JPH0621637Y2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH0621637Y2
JPH0621637Y2 JP7790288U JP7790288U JPH0621637Y2 JP H0621637 Y2 JPH0621637 Y2 JP H0621637Y2 JP 7790288 U JP7790288 U JP 7790288U JP 7790288 U JP7790288 U JP 7790288U JP H0621637 Y2 JPH0621637 Y2 JP H0621637Y2
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JP
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control device
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JP7790288U
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宏規 木俣
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、数値制御装置に係り、特に主軸回転数の制
御に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は切削加工において加工径に応じて切削速度を一
定に保つように主軸回転速度を制御する周速一定制御を
行う数値制御装置が被切削物を切削する場合の工具の送
り速度を示す図であり、図に於いて、(1)は被切削物を
つかむためのチャック、(2)は被切削物の加工の種類に
対応して設けられる工具、(3)は被切削物、(5)(6)は工
具(2)の送り速度である。またa点,b点,c点はそれ
ぞれ工具(2)の移動位置を示す。
また、第6図は周速一定制御の処理を示すフローチャー
トである。
次に動作について説明する。一般に旋盤に於いては、回
転数一定、工具(2)の刃先速度一定の条件で加工を行な
うとき、被切削物(3)の中心に近い部分と、中心から遠
い部分の被切削物の周速(m/min)を比べると、中心
に近い部分のほうが中心から離れた部分よりも小さい。
そこで被切削物(3)の周速を一定に保つように主軸回転
数を制御する機能が周速一定制御である。この周速一定
制御を行なう場合の工具(2)の送り速度は主軸1回転当
りに工具(2)を送る量を指令する。従って、第5図a点
の位置から工具を動かしていき、b点の位置まで主軸回
転数を小さくしながら切削を行なう。その時、主軸回転
数に比例して、送り速度(5)も小さくなる。更に工具(2)
をc点の位置まで動かそうとすると、送り速度(6)は更
に小さくなっていく。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の数値制御装置は以上のように構成されているの
で、第5図のc点の位置の如く被切削物(3)が存在しな
い空間、即ち、実際に切削が行われていない部分におい
ても周速一定制御のために送り速度が遅くなってしま
い、非能率的であるという課題があった。
この考案は上記のような課題を解決するためになされた
もので、被切削物の最大外径の外側では主軸回転数を一
定(周速一定制御されていない回転数)にすることによ
り、送り速度を落さないようにすることができる数値制
御装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る数値制御装置は、被切削物の最大外径を
指定し、この最大外径の外側に工具があると判断する
と、周速一定制御を行なわず、工具の送り速度と主軸の
回転数を一定にするようにしたものである。
〔作用〕
この考案における数値制御装置は、最大外径を指定する
ことによりその外側に工具があることが判断されると、
主軸回転数を一定に制御する。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図において、(1)は主軸にある被切削物をつかむための
チャック、(2)は工具、(3)は主軸に取り付けられた被切
削物、(4)はパラメータに設定された最大外径、(5)は周
速一定制御が行なわれているときの工具の送り速度、
(6)は主軸回転数を一定にしたときの工具の送り速度、
a点,b点,c点は工具の移動位置である。
第2図はこの考案による処理を示すフローチャート、第
3図は工具による切削順路を示す図、第4図は主軸回転
数と工具の移動速度(送り速度)の関係を示す図であ
る。
実施例の動作を第1図〜第4図を参照しながら説明す
る。第3図に示す如く、工具(2)の切削経路は、矢印の
順であるとする。第2図において、まず、工具(2)の位
置がプログラムで指定された最大外径(4)の外側である
かをステップ1(S1)で判定し、工具(2)の位置が第
1図のa点の位置ならば、最大外径(4)内にあるので、
切削速度が一定となるようにステップ2(S2)で回転
数を下げながら、ステップ4(S4)で工具(2)を移動
させる。工具(2)の位置が第1図のa点から移動して、
最大外径(4)の線を越えるまで、第2図に示したS1→
S2→S4の処理を行い、工具(2)を移動させる。工具
(2)を移動させる速度は、第4図の如く回転数に比例す
るので、第1図のa点からb点まで工具が移動する速度
は小さくなっていく。工具(2)の位置が第1図の最大外
径(4)の線を越えると、工具(2)は設定された最大外径
(4)の外側にあるので、ステップ3(S3)で主軸回転
数を、回転数を下がり始める前の状態に戻し、その回転
数を保持する。ステップ4(S4)でそのまま工具(2)
を動かし、第1図のc点に示す終点まで移動させる。工
具(2)が第1図b点から第1図c点まで移動する間の処
理は、第2図ではS1→S3→S4の順となる。このと
きの工具(2)の移動速度は第1図b点を工具が越える直
前よりも速くなっている。
また、上記実施例では被切削物をテーパ切削する場合に
ついて説明したが、被切削物の正面を切削する場合であ
っても良く、更に最大外径(4)をプログラムで指定する
方法をとったが、パラメータに設定しても良く上記実施
例と同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば被切削物の最大外径の
外側には、周速一定制御を行なわずに工具を移動させる
ようにしたので、無駄な加工時間を削除することがで
き、生産性を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示し、第1図
は工具の移動速度の変化を示した図、第2図は処理方法
を示すフローチャート、第3図は切削順路を示した図、
第4図は主軸回転数と工具の移動速度(送り速度)の関
係を示す図、第5図及び第6図は従来例を示し、第5図
は工具の移動速度を示す図、第6図は処理を示すフロー
チャートである。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削加工において加工径に応じて切削速度
    を一定に保つように主軸回転速度を制御する周速一定制
    御手段を備えた数値制御装置に於て、工具が指定された
    径より大きい位置にあるか否かを判断する手段と、この
    手段にて工具が指定された径より大きい位置にあると判
    断されたとき、上記周速一定制御手段を動作させること
    なく、主軸を予め指令された回転数で回転させる手段と
    を備えてなる数値制御装置。
JP7790288U 1988-06-13 1988-06-13 数値制御装置 Expired - Lifetime JPH0621637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7790288U JPH0621637Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 数値制御装置

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JP7790288U JPH0621637Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 数値制御装置

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JPH023353U JPH023353U (ja) 1990-01-10
JPH0621637Y2 true JPH0621637Y2 (ja) 1994-06-08

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WO2002067068A1 (fr) * 2001-02-22 2002-08-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede de commande numerique et dispositif associe
JP6317923B2 (ja) * 2013-12-24 2018-04-25 中村留精密工業株式会社 Nc旋盤
JP7215883B2 (ja) * 2018-11-19 2023-01-31 ファナック株式会社 数値制御装置

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JPH023353U (ja) 1990-01-10

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