終了すると、ステップS6ではNoと判
断されて、ステップS53に進む。
【0110】図8のステップS53を介してステップS
31に進むと、当該ステップS31では、ボタンステー
タス(Bstat) がONとなっているか否かの判断を行
い、このときはONとなっているので、当該ステップS
31ではYesと判断されてステップS39に進む。こ
のステップS39では引き出し線のモードに対応する処
理を行った後、処理を終了する。
【0111】最後に、図4のDの場合について説明す
る。
【0112】この場合も、先ず最初に初期設定が行われ
る。したがって、図5のステップS1からステップS6
までは上述同様である。
【0113】ここで、図4のDに示すように、先ずペン
ダウンとなされると、ステップS6では、Yesと判断
されてステップS7に進む。このステップS7以降も上
述同様であり、ステップS8を介してステップS9に進
む。
【0114】当該図4のDの例では、既にモード切換ボ
タンがONされているので、上記ステップS9では、ボ
タンONと判断(Yes)され、図6に示すステップS
51に進む。この図6に示すステップS51に進むと、
前記ステップS21の判断が行われる。このときは、先
の初期化の際のステップS1でプレビアスボタンステー
タス=NPとしているため、当該ステップS21ではY
esと判断されてステップS22に進む。
【0115】このステップS22では、図4のDに示す
ように、既にモード切換ボタンがONされているため、
上記プレビアスボタンステータス(PrevBtnStat)をPD
(ペンダウン)とする。次のステップS23では上記ボ
タンタイム(BTime) に現在時刻を入れ、図5のステッ
プS55に進む。
【0116】当該図5のステップS55に進むと、ステ
ップS5以降の各処理に戻る。ここで、図4のDの例で
は、上記モード切換ボタンSBがONされている第1の
期間Tbの間は、上述同様に図6のステップS51に進
む。この場合、この図6のステップS51の次のステッ
プS21では、上記プレビアスボタンステータス(Prev
BtnStat)は、ノンプレスト(NP)でなくなっているの
で、Noと判断されてステップS24に進む。当該ステ
ップS24では、現在時刻−ボタンタイム(BTime) が
2秒以上か否かの判断が行われる。
【0117】ここで、未だ2秒以上となっていないとき
には、Noと判断されてステップS55を介して図5の
ステップS5に戻り、当該ステップS5からステップS
9を介して再び図6のステップS51に進み、さらにス
テップS21を介してステップS24に戻る処理を繰り
返す。
【0118】図4のDにおいて、ペンダウンの期間Tp
が終了して、ペンアップされると、図5のステップS6
ではNoと判断されて図8のステップS53に進む。
【0119】この図8においてステップS53を介して
ステップS31に進むと、このステータス31ではボタ
ンステータス(Bstat) がONか否かの判断がなされ
る。このとき、当該ボタンステータス(Bstat) はON
ではないので、Noと判断されてステップS32に進
む。
【0120】このステップS32では現在時刻−ダウン
タイム(DTime)をペンタイマ(PTimer)とする。次の
ステップS33では、ボタンステータス(Bstat) はセ
ット(SET)か否かの判断を行う。この時のボタンス
テータス(Bstat) はセット(SET)となっていない
ので、当該ステップS33ではNoと判断されてステッ
プS34に進む。
【0121】このステップS34では、ボタンタイム
(BTime) が0か否かの判断が行われる。このときの当
該ボタンタイム(BTime) は0ではないため、Noと判
断されてステップS35に進む。当該ステップS35で
は現在時刻−ボタンタイム(BTime) をボタンタイマ
(BTimer)に入れ、ステップS36に進む。
【0122】当該ステップS36ではボタンタイマ(B
Timer)×2≧ペンタイマ(PTimer)か否かを判断する。
【0123】このとき、当該ステップS36でYesと
判断された場合には、ステップS37に進み、当該ステ
ップS37では上記発音手段により所定の音を鳴らし、
その次のステップS38に進む。このステップS38で
は、上述同様に上記ペンフット(PenFoot)に記憶され
ている軌跡を全て引き出し線の色である色2として描き
直すための表示データ処理を行い、その後ステップS3
9に進んで引き出し線のモードの処理に移行して、処理
を終了する。
【0124】これに対し、上記ステップS36でNoと
判断された場合は、ステップS40に進み、このステッ
プS40ではモード切換ボタンがONか否かの判断を行
う。この場合のモード切換ボタンはONとなっているの
で、ステップS41に進む。このステップS41では、
