JPH068333U - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH068333U
JPH068333U JP2186892U JP2186892U JPH068333U JP H068333 U JPH068333 U JP H068333U JP 2186892 U JP2186892 U JP 2186892U JP 2186892 U JP2186892 U JP 2186892U JP H068333 U JPH068333 U JP H068333U
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拓巳 井上
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ボルトを所定個数、所定の姿勢にして所定の
位置に一挙に供給する装置の装置コストを低下させるこ
と。 [構成] 2列で等ピッチで6個の開口86を形成させ
た駆動板84と、開口86に各々、接続される部品供給
パイプ87と、駆動板84を2列の延在方向に等ピッチ
で間欠的に駆動するための第1駆動手段である電動機8
1及びこの駆動軸82と2列の列間隔のストロークで駆
動板84を列の延在方向とは垂直方向に駆動するための
第2駆動手段であるエヤーシリンダ92と、駆動板84
が所定位置にあるときに、開口86の各々と整列する空
気噴出口91を備えた部品圧送装置88と、所定位置に
ある開口86の一つにボルトmを1個、供給するための
部品切出装置98とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は部品、例えばボルトを一度に所定個数を所定の姿勢にして、所定の位 置に供給するための部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
図11〜図21は従来例のボルトの供給装置を示すものであるが、図11に示 すように本装置は主として振動パーツフィーダ1、この排出口に接続されるリニ ア振動フィーダ2、この排出口に接続されるボルト切出装置3及びボルト分配装 置4とからなっている。
【0003】 振動パーツフィーダ1は公知の構造を有するものであるが、そのボウル5の内 周壁部にはスパイラル状のトラック6が形成されており、ボウル5の底壁部には 可動コア7が一体的に固定されており、これは下方のベース8と等角度間隔で傾 斜、配設された板ばね9により結合される。ベース8上には電磁コイル10を巻 装した電磁石11が固定されている。以上のようにしてねじり振動駆動部は構成 されるのであるが、この全体は筒状のカバー12により被覆されている。以上の ように構成される振動パーツフィーダ1は防振ゴム13により架台14上に固定 されている。
【0004】 また、トラック6の端部には懸吊トラック15が一体的に結合されており、こ の側方には懸吊しそこなったボルトmを受けるポケットPが設けられている。更 に懸吊トラック15の排出端には排出角度ブロック16が結合されている。
【0005】 リニア振動フィーダ2も公知の構造を有し、このトラフ21は図12に示すよ うなボルトを懸吊姿勢で移送するための懸吊路22を備えており、このトラフ2 1の底部に固定された板ばね取付ブロック23と下方のベース24とは前後一対 の傾斜板ばね25、25により結合されている。ベース24上には電磁コイル2 7を巻装させた電磁石28が固定されており、これは板ばね取付ブロック23に 垂下して固定された可動コア26と空隙をおいて対向している。以上のように構 成されるリニア振動フィーダ2は防振ゴム29により、架台20上に高さを調整 されて設置されている。
【0006】 次に、ボルト切出装置3について、特に図17及び図19〜図21を参照して 説明する。
【0007】 ボルト切出装置3においては架台30上にエヤーシリンダ31が設置されてお り、この駆動ロッド32には切出ブロック33が固定されており、この上面には 溝が形成されこれに摺動自在にボルト受板35が配設されており、またこれには 図19に明示されるようにピン36が垂直に固定されており、これは切出ブロッ ク33の上方に設けられた天板17に形成され、図20に明示されるようなへの 字形の切溝17aに図示するように係合している。また、ボルト受板35にはU 字形状の切欠き35aが形成されており、これにボルトの頭部が図17に示すよ うに受けられるように構成されている。
【0008】 次に、特に図13〜図17を参照してボルト分配装置4の詳細について説明す る。これは円板40を備え、この中心孔40aにワンウェイクラッチ41の駆動 軸41aが挿通されている。ワンウェイクラッチ41は公知の構造を有するが、 この底部には歯車43が一体的、かつ同心的に固定されており、ラック44の歯 44aと噛合している。ラック44は駆動板50の上面に固定されており、これ はレール51により直線的に案内されるのであるが、一端においてエヤーシリン ダ47の駆動ロッド47aに固定されている。
