JPH0682762U - 電気コネクターアセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 高密度電気コネクター内で端子を直線化す
る。 【構成】 複数から成る導線ケーブル１２の複数の絶縁
導線１４を成端するための絶縁変位型コネクターとして
開示される電気コネクターアセンブリに提供される。コ
ネクターは、所定の挿入方向Ａで複数の端子を挿入する
ための複数の端子受入れ通路５４，５６を備えた絶縁ハ
ウジングを具備する。各端子１８は、導線の内の１本の
回りの絶縁体を貫くために一端に絶縁変位区間４４を、
合わせ端子と合わせるために反対の端に接触区間４６
を、それぞれの１つで端子を取付けるために両端の間に
中間取付け区間４８を具備する。各端子１８の絶縁変位
区間４４は、挿入方向Ａに面する刻み目５２を具備し、
ハウジングは、各刻み目と相互かみ合うためのリブ６０
を備える。端子を挿入すると、各端子の刻み目は各リブ
とかみ合い、その成端前に端子の絶縁変位区間を絶縁導
線の１本に正確に合わせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、成端前にコネクターの端子の正しい直線状態を維持するためのシス テムに係わる。

【０００２】

【従来の技術】

電気コネクターは、さまざまな応用例で使用され、異なった回路や電気構成要 素間で多様な電気的接続を行う。大部分のコネクターは、プラスチック又は類似 した材料などの絶縁材から作られたハウジングを備え、該ハウジングは複数の端 子を取り付ける。端子は特定のパターンで並べられ、異なった回路からの導線は 端子のそれぞれ異なったものに接続される。 例えば、ハウジング内の端子のパターンは、電気構成要素の二次コネクター或い は補足コネクターの複数の相手端子に対応する。導線が別個に個々の端子に成端 するコネクターもあれば、導線が大量成端方式で成端するコネクターもある。

【０００３】 １つのタイプの電気コネクターが、複数導線から成るケーブルの複数の絶縁導 線を成端するための絶縁変位型コネクターである。このようなコネクターは、導 線の絶縁体を貫くための絶縁変位区間を一端に備えた複数の端子を具備し、導線 の各導電心線と電気的な接続又は導電性を確立する。

【０００４】 １つのタイプの絶縁変位電気コネクターは、通常は平坦な高密度リボンケーブ ルの、材料を絶縁することにより囲まれ、平坦なリボンケーブルのウェブ部分を 絶縁することによっても結び付けられる面の複数の導線との成端を必要とする。 端子の絶縁変位区画は、リボンケーブルの絶縁体の固まりを横切り、平坦で一列 となった導線と導電性を確立する。このようなリボンコネクターは、極度に高密 度のリボンケーブルを、０．０２５インチにできる限り近い間隔のケーブルの導 線と、大量に成端する目的で作られた。

【０００５】 リボンケーブル大量成端用のコネクターなどの高密度電気コネクターでの問題 点の１つが、成端前に適切な直線状態で端子、特に端子の絶縁変位区間を保つこ とである。端子は、ほとんどたいていの場合、金属製薄板材をプレス加工し成形 したものなので、製作工程、取扱工程、又は組立工程中に曲がったり変形するこ とがある。成端工程の間、１つでも直線とならなかった端子があると、電気コネ クターアセンブリ全体が損傷を受けたり、欠陥品となる。

【０００６】 現在に至るまで、電気コネクター、特に、前述のリボンケーブルコネクターを 含む高密度電気コネクター内の小さな端子が適切に直線化することを確実にする ためにさまざまなアプローチが取られてきた。端子は組み立てられるか、ハウジ ング通路内に挿入されるので、多くの直線化アプローチは、端子を適切に直線化 した位置に片寄らせるために、普通ハウジング内の端子受入れ通路周辺にコネク ターハウジングと一体で成形された側壁、突き合わせショルダー、傾斜面及び類 似物の使用を必要とする。これらのアプローチは、さまざまな応用例で有効であ ることが証明されてきたが、０．０２５インチほどの狭い間隔の距離や中央線の 成端導線などの、極度に高密度なコネクターでは新しい直線化概念が必要となっ てきた。 先行技術の通路側壁、突き合わせショルダー、傾斜面、及び類似物のような直線 化手段の使用は、このように緊密な間隔の導線及びそのそれぞれの端子とともに 使用する場合は、不適切であるか、或いはコネクターの製造を極端に複雑化する 。通常、このような手段は、端子の境界又は周辺面積の外側のハウジングに具備 される。端子が互いに極めて緊密な間隔となり高密度導線を収容する場合、経済 的にこのような直線化手段を具備するには、端子通路間の壁空間は単に不十分で ある。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、高密度電気コネクター内で端子を直線化するために極度に単純であ るが効果的なシステムを提供することによりこれらの問題点の解決を目指してい る。

