JPH0683043A - 調整可能な接着性の支持体を有する感光性エレメント - Google Patents

調整可能な接着性の支持体を有する感光性エレメント

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JPH0683043A
JPH0683043A JP7138593A JP7138593A JPH0683043A JP H0683043 A JPH0683043 A JP H0683043A JP 7138593 A JP7138593 A JP 7138593A JP 7138593 A JP7138593 A JP 7138593A JP H0683043 A JPH0683043 A JP H0683043A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレクソグラフ印刷板として有用な感光性エ
レメントの提供を目的とする。 【構成】 (a)支持体、(b)(i)反応性部分と非反応性
部分とを有する有機ポリマーか、あるいは反応性部分を
もつ少なくとも1つの有機ポリマーと非反応性部分をも
つ少なくとも1つの有機ポリマーとの混合物のいずれ
か、(ii)架橋剤、および(iii)触媒、の反応生成物を含
んでいる熱により硬化された層、および(c)光硬化性
層、からなる感光性エレメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は調整可能な接着性の支持体を有す
る感光性エレメントに関する。さらに詳細には、支持体
とその上に付与されている感光性材料とから構成され、
感光性材料に対する支持体の接着性が初めは低く、そし
て活性光に対する露光により増強されるような感光性エ
レメントに関するものである。
【0002】
【背景技術】感光性エレメントはグラフィックアーツお
よびエレクトロニクス工業において各種の用途に使用さ
れている。たとえば、このようなエレメントは印刷版、
プルーフ用エレメント、ホトレジストなどを作るために
用いられている。感光性エレメントは支持体とその上に
付与された感光性層とから一般に構成されている。エレ
メントは代表的に原板またはホトツールを通じて活性光
に露光され、露光域と未露光域とが作られる。活性光に
対する露光は感光性層の露光域の物理的特性変化、たと
えば、溶解性、膨潤性または分散性などの変化、粘着性
の変化、接着性の変化、色調の変化などを生じ、その結
果露光と未露光の区域はひき続く現像ステップにおいて
区別されるのである。現像には(a)エレメントに対し
て適当な溶剤を適用することにより、さらに可溶性、膨
潤性または分散性である未露光域をとり除く、(b)さ
らに粘着性の区域に付着する着色トーニング材料を付与
する、あるいは(c)転写または剥離することにより接
着性の低い材料をとり除く、などが含まれる。
【0003】感光性エレメントの支持体は一般的にうす
い金属シートまたは、さらに普通に柔軟、透明なポリエ
ステルのようなポリマー性フィルムである。ある種の応
用に際して、支持体は現像ステップを含む製品の一生を
通じて感光性の材料と堅く結合したままでいなければな
らない。別の応用に際して支持体はとり除き得るもので
なければならない。多くの場合に、所望程度の接着性は
接着−調整材料、すなわち接着性を増大または減少のい
ずれかとする材料、によってフィルム支持体を最初に塗
布することで達成される。
【0004】接着−調整材料の使用に伴っていくつかの
問題が存在する。たとえば、支持体とそして上にのっか
る感光性層の両方に対して堅く結合する接着用材料を得
ることはしばしば困難である。ある場合に接着剤は溶剤
の作用を受け、そのため支持体に対する初期の高い接着
性は、感光性層が溶剤塗布で付与されるとき著しく減少
するのである。同じように、接着性を減少させる材料に
伴う問題もある。たとえば、支持体に対しては堅く結合
するが上にのっかる感光性層は剥離可能であるような材
料を得ることは困難である。ポリエステル支持体につい
てシリコン剥離層が普通用いられるが、ときにある種の
シリコン材料は、ポリエステル支持体をはがし去ったと
き上にのっている層の裏側に残留するのである。
【0005】1991年3月13日に発行された欧州特
許出願の第416,765A2号では、ポリマーフィル
ム基板とポリマー接着層とからなる剥離フィルムを説明
している。この接着層は(i)有機ポリイソシアネート
(ii)イソシアネート反応性のポリジアルキルシロキサ
ンおよび(iii)ポリマー性のポリオールの反応生成物
であるポリウレタン樹脂を含んでいる。この接着層はフ
ィルム基板に堅く接着し、しかも反対面からの剥離を与
えるのである。
【0006】調整可能な接着性を有するフィルム支持
体、すなわち最終の用途に応じて、フィルム支持体を感
光性層から容易にとり除くことができるか、または感光
性層に堅く接着したままで残留するような支持体を得る
ことが望ましい。調整可能な接着性を有するフィルム支
持体は、印刷板用のレリーフ像を作るために用いられる
感光性エレメントのために特に望ましいものである。従
来の接着調整材料の利用に伴う欠点を克服するフィルム
支持体用にも必要性が存在する。
【0007】これらの各必要性は本発明の感光性エレメ
ントの使用でかなえられるものである。
【0008】
【発明の要点】本発明は (A)支持体; (B)(i)反応性部分と非反応性部分とを有する有機
ポリマー、または少なくとも1つのポリマーは反応性部
分を持ちそして少なくとも1つのポリマーは非反応性部
分を持つ有機ポリマーの混合物のいずれか、(ii)架橋
剤および(iii)触媒、の反応生成物を含んでいる熱によ
り硬化された層;および (C)光硬化性層、 の順序に構成される感光性エレメントを提供するもので
ある。
【0009】熱により硬化された層に対する光硬化性層
の接着性は初期には低く、そして支持体を通じて活性光
に対し感光性エレメントを露光することにより予想どお
りに増強される。
【0010】
【発明の具体的説明】本発明の感光性エレメントは支持
体、熱により硬化された層、および光硬化性層の順序に
構成される。熱により硬化された層は、強い接着性をも
つ反応性部分と同じく弱い接着性をもつ非反応性部分と
をもつ、ポリマー性材料またはポリマーの混合物を含ん
