JPH0683431A - Nc制御装置の速度制御方法 - Google Patents

Nc制御装置の速度制御方法

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JPH0683431A
JPH0683431A JP23193392A JP23193392A JPH0683431A JP H0683431 A JPH0683431 A JP H0683431A JP 23193392 A JP23193392 A JP 23193392A JP 23193392 A JP23193392 A JP 23193392A JP H0683431 A JPH0683431 A JP H0683431A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NC制御装置を用いて切削加工する場合、簡
単なプログラミングで工具移動速度を制御する。 【構成】 まず、NC加工プログラムのブロック1で始
点へ位置決めを行なった後、ブロック2で、移動速度を
指定された速度に変更する機能を有効とする。次に、ブ
ロック3の指令でB点へ、ブロック4の指令でC点へ、
ブロック5の指令でD点へ移動する。この時ブロック
3、4、5の各始点から距離10の間と、各終点から手
前の距離10の移動は、G107で指令された送り速度
300となる。次に、ブロック6によりコーナ部速度を
300から500に変更しているため、ブロック7、8
の各始点から距離10の間と、各終点から手前の10の
移動は、G107で指令された送り速度500となる。
ブロック8では、コーナ部の指定速度で移動する距離L
が10から5へ変更されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC制御装置を用いて
切削加工を行なう場合の速度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NC制御装置を使用してワークコーナ部
の切削を行なうと、サーボ制御の遅れにより、コーナ部
の軌跡が指令軌跡よりずれてしまう。このずれ量は、送
り速度(工具の移動速度)が速くなると大きくなる。そ
のため、従来は、図4に示すような工具経路の場合、図
5に示すようなNC加工プログラムを作成すればよい
が、所望のコーナ部精度を得るために、図6に示すよう
に、1ブロックの移動指令を複数のブロックに分割し、
送り速度を変化させている。図6のプログラムの例で
は、通常2ブロックの指令が4ブロックの指令となって
いる。したがって、NC加工プログラムの作成に時間が
かかり、かつ、NC加工プログラムのブロック数が増加
してしまう。
【0003】コーナ部の速度を制御する方法として、自
動コーナオーバライド機能があるが、この機能は、工具
にかかる負荷を軽減させるため、内側コーナ部・内側円
弧部の切削時に、指令速度に対してオーバライドをかけ
る機能であり、外側切削時に有効な機能とはならない。
近年、工作機械の主軸の高速化・切削送り速度の高速化
に伴い、コーナ部のずれ量が無視できない量となり、所
望の軌跡を得るためのNC加工プログラム作成に時間が
かかるようになった。また、自動コーナオーバライド機
能を使用しても、内側切削にのみ機能するため、外側切
削時に所望のコーナ部精度が得られないことや、オーバ
ライド処理のためコーナ部の速度が指令速度により変化
し、同じ移動量の指令でも指令速度によりコーナ部の軌
跡誤差量が違った値となるため、結局NC加工プログラ
ムを人手により変更する必要があり、大変な作業となっ
ている。
【0004】また、コーナ部の加工では、切削負荷が変
化するので、NC加工プログラムを作るプログラマーが
切削速度(工具の移動速度)を変更していた。例えば、
図7に示すようにワークを加工する時、A点から速度を
落してB点でまた加速するように、座標値指令だけなら
2ブロックの指令で可能なプログラム(図8(1))が
4ブロックになったりする(図8(2))。速度を段階
的に変化させたい時は、もっとプログラムのブロック数
を増やす必要がある。これを回避したものが、前述した
自動コーナオーバライド機能で、A点をあらかじめ、プ
ログラムの中に入れておいて、速度を自動制御しようと
するものである((図9))。図9中の「G106」は
自動コーナオーバライド機能のGコードである。ところ
が、この様な、簡単な形状では自動コーナオーバライド
が有効だが、自動プログラミング装置から出力される微
小ブロックに渡るプログラムでは自動コーナオーバライ
ドで速度制御する程の移動距離がない(図10
(1))。この様な微小プログラムでは、各ブロックに
速度を指令する方法が有効になる(図10(2))。し
かしながら、プログラマーが必要な箇所にFの指令を挿
入するのはかなり大変な作業となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、コーナ部の所望の軌跡を得るために、NC加工プロ
グラムを人手により変更したり、Fの指令を挿入するの
で、大変な作業となり、ミスも発生し易いという欠点が
あった。本発明の目的は、工具の移動速度を簡単なプロ
グラミングで制御する、NC制御装置の速度制御方法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の、第1のNC制御装置の速度制御方法は、
NC制御装置を使用して切削加工を行なう場合、工具の
移動速度と、工具が移動する距離からなる1ブロックの
指令が与えられると、該指令が存在するNC加工プログ
ラムのブロック以降のブロックにおける工具の前記距離
における移動速度を前記指令の移動速度に制御するもの
である。本発明の第2の、NC制御装置の速度制御方法
は、NC制御装置を使用して切削加工を行なう場合、工
具の移動速度を変化させるブロックの数と、移動速度の
増減値からなる1ブロックの指令が与えられると、該指
令が存在するNC加工プログラムのブロック以降の、前
記ブロック数のブロックにおける工具の移動速度を前記
増減値だけ変化させるものである。
【0007】
【作用】本発明の第1の、NC制御装置の速度制御方法
では、 G107 P‥‥ L‥‥ という1ブロックの指令をNC制御装置に与える。ここ
で、「G107」は、工具の移動速度を指定し、以降の
ブロックの工具移動速度を指令した速度に変化させる機
能を有効とするGコードである。「P」の次の数値は変
化させたい移動速度を示す。「L」の次の数値は変化さ
せたい速度で工具が移動する距離を示す。本指令によ
り、NC制御装置は、工具が、図3の様に、移動指令の
始点から距離Lの間指定された移動速度Pで移動した
後、終点の手前Lまでの間を指令速度Fで移動し、残り
の距離Lを移動速度Pで移動する制御を行なう。なお、
本機能は、「G108」という様な指令によりキャンセ
ルされる。
【0008】したがって、従来のNC加工プログラムの
コーナ部の加工精度を必要とする箇所に1ブロックの指
令を追加するだけで、高速な移動指令を有するNC加工
プログラムを作成する場合でも、コーナ部速度を意識す
ることなくプログラミングが可能となる。また、PとL
の指定を変化させることにより、コーナ部の加工精度を
変化させることができる。本発明の第2の、NC制御装
置の速度制御方法では G109 L‥‥ F‥‥ という1ブロックの指令をNC制御装置に与える。ここ
で、「G109」は以降のブロックの工具移動速度を漸
次変化させる機能を有効とするGコードである。「L」
の次の数値は以降のブロックから何ブロックに渡って速
度を変化させるかを指すブロック数である。「F」の次
の数値はブロック毎に速度を変化させる増減値を示す。
増減値に関しては等差級数にて速度を変化させるか、等
比級数にて速度を変化させるかはパラメータ等で選択で
きるものとする。
【0009】この指令によりNC制御装置はこの指令が
存在しているブロック以降のブロックにおける工具移動
速度を自動的に毎ブロック変化させるという制御を行な
う。したがって、微小ブロックに渡るNC加工プログラ
ムの場合でも、工具を自動的に減速させた後加速させる
ことが可能になる。なお、本発明はコーナ部以外の速度
の制御にも適用できる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(1)はワークの加工形状例を示す
図、図1(2)はワークを図1(1)の形状に本発明を
用いて加工する場合のNC加工プログラムを示す図であ
る。まず、NC加工プログラムのブロック1で始点へ位
置決めを行なった後、ブロック2で、工具移動速度を指
示した速度に変化させる機能を有効としている。次に、
ブロック3の指令でB点へ、ブロック4の指令でC点
へ、ブロック5の指令でD点へ移動するが、この時ブロ
ック3、4、5の各始点から距離10の間と、各終点か
ら手前の距離10の移動は、G107で指令された送り
