JPH0682151A - 冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置 - Google Patents
冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置Info
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- JPH0682151A JPH0682151A JP5010237A JP1023793A JPH0682151A JP H0682151 A JPH0682151 A JP H0682151A JP 5010237 A JP5010237 A JP 5010237A JP 1023793 A JP1023793 A JP 1023793A JP H0682151 A JPH0682151 A JP H0682151A
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/04—Treating air flowing to refrigeration compartments
- F25D2317/041—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
- F25D2317/0416—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification using an ozone generator
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 悪臭を除去することはもとより、害のある有
機物ないし微生物を効果的に殺菌でき、さらにオゾンの
完全処理により人体に害を与えない冷蔵庫の殺菌及び脱
臭装置を提供する。 【構成】 庫内の空気を吸込む吸込口１２ａとその排出
口１２ｂと、装置の内部を分割する仕切板１３を含むカ
バー体１２と、仕切板１３を貫通して延長されるモータ
軸と、それに結合されたファン手段１４を含むモータ部
材Ｍと、仕切板１３の下端に設けられた高電圧発生器１
５と、これに電気的に接続され高電圧によりオゾンを発
生するオゾン発生電極部１６と、仕切板１３の上端部に
固設され、高電圧発生器１５に電気的に接続され電子を
放射するイオン発生電極部１７と、空気排出通路上に位
置しイオン発生電極１７を通過した残溜オゾンを酸素に
還元させるオゾン分解触媒部材１９により構成される。
機物ないし微生物を効果的に殺菌でき、さらにオゾンの
完全処理により人体に害を与えない冷蔵庫の殺菌及び脱
臭装置を提供する。 【構成】 庫内の空気を吸込む吸込口１２ａとその排出
口１２ｂと、装置の内部を分割する仕切板１３を含むカ
バー体１２と、仕切板１３を貫通して延長されるモータ
軸と、それに結合されたファン手段１４を含むモータ部
材Ｍと、仕切板１３の下端に設けられた高電圧発生器１
５と、これに電気的に接続され高電圧によりオゾンを発
生するオゾン発生電極部１６と、仕切板１３の上端部に
固設され、高電圧発生器１５に電気的に接続され電子を
放射するイオン発生電極部１７と、空気排出通路上に位
置しイオン発生電極１７を通過した残溜オゾンを酸素に
還元させるオゾン分解触媒部材１９により構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫の殺菌及び脱
臭装置に関し、特に冷蔵庫内で生成される悪臭成分及び
有害有機物，微生物などを分解除去し、殺菌及び脱臭で
きる冷蔵庫内空気の殺菌及び脱臭装置に関するものであ
る。
臭装置に関し、特に冷蔵庫内で生成される悪臭成分及び
有害有機物，微生物などを分解除去し、殺菌及び脱臭で
きる冷蔵庫内空気の殺菌及び脱臭装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫には、飲食物が保管及び
鮮度保持のために収納される。たとえ、冷蔵庫内の悪臭
防止のため、密封された容器内に飲食物を入れて保管す
るとしても、冷蔵庫を長時間使用した場合には各種飲食
物の固有の臭いが冷蔵庫内に浸み込み、ユーザーが冷蔵
庫のドアを開ける瞬間冷蔵庫内の悪臭がユーザーに不快
感を与える。
鮮度保持のために収納される。たとえ、冷蔵庫内の悪臭
防止のため、密封された容器内に飲食物を入れて保管す
るとしても、冷蔵庫を長時間使用した場合には各種飲食
物の固有の臭いが冷蔵庫内に浸み込み、ユーザーが冷蔵
庫のドアを開ける瞬間冷蔵庫内の悪臭がユーザーに不快
感を与える。
【０００３】このような冷蔵庫内の悪臭を除去するた
め、従来、さまざまな方法が提案されている。その中の
代表方法は、オゾンＯ3 を冷蔵庫内空気中の悪臭成分と
反応させて除去するものである。つまり、オゾンＯ3 と
悪臭成分とが相互に化学反応を起こ、悪臭成分を除去す
るのである。
め、従来、さまざまな方法が提案されている。その中の
代表方法は、オゾンＯ3 を冷蔵庫内空気中の悪臭成分と
反応させて除去するものである。つまり、オゾンＯ3 と
悪臭成分とが相互に化学反応を起こ、悪臭成分を除去す
るのである。
【０００４】Ｏ3 →Ｏ2 ＋Ｏ ……［Ｉ］ この際、生成される発生期酸素Ｏと有害有機物質ないし
微生物が反応して酸化されることにより、殺菌及び脱臭
が可能となる。
微生物が反応して酸化されることにより、殺菌及び脱臭
が可能となる。
【０００５】しかし、空気中において、オゾンの自然分
解による半減期は、空気中のオゾン濃度が１重量％以上
の場合にも長時間を要するため、有機物ないし微生物を
殺菌するためには、長時間にわたって有機物ないし微生
物がオゾンと接触されなければならない。とりわけ冷蔵
庫内のように低温条件の下においては、オゾンがさらに
分解され難いことにより、オゾンを分解し発生期酸素を
より多く生成させるために熱，高周波，紫外線等を利用
することが考えられる。
解による半減期は、空気中のオゾン濃度が１重量％以上
の場合にも長時間を要するため、有機物ないし微生物を
殺菌するためには、長時間にわたって有機物ないし微生
物がオゾンと接触されなければならない。とりわけ冷蔵
庫内のように低温条件の下においては、オゾンがさらに
分解され難いことにより、オゾンを分解し発生期酸素を
より多く生成させるために熱，高周波，紫外線等を利用
することが考えられる。
【０００６】このようにオゾンから発生期酸素を生成し
て冷蔵庫内の空気中で害のある有機物ないし微生物の悪
臭成分を殺菌，脱臭する従来の装置が図５に示されてい
る。この図５において、ケース２１の内部にはモータＭ
が設けられており、モータ軸２９の一側端部にはモータ
Ｍの駆動により回転されるファン２２が結合されてい
る。ファン２２の回転により悪臭成分及び有害有機物な
いし微生物を含んでいる空気は、下側に形成されている
多くの吸込口２６を通して脱臭除去機２１内に吸いこま
れる。モータＭの上部には高電圧発生機２３とオゾン発
生電極２４が設けられ、高電圧発生機２３から生じた高
電圧がオゾン発生電極２４に印加され、オゾン発生電極
２４は空気中の酸素を電離させてオゾンを生成させる。
このようなオゾンは吸込口２６を通して吸いこまれた空
気と反応し、空気中に含まれた悪臭成分を除去し、反応
せずに残っているオゾンは、排出通路上に設けられてい
るオゾン分解触媒２５に入りこみ酸素に還元され、ファ
ン２２により排出口２７を通して排出される。
て冷蔵庫内の空気中で害のある有機物ないし微生物の悪
臭成分を殺菌，脱臭する従来の装置が図５に示されてい
る。この図５において、ケース２１の内部にはモータＭ
が設けられており、モータ軸２９の一側端部にはモータ
Ｍの駆動により回転されるファン２２が結合されてい
る。ファン２２の回転により悪臭成分及び有害有機物な
いし微生物を含んでいる空気は、下側に形成されている
多くの吸込口２６を通して脱臭除去機２１内に吸いこま
れる。モータＭの上部には高電圧発生機２３とオゾン発
生電極２４が設けられ、高電圧発生機２３から生じた高
電圧がオゾン発生電極２４に印加され、オゾン発生電極
２４は空気中の酸素を電離させてオゾンを生成させる。
このようなオゾンは吸込口２６を通して吸いこまれた空
気と反応し、空気中に含まれた悪臭成分を除去し、反応
せずに残っているオゾンは、排出通路上に設けられてい
るオゾン分解触媒２５に入りこみ酸素に還元され、ファ
ン２２により排出口２７を通して排出される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
き従来の装置においては、単にオゾンと空気中の悪臭成
分とが反応することにより、空気中の悪臭成分の除去は
ある程度可能ではあるが、吸いこまれた空気がオゾンと
反応する時間がかなり短いため、オゾンが発生期酸素に
分解できず空気中の有害有機物ないし微生物の殺菌効果
が期待できない。また、オゾン発生電極２４から生成さ
れるオゾンを効果的に利用できないため、空気中の悪臭
成分と反応できず残っているオゾン量がかなり多くな
