JPH068184U - フィラープレート付き船体構造 - Google Patents
フィラープレート付き船体構造Info
- Publication number
- JPH068184U JPH068184U JP1671591U JP1671591U JPH068184U JP H068184 U JPH068184 U JP H068184U JP 1671591 U JP1671591 U JP 1671591U JP 1671591 U JP1671591 U JP 1671591U JP H068184 U JPH068184 U JP H068184U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- filler
- filler plate
- transweb
- slot
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 船体におけるトランスウェブプレートに形成
されたスロット部のフィラープレート取付け構造に関
し、特にフィラープレートの位置決めを簡便に行なえる
ようにした、フィラープレート付き船体構造に関する。 [構成] 船体外殻を形成する板材1の内側に沿うトラ
ンスウェブプレート3にスロット4が形成されて、同ス
ロット4に挿通される縦通材2が、板材1とトランスウ
ェブプレート3とに溶接されるウェブ2aとフェース2b
とで構成され、上記のスロット4を塞ぐフィラープレー
ト5が、その上縁および下縁の少なくとも一方に突起部
5a,5bを形成されている。これにより板材1と縦通材
のフェース2aとの間にフィラープレート5を嵌装する
だけで、同フィラープレート5の上下方向の位置決めが
簡便に行なわれる。
されたスロット部のフィラープレート取付け構造に関
し、特にフィラープレートの位置決めを簡便に行なえる
ようにした、フィラープレート付き船体構造に関する。 [構成] 船体外殻を形成する板材1の内側に沿うトラ
ンスウェブプレート3にスロット4が形成されて、同ス
ロット4に挿通される縦通材2が、板材1とトランスウ
ェブプレート3とに溶接されるウェブ2aとフェース2b
とで構成され、上記のスロット4を塞ぐフィラープレー
ト5が、その上縁および下縁の少なくとも一方に突起部
5a,5bを形成されている。これにより板材1と縦通材
のフェース2aとの間にフィラープレート5を嵌装する
だけで、同フィラープレート5の上下方向の位置決めが
簡便に行なわれる。
Description
【0001】
本考案は、船体構造に関し、特にトランスウェブプレートに形成されたスロッ トにおけるフィラープレートの取付け手段を改良したフィラープレート付き船体 構造に関する。
【0002】
従来、フィラープレート付き船体構造では、図2(要部の横断面図)に示すよ うに、船体の外殻を形成する板材1(外板および甲板)の内側に溶接されるトラ ンスウェブプレート3と、同トランスウェブプレート3に形成されたスロット4 に挿通されて板材1とトランスウェブプレート3とに溶接される縦通材2とがそ なえられるとともに、スロット4を補強する目的でスロット4を部分的に塞ぐフ ィラープレート5が縦通材2とトランスウェブプレート3とに溶接されている。 なお縦通材2はウェブ2aとフェース2bとから構成されている。また、図2中符 号eは溶接部を示している。
【0003】
ところで、前述のような従来のフィラープレート付き船体構造では、フィラー プレート5が20kgを超えるような重量物であるため、フィラープレート5を設置 する際の位置決め作業を精度よく簡易には行なえないという問題点がある。
【0004】 本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするもので、フィラープレー トの上縁および下縁の少なくとも一方に突起部を設けることにより、船体外殻を 形成する板材と縦通材のフェースとの間に上記フィラープレートを嵌装するだけ で、同フィラープレートの位置決めを簡便に行なえるようにした、フィラープレ ート付き船体構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成するため、本考案のフィラープレート付き船体構造は、船体 の外殻を形成する板材の内側に溶接されるトランスウェブプレートと、同トラン スウェブプレートに形成されたスロットに挿通されて上記の板材とトランスウェ ブプレートとに溶接されるウェブとフェースとからなる縦通材と、同縦通材と上 記トランスウェブプレートとに溶接されて上記スロットを部分的に塞ぐフィラー プレートとをそなえ、上記縦通材のフェースと上記板材との間に上記フィラープ レートを嵌装することにより、同フィラープレートの位置決めを行なうべく、同 フィラープレートの上縁および下縁の少なくとも一方に突起部が形成されている ことを特徴としている。
【0006】
上述の本考案のフィラープレート付き船体構造では、外殻を形成する板材と縦 通材のフェースとの間にフィラープレートが嵌装されるのみで、同フィラープレ ートの位置決めが簡便に且つ精度よく行なわれる。
【0007】
以下、図面により本考案の一実施例としてのフィラープレート付き船体構造に ついて説明すると、図1はその要部の横断面図である。
【0008】 図1に示すように、本実施例のフィラープレート付き船体構造では、船体の外 殻を形成する板材1(外板および甲板)の内側にトランスウェブプレート3が溶 接されるとともに、ウェブ2aとフェース2bとからなる縦通材2が、同トランス ウェブプレート3に形成されたスロット4に挿通されて、板材1とトランスウェ ブプレート3とに溶接されている。
