JPH0683218U - 金属切断装置 - Google Patents

金属切断装置

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JPH0683218U
JPH0683218U JP030129U JP3012993U JPH0683218U JP H0683218 U JPH0683218 U JP H0683218U JP 030129 U JP030129 U JP 030129U JP 3012993 U JP3012993 U JP 3012993U JP H0683218 U JPH0683218 U JP H0683218U
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JP
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cutting
movable jaw
jaw
cut
fixed jaw
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Application number
JP030129U
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English (en)
Inventor
寛一郎 中澤
Original Assignee
株式会社エス・テー・ケー商会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅広く各種金属材料の切断が行える金属切断
装置を提供する。 【構成】 装置本体1に連接された固定顎4と、軸11
を介してこの固定顎4に対して開閉可能に設けられた可
動顎8とを有し、固定顎4および可動顎8の先端近傍に
は切断対象係止用の凸部7、13が形成され、かつ両顎
の先端にはコンクリート片等の非切断対象を破砕する破
砕手段として牙部材6および10が形成される。金属材
料たる切断対象を切断するに当たって、可動顎8を閉じ
る際に切断対象が滑った場合には最終的に係止用凸部
7、13に係止され、それ以上滑ることなく切断され
る。また切断作業中にコンクリート壁等の非切断対象が
両顎の開口部に位置した場合には、両牙部材6、10が
閉じ合わされることにより可動顎8の作動が可能な範囲
で非切断対象が破砕されるため、可動顎8の作動には支
障が生ぜず、切断対象は効果的に切断される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鉄筋やH型鋼等の建築構造材料を切断する装置であり、特に常時高い 切断能力を保持し、かつ切断対象に近接してコンクリート構造材等切断対象以外 のものが有る場合でも切断が効果的に行われるように改良が加えられた切断装置 であって、建設機械のアタッチメントとして好適な金属切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、H型鋼等の金属構造材を用いて倉庫等の構造物が構築されている場合 、この構造物を取壊したり、各種化学プラントの配管類を撤去する等の場合、以 前はバーナーを用いてこれら構造材や配管類を人手により適宜溶断する方法が用 いられていた。しかし最近では取壊しの効率を高めるために建設機械に取り付け 可能な金属切断装置により高効率で機械的に金属材料を切断することが多い。
【0003】 図6は従来型金属切断装置を示す。即ち、切断装置本体21に対しては前方に 向かって嘴状に突出しかつ刃23が取り付けられた固定顎22が一体的に形成さ れている。この固定顎22の形成部と対向する装置本体後端部はブラケット21 aとなっており、このブラッケット21aを介して装置全体が建設機械等のアー ムに取り付けられるようになっている。
【0004】 24は前記固定顎22と同様嘴状に形成されかつ刃32が取り付けられた可動 顎で、軸25を介してこの装置本体21に対して油圧シリンダ27の駆動力によ り回動するようにして装置本体21に取り付けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上の構成の金属切断装置においては、対象物を切断する際に、可動顎24を 開いた状態で切断対象(図示の場合はパイプ)28をくわえ込み、かつ可動顎2 4を徐々に閉じることにより可動顎24と固定顎22とにより対象物を噛み切る ようにして切断する。この装置によれば前記溶断作業に比較して数倍から十数倍 の高い効率で対象物を切断することが可能であるが、反面次のような問題も指摘 されている。
【0006】 先ず可動顎24および固定顎22共に剪定鋏の如く嘴状に形成されることによ り、刃の先端までが円弧状に滑らかに形成されている。この形状は切断能力が高 い反面次のようにな問題がある。即ち切断対象28が厚肉であったり、固かった り、或いは刃23、32が磨耗して切れ味が落ちている場合等では、刃23およ び32に接触した部分のみでは当該切断対象28が切断されず、可動顎24を閉 じるに従って切断対象28が逃げるようにして両顎22、24の先端部に滑って 行き、切断が不完全に終わる事態が生じている。また切断対象28を切断する際 に、両顎22、24の開放部分に例えばコンクリート片29等の非切断対象物2 9が位置すると、可動顎24を閉じる際に切断対象28を切断し終わらないうち に可動顎24、固定顎22の先端部分がこの非切断対象29に接触してしまう。 このような状態で無理に可動顎24を閉じようとすると先細の先端部に大きな力 が加わり、この先端部分を破損したり、或いは可動顎24の閉じ合わせが不可能 になって対象物28の切断ができなくなることもある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の問題点を除去するよう構成されたものであって、固定顎とこの 固定顎に対して回動可能に設けられた可動顎とを有し、かつ可動顎と固定顎の先 端部近傍には切断対象の係止手段が形成され、かつ両顎の先端部には非切断対象 であるコンクート片や石等を破砕する破砕手段が設けられていることを特徴とす る金属切断装置である。
【0008】
【作用】
対象物を切断する際、可動顎を閉じ合わせるに従って対象物が両顎の先端方向 に向かって滑っても、最終的には両顎の先端部近傍に設けられた係止手段に係止 され、それ以上すべることなく良好に切断される。また両顎の開放部分にコンク リート片等の非切断対象が位置していても可動顎を閉じ込むことにより切断対象 を切断すると同時に非切断対象は破砕手段に接触する範囲で破砕されるため、可 動顎は非切断対象があっても最後まで閉じ合わせることができ、従って切断対象 は良好に切断される。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に説明する。
【0010】 図1において、符号1は金属切断装置本体であって、本体1の後端部には回転 部材2を介してブラケット3が設けられており、ブラケット3が建設機械のアー ムに取り付けられた際に、装置本体1はこの回転体2を介して前記アームに対し て回転可能なようになっている。4は装置本体1に対して固設されている固定顎 であり、5はこの固定顎4に設けられた刃であって、ボルト等の取り付け手段に より交換可能に固定顎4の側縁部に取り付けられている。7は固定顎4の先端近 傍において前記刃5の形成面から突出するよう形成された切断対象係止用の凸部 であり、図示の構成では後述する図2乃至図5に示すように固定顎4の奥の方向 、即ち装置本体1に向かった方向の面が前記刃4の形成面に対してほぼ垂直に切 り立ったような形状で突出形成されている。
【0011】 6は上記係止用凸部7に隣接して固定顎4の先端に設けられた破砕手段たる破 砕用牙部材(以下単に「牙部材」と称する)であって、図示の構成では一対の歯 部6a、6bが平行し、かつ両歯部6a、6bの間に凹所6cが形成された構造 となっている。
【0012】 符号8は可動顎であって装置本体1に設けられた軸11により軸支され、油圧 シリンダ9(図2参照)により同軸11を中心として回動するように構成されて いる。この可動顎8に対してもボルト12により交換可能に刃(図示せず)が設 けられている。13は前記固定顎4に形成されたものと同様に、刃の形成面から 突出するようにして形成された切断対象係止用の凸部であり、その形状も前記凸 部7と同様本体1に向かった面がほぼ垂直面となるような形状に形成されている 。
【0013】 10は上記凸部13に隣接して可動顎8の先端に形成された牙部材であって、 前記固定顎4側の牙部材6と共にに非切断物を破砕する破砕手段を構成する。こ の牙部材10は前記牙部材6と相違して、一枚の突片により形成されており、可 動顎8を固定顎4側に閉じ合わせた際にこの突片先端が牙部材6の凹所6cに位 置するよう構成され、両顎4、8が完全に閉じ合わさるのを阻止しないようにな っている。
【0014】 次に上述の装置の作動状態について説明する。
【0015】 先ず図2および図3は切断対象が厚肉の金属管28である場合の作動状態を示 す。可動顎8を開いた状態で装置本体1を同金属管28に近づけて、開いた顎内 に金属管28が位置するようにした状態で、油圧シリンダ9を作動させて可動顎 8を閉じることにより金属管28を切断する。この際、金属管28を構成する金 属材料が硬い場合や、両顎の刃が磨耗している等の場合には図2示す位置で金属 管28が完全には切断されずに、可動顎8を閉じるに従って金属管28は両顎の 前方に滑って行く事態が生じる場合がある。この場合には金属管28は徐々に閉 じ合わされた両顎4と8の先端部近傍において対向するよう突出形成された係止 用凸部7および13に係止され(図3参照)、それ以上先端に滑るのが阻止され る。この状態で更に可動顎8を閉じることにより金属管28は完全に切断される 。即ち、凸部7および13が形成されていれば、従来切断が困難であった硬い金 属材料の切断が可能である。また刃が多少磨耗していても切断可能であり、両顎 の刃を頻繁に交換する必要は無くなる。