でいる。
【0011】支持体とその上に付与された反応性部分と
非反応性部分とを有するポリマー性材料を含む層とから
なる感光性エレメントが、支持体と光硬化性層との間で
調整可能な接着性を生じるということを見出したのは、
予期もせずまた驚くべきことであった。支持体に対する
感光性層の接着は初期には低いがエレメントを加工する
には充分であり、そして接着性は支持体を通じて活性光
に対しエレメントを露光すると増強される。
【0012】自立性のポリマーフィルム基板を支持体と
することができる。この「自立性」の用語は、フィルム
がウエブまたはその他のキャリアーにより支持される必
要のないことを意味している。基板にはフィルムを形成
するポリマー性材料のほとんどいずれもが含まれ、これ
らは(a)活性光に対し透明または透過性で、(b)寸
法的に安定であり、そして(c)非反応性でかつ加工の
状態を通じて安定なままでいるようなものである。適当
なフィルムの実例には、セルローズ系フィルムおよびポ
リオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネートとポリエ
ステルのような熱可塑性材料が含まれる。線状のポリエ
ステル、特にポリエチレンテレフタレート(PET)が
好ましい。この他の線状結晶性ポリエステルフィルムも
ベース用のフィルム支持体として用いることができ、こ
れらにはたとえばイソフタル酸、ナフタレン酸、あるい
はテレフタル酸とナフタレン酸および/またはイソフタ
ル酸との混合物などのエチレングリコールポリエステル
類、もしくはその他のグリコール類、特にブタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノールまたはエチレ
ングリコールとブタンジオールの混合物などとのポリエ
ステル類が含まれる。
【0013】本発明の目的のため、「フィルム」の用語
は以上に特定したもののようなポリマー性基板ととも
に、シートテープ、デイスクおよび類似の市販の物品な
どをも包含するものである。支持体は一般に約0.25
〜約15ミル(6〜375μm)の厚さを有している。
【0014】〔熱により硬化された層〕熱により硬化さ
れた層は(i)反応性部分と非反応性部分、つまり低い
接着性と非反応性の基をもつ部分、を有するポリマー、
または少なくとも1つのポリマーは反応性部分を持ちそ
して少なくとも1つのポリマーは非反応性部分を持つポ
リマーの混合物のいずれか、(ii)架橋剤および(ii
i)触媒、の反応生成物であるポリマー性材料を含んで
いる。
【0015】反応性部分と非反応性部分とを有するポリ
マーは一般にブロックコポリマーである。反応性および
/または非反応性の部分はポリマー骨格中にまたは懸垂
基の形で存在することができる。反応性部分は架橋剤と
反応することのできる基を含有し、そして熱により硬化
された層に対して接着機能の多くを与えるものである。
適当な反応性官能基の実例はカルボキシル、ヒドロキシ
ル、アミン、アミドまたはオキシラン基などが含まれる
が、これに限定されるものではない。反応性部分として
用いることのできるポリマーの例にはポリカーボネー
ト;アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸および
カルボキシル化高級ポリオレフィンなどのような不飽和
酸と酸無水物のポリマーおよびコポリマー;ポリビニル
アルコールおよび部分ケン化ポリビニルアセテート;ヒ
ドロキシまたはアミノ置換したポリアクリレートとポリ
メタクリレート;ポリアクリルアミド;およびエポキシ
ポリマーなどが含まれる。反応性部分は、たとえばポリ
オレフィンまたはビニルポリマーなどの、ポリマー性側
鎖として導入することもできる。反応性基は反応性部分
の全重量を基準に約0.01〜5.0重量%含まれるが、
さらに高レベルに用いることもできる。
【0016】低い接着性を有する部分、つまり非反応性
部分は上述の反応性部分の1つとともにブロックコポリ
マー中の1つのポリマーブロックとして、あるいは懸垂
ポリマー鎖の1つとして存在することができる。その接
着性の低いことで知られている材料はどれも使用するこ
とができる。このような材料の例にはオルガノシロキサ
ンポリマー、ポリオレフィンとフルオロポリマーなどが
含まれる。低い接着性を有する好ましい部分はオルガノ
シロキサンポリマーである。
【0017】ある場合に、非反応性部分は名目上「活
性」である基を少量含むこともある。しかしながら、こ
のような基が非常に少量で存在しているとき、この部分
はなお非反応性として作用する。このような材料の例
は、低いレベルのカルボキシル基を作るように部分酸化
された、たとえば25より小さな酸価をもつポリエチレ
ンである。かかる物質はフィルム支持体と光硬化性層と
の間で良好な接着性を与えない。ポリマー材料が「非反
応性部分」として作用するかどうかを決定するために、
材料は追加的な反応性部分なしでテストされる。熱によ
り硬化された層をテストされるポリマー材料、架橋剤お
よび触媒を含む組成物で支持体上に形成する。ついでこ
の塗布済みの支持体上に光硬化性層を付与し、そして接
着性を支持体を通じた露光の前と後とで測定する。接着
性が最初は低くそして露光によって増加しないならば、
そこでテストされるポリマー材料は非反応性であると見
做される。
【0018】有機ポリマーと種々の各部分は良く知られ
ている重合技術を用いて調製される。反応性対非反応性
部分の比率は約1:9から約9:1に、好ましくは重量
で約1:3〜約3:1に変えることができる。ポリマー
はまた追加的な非反応性ブロックまたは懸垂基を含むこ
とができる。
【0019】あるいは、熱的に硬化される層は架橋剤と
触媒のほかに、少なくとも1つのポリマーが反応性部分
をもちまた少なくとも1つのポリマーが低い接着性をも
つ非反応性のものであるような、2種またはそれ以上の
ポリマーの混合物であるポリマー性材料を含むことがで
きる。反応性部分をもつ適当なポリマーの例は、ブロッ
クコポリマー中の反応性部分として前に挙げたものが含
まれる。適当な非反応性ポリマーの例は、ブロックコポ
リマー中の非反応性部分として前に挙げたものが含まれ
る。各ポリマーは互いに充分な相溶性をもち、そのため
平滑で一様な塗膜が形成できるようなものでなければな