【０００８】

【課題を解決する為の手段】

本考案は、複数から成る導線ケーブルの複数の絶縁導線を成端するための絶縁 変位型電気コネクターに取り入れられている。 本明細書に開示されるように、ケーブルとは高密度リボンケーブルである。コネ クターは、所定の挿入方向で複数の端子をその中に挿入するための複数の端子受 入れ通路を備えた絶縁ハウジングを具備する。各端子は、一端に導線の内の１本 の回りの絶縁体を貫くために絶縁変位区間を、反対側の端に相手端子と合わせる ために接触区間を、及び両端の間にハウジング内の通路のそれぞれに端子を取り 付けるために中間取付け区間を備える。

【０００９】 通常、本考案は、各端子が所定の幅の直線区間又は部分を備えることを意図し ている。補足相互かみ合わせ直線化手段が、直線部分とハウジングの間に具備さ れ、直線部分の所定の幅の境界内に位置している。 従って、直線化システムは、あらゆる二対の端子間のあらゆる壁手段又はハウジ ングの別構造に依存したり、それらに影響を受けるものではない。

【００１０】 本考案は、各端子の絶縁変位区間は直線化部分を具備し、端子の挿入方向に向 いた刻み目を備える。ハウジングは、各刻み目内での相互かみ合わせ用にリブを 具備する。 従って、端子をその通路に挿入すると、各端子の刻み目がそれぞれのリブとかみ 合い、絶縁導線の１本にその成端を行う前に端子の絶縁変位区間を正確に直線化 する。

【００１１】 更に、端子はプレス加工され、成形された金属製薄板材から製作されているの で、端子の絶縁変位区間又は直線部分は概してそれぞれの側端と平坦である。端 子内の刻み目及びハウジングのリブは、絶縁変位区間の直線部分の側端内又は側 端間にはめ込まれるように位置している。

【００１２】

【実施例】

次に本考案の実施例を詳述する。 最初に図１及び図２を参照すると、本考案は、通常１２によって指示される複数 から成る導線リボンケーブルの複数の絶縁導線を成端するための、通常１０（図 １）によって指示される絶縁変位型電気コネクターに取り入れられている。リボ ンケーブルは非常に高密度で、０．０２５インチの狭さの間隔の中央線上に複数 の導線１４を具備する。 当業者には周知のように、このようなリボンケーブルは、示されるように、平坦 な列の導線を結び付ける絶縁材のウェブだけではなく、各導線を囲む絶縁材を備 える。

【００１３】 図２に最もよく示されるように、電気コネクター１０は、通常１８によって指 示される複数の絶縁変位型端子を受け入れるための、プラスチック材又は類似材 だけで成形される、通常１６によって指示される絶縁ハウジングを具備する。 端子がハウジングに挿入されてから、通常２０によって指示されるケーブル直線 化部材が、ハウジングのいちばん上に配置される。ケーブル直線化部材は、プラ スチック材又は類似材だけで成形され、その反対側の端に一対の柔軟ラッチアー ム２２を具備する。 ラッチアームには、ハウジング１６の直立端部分２８の開口部２６内に位置する 傾斜ラッチボス２４の後ろでパチンと閉じるための、外側を向いたフック部分２ ２ａ部分がある。ケーブル直線化部材は、その中にリボンケーブルの適切な直線 化及び保持を補助するようにリボンケーブル１２の導線１４の個々の導線が位置 する複数の横向きのトラフを備える。 また、ケーブル直線化部材２０は、それを通して端子１８の（後述の）絶縁変位 区間が突きだし、リボンケーブル１２の絶縁体を突き抜け、個々にケーブルの導 線を成端する、複数の縦向きの開口又はスロット３２を具備する。

【００１４】 最後に、電気コネクター１０は、図１に示されるようなコネクターの組み立て られた状態でのハウジング１６の直立端部分２８の上に配置するための、チャネ ル形をした端部分３６を備えた、通常３４によって指示される端子カバーを具備 する。 端子カバー３４がカバーとケーブル直線化部材２０間にリボンケーブル１２をは さみこむその成端状態で、コネクターアセンブリ全体を保持する目的で、ハウジ ング１６の両端にあるラッチボス３８の後ろでラッチするための成端カバーのチ ャネル形をした端部分３６内に、適切なラッチボスが具備される。 その目的のために、端子カバー３４の下側には、図１に示されるその成端状態に あるリボンケーブルの導線１４の個々の導線とかみ合う、複数の横方向を向いた トラフ４０が備えられている。成端カバー３４のトラフ４０は、コネクターの組 み立てられた状態或いは成端状態にあるケーブル直線化部材２０のトラフ３０と 一直線になっている。

【００１５】 端子１８の説明に進む前に、図２、特にケーブル直線化部材２０の開口３２の 列を参照する。開口が二対の開口の列によって提供されるパターン又は列で並べ られ、各対の列の開口は、その各対の別の列の開口に比例して縦に補われている ことが分かる。開口のこの埋め合わせパターンは、リボンケーブル１２の導線１ ４間の高密度で緊密な間隔を収容するために提供される。 従って、開口３４のパターンが、ハウジング１６内の（後述の）端子受入れ通路 及びハウジング内の端子位置の対応するパターンを最もよく表している。

【００１６】 図３及び図４を参照すると、各端子は、後述のように、通常４４によって指示 される絶縁変位区間を端子の一端に、補足コネクター（図示されていない）の相 手端子と合わせるために、接触区間４６を端子の反対側の端に、及び、後述のよ うに、ハウジング通路のそれぞれで端子をしっかりと取り付けるために、中間取 付け区間４８を端子の両端の間に具備する。 接触区間４６は、端子のブレードという形態を取り、補足コネクターの合わせ端 子とかみ合うため、或いは印刷回路基板の接触パッドとかみ合うための曲線接触 領域４６ａを具備する。 取付け区間４８は、締りばめ内のハウジングの各通路の側壁に対してコネクター をしっかりと取り付けるために複数の歯４８ａを具備する。 絶縁変位区間４４は、直線部分４４ａ及び一対の間隔が取られた絶縁変位アーム ４４ｂを備える。アームが、リボンケーブル１２の隣接する導線１４を結び付け る絶縁材のウェブを通して動かすことができるように、その末端の端に向けられ 、その結果、アームが絶縁体を貫き、リボンケーブルの導線との導電性を確立す ると、導線が端子のアーム間で成端することが分かる。 更に、図４で最もよく分かるように、アーム４４ｂにより定義される絶縁変位ス ロット４４ｃは、リボンケーブルの距離の半分に等しい距離分（即ち、０．０１ ２５インチ）、端子の縦軸の側面に対して、絶縁変位区間４４の面で横方向に補 われている。

【００１７】 この時点で、各端子１８の絶縁変位区間４４の直線部分４４ａが、本質的に直 線部分の境界を定義する一対の側端５０を具備することに注意する必要がある。 直線刻み目５２は、その側端５０の間にある直線部分４４ａ内で形成され、矢印 Ａ（図３）によって示される端子の挿入方向に向いている。 最後に、各端子は、矢印Ａで表される挿入方向の横方向の取付け区間から、絶縁 変位区間を補うために、その絶縁変位区間４４とその取付け区間４８の間に転移 区間５４を具備する。 更に、具体的には、各端子１８は、金属製薄板からプレス加工され、成形されて いる。従って、図３では、取付け区間４８の横方向で絶縁変位区間４４を補うた めに、転移区間５４がどのように成形されるのか、或いは曲げられるのかが分か る。

【００１８】 図２を参照すると、その描写のいちばん左側に示される端子１８' は、端子の 内側の列の一列の一部で、図３のハウジング１６から取り除かれた端子の構成に 対応している。しかしながら、図２の端子１８' の右側に位置する端子１８”の 転移区間５４が左側端子の転移区間より長いことに注意する。このような端子１ ８”は、端子の外側の列の一列の一部である。長い方の転移区間が、前述のよう に、ケーブル直線化部材２０の開口３２のパターンにより最もよく表される対に なった列に、ハウジング１６内の端子の列全体の絶縁変位区間を配置させるため に、端子１８' の絶縁変位区間より長い取付け区間４８からの距離分、端子１８ ”の絶縁変位区間４４を補う結果となる。しかしながら、各対の列の端子の接触 区間４６は、通常、コネクターの縦軸に平行して直線になる。 従って、コネクター１０には、接触区間４６の２平行列及び絶縁変位区間４４の ４平行列が備えられている。外側の列の一列からの各端子の接触区間４６は、別 の外側の列の一つの端子の接触区間と、コネクターと横方向で比例して一列とな っている。同様に、内側の列の一列からの各端子の接触区間４６は、別の内側の 列の一つの端子の接触区間と、コネクターと横方向で比例して一列となっている 。これらの直線化した端子のそれぞれは同一ではあるが、端子の絶縁変位スロッ ト４４ｃが反対方向で補われるように、１８０度回転している。その結果、直線 化した端子の絶縁変位スロット４４ｃは、全距離（即ち、０．０２５インチ）離 れた間隔となる。隣接する内側及び外側列の端子の絶縁変位スロット４４ｃは、 同じ方向で補われる。端子はケーブルの距離の２倍（即ち、０．０５０インチ） 離れているので、これらの隣接する端子の絶縁変位スロットも０．０５０インチ 離れた間隔となる。

【００１９】 図４を参照すると、端子１８は矢印Ａの方向でハウジング１６のそれぞれの端 子受入れ通路に挿入され、各通路は、削減された面積の通路部分５６と連絡する 通路部分５５を備える。（図４に示される）端子１８の取付け区間４８は、通路 部分５５にプレスばめされ、ハウジング内に端子を取り付けるが、端子の接触区 間４６は、接触部分の末端が補足コネクター或いは印刷回路基板の接触パッドの 相手端子とかみ合うために露出されるように、通路部分５６を通って伸びる。 図３だけではなく図４でも、各端子の絶縁変位区間４４、特にその直線部分４４ ａがハウジングの部分によってその側面と接していないことに注意する必要があ る。コネクター１０のハウジング１６内の端子の高密度のため、リボンケーブル １２の高密度緊密間隔導線１４を成端するためには、端子の絶縁変位区間を境界 と接しさせ、制限することにより直線化する目的でハウジング内に無数の間仕切 を成形することはたいへん困難であろう。 従って、本考案は、端子自体の境界内の絶縁変位区間を、コネクターの縦軸に平 行した方向で、直線化する独自のシステムを意図している。

【００２０】 更に特定すると、本考案は、通常、端子の直線部分とハウジングの間の、その 側面５０により定義される直線部分の幅の境界範囲内に位置する。補足相互かみ 合わせ直線化手段の提供を意図している。この補足相互かみ合わせ直線化手段は 、端子の挿入方向Ａに面し、ハウジングのリブ６０とかみ合い可能な刻み目であ る、端子の直線部分４４ａの下面の刻み目５２によって提供される。 図３に示される最も真中にある端子の内の１つの場合に加えて、図４でも、リブ ６０が刻み目５２内でどのように固定され、それにより端子の絶縁変位区間４４ の横方向の移動を妨いでいるのかが分かる。このハウジングのリブ６０と端子の 刻み目５２の間の相互かみ合いは、リボンケーブル１２の導線１４に成端するた めの、端子、特に端子の絶縁変位アーム４４ｂの正しい直線化を保証する。 言い替えれば、リブ及び刻み目がケーブルの導線の中央線の間隔に対応する端子 の正確な距離を設定する。これは、絶縁変位区間４４を取付け区間４８の面から 移し変える転移区間５４を持ったプレス加工成形済み端子と使用する場合に、特 に重要である。即ち、端子成形中又はその後の処理の間に、絶縁変位区間がその 希望位置から移し変えられるようになる。本考案のリブ及び刻み目は、このよう な変位のため、成端の困難さの可能性を減少させる。

【００２１】 アセンブリでは、各端子１８は、図４で示されるように矢印Ａの方向でハウジ ング１６に挿入される。各端子の取付け区間４８はハウジングの通路部分５５の 中にプレスばめされ、端子の刻み目５２は、ハウジングのそのそれぞれのリブ６ ０上できちんと固定され、ケーブルの導線の軸に垂直な方向で端子の絶縁変位部 分を正確に位置させ、リボンケーブル１２の導線１４のそれぞれに成端するため に端子の正しい直線状態を維持する。絶縁変位区間４４が転移区間５４により取 付け区間４８に比例して横方向で補われているので、通路部分５５は、同様に、 図３で最もよくわかるように、リブ６０に比例して補われる。しかしながら、こ の正確な構成が限定的となるように意図されていないことを理解する必要がある 。例えば、端子１８が完全に共面であるなら、転移区間５４がなくても、（図４ で示されるように）リブ６０及び刻み目５２は、取付け区間４８がその通路に挿 入されるにつれ、取付け区間が直線リブを通り過ぎるように、単にその図で示さ れる右側に僅かに動かされるだろう。