現在時刻−ボタンタイム(BTime) ≧2秒か否かを判断
する。
【0125】当該ステップS41で2秒以上と判断され
てた場合には、ステップS37に進み、以後前述同様に
引き出し線に対応する処理を進める。
【0126】また、当該ステップS41でNoと判断さ
れた場合には、ステップS42に進む。このステップS
42では、ペンダウンか否かの判断を行う。未だペンダ
ウンでないときには、ステップS40に戻り、ペンダウ
ンの時には、ステップS43に進み、上述同様の描画と
しての後処理を行ってのち、処理を終了する。
【0127】一方、ここまでは、前記図6のステップS
24で2秒以上と判断されていない場合(No)を述べ
ているが、当該ステップS55を介してステップS24
の判断を繰り返しているときに、当該図6のステップS
24で2秒以上と判断された場合には、当該ステップS
24からステップS25に進むようになる。
【0128】当該ステップS25では、ボタンステータ
ス(Bstat) をONとした後、ステップS26に進み、
このステップS26では上記発音手段により所定の音を
鳴らし、ステップS27及びその次のステップS28に
進む。このステップS27では、上記ペンフット(Pen
Foot)に記憶されている軌跡を全て引き出し線の色であ
る色2として描き直すための表示データ処理を行い、ス
テップS28で色nを色2にして、ステップS55に戻
る。
【0129】図5のステップS55に戻ると、以下同様
の処理を行い、再びステップS53に戻る。このステッ
プS53を介してステップS31に進むと、当該ステッ
プS31ではYesと判断されて、ステップS39に進
み、引き出し線のモードの処理を行った後に処理を終了
する。
【0130】上述したように、本実施例の手書き入力情
報処理装置においては、ペン入力によって引かれた線分
が、描画したい図形の線分なのか或いは引き出し線の線
分なのかをモード切換ボタンのON/OFFによって切
り換えることができるようになる。
【0131】ここで、ペンダウンからペンアップまでの
時間と、モード切換ボタンのONしている時間は、必ず
しも一致している必要は無く、十分なオーバーラップ時
間が認められれば良く、このように十分なオーバーラッ
プ期間があればその線分は引き出し線であると識別でき
る。逆に、十分なオーバーラップ期間がある時は、図形
の描画とし、十分のオーバーラップ期間が無い時には引
き出し線であるとみなすことも可能である。
【0132】さらに、描線途中であっても前記所定比率
から十分オーバーラップしているとみなせれば例えば音
を出し、さらに線分の色を変えて利用者に知らせること
もできる。
【0133】このようなことから、本実施例装置によれ
ば、ジェスチャによるコマンドとして使用頻度の高い引
き出し線と、図形を描く時の線分との切り換えを簡単な
操作で実現できるようになる。
【0134】したがって、画面上に描かれている文字或
いは図形から引き出し線をペンによって描き、ペンを離
した時点でそれら文字の図形の属性が表示され変更する
ことができる。
【0135】なお、従来より、ボタンを押している間は
描画し、離すとカーソルの移動のみを行う装置はあった
が、これは一連の線分描画中にボタンを押したり離した
りすると破線のような描画が実行されるものであり、本
発明とは異なるものである。
【0136】
【発明の効果】上述のように、本発明の手書き入力情報
処理装置においては、手書き入力のモードを切り換える
モード切換ボタンを設け、このモード切換ボタンがON
されている第1の期間と手書き入力中(ペンダウン状
態)となっている第2の期間とがオーバーラップしてい
る第3の期間に応じて、描画モードとその他のモードと
を排他的に切り換えるようにしたことにより、図形の線
分とジェスチャの線分とを明確に区別でき、簡単な操作
でこれらの切り換えが可能となった。また、本発明の手
書き入力情報処理方法においては、手書き入力のモード
切り換えに用いる第1の期間を設定する第1の期間設定
ステップと、手書き入力中を示す第2の期間を設定する
第2の期間設定ステップとを有し、第1の期間と手書き
入力中(ペンダウン状態)となっている第2の期間とが
オーバーラップしている第3の期間に応じて、描画モー
ドとその他のモードとを排他的に切り換えるようにした
ことにより、図形の線分とジェスチャの線分とを明確に
区別でき、簡単な操作でこれらの切り換えが可能となっ
た。
【0137】また、本発明においては、発音手段を設
け、モードの切り換えの際には、この発音手段からの音
によってモードの切り換えを報知するようにする。或い
は、表示手段に表示される手書き入力軌跡に応じた描線
の色を変化させることでモード切り換えを報知すること
が可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例装置の信号処理回路系のブロック回路