【0009】 そして、スロット4の部分を補強するために、縦通材のウェブ2aとトランス ウェブプレート3とに溶接されてスロット4を部分的に塞ぐ幅bのフィラープレ ート5が設けられ、同フィラープレート5には、その上縁および下縁に突起部5a ,5bが設けられて、同突起部5a,5bによりフィラープレート5の高さは、縦通 材2のウェブ2aの高さh以下でhにほぼ等しく設定されるようになる。
【0010】 上述の構成により、縦通材2のフェース2bと板材1との間にフィラープレー ト5を嵌装するのみで、同フィラープレート5の上下方向の位置決めが行なわれ 、さらに横方向の位置決めが行なわれた後、フィラープレート5は、縦通材2の ウェブ2aおよびトランスウェブプレート3に溶接されるとともに、その突起部 5a,5bを板材1および縦通材2のフェース2bにそれぞれ溶接固着される。符号 eはその溶接部を示している。
【0011】 このようにして、本実施例によれば、フィラープレート5の上下方向の位置決 めは、縦通材のフェース2bと板材1との間に嵌装するのみで行なわれるため、 フィラープレート5が重くても位置決め操作が容易となり、従来の煩雑な仮付け 等の位置決め作業が不要となって、建造コストを低減できる効果が得られ、さら にフィラープレート5の突起部5a,5bが溶接されることにより、同フィラープ レート5の固着度が大きくなり、縦通材2の剛性も向上するという利点がある。 なお、フィラープレート5の突起部5a,5bは、必要に応じて上縁、下縁のい ずれか一方に設けられてもよい。
【0012】
以上詳述したように、本考案のフィラープレート付き船体構造によれば、次の ような効果ないし利点が得られる。 (1) フィラープレートの上縁および下縁の少なくとも一方に突起部を設けること により、外殻を形成する板材と縦通材のフェースとの間に上記フィラープレート を嵌装するのみで、同フィラープレートの位置決めが行なわれるようになり、こ れにより従来の煩雑な位置決め、仮付け等の作業が不要となって、建造コストが 低減されるようになる。 (2) フィラープレートが船体外板や縦通材のフェースに溶接されるので、スロッ トの部分の剛性が増し、船体強度が向上する。
【図1】本考案の一実施例としてのフィラープレート付
き船体構造の要部の横断面図である。
き船体構造の要部の横断面図である。
【図2】従来のフィラープレート付き船体構造の要部の
横断面図である。
横断面図である。
1 板材 2 縦通材 2a ウェブ 2b フェース 3 トランスウェブプレート 4 スロット 5 フィラープレート 5a,5b 突起部 b フィラープレートの幅 h ウェブの高さ e 溶接部
Claims (1)
- 【請求項1】 船体の外殻を形成する板材の内側に溶接
されるトランスウェブプレートと、同トランスウェブプ
レートに形成されたスロットに挿通されて上記の板材と
トランスウェブプレートとに溶接されるウェブとフェー
スとからなる縦通材と、同縦通材と上記トランスウェブ
プレートとに溶接されて上記スロットを部分的に塞ぐフ
ィラープレートとをそなえ、上記縦通材のフェースと上
記板材との間に上記フィラープレートを嵌装することに
より、同フィラープレートの位置決めを行なうべく、同
フィラープレートの上縁および下縁の少なくとも一方に
突起部が形成されていることを特徴とする、フィラープ
レート付き船体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1671591U JPH068184U (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | フィラープレート付き船体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1671591U JPH068184U (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | フィラープレート付き船体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068184U true JPH068184U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=11923966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1671591U Withdrawn JPH068184U (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | フィラープレート付き船体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068184U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109178197A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-11 | 上海船舶研究设计院(中国船舶工业集团公司第六0四研究院) | 船用补板结构 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP1671591U patent/JPH068184U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109178197A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-11 | 上海船舶研究设计院(中国船舶工业集团公司第六0四研究院) | 船用补板结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |