JPH06814A - 板状人造石の加工機 - Google Patents

板状人造石の加工機

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JPH06814A
JPH06814A JP4159700A JP15970092A JPH06814A JP H06814 A JPH06814 A JP H06814A JP 4159700 A JP4159700 A JP 4159700A JP 15970092 A JP15970092 A JP 15970092A JP H06814 A JPH06814 A JP H06814A
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counter
artificial stone
cutting
plate
mounting
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Application number
JP4159700A
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English (en)
Inventor
Takefumi Ishida
武文 石田
Toshiyoshi Funatsu
利喜 船津
Isamu Ito
勇 伊藤
Tatsuyuki Hisatomi
竜志 久冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、板状人造石の研磨・切削等の加工
を連続的に行うことができ、かつ、自動化を図ることの
できる板状人造石の加工機に関する。 【構成】 本発明では、板状物を載置する載置装置と、
同載置装置に板状物をエアバッグで押圧固定する押圧装
置と、板状物の任意の部分を研磨・切削する加工装置と
を具備することを特徴とする板状人造石の加工機を提供
せんとするものである。従って、各加工工程を自動化で
き、また、板状物をソフトに押圧できるので、製品に傷
を付けたりすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状人造石の研磨・切
削等の加工を連続的に行うことができ、かつ、自動化を
図ることのできる板状人造石の加工機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、板状の人造石を研磨・切削する場
合、例えば、バック立上がり部、水切り部を有する長尺
のカウンターであれば、先ず、スライドゲージを同カウ
ンターの側面の切断寸法に合わせ、人手によりけがき線
をいれ、次工程へと搬送してバック立上がり部、水切り
部、あるいは水切り部のエプロン接着面等の研磨・切削
加工を行っていた。
【0003】そして、これらの各加工工程では、振動が
多いので、カウンターをクランプ機構等で機械的に押圧
固定して各加工を行っており、加工終了後、人手により
順次次工程へと搬送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した加
工方法においては、未だ以下の解決すべき課題を有して
いた。
【0005】即ち、板状のカウンター等を研磨・切削す
る際には、振動に対応するために、かかるカウンターを
載置台に押圧固定する必要があるが、その固定手段を機
械的に行うと、カウンターに傷が付いたり、あるいは、
押圧時にひび割れ等を生じる虞れがあった。
【0006】また、上記した板状人造石の加工方法は、
各加工工程が自動化されておらず、研磨・切削加工の連
続処理ができないため、時間のロスが多く、はなはだ効
率が悪いものであった。
【0007】本発明は、上記した課題を解決することが
できる板状人造石の加工機を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状物を載置
する載置装置と、同載置装置に板状物をエアバッグで押
圧固定する押圧装置と、板状物の任意の部分を研磨・切
削する加工装置とを具備することを特徴とする板状人造
石の加工機を提供せんとするものである。
【0009】また、本発明は、バック立上がり部及び水
切り部を有する人造石カウンターの寸法を決めてけがき
するけがき作業部と、バック立上がり部及び水切り部の
裏面を切削加工する裏面作業部と、カウンターの両端部
の側面を切削加工する側面作業部と、エプロン接着面を
切削加工するエプロン作業部とをコンベヤで連設し、カ
ウンターを次作業部へ順次移動可能な構成とすると共
に、各作業部において、伸縮自在なエアバッグにエアを
注入または排出することにより、カウンターを押圧固定