【0009】 円板40の外周縁部には直立した筒体45が多数、等角度ピッチで固定されて おり、これに分配されるボルトmが図19に示すように挿通、収容し得るように 構成されている。
【0010】 また、円板40の直下方にはスライド板48が図15に示すように配設されて おり、これには所定の個数の丸孔49が形成されており、またこのスライド板4 8はエヤーシリンダ46の駆動ロッド46aに固定されている。
【0011】 図14に示されるように、取付板52は四隅においてボルト支柱53により支 持されており、この先端部のねじ部に螺着する一対のナットN、N′により、そ の高さが調節可能となっている。
【0012】 また図18に示されるように、取付板52の一縁部には位置決め装置18が設 けられており、この装置18において断面がL字形状の取付部材56が取付板5 2に固定されており、またこの上壁部には断面が円形の凹所56aが形成される 。これにボウル57及びこれを上方に付勢するばね58が収容されている。この ボウル50側に対向するように円板40の下面には、その上面に固定されている 筒体45に対応し、かつこれに同心的に同数の半球形状の凹み40bが形成され ており、これにボウル57が図18に示すように選択的に係合するように構成さ れている。
【0013】 また、取付板52には筒体45と対向し得るように、所定数のパイプ19が当 角度間隔で固定されており、この下端部にはボルト供給用のチューブ37が止着 されている。
【0014】 取付板52には更にほぼ正方形状のボルト受台59が上述の位置決め装置18 と並んで、ビスにより固定されている。
【0015】 従来例のボルト供給装置は以上のように構成されているのであるが、次にこの 作用について説明する。図12には散在的にのみ示すが多量のボルトmが振動パ ーツフィーダ1のボウル5内に収容されている。電磁コイル10に交流を通電さ せると公知のように、ねじり振動力を発生し、ボウル5はそのほぼ中心軸線の周 りにねじり回転力を発生し、これによりボウル5内のボルトmはスパイラル上の トラック6に沿って、上方へと移送される、トラック6の排出端から懸吊トラッ ク15に転送される。更にリニア振動フィーダ2のトラックの懸吊路22に懸吊 した姿勢で転送され、ボルトmがほぼ相接した状態で直線的な振動力を受けて、 図11及び図12において右方向へと移送され、ボルト切出装置3の切出ブロッ ク33の切欠部に至る。すなわち、ここに待機しているボルト受板35の切欠き 35aに係合する。駆動ロッド32の移動と共にボルト受板35に固定されたピ ン36が天板17の下面に形成された切り溝17aに沿って移動する。これによ り、ボルト受板35は図20において上方に移動する。これにより切欠き35a に係合支持されているボルトmは、その頭部の底面が支持されることがなくなり 下方へと落下する。
【0016】 一方、ボルト分配装置4においてはエヤーシリンダ47がタクト運転され、所 定のピッチで往動すると、駆動ロッド47aを介してラック支持部材もこれと共 に移動し、これに支持されたラック44の歯44aが歯車43の歯43aの噛合 により、この歯車43をエヤーシリンダ47の所定のピッチ分回転させる。この 回転によりワンウェイクラッチ41を介して円板40にこの回動力が伝達され、 この上の筒体45をワンピッチ分、図13において反時計方向に回動させる。
【0017】 エヤーシリンダ47は所定ピッチ往動した後、復動する。このときワンウェイ クラッチ41は空回りする。よって、円板42に回動力を与えない。しかしなが ら、ワンウェイクラッチ41の上面と円板40の下面との摩擦による慣性力が働 いて、少しでも動くことを防止するために、ボウル57とばね58とからなる位 置決め装置18が働き所定ピッチで確実に停止する。
【0018】 一方、ボルト切出装置3から上述したように1個のボルトmが落下する。この 時、直下方にある筒体45にはまり受台59の面により軸部が受けられてこのま ま保持される。
【0019】 次いで、再びエヤーシリンダ47が駆動され、所定のストローク、駆動ロッド 47aが前進して上述したようにラック44が所定量移動し、これにより歯車4 3が所定角度回転する。これにより、ワンウェイクラッチ41を介して、円板4 0は所定ピッチ回転する。すなわち、次の筒体45がボルト切出装置3の排出パ イプの下方に位置する。なお、筒体45が1ピッチ送られることにより、受台5 9で受けられている筒体45内のボルトmはスライド板48上に転送される。
【0020】 再びボルト切出装置3において、エヤーシリンダ31が駆動され駆動ロッド3 2を介して、切出ブロック33が往動し、これにより上述したようにボルト受板 35が図20において上方に移動し、これにより切欠き35aに係合支持されて いるボルトmがボルト切出装置3から切出されて、このとき直下方にある筒体4 5に供給される。
【0021】 以上のようにして、ボルト分配装置4における複数の筒体45には本実施例で はこのうち13個が供給されると、図示しないがカウンターのカウント信号を受 けてエヤーシリンダ46が駆動され、駆動ロッド46aは図13において右方へ と駆動される。これによって、スライド板48も右方へと移動しこれに形成され た孔49が円板40の筒体45の下方に至る。よって、筒体45にそれぞれに保 持されていたボルトmは孔49及びパイプ19を通って、塩化ビニールのチュー ブ37に結合された圧縮空気供給装置からの圧縮空気により、急速にチューブ3 7を通って所定位置へと運ばれる。
【0022】 なお、上述のようにしてエヤーシリンダ46を駆動して各筒体45に保持され ているボルトmを下方に落下させるに先立ち、円板40が図13において反時計 方向に空駆動される。すなわち上述のようにして順次、筒体45にボルトmが1 個づつ供給されるのであるが、本実施例では13個供給すると、すなわちスライ ド板48に形成されている孔49の数の分だけ供給されると、ボルト切出装置3 は停止し、円板40のみを等角度ピッチで3回、回転駆動させる。すなわち図1 3に示すように、円板40上には等角度間隔で多数の筒体45が設けられている のであるが、スライド板48に形成されている13個の孔49が対向している筒 体45とは、各々等距離aを隔てている。従って図13において最下端にある筒 体45d、更に反時計方向に順次、筒体45cはこれに対向するスライド板48 に形成される開口49が存在していないので、この分3ピッチ、反時計方向に空 回動される。これにより45dの内にあった筒体は45aの位置に至る。これに 応じて図13において最上端部の筒体及びこれに連続する2つの筒体45には相 連続する5個の筒体45が反時計方向に回転駆動され、結果としてスライド板4 8に形成されている13の開口49が全てボルトmを保持している筒体45に対 向するようになる。この状態でエヤーシリンダ46が駆動され、スライド板48 が図13において右方へと移動し、筒体45に保持されているボルトmは一挙に 下方のパイプ19へと落下する。このような制御のためには、当然のことながら 上記カウント信号を受けた後、ボルト切出装置3を駆動する信号を発生し、この 後、円板40を3ピッチ空運転する制御信号を与えなければならない。
【0023】 以上のようにして、従来のボルト供給装置では、所定の個数を所定の姿勢にし て所定の位置へと一挙に供給されるのであるが、以上の説明から明らかなように 、この装置の部品点数は非常に多くその組立工数も多く、よって装置コストを大 巾に上昇させていた。また制御回路も複雑となる。
【0024】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、組立工数を大巾に減少し、かつ装置コス トを大巾に低下させることのできる部品供給装置を提供することを目的とする。
【0025】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、複数列で等ピッチで複数個の開口を形成させた駆動板と、前記 開口に各々、接続される部品供給パイプと、前記駆動板を前記複数列の延在方向 に前記等ピッチで間欠的に駆動するための第一駆動手段と、前記複数列の列間隔 のストロークで前記駆動板を前記延在方向とは垂直方向に駆動するための第2駆 動手段と、前記駆動板が所定位置にあるときに、前記開口の各々と整列する空気 噴出口を備えた部品圧送手段と、所定位置にある前記開口の一つに部品を1個、 供給するための部品切出手段とから成ることを特徴とする部品供給装置によって 達成される。
【0026】
【作用】
駆動板には複数列で等ピッチで複数個の開口が形成されているが、このうち所 定位置にある開口に部品切出手段から1個の部品が供給される。次に第1駆動手 段により駆動板を一定ピッチで所定方向に駆動する。これにより、先に部品を供 給された開口に近接する次の開口が所定位置に至り、ここで再び部品切出手段に より、1個の部品が供給される。更に第1駆動手段により駆動板が所定方向に駆 動される。所定位置に第3の開口が対向して先のと同様に位置決めされ、ここに 部品が切出手段により1個の部品が供給される。以下、同様にして一列の開口全 てに部品切出手段により部品が供給されると、第2駆動手段とにより複数列の延 在方向とは垂直方向に所定のストローク駆動される。この後、全ての開口に部品 がすでに供給された列に対する作用と同様にして、第1駆動手段の間欠的駆動に より但し、逆方向に駆動して、順次部品切出手段により1個づつ部品が所定位置 にある開口に供給される。複数列で等ピッチで配設される複数個の開口全てに部 品が供給されると、駆動板が所定位置に第1駆動手段及びまたは第2駆動手段に より駆動され、この位置で部品圧送手段の駆動により、空気噴出口から空気が噴 出され、今、該出口と整列している上記開口全てに圧縮空気が供給され、よって 開口に供給されていた部品が、同開口に接続された部品供給パイプを通って、一 挙に部品の全てが所定位置に供給されることになる。
【0027】
【実施例】
以下、本考案の実施例によるボルト供給装置について、図面を参照して説明す る。
【0028】 図1及び図2はボルト供給装置全体を示すものであるが、全体は60で示され 、主として振動パーツフィーダ61とボルト分配装置62とからなっている。
【0029】 振動パーツフィーダ61は従来と同様に構成されているが、ボウル63の内周 壁部にはスパイラル状のトラック66が形成されている。また底部には可動コア 67が固定されており、これは直下方のベースブロック68と等角度間隔で傾斜 配設された板ばね69により結合されており、ベースブロック68上には電磁コ イル70を巻装した電磁石71が固定されている。これは可動コア67と空隙を おいて対向している。以上のようにして、ねじり振動部が形成されているのであ るが、この全体は筒状カバー72により被覆されている。以上のように構成され る振動パーツフィーダ61は基台75上に防振ゴム73を介して、ナット74の 高さ調節により、高さを調節させてセットされている。基台75は装置全体を設 置する架台76上に設置されている。
【0030】 振動パーツフィーダ61にはスパイラル状のトラック66が形成されているが 、この排出端には同ねじり振動力を受ける移送路100が結合されており、これ は図2に示すように弧状に平行して延びる部材101a、101bとからなるが 、これによりボルトmの懸吊路を構成している。このボルト懸吊路100の排出 端に従来技術と同様なリニア振動フィーダ64が接続されており、一対の帯状部 材65a、65bによりボルト懸吊路を構成している。
【0031】 リニア振動フィーダ64は公知のように構成されているのであるが、懸吊路を 支持するブロック110は板ばね取付ブロック111に固定されており、これは 下方のベースブロック116と前後一対の重ね板ばね113により結合されてお りベースブロック116状には電磁コイル114を巻装させた電磁石115が固 定されており、これは板ばね取付ブロック111から垂下する可動コア112と 空隙をおいて対向している。ベースブロック116は防振ゴム117により基台 118に支持されている。
【0032】 次に、ボルト分配装置62について説明する。ボルト分配装置62においては 基台80上に電動機81が固定されており、この駆動軸82は図4及び図5に明 示されているように右方向に大きく突出しており、これにはねじが切られている 。この駆動軸82の先端部には、めねじを形成させたブロック83が螺着してお り、これは駆動板84に皿ビス85により結合されている。
【0033】 駆動板84には本実施例によれば、一列に6個の開口86が形成されており、 これが2列並列して形成されている。各開口86には部品供給パイプ87がそれ ぞれ嵌着、固定されている。これらは基台80の開口80aを通って下方へと延 びており、図示せずとも同時に所定数のボルトを必要とする次工程へと延びてい る。
【0034】 図2に明示されるように、基台80上には左右一対のガイド部材95a、95 bが設けられており、このうち一方のガイド部材95aに近接してエヤーシリン ダ92が配設されている。このエヤーシリンダ92の駆動ロッド93は連結部材 94を介して電動機81と一体的なケーシング103を固定させている支持板1 02に結合されている。従ってガイド部材95a、95bによりガイドされるよ うに構成されている。すなわち、ガイド部材95a、95bは図4に明示される ように支持板102と基台80とを結合している。また、駆動ロッド93は駆動 板84に固定されており、これを図3において上下方向に所定ストロークで駆動 するように構成されている。また、駆動板84が所定の位置に来たときには各開 口86と整列するように、空気噴出口91を備えた部品圧送装置88が上記所定 位置で開口86に近接するように配設されている。
【0035】 本実施例ではボルトmが1個づつ、ほぼ基台80の中央位置で対向するように 供給される。すなわち、リニア振動フィーダ64のレール部材65a、65bの 端部には図9に示すように、切欠き106が形成されているが、これに対向して 電磁ソレノイド96が配設されており、この作動子97が近接して対向し、これ にボルトmを挟持する切欠き97aを形成させている。更に、レール部材65a 、65bの端部に近接して部品切出装置98が設けられている。これは一対のゲ ート棒98a、98bを備えており、これらを交互に図7及び図8に示すように 突出、後退させるようにしている。
【0036】 本考案の実施例によるボルト供給装置は以上のように構成されているのである が、次にこの作用について説明する。
【0037】 振動パーツフィーダ61のボウル63内には多数のボルトmが貯蔵されている (図では散在的にのみ示す)。電磁コイル70を交流で通電すると公知のねじり 振動力が発生し、これによりボウル63内のボルトmはスパイラル状のトラック 66に沿って、上方へと移送され、この排出端から懸吊移送路100に至り、レ ール部材により懸吊姿勢をとって、同ねじり振動力を受けてリニア振動フィーダ 64へと移送され、更にボルト分配装置62側へと相連通した状態で移送される 。
【0038】 リニア振動フィーダ64の下流側端部に至ると、部品切出装置98の一方のゲ ート棒98bが突出しており、これにより先頭のボルトmは静止させられる。す なわち、これに後続するボルトmは相連接した状態で停止している。他方、ゲー ト棒98bにより停止させられているボルトmに先行していたボルトmは、ソレ ノイド装置96の作動子97の切欠き97aに転送され保持されており、次いで 図7に示すように作動子97が引き込まれると、これによりボルトmはこの直下 方にある駆動板84の開口86に供給される。すなわち、図3に示すように所定 の位置にある開口86aに上述するようにして、ボルトmが1個づつ供給された のであるが、この直後電動機81が所定角度回転駆動され、これにより駆動軸8 2のねじと係合するブロック83がねじピッチに応じて、所定ピッチ移動する。 すなわち、図3において駆動板84は左方向に所定ピッチ移動し、開口86aの 右隣の開口86bが切出位置に至る。ここで、部品切出装置98が駆動され、ゲ ート棒98aが突出して、図8において下流側先頭のボルトmに隣接するボルト mの軸部を係止させた状態で、これに先行するボルトmはゲート棒98bの後退 により電磁ソレノイド96の作動子97の切欠き97aに転送される。次いで、 電磁ソレノイド96が駆動されて作動子97が後退し、図10に示す状態となり 、ボルトmはこの下方の開口86内に落下する。
【0039】 次いで、電動機81が所定角度回転駆動され、駆動軸82のねじに螺合するブ ロック83が所定ピッチ左方向に駆動し、よって次の開口86が切出位置に至る 。
【0040】 以上のようにして、一列の開口86の全てにボルトmが供給されると、駆動板 84はエヤーシリンダ92の駆動により、所定ストローク、図3において下方向 に駆動され、他の列の開口86の内右端部の開口86が切出位置に対向する。こ こで、上述のようにして再びリニア振動フィーダ64からボルトm1個が供給さ れ、これと共に電動機81の上述とは逆方向の回転駆動により、駆動板84を図 3において右方向へと所定ピッチ駆動する。これにより順次、開口86が切出位 置に対向し、このそれぞれにボルトmが供給される。以上のようにして、全ての 開口86にボルトmが供給されると駆動板84は所定位置に至る。すなわち、部 品圧送装置88の各空気噴出口91にそれぞれ開口86が対向する位置に至る。 ここで、図示しない空気圧縮源に接続される電磁弁の開放により圧縮空気が空気 噴出口91を通り、これに近接して配設される各開口86に圧縮空気を供給する 。これにより、全ての開口86に供給されているボルトmは圧縮空気により、供 給パイプ87を通り所定の工程へと一挙に供給される。
【0041】 以上のようにして、所定個数のボルトmが所定の姿勢で所定位置に一挙に供給 することができるのであるが、従来と比べ部品点数が大巾に減少しており、また これが故に装置の組立工程数も一段と減少する。よって、生産コストを大巾に減 少させることができる。
【0042】 以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考案はこれに限定される ことなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0043】 例えば、以上の実施例ではボルトmを所定個数、次工程に供給する場合を説明 したが、これに限ることなくナットやその他の部品であっても、本考案は適用可 能である。
【0044】 また、以上の実施例では駆動板84に2列の開口86が形成されたが、更に3 列、4列と列数を増加してもよく、この場合はエヤーシリンダ92による駆動ス トロークをその列に応じた段階で所定ピッチ駆動するようにしておけば、全ての 開口に部品を1個づつ供給することができる。また、各列の開口の個数について も同様である。