り、多量のオゾンを処理するためにオゾン分解触媒２５
の大きさが相対的に大とならざるを得ない。
き従来の装置においては、単にオゾンと空気中の悪臭成
分とが反応することにより、空気中の悪臭成分の除去は
ある程度可能ではあるが、吸いこまれた空気がオゾンと
反応する時間がかなり短いため、オゾンが発生期酸素に
分解できず空気中の有害有機物ないし微生物の殺菌効果
が期待できない。また、オゾン発生電極２４から生成さ
れるオゾンを効果的に利用できないため、空気中の悪臭
成分と反応できず残っているオゾン量がかなり多くな
り、多量のオゾンを処理するためにオゾン分解触媒２５
の大きさが相対的に大とならざるを得ない。
【０００８】さらに、オゾン分解触媒２５の表面にごみ
などの不純物の吸着によってオゾン分解効率が劣り、冷
蔵庫内の残留オゾン濃度が増し、人体に悪影作用を及ぼ
すのみならず、装置の寿命短縮を招くことになる。
などの不純物の吸着によってオゾン分解効率が劣り、冷
蔵庫内の残留オゾン濃度が増し、人体に悪影作用を及ぼ
すのみならず、装置の寿命短縮を招くことになる。
【０００９】したがって、この発明の目的は、冷蔵内の
空気中の悪臭を除去することはもとより、害のある有機
物ないし微生物を効果的に殺菌でき、さらにオゾンの完
全処理によって人体に害を与えない冷蔵庫の殺菌及び脱
臭装置を提供することにある。
空気中の悪臭を除去することはもとより、害のある有機
物ないし微生物を効果的に殺菌でき、さらにオゾンの完
全処理によって人体に害を与えない冷蔵庫の殺菌及び脱
臭装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置は、冷蔵庫の
本体に設けられ冷蔵庫内の空気を吸込む吸込口と、吸込
まれて処理された空気が排出される排出口と、装置の内
部を空気吸込通路と空気排出通路とに分割する仕切板を
含むカバー体と、前記空気吸込通路側の前記仕切板下端
に設けられて前記仕切板を貫通して延長されるモータ軸
と、このモータ軸端部に結合されたファン手段を含むモ
ータ部材と、このモータ部材上方の前記空気吸込通路側
の前記仕切板下端に設けられて電圧を印加されたときに
高電圧を生ぜしめる高電圧発生器と、前記モータ部材と
前記高電圧発生器との間に位置されるとともに前記高電
圧発生器に電気的に接続されて前記高電圧発生器から印
加される高電圧によりオゾンを生ぜしめるオゾン発生電
極部と、前記仕切板上端部に固設されるとともに前記高
電圧発生器に電気的に接続されて高電圧が印加されたと
きに電子を放射させるイオン発生電極部と、前記カバー
体と前記仕切板間の空気排出通路上に位置するとともに
前記イオン発生電極を通過した空気中に残溜するオゾン
を完全に分解して酸素に還元させるオゾン分解触媒部材
とから構成されることを特徴とする。
に、この発明の冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置は、冷蔵庫の
本体に設けられ冷蔵庫内の空気を吸込む吸込口と、吸込
まれて処理された空気が排出される排出口と、装置の内
部を空気吸込通路と空気排出通路とに分割する仕切板を
含むカバー体と、前記空気吸込通路側の前記仕切板下端
に設けられて前記仕切板を貫通して延長されるモータ軸
と、このモータ軸端部に結合されたファン手段を含むモ
ータ部材と、このモータ部材上方の前記空気吸込通路側
の前記仕切板下端に設けられて電圧を印加されたときに
高電圧を生ぜしめる高電圧発生器と、前記モータ部材と
前記高電圧発生器との間に位置されるとともに前記高電
圧発生器に電気的に接続されて前記高電圧発生器から印
加される高電圧によりオゾンを生ぜしめるオゾン発生電
極部と、前記仕切板上端部に固設されるとともに前記高
電圧発生器に電気的に接続されて高電圧が印加されたと
きに電子を放射させるイオン発生電極部と、前記カバー
体と前記仕切板間の空気排出通路上に位置するとともに
前記イオン発生電極を通過した空気中に残溜するオゾン
を完全に分解して酸素に還元させるオゾン分解触媒部材
とから構成されることを特徴とする。
【００１１】また、前記イオン発生電極部は、前記高電
圧発生電極に電気的に接続される円筒状及び針状電極で
あるとともに、前記カバー体と前記仕切板に連結される
電極固定板を含み、前記円筒状及び針状電極は前記電極
固定板に固設されることを特徴とする。
圧発生電極に電気的に接続される円筒状及び針状電極で
あるとともに、前記カバー体と前記仕切板に連結される
