JPH0682690A - 広角レンズ - Google Patents
広角レンズInfo
- Publication number
- JPH0682690A JPH0682690A JP4233366A JP23336692A JPH0682690A JP H0682690 A JPH0682690 A JP H0682690A JP 4233366 A JP4233366 A JP 4233366A JP 23336692 A JP23336692 A JP 23336692A JP H0682690 A JPH0682690 A JP H0682690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- front group
- wide
- rear group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 監視用・車載用などに用いられるレンズにお
いて、レンズ枚数が多く、レンズ全長が長いためにレン
ズが大型になることを解決し、レンズ全長の短縮及びレ
ンズ枚数の削減を図り、小型軽量で低コストな広角レン
ズを提供することを目的とする。 【構成】 負の屈折力を有する前群と正の屈折力を有す
る後群に分けられ、前群は1枚のレンズ、後群は1組の
貼り合わせレンズからなり、さらに前群は1面の非球面
を、そして後群は2面の非球面を設けたことにより、バ
ックフォーカスが長いにも係わらず、レンズ枚数が少な
くレンズ全長の短い非常にコンパクトな、しかも諸収差
を小さく抑え収差性能の良好な広角レンズが得られる。
いて、レンズ枚数が多く、レンズ全長が長いためにレン
ズが大型になることを解決し、レンズ全長の短縮及びレ
ンズ枚数の削減を図り、小型軽量で低コストな広角レン
ズを提供することを目的とする。 【構成】 負の屈折力を有する前群と正の屈折力を有す
る後群に分けられ、前群は1枚のレンズ、後群は1組の
貼り合わせレンズからなり、さらに前群は1面の非球面
を、そして後群は2面の非球面を設けたことにより、バ
ックフォーカスが長いにも係わらず、レンズ枚数が少な
くレンズ全長の短い非常にコンパクトな、しかも諸収差
を小さく抑え収差性能の良好な広角レンズが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は監視用,車載用などに用
いられる広角レンズに関するものである。
いられる広角レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、監視用・車載用などのカメラレン
ズに、軽量でコンパクトなレンズが望まれている。従
来、監視用・車載用などに用いられるレンズは、通常の
ビデオカメラレンズなどを代用したり、焦点距離の長
い、即ち画角が小さなレンズを採用していた。そのた
め、レンズが大きくコストも高いという欠点を持ってい
た。
ズに、軽量でコンパクトなレンズが望まれている。従
来、監視用・車載用などに用いられるレンズは、通常の
ビデオカメラレンズなどを代用したり、焦点距離の長
い、即ち画角が小さなレンズを採用していた。そのた
め、レンズが大きくコストも高いという欠点を持ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズでは、コンパクトでしかも低コストなもの
が望まれており、性能面では広角なものが求められてお
り、この種のレンズは焦点距離に比べ、バックフォーカ
スの長いことが要求され、従来の広角レンズではレンズ
枚数が多く大型となり、しかもFナンバーが1.4の明
るさのレンズといったものはあまりなかった。
ようなレンズでは、コンパクトでしかも低コストなもの
が望まれており、性能面では広角なものが求められてお
り、この種のレンズは焦点距離に比べ、バックフォーカ
スの長いことが要求され、従来の広角レンズではレンズ
枚数が多く大型となり、しかもFナンバーが1.4の明
るさのレンズといったものはあまりなかった。
【0004】このようなレンズを得ようとすれば、レン
ズ枚数が多くなり、明るさの暗いレンズとならざるを得
ないという問題があった。更に、レンズ全長が長く、レ
ンズ径が大きいためレンズが大型になるという課題も有
していた。
ズ枚数が多くなり、明るさの暗いレンズとならざるを得
ないという問題があった。更に、レンズ全長が長く、レ
ンズ径が大きいためレンズが大型になるという課題も有
していた。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、焦点距離に比べ
バックフォーカスが長いにも係わらず、レンズ全長の短
縮及びレンズ枚数の削減を図り、コンパクト・低コスト
・性能の良い広角レンズを提供することを目的とするも
のである。
バックフォーカスが長いにも係わらず、レンズ全長の短
縮及びレンズ枚数の削減を図り、コンパクト・低コスト
・性能の良い広角レンズを提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、物体側より順に負の屈折力を有する前群と
正の屈折力を有する後群に分けられ、前記前群は負のメ
ニスカスレンズの1枚構成で、前記後群は正の貼り合わ
せレンズ系から構成されており、さらに前記前群は少な
くとも1面の非球面と、前記後群は2面の非球面を設け
たことを特徴とするものである。
に本発明は、物体側より順に負の屈折力を有する前群と
正の屈折力を有する後群に分けられ、前記前群は負のメ
ニスカスレンズの1枚構成で、前記後群は正の貼り合わ
せレンズ系から構成されており、さらに前記前群は少な
くとも1面の非球面と、前記後群は2面の非球面を設け
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成によって、レンズ前群に
少なくとも1面の非球面と、後群に2面の非球面を設け
ることにより、レンズ枚数の大幅な削減が図れ、しかも
十分な明るさを得ることができ、さらにレンズ全長を短
くすることが可能となり、小型軽量で非常にコンパクト
な広角レンズが実現可能となる。
少なくとも1面の非球面と、後群に2面の非球面を設け
ることにより、レンズ枚数の大幅な削減が図れ、しかも
十分な明るさを得ることができ、さらにレンズ全長を短
くすることが可能となり、小型軽量で非常にコンパクト
な広角レンズが実現可能となる。
【0008】また本発明は、レンズ枚数の削減による諸
収差の悪化を抑えるために非球面の導入を図り、設計上
の自由度を増すことによって、球面収差・コマ収差を良
好に補正し、広角における軸外の歪曲収差・非点収差も
良好に補正し得ることとなる。
収差の悪化を抑えるために非球面の導入を図り、設計上
の自由度を増すことによって、球面収差・コマ収差を良
好に補正し、広角における軸外の歪曲収差・非点収差も
良好に補正し得ることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2を
参照しながら説明する。図1は本実施例のレンズ断面図
を示し、図2の(a),(b),(c)はそのレンズの
諸収差を示す。
参照しながら説明する。図1は本実施例のレンズ断面図
を示し、図2の(a),(b),(c)はそのレンズの
諸収差を示す。
【0010】図1において、Aは負の屈折力を有する前
群、Bは全体として正の屈折力を有する後群であり、前
群Aは、物体面が非球面R1の負のメニスカスレンズで
構成され、後群Bは、正レンズと負のメニスカスレンズ
の貼り合わせレンズにて構成されている。
群、Bは全体として正の屈折力を有する後群であり、前
群Aは、物体面が非球面R1の負のメニスカスレンズで
構成され、後群Bは、正レンズと負のメニスカスレンズ
の貼り合わせレンズにて構成されている。
【0011】この実施例では、ビデオカメラ用を対象と
したため、最終レンズの後方に平行平面レンズCを配し
ている。また、図2においてΔSはサジタル像面、ΔM
はメリディオーナル像面を示す。
したため、最終レンズの後方に平行平面レンズCを配し
ている。また、図2においてΔSはサジタル像面、ΔM
はメリディオーナル像面を示す。
【0012】また、非球面の形状は光軸方向をX軸、そ
れと直角方向をY方向とし、近軸曲率半径をR、光軸か
らの高さをH、レンズ面頂点基準Oからの光軸方向の変
位量をXとすると、
れと直角方向をY方向とし、近軸曲率半径をR、光軸か
らの高さをH、レンズ面頂点基準Oからの光軸方向の変
位量をXとすると、
【0013】
【数1】
【0014】で表される。ここで、Kは円錐定数、A,
B,C,Dは非球面係数である。本実施例の具体数値を
(表1)に示す。(表1)において、Riは物体側より
順に第i番目のレンズ面の曲率半径(mm)、Diは物体
側より順に第i番目のレンズ厚さ及び空気間隔(mm)、
Niとνiは各々物体側より順に第i番目のレンズの屈
折率とアッベ数である。
B,C,Dは非球面係数である。本実施例の具体数値を
(表1)に示す。(表1)において、Riは物体側より
順に第i番目のレンズ面の曲率半径(mm)、Diは物体
側より順に第i番目のレンズ厚さ及び空気間隔(mm)、
Niとνiは各々物体側より順に第i番目のレンズの屈
折率とアッベ数である。
【0015】
【表1】
【0016】以上のように、上記実施例によれば、負の
屈折力を有する前群と正の屈折力を有する後群に分けら
れ、前記前群は1枚のレンズ系、前記後群は1組の貼り
合わせレンズからなり、さらに前群は1面の非球面を、
そして後群は2面の非球面を設けたことにより、バック
フォーカスが長いにも係わらず、レンズ枚数が少なくレ
ンズ全長の短い小型軽量・低コストな、しかも諸収差を
小さく抑えた高性能な広角レンズが実現できる。
屈折力を有する前群と正の屈折力を有する後群に分けら
れ、前記前群は1枚のレンズ系、前記後群は1組の貼り
合わせレンズからなり、さらに前群は1面の非球面を、
そして後群は2面の非球面を設けたことにより、バック
フォーカスが長いにも係わらず、レンズ枚数が少なくレ
ンズ全長の短い小型軽量・低コストな、しかも諸収差を
小さく抑えた高性能な広角レンズが実現できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、少ないレンズ枚
数で3面の非球面を設けたことにより、バックフォーカ
スが長いにも係わらず、レンズ枚数が少なくレンズ全長
の短い非常にコンパクトな、しかも諸収差を小さく抑え
性能が良好で、明るく大口径な高性能な広角レンズを提
供することができ、その実用的効果は大なるものであ
る。
数で3面の非球面を設けたことにより、バックフォーカ
スが長いにも係わらず、レンズ枚数が少なくレンズ全長
の短い非常にコンパクトな、しかも諸収差を小さく抑え
性能が良好で、明るく大口径な高性能な広角レンズを提
供することができ、その実用的効果は大なるものであ
る。
【図1】本発明の第1実施例のレンズ断面図
【図2】本発明の第1実施例の諸収差図
Claims (1)
- 【請求項1】 物体側より順に負の屈折力を有する前群
と正の屈折力を有する後群に分けられ、前記前群は負の
メニスカスレンズの1枚構成で、前記後群は正の貼り合
わせレンズ系から構成されており、さらに前記前群は少