らない。その上、塗膜は充分な透明性または透過性をも
ち、支持体と熱により硬化された層とを通じて光硬化性
層の露光ができるものでなければならない。反応性対非
反応性ポリマーの比率は約1:9から約9:1、好まし
くは重量で約1:3〜約3:1に変化させることができ
る。
【0020】架橋剤は多官能性化合物で、硬化ステップ
に際して有機ポリマーの反応性部分と反応をする。適当
な架橋剤の例にはメラミン−ホルムアルデヒド、ウレア
−ホルムアルデヒド、ベンゾグアナミン−ホルムアルデ
ヒド、グリコルウリル−ホルムアルデヒド、エポキシお
よびアジリジン樹脂などが含まれる。好ましい架橋剤は
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂である。この樹脂は有
機ポリマーの重量を基準に1〜25重量%の量で使用さ
れる。
【0021】触媒は架橋反応を促す作用をする。大多数
のホルムアルデヒドベースの樹脂の架橋のために好まし
い触媒には硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸
アンモニウム、チオシアン酸アンモニウム、リン酸2水
素アンモニウム、リン酸水素ジアンモニウム、パラトル
エンスルホン酸、硫酸、塩基との反応により安定化され
たマレイン酸、パラトルエンスルホン酸アンモニウムお
よびパラトルエンスルホン酸モルホリニウムなどが含ま
れる。触媒は架橋剤の重量を基準に約1〜20重量%の
量で一般的に存在させる。
【0022】熱により硬化された層はまた塗膜の接着性
を妨げない限りその他の添加物を含むこともできる。存
在することのできる添加物の実例には湿潤剤、レオロジ
ー調整剤、溶解助剤、界面活性剤、その他などが含まれ
る。熱により硬化された層の組成物は界面活性剤、たと
えばラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク
酸のナトリウム塩、ノニルフェノールポリエチレングリ
コールエーテルまたはラウリルエーテル硫酸アンモニウ
ムなどを含むことが好ましい。
【0023】本発明の感光性エレメントを調製する際、
熱により硬化された層の各成分は熱硬化ステップの前に
支持体に付与される。この熱により硬化される層の組成
物は水性エマルジョンの形にされ、ついで支持体すなわ
ちポリマーフィルム基板に付与するのが好ましい。この
エマルジョンは周知の標準的の方法を用いて調製する。
組成物はまた溶剤または半水性塗布で付与することもで
きる。
【0024】水性エマルジョンまたは溶液はポリマーフ
ィルム基板上に普通の塗布方法を用いて付与または塗布
される。好ましい方法において、水性エマルジョンはポ
リエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエス
テルフィルムの、未延伸または一軸あるいは二軸延伸フ
ィルム上に塗布する。これはたとえば、ポリエステルフ
ィルムを水性エマルジョンの浴中を通過させるか、ある
いはローラーまたはブラシによって一方の面にのみエマ
ルジョンを付与することにより達成される。塗布された
材料はついで乾燥させる。塗布済みのフィルムは必要な
ればさらに延伸をし、そして有機ポリマーの活性部分と
架橋剤との架橋を促進するために充分な温度に加熱をす
る。代表的に、約150℃から250℃の温度を硬化の
ために使用する。
【0025】もし未延伸のフィルムまたは一軸延伸のフ
ィルムに対して塗膜が付与されたのならば、フィルムは
塗布ステップの後で塗膜の機械的な完全さを損なうこと
なく延伸し、そしてついで架橋させるために充分な温度
に加熱をすることができる。塗膜が延伸または未延伸の
どちらのフィルム支持体に付与されたかには関係なく、
塗膜がいったん乾燥しかつ充分に硬化されたならば、最
終的に支持体はその上に付与された熱により硬化された
層を有することになる。最良の結果のために、乾燥し延
伸した後の熱により硬化された層の厚みは約0.001
〜1.0μm、好ましくは0.03〜0.06μmとすべ
きである。普通塗膜物質の量はフィルム面1m2当り約
0.03〜0.06gである。
【0026】〔光硬化性層〕本発明の感光性エレメント
中で用いられる光硬化性層は、活性光に対する露光後に
現像溶媒中の可溶性、膨潤性または分散性が小さくなる
ようなものである。ここで用いた「溶解性」の用語は、
画像状露光後に現像溶媒の作用により除去される未重合
の区域の能力を指し、また完全な溶解性と同様に膨潤性
と分散性をも含むものと意図されている。光硬化性層は
普通光重合性もしくは光架橋性のものである。光架橋は
一般にプレフォームポリマーが架橋して溶解性がより乏
しい架橋したポリマーネットワークを形成されることに
より生じるのである。これはポリマー鎖に直結している
反応性の懸垂基の2量化によるか、あるいはポリマーと
別の光活性な多官能架橋剤との反応のいずれかにより起
きるのである。光重合は比較的低い分子量のモノマーま
たはオリゴマーが、光開始性のカチオン重合もしくはフ
リーラジカル重合をして不溶性のポリマーを形成すると
きに一般に生じるのである。
【0027】光架橋性層は、活性光に対して感光性の光
開始剤と、(i)活性の懸垂基を有するポリマーバイン
ダー、または(ii)ポリマーバインダーと架橋剤、のい
ずれかとから一般に構成されている。使用することので
きる光開始剤は後で詳しく述べる。バインダーとして用
いることのできる材料にはアクリレート、メタクリレー
ト、スチレン、ビニルアセテートおよびその部分水素化
誘導体のポリマーとコポリマーとが含まれる。またゼラ
チンおよびセルローズエステルとエーテル、同様にブタ
ジエンおよびイソプレンのポリマーとコポリマーのよう
なエラストマー性の材料も使用することができる。ある
種のシステムにおいては、シンナモイルまたはN−アル
キルスチルバゾリウムのような光2量化する基がポリマ
ー鎖に結合されている。照射に際して異なる鎖に結合し
ている基は2量化して鎖を架橋する。別のシステムで
は、重クロムゼラチンのような重クロム化コロイドを作
るのに用いられている重クロム酸塩、およびアジド類の
ような光活性化架橋剤が使用されている。照射されたと
きは反応性の中間体が発生し、これは2個またはそれ以
上のポリマー鎖と反応して架橋を形成する。光架橋性シ