【００２２】 最後に、図５はハウジング１６を通る断面図で、図２に関連して前述されるよ うにケーブル直線化部材２０内の開口３２に対応する２対の端子１８の列を例示 する。転移区間５４の異なった長さは、図５の描写より明確に理解される。 また、この図は接触区間４６の曲線接触領域４６ａが、矢印Ｂの方向でその間で 合わせコネクター（図示されていない）を受け入れるために、どのようにハウジ ング１６の長さにそって間隔を取っているのかも示す。

【００２３】

【効果】

以上詳述した如く本考案によれば、高密度電気コネクター内で端子を直線化す ることができる利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】リボンケーブルに成端した完全成端位置で示さ
れる、本考案に従った電気コネクターの斜視図である。

【図２】リボンケーブルだけではなく、電気コネクター
の分解組立斜視図である。

【図３】絶縁変位端子のいくつかと組み合わされたコネ
クターハウジングの一端の拡大斜視図である。

【図４】ハウジングの一部及びコネクターの端子の内の
１つをそこで受け入れる通路の１つを通した断面図であ
る。

【図５】図３の行５−５にそって通常取られるが、その
中に端子が挿入された断面図である。

【符号の説明】

１０ 電気コネクター １２ ケーブル １８ 端子 ４４ 絶縁変位区間 ４６ 接触区間 ４８ 端子取付け区間 ５２ 端子直線化刻み目 ５５ 端子取付け域 ６０ リブ手段

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の離れた間隔の導線を備えたケーブ
   ル１２を各導線を囲む絶縁体に成端するための絶縁変位
   型電気コネクター１０であって、前記コネクターは、所
   定の挿入方向Ａで複数の端子１８をその中に挿入するた
   めに、前記コネクターが前記ケーブルに成端する成端
   面、合わせ面、及び複数の端子受入れ窪みを備えた絶縁
   ハウジングであって、それぞれの前記窪みが端子が前記
   窪みで保持される端子取付け域５５を備えた絶縁ハウジ
   ングと、各窪み内に収容される絶縁変位型端子であっ
   て、各端子が、前記導線の１本を囲む絶縁体を貫くため
   に、前記絶縁変位区間の最初の端から開く絶縁変位スロ
   ット４４ｃを具備する一端に通常平坦な絶縁変位区画４
   ４を、合わせ端子と合わせるために前記端子の反対側の
   端に接触区間４６を、及びハウジング内で前記窪みのそ
   れぞれの窪みに前記端子を取り付けるために端子の両端
   の間に中間端子取付け区間４８を備える絶縁変位型端子
   とを具備し、前記最初の端の反対側の各前記絶縁変位区
   間の２番目の端に端子直線化刻み目５２が形成されてい
   ると共に、前記ハウジングが、前記成端面に隣接して複
   数のリブ手段６０を備え、そのそれぞれが前記絶縁変位
   区間で前記端子直線化刻み目の１つとかみ合い、而も前
   記端子が前記窪みに挿入されると、各端子の端子直線化
   刻み目が各リブ手段とかみ合い、その前記導線の内の１
   本への成端前に、前記ケーブルの前記絶縁導線の軸に通
   常垂直な方向で、端子の絶縁変位区間を正確に直線化す
   ることを特徴とする電気コネクターアセンブリ。
2. 【請求項２】 前記ケーブルの前記導線の軸に平行な最
   初の方向で前記端子取付け区間を前記絶縁変位区間の面
   から移し変えるための、端子取付け区間と前記絶縁変位
   区間の間の推移区間５４から構成される請求項１記載の
   電気コネクターアセンブリ。
3. 【請求項３】 各端子の端子直線化刻み目が絶縁変位区
   間とその推移区間の間の交差の片側に位置する請求項１
   記載の電気コネクターアセンブリ。
4. 【請求項４】 各端子がプレス加工及び成形された金属
   製薄板材で製作され、前記リブのそれぞれが通常絶縁変
   位区間の面に垂直に端子直線化刻み目の中に伸びる請求
   項１記載の電気コネクターアセンブリ。
5. 【請求項５】 各端子の端子直線化刻み目がケーブルの
   絶縁導線の軸に通常垂直な方向でその推移区間の片側に
   位置する請求項４記載の電気コネクターアセンブリ。