JPH0681497A - トイレルーム用函体ユニット - Google Patents

トイレルーム用函体ユニット

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Publication number
JPH0681497A
JPH0681497A JP25751492A JP25751492A JPH0681497A JP H0681497 A JPH0681497 A JP H0681497A JP 25751492 A JP25751492 A JP 25751492A JP 25751492 A JP25751492 A JP 25751492A JP H0681497 A JPH0681497 A JP H0681497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
floor
toilet room
unit
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25751492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Tanaka
邦彦 田中
Yoshitaka Inoue
善尊 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINETSU UNIT KK
Taisei Corp
Original Assignee
SHINETSU UNIT KK
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINETSU UNIT KK, Taisei Corp filed Critical SHINETSU UNIT KK
Priority to JP25751492A priority Critical patent/JPH0681497A/ja
Publication of JPH0681497A publication Critical patent/JPH0681497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、重量が軽く、搬送時の振動や吊り上
げ時にかかる荷重による影響を受けることがなく、また
地震による慣性力の影響力を受けることがない、搬送設
置が可能なトイレルーム用函体ユニットを提供する。 【構成】本発明のトイレルーム用函体ユニットは、厚さ
100〜200mmのプレキャストコンクリート製床4
と、その床の少なくとも4つのコーナーに立設される軽
量鉄骨又はアルミスタッドからなるコーナー用主柱5
と、この主柱間に取り付けられる、4mmφのタッピング
スクリューによる木ねじ保持力が、150kg以上を有
する剛性壁材6と、軽量天井板8が函体に組み立てら
れ、その内部に個々のトイレ関連部材が取り付けられ
た、搬送設置可能な(柱+壁)構造のトイレルームユニ
ットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現場で組み立てる必要
のない搬送設置可能なトイレルーム用函体ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル建設において、トイレルーム
部分の施工は、床面を形成し、その上に大,小便器、洗
面器、照明機器等の機器類、仕切り板、ドアー等のトイ
レ空間構成部材及び給排水管設備、照明等に伴う配線部
材を現場に持ち込んで組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の方
法では組立てに長時間を要し、作業性が悪く、現場での
組立てが煩わしいという問題があり、また工期も長引く
ので好ましくない。理想的なトイレルームの施工方法
は、あらかじめ工場で、プレキャストコンクリート製床
面上に、トイレルーム自体を男子トイレルーム、女子ト
イレルーム、洗面所等に分割し、函体として形成した
後、ユニット化し、これらのユニットをビルの建設現場
に搬送して、揚重機等により各階上に吊り上げ、取り付
ける方法である。
【0004】この方法では、ユニットの搬送時に、日本
の道路事情を考慮すると、4tトラックで搬送すること
が実用的である。4tトラックを搬送に使用する場合に
は、各ユニットの総重量を4t未満にすることが要求さ
れ、また、その荷台の幅から、ユニットを構成する床板
の短辺は、2.3m以下に制限される。一般に、ユニッ
トは、全重量の80%以上を占めるプレキャストコンク
リート製床板の厚みを薄くして軽量化しようとすると、
搬送時の振動や揚重機による吊り上げ時にかかる荷重等
による床面の撓みで、壁面に亀裂ができたり、トイレ空
間構成部材の取り付け部の歪みや、配管等の位置ずれ、
狂いが生じる他、床板の曲げ強度が法規上の基準強度を
満たせなくなる。また、床板に立設する鉄骨等の太さ
や、壁の厚さを大きくすることで、全体の強度を増加さ
せて上記問題点を解消しようとすれば、床の有効面積が
狭くなってユニットの実用価値を低下させる。それ故、
今日まで実用に供し得るトイレルームユニットは製造で
きていない。
【0005】従って、本発明は、一つのユニットが4t
以内で、かつ、有効面積が大きく、また、搬送時の振動
や吊り上げ時にかかる荷重による影響を受けることがな
く、さらには、地震による慣性力の影響力を受けること
がない、搬送設置が可能なトイレルーム用函体ユニット
を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点を解決するため、試作研究を続けた結果、上記課題
を解決することの出来る、搬送設置可能なトイレルーム
用函体ユニットを完成することができた。すなわち、本
発明は、厚さ100〜200mmのプレキャストコンク
リート製床、その床の少なくとも4つのコーナーに立設
される軽量鉄骨又はアルミスタッドからなるコーナー用
主柱、この主柱間に取り付けられる、4mmφのタッピン
グスクリューによる木ねじ保持力が、150kg以上を
有する剛性壁材、及び軽量天井板が組み立てられた函体
であって、その函体内部に所定のトイレ関連部材が取り
つけられてなる搬送設置可能な(柱+壁)構造のトイレ
ルーム用函体ユニットである。
【0007】本発明のトイレルーム用函体ユニットの床
は、厚さ100〜200mmのプレキャストコンクリー
ト板が用いられる。床の厚さが100mmより薄いと、
強度的に問題があり、200mm以上の厚さにすると、
ユニットの総重量が増えて実用的ではない。また、プレ
キャストコンクリート製床のコーナーに立設される主柱
は、40〜100mm角の軽量鉄骨、又はアルミスタッ
ドがよい。さらに、床面への立設は、ボルト締め若しく
は埋設により強固に固定される。
【0008】この主柱は、床面の少なくとも4つのコー
ナーに立設されるが、主柱間に補助支柱を取り付け、強
度を高めることができる。前記主柱間に取りつけられる
壁材は、木ねじ保持力が4mmφのタッピングスクリュー
で150kg以上を有する剛性壁材が用いられる。
【0009】上記壁材において、木ねじ保持力が4mmφ
のタッピングスクリューで150kgより小さいと、搬
送時や地震等による慣性力が壁体に働いた場合、ネジが
引き抜けて壁材が主柱より離脱してしまうので好ましく
ない。また、壁材は、6〜20mmの厚さのものが好ま
しく、通常10mm以上のものが実用的である。20m
mより厚いと床の有効面積が狭くなるので経済的ではな
く、6mmより薄いと満足する剛性及び強度が得られな
いので好ましくない。さらに、壁材は、ヤング率が5×
104 kg/cm2 〜2.5×105 kg/cm2 のものが
好ましく用いられる。ヤング率が5×104 kg/cm2
より小さいと、厚さ20mmでも壁面の剛性が不十分で
変形しやすく、また2.5×105 kg/cm2 より大き
いと、壁面の剛性は充分であるが、揚重時の床板の撓み
変形により生ずる曲げ応力を吸収できず、壁面に亀裂が
生ずるおそれがある。それを避けるため、曲げ応力をほ
とんど発生させないほどに剛性が大で強固な骨組構造と
なれば、軽.量化に難点がある。
【0010】天井に使用される軽量天井板としては、例
えば、不燃板のプラスターボードが用いられる。また、
前記床面、主柱、壁面及び天井で構成された函体内部に
は、大小便器、洗面器、照明器具等の機器類、仕切り
板、ドアー等のトイレ関連部材が取り付けられ、また、
天井裏又は壁裏、若しくは床等に必要な配線、配管等の
トイレ関連部材が取り付けられる。
【0011】上記壁材と主柱及び壁材と仕切り板、洗面
台等トイレ空間構成部材等とは、それぞれ木ネジで強固
に固定される。
【0012】このようにして構成されるトイレルーム用
函体ユニットは、通常、大便用ユニット、小便用ユニッ
ト、洗面所ユニットに個別に形成され、これらを任意に
組み合わせて連結し、男子用トイレルーム、女子用トイ
レルームに形成される。なお、トイレルーム用函体ユニ
ット内を、仕切り板で、男子用トイレ、女子用トイレ、
洗面所に区切った規模の小さいルームユニットに形成し
てもよい。本発明のトイレルーム用函体ユニットは、個
々のユニットをトラック等で建設現場に搬送し、ビルの
各階上の所定場所に、揚重機で吊り上げて配置し、ボル
ト等で連結して固定する。
【0013】
【作用】 100〜200mm厚のプレキャストコンクリート製
床によって、トイレルームユニット全体の軽量化と所要
の基準強度が得られる。 床のコーナーに立設される軽量鉄骨又はアルミスタッ
ドは、ユニット全体の軽量化を促進すると共に、天井及
び壁材とのネジ止め基材となる。 木ねじ保持力が4mmφのタッピングスクリューで15
0kg以上を有する剛性壁材は、主柱及びトイレ空間構
成部材等とのネジ止めによる固定を柔軟かつ強固にす
る。それ故、搬送時の振動や揚重機による吊り上げ時
に、函体各部位に働く荷重に対し充分な応力が働き、壁
材と主柱、壁材とトイレ空間構成部材等との間に一時的
に生ずる歪みは、容易かつ瞬時に復元し、復元後の強度
は、搬送、吊り上げ前となんら変わらない。 上記各部材の組み合わせにより、軽量かつ強固なトイレ
ルーム用函体ユニットが提供でき、本発明の技術的課題
は解決される。
【0014】
【実施例】以下、添付図面により本発明のトイレルーム
用函体ユニットを具体的に説明する。図1は、本発明の
トイレルーム用函体ユニットを三個連結した一例を示
す、男子トイレルームの要部の部分切り欠き斜視図であ
る。
【0015】図に示されるように、本発明のトイレルー
ム用函体ユニットは、大便用ユニット1、小便用ユニッ
ト2及び洗面ルームユニット3からなり、これらを連結
状に取り付けて設置されている。各ユニットは、厚さ1
50mmのプレキャストコンクリート製床4上の各コー
ナーに、80mm角の軽量鉄骨製の主柱5が立設され、
各主柱間には、厚さ13mmの壁材である合成板6が取
り付けられ、この合成板の裏側には、30×40mm角
の補助支柱7が取り付けられている。また、天井にはプ
ラスターボード8が取り付けられている。
【0016】さらに、内部には、合成板6にそって、洗
面台9、小便器10及び大便器11が取り付けられ、大
便器の周囲は仕切板12と戸13で仕切られている。ま
た、天井のプラスターボード8や合成板6の裏側及び床
4部には、必要な配管14、配線(図示せず)が取り付
けられている。
【0017】
【発明の効果】本発明のトイレルーム用函体ユニットに
よれば、ビル建設現場へ搬送後、トイレルームの形成が
可能となるため、現場へトイレ構成部材や諸設備機器を
持ち込んで組み立てていた従来の方法に比べ、工期を大
幅に短縮でき、また、安定した品質を付与することがで
きると共に、コストの低減が図れる等、その実用的価値
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレルーム用函体ユニットを三個連
結した一例を示す、男子トイレルームの要部の部分切り
欠き斜視図。
【符号の説明】
1.大便用ユニット 2.小便用ユニ
ット 3.洗面ルームユニット 4.プレキャス
トコンクリート床 5.主柱 6.壁材 7.補助支柱 8.プラスター
ボード 9.洗面台 10.小便器 11.大便器 12.仕切板 13.戸 14.配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ100〜200mmのプレキャストコ
    ンクリート製床、その床の少なくとも4つのコーナーに
    立設される軽量鉄骨又はアルミスタッドからなるコーナ
    ー用主柱、この主柱間に取り付けられる、4mmφのタッ
    ピングスクリューによる木ネジ保持力が、150kg以
    上を有する剛性壁材、及び軽量天井板が組み立てられた
    函体であって、その函体内部に所定のトイレ関連部材が
    取りつけられてなる搬送設置可能な(柱+壁)構造のト
    イレルーム用函体ユニット。
JP25751492A 1992-09-01 1992-09-01 トイレルーム用函体ユニット Pending JPH0681497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25751492A JPH0681497A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 トイレルーム用函体ユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP25751492A JPH0681497A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 トイレルーム用函体ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0681497A true JPH0681497A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17307362

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25751492A Pending JPH0681497A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 トイレルーム用函体ユニット

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JP (1) JPH0681497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100726111B1 (ko) * 2006-07-13 2007-06-12 삼성물산 주식회사 Pc 슬래브를 이용한 욕실바닥 제작 공법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100726111B1 (ko) * 2006-07-13 2007-06-12 삼성물산 주식회사 Pc 슬래브를 이용한 욕실바닥 제작 공법

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