ステムの各種実例は、A. Reiser氏著のPhotoreactive P
olymers(ジョンワイレイアンドサン社刊、1989)
中で示されている。
【0028】光重合性層は、(i)活性光に対して感光
性の光開始剤、(ii)カチオン重合またはフリーラジカ
ル開始重合をすることのできるモノマーあるいはオリゴ
マー、および(iii)バインダーから一般に構成されて
いる。これらのシステムにおいて、比較的低い分子量の
モノマーまたはオリゴマーは高分子量のポリマーを形成
するように結合される。この重合は光開始剤の光活性化
により開始される。使用することのできる光開始剤は後
で詳細に説明をする。
【0029】好ましいモノマーはフリーラジカル重合を
するエチレン性の不飽和化合物である。代表的なモノマ
ーにはエチレングリコールのアクリレートおよびメタク
リレートエステル、およびその低分子量オリゴマーが含
まれる。多官能性のモノマー、たとえばトリメチロール
プロパンおよびペンタエリスリトールのアクリレートお
よびメタクリレートエステルは、高度に架橋したネット
ワークを形成させるためにしばしば使用される。各ヒド
ロキシル基を数分子のエチレンオキサイドと反応をさせ
たエトキシレートトリメチロールプロパンのエステル
と、同じくビスフェノールAジグリシジルエーテルから
導かれるモノマーも使用される。バインダーとして用い
ることのできる材料にはアクリレート、メタクリレー
ト、スチレン、ビニルアセテートおよびその部分水素化
誘導体のポリマーとコポリマーが含まれる。またゼラチ
ンおよびセルローズエステルとエーテル、同様にブタジ
エンおよびイソプレンのポリマーとコポリマーのような
エラストマー性の材料も使用することができる。光重合
性システムの各種の例は、A. Reiser氏著のPhotoreacti
ve Polymers(ジョンワイレイアンドサン社刊、198
9)中で示されている。
【0030】光架橋性と光重合性の両者のどちらのシス
テムでもできることが予想されよう。前述の光硬化性材
料はどれも本発明の感光性エレメントに使用することが
できるが、フレクソグラフ印刷板の作製に適した光硬化
性材料が特に好ましいものであり、以下に詳細に説明さ
れよう。
【0031】光硬化性材料はエラストマー性のバインダ
ー、少なくとも1つのモノマーおよび光開始剤とから構
成される。多くの場合、光開始剤は可視光または紫外光
に対し感受性のものである。フレクソグラフ印刷板の形
成に適した光硬化性組成物はどれも本発明に用いること
ができる。適当な組成物の例は、たとえばChen氏他の米
国特許第4,323,637号;Gruetzwacher氏他の同第
4,427,759号;およびFeinberg氏他の同第4,8
94,315号などに示されている。
【0032】エラストマー性バインダーは水性、半水性
または有機溶剤性の現像液中に可溶性または分散性であ
る単一のポリマーまたはポリマーの混合物とすることが
できる。水性または半水性の現像液中に可溶性または分
散性であるバインダーはAlles氏の米国特許第3,45
8,311号;Pohl氏の同第4,442,302号;Pine
氏の同第4,361,640号;Inoue氏、他の同第3,7
94,494号;Proskow氏の同第4,177,074号と
同第4,431,723号;およびWorns氏の同第4,51
7,279号などに示されている。有機溶剤現像液中に
可溶性または分散性のバインダーには天然ポリマーまた
はポリイソプレン、1,2−ポリブタジエン、1,4−ポ
リブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリル、ブタジ
エン/スチレン熱可塑性−エラストマーブロックコポリ
マーおよびその他のコポリマーを含む、共役ジオレフィ
ン炭化水素の合成ポリマーなどが含まれる。Chen氏の米
国特許第4,323,636号;Heinz氏他の同第4,43
0,417号;およびToda氏他の同第4,045,231
号などで論じられているブロックコポリマーを使用する
ことができる。好ましいバインダーはスチレンとブタジ
エンとのコポリマー、特にA−B−Aタイプの、たとえ
ばスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー
である。バインダーは光硬化性層の少なくとも50重量
%の量で存在するのが好ましい。
【0033】ここで用いたバインダーの用語には、Fryd
氏他の米国特許第4,956,252号中で示されたよう
な、コアシェルマイクロゲルとマイクロゲルの混合物お
よびプレフォームされたマクロ分子ポリマーを包含する
ものである。
【0034】光硬化性層は単一のモノマーまたはモノマ
ーの混合物を含むことができ、これは透明なくもりのな
い感光性層が作られる程度にバインダーと相溶性でなけ
ればならない。光硬化性層中で用いることのできるモノ
マーは当業界に良く知られている。このようなモノマー
の例はChen氏の米国特許第4,323,636号;Fryd氏
他の同第4,753,865号と同第4,726,877
号;およびFeinberg氏他の同第4,894,315号など
で知ることができる。好ましいモノマーにはアルキルア
ルコール類、ヘキサメチレングリコール、トリメチロー
ルプロパン、ポリオキシプロピルトリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトー
ルなどのようなアルコール類とポリオール類のアクリレ
ートおよびメタアクリレートモノエステルとポリエステ
ルなどが含まれる。モノマーは光硬化性層の少なくとも
5重量%の量で存在するのが好ましい。
【0035】光開始剤は活性光に対して感受性でフリー
ラジカルを発生し、モノマーまたは複数モノマーの重合
を過度の終末を来すことなく開始させる、単一の化合物
または化合物群のことである。一般に光開始剤は可視光
または紫外光、特に紫外光に対し感受性である。このも
のは185℃およびこれ以下で熱に不活性なものでなけ
ればならない。適当な光開始剤の例には置換または未置
換の多核キノン類が含まれる。適当な系の例はGruetzma
cher氏他の米国特許第4,460,675号;およびFein
berg氏他の同第4,894,315号中で示されている。
光開始剤は一般に光硬化性組成物の重量を基準に約0.
001%から約10.0%の量に存在する。
【0036】光硬化性層は必要とされる最終特性に応じ
てその他の添加物を含有することができる。このような
添加物には熱重合抑制剤、可塑剤、着色材、抗酸化剤、
抗オゾン化剤、充填材または補強材などが含まれる。
【0037】光硬化性層はバインダー、モノマー、光開
始剤およびその他の成分を各種の方式で混合することに
より調製される。レリーフ印刷板を作るために用いられ
る感光性エレメント用には、光硬化性材料混合物を熱メ
ルト体にし、ついで所要の厚みにカレンダーがけするの
が好ましい。組成物の溶融、混合、脱泡および濾過など
の機能をするためにはエクストルーダーを使用すること
ができる。光硬化性の材料は塗布済みの支持体上に直接
ダイを通じてエクストルードし、そして所要の厚みとす
るため処理することがさらに好ましい。これは支持体と
カバー層、すなわちカバーシートまたは多層カバーエレ
メント、との間で光硬化性材料をカレンダーすることに
より達成することができる。カレンダーがけは混合装置
またはエクストルーダーからカレンダーのニップ中に光
硬化性材料を移送し、そして支持体とカバー層との間で
熱間カレンダーがけをすることにより達成される。
【0038】光硬化性材料はまた塗布済みの支持体とカ
バー層との間にモールド状で置くこともでき、材料はつ
いで熱および/または圧力の付与により平らにプレスさ
れる。
【0039】このほか、光硬化性材料は適当な溶剤中の
材料溶液を塗布済みの支持体上にキャストして付与する
ことができる。光硬化性材料はまた一時的な支持体上に
キャストし、ついで塗布済みの支持体上にラミネートす
ることもできる。
【0040】〔塗布済みの支持体に対する光硬化性層の
接着性の調整〕塗布済みの支持体に対する光硬化性層の
初期の接着性は(a)光硬化性層の組成、(b)反応性
部分と非反応性部分の相対的比率と架橋剤の量とを含め
た熱により硬化された層の組成、(c)塗布および熱に
より硬化された層の硬化のため使用した処理条件、およ
び(d)感光性エレメントの調製のため用いた処理条
件、などに依存する。塗布済みの支持体に対する光硬化
性層の接着性は、支持体またはポリマーフィルム基板を
通じて活性光に対し感光性エレメントを露光することに
より増強される。
【0041】熱により硬化された層中の反応性ポリマー
または反応性部分のより大きい比率は、塗布済みの支持
体に対する光硬化性層のより高い初期接着性をもたらす
のである。非反応性部分のより大きな比率は、より低い
初期接着性を生じ、そして支持体を通じての露光によっ
て達成される接着性を制限する。従って、ある所定の処
理条件について、塗布済みの支持体と光硬化性層との間
の接着性の上限と下限とは、熱により硬化された層の組
成と光硬化性層の組成により決定されるのである。処理
条件の変化、たとえば、熱により硬化された層の硬化温
度、光硬化性層の熱的履歴、光硬化性層が塗布済みの支
持体に付与されるときの方式、などの変化はこれら上限
と下限を若干変化させるだろう。そこで、実際に使用さ
れるであろう処理条件下で接着性を決めることが必要で
ある。
【0042】接着性の微−調整は支持体を通じて活性光
に対して感光性エレメントを露光することにより達成さ
れる。この露光は塗布済みの支持体に対する光硬化性層
の接着性を増強する。この接着性−調整露光はエレメン
トの画像状露光の前に行われ、画像状露光もそれ自体支
持体と光硬化性層間の接着性の増強を来たすのである。
接着性−調整露光は一般にごく短期間のものである。あ
る場合に、支持体に対する強い接着が画像状露光ステッ
プに先立って必要とされ、そこでより長い時間の接着性
−調整露光が用いられる。しかしながら、接着性−調整
露光は画像の発現を妨げるほどに長くするべきではな
い。もし露光が余りにも長いと、光硬化性層の余りにも
多くが光重合または光架橋し、そして画像の発現のため
に充分な量の未硬化の材料が無くなってしまうだろう。
本発明の実施に際して接着性−調整露光の時間は一般的
に約30mj/cm2までである。
【0043】光硬化性エレメントからフレクソグラフ印
刷板を作成するための方法において、画像状露光ステッ
プ後に活性光に対し露光をされなかった光硬化性層の大
きな部分をとり去ることができると同時に、光硬化性層
の露光をされた区域は支持体に対して良好な接着性をも
つことがときに必要とされる。これは本発明の感光性エ
レメントの使用により達成することができる。熱により
硬化された層の組成と接着性−調整露光の長さとを、光
硬化性層が塗布済みの支持体に対して低い初期接着性を
もつように選定する。画像状露光ステップに際して、支
持体に対する接着性は露光域において増強されるが、未
露光域においては変化しない。したがって、画像状露光
後に未露光域はそのまわりを切り込むことにより支持体
からとり除かれ、これをはがし去ることができる。この
ことは大面積の光未硬化材料を洗い去る必要性を無くし
廃棄物処理を簡単化する。未露光域をとり除いた後で、
支持体を通じてエレメントに追加の露光を与えること
が、残留する光硬化域の支持体接着性を増強するのに望
ましい。一般に、0.1から2.0pli(0.018〜0.
35N/mm)の初期接着性がこのような利用のため許容
される。
【0044】接着性−調整露光は画像状露光ステップの
直前に行うことができる。しかしながら、これは感光性
エレメントの製造工程中に行うことが好ましい。光硬化
性層が塗布済みの支持体に対してエクストルージョン/
カレンダー法、ラミネーション法または塗布法などによ
り付与されるとき、エレメントは活性光を与える光源上
を通過させることができる。この露光時間は照射の強度
とスペクトル的エネルギー分布、感光性エレメントから
の距離、および感光性組成物の性質と分量などに応じて
変化しよう。代表的に、感光性組成物は紫外光に対して
感受性である。光源はこの放射線、好ましくは約250
nmと500nm間の波長をもつ光の効果的な量を与えるべ
きである。太陽光のほかの適当な光源にはカーボンアー
ク、水銀蒸気アーク、ケイ光燈、レーザー、電子フラッ
シュユニットと写真用光源などが含まれる。水銀蒸気
燈、UVケイ光管、そして特に太陽燈がもっとも適して
いる。
【0045】本発明の感光性エレメントは画像を形成す
るために用いることができ、特に印刷板として使用され
るレリーフ画像を作るのに有用である。一般的に、光硬
化性エレメントからのフレクソグラフ印刷板の作製方法
は、主画像露光、現像またはウオッシュアウト、および
後−現像処理の各ステップを含んでいる。後−現像処理
には以下のいずれかまたはすべてを含むことができる:
乾燥、全面後−露光および表面脱粘着性化。
【0046】支持体に対し光硬化性層の強い接着が望ま
れる場合と未硬化域が支持体からはがし去られない場合
のような利用に際して、画像状露光ステップに先立って
全面裏露光を用いることもできる。この全面裏露光は接
着性−調整露光ステップとは別ものであって、全面裏露
光を効果的に行うために要する露光時間は著しく長いの
である(一般的に、数秒に対して2〜3分間)。その
上、全面裏露光ステップは支持体領域中のバインダーと
モノマーとを光硬化して「床」を生成することを目的と
している。このように、全面裏露光ステップは板を増感
する役目をし板のレリーフの深さを確定するのである。
【0047】画像状露光につづいて、画像は適当な現像
液によりウオッシュすることにより現像される。溶剤現
像は通常周囲温度で行われる。前述の組成物用に適当な
現像液溶剤には芳香族または脂肪族の炭化水素もしくは
ハロ炭化水素溶剤が含まれ、たとえば、パークロロエチ
レン、1,1,1−トリクロロエタン、テトラクロロエタ
ン、トリクロロエチレン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、イソノニルアセテート、メチルイソブチ
ルケトン、またはかかる溶剤と適当なアルコールとの混
合物、などである。この他の有機溶剤現像液はドイツ国
特許出願公報第3828551号中に示されている。
【0048】本発明の有利な各特性は以下の各実施例を
参照することにより認めることができ、これらは本発明
の実際を示すもので限定するためのものではない。特に
記載をしない限り、すべての部とパーセントとは重量に
よるものである。
【0049】
【実施例】
〔略称〕 BHT ブチル化ヒドロキシトルエン バインダーI スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー;
クラトンR2105;シエルケミカル社製 バインダーII スチレン−ブタジエンブロックコポリマー;カリフレッ
クスRDX−1000;シエルケミカル社製 架橋剤 ヘキサメトキシメラミンホルムアルデヒド樹脂;サイメ
R301;アメリカンシアナミド社製 DMAE ジメチルアミノエタノール HMDA ヘキサメチレンジオールジアクリレート IPA イソプロパノール 光開始剤 2−フェニル−2,2−ジメトキシアセトフェノン ポリオイル 1,4−ポリブタジエン、MW3000 赤色色素 ネオザポンRレッド色素;バズフワイアンドット社 レオロジー調整剤 ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー(50
/50)のアルコール中50%溶液;GAF社製 安定剤 1,4,4−トリメチル−2,3−ジアゾビシクロ(3.