【0045】 上記実施例では、第1駆動手段としての電動機81及びこの駆動軸82及びこ のねじに螺着しているブロック83により構成され、これらにより駆動板84を 所定ピッチづつ駆動させるようにしたが、これに代え、リニアモータ、あるいは リニアパルスモータにより所定のピッチづつ駆動板84を駆動するようにしても よい。また第2の駆動手段、エヤーシリンダ92に対しても同様で、リニアパル スモータやリニアモータ、あるいは第1の駆動手段と同様に電動機と、この駆動 軸のねじに螺着するブロックにより、駆動板84を開口の列に対し垂直方向に所 定ピッチ駆動するようにしてもよい。
【0046】 また、以上の実施例では部品圧送装置88の空気噴出口91を取り付けている 板と、駆動板84の開口86に固定させたパイプ87の上壁面との間には、わず かな隙間をおいたが、これは零とすることができる。例えば所定の位置に駆動板 84が到来したことを何らかの位置検出手段で検出すると、部品圧送装置88が 直上方から下降してきて、その空気噴出口91を設けている板を当接させること により、圧縮空気をパイプ87に送り込むようにしてもよい。
【0047】 また、以上の実施例では、駆動板84の各開口86、すなわちパイプ87の開 口部にボルト切出装置98から1個づつ切出し、パイプ87内での保持手段につ いては何ら記載しなかったが、例えばパイプ87がビニールチューブでフレキシ ブルであれば、これが、ある高さで90度湾曲させているような場合、この湾曲 部で保持されており、駆動板84が所定位置に至り、部品圧送装置88から圧縮 空気が送られると、それぞれ湾曲部で保持されていたボルトmは一挙に所定の位 置へと圧送されることができる。その他保持手段は空気を圧送すれば、その保持 が解除される保持機構であれば、いかなるものでも適用可能である。
【0048】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の部品供給装置によれば、所定個数の部品を所定の 姿勢で次工程へ一挙に供給することができるが、装置の組立工数及び部品点数を 大巾に減少させて、装置コストを大巾に低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるボルト供給装置の部分破
断側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同要部の拡大平面図である。
【図4】同要部の部分破断拡大側面図である。
【図5】同要部の作用を説明するための拡大平面図であ
る。
【図6】図4における[6]−[6]線方向の部分破断
側面図である。
【図7】同要部における部品切出部を更に拡大した拡大
平面図である。
【図8】同拡大要部の作用を説明する拡大平面図であ
る。
【図9】図7における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】図9と同様な断面図で作用を説明する図であ
る。
【図11】従来例のボルト供給装置の部分破断側面図で
ある。
【図12】同平面図である。
【図13】同要部の拡大平面図である。
【図14】同要部の拡大側面図である。
【図15】図13における[15]−[15]線方向の
断面図である。
【図16】図15における他要部の平面図である。
【図17】更に他要部の拡大側面図である。
【図18】更に他要部の拡大展開断面図である。
【図19】同他要部の正面図である。
【図20】同他要部の作用を説明する平面図である。
【図21】図20と同様な平面図である。
【符号の説明】
34 切出部材 60 ボルト供給装置 61 振動パーツフィーダ 62 ボルト分配装置 63 ボウル 81 電動機 82 駆動軸 83 ブロック 84 駆動板 86 開口 86a 開口 87 パイプ 88 部品圧送装置 91 空気噴出口 92 エヤーシリンダ 93 駆動ロッド 98 部品切出装置
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数列で等ピッチで複数個の開口を形成
    させた駆動板と、前記開口に各々、接続される部品供給
    パイプと、前記駆動板を前記複数列の延在方向に前記等
    ピッチで間欠的に駆動するための第一駆動手段と、前記
    複数列の列間隔のストロークで前記駆動板を前記延在方
    向とは垂直方向に駆動するための第2駆動手段と、前記
    駆動板が所定位置にあるときに、前記開口の各々と整列
    する空気噴出口を備えた部品圧送手段と、所定位置にあ
    る前記開口の一つに部品を1個、供給するための部品切
    出手段とから成ることを特徴とする部品供給装置。
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