及び解除可能な構成としたこと、また、エアバッグを、
人造石カウンター上を長手方向に伸延する一対の長尺チ
ューブで形成し、かつ、同人造石カウンターの両側縁部
を、略全長にわたって押圧可能に配設したことにも特徴
を有する。
【0010】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明を具体的に説明する。
【0011】図1は製品となるべき人造石カウンターを
裏側から見た斜視図、図2は本発明に係る板状人造石の
加工機の全体構成を示す説明図、図3〜図16は各加工
装置の正面図、側面図、あるいは説明図である。
【0012】先ず、本発明に係る板状人造石の加工機M
により作成される人造石カウンター10について説明す
る。
【0013】〔人造石カウンター10〕人造石カウンター
10を裏側から見ると、同人造石カウンター10は、図1に
示すように、中央に洗面器のボール部を取付けるための
ボール孔18と、同ボール孔18の近傍に水栓等を取付ける
ための水栓孔19を開口する長方形の基板10a と、同基板
10a の水栓孔19側の端部に長手方向に沿って形成される
バック立上がり部11と、水栓孔19と反対側の端部に、バ
ック立上がり部11と逆方向に垂直に立ち上がる水切り部
12とから板状に形成されている。そして、水切り部12の
立上がり面に形成されるエプロン接着面垂直部13a と、
基板10a の水切り部12側に形成されるエプロン接着面平
面部13b とからエプロン接着面13を形成している。
【0014】次に、本発明に係る板状人造石の加工機M
の全体構成について説明する。
【0015】〔板状人造石の加工機Mの全体構成〕図2
に示すように、本実施例において、板状人造石の加工機
Mは、人造石カウンター10の寸法を決めてけがきするけ
がき作業部Aと、人造石カウンター10のバック立上がり
部11及び水切り部12の裏面を同時に切削加工する裏面作
業部Bと、同カウンター10の両端部の側面を切削加工す
る側面作業部Cと、エプロン接着面13を切削加工するエ
プロン作業部Dと、仕上げ作業部Eとを配設し、各作業
部A,B,C,D,E を、それぞれコンベヤ20で連設して構成し
ている。
【0016】そして、けがき作業部Aにはけがき装置3
を、裏面作業部Bには裏面切削装置4を、側面作業部C
には側面切断装置5を、エプロン作業部Dには接着面加
工装置6をそれぞれ加工装置として配設し、仕上げ作業
部Eは、ブースfを形成し、製品となる人造石カウンタ
ー10の寸法修正や、ボール孔18廻りの加工、基板10aに
合板接着面を形成する等の仕上げ作業を行っている。
【0017】また、けがき装置3を除く各装置をパネル
7で囲み、切削屑等が飛散しないようにしている。
【0018】そして、人造石カウンター10を、コンベア
20により次作業部へ自動的に順次移動させる構成とする
と共に、けがき作業部A及び仕上げ作業部Eを除く各作
業部B,C,D に、後で詳述するチューブ状に形成した伸縮
自在なエアバッグ1を配設し(図6〜図16)、同エア
バッグ1にエアを注入または排出することにより、人造
石カウンター10の押圧固定及び解除をさせる構成として
いる。
【0019】なお、図2中、Lは人造石カウンター10を
搬送するための搬送用ラインである。
【0020】ここで、各加工装置について説明する。
【0021】〔けがき装置3〕(図3、図4、図5) けがき装置3はけがき作業部Aに設置されて、人造石カ
ウンター10に側面の切断寸法をきめてけがきを入れるた
めの装置である。
【0022】即ち、図3〜図5に示すように、けがき装
置3は、人造石カウンター10を載置するに十分な幅と長
さを有するベルトコンベア20からなる載置装置8と、同
載置装置8上に架設した架台フレーム22と、同架台フレ
ーム22に横架し、載置装置8の長手方向に敷設したレー
ル23を具備するレールフレーム24と、同レールフレーム
24に車輪27を介して摺動自在に取付けたけがき部25とか
ら構成されている。
【0023】けがき部25は、レールフレーム24に吊支さ
れており、レール23上の車輪27と同車輪27にフレームを
介して連設するスプリングバランサ26と、同スプリング
バランサ26に吊支されるけがきゲージ28とから構成され
ている。
【0024】図3〜図5中、21、30はベルトコンベア20
を駆動させるための駆動モータ及びタイミングベルトで
あり、25a はけがき部取付ブラケット、26a はスプリン
グバランサケース、28a はけがきゲージ28の中央に取付
けた芯出しゲージ、29はプーリ、31は車輪27のストッ
パ、32はガイドローラである。