速度300となる。次に、ブロック6によりコーナ部速
度を300から500に変更しているため、ブロック
7、8の各始点から距離10の間と、各終点から手前の
距離10の移動は、G107で指令された送り速度50
0となる。ブロック8では、コーナ部の指定速度で移動
する距離Lが10から5へ変更されているため、ブロッ
ク10、11、12の各始点から距離5の間と、各終点
から手前の距離5の移動は、G107で指令された送り
速度500で移動する。最後にブロック13で、本機能
のキャンセルを行なっている。
【0011】図2(1)はワークコーナ部の形状を示す
図、図2(2)は移動ブロックと移動速度の関係を示す
グラフ、図2(3)は移動速度の制御を図2(2)に示
すように本発明により行なう場合のNC加工プログラム
を示す図である。ワークの加工形状を図2(1)、移動
速度を図2(2)とすると、コーナ部への開始点は、G
109があるブロックである。G109のブロックから
40ブロックがコーナ部であるとすると、図2(2)の
グラフに示すように、前半20ブロック分がある級数を
もって移動速度が減少していき、後半20ブロックがあ
る級数で移動速度が増加していく。これにより、40ブ
ロックに対してプログラマーが演算をしながら、プログ
ラム変更していた作業が軽減されることになる。
【0012】なお、ある級数が等差級数か等比級数か、
また他の関数により演算されるものかは、コーナ部の速
度制御に対して最適なものを準備することとする。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、以下に示
すような効果がある。 (1)請求項1の発明は、従来のNC加工プログラムに
対して1ブロックの指令を追加するだけで、所望の移動
速度を得ることができる。 (2)請求項2の発明は、自動プログラミング装置等か
ら出力された微小ブロックに分割されたNC加工プログ
ラムに対して、1ブロックの指令を与えてやるだけで移
動速度をブロック毎に自動的に変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークの加工形状例と、ワークのこの加工形状
に本発明を用いて切削加工する場合のNC加工プログラ
ムを示す図である。
【図2】ワークの加工形状例と、ワークの移動速度と、
この移動速度にワークの移動速度を本発明を用いて制御
する場合のNC加工プログラムを示す図である。
【図3】本発明により、1ブロックの指令に対してコー
ナ部速度が自動的に制御される例を示す図である。
【図4】工具経路例を示す図である。
【図5】図4の経路を従来の方法で、コーナ部精度を意
識せずにプログラミングしたNC加工プログラム例を示
す図である。
【図6】図4の経路を従来の方法で、コーナ部精度を意
識してプログラミングしたNC加工プログラム例を示す
図である。
【図7】工具のワークコーナ部における工具移動軌跡を
示す図である。
【図8】図7に示すようにワークの切削加工を行なう場
合の従来のNC加工プログラムの例を示す図である。
【図9】自動コーナオーバライド機能に切削速度を自動
制御するNC加工プログラムの例を示す図である。
【図10】自動プログラミング装置から出力された、微
小ブロックに分割されたNC加工プログラムを示す図で
ある。
【符号の説明】
1〜13 ブロック A,B,C,D,E,F,G,H,I 点 L 距離 P,F コ−ナ部速度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC制御装置を使用して切削加工を行な
    う場合、工具の移動速度と、工具が移動する距離からな
    る1ブロックの指令が与えられると、該指令が存在する
    NC加工プログラムのブロック以降のブロックにおける
    工具の前記距離における移動速度を前記指令の移動速度
    に制御する、NC制御装置の速度制御方法。
  2. 【請求項2】 NC制御装置を使用して切削加工を行な
    う場合、工具の移動速度を変化させるブロックの数と、
    移動速度の増減値からなる1ブロックの指令が与えられ
    ると、該指令が存在するNC加工プログラムのブロック
    以降の、前記ブロック数のブロックにおける工具の移動
    速度を前記増減値だけ変化させる、NC制御装置の速度
    制御方法。
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