電極固定板を含み、前記円筒状及び針状電極は前記電極
固定板に固設されることを特徴とする。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図面に沿っ
て詳述する。
て詳述する。
【００１３】図１において、冷蔵庫の殺菌及び脱臭除去
器１１は、冷蔵庫本体１０の内部装置１０ａに、好まし
くは二つ以上のボルト手段８により固設され、殺菌及び
脱臭装置１１横側には冷蔵強弱調整部９が設けられてい
る。殺菌及び脱臭装置１１の前面には、カバー体１２が
結合されている。冷蔵内の空気を吸い込む吸込口１２ａ
がカバー体１２の下端部に形成され、吸込口１２ａを通
して吸い込まれて殺菌及び脱臭処理された空気を排出さ
れる排出口１２ｂがカバー体１２の前側面に形成されて
いる。
器１１は、冷蔵庫本体１０の内部装置１０ａに、好まし
くは二つ以上のボルト手段８により固設され、殺菌及び
脱臭装置１１横側には冷蔵強弱調整部９が設けられてい
る。殺菌及び脱臭装置１１の前面には、カバー体１２が
結合されている。冷蔵内の空気を吸い込む吸込口１２ａ
がカバー体１２の下端部に形成され、吸込口１２ａを通
して吸い込まれて殺菌及び脱臭処理された空気を排出さ
れる排出口１２ｂがカバー体１２の前側面に形成されて
いる。
【００１４】また、図２に示すように、カバー体１２
は、殺菌及び脱臭装置１１の内部を空気と空気排出通路
とに分割する仕切板１３を有する。殺菌及び脱臭装置の
内部は、前記仕切板１３により空気吸込通路と空気排出
通路とに分割される。モータ部材Ｍは、仕切板１３の下
側に設けられ、仕切板１３を貫通して延長されたモータ
軸とこの軸の一方端部に結合されるファン部材１４を含
む。ファン部材１４はモータ部材Ｍの駆動により冷蔵庫
内の空気が殺菌脱臭装置１１の内部に吸い込まれるよう
吸込力を生ぜしめるとともに、吸いこまれて処理された
空気を排出させる。
は、殺菌及び脱臭装置１１の内部を空気と空気排出通路
とに分割する仕切板１３を有する。殺菌及び脱臭装置の
内部は、前記仕切板１３により空気吸込通路と空気排出
通路とに分割される。モータ部材Ｍは、仕切板１３の下
側に設けられ、仕切板１３を貫通して延長されたモータ
軸とこの軸の一方端部に結合されるファン部材１４を含
む。ファン部材１４はモータ部材Ｍの駆動により冷蔵庫
内の空気が殺菌脱臭装置１１の内部に吸い込まれるよう
吸込力を生ぜしめるとともに、吸いこまれて処理された
空気を排出させる。
【００１５】モータ部材Ｍの上方空気吸込通路には、ト
ランスフォーマ等の高電圧発生器１５が仕切板１３に固
定され、モータ部材Ｍと高電圧発生機１５との間にはオ
ゾン発生電極１６が位置している。このオゾン発生電極
１６は高電圧発生機１５に電気的に接続され、高電圧発
生機１５により昇圧された電圧が印加されたとき、オゾ
ン（Ｏ3 ）を生ぜしめる。
ランスフォーマ等の高電圧発生器１５が仕切板１３に固
定され、モータ部材Ｍと高電圧発生機１５との間にはオ
ゾン発生電極１６が位置している。このオゾン発生電極
１６は高電圧発生機１５に電気的に接続され、高電圧発
生機１５により昇圧された電圧が印加されたとき、オゾ
ン（Ｏ3 ）を生ぜしめる。
【００１６】仕切板１３の上端部にはイオン発生電極部
１７が固設される。イオン発生電極部１７もまた高電圧
発生機１５に電気的に接続され、高電圧発生機１５から
電圧が印加されて電子を放射させる。
１７が固設される。イオン発生電極部１７もまた高電圧
発生機１５に電気的に接続され、高電圧発生機１５から
電圧が印加されて電子を放射させる。
【００１７】よって、ファン部材１４により殺菌，脱臭
装置１１内に吸いこまれた冷蔵庫内の空気は、オゾン発
生電極１６により生成されたオゾンと反応して脱臭さ
れ、空気中の悪臭成分と、未だ反応していないオゾンと
は、イオン発生電極部１７により生成される電子ｅと反
応して下記式［II］のように反応され、酸素（Ｏ2 ）と
発生期酸素（Ｏ）とに分解される。
装置１１内に吸いこまれた冷蔵庫内の空気は、オゾン発
生電極１６により生成されたオゾンと反応して脱臭さ
れ、空気中の悪臭成分と、未だ反応していないオゾンと
は、イオン発生電極部１７により生成される電子ｅと反
応して下記式［II］のように反応され、酸素（Ｏ2 ）と
発生期酸素（Ｏ）とに分解される。
【００１８】Ｏ3 ＋ｅ→Ｏ2 ＋（Ｏ） ……［II］ 発生期酸素は、強い酸化力を有しており、空気中の有害
有機物ないし微生物はこれにより酸化されて殺菌され
る。
有機物ないし微生物はこれにより酸化されて殺菌され
る。
【００１９】イオン発生電極部１７は、図３のごとく、
カバー体１２内側上部に形成された半円状上部ガイド部
１２ａと、仕切板１３の上記端部に形成された半円状下
部ガイド部１３ａとの間に挿入される円筒状電極１７ａ
と、この円筒状電極１７ａの中央へ突設される針状電極
１７ｂと、電気絶縁体とで形成され、円筒状及び針状電
極１７ａ，１７ｂを固定する電極固定板１８により固定
される。電極固定板１８は、ボルト手段によりカバー体
１２の内部突出片に固定されるための通孔と、この通孔
の真下に形成された電極固定円筒部１８ｄを有する第１
部分１８ａと、第１部分１８ａの下端から所定角度に延
長され少なくとも一つの通気孔１８ｅが形成されている
第２部分１８ｂと、この第２部分１８ｂの下端から第１
部分１８ａと平行に下方へ延長され、仕切板１３にボル
トで固定されるための孔を有する第３部分１８ｃとに仕
分けられる。
カバー体１２内側上部に形成された半円状上部ガイド部
１２ａと、仕切板１３の上記端部に形成された半円状下
部ガイド部１３ａとの間に挿入される円筒状電極１７ａ
と、この円筒状電極１７ａの中央へ突設される針状電極
１７ｂと、電気絶縁体とで形成され、円筒状及び針状電
極１７ａ，１７ｂを固定する電極固定板１８により固定
される。電極固定板１８は、ボルト手段によりカバー体
１２の内部突出片に固定されるための通孔と、この通孔
の真下に形成された電極固定円筒部１８ｄを有する第１
部分１８ａと、第１部分１８ａの下端から所定角度に延
長され少なくとも一つの通気孔１８ｅが形成されている
第２部分１８ｂと、この第２部分１８ｂの下端から第１
部分１８ａと平行に下方へ延長され、仕切板１３にボル
トで固定されるための孔を有する第３部分１８ｃとに仕
分けられる。
【００２０】円筒状電極１７ａは、電極固定板１８の第
３部分１８ｃに形成された孔をとおしてボルト及びナッ
ト固定され、ボルトに嵌入される。ターミナル２０ａに
より高電圧発生機１５に電機的に接続され、針状電極１
７ｂは電極固定板１８の第１部分１８ａに形成された孔
を通してボルト及びナット固定され、ボルトに嵌入され
るターミナル２０ｂにより高電圧発生機１５に電気的に
接続される。
３部分１８ｃに形成された孔をとおしてボルト及びナッ
ト固定され、ボルトに嵌入される。ターミナル２０ａに
より高電圧発生機１５に電機的に接続され、針状電極１
７ｂは電極固定板１８の第１部分１８ａに形成された孔
を通してボルト及びナット固定され、ボルトに嵌入され
るターミナル２０ｂにより高電圧発生機１５に電気的に
接続される。
【００２１】つまり、高電圧発生機１５から数ＫＶの電
圧に昇圧された高電圧が、円筒状及び針状電極１７ａ，
１７ｂに印加されると、針状電極１７ｂから円筒状電極
１７ａへ電子ｅが超高速で放射されるコロナ放電が生ず
る。この際、イオン発生電極部１７の周囲には電子ｅが
充濁され、イオン風が生ずるようになり、上記式［II］
のごとく、オゾン（Ｏ3 ）が酸素（Ｏ2 ）と発生期酸素
（Ｏ）とに分解される。イオン発生電極部１７から生じ
た電子ｅがオゾン酸素と発生期酸素とに分解する時間は
ごく短く、生成された発生期酸素の酸化力が強いため、
空気中の有害有機物及び微生物の殺菌がごく短時間に行
われる。
圧に昇圧された高電圧が、円筒状及び針状電極１７ａ，
１７ｂに印加されると、針状電極１７ｂから円筒状電極
１７ａへ電子ｅが超高速で放射されるコロナ放電が生ず
る。この際、イオン発生電極部１７の周囲には電子ｅが
充濁され、イオン風が生ずるようになり、上記式［II］
のごとく、オゾン（Ｏ3 ）が酸素（Ｏ2 ）と発生期酸素
（Ｏ）とに分解される。イオン発生電極部１７から生じ
た電子ｅがオゾン酸素と発生期酸素とに分解する時間は
ごく短く、生成された発生期酸素の酸化力が強いため、
空気中の有害有機物及び微生物の殺菌がごく短時間に行
われる。
【００２２】前記イオン発生電極部１７から生成された
電子ｅによっても分解されず、空気に残るオゾンは、カ
バー体１２と仕切板１３間の空気排出通路上に設けられ
たオゾン分解触媒部材１９により完全に分解され、この
オゾン分解触媒部材１９を通過した空気は排出口１２ｂ
を通って排出される。
電子ｅによっても分解されず、空気に残るオゾンは、カ
バー体１２と仕切板１３間の空気排出通路上に設けられ
たオゾン分解触媒部材１９により完全に分解され、この
オゾン分解触媒部材１９を通過した空気は排出口１２ｂ
を通って排出される。
【００２３】したがって、この発明による装置は、一次
的にはオゾン発生電極１６から生成されるオゾンと空気
中の悪臭成分とが互いに化学反応を起こし、空気中の悪
臭成分の化学的構造が半減されることにより、悪臭成分
が除去されるとともに、生成されたオゾンが半減され、
２次的には、空気中の悪臭成分と反応せずに、残るオゾ
ンをイオン発生電極部１７から放射される電子ｅを利用
して酸素と発生期酸素とに分解した後、発生期酸素によ
り空気中の有害有機物及び微生物の殺菌処理する二重構
造である。上記においては、空気中の悪臭成分の除去
と、有害有機物ないし微生物の殺菌課程を二つの課程に
分けて述べてきたが、この二つの課程はごく短い瞬間に
行われるため連続的である。
的にはオゾン発生電極１６から生成されるオゾンと空気
中の悪臭成分とが互いに化学反応を起こし、空気中の悪
臭成分の化学的構造が半減されることにより、悪臭成分
が除去されるとともに、生成されたオゾンが半減され、
２次的には、空気中の悪臭成分と反応せずに、残るオゾ
ンをイオン発生電極部１７から放射される電子ｅを利用
して酸素と発生期酸素とに分解した後、発生期酸素によ
り空気中の有害有機物及び微生物の殺菌処理する二重構
造である。上記においては、空気中の悪臭成分の除去
と、有害有機物ないし微生物の殺菌課程を二つの課程に
分けて述べてきたが、この二つの課程はごく短い瞬間に
行われるため連続的である。
【００２４】このように、吸いこまれてオゾン処理され
た空気が、オゾン分解触媒部材１９に到達する前に二重
処理されるため、オゾン分解触媒部材１９を通過する空
気のオゾン量がごく少なく、オゾン分解触媒部材１９が
大であることを要せず、長時間使用してもオゾン分解触
媒部材１９に吸いつく異物量がごく少ないため半永久的
に使用できる。
た空気が、オゾン分解触媒部材１９に到達する前に二重
処理されるため、オゾン分解触媒部材１９を通過する空
気のオゾン量がごく少なく、オゾン分解触媒部材１９が
大であることを要せず、長時間使用してもオゾン分解触
媒部材１９に吸いつく異物量がごく少ないため半永久的
に使用できる。
【００２５】図４を参照してこの発明を要約すれば、吸
込口１２ａに吸い込まれた空気は、オゾン発生電極１６
で生成されたオゾン（Ｏ3 ）により空気中の悪臭成分が
脱臭され、悪臭成分と反応せずに残溜するオゾン
（Ｏ3 ）は、イオン発生電極部１７から放射される電子
ｅにより酸素（Ｏ2 ）と発生期酸素（Ｏ）とに分解され
る。オゾン（Ｏ3 ）から分解され生成された発生期酸素
（Ｏ）は、強酸化力により空気中の有害有機物ないし微
生物を殺菌する。
込口１２ａに吸い込まれた空気は、オゾン発生電極１６
で生成されたオゾン（Ｏ3 ）により空気中の悪臭成分が
脱臭され、悪臭成分と反応せずに残溜するオゾン
（Ｏ3 ）は、イオン発生電極部１７から放射される電子
ｅにより酸素（Ｏ2 ）と発生期酸素（Ｏ）とに分解され
る。オゾン（Ｏ3 ）から分解され生成された発生期酸素
（Ｏ）は、強酸化力により空気中の有害有機物ないし微
生物を殺菌する。
【００２６】イオン発生電極部１７から放射される電子
ｅによっても、分解されないオゾン（Ｏ3 ）は、オゾン
分解触媒部材１９を通過しながら、完全に分解後、排出
口１２ｂを通して排出される。
ｅによっても、分解されないオゾン（Ｏ3 ）は、オゾン
分解触媒部材１９を通過しながら、完全に分解後、排出
口１２ｂを通して排出される。
【００２７】
【発明の効果】上記のごとく、この発明に係る冷蔵庫の
殺菌及び脱臭装置は、オゾンの生成とともに、電子を放
射させることにより、殺菌及び脱臭を極大化させ、オゾ
ンを三重処理し、排出される空気中にオゾンを完全に除
去できるため、冷蔵内の空気中の悪臭を除去することは
もとより、害のある有機物ないし微生物を効果的に殺菌
でき、さらに人体に害を及ぼすことがなく、また機器の
寿命が延長できる。
殺菌及び脱臭装置は、オゾンの生成とともに、電子を放
射させることにより、殺菌及び脱臭を極大化させ、オゾ
ンを三重処理し、排出される空気中にオゾンを完全に除
去できるため、冷蔵内の空気中の悪臭を除去することは
もとより、害のある有機物ないし微生物を効果的に殺菌
でき、さらに人体に害を及ぼすことがなく、また機器の
寿命が延長できる。
【図１】この発明の冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置の設置状
態正面図である。
態正面図である。
【図２】図１におけるII−II線拡大断面図である。
【図３】この発明によるイオン発生電極部の分解斜視図
である。
である。
【図４】この発明の作用状態を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図５】従来冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置の側断面図であ
る。
る。
１２ カバー体 １２ａ 吸込口 １２ｂ 排出口 １３ 仕切板 １４ ファン部材 Ｍ モータ部材 １５ 高電圧発生器 １６ オゾン発生電極 １７ イオン発生電極部 １７ａ 円筒状電極 １７ｂ 針状電極 １９ オゾン分解触媒部材
Claims (2)
- 【請求項１】 冷蔵庫の本体に設けられ冷蔵庫内の空気
を吸込む吸込口と、吸込まれて処理された空気が排出さ
れる排出口と、装置の内部を空気吸込通路と空気排出通
路とに分割する仕切板を含むカバー体と、前記空気吸込
通路側の前記仕切板下端に設けられて前記仕切板を貫通
して延長されるモータ軸と、このモータ軸端部に結合さ
れたファン手段を含むモータ部材と、このモータ部材上
方の前記空気吸込通路側の前記仕切板下端に設けられて
電圧を印加されたときに高電圧を生ぜしめる高電圧発生
器と、前記モータ部材と前記高電圧発生器との間に位置
されるとともに前記高電圧発生器に電気的に接続されて
前記高電圧発生器から印加される高電圧によりオゾンを
生ぜしめるオゾン発生電極部と、前記仕切板上端部に固
設されるとともに前記高電圧発生器に電気的に接続され
て高電圧が印加されたときに電子を放射させるイオン発
生電極部と、前記カバー体と前記仕切板間の空気排出通
路上に位置するとともに前記イオン発生電極を通過した
空気中に残溜するオゾンを完全に分解して酸素に還元さ
せるオゾン分解触媒部材とから構成されることを特徴と
する冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置。 - 【請求項２】 前記イオン発生電極部は、前記高電圧発
生電極に電気的に接続される円筒状及び針状電極である
とともに、前記カバー体と前記仕切板に連結される電極
固定板を含み、前記円筒状及び針状電極は前記電極固定
板に固設されることを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫
の殺菌及び脱臭装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1992-1094 | 1992-01-25 | ||
| KR1019920001094A KR950003816B1 (ko) | 1992-01-25 | 1992-01-25 | 냉장고의 살균탈취장치 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0682151A true JPH0682151A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=19328309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5010237A Pending JPH0682151A (ja) | 1992-01-25 | 1993-01-25 | 冷蔵庫の殺菌及び脱臭装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0682151A (ja) |
| KR (1) | KR950003816B1 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG90787A1 (en) * | 2000-11-20 | 2002-08-20 | Toshiba Kk | Deodorizer with ionic wind producing means |
| WO2003038355A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-08 | Abi Co.,Ltd. | Appareil et procede de congelation de grande efficacite |
| JP2003336952A (ja) * | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Glocal:Kk | 冷凍装置 |