【0025】〔裏面切削装置4〕(図6、図7、図8、
図9、図10) 裏面切削装置4は裏面作業部Bに設置されて、人造石カ
ウンター10のバック立上がり部11及び水切り部12の裏面
を同時に切削加工する装置である。
【0026】即ち、図6〜図8に示すように、裏面切削
装置4は、人造石カウンター10を載置するに十分な幅と
長さを有する載置装置8と、同載置装置8上に架設した
基台フレーム49とを配設している。
【0027】また、同裏面切削装置4は、載置装置8の
上方で、基台フレーム49の2本の連結バー49a,49a 間に
横架されたエアバッグ受台41と、同エアバッグ受台41に
ゴムバンド等で保持され、カウンター10を載置装置8上
に押圧固定するエアバッグ1とを配設している。
【0028】さらに、同裏面切削装置4は、人造石カウ
ンター10を直接加工する第一裏面切削機40a と第二裏面
切削機40b とからなる裏面切削機40と、同裏面切削機40
を載置装置8に沿って移動させるための第一スライドレ
ール47a と第二スライドレール47b とからなるスライド
レール47を有すると共に、同裏面切削機40を載置するた
めの切削機載置フレーム42と、カウンター10を平行にセ
ットするための位置決めクランプ9(図6、図7では便
宜上省略)等を配設している。
【0029】かかる位置決めクランプ9は、後の接着面
加工装置6を説明する際に詳しく述べる。
【0030】裏面切削機40は、カウンター10のバック立
上がり部11を切削する第一切削機40a と、水切り部12を
切削する第二切削機40b とからなり、それぞれ丸鋸モー
タ43、44及び、同丸鋸モータ43、44の先端に装着された
ダイアモンドホイール45、46から構成されている。
【0031】第一切削機40a は、丸鋸モータ43の軸線が
載置装置8と水平状態に、切削機載置フレーム42の前方
部に設けた第一スライドレール47a 上に摺動自在に装置
され、載置装置8の長手方向に水平移動しながらカウン
ター10のバック立上がり部11を切削加工する。
【0032】第二切削機40b は、丸鋸モータ44の軸線が
載置装置8に直交する向きに、モータブラケット48に固
定されて装置されており、同モータブラケット48は、上
記切削機載置フレーム42の後方部に第二スライドレール
47b を介して取付けられている。
【0033】また、かかる第二切削機40b は、第二スラ
イドレール47b 上を載置装置8に対して水平に摺動する
ように構成されているので、第二切削機40b は、載置装
置8の長手方向に水平移動しながらカウンター10の水切
り部12を切削加工することができる。
【0034】なお、図6及び図7中、50,50 は切削機摺
動用モータ、51、52は、それぞれ第一切削機40a の平行
移動用サーボモータ、第二切削機40b の昇降用サーボモ
ータである。
【0035】エアバッグ1は、人造石カウンター10の長
手部分と略同じ長さを有する長尺のチューブで形成され
ており、一端を図示しないエアコンプレッサに接続し
て、エアの注入、排出によって膨張・収縮自在に構成さ
れている。
【0036】かかるエアバッグ1は、本裏面切削装置4
の他、側面切断装置5及び接着面加工装置6にも配設さ
れており、ここで、エアバッグ1について詳しく説明す
ると以下の通りである。
【0037】〔エアバッグ1〕(図6〜図16) エアバッグ1は、図9及び図10に示すように、人造石
カウンター10の長手部分と略同じ長さを有する長尺のチ
ューブで形成され、エアバッグ受台41に固定されてお
り、一端を図示しないエアコンプレッサに接続すると共
に、他端を閉塞して、エアの注入・排出を行うことによ
り、膨張・収縮自在に構成している。
【0038】そして、エアバッグ1にエアを注入して膨
張させると、同エアバッグ1は載置装置8上の人造石カ
ウンター10を押圧することになり、同カウンター10は、
載置装置8上にしっかりと保持される。
【0039】しかも、エアによる押圧のために、カウン
ター10の表面を傷つけることがなく、押圧時にカウンタ
ー10にひび割れ等を生じることもない。
【0040】また、同エアバッグ1を長尺のチューブで
形成したことにより、本実施例のように、長方形の長い
カウンター10のようなものであっても、線状に長い範囲
で押圧することができ、確実な押圧固定が可能となる。
【0041】そして、エアを排出して収縮させると、カ
ウンター10の押圧が解除され、同カウンター10を次工程
へ搬送するのに邪魔とならない。
【0042】また、本実施例では、エアバッグ1を2本
並列に配設し、カウンター10を全体的にバランス良く押
圧固定できるようにしている。従って、カウンター10の
加工時に、カウンター10の片側が浮いたりすることがな
く、カウンター10の全面を押圧せずとも、2本配設する
ことで十分に機能を果たすことができる。
【0043】〔側面切断装置5〕(図11、図12、図
13) 側面切断装置5は、側面作業部Cに設置されて、人造石
カウンター10の側面を、先にけがきした線に沿って切
断、切削加工する装置である。
【0044】即ち、図11〜図13に示すように、側面
切断装置5は、人造石カウンター10を載置するに十分な
幅と長さを有するベルトコンベア20からなる2基の左右
載置装置8a,8b と、同左右載置装置8a,8b 上に架設した
メインフレーム61とを配設している。
【0045】また、同側面切断装置5は、上記左右載置
装置8a,8b の間に配設し、切断機66を具備する切断機フ
レーム62と、同切断機フレーム62に横架した架台63上に
載置した電動モータ64により、切断機フレーム62を横断
するように摺動するスライド機構65とを具備している。
【0046】さらに、同側面切断装置5は、同スライド
機構65に吊支された上記切断機66と、左右載置装置8a,8
b の上方でメインフレーム61及び切断機フレーム62の両
フレーム61,62 に設けた梁67に横架されたエアバッグ受
台41,41 と、同エアバッグ受台41,41 にゴムバンド等で
保持され、カウンター10,10 を左右載置装置8a,8b 上に
押圧固定するための前述したエアバッグ1,1 と、カウン
ター10を平行にセットするための位置決めクランプ9,9
(図11、図12では便宜上省略)等から構成されてい
る。
【0047】切断機66は、回転モータ68と、同回転モー
ター68にタイミングベルト69を介して連結したホイール
シャフト70の両端に装着した切断用ダイアモンドホイー
ル71,72 と、同ホイール71,72 の上下移動を行わせるシ
リンダ73とからなり、切断機フレーム62上側面に設けら
れたスライド機構65にブラケット74を介して吊支されて
いる。
【0048】スライド機構65は、電動モータ64と連結ベ
ルト75を介して連結されるタイミングプーリ76,76 間に
懸架され、切断機66を取付けたブラケット74と連動した
無端状のシンクロベルト77を、電動モータ64の回転に同
調させて回転させ、同ベルト77の回転により切断機66を
載置装置8を横断するように動かすものである。
【0049】また、スライド機構65には、リニアレール
78が敷設されており、同リニアレール78上を切断機66を
取付けたブラケット74が上記シンクロベルト77の回転に
合わせて上下に揺れることなく移動するものである。
【0050】そして、切断機66の切断用ダイアモンドホ
イール71,72 により、2個のカウンター10,10 のそれぞ
れの片側面を一度に切断することができる。
【0051】なお、図11及び図12中、79はカウンタ
ー位置調整ハンドル、80はカウンター10を搬送する際
に、コンベア20,20 間の間隙をカバーするローラ架台、
30はタイミングベルト、31はコンベア20を駆動するモー
タ、33はコンベア20にモータ31からの動力伝達を入り切
りするクラッチユニットである。
【0052】〔接着面加工装置6〕(図14、図15、
図16) 接着面加工装置6は、エプロン作業部Dに設置されて、
人造石カウンター10のエプロン接着面を切削加工する装
置である。
【0053】エプロン接着面13は、図1に示すように、
水切り部12と基板10a の境目近傍のエプロン接着面垂直
部13a 及びエプロン接着面水平部13b とからなり、接着
面加工装置6は、後の工程においてエプロンを接着する
際に、確実に接着できるように、同接着面13の離型剤を
剥ぎ、接着強度を上げるためのものである。
【0054】即ち、図14〜図16に示すように、接着
面加工装置6は、人造石カウンター10を載置するに十分
な幅と長さを有するベルトコンベア20からなる載置装置
8と、同載置装置8上に架設した接着面加工用架台フレ
ーム81と、同接着面加工用架台フレーム81に横架した2
本のサイドフレーム82,82 上に載置し、載置装置8の長
手方向に水平移動するエプロン加工機83と、載置装置8
の上方で、サイドフレーム82,82 の下方に横架されたエ
アバッグ受台41と、同エアバッグ受台41にゴムバンド等
で保持され、カウンター10を載置装置8上に押圧固定す
るための前述したエアバッグ1と、載置装置8の長手方
向に数箇所配置された位置決めクランプ9等から構成さ
れている。
【0055】かかる位置決めクランプ9は、図15及び
図16に示すように、裏面切削機40による切削加工が確
実に行われるように、クランプシリンダ9bを作動させ
て、人造石カウンター10が載置装置8と平行になるべ
く、同カウンター10のバック立上がり部11を載置装置8
の長手側に押圧するものであり、クランプブラケット9a
を介して接着面加工用架台フレーム81の上方位置に設け
られている。
【0056】エプロン加工機83は、スピンドルモータ84
に連動連設するスピンドルサンダ85を先端に設けてお
り、同スピンドルサンダ85の軸線方向は、載置装置8
に直交する方向を向いている。
【0057】かかるスピンドルサンダ85は、カウンター
10のエプロン接着面を切削するものであり、スピンドル
の軸廻りを螺旋状に切って刃を設け、また、スピンドル
の先端部も同様に螺旋状の刃を設けることにより形成さ
れている。
【0058】従って、スピンドルサンダ85が回転する
と、エプロン接着面13は、エプロン接着面垂直部13a は
同サンダ85の軸廻りの刃で、エプロン接着面水平部13b
は同サンダ85の先端部の刃で切削されることになる。
【0059】そして、上記構成のエプロン加工機83はス
ピンドルユニット86として、サイドフレーム82上に装置
されている。
【0060】かかるスピンドルユニット86には、ピニオ
ン87を有する摺動用モータ88を具備しており、片方のサ
イドフレーム82に、同サイドフレーム82と略同一長さで
設けたラック89と噛み合って、同ユニット86がサイドフ
レーム82の上面に敷設したレール90上を往復摺動可能と
している。
【0061】なお、図14中、91はエプロン加工機83と
動力源を接続するコードやその他必要な接続コード類を
束ねたチューブベアである。
【0062】本発明に係る板状人造石の加工機Mは、以
上説明してきたように構成されており、このように構成
された板状人造石の加工機Mにより、実際に製品となる
人造石カウンター10を切削加工する場合について、添付
図面を参照して説明する。
【0063】〔板状人造石の加工機Mによる人造石カウ
ンター10の実際の切削加工工程〕先ず、図2に示すよう
に、搬送用ラインLにより、人造石カウンター10をけが
き作業部Aに搬送する。
【0064】そして、けがき装置3のスプリングバラン
サ26を下方へ引き下ろし、図5に示すように、同スプリ
ングバランサ26に吊支されたけがきゲージ28の中央に取
付た芯出しゲージ28a をカウンター10のボール孔18のセ
ンターに合わせる。
【0065】その後、けがきゲージ18でカウンター10毎
に定められた側面の切断寸法に合わせてけがき線を入
れ、コンベア20により次工程を行う裏面作業部Bへ搬送
する。
【0066】裏面作業部Bでは、図6〜図8に示すよう
に、カウンター10が搬送されると、位置決めクランプ9
によって同カウンター10のバック立上がり部11を押さえ
て、カウンター10が載置装置8に平行に位置するように
セットする。
【0067】そして、エアバッグ1に同エアバッグ1の
端部よりエアを注入して膨張させ、カウンター10を載置
装置8にしっかりと押圧固定する。
【0068】そこで、位置決めクランプ9のクランプを
解除し、裏面切削機40の第一、第二両切削機40a,40b に
おけるダイアモンドホイール45,46 を切削量に合わせて
微調整し、裏面切削機40を作動させる。
【0069】裏面切削機40の第一、第二切削機40a,40b
のダイアモンドホイール45,46 は、それぞれに回転を開
始すると共に、載置装置8に沿って直線的に往復移動
し、カウンター10のバック立上がり部11及び水切り部12
を所定の量で切削加工する。
【0070】所定の切削加工を終えると、エアバッグ1
からエアを排出して収縮させ(図10参照)、カウンタ
ー10の押圧を解除する。そして、カウンター10を、次の
側面作業部Cに、コンベア20により搬送する。
【0071】側面作業部Cでは2個のカウンター10,10
を同時に加工するが、図11〜図13に示すように、カ
ウンター10が搬送されると、先の裏面作業部Bと同様
に、先ず、載置装置8の長手方向に数箇所配置された位
置決めクランプ9により、カウンター20のバック立上が
り部11を押さえ、カウンター10が載置装置8に平行に位
置するようにセットする。
【0072】そして、カウンター位置調整ハンドル79を
回してコンベア20を作動させ、左右載置装置8a,8b の間
に設置された切断機66が、けがき作業部Aで入れたけが
き線に合う位置まで2基の左右載置装置8a,8b に載置さ
れた2個のカウンター10,10をそれぞれ移動させる。
【0073】ここで、エアバッグ1,1 にエアを注入して
膨張させ、カウンター10,10 を各載置装置8a,8b に押圧
固定させる。
【0074】そして、位置決めクランプ9,9 を解除し、
切断機66を作動させる。
【0075】すると、切断機66のホイールシャフト70の
両端に装着した切断用ダイアモンドホイール71,72 が回
転すると共に、左右載置装置8a,8b の間を横断するよう
に移動して、カウンター10,10 の側面を切断、切削加工
する。
【0076】所定の加工を終えると、エアバッグ1,1 か
らエアを排出して収縮させ、カウンター10,10 の押圧を
解除する。そして、2個のカウンター10,10 をコンベア
20により搬送する。
【0077】ここで、側面作業部Cに先に送られてきた
カウンター10は、右載置装置8bから次工程のエプロン作
業部Dへと搬送されるが、後からのカウンター10は、片
側のみしか側面加工がなされていないので、左載置装置
8aから右載置装置8bへと移動するのみで、側面作業部C
内にとどまり、新たに裏面作業部Bから送られて、左載
置装置8aに載置されるカウンター10と共に、側面加工さ
れることになる。
【0078】このように、この側面作業部Cでは、2個
のカウンター10,10 の、左側面と右側面のそれぞれ片側
づつを加工するものである。
【0079】一方、エプロン作業部Dに搬送されたカウ
ンター10は、接着面加工装置6のエプロン加工機83によ
り、エプロン接着面を加工されるが、図14〜図16に
示すように、先ず、載置装置8の長手方向に数箇所配置
された位置決めクランプ9により、カウンター10が載置
装置8に平行となるようにセットする。
【0080】そして、エアバッグ1に同エアバッグ1の
端部よりエアを注入して膨張させ、カウンター10を載置
装置8にしっかりと押圧固定する。
【0081】そこで、位置決めクランプ9のクランプを
解除し、エプロン加工機83のスピンドルサンダ85を微調
整して、カウンター10毎に定まっている所定の厚みに切
削できるように合わせる。
【0082】そして、エプロン加工機83を作動させる
と、スピンドルサンダ85が回転すると共に、エプロン加
工機83が載置装置8の長手方向に沿って水平移動し、カ
ウンター10のエプロン接着面を切削加工する。
【0083】切削加工を終えると、エアバッグ1のエア
を排出して収縮させ、カウンター10への押圧を解除し、
同カウンター10を次の仕上げ作業部Eへと搬送する。
【0084】仕上げ作業部Eにおいて、人造石カウンタ
ー10を製品として完成させるべく仕上げの加工を行い、
人造石カウンター10の加工を終了する。
【0085】例えば、エプロンの寸法が本体と不一致と
なっている場合に、必要に応じてカットしたり、また、
合板接着面を形成する等、製品として必要な加工作業を
行うものである。
【0086】このように、板状人造石の加工機Mを人造
石カウンター10等の板状物を載置する載置装置8と、同
載置装置8に板状物をエアバッグ1で押圧固定する押圧
装置と、板状物の任意の部分を切削する加工装置とを具
備したことにより、各加工工程を自動化でき、切削加工
の連続処理が可能となる。
【0087】また、板状のカウンター等を切削加工する
際の振動にも、エアバッグ1によるソフトな押圧固定が
できるので、カウンターに傷が付いたり、あるいは、押
圧時にひび割れ等を生じることがなくなる。
【0088】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
板状人造石の加工機を、板状物を載置する載置装置と、
同載置装置に板状物をエアバッグで押圧固定する押圧装
置と、板状物の任意の部分を研磨・切削する加工装置と
を具備する構成としたことにより、各加工工程を自動化
でき、研磨・切削加工の連続処理が可能となって、作業
効率を高め、製品のコストダウンを図ることができる。
【0089】また、板状物を加工する際の振動にも、エ
アバッグによるソフトな押圧固定ができるので、製品に
傷が付いたりすることがない。
【0090】また、押圧時においても、製品にひび割れ
等を生じることがなくなる。
【0091】さらに、本発明では、板状人造石の加工機
を、バック立上がり部及び水切り部を有する人造石カウ
ンターの寸法を決めてけがきするけがき作業部と、バッ
ク立上がり部及び水切り部の裏面を同時に切削加工する
裏面作業部と、カウンターの両端部の側面を切削加工す
る側面作業部と、エプロン接着面を切削加工するエプロ
ン作業部とをコンベヤで連設し、カウンターを次作業部
へ順次移動可能な構成とすると共に、各作業部におい
て、伸縮自在なエアバッグにエアを注入または排出し
て、カウンターの押圧固定及び解除可能な構成としたこ
とにより、人造石カウンターを効率良く連続加工でき、
コストダウンを図ることができる。
【0092】しかも、エアバッグによる押圧固定とした
ことにより、人造石カウンターを加工時に傷付けること
がなく、製品の品質向上に貢献する。
【0093】また、エアバッグを、人造石カウンター上
を長手方向に伸延する一対の長尺チューブで形成し、か
つ、同人造石カウンターの両側縁部を、略全長にわたっ
て押圧可能に配設したことにより、人造石カウンター等
のように長尺の板状物でも容易に、かつ、確実に、しか
も、傷付けることなく押圧固定することができる。
【0094】従って、板状製品の種類によって、エアバ
ッグを取替えたりする必要がなく、作業能率を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】人造石カウンターを裏側から見た斜視図。
【図2】本発明に係る板状人造石の加工機の全体構成を
示す説明図。
【図3】けがき装置の正面図。
【図4】同けがき装置の側面図。
【図5】同けがき装置によるけがき作業の説明図。
【図6】裏面切削装置の正面図。
【図7】同裏面切削装置の側面図。
【図8】同裏面切削装置による裏面切削作業の説明図。
【図9】図8のI−I線による矢視図。
【図10】エアバッグの収縮状態を示す説明図。
【図11】側面切断装置の正面図。
【図12】同側面切断装置の側面図。
【図13】同側面切断装置による側面作業の説明図。
【図14】接着面加工装置の正面図。
【図15】同接着面加工装置の側面図。
【図16】同接着面加工装置によるエプロン接着面切削
作業の説明図。
【符号の説明】
A けがき作業部 B 裏面作業部 C 側面作業部 D エプロン作業部 1 エアバッグ 3 けがき装置 4 裏面切削装置 5 側面切断装置 6 接着面加工装置 10 人造石カウンター 11 バック立上がり部 12 水切り部 20 コンベア
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 勇 福岡県豊前市大字八屋322−43 豊前東陶 株式会社内 (72)発明者 久冨 竜志 福岡県豊前市大字八屋322−43 豊前東陶 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状物を載置する載置装置と、同載置装
    置に板状物をエアバッグ(1) で押圧固定する押圧装置
    と、板状物の任意の部分を研磨・切削する加工装置とを
    具備することを特徴とする板状人造石の加工機。
  2. 【請求項2】 バック立上がり部(11)及び水切り部(12)
    を有する人造石カウンター(10)の寸法を決めてけがきす
    るけがき作業部(A) と、バック立上がり部(11)及び水切
    り部(12)の裏面を切削加工する裏面作業部(B) と、同カ
    ウンター(10)の両端部の側面を切削加工する側面作業部
    (C) と、エプロン接着面(13)を切削加工するエプロン作
    業部(D) とをコンベヤ(20)で連設し、人造石カウンター
    (10)を次作業部へ順次移動可能な構成とすると共に、各
    作業部において、伸縮自在なエアバッグ(1) にエアを注
    入または排出することにより、人造石カウンター(10)を
    押圧固定及び解除可能な構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の板状人造石の加工機。
  3. 【請求項3】 エアバッグ(1) を、人造石カウンター(1
    0)上を長手方向に伸延する一対の長尺チューブで形成
    し、かつ、同人造石カウンター(10)の両側縁部を、略全
    長にわたって押圧可能に配設したことを特徴とする請求
    項1または2記載の板状人造石の加工機。
JP4159700A 1992-06-18 1992-06-18 板状人造石の加工機 Pending JPH06814A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020062053A (ko) * 2001-01-19 2002-07-25 이상순 싱크대 상판의 제조장치
CN103042609A (zh) * 2012-12-28 2013-04-17 福建省闽清县陶瓷机械设备制造厂 拉紧绝缘子一次打孔成型机
KR101455361B1 (ko) * 2012-09-27 2014-10-27 김수호 싱크대용 인조대리석 표면 가공장치
KR102209572B1 (ko) * 2019-10-31 2021-01-28 정연규 인조대리석 타공부 듀얼 연마기

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