図である。
【図2】本実施例装置の全体構成を示す図である。
【図3】本実施例の引き出し線ジェスチャの例を示す図
である。
【図4】本実施例でのペンダウンとモード切換ボタンの
ONとのオーバーラップ期間に応じたモード切り換えを
説明するための図である。
【図5】本実施例装置における処理工程のうち、初期化
を中心に説明するためのフローチャートである。
【図6】ステップS51以降の処理工程を説明するため
のフローチャートである。
【図7】ステップS52以降の処理工程を説明するため
のフローチャートである。
【図8】ステップS53以降の処理工程を説明するため
のフローチャートである。
【図9】従来の引き出し線ジェスチャの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・液晶表示装置 2,54・・キーボード 3,60・・スタイラスペン 51・・・・CPU 52・・・・システムROM 53・・・・キーボードコントローラ 55・・・・ワークRAM 56・・・・ビデオRAM 57・・・・LCDコントローラ 58・・・・タブレットコントローラ 59・・・・表示・タブレットブロック SB・・・・モード切換ボタン CT・・・・カレンダタイマ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力軌跡に応じた座標データを生
    成する座標データ生成手段と、 この座標データに基づく表示データを生成する表示デー
    タ生成手段と、 当該表示データに基づく表示を行う表示手段と、第1のモードと第2のモードとを有する 手書き入力のモ
    ードを切り換えるモード切換手段と 上記モード切換手段が上記第2のモードとされている第
    1の期間を計測する第1の計測手段と、 手書き入力中となっている第2の期間を計測する第2の
    計測手段と、 上記第1の期間と上記第2の期間 とがオーバーラップし
    ている第3の期間を計測する第3の計測手段と、 上記第2の期間に対する上記第3の期間の比である相対
    時間が所定比率以上であった場合には、上記第2の期間
    に手書き入力された軌跡のモードを、上記第1のモード
    から上記第2のモードに排他的に切り換えるモード切換
    処理手段と備えることを特徴とする手書き入力情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 手書き入力軌跡に応じた座標データを生
    成する座標データ生成手段と、 この座標データに基づく表示データを生成する表示デー
    タ生成手段と、 当該表示データに基づく表示を行う表示手段と、第1のモードと第2のモードとを有する 手書き入力のモ
    ードを切り換えるモード切換手段と 上記モード切換手段が上記第2のモードとされている第
    1の期間を計測する第1の計測手段と、 手書き入力中となっている第2の期間を計測する第2の
    計測手段と、 上記第1の期間と上記第2の期間 とがオーバーラップし
    ている第3の期間を計測する第3の計測手段と、 上記第3の期間の絶対時間が所定時間以上であった場合
    には、上記第2の期間に手書き入力された軌跡のモード
    を、上記第1のモードから上記第2のモードに 排他的に
    切り換えるモード切換処理手段と備えることを特徴と
    する手書き入力情報処理装置。
  3. 【請求項3】 手書き入力軌跡に応じた座標データを生
    成する座標データ生成手段と、 この座標データに基づく表示データを生成する表示デー
    タ生成手段と、 当該表示データに基づく表示を行う表示手段と、第1のモードと第2のモードを有する 手書き入力のモー
    ドを切り換えるモード切換手段と 上記モード切換手段が上記第2のモードとされている第
    1の期間を計測する第1の計測手段と、 手書き入力中となっている第2の期間を計測する第2の
    計測手段と、 上記第1の期間と上記第2の期間 とがオーバーラップし
    ている第3の期間を計測する第3の計測手段と、 上記第2の期間に対する第3の期間の比である相対時間
    が所定比率未満であって、かつ上記第1の期間の絶対時
    間が所定時間以上であった場合には、上記第2の期間に
    手書き入力された軌跡のモードを、上記第1のモードか
    ら上記第2のモードに排他的に切り換えるモード切換処
    理手段と備えることを特徴とする手書き入力情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記第1のモードは描画モードであり、
    上記第2のモードは編集校正モードであることを特徴と
    する請求項1、2、又は3記載の手書き入力情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記第1のモードは編集校正モードであ
    り、上記第2のモードは描画モードであることを特徴と
    する請求項1、2、又は3記載の手書き入力情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 発音手段を設け、当該発音手段からの音
    によってモードの切り換えを報知することを特徴とする
    請求項1、2、又は3記載の手書き入力情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記表示手段に表示される手書き入力軌
    跡に応じた描線の色を変化させることでモード切り換え
    を報知することを特徴とする請求項1、2、又 は3記載
    の手書き入力情報処理装置。
  8. 【請求項8】 手書き入力軌跡に応じた座標データを生
    成する座標データ生成手段はタブレットであり、上記モ
    ード切換手段を当該タブレット本体に設けることを特徴
    とする請求項1、2、又は3記載の手書き入力情報処理
    装置。
  9. 【請求項9】 上記手書き入力はスタイラスペンにより
    行い、上記モード切換手段を当該スタイラスペンに設け
    ることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の手書き
    入力情報処理装置。
  10. 【請求項10】 手書き入力軌跡に応じた座標データを
    生成する座標データ生成工程と、 この座標データに基づく表示データを生成する表示デー
    タ生成工程と、 当該表示データに基づく表示を行う表示工程と、 第1のモードと第2のモードとを有する手書き入力のモ
    ードを切り換えるモード切換工程と、 上記モード切換工程により上記第2のモードとされてい
    る第1の期間を計測する第1の計測工程と、 手書き入力中となっている第2の期間を計測する第2の
    計測工程と上記第1の期間と上記第2の期間とがオーバーラップし
    ている第3の期間を計測する第3の計測工程と、 上記第2の期間に対する上記第3の期間の比である相対
    時間が所定比率以上であった場合には、上記第2の期間
    に手書き入力された軌跡のモードを、上記第1のモード
    から上記第2のモードに排他的に切り換えるモード切換
    処理工程とを備える ことを特徴とする手書き入力情報処
    理方法。
  11. 【請求項11】 手書き入力軌跡に応じた座標データを
    生成する座標データ生成工程と、 この座標データに基づく表示データを生成する表示デー
    タ生成工程と、 当該表示データに基づく表示を行う表示工程と、 第1のモードと第2のモードとを有する手書き入力のモ
    ードを切り換えるモード切換工程と、 上記モード切換工程により上記第2のモードとされてい
    る第1の期間を計測す る第1の計測工程と、 手書き入力中となっている第2の期間を計測する第2の
    計測工程と、 上記第1の期間と上記第2の期間とがオーバーラップし
    ている第3の期間を計測する第3の計測工程と、 上記第3の期間の絶対時間が所定時間以上であった場合
    には、上記第2の期間に手書き入力された軌跡のモード
    を、上記第1のモードから上記第2のモードに排他的に
    切り換えるモード切換処理工程とを備える ことを特徴と
    する手書き入力情報処理方法。
  12. 【請求項12】 手書き入力軌跡に応じた座標データを
    生成する座標データ生成工程と、 この座標データに基づく表示データを生成する表示デー
    タ生成工程と、 当該表示データに基づく表示を行う表示工程と、 第1のモードと第2のモードを有する手書き入力のモー
    ドを切り換えるモード切換工程と、 上記モード切換工程により上記第2のモードとされてい
    る第1の期間を計測する第1の計測工程と、 手書き入力中となっている第2の期間を計測する第2の
    計測工程と、 上記第1の期間と上記第2の期間とがオーバーラップし
    ている第3の期間を計測する第3の計測工程と、 上記第2の期間に対する第3の期間の比である相対時間
    が所定比率未満であって、かつ上記第1の期間の絶対時
    間が所定時間以上であった場合には、上記第2の期間に
    手書き入力された軌跡のモードを、上記第1のモードか
    ら上記第2のモードに排他的に切り換えるモード切換処
    理工程とを備える ことを特徴とする手書き入力情報処理
    方法。
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