2.2)−ノン−2−エン−2,3−ジオキサイド 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムの75%溶液;ア
エロゾルROT−75;アメリカンシアナミド社製
【0050】〔感光性エレメントの作成〕以下の各実施
例中で述べる感光性エレメントは、次の方法に従って作
成された:マイラーRのようなポリエチレンテレフタレ
ートキャストフィルムを機械方向に延伸しそしてコロナ
処理をした。各実施例中で特定されている塗膜の水性エ
マルジョンを、ついでこのフィルムにローラー塗布によ
り付与した。塗膜は70℃で4秒間に乾燥した。塗布し
たフィルムはつぎに横方向に延伸した。フィルムは22
0℃で2秒間ヒートセットして、接着性を促進しかつ塗
膜組成物を硬化した。最終的な塗膜厚みは、.035μ
m、最終的のフィルム厚みは1ミル(25μm)であっ
た。
【0051】光硬化性層は以下の組成を有するものを作
成した:
【0052】この光硬化性組成物のための各成分を30
mmのツインスクリューエクストルーダー中に入れ、前記
で作成した塗布済みのポリエチレンテレフタレート支持
体とポリアミド層が光硬化性層の一方の面に隣接するよ
うにされているうすいポリアミドのポリマー膜を塗布し
たポリエチレンテレフタレートカバーシートとの間に1
82℃でエクストルードした。このカバーシートは5ミ
ル(0.013cm)の厚みをもち、ポリアミド塗膜の塗
布量は40mg/dm2である。カバーシートを除いた全体
の厚みは150ミル(0.381cm)であった。
【0053】〔接着性テスト〕各感光性エレメントはサ
イレルR30×40露光ユニット(デュポン社製)を使
用し、塗布済みのマイラーR支持体を通じて紫外光に対
して露光した。オンラインの製作工程で与えられるのと
同じレベルに強度を低下させるためテッドラーフイルタ
ーを使用した。露光の時間は表1中に示すように変化さ
せた。塗布済みのマイラーR支持体に対する光硬化性層
の接着性は、インストロン4201型を使用し1インチ
(2.54cm)幅の試験片を毎分10インチ(毎分25.
4cm)ではがして測定した。
【0054】〔実施例1〕この実施例は、反応性の機能
をもつ部分と低接着性の機能をもつ部分とを有する、ポ
リマー化合物を塗布した支持体の本発明エレメントを示
すものである。
【0055】使用したポリマーは、パーミュタンコーテ
ィング社により供給された、水中30%固体エマルジョ
ン状のパーミュタンUE−41222である。このパー
ミュタンUE−41222はポリカーボネート−シリコ
ン−ウレタン樹脂で、カルボキシ官能性のものである。
塗膜は以下の組成を有している: 塗布済みの支持体に対する光硬化性層の接着性は表1中
に示してある。
【0056】〔実施例2〕この実施例は材料の機能が
「非反応性」かどうかを決定するためのテストを示して
いる。テストされる材料は16の酸価を有している部分
酸化されたポリエチレンである。ポリマーは30%固体
の水性エマルジョン状のもので、これにKOHをpHが1
0となるまで添加した。
【0057】以下の組成をもつ溶液を作った: 成 分 分量(g) 架橋剤 42.3 ラウリル硫酸アンモニウム 61.8 IPA 70.2 DMAE 9.0 水を加えて300gとする この液を水により1ガロン(4.55リットル)にうす
め、ついで以下の溶液の30gを添加した:
【0058】これに30重量%ポリエチレンエマルジョ
ンの2826gを加え、ついで浴の重量を11.3kgと
するため必要な水を添加する。この塗布液を感光性エレ
メント用に支持体を塗布するのに使用し前述のようにし
て接着性をテストした。
【0059】塗布済みの支持体に対する光硬化性層の接
着性は、支持体を通じて0、2、3および5秒の露光後
それぞれ0.005、0.08、0.08および0.05pl
iであった。接着性が非常に低いレベルで出発し、それ
が露光後も同じに保持されているため、ポリエチレンは
「非反応性」であると見做される。
【0060】〔実施例3〕この実施例は支持体が2つの
ポリマー、すなわち反応性官能基をもつポリマーと低接
着性官能基をもつポリマー、の混合物により塗布されて
いる本発明の感光性エレメントを示すものである。
【0061】反応性官能基をもつポリマーはメチルメタ
クリレート/エチルアクリレート/メタクリルアミドの
コポリマーで、固体分46%の水性エマルジョンの形の
ものである。このエマルジョンはまたアクリルコポリマ
ーの固体重量を基準に、25重量%のメラミンホルムア
ルデヒド樹脂と3重量%のトリエチルアミンとを含んで
いる。
【0062】低接着性官能基をもつポリマーは実施例2
で使用した16の酸価を有する部分酸化ポリエチレンで
ある。このポリマーは固体分30%の水性エマルジョン
の形のもので、これにpH10になるまでKOHを添加し
た。
【0063】触媒溶液は以下の各成分から調製した: 成 分 分量(g) 架橋剤 21.2 ラウリル硫酸アンモニウム 30.9 DMAE 10.0 硫酸アンモニウム 1.06 水を加えて453gとする
【0064】ポリエステル支持体用の塗布液は以下の各
成分から作り、これはこの順序で添加された: 支持体に対する光硬化性層の接着性は表1中に示してあ
る。
【0065】〔比較例1〜2〕これらの各例は支持体が
低接着性官能基をもつポリマーにより塗布されている感
光性エレメントを示している。
【0066】〔比較例1〕この例における塗膜は低接着
性官能基を有するシリコンポリマーである。シリコンは
ワッカーシリコン社によりすべて供給された架橋可能な
シリコン、デヒ−シブRシリコン1571E、白金触媒
をもつ架橋化剤の架橋剤1572、および固定用添加剤
HF−86などの水性エマルジョンから調製した。
【0067】以下の溶液を作成した: 上記溶液11.3kgに対してHF−86 122.6gを
加えたものによりポリエステル支持体の塗布を行った。
塗布した支持体に対する光硬化性層の接着性は表1に示
してある。
【0068】〔比較例2〕この例においてポリエステル
支持体は低接着性官能基を有するフルオロポリマーによ
り塗布をした。使用したフルオロポリマーはデュポン社
により供給されたゾニールR7040の水性エマルジョ
ンである。
【0069】ゾニールR7.0kgに水を添加して12.7k
gとした。この希釈したゾニールR溶液の11.3kgに対
して、コロイド状シリカ7.5%水性分散液380gを
加えて最終的な塗布用溶液とした。塗布支持体に対する
光硬化性層の接着性は表1に示してある。
【0070】
【表1】 a ポンド/長さ1インチ(0.45kg/2.5cm) b (a)=測定不能なほど低い接着性
【0071】表1の各結果は本発明の感光性エレメン
ト、すなわち実施例1と3により作成した各エレメント
は、支持体を通じての活性光に対する露光に際し接着性
が増強されることを示している。各比較例では、接着性
は非常に低いレベルで始まり、露光後も接着性レベルは
そのままである。
【0072】〔実施例4〕前記の組成を有する光硬化性
材料を、接着性−調整材料を塗布した厚み5ミル(0.
013cm)のポリエチレンテレフタレート支持体と、ポ
リアミド皮膜層を塗布したポリエステルカバーシート間
でモールド状にプレスして、カバーシートを含まない最
終全厚み112ミル(0.284cm)のものを作った。
ポリマー性化合物は実施例1で述べたのと同じ、すなわ
ちパーミュタンUE−41222である。このようにし
て作った感光性エレメントを前述のようにポリエステル
支持体を通じて露光した。結果は以下の表2に示してあ
る。
【0073】〔比較例3〕実施例4の方法を支持体とし
て厚み5ミル(0.013cm)の塗布してないポリエチ
レンテレフタレートを用いてくり返した。結果は以下の
表2に示してある。
【0074】
【表2】
【0075】〔実施例5〕この例は初期接着性および画
像状露光と現像の後の接着性に及ぼす最初の接着性−調
整露光の効果を示すものである。感光性エレメントは厚
み5ミル(0.013cm)のポリエステル支持体を使用
したこと以外は実施例1で述べたようにして作った。エ
レメントの各試料は以下に示したような種々の最初の接
着性−調整露光を与えた。ついで各エレメントは標準的
な方法でフレクソグラフ印刷用エレメントを作るため処
理をした。エレメントはサイレルR30×40露光ユニ
ットで90秒間支持体を通じてUV光に対し全面裏露光
を与えた。ついでエレメントは同じ露光ユニット中で原
板を通じて15秒間画像状の露光をした。露光をした板
試料は現像用溶剤としてテトラクロロエチレン/n−ブ
タノール(75/25 容量%)を使用し、サイレルR
0×40ロータリー処理機中で15分間ウォッシュし
た。ついで試料は60℃のオーブン中で2時間乾燥させ
た。乾燥後、試料板はデュポン社のサイレルR光仕上/
後露光ユニット中で10分間 後−露光をして脱粘着性
化をした。
【0076】接着性は3cm幅のストリップを用い10cm
/分の速さではがすことにより測定した。接着性−調整
露光後(もとの接着性)と現像後(現像後接着性)の両
接着性の値は以下の表中に示してある。
【0077】
【表3】 (a) 露光量はmj/cm2 np=はくり不可能;試料をはがすには接着性が余りにも
大きすぎる。
【0078】〔実施例6〕この実施例はエレメントに最
終の処理ステップとして裏露光を与えたときに、最終的
な板接着性に及ぼす最初の接着性−調整露光の効果を示
すものである。感光性エレメント試料は実施例5のよう
にして作りそして以下のように最初の接着性−調整露光
を与えた。各試料は実施例5と同じ露光と現像装置およ
び同じ現像溶剤を使用して処理した。各試料は15分間
の画像状露光をまず与え、現像を15分間、乾燥を2時
間、そして脱粘着性化と後露光を10分間行った。つい
で各試料は10分間の裏露光を与えた。接着性は3cm幅
のストリップについて10cm/分の速さで測定した。結
果は以下の表中に示してある。
【0079】
【表4】 (a) 露光量はmj/cm2 np=はくり不可能;試料をはがすには接着性が余りにも
大きすぎる。
【0080】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。
【0081】1) (A)支持体; (B)(i)反応性部分と非反応性部分とを有する有機
ポリマーまたは、反応性部分をもつ少なくとも1つの有
機ポリマーと非反応性部分をもつ少なくとも1つの有機
ポリマーとの混合物のいずれか、(ii)架橋剤および
(iii)触媒、の反応生成物を含んでいる熱により硬化
された層;および (C)光硬化性層、 の順序に構成されている感光性エレメント。
【0082】2) 支持体が透明なポリマーフィルムか
ら本質的に構成されるものである、前項1に記載のエレ
メント。 3) 支持体がポリエチレンテレフタレートから本質的
に構成されるものである、前項1に記載のエレメント。 4) ポリマーがブロックコポリマーである、前項1に
記載のエレメント。 5) 反応性部分はカルボキシル、ヒドロキシル、アミ
ノ、アミドおよびオキシランからなる群より選ばれた反
応性基を含むものである、前項1に記載のエレメント。 6) 反応性基は反応性部分の全重量を基準に約.01
〜約5重量%の分量で存在するものである、前項4に記
載のエレメント。
【0083】7) 反応性部分がポリカーボネートから
本質的に構成されるものである、前項1に記載のエレメ
ント。 8) 非反応性部分がブロックコポリマーであるか、ま
たはオルガノシロキサンポリマー、ポリオレフィン、お
よびフルオロポリマーからなる群より選ばれた懸垂鎖で
ある、前項1に記載のエレメント。 9) 非反応性部分がオルガノシロキサンポリマーから
本質的に構成されるものである、前項8に記載のエレメ
ント。 10) 反応性対非反応性部分の比が約1:9〜約9:
1の範囲内である、前項1に記載のエレメント。
【0084】11) (A)(1)支持体; (2)(i)反応性部分と非反応性部分とを有する有機
ポリマー、または反応性部分をもつ少なくとも1つの有
機ポリマーと非反応性部分をもつ少なくとも1つの有機
ポリマーとの混合物のいずれか、(ii)架橋剤、および
(iii)触媒、の反応生成物を含んでいる熱により硬化
された層;および (3)光硬化性層、 の順序に含む感光性エレメントを画像状に露光し; (B)露光済みのエレメントに対しウオッシュアウト現
像液を適用し; (C)この板を乾燥し;そして (D)得られた板を後露光することからなり、 ここで画像状露光のステップ(A)に先だって、感光性
エレメントをポリマーフィルム基板を通じて約250nm
と500nm間の波長をもつ紫外線に対して露光すること
により、熱により硬化された層に対する光硬化性層の接
着性が増強されるものである、フレクソグラフ印刷板の
調製方法。
【0085】12) 支持体が透明なポリマーフィルム
から本質的に構成されるものである、前項11に記載の
方法。 13) 光硬化性層はエラストマー性バインダー、少な
くとも1つのモノマーおよび光開始剤を含有する光重合
性材料から本質的に構成されるものである、前項11に
記載の方法。 14) 光硬化性層は光開始剤と反応性懸垂基をもつポ
リマーバインダーとを含有する光架橋性材料から本質的
に構成されるものである、前項11に記載の方法。 15) 光硬化性層は光開始剤、ポリマーバインダーお
よび架橋剤を含有する光架橋性材料から本質的に構成さ
れるものである、前項11に記載の方法。
【0086】16) (A)ポリマーフィルム基板に水
性エマルジョンを付与し、ここで該エマルジョンは
(i)反応性部分と非反応性部分とを有する有機ポリマ
ー、または反応性部分をもつ少なくとも1つの有機ポリ
マーと非反応性部分をもつ少なくとも1つの有機ポリマ
ーとの混合物のいずれか、(ii)架橋剤、および(ii
i)触媒、を含有するものであり; (B)この乳剤を乾燥し、そして加熱して熱により硬化
された層を形成させ;そして (C)ステップ(B)で形成された層上に光硬化性層を
付与することからなり、 ここで熱により硬化された支持体に対する光硬化性層の
接着性は、ポリマーフィルム基板を通じる活性光に感光
性エレメントをステップ(D)と同時に露光することに
より増強されるものである、感光性エレメントの調製方
法。
【0087】17) 支持体が透明なポリマーフィルム
から本質的に構成されるものである、前項16に記載の
方法。 18) 光硬化性層は、混合装置またはエクストルーダ
ーからカレンダーのニップ中に光硬化性材料を移送し、
支持体とカバー層との間で熱間カレンダーがけをするこ
とにより熱により硬化された層に付与されるものであ
る、前項16に記載の方法。 19) カバー層は柔軟なカバーフィルム、場合によ
り、柔軟なポリマーフィルム及びエラストマー組成物か
ら本質的に構成される多層カバーエレメントであり、前
記エラストマー組成物は感光性であるかまたはカレンダ
ー中もしくはその後に感光性となる、前項18に記載の
方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/40 501 7124−2H 521 7124−2H (72)発明者 リチヤード・ポール・パンクラツツ アメリカ合衆国オハイオ州43113.サーク ルビル.ブルツクヒル167

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)支持体; (B)(i)反応性部分と非反応性部分とを有する有機
    ポリマーまたは、反応性部分をもつ少なくとも1つの有
    機ポリマーと非反応性部分をもつ少なくとも1つの有機
    ポリマーとの混合物のいずれか、(ii)架橋剤および
    (iii)触媒、の反応生成物を含んでいる熱により硬化
    された層;および (C)光硬化性層、 の順序に構成されている感光性エレメント。
  2. 【請求項2】 (A)(1)支持体; (2)(i)反応性部分と非反応性部分とを有する有機
    ポリマー、または反応性部分をもつ少なくとも1つの有
    機ポリマーと非反応性部分をもつ少なくとも1つの有機
    ポリマーとの混合物のいずれか、(ii)架橋剤、および
    (iii)触媒、の反応生成物を含んでいる熱により硬化
    された層;および (3)光硬化性層、 の順序に含む感光性エレメントを画像状に露光し; (B)露光済みのエレメントに対しウオッシュアウト現
    像液を適用し; (C)この板を乾燥し;そして (D)得られた板を後露光することからなり、 ここで画像状露光のステップ(A)に先だって、感光性
    エレメントをポリマーフィルム基板を通じて約250nm
    と500nm間の波長をもつ紫外線に対して露光すること
    により、熱により硬化された層に対する光硬化性層の接
    着性が増強されるものである、フレクソグラフ印刷板の
    調製方法。
  3. 【請求項3】 (A)ポリマーフィルム基板に水性エマ
    ルジョンを付与し、ここで該エマルジョンは(i)反応
    性部分と非反応性部分とを有する有機ポリマー、または
    反応性部分をもつ少なくとも1つの有機ポリマーと非反
    応性部分をもつ少なくとも1つの有機ポリマーとの混合
    物のいずれか、(ii)架橋剤、および(iii)触媒、を
    含有するものであり; (B)この乳剤を乾燥し、そして加熱して熱により硬化
    された層を形成させ;そして (C)ステップ(B)で形成された層上に光硬化性層を
    付与することからなり、 ここで熱により硬化された支持体に対する光硬化性層の
    接着性は、ポリマーフィルム基板を通じる活性光に感光
    性エレメントをステップ(D)と同時に露光することに
    より増強されるものである、感光性エレメントの調製方
    法。
  4. 【請求項4】 光硬化性層は、混合装置またはエクスト
    ルーダーからカレンダーのニップ中に光硬化性材料を移
    送し、支持体とカバー層との間で熱間カレンダーがけを
    することにより熱により硬化された層に付与されるもの
    である、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 カバー層は柔軟なカバーフィルム、場合
    により、柔軟なポリマーフィルム及びエラストマー組成
    物から本質的に構成される多層カバーエレメントであ
    り、前記エラストマー組成物は感光性であるかまたはカ
    レンダー中もしくはその後に感光性となる、請求項4に
    記載の方法。
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