なくとも1面の非球面と、前記後群は2面の非球面を設
けたことを特徴とする広角レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233366A JPH0682690A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 広角レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233366A JPH0682690A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 広角レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682690A true JPH0682690A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16954013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233366A Pending JPH0682690A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 広角レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682690A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08122634A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用対物レンズ |
US5774279A (en) * | 1995-10-19 | 1998-06-30 | Konica Corporation | Retrofoucus photographic lens |
US5822129A (en) * | 1995-11-07 | 1998-10-13 | Nikon Corporation | Projection lens system |
US5822128A (en) * | 1996-03-22 | 1998-10-13 | Nikon Corporation | Projection lenses for display elements and projection systems comprising same |
JP2001159732A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Nikon Corp | 超広角レンズ及び該レンズを備える撮影装置 |
US9885856B2 (en) | 2015-01-09 | 2018-02-06 | Largan Precision Co., Ltd. | Compact optical system, image capturing unit and electronic device |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4233366A patent/JPH0682690A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08122634A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用対物レンズ |
US5774279A (en) * | 1995-10-19 | 1998-06-30 | Konica Corporation | Retrofoucus photographic lens |
US5822129A (en) * | 1995-11-07 | 1998-10-13 | Nikon Corporation | Projection lens system |
US5822128A (en) * | 1996-03-22 | 1998-10-13 | Nikon Corporation | Projection lenses for display elements and projection systems comprising same |
JP2001159732A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Nikon Corp | 超広角レンズ及び該レンズを備える撮影装置 |
US9885856B2 (en) | 2015-01-09 | 2018-02-06 | Largan Precision Co., Ltd. | Compact optical system, image capturing unit and electronic device |
USRE48828E1 (en) | 2015-01-09 | 2021-11-23 | Largan Precision Co., Ltd. | Compact optical system, image capturing unit and electronic device |
USRE49703E1 (en) | 2015-01-09 | 2023-10-17 | Largan Precision Co., Ltd. | Compact optical system, image capturing unit and electronic device |
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