| JP2003343960A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Glocal:Kk | 冷凍装置 |
| JP2004069131A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Glocal:Kk | 冷凍方法 |
| JP2007187432A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-26 | Samsung Electronics Co Ltd | 冷蔵庫 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100243342B1 (ko) * | 1997-09-12 | 2000-02-01 | 조문기 | 오존에의한공기청정방법 |
| KR100789814B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2007-12-28 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고용 탈취장치 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60144762A (ja) * | 1984-01-06 | 1985-07-31 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置 |
| JPH01266483A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷蔵庫等の脱臭装置 |
-
1992
- 1992-01-25 KR KR1019920001094A patent/KR950003816B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-01-25 JP JP5010237A patent/JPH0682151A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60144762A (ja) * | 1984-01-06 | 1985-07-31 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置 |
| JPH01266483A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷蔵庫等の脱臭装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG90787A1 (en) * | 2000-11-20 | 2002-08-20 | Toshiba Kk | Deodorizer with ionic wind producing means |
| WO2003038355A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-08 | Abi Co.,Ltd. | Appareil et procede de congelation de grande efficacite |
| JP2003336952A (ja) * | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Glocal:Kk | 冷凍装置 |
| JP2003343960A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Glocal:Kk | 冷凍装置 |
| JP2004069131A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Glocal:Kk | 冷凍方法 |
| JP2007187432A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-26 | Samsung Electronics Co Ltd | 冷蔵庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR950003816B1 (ko) | 1995-04-20 |
| KR930016743A (ko) | 1993-08-26 |
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