【0016】 次に、例えばビル等のコンクリート構造物を破壊除去する場合には、金属構造 材料に近接して切断対象が位置している場合が多々ある。図4及び図5はこのよ うに切断対象の近傍にコンクリート部材等の非切断対象が位置しており、切断装 置作動時にこの非切断対象が装置の顎部に接触する可能性のある場合の作動に付 いて示している。
【0017】 先ず前述の作動状態の説明の場合と同様、可動顎8を開いて切断装置本体1を 切断対象たるH型鋼30が両顎4および8の中に位置するようにする。図示の配 置では、コンクリート壁31が同H型鋼30の近傍に位置しているため可動顎8 を閉じて行くと両顎4、8の先端部がこのコンクリート壁31に接してしまう。 この場合可動顎8を閉じて行く時にコクリート壁31が開放されている両顎4お よび8の中に位置しても、可動顎8の作動を停止させずに回動をそのまま続ける 。この可動顎8の動作により両顎4、8の先端に形成された牙部材6および10 がコンクリー壁を破砕する。
【0018】 即ち可動顎8が作動可能な範囲においてコンクリート壁31は破砕手段たる牙 部材6、10により破砕されるため、コンクリート壁31が有っても可動顎8の 作動は阻止されず、対象物たるH型鋼は良好に切断される。また、この状態に加 えて前述の如く破砕対象が滑る場合には破砕手段及び係止用凸部の両者により効 果的な切断が当然可能である。なお係止用凸部7及び13は前述の如く切断対象 を係止するほか、例えば鉄筋や、切断した金属材料等の対象物を切断しない範囲 で可動顎4を噛み合わせることにより、この係止用凸部7および13を利用して 対象物を係止し、さらに建設機械のアーム等金属切断装置の取り付け対象を作動 させて当該対象物をつまみ上げ、移動させる等、切断以外の操作を行うことも可 能である。因みに図6に示すような凸部を持たない従来型の金属切断装置ではこ のような作業を行うことはできない。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上具体的に説明した如く、可動顎と固定顎の先端部近傍に係止用凸 部がそれぞれ形成されていることにより、従来は切断が困難であった材料や、刃 の磨耗等により切断機能が低下している場合でも切断対象を効果的に切断するこ とができ、切断効率を向上させることが可能となり、また刃の交換も頻繁に行う 必要がなく、経済的かつ省力的に切断作業を行うことができる。
【0020】 また両顎部の先端に破砕手段が形成されることにより、切断対象の近傍にコン クリート片等の非切断対象があっても、切断が良好に行えるので、切断装置の利 用範囲を従来装置よりも広げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す金属切断装置の斜視図
である。
【図2】図1示す金属切断装置の作動開始状態を示す装
置側面図である。
【図3】図2に連続して金属の切断状態を示す装置側面
図である。
【図4】図1に示す金属切断装置において、切断対象の
近傍に非切断対象が位置する場合の作動開始状態を示す
装置側面図である。
【図5】図4に連続して金属の切断状態を示す装置側面
図である。
【図6】従来の金属切断装置の側面図である。
【符号の説明】
1 金属切断装置本体 4 固定顎 6 破砕用牙部材 6a、6b 歯部 6c 凹所 7 (切断対象)係止用凸部 8 可動顎 10 破砕用牙部材 13 (切断対象)係止用凸部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に連接された固定顎と、この固定顎
    に対して開閉可能に設けられた可動顎とを有し、可動顎
    を閉じることにより可動顎と固定顎とで対象物の切断を
    行う装置において、可動顎と固定顎の先端部近傍には対
    向するように切断対象を係止する凸部が対向して突設さ
    れ、かつこの凸部に隣接して固定顎および可動顎の先端
    には非切断対象を破砕する破砕手段が設けられるている
    ことを特徴とする金属切断装置。
  2. 【請求項2】 前記破砕手段は一対の牙部材であって、
    一方の牙部材は一枚の突片として形成され、かつ他方の
    牙部材は中央に凹所が形成されるようにして平行して突
    出形成される二枚の歯部を有するよう形成され、これら
    の牙部材が固定顎と可動顎の何れか一方にそれぞれ設け
    られ、可動顎を閉じた際に一枚の突片からなる牙部材が
    他方の牙部材の凹所に位置するよう構成したことを特徴
    とする請求項1記載の金属切断装置。
JP030129U 1993-05-14 1993-05-14 金属切断装置 Pending JPH0683218U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187015A (ja) * 2000-12-18 2002-07-02 Takachiho Kogyo Kk シヨベルマシン用鉄骨カッター装置

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